一般雑誌から和英辞書まで幅広くしてみました 大いに語ってちょうだい
2 :
/\(^o^≡^o^)/\ ◆Paiman/3cQ :2007/03/02(金) 22:23:59 ID:zIk/J8f/
淑女の性器 伊駒 一平 (著) レビュー:最近は、人妻専門エロ漫画家としての知名度が高い 伊駒一平の最新作(といっても去年の夏発行だが) 残念ながら今回はエロ、卑猥さが存分に出ているとは言いがたい 人妻にスポットを当てているのは良いのだが、シチュエーションにもう少し凝ってほしかった 淑女といいながらも、M女メインになっており 得意のエロい人妻が書ききれてない!! 3月の最新作に期待したい!!
3 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/02(金) 23:29:58 ID:/suPeoun
ありゃりゃりゃりゃ、探したんだけど見つからなかったんで 落っこちてしまったのですね、これ ということでございまして、反省を込めて、男性論・女性論という趣旨に のっとりまして、ご本の紹介でありまつ 男性史T 男達の近代 日本経済評論社 全3巻だそうです。 江戸時代→開国編なのかな いわゆる歴史の当時の時代背景といったものに、ちょろちょろと その時の男性は、みたいなのを書きこんだ程度みたいでつ ぼく的には、ちょっと、つっこみが甘いみたいな ここらへん、サムライの男性論なのかにゃ〜 2、3はまだ味読
4 :
ミ ・д・ミ :2007/03/02(金) 23:47:43 ID:HiJaCiKs
あ〜なんたる不覚! こまめな保守、やっぱり基本ですね。。 いま読んでるのは「真鶴」川上弘美 言葉のさざなみに、いつもに増してザワザワさせられます こういうモノを書いてしまえる、作家って仕事は凄いと思わされている途中
6 :
ミ ・д・ミ :2007/03/03(土) 00:15:20 ID:pRiYBUvZ
>5 監査対策なのか監査役になろうとしてるのかどっちなんでしょう?
>>6 日本版sox法絡みで、うちの会社でも内部監査をやるようになり、
当方が監査役(外部のCPA)の元で監査を実行するらしい。
なんせ嫌な役回りなので当方に回ってきたと思いますよ。w
>>6 っていうかリンク踏む前はエロ本だと思ってたでしょう?w
なんだ がっかりw
10 :
ミ ・д・ミ :2007/03/03(土) 00:59:01 ID:pRiYBUvZ
>8 URLが「とうようけいざい」で官能小説とか売ってたらビックリしますわw
>>9 エロ薩摩みたいにがっかりしない!w
>>10 東洋経済で各国の買春費用の比較とかの企画ないの?w
12 :
本ワルオヤジ@大阪春の陣 :2007/03/03(土) 02:43:21 ID:Q+BwsGX7
なんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!! おいらがおらん間になんちゅうていたらくじゃぁぁぁぁぁぁ!!! おいらはここで復活を宣言するのじゃ!! 今、大阪市北区の天満宮近辺でハシゴ酒中。 明日は阪神競馬場から実況中継じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! うーーーーーむ。本を最近あまりよんでいないが読む!!!! 読んでこましたる!!!
13 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/03(土) 11:08:01 ID:XFE4Pdmd
14 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/03(土) 11:18:43 ID:XFE4Pdmd
世界の日本人ジョーク集 早坂 隆 中公新書ラクレ P.54 女性国家論 18〜20歳の女性というのは、アフリカまたはオーストラリアのようである。 手付かずの魅力溢れる大地。それは訪問者に感動を与える美しさである。 肥沃なデルタ地帯は豊かな茂みに覆われている。 21〜25歳の女性というのは、中国またはインドのようである。 成長期にある国は、将来への大いなる夢と希望をいだいている。 開発は順調に進んでいる。 26〜30歳の女性としうのは、アメリカまたは日本のようである。 国土は隅々まで開発され、成熟期を迎えた政府は自由貿易を標榜する。 30〜35歳の女性というのは、ブラジルまたはメキシコのようである。 蒸れるほどの熱を持っていて、そこにあるのはまさに情熱である。 36〜40歳の女性は、フランスまたはアルゼンチンのようである。 長きにわたる激しい戦闘により国土の半分が痛んでいるが、それでも まだ訪れる者の数は少なくない 41〜50歳の女性というのは、ロシアまたはバルト三国のようである。 国は開かれているのに、訪れる者は少ない。大きな問題があるわけでは ないが、それは寒い気候のせいだろうか 51〜60歳の女性というのは、イラクまたはユーゴスラビアのようである。 戦いに敗れ、政府は過去の失敗にとりつかれている。大規模な再建工事が 必要であるが、その費用は莫大なものとなりそうだ。 訪れる者はよほどの変人である。 61〜70歳の女性というのは、イギリスまたはモンゴルのようである。 過去の栄光ばかり思い日い耽る日々。出てくるのは諸国制服の 昔話である。未来はない。
いい酒でしたな。 まあお互いぼちぼち参りましょうぞ。 and 幻さん有難う。
17 :
ミ ・д・ミ :2007/03/04(日) 01:54:34 ID:AEw1R8oc
>16 ミ ・д・ミノシ
☆ゅ
19 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/05(月) 20:43:28 ID:TFDSG8uc
>>15 んもぉう、制服と征服の打ち間違いだってばぁ〜〜
制服ちゃうたら、イラスト付きの女子校生の制服の本が
どこぞに出版されていたような。。。。
んんん、やっぱ、スチュワーデスの制服図鑑もほちいにゃ〜
どっかで出版しないかなゃ〜〜。
あ、スケスケ看護婦もいいでつぅ、シルエットが
じゅるじゅる、はぁはぁ、たまりましぇ〜ん
>>16 久しぶりに旨い酒を酌み交わしたという感じでした。
ありがとうございました。
それにしても神戸の餃子は旨いなぁ。
刺激的な関西ツアーで大満足。車がぶっ壊れた事を除けば。
トホホホ。
21 :
ミ ・д・ミ :2007/03/06(火) 01:42:44 ID:vpoYkVmB
_ .〆~/ | .〆/ 〜i ├∫ミ ・д・ミ <いいな、いいな、ギョーザ、いいな♪ ├∫(ノ 〜|) ├∫ i 〜i, でもいくら将軍が暴れても車の修理代までは・・(汗 \\_ヽ_! U" U
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
⊃彡
('A`) ココニモイタカ…
25 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/06(火) 19:12:15 ID:ibknu38y
んんん、日本酒か、日本酒に餃子はあわんぞ 日本酒といったら、やっぱ、魚だべ。 薩摩といったら、いも焼酎、このくせがあるところが はまってしまうと、また、たまらん
>>20 いやいや、こちらこそ楽しかったのである。
当方も是非四国に参らねば・・・
>>21 たいした餃子でもないですぞ。
ただ、中国出身の未だ片言の日本語を話す主人が
繁華街の片隅のスナックを居抜きで利用している
ダサい餃子専門店である。
まあ味は気に入ってますがなぁ。
28 :
ミ ・д・ミ :2007/03/07(水) 00:49:15 ID:fVQJVC37
>27 どんなお姉さんと一緒に行ったのかなんとなく想像できるやうな・・w
29 :
ミ ・д・ミ :2007/03/10(土) 01:10:17 ID:pU+egUkv
「野田秀樹 赤鬼の挑戦」野田秀樹+鴻英良 赤鬼の初演からもう10年以上経っていた・・懐かしいと思うのも当然です 対談の中で野田さんが「自分の演劇体験の中で印象に残っていること三つ」を挙げていて それに南座でやった「贋作・櫻の森の満開の下」が入っていたのもこれまた懐かしい (別に懐古したくてこの本を読んだ訳ではないですが) 久しぶりにあのスペクタクルな芝居が見たくなりました 「THE BEE」は頑張ってチケット取るかな
30 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/11(日) 18:35:39 ID:DTMpj0gx
日本はなぜここまで壊れたのか マークス寿子 草思社 著者は1936年生まれで都立大学大学院博士課程卒 英国でマークス男爵と結婚、その後離婚だって。 もう、説教モードが小気味いいようにばしばしと切りまくってて 実に爽快である。 当然のごとく、テレビに出てくる某占い師のお説教とは、段違い 離婚していることから推察するに 元フェミなのかもしれないのだが 今フェミめった切り(^o^)丿 イギリスでは、今フェミニズム批判が巻き起こっているそうである。
スレ復活はしたものの、仕事の独立準備やら確定申告やらで全く本が読めて いなかったのだが、何とか本を読める時間が少しずつ取り戻せつつある。 古本屋で見つけた椎名誠の「海を見にいく」。椎名誠の本は随分持っているが この人の文章は写真とリンクしたものの方が好みになってしまった。エッセイ は誰のものでもそうだが、違った内容の本でもどこか似通ってしまって、二番 煎じの内容に辟易としてくるのだが、写真が付いているエッセイはその空気感 が「読む」行為の頭の使い方にアクセントを与えてくれて飽きが来ない。 がしかし、定価2880円の奇麗なハードバックが何故105円で売られているのか? 1992年の第9刷だからか?と思いきや、値札が二重に貼られていて上をはがすと 798円という札が出てきた。何故かトクした気分になった。言っときますけど おいらじゃないよw。 村上隆「芸術起業論」。 芸術を論じるときは、誰にも有無を言わせない徹底した個人論がまかり通って こそ生きた主張となる。というのがおいらの持論である。という観点からこの 東京芸大卒のある意味フィギュアオタク芸術家(讃辞として)の論点は申し分 なく面白い。元々何の価値もないモノに、いかに屁理屈で価値を付けるかと いうのが芸術の価値観だ。おいらがやっているデザインなどという仕事も同じ。 屁理屈で捻じ曲がっている仕事ほど面白いのだ。 「美」と「芸術」はよく同じ扱いにされる場合があるが、「美しいもの」の本質 はカタチには残らない脳内だけの世界観である。 ヤクザな「芸術」と同じ扱いにしてはいけない。
32 :
ミ ・д・ミ :2007/03/17(土) 01:48:02 ID:MdGre/kA
「《宮崎勤》を探して」芹沢俊介 ペドフィリアという短絡的な決めつけ(=思考停止)によって取りこぼされてしまう、 事件の不可解さの起源について、さまざまな角度から考察された文章。 最近の青少年犯罪に特有な現象に触れておこう。それは、事件に対し間接的な 場所にしかいない人たちが、直接の当事者以上に、犯人に対し凶暴な感情をむき 出しにしていることである。間接的であるものが直接的であるものを上回って過剰 に反応するという現象は、出来事に対しさしむける言葉を見失っているということを 物語っている。私にはそのことが、社会に対するねばり強い分析・批判を放棄した ことの証拠のように思えてならない。 (高齢化社会の犯罪)
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
>>32 それって「最近の青少年犯罪に特有な現象」ではなく、
オウムの麻原裁判なんかについても同様だと思うんだけど、どうだろう。
「とっとと死刑にしろ!」みたいな風潮、これは危ないと思ったよ。
35 :
ミ ・д・ミ :2007/03/17(土) 02:33:35 ID:MdGre/kA
∩ ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん! ⊂彡 >34 32の文章は初出が1989年だから、幾分感覚のズレがあるかと 2ちゃんみたいなバーチャルな空間もメジャーでない時分ですからね
>>30 日本が壊れた理由はみんなテレビばっかり観ているからである。そしてテレビや
新聞の情報を鵜呑みにして「日本が壊れた」と思いこんでいる人が余りにも多い
から皆がそう感じているだけの事。では壊れる前の日本はどうだったのだろう?
「社会不安」ばかり気にしていて、自分が何をやりたいのかさえ見つけられない
のでしょうか?誰もがいつか死ぬ日が来るというのに。
テレビのニュースや新聞記事だけが生きる為の情報じゃあるまいに。
「群盲象を撫でる」。皆、自分の言葉を失ってしまったんですね。
役に立たない「権利」ばかり振りかざしている人をみているとつくづくそう思う。
実は昔から壊れてる件
38 :
ミ ・д・ミ :2007/03/17(土) 16:59:58 ID:MdGre/kA
自分の中では何も始まっていないのにね
感情に基づいて法を適用しちゃいかんねとゎ思うますょ ( ・_・) 大岡裁きの時代でゎないべ
子供のころから思ってたのは、テレビでよく 「許せない!」という言葉が使われることに対しての違和感。 じゃあ判事になれば?的な皮肉が口をついて出そうになるw
うーーーーーーーむ。どうも最近の犯罪というか、近代犯罪史に於ける犯人像と 言うのはどうも善人面をしていて、悪人らしい悪人が少ないからややこしくなって いるような気がする。時代劇なんかに出てくる判り易い悪人ならば「てめえら人間 じゃねぇ!叩っ斬ってやる!!」という風に破れ傘の先生に叩っ斬ってもらえるの だが、きちんと教育を受け大学まで出た人間が、その受けた教育を犯罪に利用して いたりするからややこしいのだ。正に「馬鹿と鋏は使いよう」で鋏の正しい使い方 を教えるのが今一番必要なのでしょうな。 浅田次郎「サイマー!」 「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞した作者の痛快競馬人生。何と痛快な競馬 人生だろうと感心する。毎年日本ダービーと有馬記念の時には必ずスーツを新調し 競馬場に出かけ、いかに博奕と言えども海外から輸入した「社交場」という見地から それに見合った「格式」を重んじなければならないと主張する。 ダンディズムとはかくあるべき。という様な見本で、尊敬に値するオヤジ像である。 うーーーーむ、無性に競馬場に行きたくなった。
あ、後継(´∀`) あのね、前スレの1の文、ナンテって表現、 太宰治が数多の恋人に送った恋文の中に あったものだからね、本への恋情な感じの 意味合いで使ったの(´∀`) フフフ(´∀`) 芹俊、なつかしす(´∀`) もうずいぶんと前の事だけど、モツスレで語ったっけ(´∀`) うん、翁の著作はひとつも読んで無いけど、NHKで戦後になって 価値あるものが現れたのは寄生獣だけ、これだけって言ってたのが 今にすればあれだけカムイを持ち上げたりした進歩的知識人の残党がまぁ、 何を言っているのかと思ったものですよ(´∀`)
>>43 おいらも浅田次郎の本を読んだのはこの「サイマー!」が初めてでして、しかも
競馬好きの友人からもらったものです。まぁ、博奕打ちなどというのは話が無責任に
コロコロ変わって当たり前の生き物ですからなぁ。特に団塊のヒト達は戦後のあらゆる
”ブーム”という時流に乗って流れてきた人達ですからその辺が顕著なのでしょう。
ジャズ評論家の「寺島靖国」という方なんかは、あちこちから意見が変わりまくると
批判をされまくっている有名な人なのですが文章は実に面白い。そういう面白いヒト
には何故か憎めない部分と不思議な引力があり、実に魅力的であるのです。
というおいらも昨日・本日と4着馬の引力に抗うことができず、8Rで資金切れw。
予想していた中京10Rの18万馬券と、阪神12Rの18,000円的中を賭けられない
空しさで見送る事しか出来ませんでしたワイ。あぁ!ウインズがもっと近ければ!
今年の有馬記念には新調したスーツを華麗に着こなし、パイプ片手に家のPATで
密かに馬券を買うのじゃw。スーツは勿論「はるやま」だろうなwww。
45 :
ミ ・д・ミ :2007/03/24(土) 02:17:20 ID:iMMJCNTb
「女たちのやさしさ」田中克彦対話集 対話の顔ぶれがそそられるセレクトだったので、どんな人なのかも知らずに読みましたが 言語学の権威の方だったのですね 言語は限界のある道具である、という事をその道具で示すという矛盾 それぞれ対話のテーマは違っていても、現実に切り込むために話す(それも攻撃的にではなく 軽やかに)という姿勢が気持ちいいです それにしても、カバー絵の人、上手いなと思ったら、山田参助って・・なんか狙ってるなぁw
46 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/03/24(土) 18:25:37 ID:cZKV/eVA
私、Hがへたなんです! 中村うさぎ 河出書房新社 うさぎたんが、性の達人4人に聞く対談集、だって。 森 奈津子 バイセクシャル作家 おもしろすぎ、サルから進化して直立歩行したのはオナニーをしたからでつ も〜、すごすぎまつ、奈津子たん。 南 智子、天才セックスワーカーって、なんだそりゃ も〜、SM文系・理系・体育会系って、ああた、この人もいっちゃってまつ 風吹あんな バイセクシャルAV監督 も〜、こういう、AVの組み合わせは、もう、わけわかん状態でつ。 AV女優はビデオに出て一回5万円、人格崩壊をおこしている子が多い 実に納得。 しっかし、うさぎたんもおもしろい人でつね、頭の中に小人さんが いっぱいいて検閲しちゃってる、ってか もちっと真面目に真剣にセックスせんかい、たからへたなんじゃないの
>>45 >言語は限界のある道具である、という事をその道具で示すという矛盾。
おいらはこの3日程正しくその実践を行ってきたワケで、久しぶりに「講師」という
立場に於いて人前で喋らされたのでありますが、他人の持たない言語を以てコミュ
ニケーションを図るという難しさを痛感してきたのであります。
価値観を共有させなければならない現場を目的としての言葉は、文章として記号に
なるものより遙かに操るのが難しくて、テーマが自分の用意していたものにも拘わらず、
こなすのに四苦八苦した次第でした。
仕事で独立し不安定な気持ちからなのでしょうか、新井満の「自由訳〜老子〜」を買って
しまいました。で、一緒に買った本が矢作俊彦の「悲劇週間」と「ロング・グッドバイ」
うーーーーむ。。。。やはりおいらは分裂症気質かwww。
ところでおいらはZIPPOが大好物なのであるが、
「CAMEL NUTTY MENTHOL オレLOVEキャンペーン」のZIPPOが全部欲すい!!
全くキャメルのZIPPOはなんでいつもあんなにカッコイイのだろう。
中村うさぎはエッセイとか出してる場合じゃないと思う ライトノベルが全部中途半端 はよ完結せい
49 :
ミ ・д・ミ :2007/03/25(日) 23:02:31 ID:/1p1fl2J
>47 >価値観を共有させなければならない現場を目的としての言葉 言葉が切り取りそこなうグラデーションの中にも、デザインに必要なイメージが色々詰まっていそうですね ミ ・д・ミは喫煙しませんけれども、嗜好品に纏わる商品は凝ったデザインが多くて、見ているだけでも楽しいです >48 多分もうラノベには戻ってこないだろうけどね〜 ひつじどんは分かって書いてるんだろうけどね〜
てへw
そろそろ落ちるかもしれんな。と言うことで保守カキコ。 「世界悪女大全」桐生 操著 文藝春秋 男女板だから紹介という事ではないが、何故か最近読んだのがこれ。 「悪女が性に狂うとき」「果てしなく残虐な悪女たち」「悪女が権力を欲しがるとき」 などなど。11歳にして3人の愛人がいた色情狂王妃マルゴとか、死体愛好症の死体コレクター であるベラ・レンツィ、700人の娘を惨殺しその血で湯浴みしたエリザベート・バートリ など69人の豪快な歴史的悪女が網羅されている。 読んでいて思ったのは「悪女」というのはあくまでも一般論での客観的な範疇の呼称であり、 その壮絶極まりない人生の周辺に、一時でも誰か幸せを感じていた男達もいたわけだ。 それを思えば男と女の関係など一般論で推し量れない部分が余りにも多すぎて、結論の出ない 個人論に終始して延々とバトルが繰り広げられているこの板の話など何の意味があるのかと 一笑に附してしまう感さえある。 「物語性」を求めていたのだが、所詮は他人のスキャンダル。結局世の中、噂話が好きなだけ なのだと読了後に何も残らない本であった。この手の本は通過してしまうと余り興味が無く なってしまう。ただ言えるのは、この悪女達に関わった男達の人生はさぞかし波乱に満ちて 大変だったろうなと思った次第でございますよ。クワバラクワバラ。
52 :
ミ ・д・ミ :2007/04/04(水) 23:56:39 ID:2p6fIgef
||||| ∧∧ ミ・д・ ミ. スタッ / y(⌒ヽ\ し( (__)し 保守に参上〜 ただいま読書中 「屋上がえり」石田千 様々な場所の屋上ばかりをルポするエッセイ 周囲の情景と人々の様子、それから天気と気温(笑)の記述がほとんどを占めているのに、 ふとしたフレーズの遣いかたが巧みでハッとする 情感を表す語彙が含まれなくても、風景の語る為のことばの切り取り方そのものが 書き手の視線である、ということに気付かされる文章 それでいて、常にのーんびりした空気が流れているんだなぁー 本の中の言葉を引用すれば、さしずめ「カウリスマキの映画のように」w
54 名前:名無しさん 〜君の性差〜[] 投稿日:2007/02/14(水) 00:02:32 ID:2e6bwyGk
【書評】「場の空気が読めない男」など…『話のつまらない男に殺意を覚える』女性★4
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1171355757/ 公人の発言が社会的な問題に発展してしまうことがある。覆水盆に帰らず
とはよくいったもので、公人に限らず、不用意な発言はその人の人生を
狂わせてしまうことすらある。前後の文脈から汲み取れば、必ずしも
非難されるほどのことがないこともあるものの、言葉というのは残念ながら
一人歩きをしてしまうものだ。
昨年末に発行された『話のつまらない男に殺意を覚える』(ドレミファ
ガール編/小学館)は、日本最大のSNS(ソーシャルネットワーキング
サービス)mixiのコミュニティから生まれた書籍。何も殺意を覚えなくても…
という気もするが、まあそれは言葉のあや。「場の空気が読めない男」や
「キモくてツマらない上司」など、思わず女性が毒づきたくなる男性の言動
についての投稿を編集してまとめたものだ。デジタル読書の世界でも
ダイジェスト版が新刊と同時に順次配信され、PC・ケータイともに
「いいとこどり」が読めるようになっている。
(中略)
基本的に本書は、多分に毒を含みながらも笑えるトーンで貫かれている。
なかには投稿者側の単なるわがままでは?というものもあれば、井戸端
会議的に誇張されているものあるのだろうが、うっかりするとセクハラ・
パワハラ、ストーカー問題に発展しかねない事例もある。
気の毒にもここで祭り上げられてしまった男性諸氏(もちろん個人は
特定できない)は、おそらく心のどこかに女性とはこういうもの、という
性差意識があるか、女性側の心理的なプライバシー空間に踏み込んで
しまったのであろう。人は言葉そのものに怒るのではなく、その態度に
怒るのである、とは誰の言だったか。態度だけでなく、その人の社会的
背景や相手との関係性など、感情はノンバーバル・コミュニケーション
(非言語伝達)に依存するところも大きい。かみくだいていうと「あんたに
言われたくない」という気持ちがそうだ。
朝日新聞 2007年02月12日
http://book.asahi.com/trendwatch/TKY200702110134.html
最近ホントに書き込みが少ないなぁ。 世の中のくだらない男女話ばかり聞かされると、時折無性につげ義春の漫画が 読みたくなる時がある。で読み返したのが比較的新しい全集に掲載された「別離」。 これは凄い純文学だなぁ。貧乏でどうしようもない生活を強いられていたときに 恋人と別れ、その別れた恋人に違う彼氏が出来て妊娠したかもしれないという 事実を聞かされ、嫉妬の余り自殺未遂を遂げるまでの展開なのだが、あっさりと 淡泊な線描写と相俟って凄まじくも悲しい内容に表現されている。 最後の見開きの描写は名画の1シーンを観るような展開で、涙無くして読了できない。 「冬の淡い日射しをうけて今にも消えいりそうな自分の影を見て」という1コマから 自らの無言の表情で1コマをはさみ、「ぼくは涙がとめどもなくこぼれた」という 自分の影が建物の塀に映し出される描写で終わっている。哀れな運命を受け入れ ざるを得ない物語ではあるが、いかに悲惨な結末であろうが美しい。 それは、そこを生きた男女関係の美学がそうさせているのであり、時代背景と 共に流されて行く「生き様」のように思えてならない。 生きる事に執着するがあまり人の心を裏切らなければならないような、戦後 復興期の社会不安に対する激烈な批判を、「愛」という名の下に自分の心身を さらけ出してまで表現しなければならない闘いなのではないだろうかとさえ 感じる。
>>54 の続きか?
