【疑問】 女がスポーツをやる意味って何?

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98私見ですが1
個体差の程度を測るには、通常「差の絶対値の平均」よりもバラつきの程度を表す「分散(標準偏差)」のほうが扱いやすい。
すなわち、「男女差」と「個人差」を比べるには、「男の平均−女の平均」と「全体の標準偏差」を比べるとよい。
もし全体の後者が前者を上回れば「男女差<個人差」ということが言えるであろう。
つまり、全体のバラつきが大きいほど、男女差よりも個人差を重視するべきと考えられる。

具体的には、例えば握力の場合なら、男の握力=X、女の握力=Y と表すとき、Z=(X+Y)/2 とおいて、
「Zの標準偏差」と「Xの平均−Yの平均」を比べればよい。
簡単な計算により、
「Zの標準偏差」= √(Xの分散+Yの分散)/2
ということがわかるので、
√(Xの分散+Yの分散)/2 > 「Xの平均−Yの平均」・・・・・・・・・・(1)
が成り立てば「個人差>男女差」ということが言える。
99私見ですが2:2005/04/21(木) 23:14:53 ID:SuRBYbFg
さて、>>81のモデルを考察するに、「Xの分散=Yの分散=37.5」としているので、
 (1)の左辺=√(37.5+37.5)/2=4.33
となって、一方もちろん平均の差は 50-30=20 なので到底(1)は成り立たない。したがってこの場合は「男女差>個人差」と言えよう。

そこで問題となるのは、データとして各数値は適切か?ということになるが、
平均はいいとして、分散37.5とすると、握力60を超える者が男全体の1%程度ということになり、実際よりかなり小さい感がある。
とは言うものの、(1)を成り立たせるためには、分散をともに800以上にせねばならず、
「分散800」ということは、握力100kg以上の者が男全体の4%近くになってしまう。
ボブサップでさえ90kg程度というから、これはいくらなんでもありえない数字である。
そこで、分散を74ぐらいに設定すると、握力70kgを超えるものが男全体の1%程度ぐらいになる。
これぐらいが現実に近いのではなかろうか。
いずれにしても、常識的な範囲では(1)は到底成り立たず、握力に関しては「男女差>個人差」であるのは間違いないと思われる。
100私見ですが3:2005/04/21(木) 23:15:43 ID:SuRBYbFg
以上は握力に関する例であるが、一般に体力に関して言う限り、男女の平均の差はかなり大きく、男女おのおのの中でのばらつきはそれほど大きくないので、
(1)が成り立つケース、すなわち「個人差>男女差」となるケースは非常に特殊な場合に限られるであろう。
すなわち、一般的には「男女差>個人差」というのが、統計の観点から見た結論である。
101私見ですが(訂正):2005/04/21(木) 23:17:56 ID:SuRBYbFg
>>98の3行目;

×もし全体の後者が前者を
○もし後者が前者を

と変えてください。