>>1 ・被害者は自ら酒を飲んだ
確かに、酒を飲み、結果酒に飲まれてしまった、そしてそのことがこのような事件に発展してしまったのは飲んだ被害者自身の責任によるところが大きい
泥酔状態にあるとき、周りにいた人に迷惑をかけてしまったり、自分に対して迫りくる危険を察知する能力が著しく低下したりする。こういった飲酒の危険性を軽視したという点で、被害者女性の責任は厳しく追及されなければなるまい
ところで、女性には男性と同じく性欲というものがある。よって泥酔し、感情よりも性欲が先走ってしまった場合、性的な行為を男性に促すような言動や振る舞いもありえよう
しかしながら、これが即座に同意に結びつくのかといえば、そうではない
なぜなら、女性にとっての性交とは単に性欲の処理にはとどまらないことが多いからだ。
性交の際、その相手が恋人や自分の好きな男性ならば、女性はこれに応じる。しかし泥酔時には女性はだけでなく誰もが明確な意思を持つことが出来ないのは自明である。
それゆえ被害者女性はこのとき、自分が行為の最中にいるという認識が薄かった可能性が高い。仮にそうでなくとも、自分が一体誰と行為中であるのかということは全く分かっていなかったに違いない。
相手が誰かが分からないならば、愛する人以外に性的なアプローチをされることが、女性にとって屈辱的であるということは意識できるはずもなく、それゆえ本能的な性的な快感に身を任せてしまうことも何ら不思議でない
もちろん上記の一連の事柄の責任を加害者のみに押し付けようとは思わない。その点は誤解しないで頂きたいが、ただし、重要なのは、これが同意であるかどうかと問うたとき、その答えはNOだ、ということである