「空気が読めない」とか「話のつまらない男」というのは、そう感じている人も
含めて、多分居場所を間違えているのに気が付かない人なのだろう。以前、保坂
和志の「途方に暮れて、人生論」という本の中で、平安時代の古典ばかり勉強しな
がら貧乏暮らしをしている女子大生がテレビ番組に出演してて「私は生まれる
時代を間違えた」と泣き出したという話を書いてあったのを想い出した。
自分の居場所さえ解らない人が多いなか、その女子大生は「生きにくさ」を感じ
られるというだけで幸せなのではないだろうかと保坂氏は書いてあったのだけど、
その「話のつまらない男に殺意を感じる」というような話も又然り。自分の居場所
が見つけられないない上、何の価値観も共有できないのに、体面を保つためだけに
必至にもがきながらでも、誰かとコミュニケーションを取れないと社会から隔絶
されるような錯覚に陥ってしまう哀しい人間像が浮上してくる。インターネット
社会による情報過多の典型的な弊害だろう。
自分の言葉で喋ることが出来ずフニャフニャになってしまい、そんな所にしか
居場所を見つけられなくなった哀れな日本人の末路が露呈し始めただけの話で
どうって事はない。
56 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/04/09(月) 13:38:18 ID:CMeaZHY0
>>51 桐生 操あたりは、大量に読んでしまったけど、まだ読んでないのがあるかな
どっかで、全集出さないかな。そそ、この人は実は二人で書いているんだよね。
少女マンガ、ジェンダー表象論
<男装の少女>の造型とアイデンティティ 押山美知子 彩流社
第1章 <男装の少女>のキャラクターの出発点 リボンの騎士
第2章 「傍流」としての<男装の少女> 銀の花びら
第3章 <男装の少女>の成長 ベルサイユのばら
第4章 <男装の少女>の反復と再構築 オスカル以降
最近、あんまり面白いマンガの本はないなぁ。
少女というより、餓鬼みたいのばっかだしな。
松岡正剛、千夜千冊 第7巻 男と女の資本主義 求龍堂
は、まだ読んでいる途中じゃい。
57 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/04/09(月) 16:50:26 ID:F2yGi6kb
ファレルの著書は邦訳されんのか
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
http://www.ch-sakura.jp/index.html
>>56 「少女マンガ、ジェンダー表象論」というタイトルに凄く違和感を感じるのは、おいらが
年を取ってしまったからかもしれないが、実はパタリロを全巻所持している恥ずかしい
オヤジとしてこんな事いうのもおこがましい限りなのですが、パタリロみたいなれっきと
したゲイマンガ?ならアニメになろうが子供の目に触れようが、アンダーグラウンドの
ジョークだと笑い飛ばせるかも知れない。しかし「男装の少女」というのは異端文学の
中でもあまり取り上げられていないジャンルで、「少女漫画」というジャンルでしか支持
を得られていないのは確かだろう。何故それが今、大々的に絶賛され劇場でも公演される
までに至ったかというのは、分析した訳ではないから説明し難い所なのであるが、女性の
視点から言えば、決してアブノーマルな世界ではないんだろうなという考えに及ばざるを
得ない。女装の男性というのは絶対的にアングラである。過去の歴史的観点から見ても
決して陽の目を見るべきでないという烙印を押されたの如くアングラで在り続けている。
「美」として賞賛されている存在は歌舞伎の「女形」くらいだろうか。
「男装の少女」というのはそれが出現した途端にベストセラーになり、メディアの世界
でも違和感なく取り上げられ、ヒロインという価値観まで得て市民権を獲得しているのは、
どういった背景があるのだろうとふと考えた。日本以外の外国にそういったものが存在
するのか?アメリカやヨーロッパではそのような「男装の少女」的ヒロインが例え二次
元の世界に於いてでも日本の様に存在したのだろうか?ジャンヌ・ダルクは男装はして
いなかった筈だが。
それが日本独自のものだとしたら、世界中リアルに存在する「女装の男性」とは逆のその
存在は日本女性の単なる偶像崇拝に過ぎんのであろうか。「ジェンダー」と言い切ってしまう
のなら、その変身願望の根源が男という存在に向かうのは何故だ?誰か説明してくれ。
と思ったが説明しなくてもいいです。今おいらがそう思っただけだからね。
60 :
ミ ・д・ミ :2007/04/11(水) 00:39:25 ID:gb3xuFQh
>51>56を読み直していて気付いたのですが 桐生操さんて、たしかお二人のうちどちらかが数年前に亡くなられたはず >59 日本の事情は欧米と比べると特殊ではないですか? 日本の女性が男装した女性に親和性を持ちやすいのは 宝塚歌劇のような文化も下敷きになっているでしょうし… 手塚さんはタカラヅカをヒントにリボンの騎士を書いたんじゃなかったでしたっけ(うろ覚え)
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
63 :
ミ ・д・ミ :2007/04/11(水) 02:21:48 ID:gb3xuFQh
∩ ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん! ⊂彡 ∧∧ ミ ・д・ミ /⌒⌒ヽ, ねる。 (⌒ヽ⊂// ノ ⊂ニニニニニニニ⊃
( =_=)/ げんさんおやすみ
まだ起きてるww。 「タカラズカ」で想い出したのだが、ひさうちみちおの「愛のタカラズカ」という わやくちゃな漫画があった。手元にはもうないのだが、けいせい出版から出されていた 単行本の中の一話なのだが、ヤンキー二人が一人の女を奪い合うために「タカラズカ」 というゲームをする。その内容は宝塚劇場の壁にスターの悪口を書いて、宝塚ファンの 追っ手から無事逃げられたら勝ちという誠にくだらんゲームなのだが、そのヤンキーの 一人である「マー坊」は真央の○○○などと書いて逃げるのだがバナナの皮を踏んでコケ てしまい、宝塚ファンの追っ手に捕らわれリンチを受け死んでしまう。 無事逃げ延びた片方のヤンキーはマー坊の冥福を祈りながらもその彼女をモノにし マー坊の仏前でコトに及びジ・エンドというような内容であった気がする。 ひさうちみちおはあの飄々とした穏やかで人の良さそうな風貌からは想像も付かない エロ漫画を描いていたのだが、おいらが持っている「理髪店主の悲しみ」という漫画 では日本初のSMの長編大河ドラマという比類のないジャンルを生み出したwww
66 :
ミ ・д・ミ :2007/04/14(土) 22:42:58 ID:y8sJML3O
ひさうちみちおさんというと漫画じゃなくて「バスでコロコロ」を思い出す。。 「女子と鉄道」酒井順子 乗りテツだけど車中でよく寝るしダイヤグラムや固有名詞なんかちっとも覚えない、 それでもそれなりに鉄道を楽しむ日々をサラリと綴った一冊 手に取りやすいように少しメルヘンでシックな装丁がポイント高し
67 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/04/16(月) 21:16:44 ID:BXXSPxCV
>>60 おまくなりになられてしまったのですか。
桐生操先生に関しましては、あたくしのヨーロッパ関係の雑学知識は
こちらから入手させていただきました。やはり全集を出して欲しい
ものでございます。
ついでに調べたのは、こちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E7%94%9F%E6%93%8D まだまだ、未読が多いな。
さて、手塚治虫氏といったら、宝塚大好き人間だったそうです。
小生といたしましては、宝塚の男役にはちょっと引いてしまう
のでありますが。宝塚の成立に関しては、ごそごそ
それ関係の本が、
宝塚戦略 津金沢聰広 講談社現代新書
ちなみに、手塚治虫氏に関しては
手塚治虫 桜井哲夫 講談社現代新書
まだまだいっぱいありますな
68 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/04/17(火) 03:51:49 ID:2HbaOib5
>>66 「バスDEコロコロ」って越前屋俵太のヤツですな。これはまたマニアックな番組w。
最近、越前屋俵太は何をしているんだろう。以前TVでディレクターっぽい格好で
チラっと映っていたのを記憶しているが、そんな感じなのでしょうか?
そういえばおいらはいろんな人に似ているとよく言われるのですが、俵太もその
中の一人でありました。ヒゲ生やしているだけでww。おいらの高校の同級生が
「ガイジン」の顔が皆同じに見えると言っていたが、そんな感じなのだろうなぁ。
只今、保坂和志の「小説の誕生」を熟読中。この人の本は文面とニュアンスが
解りやすいのと解りにくいのとが極端ですが、「目からウロコ」的発想が多くて
面白いんだな。少し本を読める環境に戻って来つつある春の宵であります。
>>67 桐生操氏は「本当はコワイ」シリーズで有名になったのですが、他の本は
おいらも読んでいないな。確かに全集が出たら読んでみたい作家ではありますね。
手塚氏のアニメを見れば宝塚好きというのも、ミュージカルっぽい作品が多い
ことで頷けますね。コミックスタイルで出来ない所をアニメでやりたかったの
でしょう。ところで今の若い女性は劇団四季とか好きな人は多そうだけど、
宝塚もよく見に行くのでしょうか?音楽のライヴは大好きだけど、舞台でやる
「芝居」って見たことないな。
71 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/04/22(日) 11:40:13 ID:aBKfKzMK
保守
手塚センセのアニメという事ですが、今丁度スカパーのカートゥーンネットワークで 「リボンの騎士」を見ておりまして、サファイアとチンクが海で遭難してて、シュモク ザメ(ハンマーヘッド)に襲われている所をシロナガスクジラに助けてもらうシーンが あるのですが、そこでシロナガスクジラは次々とシュモクザメを食べてしまうのです。 シロナガスクジラはサメを喰ったりしなぁぁぁぁぁい!!!!!!! しかも、喰った後に骨を吐き出すのですがその骨に肋骨があるのです。サメには肋骨 など無ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!! しかもその後にイトマキエイが空を飛んでプテラノドンと対決するシーンがあるのですが、 イトマキエイは空を飛んだりしなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!! おいらは以前高知県の室戸岬からホエールウオッチングに行った時に、イトマキエイの ジャンプを目撃したことがありますが、空は飛んでなかったぞ。 しかしあのジャンプは凄かった。10メートル位の眼前に3メートル四方はあるかという 大きなエイが白い腹を見せて大ジャンプしたのです。その間僅か2秒ほどで、10人位乗っ てた客の中で見たのはおいらだけでした。へっへっへっへっへ。 目当てである鯨は目撃できなかったものの、その後300匹はいると思われるイルカの 大運動会は皆で目撃しましたが、エイの話は他の客に言っても信用してくれません でしたが、船頭さん(元関取の朝潮関の実父)だけはアンタ運が良かったねぇと 言ってくれました。その船頭さんでも年に一度見られるものではないそうです。 おいらは小学生の時に地元の神社で髪が真っ白なその神社の守り本尊であるお婆さん を目撃したこともあるし、夜中に道路を空中浮遊で横切る宇宙人らしき発光体も目撃 したことがあるし、朝方空の雲が観音様の姿に変化して行く様を目撃したことが あります。本当です。信じて下さい。。
75 :
ミ ・д・ミ :2007/05/03(木) 00:33:24 ID:WoMpbnxf
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
>>75 ええーーーーーー!!中島美嘉が作家デビューですとぉおおお!!!
うーーーーーむ。写真で綴った絵本か。。しかも予約販売で一万円なのか。。。
見てみたい気持ちはあるが、おいらは今更新人のどのような凄い画家が出てこようが、
イラストレーターが出てこようが別段驚きはしない。なぜならおいらが好む「美学」
を持ち合わせた新人作家など今の若い人にはいないというのが解っているからだ。
つまり歌手を本業とした片手間の芸術家の作品などは大概が理解できる。今までに
多くのタレント兼業画家の作品は数多く観てきたが、どれもこれも亜流でしかなく、
話題性と言うだけでマスコミに採り上げられては来たが、テクニックという面に
於いては秀逸と呼べるものもあったかもしれないが「美学」というものに裏打ち
された原風景を感じる作品に出会ったことはない。
今日テレビのニュースで松本人志の「大日本人」という映画がカンヌ映画祭で表彰
されたという話題が持ち上がっていたが、コメンテーターは内容を観ても意味不明の
所が多くて理解できないといっている人が多かったが、やはり作り手のイメージが
「理解できる出来ない」の部分でしか評価される事しか話題として採り上げられない
のは話を聞いていて悲しかった。松本人志の歩んできたギャグの背景とかが何に影響
されてきているかくらい解っておかないとそりゃ理解出来んわな。
という事で中島美嘉さんのその絵本は多分おいらが観ても、あぁナルホドねという
部分でしか感じるものがないと予想されるので、多分購入されないでしょう。
歌手は歌手の部分でもっとやって欲しい事が多い筈。新作が良かっただけにね。
79 :
ミ ・д・ミ :2007/05/03(木) 01:10:51 ID:WoMpbnxf
∩ ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん! ⊂彡 まぁ、本当に沢山の人に読んで欲しい作品なら、 限定生産なんかにはしないでしょうけど。。 クオリティはさておいて、わがまま好き放題出来るのは 商品価値のあるアーティストの特権だから、それはそれで良いのではないでしょうか 需要と供給が釣り合えばね
>>77 裏の作家がいるいない別にして、中島美嘉の持っているパーソナリティーを利用
して金儲けを企んでいる周辺の取り巻きがいるのは事実でしょう。まぁ、しかし
そんなものは、美空ひばりを映画出演させたり、パチンコ台に仕立てたりして
一般人の周辺に存在感をいかに持たせ金を生み出させるかというプロデューサー
の方法論でしかないとおいらは思っていますが。
叶美香のヌード写真集を買って眺めている知り合いの女性もいますし、世の中
そんなものに踊らされている人が如何に多いかという事ですかねぇ。その人に
価値観が持てるものならそれはそれで良いとは思いますが。
「アート」などというものは今の世の中では所詮金儲けの道具に過ぎません。
それは「運動」という名の下に輝きを放っていた戦後の時代とは全く異質の
ものであり、プロデビューしたばかりの子供の集団にまで「アーティスト」
などと呼称を付ける今の風潮には何の価値もない。ゲロが出まつ。
酔っぱらっているので寝まつ。
81 :
ミ ・д・ミ :2007/05/03(木) 01:38:51 ID:WoMpbnxf
良き夢を、お休みなさいです〜 ミ ・д・ミノシ
>>81 おやすみなさいでつ。こんな時間に寝るのは久しぶりでつ。
昨日夢枕に貞子が出てきましたww。辛いぜ。
今日のカプサイシンメモ ( ・_・)φ 貞子には辛味がある、と。
84 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/05/05(土) 18:59:29 ID:Y0YbZtMM
松岡正剛 千夜千冊 別冊 書物たちの記譜 求龍堂 読了 この書物において、彼・松岡正剛氏の年表が記載されていたが まさに、波乱万丈の人生であった(こ、こらこら、過去形にするなよ) いやはや、なんとも歴史に残る程の膨大なすごい読書家ですね。 しかもそれらの内容を咀嚼してしまったという(@_@;) 実際のところ、小生、彼の「遊」なる雑誌に 染まって過ごした青春時代であった。 読了といいつつ ここから、また、未毒の山また山 それは、エベレスト山よりも高いのかもしれない未知の世界 が始まる。
>>85 ドウモアリガトウございます。人間の脳は普段より20%程しか使われていないという
事らしいが、子供の時分には普段使われていない潜在能力というものが時折使われる
場合が多く、子供が幽霊を目撃したとかいう話しが多いのはそういった事実に裏付け
されているのかも知れない。その神社のお婆さんの話だが、以前親戚の叔母がウチに
遊びに来ている時においらがその話をすると、突然顔色を変え「お前も見たんか!!」
と叫んだ事実があった。その叔母も幼少の時分に全く同じお婆さんを目撃したそうな。
おいらと25歳も離れ、現在全く違う場所に生活している叔母が、過去に全く同じ場所で
同じ体験をしたという事実をどう共有出来るのか、捏造できる話でもない。
子供が好きなお婆さんというか守護神なのかも知れないが、現在でも近所に見た子供が
どこかにいるような気がしてならない。霊験高い子供の能力をそのまま伸ばし大人に
なれればいいと思うのだが。。。
余談だが、昨日風呂に入ってて突然脳裏にピンク色の四角形が出現した。これはきっと
今日のNHKマイルカップの勝ち馬の色に違いないと思い、ピンクの8枠を全て買ったのだが、
勝ったのは「ピンクカメオ」というブービー人気の馬で、8枠の馬は「ムラマサノヨートー」
というアヤシげな名前のこれも又人気薄の馬が3着。2着は2番人気だったのだが3連単はG1
史上最高の払い戻しで960万円!!
おいらの潜在能力はピンクの四角形でしか留まってくれなかったので、獲れる筈もなかったの
だが、疚しい考えには超能力は発揮されないという事なのか。。
今度どこかの子供に想念で競馬の予想をさせてみようww。
87 :
ミ ・д・ミ :2007/05/09(水) 00:54:03 ID:gsGyF8TI
保坂和志「小説の誕生」をようやく読了。うーーーむ。この人の本はやはり哲学方面に 向かっている内容に於いては読むのに時間がかかる。何故かというと違う作家からの 引用が多くて話の内容を繋げて理解して行くのが難しいからだ。読み飛ばすと何を書いて いるのが解らなくなってくるので、ある程度は調べ物をしながらの読書になってしまう。 が、「洞察力」という面に於いては他の作家と比べ群を抜いている感があって、ものの 見方の根本はこういったところに由来していなければならないのだという事を改めて 認識させてくれる。自分でも解っているような事を改めてさらに深く認識する為にも、 読んでおいて良かったと思える内容なのですが、この手の本を読んだ後始末が悪い。 他に読みたいと思う本がどんどん増えて、本棚がさらに増殖して行く事間違いなし。 この後、「小説の誕生」とほぼ同じ厚みのある、矢作俊彦の「悲劇週間」を2日で読了。 こちらは詩人である堀口大學の人生を軽妙なタッチで綴った痛快な文学的且つ革命的 ロマン。矢作俊彦は随分前に大友克洋の「気分はもう戦争」で知り、小説を読んだのは 初めてだったのだが、話の展開がめまぐるしく移り変わり、知らない内にストーリーに 飲み込まれて気が付けば読了していた。こういったアメリカ文学に似た痛快小説も良い ものだ。 最近左肘の腱鞘炎で鬱症状が酷かったがこれを読んだ後少しマシになった。 しかしギターが弾ける所まで回復していない。再び余談ですが、昨日スカパーで 「Char meets 渡辺香津美」という日本を代表するトップギタリスト2人の恐ろしい番組を やっていたのだが、50歳を過ぎてもさらに進化を続けるオヤジ達の魔法のような競演に 釘付けになってしまいました。 本にしても音楽にしても「釘付け」にされてしまうものに出会えるというのは幸せな 事ですなぁ。
90 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/05/13(日) 15:50:39 ID:EcCHCbI3
>>90 御紹介ありがとうございます。しかしおいらの腱鞘炎はどうやらマイクロマッサージ器
で治癒するようなシロモノではなさそうなのです。先日左の耳がやたら痛むのでこれも
腱鞘炎の影響かと耳鼻科に行ったのだが、顔の骨をレントゲンで撮影した所、鼻骨の中央
にある骨が以上に左側に傾いていて、鼻から耳を通す器具を挿入しても左側だけ狭くて
痛くて通過しないだ。肩こりや左肘の痛みもこの辺の呼吸器不全から来ている可能性が
あるかも知れんという事らしい。鼓膜もゆるゆるで少々難聴の気があるそうだ。これを
治療すれば少しは楽になるかも知れんと言う話なので明日再検査。これは母親譲りらしく
母親も同じような症状でその鼻の軟骨に穴を開けて通したらしいのだが・・。嫌だなぁ。
まぁしかしこのまま腱鞘炎やら肩こりやらに苛まれ続けるのも嫌だし、ギターが弾けない
生活なんて信じられない。阿波踊りの太鼓も叩けんし、最も鬱に苛まれ続けるのも御免被り
たいので覚悟して治療に通わなければ仕方がない。
うううううっっむ。。。鼻の骨に穴を開ける手術をせねばならんのか。。。。
想像しただけで脂汗が出てくる。その先生はやたらぶっきらぼうで治療の手先も荒っぽいし、
おまけに医者のクセに糖尿らしい。恐いよーーーー。。。
92 :
ミ ・д・ミ :2007/05/22(火) 00:46:14 ID:UtD1DgpG
>88
あ、昨日図書館行ったのに、探すの忘れてた・・
(そうそう、しばらく行かなかったら、図書館の窓口が全員業者になっててビックリしたですよ)
>89 返信遅れててスイマセン(´・ω・`)
「小説の誕生」は借りて読み通すのを諦めました
読んでる途中で絶対貸し出し期限が来るから(笑)
渡辺さんといえば、
ttp://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/blood.html この芝居でなんと毎回生演奏されてるらしいです。贅沢や〜
「ベトナムよちよち歩き」(菅野彰&月夜野亮&雁須磨子)を読了して
「ホノルル、ブラジル 熱帯作文集」(菅啓次郎)へ
読書でトツクニ巡り中なり
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
>>92 いえいえ、お気遣い無く。
雑念の無い状態で書かれた哲学方面の書は、読む側も頭を真っ白にしてかからないと
なかなか理解できない物です。おいらみたいに心も体も病んでいると逆に集中できる
時がたまにあるのですが、何とか読了できたのは病んでいたからに違いありません。
肘の腱鞘炎の根っこがやっと判別出来て、治療法も見通しが付き鬱もほぼ解消されま
した。原因は針治療でも届かなく、耳鼻科の薬も通用しない程しつこいまるで岩石の
ような「懲り」でありました。あまりに根が深いので気付かなかったのですが、ある
拍子で発見され、その根っこの治療をすれば全てが改善されるであろうという見解に
より只今治療中です。1ヶ月近く苦しんだ鬱ともこれでさよならできるでしょう。
人間の体はまだまだ未知の部分が多くてワカランものです。
気分も晴れたので来週くらいに京都の相国寺で開催している伊藤若沖展を観に行こう
かなどと考えております。
URLを貼って頂いた「血の婚礼」での渡辺先生の演奏も観てみたいのぉ。。
と思いきや突然仕事が忙しくなったり、阿波踊りの練習が始まったりしてスケジュール
が会わんようになっているんだな、これが。。。
今週読んだのは宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」朝日ソノラマ刊 ますむらひろしの
絵本です。登場人物が全て猫になってしまっているのですが、原作の小説をよくも
ここまでビジュアル化できたものだと感心する内容で、「どんぐりと山猫」「風の又三郎」
「グスコーブドリの伝説」などなど、青いインクで印刷されたノスタルジックな絵が
心地よい絵本なのでございますよ。
保守
97 :
ミ ・д・ミ :2007/06/11(月) 23:57:05 ID:IpPbyr8m
保守して下さる方々ありがとうございます 何か書こうと思いはすれどセンテンスが繋がらず あぁ空気が薄い。。
>>97 _ ∩
( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん!
⊂彡
>>97 _ ∩
( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん!
⊂彡
100ゲト!!!!!!
さてさて無事3桁に突入したという事で記念カキコ。 ランボー詩集(堀口大學訳)新潮文庫。 ランボーとボードレールはおいらが20歳の時に知って以来度々読み返す詩人である。 その中でもランボーは16歳の学生時代に「みなし児たちのお年玉」でデビューし 19歳でその作詩活動をほとんど辞めてしまった天才なのであるが、17歳で発表した 多くの詩で既に成熟を極め、おいらが最も好きな「最高の塔の歌」ではこのように語る。 100年も前の作品である。 「あらゆるものに縛られた 哀れ空しい青春よ、気むずかしさが原因で 僕は一生をふいにした。 心と心が熱し合う 時世はついにこぬものか! 僕は自分に告げました、忘れよう そして逢わずにいるとしよう 無上の歓喜の予約なぞ あらずもかなよ、なくもがな。 ひたすら行いすます世捨てびと その精進を忘れまい。 聖母マリアのお姿以外 あこがれ知らぬつつましい かくも哀れな魂の やもめ暮らしの憂さつらさ。 童貞女マリアに願をかけようか? 僕は我慢に我慢した。おかげで一生忘れない。 怖れもそして苦しみも 天空高く舞い去った。 ところが悪い渇望が 僕の血管を暗くした。 ほったらかしの牧の草 生えて育って花が咲く 良いも悪いも同じ草。 すごいうなりを立てながら きたない蠅めが寄りたかる。 あらゆるものに縛られた 哀れ空しい青春よ、気むずかしさが原因で 僕は一生をふいにした。 心と心が熱し合う 時世はついにこぬものか!」 四半世紀も前にサントリーウイスキーのCMで,ランボーの人物像がイメージとしてビジュアル化され、 エキセントリックなCMでセンセーショナルを巻き起こしたが、堀口大學の訳詩の素晴らしさも相俟って 日本でもランボーの詩に感化された若者は多かった。後にフランス文学に多くの影響を及ぼした詩人と して語り継がれ、未だに世界の文学界に多大な影響力を及ぼすランボーであるが、亜流の詩人は数多く 輩出されたものの、ランボーを超える詩人なぞこの先も出ては来ないだろう。
>>102 でわ、おわびのしるしに
∩
ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん!
