ソウル地下鉄に女性専用車両を復活する計画が保留となった。
女性専用車両が性的暴行犯罪予防という趣旨と違い、さまざまな副作用を生むことが
考えられるという女性団体たちの指摘による。女性専用車両は1992年水原(スウォン)
−仁川(インチョン)間の国鉄と、地下鉄1号線区間で導入した実効性が小さかったため
ひっそりと消えた。
ソウル地下鉄5〜8号線を運営する都市鉄道公社関係者は6日「女性専用車両に対
する世論調査をしたところ、意外にも女性団体たちで反対意見が優勢だった。先月まで
女性専用車両を取り入れようとしていた計画を見直しすることにした」と述べた。
都市鉄道公社によると最近10カ所の女性・市民団体を対象に女性専用車両に対する
意見を聞いた結果、賛成は2団体にすぎなかった上、反対4団体、返事留保2団体、
未回答2団体だった。
反対した女性団体は「地下鉄性的暴行予防は、キャンペーンやPRなどで訴え啓発
していかなくてはならないものであり、女性専用車両で解決できる問題ではない。専用
車両ではなく一般車両に乗る女性は、性犯罪の対象としても良いという歪曲された認識
が生まれることもあり得る」と主張した。また「混雑する出退勤時間帯には女性専用車両
の実効性もなく、ややもすると男性を潜在的性的犯罪者とみなし、男女間の不信を深める」
という指摘も上がった。
都市鉄道公社はこれから1週間、女性乗客1400人を対象に現場アンケート調査を実施
した後、その結果をもとに女性専用車両の導入について決める方針だ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=97053&servcode=400§code=400