【専業主婦】夫と子育て【女性の生き方】

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1名無しさん 〜君の性差〜:2006/07/27(木) 20:39:14 ID:WSTvLCyA
高度経済成長への道を突っ走っていく中で、核家族化が進行し、限られた空間の中で消費生活のみをする「専業主婦」が誕生。
それより以前は、その日家族が食べるもの、着る物、みな手作りしなければならなかった。
どの家の主婦も家でボンヤリとしてテレビを見る暇なんてなかった。
スーパーに行けば何でも揃っているという生活の歴史はとても浅い。
「働く女性」が最近増えたわけではなく、明治の初め頃から存在し、朝から晩まで働いていた。
ゴマや味噌、酒までも手作りし、米はもちろん野菜も・・・そして、そういう仕事についてる女性のために「託児」があった。
田植えや草取り、稲刈りなどの時は、急ごしらえの託児所がつくられて、隣近所の人がちょっとの間みてくれたり、文字どおり「働く人」たちの子供の面倒を地域でみてくれていた。
戦争中は男性に代わって女性が皆働いていた。
女性は「仕事」の大黒柱だったのに、男性が帰ってくればまた「仕事」は奪われてしまい、そして好景気にはパートという便利な働き方で雇われて不況になれば首を切られる。
農業の働き手であったときと違って、賃金労働に従事するようになった女性たちの子供をみてくれる保育所や学童保育ができたのは、本当に長い時間がたつまで準備されなかった。
今、不況の中でまたその数が減らされている。
生産の場から離れ、家にいて消費生活だけをするという女性の生活の歴史はとても新しいのもの。
なのに、女性とは家にいて夫の世話をして子育てをきちんとするもの、昔からそうだったかのように思い込まされているのではないか。
女性が消費生活だけの状況に囲まれて、作物がうまくできたという達成感もなく、給与という形で評価されることもなく、自分の存在を確認しようとして、夫にアピールする。
そして、自分が生きたことに対する評価が欲しくて、子供をきちんと育てる=「作り上げる」という達成感をえようとする。
子供が手から離れていったとき、再び途方に暮れるのではないか。
女性だから、子育てを主に受け持たなければならないという概念はどこから出てきたのか。
専業になることに何の躊躇もなくその道を選び、本当にそれでよいのか。
少なくとも私たち女性はよーく考えなければならないと思う。
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