⊂彡
∩ (´QωQ`)彡 本ワル!オヤジ! ⊂彡
>>104 うーーーーーーーーーーーむ。。。。。
何かお互いすべっておるような気がしないでもないが。。。
禁煙の方は順調でっか。
まあパッチ貼ってるんで相変わらずニコ厨ではあるけども 煙草には魅力を感じなくなりましたな
それはよござんした。 おいらは酒を嗜まんようになったので(年に数杯は飲むが) タバコ辞めたら生きる甲斐がなくなってしまう。 再度喫煙者にならぬように健闘を祈る。
「テースト・オブ・苦虫4」 町田 康 中央公論新社 日本で唯一ナンセンスを表現し続ける町田康のエッセイシリーズ第4弾。 この手の文章が書けるというのは努力の上に成り立つものではない。音楽で例えるなら 所謂「アドリブの手癖」みたいなもので、フレーズを聴いただけで誰か解ってしまうと いうような、凡百の表現者が体得し難い個性を作者は何気なく習得している。 凄い内容かというとそうでもないので読み返すことは殆ど無いのだが、ファーストコン タクトに於けるインパクトはやはり強烈なものがある。であるから読み返すのは忘れた 頃が一番好ましいと思うのだが、この前「くっすん大黒」という本を読み返したらあまり 面白くなかった。 あらゆる事象に於いて、歳を取って様々な経験を通過してくると大抵のものには驚かなく なり、さほど感銘も受けず、枝葉末節の事に無頓着になってくる。 あぁ、もう梅雨入りしたんだなぁとか、明日医者に行こうかなぁとか、猫にメシをやらねば とか、そんな事ばかりが頭の中を占領して脳がどんどん刺激を求めなくなってきているのだ。 自分の目指す方向は見えており、生きる希望がない訳ではないのだが、そういう日常的な 周辺がなんかつまらん。 毎日が苦しくても辛くても、知らないことや興味の対象が多い内の方が生きるという事は 充実しているんだろうな。 歳は取りたくないものだなぁ。
109 :
ミ ・д・ミ :2007/06/18(月) 23:07:39 ID:8bf2LqBF
力無くほしゅ。。
前にも出たかもしれないが京極夏彦の「絡新婦の理」を読んでいる。 が、途中で京極堂の「僕はフェミニスト」宣言的なものがあったりして、この先まだ長いのに この調子で進まれると辛いなあと思っている。まあ読み終えるまではなんともいえないんだけど。 そういやこの「絡新婦」までの京極堂シリーズも、男女論的に見てみると だいたい頭のおかしい女が殺人おかすのだが、結局女にはやむにやまれぬ事情があって・・・見たいな展開で その原因を作った男が必ず悪者に描写されていたりしてたなァ・・・。 と、ちょっと最近、京極気に入っていただけに、グチです・・。
谷岡ヤスジ「シデー世ですこと」青林堂 空間の魔術。余白の美学。道元に通ずる悟り。言語の極北。魂の咆吼。 正に奇跡の書。
『喪男の哲学史』 興味深く読んだが、 本格的に哲学を学んでいる人は、 どう突っ込むのだろうか。
三島由紀夫「文章読本」中央公論社。 この本がやっと読めるまでにようやく体調が回復した。体調が悪いと何故これが 読めないかというと、文学をどう理解したら良い読書ができるかというおいらに とってのバイブルだからである。体調不良の時に本を熟読する気力など持ち合わせ てはいないので、この旧仮名遣いだらけの、辞書を片手に読まなければならない ものに手が伸びる理由もない。 内容自体はそんなに複雑な事は書いていない。凄く解りやすくあらゆる本について 解説・抜粋してくれており、読書への興味を誘発してくれるので、いくら読み返しても 飽きることがない。年に一度は必ず読む本である。一つの概念を持って読書を連鎖 させてくれるという点に於いては、読むべきものを迷わずに済むので凄く有り難い。 冒頭の一節であるが、”チボーテは小説の読者を二種類に分けております。一つは レクトゥールであり「普通読者」と訳され、他の一つはリズールであり「精読者」 と訳されます。チボーテによれば「小説のレクトゥールとは、小説と言えば何でも 手当たり次第に読み、『趣味』という言葉のなかに包含される内的、外的のいかなる 要素によっても導かれていない人」という定義をされます。一方、リズールとは 「その人のために小説世界が実在するその人」であり、また「文学というものが 仮の娯楽としてでなく本質的な目的として実在する世界の住人」であります。云々。 内容以前に表現力に於いて読み手の想像力を喚起させるものこそ文学であるとういう 処に繋がって行く源泉みたいなものでしょうか。未読の方、興味あらば是非ご一読を。
115 :
ミ ・д・ミ :2007/07/01(日) 00:44:45 ID:ZKlC2aGk
「名刀中条スパパパパン!!!」中条省平 読みたい本リストを拡大しようという邪な目的で読了 テレビ(週刊ブックレビューだけだが)でたまに見かける柔らかな物腰とは裏腹に 熱い筆致で文章のクソ判定にも容赦がありません でもだからといってこの人の文章にはあまり芸はないんだなァ・・ あ、本のセレクトは為になりましたよ
ふっふっふっふっふ。ついに憬れの最下層だぜ。実に好ましい。 ここでミ ・д・ミさんと茶ャアでも飲みながら仲良く安住すべえよ。
117 :
ミ ・д・ミ :2007/07/01(日) 03:44:16 ID:ZKlC2aGk
深夜のお茶ターイム , - 、 , - 、 , - 、i' ・e・ヽi'・e・ , - 、 ほんとだ、最下層だ・・ ./ ・e・, - 、 l i'・e・, - | / ・ァ∧∧ .4・ ヽ 専ブラ使いになって長いのでそういうのめっきり気にしませんですゎ |`''-,, ミ ・д・ ミ ,,-'""| | `''-,, ( つ旦と.-''" | `''- ,,.-''" `''-,, .-''" `''-,,,.,.-''"
>>117 やぁ、ミ ・д・ミさん。深夜というかもう朝やでw。
おいらも普段専ブラ使っているけど普通のブラウザは文字が大きいので人大杉
以外はローガン著しい昨今はこちらが楽なのじゃよ。
昨日、人生の先行きを案じノイローゼ気味の友人に何か感動する本を貸して
くれと頼まれたので、山田風太郎の「人間臨終図鑑」を貸してあげました。
所謂「逆療法」ってヤツだね。40半ばを過ぎてもジタバタしている人はワリカシ
多いものですなぁ。おいらも含めてだけどね。ではではオヤスミ〜。
保守
変な時間に寝て変な時間に目が覚めた。のでずっと本を読んでいたら 3冊も読んでしまったのでカキコ。 中原中也「名言」彩図社 中也生誕100周年と銘され本屋に平積みであったので期待して買いましたが、 名言というか中也の生き様を知る上でこんな出来事があったときにこんな セリフを残したという事実を知る程度のものでした。詩は少ししか掲載されて無く、 殆どが既知のものだったで中也を知る人にはちとモノ足りぬ。まぁ、そりゃそうだわな。 新井満「自由訳 老子」朝日新聞社 3ヶ月前に買って放置してた。何というか、最近の本って装丁が恥ずかしいよ。 上記の「名言」もそうなのだが、装丁が読者に媚びを売っているような気がして ならない。レイアウトに優しさとか親切心とかの意識が強く表れすぎて、せっかくの 内容が装丁によって台無しにされているような感がある。活字が大きければ読みやすくて 良い訳ではない。読み手がイメージを膨らますのだから文字は最小限の機能を果たして くれた方が良い気がするのだが。おいらには雑誌みたいで文字に集中できない。 ページの間に挿入されたイメージ写真も解らないではないが、欲しくない。 中也の言葉を借りれば「デザイン、デザインって?そんなもの犬にでも喰はせろ」だ。 内容は良いのですがねぇ。そんな細かい事にこだわらずおおらかに生きなさいと いう内容です。いや別においらはこだわっていないのです。この本自体が大らかさ というこだわりに縛られてしまって・・・やめとこ。
本文長杉エラーにより連投 「グレート・スモーカー」ー歴史を変えた愛煙家たちー 祥伝社新書編集部 自分が愛煙家ゆえにこういったタバコにまつわるエピソードは何よりのブレイクタイム になる。タバコと最初に出会ったコロンブスの話から始まり、夏目漱石、芥川龍之介に 始まるタバコを愛した日本文壇の作家から、葉巻を愛したチャーチル、チェ・ゲバラ、 ケネディ等の政治家の話。煙管が好きだった古今亭志ん生、幸田露伴。パイプを愛用 したシェイクスピア、マッカーサー、ゴッホ等々。銘柄などの紹介もコラムとして挟ま れており、中でも興味深かったのは「ピース」の鳩のデザインにまつわる話などデザ イン屋としては大いに楽しめた。ラッキーストライクなどのパッケージデザインを 手がけた、アメリカのレイモンド・ローウィというデザイナーが考案したデザインなの だが、昭和26年に総理大臣のが月給11万円だった時、このアメリカのデザイナーに 支払われたギャラが150万円だったらしい。それからピースの売り上げは急速に伸び 2年間で6倍になったという。そのデザインが戦後の復興期に与えた産業界への影響は 大きく「デザインが嗜好まで変えた」と言われたそうだ。「犬に喰はせる」使い方を されずに、産業の手段として正しく使われ市民権を得たデザインは今もなお脈々と 引き継がれているのである。
湯?そりゃあんまりだよう…。
↑パロディだからねパロディ。
125 :
ミ ・д・ミ :2007/07/10(火) 23:52:08 ID:P5qaRaHP
>122 「芽むしり仔撃ち」思い出した
126 :
ミ ・д・ミ :2007/07/12(木) 00:24:16 ID:azgCDMCE
「佐藤君と柴田君」佐藤良明・柴田元幸 単行本の発行が12年前、中身の初出が90〜93年。 それでもあまり古びた感じを抱かせないのは、書かれたその時々の風俗よりも もっと「むかし」に焦点が定まった文章が多いせい。 「問題は世代の差です。」(文庫解説・池澤夏樹) うーん、この解説の良し悪しは別にして、へぇ〜、池澤氏でも下の世代(といっても 5・6歳ですよ)の書き手にこういう複雑な感情を持つのね・・というのが分かったのも 思わぬ収穫。
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
あぁ、このスレは静かでいいなぁ。 「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳 早川書房 うーーーむ。チャンドラーはやはりハードボイルドであった。翻訳の村上春樹が 流麗な文体で淡々と話を紡いで行くところは流石だなと感じ入る。 昨今の流行作家はコケオドシの内容で無理矢理話を紡いで行くのに四苦八苦して いるのが多過ぎて我を忘れ一気読み出来るものが少なくなったが、この新訳は 初めて読んだ「大いなる眠り」と同じく一気に読んでしまった。過去にロング・ グッドバイは一度読んでいるのだが、村上春樹のこの作品へのこだわりが今更 ながら翻訳を買って出た想いとしてひしひしと伝わってくる。 言葉中心の流れで作品にここまで抑揚が付けられるというのは、ストーリー展開の 妙だけではなく、スピード感を押さえ、淡々としながらでも言葉による描写によって 読者の想像力を先走りさせ、引っ張り込まれるというのではなく、後ろからグイグイ 押されて行く力に満ち溢れているからだろう。 私立探偵フィリップ・マーロウというヒーローが現代でどのように捉えられるかは 解らないが、少なくともおいら以上の世代にとってはダンディズムを象徴する 存在である。
129 :
ミ ・д・ミ :2007/07/12(木) 01:35:21 ID:azgCDMCE
ミ ・д・ミ ( ⊂ チャリーン ∪ ∪ lヽ,,lヽ lヽ,,lヽ _| ::|_ ( Θ )( ) | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|_ | J Jと i |___|__|_| しーJ しーJ ∩ ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん! ( ⊂彡 ∪ ∪ lヽ,,lヽ lヽ,,lヽ _| ::|_ ( Θ ) ( ) | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|_ | J J ( i |___|__|_| しーJ しーJ
うーーーーーーーむ。 ハアドヴォイルドな展開の後に、なんてファンシーな展開ww
. ._ |∀Q)
132 :
ミ ・д・ミ :2007/07/19(木) 01:19:19 ID:PMKLQOf9
読み始める前に期限が来て返さなくちゃいけない本が4冊。。無念w
昨日ブックオフへ行って2時間物色していましたが、手ぶらで帰るのも何なので 文庫しか持っていなかった村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」の105円ハード バック上下巻2冊と、小学生の時に読んだデフォーの105円の文庫本「ロビンソン漂流記」。 レコードでしか持っていない250円のCD1枚買いました。後で考えると何か中途半端な 無駄遣いをしたような気がするのですが。いつの日か読む日が来るのでしょうか。 昔よみうりテレビの「どんぶりごろごろ」でやってたコントみたいな感じ。 竹中直人(病人の役)が見舞いにもらった果物かごを持って果物屋へ行き、 竹中:「すいません。これ下取りしてください。友達の壇ノ浦君からもらったの」 果物屋:「じゃあ2,500円で」と言って竹中に金を払い、すぐに5,000円の値札を貼って店頭に並べる 竹中:(その5,000円の果物かごを指さして)「これちょうだい!」 果物屋:「え???」 竹中:「だって、果物好きなんだもーーーーーーん!!!」 という感じですwww
134 :
ミ ・д・ミ :2007/07/23(月) 23:46:17 ID:Bir55AKA
>133 そのコントは読んだ記憶が・・ らもさんの「何がおかしい」に収録されていたのかも 「千年、働いてきました ―老舗企業大国ニッポン」野村進 もともと月刊誌での連載をまとめたものだけれど、各章にとりあげられる 『老舗』企業のそれぞれの生き残り方には、不思議と似通った特徴が。 老舗であるが故の利点を生かす、その発想に柔軟さが求められるのは、 企業の大きさにはちっとも関係ないものなのだなぁと実感。
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
136 :
ミ ・д・ミ :2007/07/24(火) 00:15:47 ID:+qO1pm1i
>103
>>134 何の脈絡もない話ですが、前スレでちと話題になった「アタゴオル」の
アニメを今さらながらDVDで観ました。実写版の「ガーフィールド」1・2と
併せ借りたのですが、圧倒的にガーフィールドの勝ち。
「アタゴオル」は映画を観に行こうかと思ってましたが行かなくて正解。
いきなりミュージカルで始まり、シリアスなどろどろした内容で凄く悪い植物
オババ妖怪と対決した挙げ句、結局勝利してアタゴオルに平和が訪れるという話
なのですが、最後も何故かミュージカルで終わり、脇役の登場も少なく、暗い
画面が多くて楽しい作品ではありませんでした。
原作にはどうしても勝てないという神話は崩れませんでした。
まぁ最初から解っておりましたが。。。
139 :
ミ ・д・ミ :2007/07/25(水) 00:48:28 ID:H0NRWhie
今日はIDが本だからここにもカキコっと >138 わざわざご覧になったのですね。律儀だ・・(^^ 原作付きは、筋書きやキャラがいかに原作に忠実かというより 原作のエッセンスを作り手がどう意識して掬い上げているかで 仕上がりが全然違ってくる気がします 先週アニメの「時をかける少女」を見ていたのですが、主人公が 芳山和子でなくても(アニメは姪っ子が主人公)、「あぁーそうそう、 こういうのがジュブナイルの醍醐味だよねぇ〜」と思えるシーンが 巧みに挿入されていて、なかなか面白かったですよ
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
141 :
ミ ・д・ミ :2007/07/25(水) 01:06:38 ID:H0NRWhie
〃 ̄ヽ 〜〜 r'-'|.| O | 〜〜 `'ーヾ、_ノ ∧∧ | ,| ミ ・д・ミ 暑いから腕振るのやだ。 ,,-/ ̄|、 ⊂ ヽ ヽ__シ ⊂,,______)〜
. ._ |∀Q)
>>139 なるほどねぇ。まぁしかしおいらはガーフィールドはアニメもスカパーで
全部見ておりながらも実写版も面白かったので日本のアニメの何とも言えない
「テーマ」に拘った作りがどうも気にイランのです。その点外国のアニメは
ユーモアのセンスというのが作品の内容以上に優れていて昔から大好きなの
ですが、これも笑いという点で捉えるか、テーマという拘りで捉えるかの
違いでしょうか。なんかアニメながらスカッとしない作りが自分には合わない。
やはりトムとジェリーを初めバッグスバニーやロードランナーみたいな
ドタバタ喜劇が好きなんですかね。これも時代の流れかな。宮崎アニメや
大友克洋みたいな深遠なテーマを持ったアニメは楽しめないのですよ。
日本のアニメでワクワクしながら観たのは「天才バカボン」と「あしたのジョー」
と「ルパン三世」くらいかな。やっぱり漫画は本がいい。
144 :
ミ ・д・ミ :2007/07/26(木) 00:57:59 ID:8//CRocE
>143 日本のアニメに重いテーマが目立つのは、スタッフの中に もともと(実写)映画を撮りたかったけれど、諸々の事情でアニメに 流れてきた層が常に一定量含まれているからかしら、などと思います 動きで笑わせるという点でいうと、予算を削る為にコマ撮り(って いうんでしたっけ、うろ覚え)が浸透した日本製なんて、ディズニー等の フルアニメーションに比べれば圧倒的に不利だし いまは笑いの質も変容してしてますから、アニメというメディアと 「笑い」の相性はあまり良くないんじゃないですかねぇ (あ、この笑いに「内輪受け」とか「パロディ」は含まれてないですよ)
んー 結局のところ喜劇は悲劇っていうやつで 日本人がそれを行うとなぜか笑いのない 皮肉にしかならないというやつではないですかね とか たとえばアメリカンジョークって面白いと思うけど 日本人というのはどちらかといえば アメリカンジョークを言うアメリカ人の真似のほうが 面白く映るみたいな つまり日本人って変なところは生真面目なんだろうなー とか
>>144 おいらはスカパーで結構カートゥーンネットワークを観ているのですが
近作でもかなり面白いのが多いのですよ。特にパワーパフガールなんて
いうのはロリコンが観ても普通の大人が観ても多分面白いと思うのですが、
これが日本版のリメイクしたアニメになって「パワーパフガールズZ」に
なった途端にカワイイとセクシーが合体した、ロリコンと子供しか喜ばない
内容になっている。多分日本のアニメーターとか原作者が小さいときから
オタク化してしまっているという所に大きな差が出来てしまっているの
ではないかと思うのですが。
高校生くらいまでならオタクも蔓延しているので目立たないのでしょうが、
大学生や社会人になった途端に迫害を受け、いわゆる大人になりきれなかった
子供が多すぎてその人達がアニメを作っている結果が日本のアニメ界に
そのまま反映されているのではないでしょうかねぇ。
善し悪しは別として、日本のアニメと比べれば外国のは「カッコイイ」のです。
>>145 例えば「トムとジェリー」なんかは第二次世界大戦中から後に作られた
作品が最も面白くて、戦争をパロった内容のモノも多かった事を見ると
戦勝国という気持ちの余裕もあったというのもあっただろうけど、
もともと生真面目で、敗戦国の日本にはそういった明るい漫画を作る
という土壌はなかったという事だろうな。
歴史をそのまま引きずっているのかも知れないな。
148 :
ミ ・д・ミ :2007/07/27(金) 00:12:36 ID:Wu+tACKZ
>146 今の日本のアニメはオタクの財布で市場が成り立っていますから、放送後の DVDやら関連商品にお金を出してもらわないと資金回収が出来ないらしいですよ だからオタク受けする要素が無いと、スポンサーがつかないとか面倒な事情が あるのかも知れません(これはただの憶測) ま、製作側の「どうせオタクと子供しか見ないんだし」っていう自家中毒的症状も 無い訳ではないでしょうが・・ 「銭金について」車谷長吉をもうすぐ読み終わり。 なんちゅうか、タイトルの通り、結構ミモフタモナイ話が色々と。
「知識人99人の死に方」 監修=荒俣宏 角川文庫 山田風太郎の「人間臨終図鑑」に通ずる、主に作家を中心とした死に方や生前のエピソードを 99人に絞り込み、作者の好みもあるのだろうがかなり詳細なエピソードを紹介している本。 冒頭の前書きにてモンテーニュの「われわれは、死の準備に対して準備する」という格言を 導入部にし、「思いもかけぬ死に方に直面したとき、周章狼狽せずにすむかもしれませぬ。 死の準備に対する準備のためにお役に立てれば幸いです。」と監修者自らも提示している。 中でも一番目に紹介する手塚治虫のエピソードは凄まじく、17才のデビューから15万枚に 及ぶ天文学的な漫画の原稿を描き、400作を超える作品数と60本にも及ぶアニメ作品に 費やされた40年間の日々に於いて、睡眠時間が1日30分などというのはざらだったそうだ。 その他の作家では「悪口雑言、雨あられ」と称される稲垣足穂のエピソードも面白くて、 自分が受賞した文学賞の選考委員をこき下ろし、小林秀雄を偽物扱いし、漱石、鴎外を書生 呼ばわりし大江健三郎をゲイと宣い、自分のために尽くして、尽くし疲れて死んでいった妻を 公然と周囲の者がいたたまれなくなるような調子で罵倒したそうだ。 平成12年に刊行された本なので「人間臨終図鑑」と併せ読むと増補といった感じで良い。 興味深いのは巻末に「戦後著名人の怪死・変死一覧」と死因別インデックスが掲載されており。 投身・飛び込み・焼身・服毒、睡眠薬・入水・ガス・首つり・銃・自爆・心中・毒殺・刺殺など まず滅多にお目にかかれないインデックスがあり、本編で紹介されていない人物も網羅されて いるので面白い。こうやって読んでいると人の生き死にはやはり見聞きするものの内で最大級の ドラマが内包されており、そろそろ自分の死というものを年齢的にも見つめてしまわざるを 得ない時期が来ているのだろうかという感慨にも耽ってしまう。 生きてる内が花なのね。
150 :
ミ ・д・ミ :2007/08/01(水) 01:45:47 ID:EhORuVae
ほ。
青い夜霧に 灯影が紅い どうせ俺らは ひとりもの 夢の四馬路か ホンキュの街か ああ 波の音にも 血が騒ぐ 可愛いあの娘が 夜霧の中へ 投げた涙の リラの花 何も言わぬが 笑って見せる ああ これが男と いうものさ 花のホールで 踊っちゃいても 春を待たない エトランゼ 男同志の 合々傘で ああ 嵐呼ぶよな 夜が更ける
152 :
ミ ・д・ミ :2007/08/01(水) 02:11:16 ID:EhORuVae
・・上海帰りのリルなら歌えますよw
「夜霧のブルース」は良いなぁ 只今しみじみと、ちあきなおみ大全集を聴きながら 飲んでおります。上海帰りのリルも入ってますよ。
本屋へ行っても滅多に週刊誌のコーナーには行かないのだが、夏らしく 爽やかなワンピースも眩いセクシーなおねいちゃんが立ち読みをしていた のでついつい目線が行ってしまった。その二の腕がスラリと美しいおねい ちゃんが読んでいたのは月刊公募ガイドでした。 そういえば20代の後半の頃にはこの本をよく読んであちこちの公募に出品 していたのだ。入選したことはなかったが、丁度バブルの真っ最中でCIブーム 花盛りの時代だったのでシンボルマークの賞金などは凄く高額だった。 最近はどうなんだろうかと思い、そのおねいちゃんの横でしばし立ち読みを してたら、「よく公募とか出すんですか?」とおいらに話しかけて来たでは ないか。「いやぁ、懐かしくて見たかっただけだから」と切り返すと、丁度 デザインのページを見ていたので「デザイナーの人ですか?」とまた質問 されたので「一応ね…」と答えてあまり買うつもりもなかった公募ガイドを 手にそのままレジに向かってしまったおいらでした。 うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!こんな時に名刺の一枚でも用意しておくべき だったなぁぁ。。。 「何も用意してなくて…夏」
155 :
ミ ・д・ミ :2007/08/05(日) 01:19:25 ID:PVJQJ+6Z
キレイな二の腕してたんだね 知らなかったよ (字余り) 「博奕好き」高橋順子 >148の車谷長吉氏の伴侶で詩人でもある方のエッセイなど 車谷氏の奇々怪々なエピソード(書いている小説に集中するあまりズボンを穿かずに 会社に出て、それに気付いてまた電車に乗って穿きに戻った)がやはり印象に残りますが、 そういう人(ヘンコで強迫神経症持ち)と一緒に暮らすという日々のあれこれだけでなく、 詩作(思索)をする人=詩について考える人ならではの、言葉の扱いの巧みさが随所に 表れていて興味深いです
>>155 ワンピースからの二の腕は日本人の心のフルサトですねw
ミ ・д・ミ さんも積極的に導入する事をオススメしたいモノです。
しかし最近の夏はどんどん女の人も露出度が多くなって、胸の谷間を
露わにしたいかにも「私セクシーでしょ」というような服を着ている
輩が多くなりましたが、ああいったファッションを見ていても全く
色気を感じないのはおいらだけでしょうか?
見せるべき所で見せなくて、見せない方がよい所で見せるというのは
人の想像力を阻害する悪しき風潮ではないのかと思ったりしますw
車谷長吉はある意味で川崎長太郎みたいな所があるのかも知れませんね。
名前も似てるし。詩作をする人にしても小説をする人にしても、多かれ
少なかれ一般人から見るとどこかたがが外れている人が多くて、その
傍観者の紹介により詳細なパーソナルが見えてくるというのが作家を
理解する一つの手法になってしまっている。
いわゆる「研究本」というヤツが面白いのは、作者本人の作品から醸し
出されている味わいをより解りやすいレシピとして紹介してくれる、
料理本としての役割に通ずる部分があるのだと思います。
以前読んだ藤原マキの「私の絵日記」はつげ義春夫人としての視点が
つげ氏本人とは随分違った所で、悲惨さもさほど感じられなく描かれて
おり、同じ屋根の下で暮らしていても男と女の感じ方(というか表現の
仕方なのだろうか)がこのように違うものかと微笑ましく読める内容の
ものでありました。
157 :
ミ ・д・ミ :2007/08/09(木) 22:14:31 ID:maM5NwsM
>156 >積極的に導入する事をオススメ 前向きに善処したいと思います… 川崎長太郎氏の著作は残念ながら未読ですが、「私小説書き」であること、 小説だけでなく俳句も読むところなど、車谷氏との共通項となる部分がありそうです。 身内が対象者である物書きについて語る(或いは書く)ことに意義があるとすれば、 それは身内(=物書きにとっての身近な第三者)の視線を借りる事が、読者にとっての 作品を理解する助けになる…という素朴な信仰?に支えられているからなのでしょう。 視線の偏りもまた味ということで。 「若者殺しの時代」堀井憲一郎 タイトルの「若者殺し」は、いまの大人達がいつまでも若者気分が抜けず オトナのポジションに就かないことが原因で、若者の可能性をスポイルしている という仮説に基づいたもの。 ゆっくり殺されていることに気付かない若者達は、自らの力を駆使して何かを勝ち取る ことも「何だかカッコ悪い」と思わされて、大学の「単位を取る」んじゃなくて「単位が来る」 なんて言っちゃってるらしいです。ヘェーヘェーヘェー。
おーげんさんホリケンよみますたか 男女板的なことも書かれてたと思うけどいかが
159 :
ミ ・д・ミ :2007/08/10(金) 01:44:46 ID:u5T1hmZv
>158 女の子のあとをついていってしまった男の子のこととか? 「ふんふんそうだねー」と思ったけど、それ以上でもそれ以下でも無いかな。。 なんかねぇ、総論めいた結論を導き出すには、材料が重箱の隅っこすぎるし (ネタ元が「ずんずん調査」とかだから仕方無いけど)、肝心の総論もえらく 抽象的な物言いで、どこらへんの読者層を狙って書いたんだか正直ピンと こない感じでした…
160 :
ミ ・д・ミ :2007/08/14(火) 15:23:18 ID:BOYYa1q6
「新版 MBAマネジメントブック」グロービス・マネジメント・インスティテュート(編著) 福原さんお勧めの入門書 うん、確かにパラ見したところ、経営に関するポイントを簡略にまとめた良い本だと思います でも必要な人の机の上に常に置かれる本であって、図書館で借りて2週間で返すような 代物ではないですな・・(^^;
最近チャンドラーばかり読んでいたが、懐かしさと共に今はもうフィリップ・マーロウの 時代じゃないんだなぁとしみじみ思った。男が憧れるようなヒーローがテレビや漫画の中で 若年齢化してしまい、メディアに乗っかってしまって何かと世間に晒された挙げ句重みが なくなってしまった。個人的な感では松田優作の「探偵物語」での工藤俊作以来お目に かかれていない。 昭和までのヒーロー像には「哀愁」というモノが付きまとい、無口で脳があっても爪を隠し、 ラストシーンはカッコよく去って行く。或いは非業の死を遂げるというモノだったのが今の 時代は何かと優等生で酒も煙草も女もいらない、二次元的なヒーローばかりでリアリティが ないからつまらないんだろうなと感じる。 男の「哀愁」が排除されてきた感がするのはフェミ共のタバコバッシングに似ていると感じる 部分が多く、シニカルに構えて孤独を愛するという近寄りがたいヒーロー像など世間にとっては 邪魔くさいイメージになってきたのかも知れませんなぁ。。。 「若者殺し」というモノが存在するならば、大人達が若者気分が抜けずに大人のポジションに 就かないという漠然としたモノではなく、今の大人達も同様にそういった大人に育てられてしまい 若者を育てられる姿勢を持っていないという、ちょっと踏み込んだところにあるのではないで しょうか。阿波踊りに来て周囲の目も憚らず日本酒のイッキを観光客でごった返す路上で平然と行い、 だらしない浴衣の着付けをしてワッショイワッショイと踊りも踊らずはしゃいでいる、はしたない 一部の大学生達を見ていると躾というものが如何に行われていないか、今の世の中でこいつらが 影響を受けているであろう見聞きするものには、カッコいい悪いの判断も出来ないような材料しか 無いのだろうかと哀しくなってしまう。 少し前までは目に余る奴らをひっつかまえて、ぶん殴ったり説教したりして窘めていた大人は おいら達以外にもいたが、今の時代は祭りだと言っても逆にこちらがお縄になってしまうから そこまでする大人はいなくなった。他人にはまるで無関心だ。 今では、そのはしたない奴らを見ている子供達に「ロクな大人にならんから大学に行っても あんな事はするなよ」と言うばかりである。
162 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/08/15(水) 22:06:24 ID:R96Qpgoc
「くたばれ!専業主婦!」ってどんな本なの? 読んだことある人感想頼む
163 :
ミ ・д・ミ :2007/08/17(金) 00:53:23 ID:kO3glq3q
>161 >個人的な感では松田優作の「探偵物語」での工藤俊作以来 5年ほど前に永瀬正敏が「私立探偵濱マイク」というのを演ってましたが (中島美嘉も出てましたぜ!)、林監督の趣味なのか、ちょっとスタイリッシュすぎ?て 泥臭いようで泥臭くない仕上がりという印象でしたね >シニカルに構えて孤独を愛するという近寄りがたいヒーロー像など世間にとっては >邪魔くさいイメージになってきたのかも知れませんなぁ。。。 ボギー ボギー あんたの時代は良かった♪ >若者を育てられる姿勢を持っていない あぁ、それは確かにそうかも知れません 次世代を育てるのが大人の義務だってプレッシャーが無いですもん・・ 「若者は社会の宝」ってスローガンが生きていたのは昭和までって気がします >逆にこちらがお縄になってしまう そうでなければ、逆ギレされて被害者になる場合だって無きにしも非ず(くわばらくわばら) 暑くて引き籠ってたら、図書館から借りてる本を全部読んでしまってました(汗 ちょっとでも涼しい気分になりたくて、文庫の「スティル・ライフ」(池澤夏樹)を持ち歩き。
セミ時雨
>>163 松田優作は探偵さんやってた頃が一番カッコ良かったな。テレビ版の方ね。
ジョークのセンスも良かったし、何か永瀬などは線が細すぎて未だにガキのイメージが
払拭されてないから探偵役やっても様にならない。しかもキョンキョンを捨て
中島美嘉と出来上がってしまうなんて。
まぁ、時代劇観ても萬屋錦之介みたいに居合いの段まで持っている役者バカもいないし。。
みんなバカがいないからツマランのでしょうなぁ。北大路欣也の「子連れ狼」なんて
あんな奇麗な浪人がいるかっていう感じで、大五郎もおぼっちゃんみたいでぜんぜん
大五郎じゃなかった。「上手い」のはいるけど「凄い」のがいないから飽きてくるんで
しょうか。うーーーむ昭和の時代は良かった。
> そうでなければ、逆ギレされて被害者になる場合だって無きにしも非ず
じゃないんですよね。逆ギレして向かってくるような奴らは徒党組んで阿波踊りなんかに
来やしませんよw 昔大学連相手にこちらが3人で向こうが60人の喧嘩をしたときも
向こうがビビってかかって来るヤツもいなかった。3人でかかってくるという無謀さに
恐れをなしたのでしょうかw 逆ギレするヤツは一人でひっそりとしていて薄気味
悪いからすぐ判る。
「STILL LIFE」と言えばパット・メセニーですよ。今の時期にはピッタリのアルバムです。
南米の乾いた暑さが風景に浮かんでくるアルバムです。思えばこの人、今の音楽家で最も
「凄い」という形容詞が当てはまる。
166 :
ミ ・д・ミ :2007/08/19(日) 00:37:00 ID:LZFYJuwD
>164
そうそう、セミ時雨とか、染色工場とか
さっつんが名無しの時に話したっけ?(あれ、ミ ・д・ミが名無しだったっけか・・)
>165
>逆ギレして向かってくるような奴らは徒党組んで阿波踊りなんかに
>来やしませんよw
そんな路上のルール知りませんもんで(笑
ちょっとググってみましたが、「STILL LIFE」は昨年出たリマスター盤も良いみたいですね
ttp://ogat.blog8.fc2.com/blog-entry-843.html 学生時代の同級生で猛烈な信者がいましたよ>パット・メセニー
ミ ・д・ミさんこっちだったのかw 阿波踊りは一部の大学連の大はしゃぎだけが徳島県民の頭痛のタネ。 昔、地元のNHKでも何故か討論番組にまで発展して一般連達と議論してました。 まぁ、酒飲んではしゃぐだけの奴らにゃ正論なんてないのですがww 「STILL LIFE」はパットメセニーグループの最高作と一時謳われていました。 この9月にグループじゃないんですが、ピアニストのブラッド・メルドーとの バンドで来日します。大阪のNHKホールですよ。おいらも勿論行きますよ。 あぁ、楽しみじゃ。
>>166 うん、僕はコテだったね。
げんさんは名無しか別コテだったような気がする。
鉱物の話とか楽しかった。
もう忙しいなぁ。あっちいったりこっちいったり。
170 :
ミ ・д・ミ :2007/08/19(日) 01:38:01 ID:LZFYJuwD
>167 NHKホール、全館禁煙ですので気をつけて。。 >168 あー、まだ名乗るのが怖くて名無しでモツスレに書き込みしてた頃(笑 鉱物の話って、何話してたんやろ・・ルビーとサファイアが兄弟とかそんな話かな・・ >169 あっちとこっちにしか居ませんよww
>>170 いや他にもあるのだw。タイガースの所とかジャズの所とか馬の所とかww
よく質問攻めに会うのですwww
173 :
ミ ・д・ミ :2007/08/23(木) 23:36:26 ID:IGzD4lfM
図書館に行く時間が無いので自前の本再読週間… 引き続き池澤夏樹「夏の朝の成層圏」を。 「文章を書く」というのはとても知的な一面があるのだということを あらためて意識させられつつ。
>>173 この1ヶ月でチャンドラー6冊再読しましたよw
頭はすっかりハードボイルド。今月は何かと慌ただしかったなぁ。
しかし外国文学ってやはり映画と同じで展開は面白いんだけど
わびさび的なニュアンスがどうも希薄なので日本作家読む時とは
頭の切り替えが必要ですね。当分小説には手が伸びそうにない。
文章を書くのが習慣になってくると自分なりの文体が定まって来て
気持ちが良いものですね。今月はデザインの周辺で文章を書く仕事が
割と多く、またまた地元のクライアントでプチ講演する機会なども
あったのですが、相乗効果でアイデアを捻出する手法が幾分変化
しました。
175 :
ミ ・д・ミ :2007/08/25(土) 01:03:45 ID:HEEiQtAK
>174 >わびさび的なニュアンスがどうも希薄なので 湿気が無い方が、かえってサクサク読めたりするのかも 仕事で知り合ったベトナム人の通訳さん(女子)は 日本の作家では村上春樹が読みやすくてお気に入りだと言ってました (彼女は英語も分かるので、日本人作家らしくないところが良かったらしい) >アイデアを捻出する手法が幾分変化 書く事が脳の中で考える道筋をつけてゆく作業の助けになるのでしょうね 思考のルートも、シナプスのつながりやすい道が轍になるように出来上がっていってたりして
>>175 確かに日本人作家の湿度はなかなか外国人には理解できない部分が多いかも。
村上春樹は随分外国人受けするらしいですね。おいらは毎年、某地元大学の高校に向けての
大学案内を制作していたのですが、授業風景のロケ立ち会い時に英会話の教授が題材にして
いたのは「ノルウェイの森」でした。オーストラリアなどではかなり売れているらしく、
海外で受ける文体が故ノーベル賞候補になったりもしたのでしょうか。
>思考のルートも、シナプスのつながりやすい道が轍になるように出来上がっていってたりして
以前、ミ ・д・ミさんに書きかけのモノがあると話をいたしましたが、仕事の合間を縫ってコツコツ
積み上げて来たのがそろそろ上がりかけているのでそれが随分鍛錬になりました。
いや楽しかった。
どこに出そうかな。
177 :
ミ ・д・ミ :2007/08/25(土) 01:47:47 ID:HEEiQtAK
>176 村上春樹は日本人にしてはめずらしい、水捌けが良い作風なのですかね(笑 「翻訳夜話」では、小説を書く自分と翻訳をする自分両方がいてちょうど良いバランスになる、と言っておられましたが (翻訳することが、読者としての満足であると同時に、作者の文体を吸収する訓練にもなるというようなニュアンスだったかな) >どこに出そうかな。 久々に公募ガイドの出番ですか♪
保守。
179 :
ミ ・д・ミ :2007/09/02(日) 21:52:59 ID:8pL4Uc8i
友だちが「エースをねらえ!」を古本でコンプリートしようとしていて 足りない分を代わりに近所で購入しました とびとびだったけど手渡す前に久々に読んでみたら 宗方コーチが死ぬとこでやっぱり泣いてもうた・・(´;ω;`)
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
「しんきらり」「続しんきらり」 やまだ紫 青林堂 やまだ紫は漫画家兼詩人兼エッセイストである。ガロにこの漫画が掲載されていたときは 特集号まで組まれ、杉浦日向子、高野文子と並び一風変わった作風からガロ女流漫画家 三人衆と言われ脚光を浴びていた。どの様な内容かと言うと何の変哲もない育児日記風な 漫画で、どこにでもいる主婦の日記の様に見えるが、夫と子供の狭間でスルドイ観察眼の下 「家庭」と「社会」の間に於ける自分が主役の舞台を見事な描写で表現している。 おいらがこの本を最初に読んだのはもう25年も前の話だが、核家族やその周辺の離婚や育児 問題がまだおおっぴらに世間の目に晒されるのをタブーとされている様な風潮の中、鋭い切り 口かつ批判的な目で淡々と物語を紡いで行く様が、女性らしく繊細で空白を巧みに使う達者な 線描写も相俟って不思議と魅力的で心を奪われた。頻繁に出てくる猫の表現も上手い。 上巻最後の3ページ、入浴から居間の風景に1コマずつ挿入された詩が印象的だ。 「長い 長い―――夢の中にいた あの人にめぐりあって6年 結婚して10年 あわせて16年" もの夢―――――― わたし自分を 無欲な平和な女だと思っていた 結婚生活に過大な期待を もたず ただ平和な日々がおくれたらと ささやかな…… 夫婦が長く平和に―という望みは 「ささやか」な望みなんかじゃなかった こんなに激しい夢ってなかったんだ 夢から覚めて どうしましょうね わたしたち…」 結局実際に離婚するまでの話も他の漫画で描いているんだけど、男とはまるで違っている結婚観 に畏怖を覚えた本ワル22才の春でした。主人公でもある「お母さん」は美人で色っぽいく子煩悩 で主婦の鏡みたいに映る反面、何故か凄く恐い存在なのでもありました。
182 :
ミ ・д・ミ :2007/09/04(火) 01:58:25 ID:sjg3hVKq
>181 しんきらりや性悪猫くらいは読んだかな でもエッセイになると、鋭い切り口と批判的な目線がオブラート無しに露呈して ちょっと遠慮したい、と思った記憶が・・
げんさん?
184 :
ミ ・д・ミ :2007/09/04(火) 02:15:50 ID:sjg3hVKq
∧,,∧ ∧,,∧ (・Д・`) (・Д・`) ゲー ( |i|i∪)( |i|i∪∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧(Д・` ) (・Д・`) (・Д・`)i|i ∪) ゲー ( |i|i∪)( |i|i∪) u-u' `u-u' `u-u' ・・・ゴメン、このAA貼ってみたかったんだよ・・(^^;
('A`)
186 :
ミ ・д・ミ :2007/09/04(火) 02:38:23 ID:sjg3hVKq
/^ヾo ○= ノ:;☆_;;.ヽ===○ ‖(⌒ミ ・д・ ミn ‖ .‖ 寝 ま す の /(_,,..てっ..,,__ ノ  ̄./i _,.(~ ̄  ̄ ̄~ヘ, | ! (~ ,::::::☆:::::::::☆:::::::::::::::.'' }i | ノ ..:☆::::::::::☆:::::::::::☆::::." 丿
のし
友人と3人で今しがたまでダベっていた。朝の4時まで誰かとシラフで喋るという事は
久しぶりなのだが、よくもまぁ話題が続くものだと我ながら呆れかえるわい。
こんな日も若いときは頻繁だったのだが、年を取るに連れて無くなって行くものだと
現実に友人のありがたみを痛切に感じてくる。言いたいことがどこかで誰かに喋れる
という環境は大事ですな。壁に向かって独り言を言い出したらおしまいだ。
>>182 やまだ紫の作品は初期の方が落ち着いてて後になるほど毒が多くなってから、おいらも
この「しんきらり」2巻と「鈍たちと山猫」、「性悪猫」の4冊を残しているのみです。
それ以降のものは何故かおいら周辺の女性には快く受け入れられなかったのです。
子難しいのかな?高野文子は気に入られたのですがねぇ。
189 :
ミ ・д・ミ :2007/09/06(木) 00:27:27 ID:lunaRJhK
>188 コムツカシイのもあるかも知れませんが、やまださんの作風は、読み手を不快にさせかねない鋭さ(≒恐さ)が 常に内包されているからでは無いですかね・・ 内省的であり過ぎるが故に、ちょっとしたユーモアも焼け石に水、みたいな重たさがあるところが、高野作品と 圧倒的に違うと思います
高野文子の「絶対安全剃刀」と「おともだち」はウチの姉が大のお気に入りです。 杉浦日向子は読む気がしないそうですw。
あれ?確かに190がおいらのレスの筈なのに?? なんでだろう???消えているし、替わりにミ ・д・ミさんの レスが重複してる。
これは一体どうしたんだろう?
おかるとじゃおかるとじゃw げんさんちょっと見てたら何か書き込んで見ては もらえんでしょうか?
194 :
ミ ・д・ミ :2007/09/06(木) 01:03:53 ID:lunaRJhK
こっちの専ブラからは普通に読めてますよー でも190-192とコロコロIDが変わってますね >190 杉浦さんもアクが強い作家さんじゃないですか(笑 ミ ・д・ミもまだ近藤ようこさんとかの方が読みやすいかなぁ
判った。おいらの専ブラがおかしいのだw。 ネスケで見ると190のレスがちゃんと表示されてるのに、専ブラで みると189と190が重複しているかのように表示されてる。
こういう時は専ブラの初期設定を捨てて再起動すれば治る筈。 といってもネスケで書き込むの久しぶりだなぁ。。 あぁ、近藤ようこは「仮想恋愛」っていうの持ってたけど売っちゃったw ちょっと暗かったけど、筋はしっかりしてたかな。
おっかしいな?やっぱり189と190がミ ・д・ミさんの書き込み重複しているままだ。 時空の歪みが出来ているのかも知れんなw
治った治ったw 過去ログ捨てたら治った。
199 :
ミ ・д・ミ :2007/09/11(火) 01:42:50 ID:AB9Anpgc
「キミハドコニイルノ」中村和恵 異国に住むということ 外国人として暮らすことの諸々と思い出について書かれたエッセイ 心許無さと共にある心地良さ。。 読んでいてふと気がついたのですが 物書きの女性で親がセンセイっていうひと、結構見かけるような この人はお父上がロシア文学者で 川上弘美さん(同じく生物学の教授)とか 絲山秋子さん(同じく経済学の教授)とか 姫野カオルコさん(同じく高校教師)とか 二世作家よりも割合が高いような気がするのは気のせいかな…
200 :
ミ ・д・ミ :2007/09/13(木) 01:40:15 ID:d+SPLWfX
自己レス よく考えれば 作家と教師じゃ母数が全然違うから センセイのこどもの物書きが目につくのは当たり前だ(とほー
ミ ・д・ミさん。只今モツスレがカメムシ臭いので遊びに来ませんかw
202 :
ミ ・д・ミ :2007/09/13(木) 02:05:14 ID:d+SPLWfX
・・カメムシ臭そうだからヤですw
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
本ワルオヤジがのろけスレに晒されてる件
まぁひどい。
俺もそう思う
「樋口可南子のきものまわり」 清野恵里子 集英社 今日近所のショッピングセンターの本屋へ行ったときに、年で言えば見た目20代後半位の女の人が 胸元が大きく開いた黒いタンクトップの巨乳を今にもはみださんばかりに揺らせながら出てきた。 しかも凄く日に焼けていて、お世辞にもセクシーとは言えないようないでたちだったのだが、不覚 にも奇異なモノを見る独特な反応で目が行ってしまった。特に意識もしていなかったのだが思わず 目があってしまい、こちらは目をそらせずにいられないような嫌な感じになった。ああいう格好で ショッピングセンターへ行く神経がワカラン。美意識なんて全く持ち合わせていないのだろうが 「私セクシーでしょ」とか思っていなければあんな格好はしないよなぁ。。 「羞恥心」の欠片もないような女が増えたなぁ。。とか考えながら本屋へ行ってエッセイの棚を 物色していると少しサイズの大きい本が目に飛び込んで来たので、背表紙を見ると「樋口可南子の きものまわり」であった。元々好きな女優なのでパラパラとめくっている内に、この本が凄く欲しく なったのでレジへ直行した。中身はシンプルな普段着の着物を纏った樋口可南子が自宅の京都周辺で 撮影した写真が満載であり、宮沢りえや浅丘ルリ子がこれも艶やかな着物姿でゲスト出演してたりで、 見ていて本当に癒される。チャラチャラしたファッション誌ばかり手本にしている輩は是非こういった スタイルを参考にすれば良い。と言っても樋口可南子の圧倒的な魅力の前には為す術もなかろうがな。 イトイさんが羨ましいぜよ。 今の日本女性にはこういう女性を憬れとして持っていて欲しいものであるよ、全く。。。
amazonにレビューを投稿してる女のサイト
http://www.geocities.jp/book1navi/j/913h.html 「壊れるもの」(福澤徹三)の書評が酷い
1冊に充満するオヤジ。読むと年齢は42歳ぐらいなん
だけど、50代の男性みたい。忙しさを全ての理由にし
て20年間生きてきた男が主人公。無理して購入したマ
イホームが地元の人が厭味嫌う場所だった。近所の
人が少しずつ引越してゆくのと同時に、主人公の職場
も上司と折り合いが悪くなり家庭にも安らぎはない。
少しずつ転落してゆく主人公どうも共感できないのは
女からすると「俺は外でこんなに辛抱してるんだ」って、
恩着せがましいうざさが鼻につく主人公だからかも自
業自得と割り切れて恐くもなんともない
恩着せがましいと思うなら、自分で家族を養えばいいのに
そういう発想も行動も出来ないで全部男の所為にするのが
所詮女というところか。
209 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/09/15(土) 07:46:25 ID:vd92OHki
>>7 その手の仕事は会社からゴミ扱いされてる奴が多いね
210 :
ミ ・д・ミ :2007/09/15(土) 22:49:01 ID:RAMqDA81
>204 読みました(・∀・)ニヤニヤ どこのスレでの発言かしら? >207 伊集院静と糸井重里はいつまでもオトコのジェラシーの対象であり続けるのでしょうねー >208 プロフィールでは司書10年目と書かれているので、少なくともご自分で自分を養っておられるのでしょう どちらかというと「色々辛抱してるのはお前だけちゃうっていう事に気付けや〜」という揶揄なのかも それにしても、どんな文章も「書評」ってタイトルをつければ格好良くなりますね(笑 人って何をどれだけ沢山読んでも、結局自分の良いようにしか読み取らないものだと、 ひとさまの文章を読むとよく分かるものだなぁ・・
211 :
ミ ・д・ミ :2007/09/15(土) 23:06:24 ID:RAMqDA81
と、自戒をこめて書いてみた 「評論家入門 清貧でもいいから物書きになりたい人に」小谷野敦 まだ読み途中ですけども 小谷野氏が井上章一氏をえらく持ち上げてるのは知っていましたが 単に「もてへん男」についての論の先達だからというだけでなく 評論家としてのあり方も含めての評価だったのだという事が分かったのがとりあえずの収穫w 平凡社新書は赤白の装丁なのですが 今日たまたま赤白のラグランTシャツを着ていて、持ち歩いてる時に「わ、おんなじ!」と 気付いて少し恥ずかしかった(´・ω・`)
>>210 捏造じゃ!
おいらはクラの所でもっきなんてしませんわ。はしたない
ムキーーーーーー!!!
213 :
ミ ・д・ミ :2007/09/15(土) 23:47:33 ID:RAMqDA81
>212 じゃあ元の文章はどんなだったんですか?(・∀・)ニヤニヤ
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
216 :
ミ ・д・ミ :2007/09/16(日) 18:29:34 ID:2kmIloC7
>215 ゆ?アリガト(T_T)
217 :
ねこOJ :2007/09/18(火) 23:52:25 ID:G9su3obR
東野圭吾的なサスペンス探してるんだけど、良いの知らない?
そらぁ、レイモンド・チャンドラーでしょう。ハードボイルドサスペンスの 草分け的存在。東野圭吾は読んだことないから知らない。
219 :
ねこOJ :2007/09/19(水) 00:26:30 ID:BzKnzNiZ
ハードボイルドかぁ。 なんか普通に展開してるんだけど、ちょっと「あれ?」ってなってくるような 話が見たいんだよね。蝿の王とかデミアンとかみたいな。
ひぐらし
221 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/09/19(水) 01:12:44 ID:uxecof9G
宮部みゆきとかじゃない?
222 :
ねこOJ :2007/09/19(水) 01:22:18 ID:BzKnzNiZ
できれば題名と、詳細知りたいですw
223 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/09/19(水) 01:37:46 ID:uxecof9G
>>222 221に言ってるんだったら、何だろ、レベル7とかどんでん返しで、
東野の2000年までくらいのミステリー作品に似てた気がする。
でも、個人的には火車が好きだな。模倣犯とかは有名だけど、
長すぎてくどいと思う。
でも、この二人は作風のはばが広いから、一概には言えない。
ちなみに書評読んだだけだけど、宮部の楽園は面白そう。
224 :
遊去騎士団@アキバ系サバイバー :2007/09/19(水) 01:41:07 ID:nhmF6pKu
俺が読む本はな・・・・・・ って誰か当ててみてくれ
うーーーーむ。。。読書スレがこんなに混沌としているのは 1年振り以上になるかなw
227 :
国語の人 ◆VDvgiK9EBw :2007/09/19(水) 21:34:50 ID:cZXqZ60N
>>227 おぉ、国語サン久しぶりです。このスレでは全くご無沙汰でした。
来週の金曜日にそちらに伺いますが、只今スケジュールの調整中
ゆえ決まり次第連絡します。
229 :
ねこOJ :2007/09/19(水) 23:08:32 ID:BzKnzNiZ
火車読んだ事あるような。 まぁいいや、ありがとー。 ちなみに三島由紀夫の午後の曳航、カラマーゾフも好き。
>>228 ご無沙汰ですな。
>>来週の金曜日
むむ!!
当方は来週木曜日から遅い夏休みで女房の実家(東京)
行きなのである。(鬼怒川と水戸へのドライブ付き)
30日に帰ってきて、来月初頭は家でゴロゴロしますがなぁ。
女房に「四国にいこうか?」と聞いたら「その時になって考える」
とのこと。(多分疲れていて、無理そう)
>>229 >>カラマーゾフも好き。
前スレでも言ってましたな。
ならば当方も前スレの言葉を繰り返しますか。
「坂の上の雲」を読んでください。
>>230 あらら、おいらは28日の夜大阪でコンサート観て、29日は阪神競馬場でという
予定で29日の夜に神戸で飲もうかと考えておったのですが、それではすれ違いですな。
まぁそんなに遠くではないのでまた腰を据えて飲める時にゆっくりと参りましょうか。
では29日の夜はゆっくりと神戸サウナで癒されて来ます。というか阪神の優勝と
重ならないように祈っておかねばバスに乗れない事が始まるのでちょっと心配w
233 :
ねこOJ :2007/09/19(水) 23:30:10 ID:BzKnzNiZ
前スレに書き込んだことあったっけ? でもリコメンドありがとう。読んでみるね。 カラマーゾフは話も勿論好きなんだけど、 アリーシャが好きなんだよね。 ああいう人になりたいな〜って思って。
234 :
ミ ・д・ミ :2007/09/26(水) 01:11:28 ID:/XvNpkNR
「オンナらしさ入門(笑)」小倉千加子 YA新書と銘打ってはいるけれど、オンナの子を持つ お母さんが読むとちょっと切ない感じがするのじゃないかなぁ・・ そして、女性の自意識について語るのにジャニーズを持ち出す センスはさすが小倉さん。。
保守
236 :
ミ ・д・ミ :2007/10/08(月) 02:23:26 ID:93DetXqM
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
>>236 いやこりゃどうみてもインチキでしょ(笑)
239 :
ミ ・д・ミ :2007/10/08(月) 10:33:02 ID:93DetXqM
>238 尿療法と同じ原理で 朝取れたての尿の情報を良質の水に移して使うのだそうな アトピーの治療が主な目的で開発されたらしいけど それで治癒能力が上がるのだとしたら、この機械がというより 人体そのものが不思議なものだなぁと
240 :
ミ ・д・ミ :2007/10/12(金) 23:21:43 ID:yD1sOzft
明日も仕事だから、図書館へは明後日行こう(泣)
げんさん図書館いきますたか(´ω`) 僕もやっと東京タワーが回ってきたから借りなきゃ(´ω`)y-~~
242 :
ミ ・д・ミ :2007/10/16(火) 00:09:00 ID:pHlxmQhj
行ってきたー ノシ 東京タワーといえばTHE BOOMの歌を思い出す訳ですが そういえば中島美嘉の新曲の作詞をMIYAがやっているもよう 「黒」柳美里 比較的新作なのに早く手元に届いたということは 「命」に始まる3部作だか4部作(途中で飽きて読むのを止めた)ほど 予約がついてないのかな あの冗長な書き流しより遥かに作品としてはいいカタチをしているし 内容もセンセーショナルなものですけども・・ 赤裸々なノンフィクションの貌(かお)をしているけれど 創作する(=ウソを作る)姿そのものが二人の書き手の絆であったこと それを書き終えることで彼女は彼の手を離しそしてまた新たに手を繋ぐのだ
お初にお目にかかります。 前スレ(かな?)をはじめて見つけたとき、罵りあいばかりの男女板の中で、 いいスレだなあと思いながらROMってたんですが、途中荒れた事があったでしょう。 それからご無沙汰していて、今日何気に見ていたらまたこのスレ見つけて、 うれしくなって書き込んでしまいました。 本の数って星の数ほどあると思うんだけど、その中で自分にとって良書と思える本と出会える チャンスは中々無いと思うんですよ。知らないジャンルや・作家さんの本って手が出にくいし。 でもこのスレで取り上げられてる本は「読みたい!」と思える本が多くて、本探しの参考になるし 助かってます。(本当はそれじゃイカンのかも知れないけど。) 20数年前、高校生のときにがっつくように図書館に入り浸っては、手当たりしだい読んでた元気は 今は無いけど、知ってる本が挙がってるときは、うれしくも懐かしくなってまた読み返したくなりますね。 察するに、住人の方たちは同年輩かもう少し上の方たちのようですが、 お体に気をつけて、楽しい読書人生を。 スレ汚し申し訳ありません。お邪魔しました。
>243 最近読んだ本のことを 愛情いっぱい語るといいとおもうの
本って、読んだ状況、環境、時期でイメージ定着しませんか? ヘッセのデミアンはウンコする時読んでたんで、 便器にしゃがむと思い出す。
あー スピッツのロビンソンを聞くと 星里もちる の リビングゲームって漫画を思い出します
ねこって一昔前のが好きだね。 神話とか聖書もやたら詳しいみたいだし。 アリョーシャが1番好きなキャラクター?
いんや。スティアパイク
249 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/10/19(金) 22:56:59 ID:RkDBri0w
知らない。w
250 :
以上連敗 :2007/10/19(金) 23:13:20 ID:KwywSK9N
群ようこ さんの 無印シリーズとかおやじ丼 とか面白かった。 全部短編がいくつかあって、気軽に読める
sage sage進行で 特に男女論に関係場合は特に気をつけてsage進行がよいのではないかなぁ
ピークのゴーメンガースト。 なんか好きなんだよなぁ。
>>243 貴君もどんどん書いてくだされ。
あー、当方はここのところもう嫌というほど技術書にどっぷりの日々で、
消化不良を起こしながらも病的な程に必死なのであるが・・
先日女房の実家を訪いし折に、以前女房の母上に差しあげた本が目に止まった、
司馬遼太郎の「花咲ける上方武士道」という、一般のファンではあまり知らない(と思う)本である。
無性に読みたくなり、再び当方に下賜していただいて読んだがやはり面白い。
一般的に有名な司馬作品と大きく異なり、むしろ荒唐無稽な程のドタバタアクションコメディーである。
剣の達人の貧乏公家が大坂の薬屋の宣伝材料に養子入りするシーンから始まり、
幕末の風雲のなか、突如この通称「禁裏はん」こと後の右近少将藤原朝臣高野則近へ
朝廷より東国調査の勅命が下る。
腕は立つのに何故か商人の便宜を図ることに奔走する元同心「百済の門兵衛」
先祖代々朝廷の庭番を勤める伊賀の軒ざるの裔「名張の青不動」
初めての後朝の別れののち、側女でもよいからと後を追う大阪道修町薬屋の姪「お悠」
下る東海道の宿場宿場で待ち受ける幕府の「雅客」(宮飛脚=朝廷へのスパイ)と
それらを束ねる・・・と、登場人物もイカニモな面々ぞろいで・・・
久々に縦書きの本を読みましたな。
243です。 皆さんありがとう。やはりいい人が多いですねこのスレ。 いっぱい、どんどん、本のこと書き込みたいんですが、実は今長期の海外出張中で、事務所兼宿舎 のこの家には、本が殆ど無いんですよ。 過去に日本から来た人がお土産代わりにおいていった司馬遼太郎10数冊くらい、他幾許か。。。 で、ここにある一番新しいのが、文庫版の ダ・ヴィンチ・コード(上中下) ダン・ブラウン著、越前敏弥訳 久々の翻訳ものでしたが、結構読めました。 一時話題になったから、改めて小生が何か言うことも無いと思いますが、再び、「歴史とは何か」ということを 考えさせられましたね。 司馬遼太郎を読んでも思うんですが、歴史とは後世の人が書き綴るもので、書かれた歴史=過去にあった 事実であるとは限らない。 でも、後の世に書かれたものによって、それが「過去の事実」のように思われていく。 そんなことを考えさせられました。 映画の方は任地へ向かう飛行機の中で、英語と確か日本語字幕の両方を見たんですが、これは日本人には ちょっと難しいかなと思いましたね。かなりキリスト教の基礎知識が無いと理解できない部分が多かった気が します。 小生は西洋哲学を専攻していたので、キリスト教は基礎知識として必須でしたけど、それでも判らない部分が 多かった。本によって背景を知ることができたので、今度見る機会があれば、次は楽しめるのではないかなと 思いますが。。。 駄文&長文、失礼しました。
>>254 ごゆるりとしていってくだされ。
>>歴史とは後世の人が書き綴るもので、
有無。去年の出来事でも真相は闇の中など茶飯事であろう、
しかし歴史の面白いところは、書き換えられ糊塗された記録の奥に
共通の人間集団のダイナミズムと言うベクトルと、物言わぬ民草の
全世界共通のバイアスをかけることで、結構抽象化された結果が出ることでもあろう。
このあたり今後の歴史学者に期待したいところであり、「人間の創作」を侮ってはならぬところ。
256 :
ミ ・д・ミ :2007/10/21(日) 15:47:48 ID:8BZooLAZ
おや、新規のお客様が・・ 遠い国からお越しの方も、ここを覗いておられるのは不思議な気がしますねぇ >243 >本の数って星の数ほどあると思うんだけど、その中で自分にとって良書と思える本と出会える >チャンスは中々無いと思うんですよ。 萩尾望都さんの漫画(フラワー・フェスティバル)に出てくるバレエダンサーの男性が 「自分が死ぬまでに幾つの作品を踊れると思う?」と問う台詞があるのですが 自分が読める本の数も、実はたかが知れていますもんね 特に同じ時代を生きている書き手で、「この人が書く文章を今読めて良かった」と思える人に 『出逢う』楽しみは、なにものにも変えがたい喜びなのでは・・と思います 「表現したい人のためのマンガ入門」しりあがり寿 直感だけで描かれたように見えたギャグ漫画たちが、実は結構「理詰め」で作られていたことが 分かって非常にショック(笑) いや、とても、頭を使ってバカ描いておられたのですね。。 サラリーマン生活が漫画家としてのブランドイメージのマネジメントに大きな影響を与えたことを 考えると、会社員生活がまんざら無駄じゃない人もいるんだ、と少しホッコリした気分になりました
257 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/10/21(日) 21:47:07 ID:jKlx33lI
保守ついでに、現代語版のいろはをば。 (旧字体の二文字を除き46文字を一字づつ使い現代仮名遣で詩文のようなものに仕上げる) 城跡に立ちて月を真似、見返る姫の背へ稲穂起こす役割。避けられぬ損務は冬模様。 意味不明w
259 :
ミ ・д・ミ :2007/10/31(水) 23:58:17 ID:mBy15/Zh
「部屋にて」石田千 これまでと違う表現を模索して、ずいずい、ずいずい、と書く領域が広がっていく。 どういう書き手になってゆくのか、時折現実からベロリとのぞく彼岸じみた景色に ハラハラしながら頁は進む。 『指輪』のはなしが、良かった。
260 :
ミ ・д・ミ :2007/11/04(日) 23:21:38 ID:6Hjgoqwe
借りた「シグルイ」(山口貴由)にウヘァー('A`)となっていたら、 引き取りに行った予約図書が「世界屠畜紀行」(内澤旬子)でした…('A`) もうちょっとしてから読もう…
アマゾンさんのお勧めに「ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか」ですとか 「プログラミングのための線形代数」ですとか「Scilabで学ぶディジタル信号処理」ですとかろくでもない 面白げなタイトルが並んでをりますのでついつい食指をそそられるので御座いますけれども本物のプログラマは読書なんかしない (-_- )
よく考えると 食指は動くもの 触手はニョロすもの ですた ( ・_・) そそられるのは●欲ですし
本物のプログラマって何だ? もののあはれも分からぬ人間が、ソフトウェアを自己表現として 提示できるなど有り得ぬでしょうな。
>>264 >>本物のプログラマは自販機のポップコーンを好む。
>>並のコーダーはそれを電子レンジで熱するが、本物のプログラマはCPUの熱を使う。
>>コーンの破裂をきいて、いまどのジョブが走っているかが解るのだ。
爆笑した。
久しぶりにカキコ。 最近理由あってExcelの関数やらVBA関連の本ばかり読んでいたのだが(読書とは言わない かも・・)基本中の基本をずっと昔から怠っていたので、いざとなった時に関数が使えない ようなシートの作成をしていた事が判明しましたww。賢くなった分だけ昔の愚行を反省 せざるを得ない典型例という点に於いては、普段から嘲笑している今の日本のバカ政治と 大してかわらんではないかと反省することしきりなのでありました。 「土の中の子供」中村文則著 あまり買う気が起こらなくて本屋の立ち読みにて読破しました。二年前の芥川賞受賞作ですが 何か暗くて殷々鬱々とした雰囲気が芥川龍之介の世界観に通ずる部分があり、久々の芥川賞受賞 小説らしさが出ていて自分的には好きな世界観でした。 で、この前チャンドラーを再読した後に何を読んだかというと、ユイスマンスの「さかしま」と バタイユの「眼球譚」のみですが、「さかしま」は読んでいると鬱になってしまう可能性がある のですが、これは内容以前に訳者の澁沢龍彦が誠に素晴らしい翻訳をしているという点が特筆 される部分に於いて内容はさておき、文体を愉しむという点に関しては非常に美的価値観に優れた 文芸作品と言えるでしょう。表現力の極北。
読書とは若干あれだがお勧めの写真集を教えてたもれ(´ω`)y-~~
>>267 学研が1970年に出版した日本万国博の
篠山紀信の写真と赤塚不二夫のイラストのコラボなど如何か?
269 :
ミ ・д・ミ :2007/11/14(水) 22:38:48 ID:PSk111A8
>267 上田義彦さんはもう知ってるよねー ともだちがくれた植田正治氏の写真集、なかなか良かったです あとベタだけど岩合さんの動物写真と三好さんの楽園写真かな
石川賢治さんの月光浴とか美麗ますょ
国語さんげんさんゆ?おじいちゃんどうもありがとう(´ω`) 僕はどうも俺様写真にばかり悦に入ってて人の写真を知らないので、この際ひととおりチェックさせていただきやす(´ω`) 赤塚不二夫コラボとか面白そうだなあ(´ω`)y-~~
275 :
Mr知的障害 :2007/11/20(火) 20:25:16 ID:OlJ4zCzX
成功目的でたくさん本を読んでいるのに、 いつまで経っても成功する気配すら無いのは、 推測するのに「思索」を怠っている。 ある哲学者は、思索こそが最も重要だと言った。 本を読む事よりも思索こそが大切ということだ。 しかし、読書も思索の一環になりえる。 単に読み手側が、鵜呑みだけして読書完了したと 自己満足するからいけない。 自分より遥かに優れた知性の持ち主の 思索から刺激を受けることを契機に、 自分もより深い思索をするバネの機会にする。 アメリカ元大統領ジョン・F・ケネディ、 彼は、母親に天性の読書家と言わしめたほど本の虫だったそう。 そんなケネディの本の読み方を紹介しよう。 本を読んでいる途中で、著者から問題が提起された時は目を閉じて、 その答えを考えるようにしたそうだ。 敢えて目を閉じるのは、その方が思考が研ぎ澄まされるからだと思う。 やはり、ケネディも単に読み流したわけではない。 単に本のページをめくり読み進めるのではなく、 思索する能動的行為を加えつつ本を読む。 ああ思索、思索、ああ思索。
276 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/11/20(火) 20:29:53 ID:OlJ4zCzX
つまらない文章(私の思索)を申し訳ない。 ぺこりちゃん。
上のレスに刺激を受けて思索、思索、ああ思索
>>275 当方も貴君の言うような書籍の読み方をしてしまうが、
それで果たして良いのであろうか?
良書に思索は不要では無かろうかな?
ただ、浸れば良いのである。
自戒を含めて。
279 :
ミ ・д・ミ :2007/11/22(木) 22:41:27 ID:LegxcV6p
読みました>260 読んだあとは、コブクロという文字を自然に子宮と脳内変換…(苦笑) 日本で肉をきちんと提供する為に律されたルールとスキルについて 肉を食べる人はせめて知っておいた方がいいよねぇ、と思いますやっぱり よその国の屠畜事情も様々で面白いです
>>279 ていうかげんさんがどうしてその本を選んだのか気になる(´ω`)y-~~
ドイツではお祭の時に大量に料理するため熱湯が入ったプールに 豚を一斉に追い込んで屠殺するらしいと聞いたが本当かな? 「猫のあしあと」 町田 康 単行本を久しぶりに買ったが、町田康の新作衝動買いだった。 最近筆者は動物保護団体に無理矢理ノラ猫を押しつけられて数匹 飼っているらしい。病気の猫を医者に連れていったり悪戦苦闘しながら 世話をしている様子が他人事ではないので前作同様痛いほど解る。 ウチに三匹の子猫がいるのだが一匹だけ目がつぶれかかっている。 医者に連れて行き薬を貰い、最近やっと食欲が旺盛になり走り回る様に まで回復して一安心だが、動物医療も進歩してインターフェロンを 治療に用いていたりする。保険が効かないので薬代も大変だ。 外猫なので寒さにも耐えられるように昨年大きな小屋を造ってやり、 毛布を敷いて使い捨てカイロを入れてやっているが、常時7匹在住 している。メシ代も大変だし、うっかりしていると他所の猫が来て 横取りされるのでメシ時はいつも見張りをしなければならない。 うーーーーむ。結構大変なのである。
283 :
ミ ・д・ミ :2007/11/22(木) 23:16:22 ID:LegxcV6p
>280
えとですね
この人の本は自分で挿絵も描いてるイラストルポなのですよ
そもそものきっかけは図書館で『センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場』
という本を見かけて読んだら楽しかったのね
(中身はこんな感じ→
ttp://image.kansai.com/kdc/8660/EuBAAwaD_s.JPG )
で、同じ作者で検索かけたら屠畜本がヒットしたので借りてみましたとさ
>281
残念ながらドイツ事情は載ってませんでした
本ワルさんちは扶養家族多いのですね
エンゲル係数高そう・・
>282
知ってます知ってます
ニヤニヤ(・∀・)しながら読んでましたよー♪
>>本ワルさんちは扶養家族多いのですね
ありゃりゃ
>>281 の後段を前段の書籍の続きと思い読み飛ばして居った。
実に持ってうらやま・・大変ですなぁ。
>>284 実はこの前おいらが大阪へ行ってた時にウチのオヤジがこっそり親猫ばかり、
7匹もワナを仕掛け掴まえてはどこかへ捨ててきたらしく、危うく親子関係
断絶かという様な殺伐とした家庭状況でしたが、おいらの怒りもようやく
収まったばかりなのです。異常に増えたりもたまにするのですが猫はテリトリー
がある上、ノラは5年くらいの寿命なのでその内自然に数は淘汰されて行くのです。
しかもクソ田舎で趣味で作っている畑を掘り返してンコをする猫の被害など、
被害のウチにゃあ入らんのですが、あまりこちらの言い分のみで事を荒立てる
と近所の手前もありますので我慢しておりました。30年近く飼い続けている
のになんで今さらそんなむごいことをするのかと哀しくなりました。
捨てられたのが住宅地だったというので何とか生き延びて欲しいと願うばかりです。
誰かもらってチョーダイ。。
中島みゆきを聴き込んでみたいんだけどお勧めありますか(´ω`) またもや読書じゃなくてあれなんだが(´ω`)y-~~ リクエストばかりなのもアレなので今お茶しながら聴いてるのはTom WaitsのClosing Time(´ω`) 夜のお茶やお酒にちょうどいい(´ω`) 一家に一枚どうぞってぐらいの名盤であります(´ω`)y-~~
>>286 道に倒れて誰かの名を呼び続けたことが有りますか?
っていうあれくらいですかな。
おかーさーん おかーさーん
289 :
ミ ・д・ミ :2007/12/05(水) 02:43:58 ID:2qfWK8qm
>286 さっつんはなんでまたそんな事を思いついたのかしら アルバム、沢山あるからなぁ… とりあえず、ベスト盤(シングルズ、大吟醸、大銀幕もろもろ)を聴いて 気に入った曲が見つかったら、その曲がリリースされた時期のアルバムから 聴いてみたらどうでしょう ちなみにグッバイガール(1988)からあとの作品は全部プロデューサーが 同じ人だから、サウンドの変化は(それまでと比べると)あんまりないかも
>>289 ベスト版はどれがおすすめ?(´ω`)
げんさんの主観でいいからおしえて(´ω`)y-~~
291 :
ミ ・д・ミ :2007/12/05(水) 23:46:58 ID:2qfWK8qm
>290 まんべんなく聴けるのはやっぱりシングルズじゃない? 2種類あるよ(2のほうが新しいシングルね) ちなみに本ワルさんがモツスレで話してた「おまえの家」は 『愛していると云ってくれ』というアルバムに入ってます
>>291 げんさんありがとうシングルズにするわ(´ω`)y-~~
じつは転職した。 結構忙しく、面白い。 その代わり、今までのクソ楽で時間のありあまる状態では無い故に 技術書を含めてあまり本が読めない。 電車の中で、往復とも歴史書を読んでいるが。
転職おめ(´ω`) 忙しくも充実しているようでなによりですな(´ω`)y-~~
>>293 おめでとうございます。
40過ぎての転職は難しいご時世なのですが、技術があれば
どうにかなる。頑張って頂きたく願います。
ドストエフスキー読んでみようと思っています。 何から読んだ方がいいでしょうか? ちなみに今のところあらすじを読んで興味あるのは「カラ兄」と「地下室」です。 哲学に浸って人生変えたいです。
>>296 大切なのは意図的に自分の何を変えたいのか。どう変えたいのかであり、それを
書物の力によって変える指針を見つけたいのならば、先ず自分の精神状態が今何を
読めるかを考えてから、読んでて苦痛にならないものを選び、そこから自分の指標
となるような書物が見つかるように長い時間をかけて連鎖させて行くという事です。
何から読んだ方がいいでしょうか?という問いかけに対しては、ある程度読書の経
験がある人には自分が思い立った本を読むしかないという答えしかありません。
ドストエフスキーを読んでみようと思った動機は何だったのか?その理由は明確に
あるわけでしょう?それ以外の理由はいらんのです。そしてそれを読んで次に何を
読みたくなったかが見つかればそれを読む。読書はそれで良いのです。
哲学というものに依存しすぎて、それが先走り過ぎると「起きて半畳、寝て一畳、
天下を取っても二合半」という風に人生を変えなくてもいいという結論に達したり
もします。そういった考え方が元々無かった人には「変わる」という事に繋がるの
でしょうが。。変わっているのに変わっていないと思いこんでる人が多すぎるので
はないでしょうか。人生なんて変えようとしないでも毎日変わって行くもの。
変えなければならないものがあるとすれば「人生観」じゃないですかね。
298 :
名無しさん :2007/12/22(土) 00:13:21 ID:avV25K9R
age
299 :
ミ ・д・ミ :2007/12/28(金) 20:03:07 ID:KzroOVjz
仕事納め アク規解除 マンガ7冊衝動買い ふぅ。
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡 マンガ7冊ってなに買ったのー?
301 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2007/12/28(金) 21:32:33 ID:3Nsy3NTo
集英社文庫版夏目漱石「こころ」 吉永みち子とかいうババアの鑑賞文に笑った 「先生」に対する解釈はまあ面白いけど、そこでやめときゃいいのに 結局「男は精神的に弱い」「女の方が強い」って方向に持っていくw (やめときゃいいっつーか、最初から「女が強い」言いたかっただけだろう) 男性の批評文ならここまで男と女の優劣を決めようとするモノってなかなか書かない(書けない)けど 女は平気で書く。しかもだいたい「女が強い・凄い」を主張するw いかにも女の感想文で笑ったよ こんな糞フェミ感想文を巻末に載せんじゃねえ
今日は四国に行った。 本ワルさんと、久々の邂逅でした。 往復の車中では、今までボロボロになるまで読んだ 逆説の日本史をまた読んだ。
>>301 某高校国語教師が一年かけて「こころ」を授業で取り上げて、
挙句に女生徒と心中した事例を知っている。
ババアが理解できないのは分かる気がする。
>>302 お疲れさまでした。無事帰り着いたようで何よりです。
あの讃岐うどんは多分日持ちすると思いますから
年越しそばならぬ年越しうどんでいいかも知れませんね。
う三へ(へ´ω`)∧ うどんー
>>305 四国では年越しにうどんを喰うというのは定かではない。
しかしウチはたまにうどんになったりする。
307 :
ミ ・д・ミ :2007/12/29(土) 17:26:36 ID:6JXJUZEu
仲良キコトハ美シキ哉 >300 安倍夜郎「深夜食堂(1)」 大槻ケンヂ原作・西炯子作画「女王様ナナカ」 大和田秀樹「ガンダムさん(みっつめの巻)」 オノナツメ「Danza」 かまたきみこ「空中飲茶飯店(下)」 山名沢湖「レモネードBOOKS(3)」 よしながふみ「大奥(3)」 実質ジャケ買いは「深夜食堂」だけですが
ガンダムさんの隊長ザクさんが一番好きです
>>308 隊長ザクが一瞬「兵隊ヤクザ」に見えたw
∧ ∧ (Φ┏▽┓Φ) ノ こちらにも。明けましておめでとう。今年もヨロシク。
311 :
ミ ・д・ミ :2008/01/01(火) 01:52:24 ID:YlloDT2I
物言うと唇寒いことが多いので今年も黙って本を読む >308 みっつめでは副隊長に降格してましたな・・・ MSのままであのキャラ立てというアイデアそのものが ガノタの真髄って感じで清々しいと思いますw
_ ∩ ( Q∀Q)彡 げんさん!げんさん! ⊂彡
∧ ∧ (Φ┏▽┓Φ)ここでも運試し
∧ ∧ (Φ┏▽┓Φ)ヨシヨシ
おめでとうございます
Scilabで学ぶディジタル信号処理 三谷政昭著 CQ出版社 DSPの入門書.特に音響の分野.理論を目の前で実演するためのツールとしてScilabを利用する. この本の対象とする読者: DSPについて学び始めた学生など.教科書などを見て「数式だけ見てもイメージ掴めんッ」といふやうな場合, 本書により理解を深めることができるでせう. この本の対象としない読者: DSPについてある程度の基礎知識を持つ人.Scilabの使いこなしについて知りたい人. |∵) 大失敗だったよ!
∩ ミ ・д・ミ彡 さっつん!さっつん! ⊂彡
318 :
ミ ・д・ミ :2008/01/06(日) 02:07:21 ID:43MTOqlx
>317 ・・・ミ ・д・ミ 仕事が始まるより早く 図書館詣としゃれこみましょうかの
>>318 >>317 は誤爆ですww
図書館で何ぞ良い書籍は見つかりましたかの?
おいらの今年の初本は町田康のテースト・オブ・苦虫5「おそれずにたちむかえ」です。
マンネリにも程があると言う内容なのですが、やっぱ面白かった。ちくしょう。
320 :
ミ ・д・ミ :2008/01/07(月) 00:55:15 ID:Vn/4pC5Y
>319 休みの間に読み終えた本を返すのと、予約図書の引き取りが目的だったので 結局10分も中にいませんでしたw 借りてきたのは「ネット君臨」(毎日新聞取材班) 年末から積ん読状態なのが 「歩くひとりもの」津野海太郎 「機械のある世界」ちくま文学の森 「モーヴ色の肖像」井上保 こっちを先に片付けなくては・・
>>320 > 「機械のある世界」ちくま文学の森
これはガチおすすめ 傑作揃い
京極夏彦は男性差別者
ここにも名無しのつみきかw
>>322 鉄鼠の檻あたりを読んで、理解できなかったのか?
おっと、おみくじ付けたままだった。 元日以来の書き込みか。
>>327 本が好きなら、あの弁当箱を見て
燃えない人間はいないだろう。
別に信者では無いが。
329 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/01/21(月) 21:29:38 ID:S86pGjdV
京極は男性差別者
330 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/01/22(火) 10:19:05 ID:qmB47Wc1
>>324 腐女子向け京極夏彦のラノベに理解も何もないだろw
一般書籍板に超糞スレ立てた京極ヲタは気持ち悪いなw
300 :名無しのオプ:2008/01/19(土) 01:54:25 ID:7eZHuRzy
森博嗣との対談てどんなこと話したの?
301 :名無しのオプ:2008/01/19(土) 06:41:12 ID:mZhEMfsh
>>300 京極「森ちゃんは童貞?」
森 「童貞じゃないです」
京極「今彼女いるの?」
森 「今はいません」
京極「じゃあ一人でしてるんだw」
森 「え、いや…」
京極「いいじゃん、みんなやってることなんだから。オナニーは
悪いことじゃないよ。森ちゃんもオナニーしてるんでしょ」
森 「うーん…することもありますけど…」
京極「みんなー能登ちゃんはオナニーしまくりですよーーw」
森 「しまくりじゃないですー」
ああ、そう言われれば 森博嗣もいいですな。 かつてのSFに於ける 堀晃や広瀬正のかほりがしますな。
334 :
ミ ・д・ミ :2008/01/26(土) 22:54:16 ID:x9VXny/K
「高泉淳子仕事録」 高泉さんご本人が語るエピソードも面白いですが、数多の寄稿もなかなか興味深く。 関川夏央さんの書かれた次の一節にはいたくうなずくばかり。 社会も変貌し、人々がとりかわす言葉の質も変わった。「情緒」はあふれている。しかし 言葉の「意味」は軽んじられる。ギャグと駄洒落はいくらでも聞こえてくるし、はた迷惑な 「自己表白」も売るほどあるけれど、「ユーモア」にはなかなかめぐりあわない。「ユーモア」 とは、スリリングなコミュニケーションが成立したとき、にわかに発光する「教養」である。 (恋に似た気分――高泉淳子と『ア・ラ・カルト』)
(⌒(⌒⌒) ☆☆\_\/☆☆ . | / ☆☆☆ ./ |__∧ 人 | ̄ ̄【】【】 ̄ ̄| |ω`)  ̄ Y  ̄ |☆ 【】【】 ☆| |⊂丿 | | ☆【】【】 | | ノ |☆ 【】【】 ☆ | |_) * | 【】【】 ☆| / * . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
336 :
ミ ・д・ミ :2008/01/29(火) 00:52:21 ID:A1ZpBrrQ
ミ ・д・ミノシ …でも複数スレ貼らなくてもいいっすよ(^^;
(´ω`)ノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシ
>>334 あれ?アノ人がプレゼントを持って待ち伏せしているところを見ると
そういえば今月は誕生日でしたか?www
日にちまで知りませんのですがオメデトウございます。
339 :
ミ ・д・ミ :2008/01/29(火) 02:06:39 ID:A1ZpBrrQ
>338 ありがとうございます。。 プレゼント無しでもお気持ちだけで充分ですm(_ _)m
これは、当方も全く知りませんでした。 おめでとうございます。
341 :
ミ ・д・ミ :2008/02/03(日) 20:49:53 ID:yzzYe9R+
>340 わわわ、暫く覗かない間に国語さんまで! どうもありがとうございます!m(_ _)m
(´ω`)y-~~ げんさん ノ( ヘヘ
はぴばす
344 :
ミ ・д・ミ :2008/02/05(火) 23:11:20 ID:ITiCAsYo
>343 せんきゅ〜♪ミ ・д・ミノシ
魍魎の匣の映画見てから、京極ばかり読んでます。 あとしゃばけシリーズ。 妖怪っていいなぁ。
当家には、 角川書店の、 阿部正路・千葉幹夫・・編の 「にっぽん妖怪地図」も有りますぞ。 何といっても「百鬼夜行図」である。
今週買った本。 「週間競馬ブック」「Player3月号」「月刊公募ガイド」の雑誌3冊 「ギタリストのための楽典」井桁 学著 リットーミュージック編 体感するギターテク本ではなく何故そのような展開で曲の進行が行われるかという原点回帰の書。 役に立ちます。 YOUNG GUITAR COLLECTION vol.9「STIEVIE RAY VAUGHAN」YOUNG GUITAR編集部刊 詳細なデータと変遷研究で迫る"ロックギタリスト図鑑"シリーズ。スティービー・レイ・ヴォーンの 研究書。役に立ちます。 Player別冊「THE GUITAR 10」株式会社プレイヤーコーポレーション Player誌で過去に発表されたミュージシャンのギターコレクション全700本を網羅した総集編。 有名ミュージシャンやコレクターが所蔵する驚きのギターコレクション。役に立ちます。 「綺想迷画大全」 中野美代子著 飛鳥新社 世界中の奇妙キテレツな不思議絵画を紹介している本。「交錯する異形」「空間の遊び」 「動物たちの旅」「いつものできごと」の四章からカテゴライズされた絵や図案を、遊び心満点に 筆者がユニークな語り部調で紹介してくれる。 「澁澤龍彦幻想美術館」巌谷國士 監修・文 平凡社 澁澤本が久しく刊行されてなかったので気になって美術書コーナーへ行くと発見。澁澤本人の美術 コレクションや写真、蔵書を集大成したような目録的図鑑。この手の本にしては昨年4月に初版が出て 9月に第3版が出ている。やはり根強いファンが多いんだなぁ。殆ど見聞きしたモノばかりなのだが こうやって一冊にまとめられるとついつい手が。。。
今週買った本その2。 「中原中也帝都慕情」福島泰樹 NHK出版 中也の詩がどのような時代背景の元に書かれたか。関東大震災から昭和初期の中也と その周辺を取り巻く事変を、詩と共にドキュメントで書き綴ったエピソード集。 こういった時代背景から生まれた詩であるという事を改めて読んでみると、その時代に しか出てこない無二の詩人だったというのが再確認できる。「無垢」というのが如何に して芸術を生み出すかが垣間見える。 「吉原手引草」松井今朝子著 幻冬舎 第137回直木賞受賞ww 面白くない立川談志の落語を聞いた後のような読了感。若い人には新鮮かも知れないが、 表現手法も盛り上がりに欠ける落語をそのまま書き写したような感じで面白みがなかったし、 感銘を受ける描写や文学の匂いも感じられなかった。花魁と徳川幕府のスキャンダルなら もっと絢爛に描けたろうに、その文体の上それがオチかよっていうような終わり方。 申し訳ないが再読して同じような読了感ならブックオフ行き決定かな。。 もう芥川賞や直木賞なんて廃止すればいいのにwww という位本に目を通したこの4日間でした。上がったテンションが最後で一気にダウンした。 そういえば昨日は確か両賞の発表だったのかな?
>>301 創元推理文庫「ジーキル博士とハイド氏」の解説も酷かったわ。
北原尚彦とかいうアホ。
「『ロンドンの二人の女』はジキル/ハイドを女性に置き換え、
対照的な生活を送る二人を書いているものの、作品の主眼は怪奇性ではなく、
現代社会におけるフェミニズム的問題定義だろう。登場人物も殆どが女性」とフェミ展開。
しかも、ジキル/ハイドを二面性として「英国の男性は結婚相手の女性に貞節を要求した」
「でも、その一方で自分達は娼婦を買っていた」と男性批判を展開。
「ジキル/ハイドはそれを具現していると言えよう」ってもうアホかと。
有名作品を何でもかんでもフェミと関連付けてプロパガンダとかやめてほしいね。
この北原なんとかって誰だよ、と思って検索したら冴えない推理作家みたい。
>>350 これにワロタwww
38 名前:吾輩は名無しである 投稿日:2008/02/13(水) 23:27:06
だからね、村上春樹と中上健次が殴り合いをしなけりゃならんのだ。もう無理だけど。
最近の若い書き手は「批評家受け」でなく新人賞受けを狙って萎縮してるんじゃないの?
試してみたいね。文学新人賞とはナンの関係もない出自の書き手が読者と差しの勝負でどこまで闘えるか。
中原は高橋なんかとジャれてるから駄目なんだ。組み込まれてしまってるじゃないか。
まるで労働組合で気のいいアンちゃんだ、あんなもの。
文学板は殆ど行かなくなったが、こんなスレがあったんだなw
昔、テレビで何かの授賞式を見てたら、野坂昭如が壇上で大島渚に賞状を手渡した後突然殴りかかり、
そこから大島渚がモノ凄い形相をして持っていたマイクで殴り返したのを思いだした。作家同士の
バトルは昔は当たり前のように見聞き出来たものだが、最近は殆ど見られないなぁ。
久々に小説を読んだら、 なかなか読み進めなくてくまった。 エッセイとか対談とかノウハウ物とかは変わらず読めるんだけど。 小説はどうもまどろっこしいというか。 これってやっぱ老化なのかしら(´ω`)y-~~
>>352 長編小説を読むときは周囲が無音状態で集中できる環境でなければ難しい。
しかるに入院なんかしたら凄く読む速度が上がる。
久々に読んだというのもあるかもね。慣れれば自然に読めるようになるよ。
354 :
ミ ・д・ミ :2008/02/23(土) 14:57:50 ID:K6m+RoPp
「小林秀雄の恵み」橋本治 貸し出し期限が来て途中で断念残念もう一度予約 《自分で以てものをはっきりと見て、明確な判断を下せる人間にとって スローガンは要らない。》(『歴史の魂』よりの孫引き) あぁもう本当その通りと深くうなづくばかり
國文学 2月臨時増刊号 「やさしいかなしい芥川龍之介」 この前「中原中也帝都慕情」を読んだが、その小説が描かれた周辺の時代背景や 作品自体の解説や分析をしている本は、作品以上の説得力は勿論ないもののエッセイほど 軽くはなく、食後のコオヒイを頂くような気持ちで読めるので楽しい。 國文学は特集があるときにたまに買うのだが、芥川龍之介は過去に数度刊行されたものを 含めても皆読み応えがあって嬉しい。 音楽や文学は創世記の時から相当な完成度があるという事を改めて認識させられる。 シンプルで深く不純物が殆どない。そういった創世者の作品を見聞きしていると「思い入れ」 というものが如何に人の心を揺さぶるかが窺える。 どれ程有用なものであっても金儲けの為だけに造られた物のつまらなさといったらない。
有無。 まあ「だけ」ならば有用ですら無いですがな。 コストやリスクと言うものを金に換算して費用対効果を考えるか、 真に労力と達成のトレードオフを見極めるかの違いですな。 まあ、実は同じなのだが、さらに実は全然違うw
実は実が無いとかそういう話 とか
>>356 造り手の動機がどういったところにあるのか、果たしてそれが敬意を払えるようなもので
あるかが、おいらにとってそれに携わるかどうかの重要な判断材料になるのですが、昨今の
若い作家達の創作動機がいまいち解らない。世代という物に埋没してしまって、それを超越
した個人の意志が伝わってこない物が多いので、エンターテイナーとかアーティストとか
呼称される人達に魅力を感じなくなったというのが正直な見解でしょうか。
作家になりたかったのはいいがその背景にどういった意志があったのか、何を表現したかった
のかとか言う所が一番興味深い所であるとは思うのですが、どうも有名になりたいとか一発
当てたいとかが最優先して見え隠れしているから伝わってくる物が少ないのではとも感じます。
金儲けの為「だけ」というのはまぁ極論ではありますがw
所詮は産業という物に関わっているからそれでもいいのですが、小説とか音楽にはそれを感じ
させない程の技術や精神性を持ち併せ、見る者に夢想を与えられる様な作品を創り、継続させて
行けるのがプロなのではと思います。
今年の芥川賞受賞作品を本屋で立ち読みしましたが???でしたw
その内ブックオフに並んだら買って読もうと思いますww
ずいぶん前に今のアニメには 作品に対する作る側のエゴがなくなった話を したことがあったけど それと同じなのかも
>>359 似ているかな。見る側としたらもっと「夢」を見せて欲しいというのがある。
見たくもない「欲望」が妙に表に出て目立っているような所が多すぎるのかもね。
善と悪の様に対比するものが無ければ話が盛り上がらんから仕方がないのかも知れんが、
その匙加減がどれもこれも似すぎているので辟易とするのかも。
361 :
ミ ・д・ミ :2008/03/01(土) 19:00:01 ID:YmYOJKwp
町田康にVAIO、似合わなすぎw
思うところあって、 「平気でうそをつく人たち」 「良心をもたない人たち」 (マーサ・スタウト著) を借りてきた。 「良心〜」の方が読みやすそうなのでこっちから読む。 以下、表紙裏から。 良心をもたない人の特徴 ・一見、魅力的でカリスマ性がある ・嘘をついて人をあやつる ・空涙を流して同情をひく ・追いつめられると逆ギレする ・自分にしか関心がなく、退屈しやすい ・刺激を求めて「支配ゲーム」に走る ・人に依存したがる ・チームプレイがへた ・近視眼的で世間知らず …まるで某スレの誰かさん(ry
町田康は、文芸作品はともかく音楽作品はどうも良さが分からん。 VAIOは確かにあれだなー、 なら似合うのはなんだろ。 ふつうに手書きが似合うといえばそれまでだけど、 パソコンならジャパネットたかたで買った型落ちのNECバリュースターとかかな。 それかワープロなら粗大ゴミで拾った文豪とか。 んむ、なんとなくNECが似合う人のような気がしてきた(´ω`)y-~~
ヴァイオなんて誰が持ってもカコイイもんじゃないよ。 大体ノートパソコン持って素でカコイイなんていうCMの発想自体がおかしい。 チャアにはギター持たせにゃ。ヴァイオの蓋を開けたらネックがニョキーンと 伸びてボディがヴァイオだったりしてDTMをやってるチャアだったらカコイイ。 マーチダ・コーには膝の上に猫を抱いてその猫の前足を操りタイピングしてる とかだなぁぁぁぁ。。。 それくらいやれよ。っとに
DTMならば、MMLでゴリゴリ書くのである。 GUIで音楽を編集する等言語道断で有る。 言うなれば「ここで、ギターがジャーンときて、ブラスがギョワーって・・ で、ピアノがバーンと鳴ってフルートがピロピロ・」 「五線紙で書いて下さいますか?」の世界である。
366 :
ミ ・д・ミ :2008/03/08(土) 01:45:11 ID:axpjInTv
ウワサをしていれば 町田さん来週末にご来阪のようで。。 VAIOのサイトで猫と一緒のフィルムも見られます
来阪と言えば、おいらはいつ来阪出来るのか解らなくなってきました。 また去年と同じ時期のような気がします。今週末から大仕事が控えて おります故、モツ鍋には時期外れになってしまうやも知れません。 心斎橋近辺にギター材を扱っている銘木屋がありますので見に行きたい。 国語サン、また都合付いたら連絡いたします。
「能登の白クマうらみのはり手」山上たつひこ 江口寿史編集 小学館クリエイティブ 帯のコピーが「このおかしさ面白さを映画に出来るものならしてみろ!」江口寿史 とある。 確かに山上漫画は実写映画に出来るようなシロモノではないし、出来たとしても映倫が通す訳がないw 江口寿史はどうやら山上たつひこの相当なマニアで、ヤフオクやら古書店を随分漁っていたらしいが とうとう自分監修の選集を出してしまった。おいらはがきデカやら怪僧のざらしとかのチャンピオン コミックス以外のモノはあちこちから出版されているのを随分と持ってはいるが、こういうたぐいの 本を出されると内容が重複しているにも関わらずついつい買ってしまうのが何とも腹立たしいのだが、 一話二話くらい読んでいなかったものがあるので仕方なしに手が出てしまう。まぁ面白いからいくら 読み返してもその度に腹のヨジレる思いをするのでいいんだが。今考えれば「がきデカ」と「マカロニ ほうれん荘」が同時に連載されていた当時の少年チャンピオンは凄かったな。 山上たつひこはおいらの住んでいる街出身なので、何か水木しげる記念館みたいなものが出来れば 良いと思うのだが、こまわり君ではあまりに下品でどう扱ってよいものかワカランのだろうな。 たまに高知出身のやなせたかしがデザインしたアンパンマン列車が走っていたりするのを目撃するが、 こまわり君電車なんて走っていてもいいような気がするのだが。。。まぁ無理かw 「あぶさん」91巻 "秋月の肴”水島新司著 小学館 とうとうあぶさんは4割打者になってしまった。60歳で4割打者なんてSF以外の何物でもない。 今年は代打としてホークスに残るという話で終わっている。巻の最後でタイガースに移籍した 息子の景虎がホークスとタイガースで日本シリーズをという希望を描いているのだが、2003年の シリーズでは実現したものの、今年は北京オリンピックでJFKと4番の新井がほぼ1ヶ月抜けるシーズン を迎える阪神は相当キツイ展開が予想されるのでどうかなぁ。。大体漫画では景虎が15勝もしてるのに 阪神がリーグ優勝していない現実w 岡田はん頼んまっせホンマ。
369 :
ミ ・д・ミ :2008/03/16(日) 20:22:08 ID:ayDlw8gs
「光の指で触れよ」池澤夏樹 前編にあたる「すばらしき新世界」をほとんど覚えていない割には、サクサク読めた 書割みたいな浮気相手の若い女性にはガッカリだし、いろんなエピソードの端々を 放りっぱなしの感もあるけど、読後はそんなに悪くない いや、正直ここ数日読み手の気持ちが乱れているので、余り己にプレッシャーを 与えられるような本は読めない状態で 読み終えたあと、カバーの盲目の写真家の作品がひときわ印象的ではあります 全然関係ない話題ですけど 「篤姫」見ておられますか?>本ワルさん ドラマの中身はまずまず楽しめるのですが、もうミ ・д・ミはあのOPのCGが見る度に イライラさせられてたまりませんw なーんでミダイドコロのイメージがクリムトくりそつやねん! 金かけてるのが分かるCGやったらええっちゅーもんちゃうやろ!とか・・ もうちょっと、蒔絵みたいな、しっとりした和のイメージで作って欲しいのになぁ(←地味好み)
只今クソADSLによるクソ遅いOSのアップデート中です。早く光ケーブルが来ないかなぁ。。 NHKの大河ドラマはマトモに観た事がありません。何故ならあの独特なスタジオセットの 照明が嫌いだからです。特に最近は何でもデジタルで、フィルム映像の独特なピントが甘い ナチュラルな映像にお目にかかれなくなりましたが、これが全てハイビジョンになれば益々 おいらは映像から離れてしまう事になるでしょう。まぁ日本の映像作家はマーティン・スコ セッシの映画を観て学ばなければなりませんなぁ。安易なCGももう観たくない。CG以前に もっと考えなければいけない表現のコンセプトや展開があると思うのですが、何故か手先の 技術にばかり頼ってしまって、全体像をわやくちゃにしてしまうヤツらの「作品」はもう 結構。この前近所のビデオ屋さんがビデオテープの一斉処分をしていて一本105円で売って いたので、「スカーフェイス」「ヒート」「ブルースブラザース2000」「アダムスファミリー」 「探偵物語」(全巻)その他多数と購入し映画三昧でした。映画はやはりハアドヴォイルドに 限るわい。探偵物語なんか観てるとつくづく思うのですが、やはり映画は役者が命ですなぁ。 今週は芸術関連と木工関連の本ばかり読んでました。 「季刊銀花」春 第百五十三号クリエーターたちの2008と、隔月刊「CONFORT」 こういった職人技を紹介してくれる本を読んでいると、気持ちが和らぎ創作意欲が湧いてきます。 いよいよ本棚が3000冊を越えた辺りから収まり切らなくなってしまったので、新しい本棚を拵え ようと考え中。もうこうなったら自分で工具を持ち何もかも造ってやろうと模索の日々が続いて おります。工房が欲しい。
工房乙(´ω`)y-~~
工房とまでは言わないけどバイクを守れるガレージが欲しい(´ω`) そしていまだなかなか小説が読めない 昔何度も読んだ池澤夏樹のスティル・ライフすらなかなか読み進められなかった 絵本とかもいいかもなーといま思った(´ω`)y-~~
373 :
ミ ・д・ミ :2008/03/17(月) 01:30:12 ID:KLMWckDh
>370 369は「多分最近の大河は見てはれへんやろなー」と思いつつも 書かずにおれないレスだったので適当にうっちゃって下さい(笑) >273 池澤さんのなら「ティオの夜の旅」が絵本っぽくて良いかも。。
374 :
ミ ・д・ミ :2008/03/17(月) 01:33:07 ID:KLMWckDh
あーレス番間違えたすいません273でなくて372です
げんさんありがとう 池澤夏樹は好きだから、 「ティオの夜の旅」、さっそく予約してみる(´ω`)ノシ
工房は昔から憧れていたが、なかなか踏ん切りがつかず自分の仕事場を造るときも 何か工房と兼用出来んかなぁとばかりに20畳ほどあるワンフロアにしたのだが、 自宅に増築した事務所なので作業台やら大型工具を入れるとなると、ちとヨイショが要る。 まぁヨイショでもせねばいつまでも出来んからそろそろ重い腰を上げにゃいかんのだが、 図面やら見積もりやら仕上げなんか考えているウチが一番楽しい。 県立の技術センターが月5万位で部屋と設備を貸してくれるそうなので検討中。 もうPCの前だけで仕事をするのは疲れた。ダイイチ体に悪い。元々が店舗設計やってただけに 立体へのフラストレーションが溜まりまくりで、この年になって一気に噴出中www
>>376 でもなんだかんだ充実してそうじゃないのおじいちゃん(´ω`)
僕なんかハーレーほしいけど盗難が心配でモジモジしてるそんな毎日だぜ(´ω`)y-~~
あらら、macいじり廻してたら朝になってしまった。読書スレなのにレス付くのが 早すぎるなぁw 東京は盗人が多くて大変だな。バイクやらアウトドア関係の趣味を まっとうしたければ郊外へ引っ越すのがいいんじゃね?土地が広くて安く手に入れば ネット環境さえ充実してるならそう不自由はない。仕事があるかどうかだけだ。 仕事も自分で発生させれば問題はない。
ふむー、実際東京にあまり未練はないんだけど… やっぱり仕事がまだあれだなぁ、地方勤務を希望するのはまだ早い様な気がするし。 ところで図書館に買わせてまで借りた「法か、掟か(大谷昭宏/宮崎学)」、 読み始めもしないうちに返却期限がきてもた。 あーでも図書館とか充実してるのもやっぱり都会の良さなのかなあ。 いざ田舎に住んでみたらやっぱり都会がいいや、ってなったりして。 沖縄に1ヶ月いたことがあって、その時は「将来ここに住もう」と真剣に思ったものだけど、いま考えると飽きるわなぁあんな小さな島。
アク禁中
お、アク禁解除。 人に依存して生きて行くのが必要なら都会が良い。 自分で何でもやりたい人は田舎の方が良い。 と感じる。
ふむー、 なかなかに手厳しいご意見ですな(´ω`) まずは自炊あたりから始めるか(´ω`)y-~~
ふむ。 左様であるか。 保守である。
振り返れば、三月三十日の日曜日であった。 フランシーヌの場合はあまりにもおバカさんで有る。 パリなど行った事も無いが・・
あぁ、何かあの頃の唄にはあのような社会を風刺した唄も多かったけど 最近耳にする平和ボケした世間の唄にはあまり共感できませんな。 そういえば「月蝕書簡」 寺山修司未発表歌集が出ていたのを忘れてた。
387 :
ミ ・д・ミ :2008/04/08(火) 00:09:27 ID:wd0NqVZR
「金魚のうろこ」田辺聖子 おせいさんの小説の中の話し言葉は、文字通り饒舌。 といっても、口数が多いということではなくて。 語す人と人とのあわいの微妙な距離感、温度、湿気を巧みに醸しだす。 だから、物語の結末がいくら不幸だったりあっけなくても、不思議と心は波立たない。 ふわふわと、ただその軽やかな語り口に身をゆだねていると、 幾多の可笑しみや哀しみもいつのまにか遠景となってしまうのだ。
「犬の静脈に嫉妬することから」土方巽 湯川書房 昭和51年初版 限定300部 という本があるのですが、購入するべきかしないべきか検討中。某書店で40,000円 細江英公写真集 鎌鼬 写真:細江英公、舞踏:土方巽、序文:瀧口修造、詩:三好豊一郎、造本:田中一光、 青幻舎、平成17年初版 某書店で120,000円 くくくく。。。買えるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 土方巽の本は全く再販されない上に、何故か限定豪華本ばかり。舞踏家だから仕方が 無いのだが、こういった入手不可能な本にはついついよろめいてしまう。 今日は筒井センセの「ダンシングヴァニティ」新潮社刊と 町田康の「フォトグラフール」講談社刊の二冊を購入。 町田康のフォトグラフールは全くアホの本です。こんなアホな本が出版されるなんて 実にアホな世の中。全く何の意味もない。がしかしナンセンスとはこういうモノだから 仕方が無いのです。 筒井センセの方はパラパラ読みしましたが面白そうです。第四回絲山賞受賞作
389 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/04/14(月) 08:34:04 ID:+0PKBNrb
ジェンダーと何の関係もない雑談ばかり
390 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/04/14(月) 17:20:18 ID:419OgKpe
故 隆 慶一郎 氏の 吉原御免状とかどう? 歴史(時代?)小説だけど読みやすいと思う。 俺はこの本読んで、昔の女って儚くてイイと思った。(今の女がどうとか言うつもりはない) ただ、不遇な死を遂げる女が多いので、不快に思う人もいるかも知れない。 その場合はすまん。
391 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/04/14(月) 17:27:32 ID:k+aEWceY
392 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/04/14(月) 17:40:38 ID:419OgKpe
>>391 読んだことある?
たぶん吉原御免状は吉原のイメージを壊さないよ。
>>390 で誤解を与えたようでスマンが、
作中で女性が不遇な死を遂げるのは
花魁だからとか吉原者だからではないと思われ。
>>390 有無。
彼の人の作品を通読すれば、
男が如何に女々しい存在か
良く解るであろう。
一夢庵風流記も
影武者徳川家康も
花と火の帝も
松平輝元の話も
「男は、漢は、オトコは・・!!」と言う内容で、
実に女々しく、
そして素晴らしく、美しい。
貴君も、桜の下で当方と酒を汲み交わそうでは無いか。
394 :
390 :2008/04/15(火) 08:39:47 ID:o6x4o56Y
>>393 男の強さと儚さ
女の強さと儚さ
そういうものを考えさせられる良い作品です。
作者は男のやせ我慢とか矜持ってを表現するの天才的です。
押し付けがましくないし。
「見知らぬ海へ」
「鬼麿斬人剣」
「死ぬことと見つけたり」
とかも良いよね。
大きな桜の樹の下で、涼やかに微笑みながら酒を酌み交す
言葉は不要
( ´ー`)ノ▽ ▽ヽ(´ー` )
有無。
けど、リアルの花見で ひたすらニンマリしながら酒酌み交わす漢の集団とか 傍目には不気味だと思われ
>>396 いや。
或る者は滂沱に涙し、
或る者は狂騒し、
又或る者は沈思黙考し、
そして、皆微笑むのである。
不気味どころか、不特定多数が進入可能な場所でやると
犯罪ですぞ。
あの木の下だけで許されるのである。
>>397 激しくワロタ
だが それがいい
ここsage進行ですか?
男女論に関係有るのかどうかわからんのでとりあえずsageで。
了解でつ
有無。 社会生活を営んで居って、 現代は少し前と比べても、 女が至る所に、大勢いる。 すごい女もたくさん見た、知り合った。 しかし、この「だが それがいい」 を、解る女には未だ出会わずですな、 当家の女房も勿論不合格である。 まあ、肝はこの辺であろう。
402 :
398 :2008/04/18(金) 16:52:47 ID:Mbi/uaEj
>>401 俺はかみさんに正しい用法を解説しました。
何だか目が死んでました。
それ以降、「だが それがいい」について二度と語ることはありませんでした。
「月蝕書簡」寺山修司未発表歌集 田中未知編 岩波書店 没後25年経って発表された未発表短歌集であるが、今までの短歌や詩と同様 シュールな心象風景を身近な素材から綴る唯一無二の世界観が広がる。 「消しゴムの孤島に犀を飼わんとす言語漂流記をなつかしめ」 寺山修司の短歌は形式はかろうじて保っているものの短歌というより自由詩に近く、 何物にも縛られない童心の言葉遊びが散りばめられ、幻想的な正に天井桟敷に通ずる 世界観に溢れている。言葉を操り自由に遊べるというのは視覚的な想像力を持って のみ出来得る事であり、言語学をいくら習得しても及ぶものではない。 いくら模倣を試みても叶わない個人が生まれ育つ環境やイメージのみに委ねられた 世界観から生まれ出る芸術である。 津軽という土地は、その暗い風景の中に一瞬輝く些細な素材でも、宝石のように 輝かせるマテリアルに変えてしまう程の感性を寺山修司に与えたかのかも知れない。 作品は皆素晴らしいのだが、中身部分の無駄な装丁が目障りでならない。 活字だけで何とかしろよ。
「現代小説の方法」中上健次 作品社 高澤秀次編・解説 1984年に東京堂書店で行われたトークイベントに於いて小説の展開について 中上自身が語った恐ろしくスピード感のある解説が面白い。 「伊勢物語」などは歌と繋がっていて、歌というものは、折口信夫が言うように 「訴える」という言葉から来ており、あるいは「打つ」。人を打つ、手を打つとか、 物を打つ、そういうものから来ており、それらと表現行為は同じ血を持っている。 「歌」とか「打つ」というのが「傷」とよく似ているのは、傷を受けたときに人が 「呻く」という行為に訴えるという行動が反映されており、その呻きというものは 神に祈る行為に一番近いものでありバイブレーションを起こす呻きの中に活気づけ られるものである。 芸術家や表現者というものは生産関係から放り出された人間であり、エリートコースを 走っている者がある日突然職を奪われたらどうするかというと、ぼーっとして小説でも 書いてみようかという事に走ったりする。自己表出というのは原型的に何かを表現したい という衝動から起こるものではなく、むしろ受け身であり傷から由来する。 多分屁理屈というのはねじ曲げられ偏見に満ちた個人論というものではなく、最初から 出ている誰も意見を挟む余地のない答えの理由付けとして、自己解決する言葉の一人遊び なのではないだろうかとこの本を読んで思った。所謂「想像力」に雛形は無いのだ。
405 :
ミ ・д・ミ :2008/05/04(日) 20:06:32 ID:+7M/T1OS
「荒地の恋」ねじめ正一 実在した詩人の、定年前からの恋模様と生きざまを活写した長編。 他のねじめ作品の特長である、キャラ立ちやドタバタを廃した、ある意味 「重たい」文章。けれど、登場人物たちの品位をむやみに貶めないよう、 愛情を持った視線で描かれているのが分かる。 ひとはいくつもの時間のレイヤーを重ねて出来上がっているということが、 上手く織り込まれた文章。 こんな風に書けること、そしてこの小説を味わって読めること、それを 考えると、年を取るのは何かが失われることばかりではないのだなぁ、と 思えるのです。
406 :
名無しさん :2008/05/19(月) 21:51:06 ID:+N9MPX20
age
ほーしゅ
寺山修司記念館1 寺山偏陸編集 テラヤマワールド これは書店で売っていないのであるが、寺山修司の軌跡をビジュアルで辿って 行くには一番理解し易い本ではないかと思った。 詩から俳句、舞台芸術、映像、スポーツへの思い入れを数々の資料から紹介され、 青森県の寺山修司記念館を一冊の本に凝縮したような内容で、直筆原稿も数多く 紹介されている。 グラッフィックデザインの世界では天井桟敷の舞台告知を飾るアートポスターが その舞台の実験性と共に数多くのアーティスト(ここでは紛れもなくアート) によって芸術運動の中で育まれてきたが、その礎の骨格にもなった寺山修司の 実験的アートというものに触発されて作られたものが多い。 「書を捨てよ、町へ出よう」などに見られる映像美には、言葉というものの 曖昧さと隠喩の部分が巧みに表現され、土方巽をはじめとする暗黒舞踏の世界を 映像的に合体させシュールな世界観を大衆化させてきた。 詩人としての寺山修司のみではなく、アーティスト寺山修司を知る本としては 参考資料が多くて読み応えがある一冊。やはり1970年代のジャパンアバンギャルド アートには圧倒される。こういったものを見ると現在のフニャフニャアートなぞ 一笑に付されてしまう。
409 :
ミ ・д・ミ :2008/06/14(土) 01:52:38 ID:wE2sJQcN
「僕たちの好きだった革命」鴻上尚史 舞台作品を、戯曲ではなく小説の形でリメイクしたのはある意味正解。 でも本当は、この内容で映像化したかったんだろうな、って匂いがプンプン。 きっとそれだと儲からないだろうけど・・。
ミ ・д・ミさん生存確認w 最近小林多喜二の蟹工船が若者の間でベストセラーになってて20万部突破したと いう事で、この前の日曜日に「そこまで言って委員会」でも採り上げられておりました。 おいらは三宅さんは嫌いではないのですが、あんなもの実体験を元に書かれてない 小説で絵空事だと言っておられたですが、宮崎哲弥もなんか同じようなニュアンスの事を 宣っており、そりゃぁ小説家は殆どが絵空事の中で物語を書き綴っている訳で、私小説 ばかりが小説なのでなく、その時代背景を切り取って物語を綴るのが小説なのであると いう事は解っている筈なのに、このおっさん等何を言うとるのじゃろうか?と思いました。 確かに小説の内容から考えれば自分が体験したような内容ではあるのですが、それを リアルに表現できるのが小説家の手腕ではなかろうかと。。。 事実小林多喜二は赤狩りに遭い、軍に取り調べの際、酷い拷問を受けて死んだのですが そういった時代にそのような小説を書き、何故今の若者に読まれているかという事には 一切触れられず、トンチンカンな事実ばかり並べ立て、今読まれている時代背景の言及 がなかったのには、あんた達もその小説家と同じ立場の、現場に立っていない評論家じゃ ないかとちょっと腹が立ちました。考えればマスコミに出ている人間も、それを作って いる人間も無責任な事ばっかり言っている政治家と同じで、リアルな現場に立ってまとも なシナリオなんか書ける訳がないんだな。現場にいて見られている立場の人間はそんな 傍観者的な余裕なんか無いのだから。
芸術新潮6月号 「横尾忠則の大冒険」 新潮社 横尾忠則は高校の時から憬れの存在だった。イラストレーションから グラフィックッデザイン、アートの分野に至るまでこれほど多岐に渡り 半世紀近く、今なお現役で精力的に活動を続けている芸術家は類を見ない。 本やらポスターやら数点持ってはいるが、この人の作品というものは 一体世にどれほど存在するのだろうか。 この本に紹介されているものはデザイナー時代のポスターやら、近年の 絵画数点であるが、懐かしいサンタナの「アミーゴ」のジャケットや、 高倉健主演の「網走番外地」のポスターなど、世間をあっと言わせた 作品から「週間少年マガジン」の表紙など様々なバリエーションが紹介 されて面白い。最近美術館へ殆ど行かなくなったが今月27日から約2ヶ月 横尾さんの地元神戸の兵庫県立美術館で展覧会があるらしいので 行ってみたくなった。 国語さん、お盆までに時間空いたら久しぶりに神戸行きますので、 また都合付いたら一杯飲りましょか。
413 :
ミ ・д・ミ :2008/06/28(土) 21:55:21 ID:4bgTurVg
ほーしゅ
げんさんだ
415 :
ミ ・д・ミ :2008/07/06(日) 15:21:17 ID:rIbp9HqF
しばらく図書館にいけなかったので 昔の自分の蔵書なぞを通勤に持参してみましたが 本の内容をすっかり忘れていることはともかく その頃の自分のイタイ感じなぞがつらつら思い出されて結構凹む(笑) ようやく手元に来た予約図書 最近のお供は「短歌の友人」穂村弘 薄味だけど、その分サクサク進みそうです
416 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/07/19(土) 04:53:37 ID:eAAyNt4D
ご
> 夏休みの読書感想文をコピペする子供たちにネットの怖さを教えたいと思います。一見すると普通の読書感想文だが、よく読むと
> 原作にないエピソードが混ざっているニセの読書感想文を書いてください。優秀作を集めてニセ読書感想文サイトをつくります。
ttp://q.hatena.ne.jp/1216394912 ( ・_・) 愛があるなあ
419 :
ミ ・д・ミ :2008/08/02(土) 23:29:54 ID:9QFpxuP8
どうしても見つからない漫画を探しにアニ○イト某店へ行く。 … あ っ た 。 見つけた瞬間「勝った!」と思ったが あとから負けたような気分に襲われるのはどうしたわけだ。。 ちなみに、探していたのは「オトノハコ」岩岡ヒサエ。
>>419 自分が売った本が数倍の値段で売られているのを見つけたとき
負けたような気分に襲われます。
421 :
ミ ・д・ミ :2008/08/04(月) 00:04:24 ID:A40thHy1
>420 それだけの価値があった本を自分は所有しておったのだ!と 胸を張っておられれば良いのでは(^^)
>>421 一番悔しかったのは赤瀬川源平さんの「櫻画報大全」初版をマンガ専門店に生活に困窮して
売りに行った所、1,200円の査定しか付かなかったのですが、他の本などで合計1万円位の
査定が付いたので、しぶしぶ諦めて売ってしまったのですが、後日その店に行ったら店長が
いて、自分が売った本の査定をざっくりとやり直してもらったら、おいらを担当したヤツより
2倍高く査定が付いたという事がありました。店員によって査定が違うなんていう事があり得る
のかと尋ねたら「彼はオタク系とアニメ雑誌専門だから」という事でやり過ごされました。
その時にレジカウンターの後ろに奇麗にハトロン紙を掛け直されていた「櫻画報大全」に
付いてた値段は何と7,500円。店長は「ボクがいるときに来てくれたら良かったのですが。。」
と言いましたが、すでに後の祭りで何ともやりきれない気持ちで店を後にしました。
まぁ、本なんて言うのは値踏みされてナンボというようなものでは無いのは分かっていますが、
オタク店員に無性に腹が立った事を想い出しましたwww
トコロで、阿波踊り前に神戸で開催されている横尾センセの展覧会に行く予定だったのですが、
昨日40pのカタログを今月25日入稿というヤバイ仕事を押しつけられ不可能と相成りました。
9月にも2本入りましたので10月まではほぼ軟禁状態です。気候が涼しくなった頃にようやく
解放される兆しが見えて来そうですので、国語サン、申し訳ありませんが酒宴は延期という事で
ご了承下さい。ミ ・д・ミさんもその辺りに機会があればご臨席下さいませ。。
423 :
ミ ・д・ミ :2008/08/09(土) 00:08:39 ID:ayxm4UZU
>422 去年に続いて、夏は本ワルさんの稼ぎ時のようですね(^^) 無理をせず(いや、多少は無理をして?w)、涼しくなる頃に豪遊しにいらして下さいませ♪
げんさんに誘われたことがないさつまさんが通りますよ
425 :
ミ ・д・ミ :2008/08/09(土) 01:05:20 ID:ayxm4UZU
誘ってほしいのかね
誘ってほしいのかね
涼しげに誘われたい
428 :
ミ ・д・ミ :2008/08/09(土) 01:10:44 ID:ayxm4UZU
>426 さっつんがこう言ってますので、本ワルさん是非どうぞ♪
暑苦しいおっさんに割り込まれた><
んじゃ10月10日午後7時JR天満駅前に集合。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」村上春樹著 新潮社 昨年のお盆辺りもチャンドラーばかり読んでた気がするが、阿波踊りとハードボイルドには 何の因果関係もない。しかし踊りの時期は何やら肉体が疲労しているに関わらず眠れないので 本を読む癖が付いてしまっているのだろうか。。毎年相当数な本を読むのだが今年は盆明け 提出の仕事が迫っているのにどうしようと思いながら読まずにいられないのである。 購入して三年も経っているのでサスガに読まねばいかんと思い、読み始めたら途中で止められなく なり600pものを3日で読了した。ストーリーは、主人公自らが所属する組織の陰謀に巻き込まれて しまい、そこに所属していたマッドサイエンティストにより脳に死のプログラムを施され、死に至る までの数日間を、さらに組織から追われるという不条理なハードボイルド生活を強いられる。 と同時に、改造された脳内の意識下でもうひとつの物語が展開する仕組みになっており、その世界では 門をくぐる時に自らの影を切り取られ、影の方は幽閉されてしまい、自らは次第に心を失って行くと いう高い塀に囲まれた社会に閉じこめられ、そこから再び失いかけた自己を取り戻すべく闘うプロセスを 主人公の描く桃源郷に辿り着くまでの精神世界を描く。 その同じ主人公による二つの世界をリンクさせ「世界の終わり」という人生のテーマに終結する。 1980年代の作品だが、現在抱えられている社会不安の行き場を先読みするかのような内容であった。 人が「悟り」に向かうプロセスに近いようなものである。 おいらも週明けの「締め切り」という現実世界に立ち向かいつつ、踊りに参加し太鼓を叩いたりも しなくてはならないファンタジーな夢想世界にも生きているのである。 悟るとか悟らないとかは別にして、どっちも苦しいのであるw
忙しくて本を読む間がないので保守。
433 :
ミ ・д・ミ :2008/08/31(日) 14:55:34 ID:co66KRp7
灰汁規の間に読んでいたこの板っぽい本、タイトルだけ 「女子の国はいつも内戦」辛酸なめ子 「モテたい理由」赤坂真理
434 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/09/09(火) 16:20:38 ID:qau5h0Eu
435 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/09/11(木) 20:07:30 ID:2uI+Tt1v
『源氏物語』岩波版。チョット読もうとすると眠くなる。何か良い方法は?
436 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/09/11(木) 20:10:27 ID:Mklxk8WP
読まない。
437 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/09/13(土) 20:56:47 ID:XGcgCa8Y
うおおおおお!!!これ観てぇぇぇぇぇ!!!
http://www.shinkobeoriental.com/koen/105.html あの筒井康隆センセの名作「関節話法」が舞台で朗読劇!!
うーーーーん。行きたいなぁ。。。
今まで読んだ小説でもあれほど腹がヨジレたものは数少ない。どんな朗読劇になるのだろう。
ちょうど10月3日〜5日まで関西方面に行くのですが、国語サン、ミ ・д・ミさんどうでつか?
おいらは金曜に大阪入りして、日曜に帰る予定なので交通のルートを確保せねばならん故、
観に行くか否かでアクセスのプランを立てなくてはなりません。一人で行ってもアレなので
もし都合良ければご一緒いかがなモノでしょう?
待つ。ひどく待つ。
439 :
ミ ・д・ミ :2008/09/26(金) 23:46:06 ID:t6/qtDoQ
>438 うむ〜、日曜の夕方スタートで二部構成はちとキツイ・・・(´・ω・`) ただ、その週末は夙川方面に出かけるつもりだったので ちょっと足を伸ばして、劇の前にお茶というのはアリかもです ぐぐってみたら、東京では山下洋輔さんとジョイントのイベントだったようですね 前の日の「秋の収穫祭」も面白そう。。
うーーむ。どうも最終のバスが間に合わないのである。。。 断念。
>>439 夙川懐かしす。甲陽園に住んでた事があるので。
おいらは宝塚線で例の場所へ行こうと計画中。
お二方にメール送信済みです。
442 :
ミ ・д・ミ :2008/09/27(土) 00:36:57 ID:q0XVrlPx
ノシ
有無。 頗る重畳でありましたな。 今後とも、よしなに。
444 :
ミ ・д・ミ :2008/10/05(日) 23:55:41 ID:5kNkHwEU
お二人ともお疲れ様そしてご馳走様でした〜♪ 最終の準急に間に合った帰り道、今年初めての金木犀の香りが。 今日は他の予約者が待っている「鹿男あをによし」(万城目学)を返さねばならず、 かの電車の中でラストシーンをようやく読み上げ、ついでになんか泣きそうになりました。 ドラマに嵌った同僚が、その後何度も鹿を撮りに奈良に通い詰めているのですが、その気持ちが少し分かった(^^)
読書スレオフは盛り上がったのでしたw 只今家に到着し何とか一段落付きました。お二方お疲れさまです。 船の中でW・バロウズの「裸のランチ」を読んでたら、周囲の人が ニタニタ笑いながらおいらの方を見ているので、「違う!これは 文芸作品なんだ!!」と心の中で叫んだ後、恥ずかしいので急いで 100円15分のマッサージチェアー方面に逃走し、2セットこなした後 爆睡。。。これから風呂に入って更に寝直しします。 ではでは、またいつの日か再開しませう。
448 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/10/09(木) 23:54:18 ID:e1tdErFu
「寝ながら読書スタンド」をアマゾンにて11980円で出品しています。 ぜひお求めください。
あれ?おやっさん男女板におったんか!w てっきり、アホなモツコテ(特に薩喪)に愛想を尽かしてソープ板 に行ったと勝手に思い込んでました♪w
>>449 ここと雑談スレにはずっとおるワイww
モツはROM専用。流れがコロコロ変わるのでついて行けんw
451 :
ミ ・д・ミ :2008/10/16(木) 01:00:47 ID:WnTaiGbr
「鹿男」のあと、「山のぼりおり」(石田千)でひと呼吸ついて、 剣道つながりの「武士道シックスティーン」(誉田哲也)にとりかかる。 なかなかいい感じの流れ。
O型の説明書を読んだ 全部当たってるような気が・・・ おもろい 「食べ物をくれる人を好きになる」 当たってるw
保守
455 :
('A`)風の勘太郎 ◆/3LZLGDsxY :2008/11/08(土) 17:25:23 ID:gTr5kNDC
日本神話の本読んでます。
456 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2008/11/08(土) 17:31:54 ID:grwvDuuI
457 :
ミ ・д・ミ :2008/11/12(水) 00:54:25 ID:bQZJMvC1
458 :
ミ ・д・ミ :2008/11/20(木) 01:11:37 ID:wKfEmjYq
「エレクトラ 中上健次の生涯」高山文彦 文章の圧が高い。 冒頭からの熱を帯びた空気が、亜熱帯の様な息苦しさ。 でも引き込まれずにいられない。 それは書き手が嘗て中上氏の作品に感じた引力の再現でもあるのだろう。
「宿屋めぐり」町田康 講談社 執筆7年、600頁にも及ぶナンセンスの嵐www もうヤダorz この人の頭の中はストーリーも何もない白日夢のようなイメージが只々 詰まっていて耳から垂れ流し状態になっている。ストーリーを付けた 所でその表現力にかき消されてしまって読了感が残らない珍しい作家である。 正直な所、物語なんてどうでもよいのだろうな。
参考書とかの巻末に著者の笑顔の顔写真が載っているのをみて 落書きをしたくはならないんだけど、とても悲しい気持ちになるのは何でだろう。 の だらけ。
461 :
ミ ・д・ミ :2008/12/22(月) 00:24:49 ID:68IB4nw2
「退職のトリセツ−いちばん得する会社の辞め方」中村敏夫 この手のマニュアル?本、結構たくさん出版されてるんですねぇ・・・ 他の本を読んでいないので比較は出来ませんが、出た時期が最近だし、 辞めることを考えている人が欲しい情報をコンパクトにまとめているので、 割と役に立つ本なのではないかな、という感触。 まぁ、一番の肝は、「会社都合で辞めるべし!」というトコロに尽きるようですが。
463 :
ミ ・д・ミ :2008/12/22(月) 00:56:30 ID:68IB4nw2
>462 あー、辞めませんょすぐにはw バーチャルで辞める気分を味わってみようかと思って読んだだけなんで(笑)
そりゃ良かったw 何しろ景気の悪い昨今ですからなぁ。。。 さて、日をまたいでしまいましたが冬至なので ゆず湯に入って寝ます。花王のバブですがw
465 :
ミ ・д・ミ :2008/12/22(月) 01:12:21 ID:68IB4nw2
おやすみなさい〜 ノシ
ふむ。
派遣の場合、事業主都合での退職を認定されるには、
就業が無くなってから次の就業まで一ヶ月の猶予があるそうな。
つまり、収入が途絶えてから一ヶ月間は次の仕事の紹介を待たねばならず、
それだけの期間派遣元が仕事を確保出来なくて、初めて仕事がなくなった時点に遡及し
事業主都合の退職となる。
しかるに、雇用保険手続きは離職票が発行されて以降となる故、
実質他の雇用形態に比して、保証の無い期間が一ヶ月有ることになる。
これは、派遣業者の人材確保に配慮した法制度であるが、
昨今の経済事情とは全く乖離した、融通の効かぬ制度である。
全く、お上の考えることとは、常に穴だらけよの。
>>464 当家では、昨晩リアル柚子湯に浸りましたぞ。
二番風呂故、絞らねば香りは出ませんが。
やや、国語サンご無沙汰してます。 この度ツーリング用の自転車を購入しましたので、 その内高松-神戸間のフェリーに乗り一度関西方面へ ツーリングへ行こうと計画しています。 その節はまた一献設けましょうか。
ああ、有難いことですな。 自転車等と言われれば、当方も黙っては居れぬ気分である。 かつて、山陽道を駆け抜けた後、阿賀〜堀江にて四国に渡り、 北条、今治、東予を経由して、新居浜、川之江、豊浜、丸亀、高松から塩江を越えて、 吉野川沿いに徳島市まで下り、フェリーで大阪に帰った経験が有りますからな。 余談だが、 「一献設けましょうか」 これは、「一献傾けしょうか」であろうし、 設けるならば、「一席」である。 読書スレ的に辛口に返答しますぞ。
>>468 あーそうだったw
最近ATOKで一発変換できない語彙をバラして変換してたら
クセになって、確認なしのカキコをしてしまいました。
辛口のご批判傷み入ります。
明日自転車が納車される予定なので、年甲斐もなくガキのように
気持ちが浮ついていますなw
>>469 いやいや、
当方の「一献傾けしょうか」こそ
まさに「まぬけ」である。
おあとがよろしいようで・・
471 :
ミ ・д・ミ :2009/01/01(木) 00:33:33 ID:bOEmYUPo
今年もいろいろ読むぞっと。 年を跨いで読み終えたのは「見知らぬ場所」ジュンパ・ラヒリ。 漫画は「幾百星霜(1)」雁須磨子。 女学生に萌えの種は尽きまじ・・・
あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願い致します。 こちらでも運試し。
おーーーっほっほっほっほっほ!
大吉だべ。
>>471 幻さん明けましておめでとうございます。
今年もおいらは朝までプロレスリングNOAHで始まりました。
今年は三沢光晴大特集だぜw
しまった!大吉から大凶に。。。orz
475 :
ミ ・д・ミ :2009/01/01(木) 01:08:12 ID:bOEmYUPo
>473 おめでとうございます〜 何だか振り幅の大きい一年になりそうですね・・(^^) 良い方に大きく振れるようお祈りしています♪
有無。 性懲りもなく、UnixMagazjine を購入して読み耽って居る。 あと、コンビニで購入した「日本史、謎の殺人事件」は 物足りなさすぎである。
>>476 国語サン。明けましておめでとうございます。
今年もボチボチと参りましょう。
いやいや、お目出度う御座います。 何卒よしなに。 幻さんも本年もよろくしなのだ。
479 :
ミ ・д・ミ :2009/01/01(木) 01:59:53 ID:bOEmYUPo
>478 はい〜、今年もよろくしですぅ〜ミ ・д・ミノシ
480 :
ミ ・д・ミ :2009/01/18(日) 01:10:22 ID:R2imutO9
わぁ、誰も書き込んでないょ・・ 今日は読み切れなかった本と予約図書を交換しにいこう。
七百を下回ったので、 保守。 運用上の圧縮・削除基準を知らぬ故、 取り合えずsage書き込みするが、 age無いといけないのか?
( ・_・) sageでもカキコあったら大丈夫なんですってよ奥様
483 :
ミ ・д・ミ :2009/01/29(木) 01:59:05 ID:knmLj1e4
「ジェローム・ロビンスが死んだ―ミュージカルと赤狩り」津野海太郎 共産主義が資本主義を攻撃するのと同じように、資本主義も 共産主義を敵視して反発するイデオロギーだ、ということを、うっかりすると 忘れてしまいそうになるけれど、それを強烈に意識させられる本。 多幸感溢れるミュージカルの背後に隠れていた複雑な思惑が 顕わになり、作品を知る人は色々考えさせられるのでは・・ ロクに作品に触れてない人間としては、やっぱり映像を見て確かめたい、 という気になりましたね。 「踊る大紐育」とか、「雨に唄えば」とか、ちゃんと見たことないからなぁ。
>>483 「踊る大紐育」とか「雨に唄えば」とか「イースターパレード」なんかの
古き良き時代のアメリカ映画は良く観ました。まだ学生の頃に思惑など持ち
合わせずに観た映画なので、どこかディズニーアニメを愉しむような気持ちで
観た記憶があります。ジュディー・ガーランドやフレッド・アステアや
ジーン・ケリーなんかのスターに対して、そのようなイデオロギーが背後に
介在するという気持ちで映画を観る必然性が果たしてあるのかと思いますが、
それらの映画を観ているとアメリカ人がそこまで深く考えているような感覚は
見受けられないというのが実感でしょうか。
映画は特別な解釈せずに観るのが一番良いのかも知れません。もし「雨に唄えば」
を観る機会があるならば、西田敏行主演の「虹を掴む男」を合わせて一度観て下さい。
おいらの地元で撮影された映画なのですが、「ニューシネマパラダイス」と
「雨に唄えば」を合体したような山田洋次の素敵な佳作であります。
本ワルオジヤ久しぼりだなぁ。 元気そうでなにより。
>>485 シュッチョーで忙しいかったんじゃよ。
そう言えばシュッチョーの途中で読んだ本は内田百聞センセイの
「第一阿房列車」と「第二阿房列車」でした。
我が儘気ままではあるが変な拘りを持って出かける列車の旅日記。
フラフラ旅日記は出先で読むに限る。
487 :
ミ ・д・ミ :2009/01/29(木) 23:07:00 ID:knmLj1e4
>484 >アメリカ人がそこまで深く考えているような感覚は見受けられないというのが実感でしょうか。 作者の津野氏も、若い時に同じように当時の作品を楽しんだ経験があり、だからこそ赤狩りに与して 「告白」してしまったロビンスの過去に驚いて本書を著されたわけなのですが・・ 西田敏行氏はナイトスクープの涙もろいオッチャンしてるより、ゲロッパとか「いかすぜ!この恋」 (古いねこりゃまたw)なんかでいちびってる姿の方が好ましいです。 「虹を掴む男」はどっちの路線なんだろう。。 今日は某コンサートの予習?の為に鴎外の文庫本を借りてきました。 昔の文庫、活字がコマすぎる〜
>>487 >作者の津野氏も、若い時に同じように当時の作品を楽しんだ経験があり、だからこそ赤狩りに与して
>「告白」してしまったロビンスの過去に驚いて本書を著されたわけなのですが・・
あぁ、そういう事だったのか。いずれにしても名作の裏側というものは、受け手が概ねその事実を素直に
受け取れないようなドラマが内包されている事が多いものですが、その事実はやがては忘れ去られてしまう
ほど作品に魅力があってこそ名作の名作たる所以があるのではないかと思います。
事実は小説より奇なりとは言いますが、小説は事実より遙かに面白い。
そう言えば先週の土曜日に、渡辺香津美センセと吉田美奈子のデュオをビルボードライブ大阪へ観に行って
来ました。ギターとヴォーカルだけで綴る奇跡の音楽。二人とも容貌も何か人間離れして来ており、神がかり
なオーラを充分に浴びてきましたw
保守
キャッチャーインザライ
こぴぺ 精神的に女の子になりたいなら、女性作家の本読書するとか。江國香織とか長野まゆみは感性が女性特有っぽくておすすめです。
494 :
国語の人 :2009/03/12(木) 23:11:32 ID:uqM9p6ii
何たることか! 面白い本が古書店で\105で販売して居る。 グリコ・森永事件の総決算と 電車男と、電脳騒乱節(w)を購入し \315とは、世の中おかしくないか?
495 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/03/17(火) 17:53:01 ID:acRvr9lh
うぎいgv
「差異と反復」ジル・ドゥルーズ 河出文庫 大阪へ出張に行っている間、自分の本棚から持ち出すのが荷物になるので、退屈しのぎに いっちょややこしい本でも読んでこましたろかしらんと思って紀伊国屋で物色して選んだのが この「差異と反復」なのであるが、"差異を同一性から解き放ち、反復を“理念”の力=累乗の 特異性として発見する時、新たな生と思考がはじまる。かぎりない力をひめた怪物的な書物。" とあるようにプラトン以来の哲学を根底から覆し、永遠回帰へと開かれた名著。 哲学というのはあくまでも個人的な概念の下に成り立つと思うのだが、長い時間かけて体得して 行くべき自分の人生観を、手短に解釈するための方法論というのが当を得て気がする。 あらゆるものは二律背反でどこかで繋がっているという、快楽主義のドゥルーズが今の時代に 沿った哲学を解説していて面白いのだが、非常に長くてキツイのでご注意を。 なるほど書いている本人は凄く楽しかっただろうな。若い人は読んでおいた方が良い。 「花椿ト仲條」PIE BOOKS 資生堂のデザインをずっと手がけていた仲條正義御大の「花椿」エディトリアルデザイン集。 これは日本のエディトリアルデザインの集大成だ。あらゆるデザイナーに影響を与え続け、常に 革新的で時代の先端を走り続けてきた御大も70歳を過ぎたのだが、改めてこのような作品集に 仕立てられたものを眺めてみると、一見派手には見えるものの表現以前に着想の技術が恐ろしく ユニークで、小手先だけでは決して及ばないシンプル極まりないデザインの根幹から成り立って いる作品ばかりである。一見の価値あり。
「おっさんは世界の奴隷か」テースト・オブ・苦虫6 町田康 中央公論新社 まさしくおっさんは世界の奴隷なのである。 「破滅の石だたみ」 町田康 角川春樹事務所 石畳の上では色々破滅します。
498 :
ミ ・д・ミ :2009/03/21(土) 22:03:28 ID:hWD0ispr
500記念。
赤ずきんちゃんとか眠りの森の美女がオススメ。
久しぶりに本屋行ってじっくりと見て廻った(´∀`) 心が躍った(´∀`) それとジャイアントゴーグを今すぐ見たいなぁと思う(´∀`) ガンダムOOを見た(´∀`) なんつーか、ガンダムから派生したロボットSFものみたいな感じがしたけどサンライズなんだよね(´∀`) 不思議な感じ(´∀`)
しーくれーっ! だーれかがーほらよーんでるきみのなまえーをー♪
( ・_・).。oO(まんきよはいつまで湯布院でふやけてるのとか思てた
507 :
ミ ・д・ミ :2009/04/03(金) 22:56:59 ID:q4sb5UTb
おぉー、その酉なつかしす。。>MangA 元気やったん? 大分に戻るんやったら、途中で大阪に寄っといで♪ 「おかしな時代 『ワンダーランド』と黒テントへの日々」津野海太郎 「雑誌の時代」は同時に「ポスターの時代」でもあった。 ・・・・・・・・ いまの演劇には雑誌もB全判の華麗なポスターもない。横尾忠則や平野甲賀のようなデザイナー も、私みたいな編集者もいない。演劇がそういう存在を必要としなくなったのだ。 (雑誌ぐるい) こういう、ストン、と腑に落ちる文章にであえるのが、本読みの醍醐味。 >499 売らんかなの姿勢に読書人は苦々しい思いを抱くのでしょうが、「とにかく手にとって読んでもらわなくては」 という出版界の危機感の裏返しなのかと考えると、必死さがむしろ哀れに見えてくるような・・ 「アンゴスチュラ・ビターズな君へ」高泉淳子 表紙のイラストが、芝居の雰囲気をよく表してていいなぁ。 文字通り、台本じゃないけど、あの舞台を見事に再現した短編集。 小説としては不完全だけど、「ア・ラ・カルト」を見た人が読めばニヤニヤ笑いが止まらないはず(・∀・)
>>507 >いまの演劇には雑誌もB全判の華麗なポスターもない。横尾忠則や平野甲賀のような
>デザイナーも、私みたいな編集者もいない。演劇がそういう存在を必要としなくなったのだ。
っていうか、演劇人が個人の生活を豊かなものにするため、身銭を切ってまでそういうものを
造る姿勢がなくなっているのではないかとおいらは思います。例えばガロみたいにギャラが
出ない本にまで描くプロのマンガ家がいなくなったというのか、或いはそこまでして「表現」
に拘る出版社も無くなってしまったというのが実情なのでしょうか。モノ造りをしている人間の
「欲望」のはけ口が昔とは違う所に向かっているのは確かな事でしょう。
ツマラン世の中だ。
まぁしかし、おいらの本棚はそんなものばっかりが溢れていますw
昭和の博物館みたいになって来ているなぁ。
509 :
ミ ・д・ミ :2009/04/18(土) 19:36:17 ID:cGw1mgXW
>508 かといって、演劇人の暮らしが豊かになっているかというと、そうでもないように思えますが・・ 近頃は、読みはすれども身体に沁みない。 すこし量を落とそうかな。
>>509 読んでも体に沁みないときは敢えて嫌いなものに手を出すという手段があります。
向かい風が吹いている場合などと同様に、万物は反発するという事象に面している
時に多くのエネルギーを必要とするように、モチベーションというのも何かの目的に
向かっているときに最大限に発揮されるものです。
時には道徳的な常識などかなぐり捨て、未体験ゾーンに足を踏み入れるような無茶を
してみるのも、モチベーションを高める為の手段としては大いに有効なのでは
ないでしょうかw
読書の実況スレ というのを思いついた 具体的なアイデアはまだない(´ω`)y-~~
512 :
ミ ・д・ミ :2009/04/29(水) 23:09:55 ID:8yNe+orf
「建築家 ○○○○」○○○○ 以下勝手な思い込みで書くので、タイトルの名前は伏字に(笑) 自書というふれこみになってるけど、これ絶対ゴーストがいると思うなー。 しかも優秀なゴーストが。 でもゴーストが気配を消そうとする手際が周到過ぎて、かえってそのシルエットを際立たせてしまっている。 編集者が読ませたい(読みたい?)意図があからさまで、あからさまの影に隠したいみっともない部分や 泥臭い臭いのするモノの気配がそこここに漂う、微妙な仕上がりの本。 これならまだ、抽象的なポエムだだ流しの困った文章の方が、その人らしさを伝えるという意味では誠実ではないか(笑)
ん、誰だろう? 「建築家 雄藤安忠」かな?
日本の近代建築家は「都市」とか「空間」とか「機能」とか中庸的な事ばかりを 謳っている人が多く、「美」とか遊び心に拘った建築を造ろうとする人がいない から居心地が悪いものになってしまっているのではないかと感じます。 ガウディやフランク・ロイド・ライトの建築を見てたら、あれこそが建築家の仕事で あり、宗教やら思想という人の生活に根ざした建築の行き着いた最終形ではないかと 思う次第であります。言葉で後から説明する建築なんか建築家の作品ではない。
建築とはちょと違うけどここ数年で最も衝撃を受けたデザインは、日産キューブ。 今は新型になって一層不細工さを増してるけど、やはり初代のインパクトは凄かった。 学生時代に受けた工業デザインのテキストに、「日本的な車をデザインしたらどうなるか?」という課題で、例として御輿とか山車を車っぽくした絵が乗ってて笑ったんだけど、 今思うと日産キューブはそれにそっくりなの。 あの車のデザインはすごい。 日本ではかなりヒットしたけど、外国でも売ってんのかねあれ(´ω`)y-~~
516 :
ミ ・д・ミ :2009/05/01(金) 22:59:48 ID:2SbpQv3I
伏字の意味ナカタ\(^o^)/>513 「細野晴臣分福茶釜」 まだ途中だけど、○○○○の方がまだ読みやすかった気がする・・ やはり天才の言葉は、それなりの翻訳家がつかないと市井の者には届かないものなんでしょうか(うーむ) >515 天地人のテーマ曲かっこいいよなぁ、なんかに似てるよなぁ、と思ったら ちょっと伊福部っぽい?と気づくような感じかしら(違う。)
やまだ紫さんの訃報を耳にした。脳出血で享年60歳だったそうな。 猫を巧みに描く漫画家としてますむらひろし氏と同じように愛読していた 作家なので何とも惜しまれる。 ご冥福をお祈り致します。 おいらはGW明けの恒例である鬱状態に陥り気味で辛い。。。
ライ麦畑に捕手
とりあえずいい年してミステリーとかホラーとかケータイ小説とか平気で電車内で読んでるやつには同情する。 じじばばが読んでる、歴史小説(取材すれば誰でも書けるような低級作)なみに恥ずかしい。〆〆〆〆〆
521 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/05/29(金) 01:06:47 ID:mcSBhK1u
>>520 まずお前は自己啓発を読む前に絵本から始めろや。
昨日から本屋を5件ハシゴして、村上春樹の「1Q84」第1巻を探しているのだが どこの本屋でも売り切れて次回入荷未定orz。。。 あのなぁ、人気J-POP歌手の売り方みたいな事すんじゃねえよ、ったく。 こうなったら絶対にBOOK OFFの100円コーナーに並ぶまで買わん。
523 :
ミ ・д・ミ :2009/06/04(木) 23:26:42 ID:KSsamPJ0
某図書館では予約が上巻585件+下巻504件w(今現在)>1Q84
ちなみにおいらの村上春樹本は以降は殆どがBOOK OFFで購入したものw ノルウェイの森なんかは、赤と緑の背表紙が幅1mほど本棚を占領して それはそれは奇麗な眺めでごぜぇましただよw
>>524 >「アフターダーク」以降は殆どがBOOK OFFで購入したものw
に訂正。
村上春樹の本はなぜか印象に残らない(´ω`)y-~~
文体がおとなしいからね。
対して村上龍は強烈に残る なんでだろう描写が劇画っぽいからかな
文体が生意気だからね。
ふむ(´ω`)y-~~
両村上が描く女を比べたら面白いのだが、春樹は清楚な淫乱。 龍は変態で淫乱。
なるほど言われてみれば だがしかし村上春樹の著書は結構読んだけど何一つ覚えていない いま読めばまた違うんだろうが(´ω`)y-~~
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』しか知らん
534 :
仮装的 :2009/06/10(水) 21:58:07 ID:m3b7iHUS
今年度本屋大賞受賞の「告白」読みました。 普通に面白かったです。 特に教師の一人称、独り言のみで語られる第一話聖職者がよかった。 途中の話が冗長に感じられたのは、元々がこの第一話のみの投稿作品だからでしょう。 途中の漫画チックさ、センシティブさは気になるものの、デビュー作にして見事にまとめきってるので十分。 最終話の落ちもテーマをしっかりと受け止めたいい落ちだと思いました。 1Q84は予約入りすぎ。ノルウェイの森映画化ってなんやねん。
535 :
ミ ・д・ミ :2009/06/25(木) 01:54:18 ID:cuTX2YdM
映画にはさっぱり関心が湧きませんが、主人公役のマツケンがどんななのかは気になる。>のるうぇ〜 多部未華子の写真集を図書館で借りた話を同僚にしたら「オヤジみたい」と笑われましたとさ。
詳解Objective-C 2.0 荻原剛志 著 Mac OS Xでプログラミングにあたって避けて通れないObjective-CとCocoaフレームワークの解説。 Cocoaフレームワークのプリミティブなレベルから「何故こうなっているのか」について簡単な例を挙げながら NeXTSTEP由来の歴史的経緯に軽く触れつつ解り易く解き明かす。 一方で、OS Xの基本的なアーキテクチャやC APIであるCore Foundationなどは本書のカバー外である。 プログラミングの経験はあるがOS Xは初めてといふプログラマにとってはObjective-C/Cocoaへの導入として またリファレンスとして役に立つに違いない。仕事に取り組む前に基礎知識を固めておきたいタイプのひとには 非常に良い。 手順に従い取り敢へず何か作ってみるといふタイプのひとには向かない。ステップバイステップなチュートリアルや 実用的なアプリケーションのコーディング例などは無いし、グラフィックやクールなガジェットクラスなどには殆ど 触れていない。
537 :
ミ ・д・ミ :2009/07/25(土) 23:55:07 ID:Jjb2MHPA
柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」(柴田元幸/高橋源一郎) 雑誌の対談をメインにまとめられたものだけれど、スリリングで面白い。 お互いが触媒になって、なかなか見られない化学反応が現れたような。 こういう対談に巡り合わさった編集さんは、さぞかし興奮したんじゃないかしら。
538 :
ミ ・д・ミ :2009/07/31(金) 23:27:17 ID:0OuEXpt9
キップをなくして(池澤夏樹) のんのんののんのーん♪
540 :
ミ ・д・ミ :2009/08/01(土) 22:32:59 ID:+N0cfrbW
村上さんは老後の楽しみにとっておいてもいいかなと思う 「相羽奈美の犬(1)」松田洋子 期待しないで買ったら面白かった(主人公が白い犬だからじゃないよ!) テレ朝の深夜枠でドラマ化して欲しいなぁ。奈美役は多部ちゃんで。
タベヲタ発見(´ω`)9m
542 :
ミ ・д・ミ :2009/08/04(火) 00:22:41 ID:UniNcuqO
>541 アイドル画像板もチェックしてますが何か?^^
543 :
ミ ・д・ミ :2009/08/08(土) 15:21:54 ID:o5U9iOUu
「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎 たまたま映画を見たので原作に手が伸びて。 自家中毒的な譬えの言い回しがたまにくどくて辟易しますが、それ以外は普通に読める。 筋が分かっていてもドキドキしたから、よく出来ている、ってことなんでしょうね。 麗子役に大塚寧々をキャスティングした映画のひとは偉い!と思った(笑)
544 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/08/10(月) 10:35:02 ID:iBPHhzhA
夏休み、三田村鳶魚の"札差し考"を読んだ、江戸中期、後期の旗本、御家人が貧乏する 様子がリアルに描かれて面白かった。引用文には漢文混じり返点など打ってあるが、高校で漢文習っていれば読める 武士は禄高に依って必ず召抱える家来の員数が決っていた、しかも実収入は表高(草高)の 4割程度だったという。米価が高い時はよいが安いと困ったらしい。 家来の員数は出兵する時のための割当で原則減らす事は出来ない。家康も300年太平が続く とは思っていなかったのだろう。 金銭の訴訟を「金公事」といったが、借手(主に武士)が返済不能になった頃"金公事停止"といって 奉行所で金銭貸借り訴訟を受付けない所謂"徳政"を行った。 当時の金貸も酷い高利だったらしいが。 古い話だが佐々木味津三など「旗本退屈男」その他の作品でいい加減な事を掻いて コテンコテンにやられて、恨んだらしい。 今日経の夕刊小節に山本一力が"おたふく"を掻いているが背景の考証はしっかりしている様だ。
545 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/08/10(月) 10:41:17 ID:iBPHhzhA
546 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/08/10(月) 23:47:58 ID:K5oEtpUV
この板的には本田透だろ
547 :
ミ ・д・ミ :2009/08/28(金) 01:22:36 ID:BK+eHa6z
「密謀」藤沢周平 上巻を読み終えた 下巻はいつ手元にくるかしらむ
548 :
ミ ・д・ミ :2009/09/02(水) 00:23:55 ID:7gP5oqAu
久々に、読むのに集中してて電車乗り過ごした(しかも3駅w) 読んでいたのは「私はハロン棒になりたい」(青木るえか)。 そういうのって、何を読んでたか結構忘れないよなー 前に乗り過ごした時は「風雅の虎の巻」(橋本治)だった・・
549 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/09/02(水) 00:51:12 ID:S0jQGceR
ガキさんとタベさんはお友達らしい(´ω`)y-~~
551 :
ミ ・д・ミ :2009/09/11(金) 23:46:23 ID:ru9cCUcH
なんちゃらマスター黒沢が、「キャッチャー・イン・ザ・トイレット!」とかいう擬態で世に出たのだとか・・ >547 下巻、意外と早く来た。 でも今借りてる本、合計10冊ちょい。 さて、どれから片付けるか。
(´-`).。oO(あの漫画家は漫画うまいけど、オナマスは内容的に世にだしちゃ駄目だと思う
554 :
ミ ・д・ミ :2009/09/20(日) 21:27:33 ID:I8U2Rkfz
あら、555 伊坂幸太郎の あるキング を友人が読んでた。 ある野球選手の一生、みたいなお話。 話聞いてたら内容は漫画みたいな話やった。 描写は漫画とかぢゃないらしーねんけど。
556 :
ミ ・д・ミ :2009/09/23(水) 23:01:14 ID:CvtoN0lH
「ヴィンランド・サガ(8)」幸村誠 あああああぁアシェラッドォォーーーーー・・!
557 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/09/30(水) 23:28:07 ID:hMhpVpNx
558 :
ミ ・д・ミ :2009/10/09(金) 23:05:19 ID:qeq9ILrj
「side B」佐藤正午 競輪が何人で走るのかも知らない者でも、「なんか楽しそう、でもハマるとヤバそう・・」という読後感。 とりあえず覚えた単語は「差す」「捲る」「裏目千両」。 「巡礼」橋本治 最終章でタイトルの意味に行き当たったとき、ワッ、となにかが押し寄せてきた。 作品についてのインタビューに「小説とは基本的に鎮魂なのでは、という思いもあります。」とあるけれど、 本当に、魂を鎮めるという目的の為に、もっと言の葉は紡がれてもいいんじゃないかなぁ、と思う。
俺もそう思う
560 :
ミ ・д・ミ :2009/11/12(木) 23:26:45 ID:ZMcqVW8r
やっとやっとやっと規制解除〜保守。
561 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/11/17(火) 15:26:26 ID:9YrKfSNm
""マキァベリズム""と言う言葉がある、権謀術数を尽して相手と渡り合うことで 現在の国際外交を髣髴とさせるが、彼が主君に献呈した『戦略論』『国家論』を読んでも 権謀術数と言うより真実の書と思う。
562 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/11/17(火) 15:27:49 ID:9YrKfSNm
戦略論、君主論
563 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2009/11/20(金) 19:33:16 ID:IoG73aZ9
マキァベリズム・・・・・ニッコロ マキァベリ
564 :
ミ ・д・ミ :2009/12/03(木) 23:56:47 ID:O/OKvYwu
>556 なんか文化庁から賞をもらったようだ おめでとうおめでとう
有無
おお! やっと書き込めた。 帝都にきて八ヶ月というもの 忙しさも相まって時々しかアクセスしておらなんだが、 いつもどこかのアフォの影響でアク禁であった。
567 :
ミ ・д・ミ :2009/12/13(日) 19:25:33 ID:B4tAb3BH
568 :
ミ ・д・ミ :2009/12/29(火) 01:07:45 ID:wMxERZ1+
献血のお供はブルボン小林「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ」ちくま文庫版。 いえ、たまたま持ってっただけなんだけど。 >566 国語さん、良いお年をお迎え下さいませ。。
571 :
隠居 :2010/01/09(土) 19:13:21 ID:D1fyCy56
昨年末にNHK・TVでやってた『坂の上の雲』 つられて原作を読返した、文庫本で8冊内容は知っているが結構面白かった TVよりも原作の方がよい。司馬遼太郎は時々自説を開陳したり関連の 道草を喰ッたりする、それが又滅法よい。
有無。
坂の上の雲は最高である。
このスレでも過去に幾度か言及しておる。
しかし、高橋英樹の児玉源太郎はがっかりである。
小村寿太郎はよし。(十数年前であれば彼が正岡子規にふさわしかったのだが・・
何れにしても良い役者である)
東郷平八郎もまあよいか?(弟の方があってるかも)
>>571 >>自説を開陳したり関連の道草を・・
そこを楽しめる余裕を持った人間が少ない。
特にこの板では少ない。
他者の人生観やその集約たる価値観に基づく一つの結論に対し
根拠や普遍性だけを追求し、受容するという感性が欠如しておる。
自我が弱い故に仕方がないのであろうが、情けない話である。
573 :
ミ ・д・ミ :2010/01/25(月) 00:34:41 ID:Rwcfh64c
574 :
ミ ・д・ミ :2010/01/29(金) 00:48:27 ID:/c2KfrXt
サリンジャー(-人-)
576 :
ミ ・д・ミ :2010/02/11(木) 22:53:03 ID:lwwuLHL6
「海街diary3 陽のあたる坂道」吉田秋生 次の手塚治虫賞はこの作品にあげて欲しいです。
577 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2010/02/23(火) 17:41:04 ID:m4mEFZSh
源氏物語を読始めた(何度も挫折) 谷崎潤一郎の翻訳版と日本文学大系所収版を交互に読んでいるが、注を読みながらで なかなか進まない、是じゃ五四帖読終るまで何年かかるやら 源氏読了の方お話下さい。
578 :
ミ ・д・ミ :2010/03/14(日) 23:47:14 ID:2mEMHORk
>577 読んだことのないミ ・д・ミがレスするのもいかがなものかとは思いますが いっそのこと「あさきゆめみし」でショートカットしてみるというのはいかがですか。 江川さんのは確か完結してなかったような気がするし。 「田尻 智 ポケモンを創った男」 中に同人誌の再録が載っているのですが、あとがきのカットのミンキーモモ(当たり前だが 初代ですよ)のトレースが懐かしすぎて・・・(^^)
579 :
ミ ・д・ミ :2010/04/10(土) 15:38:33 ID:CWvXb/oW
規制解けたかな 規制されてる間に佐藤さんが亡くなってしまわれたじゃないですか・・><
規制解けたかな 規制されてる間にマルコムさんが亡くなってしまわれたじゃないですか・・><
東京に引っ越して以来、規制に出交すことが極めて多い。 2ちゃんのためだけにプロバイダを増やす気にもなれぬ。 兎角、この世は棲み難い。
582 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2010/04/13(火) 00:07:53 ID:1xMADzIW
てかこのスレ 男女板の話題とは関係ないの?
///) /,.=゙''"/ / i f ,.r='"-‐'つ____ 細けぇ事ぁいいんだよ!! / / _,.-‐'~/⌒ ⌒\ / ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\ / ノ il゙フ ::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| | / iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
崖の上のポニョは坂の上の雲から来てるのでしょうか。 トミーとマツは罪と罰から来てるのでしょうか。
585 :
もも :2010/04/17(土) 21:09:11 ID:TQ79YQWz
規制されてるかと思ってくだらない事書いてしまいました。すみません。 そして久しぶり過ぎてトリの付け方を忘れました。 とても読書家とは言えないので書き込まずロムってましたが こんな形で初登場してしまうとは恥ずかしい限りです。 坂の上の雲、ここで書いてあったのを見て読んだのですが面白かったです。
おもしろいヾ(*´ω`*)ノキャッキャ もも#云々
高橋幸宏さんの「キャッチアンドリリース」なる本を図書館で予約した。 この人はフライフィッシングを始める前夜、「リリースしないフライマンになる」旨の発言をしていたので、そこんとこどうなったのか楽しみ。
まあ、リリースしても死にますからな大概は。 人間の体温は魚には灼熱であろう。 そもそも針を射して居るし、 潮流や川の流れとは異なる力を加えて居る。 喰うのが供養であり言い訳である。 キャッチアンドリリースなど糞喰らえですな。
589 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2010/04/24(土) 22:14:28 ID:s/OcwniE
「なんとなく、クリスタル」を借りた。
これ読んでバブルへGo!
実体験あると映像より文章の方がリアルだったりするよね。
>>588 > まあ、リリースしても死にますからな大概は。
扱い方によるかと。
実際釣堀の魚は生きてるし、川でも同じ魚を何度も釣ったことあるよ。
591 :
ミ ・д・ミ :2010/05/02(日) 02:21:53 ID:36+NeYfB
>585 ももちゃん元気やったんや〜 >590 地名とか、ブランド名とか、そういうものが持つ空気感をはじめて小説で巧みに扱ったひとだったかも>田中氏 「カリコリせんとや生まれけむ」会田誠 カリコリって絵を描く事を指しているのかと思ったら、違っていました。 まだ途中ですが、印象的だったのは、息子さんについて書かれた奥様の文章と、アシダカグモ・・ 「間違う力」高野秀行 岩岡ヒサエさんがカバー絵を書いてます。 内澤旬子さんもブログで書かれてましたが、どう考えてもこのカバーの選択は間違ってるのでは(笑) 奇しくも会田さんと高野さんは同年代。年が近くても、いろんな人がいるなぁ。
>>591 有無有無。
だがしかしまだ読んでないなんクリ。
>>593 ガキはともかくとしてくすぐるのは好きだ。
サイバーパンク小説、ニューロマンサーが遂に映画化されるらしい。
そしてこの小説は高橋幸宏のアルバムに触発されたもの。
幸宏ファンとしては見逃せない(´ω`)yー~~
595 :
隅の隠居 :2010/06/21(月) 20:29:37 ID:NtC9aNdA
もも:2010/04/17(土)さん 二ヶ月も遅れたレスで済みません司馬遼太郎の語り口好きです。 老人の私にも読書は大きな慰めです。
596 :
九条 氷雨 :2010/06/21(月) 21:29:48 ID:lgE0rP1P
「殺人ゲームの館」のヒロインは新しかったよ。 ああいう女は嫌いじゃないね。
597 :
名無しさん 〜君の性差〜 :2010/06/22(火) 01:44:19 ID:nZZ++/RK
精神分析学者の岸田秀の、「哀しみという感情」を読んだ。 人間の中の内的自己(現実を無視してでも自分の誇りを維持しようとするもの)と、外的自己(自分の誇りを捨ててでも現実に適応しようとするもの)のせめぎ合いについて書いてあった。 2chの人達に読んで欲しいと思ったが・・・まあ読まなくてもいいや。
>586 ありがとう。 >591 元気っすよー >595 わあまさかレスがついてるなんて! 司馬さんの他の本は読んだことが無いのですが、もっと読んでみたいと思います。 と言っても、最近行政書士の勉強を始めてしまったので試験が終わってからのお楽しみにします。
どなたか柴田翔の「されどわれらが日々」を読んだことがある方いらっしゃいますか? これに出てくるBGが何の略なのか分からないのです。 愛人のような意味だと思うのですがどなたかお分かりになりますか。
600 :
ミ ・д・ミ :2010/07/07(水) 00:03:41 ID:s4T4giKf
BG=ビジネスガール? OL=オフィスレディ という単語が無かった頃の職業婦人を指したことばだけど 愛人みたいなニュアンスで使われているなら「特殊なビジネス」の意味合いが含まれるのかもですね
>>600 なるほど!
検索しても「ブラックゴースト」とか「ボーイガール」とかでどうもしっくりくるものがなくて。
「若い二人連れはほとんどおらず、中年とBGの組み合わせばかりのお店〜」というような
文章だったのでまさにその通りだと思います。感謝感謝です!
ホリエモンの「拝金」って面白いのかな。
( ´ω`)o彡゜ げんさん!げんさん!
「拝金」読了。 熱い熱すぎる。
605 :
ミ ・д・ミ :2010/08/01(日) 16:47:40 ID:+5197Sli
( ´ω`)o彡゜ げんさん!げんさん!
607 :
ミ ・д・ミ :2010/08/01(日) 17:04:32 ID:+5197Sli
,,、、,,, ,,,,,r;;;;;;;;;;;`j,,,,, ミ ・д・ミ < さっつん!さっつん! ( O┬O −== .◎-ヽJ┴◎
ビジュアル英文解釈を読みはじめたが良書の予感(´ω`)yー~~
609 :
ミ ・д・ミ :
2010/09/03(金) 00:18:56 ID:wfASlhJJ まだ読み途中だけど「結婚は人生の墓場か?」姫野カオルコ 「ああ正妻」がパワーアップして、というか窯変してますます濃い姫野味に。 サービス精神において本当にこの人はプロフェッショナルだなぁと思う。 買わずに読んでてすみません、と頭を垂れたくなるくらい。