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フェミナチ車両を撲滅しろ【その四】
痴漢撲滅を国家施策にした男女共同参画行政
「痴漢犯罪NO!鉄道利用者の会」と東京都の関係
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政府各省庁に急速にフェミニズムが浸透する中で、国土交通省のフェミニズム汚染も相当深刻と言わなければならない。
国土交通省が平成十五年三月に出した「女性専用車両 路線拡大モデル調査報告書」などは、国交省のフェミニズム汚染ぶりを物語る格好の文書と言えよう。
報告書は「男女共同参画」についてのこんな御託から始まる。
《社会への男女共同参画に関する取り組みが国際的に進められる中で、我が国でも平成十二年十二月に「男女共同参画基本計画」が閣議決定され、
女性の社会進出を支える取り組みが進展しつつある。
その一環として、国土交通省では、交通が女性の社会進出の一助となれるように、女性の視点からみた交通サービスに対する男女の意識の違いを探るアンケートを行った結果、
痴漢被害を防止するための女性専用車両導入に賛同する意見が多く、その普及拡大が求められていることが明らかになった》
この最後の、「女性の視点からみた交通サービスに対する男女の意識の違いを探るアンケートを行った結果、
痴漢被害を防止するための女性専用車両導入に賛同する意見が多く」という一節が、前回指摘したイカサマ・アンケート結果を指していることは説明するまでもあるまい。
ここで注意を促したいのは、女性専用車両が「男女共同参画」の名の下に推進されているということだ。
「交通が女性の社会進出の一助となれるように」アンケートを行ったなんて言っておきながら、
実施するのは女性客が切望する(もちろん男性客も)電車や駅の混雑緩和策などではなく、混雑緩和に逆行する女性専用車両の導入というのだから正気の沙汰ではない。
国土交通省のフェモクラットたちがつくりたがっているのは、「痴漢が女性の社会進出を妨害している」というフィクションなのだということがお分かりいただけよう。
国土交通省は平成十四年に阪急電鉄と京阪電鉄を使って、女性専用車両の「路線拡大モデル調査」なるものをやらせた。
その報告書がこれで、その分析は例によってペテンに満ちたものだが、今はその内容を紹介している余裕がない。
政府の「男女共同参画会議」が今年五月にまとめた「女性に対する暴力に関する施策の基本的な方向についての中間整理」には、
「痴漢については、今後も徹底した取締り等により、加害者に厳正に対処していく。
また、電車車内における痴漢の防止対策を推進する」という文言が盛り込まれている。このさりげない文言が、
痴漢容疑者の逮捕・厳罰化と女性専用車両の推進を意味することはいうまでもない。
大方の国民には男女共同参画会議なんて何をやってるのか見当もつかないと思うが、ここはフェミニストたちの作戦会議の場なのである。
男女共同参画会議では痴漢問題についても、次のような議論が展開されている。
《住田委員 いわゆる痴漢は迷惑防止条例に当たり、強制わいせつに当たらないレベルのものが条例として対象になっているわけなんですが、
条例にゆだねた趣旨というのは、地方の実情に応じてそれを犯罪とするか、しないか、刑罰法令として科すかどうかということを検討するためだろうと思いますが、
その根本にはこの程度のものは法律上の犯罪とするに足りない非常に些細なものであるという意識が当時はあったんだろうと思います。
しかし、今やポスターにも「痴漢は犯罪です」ときちんと書かれておりますように、全国的にもこういう問題については犯罪であるという認識が高まっているんだと思います。
そうしますと、単なる条例違反という感じで考えられるよりも、やはり法律上の犯罪である。しかも、それは法定刑としては条例以上のものもきちんと用意されて、
繰り返されるものに関して言えば、今の条例でのものを超えた刑できちんとした対処がし得るようにすることが必要と考えます》
(平成十五年十二月「女性に対する暴力に関する専門調査会」)
この発言をした住田裕子は弁護士で、ドメステック・バイオレンス問題などでも加害者への厳罰化を主張してきたフェミニストである。
要するに、「痴漢を迷惑防止条例なんんかで罰するのは生ぬるい。刑法で厳罰に処せ」と主張しているわけだが、これを単なるフォミニストの放言としてみなしていけない。
この場には警察庁生活安全局生活安全企画課長なんて立場の人間も出席していて、ウルトラ・フェミニストのご意見を拝聴している。
だからすぐ政府の施策に反映されてしまうのだ。
男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」が推進してきたテーマは、ドメステック・バイオレンス、セクハラ、ストーカー、痴漢等々。
どの問題も警察の取締り活動が欠かせない。DVや痴漢対策に異様に熱心なのが東京都で、警視庁は東京都の活動に協力しているうちに庁内にフェミニズムが浸透していった。
一方で警視庁には、先に述べたように創価学会警視庁分会まで形成されているから、危険極まりない。
女性専用車両導入の背景には、フェミニズム団体の活動も見逃せない。例えば「痴漢犯罪NO!鉄道利用者の会」という団体があって、
《暴力的な過密状況を放置している鉄道機関の無策を指摘し、女性専用車両の誕生に一役買った「痴漢犯罪NO!鉄道利用者の会」》と自画自賛している。
同会が作成した「女性のための痴漢犯罪基礎知識」というマニュアルには、<私>が受けた攻撃は<私>個人ではなく女性という性に向けられた攻撃です。
<私>の被害は、性の不平等を象徴しています」とフェミニズムの主張を羅列し、痴漢を逮捕し有罪に持ち込むためのノウハウを詳細に教えている。
同会が平成十二年に開催した「STOP痴漢犯罪」というシンポジウムを後援したのが東京都で、同会の「痴漢撃退プログラム」を助成したのも東京都。
「女性のための痴漢犯罪基礎知識」の作成資金を提供したのがアジア女性基金。例の従軍慰安婦の虚構を国内外に宣伝すべく設立された組織(現在は解散)である。
このような事実を紹介すると、女性専用車両をめぐるフェミニズム行政と民間団体の共闘関係がみえてくると思う。
男の不満を尻目にフェミニストたちは女性専用車両の導入に満足しているようにみえる。五月二十八日付の毎日新聞朝刊は「女性専用車両を考える」という特集記事で、
フェミニストたち(男もいる)の声を紹介している。
荷宮和子という評論家は言う。
《そもそもなぜ女性専用車両が必要なのか。「痴漢の被害を防ぐための手段が他に思い浮かばないから」である。
ゆえに「男をバカにしている!」「男性差別だ!」という非難は的外れだ。導入の前提となったのは「痴漢の被害者をこれ以上増やしてはならない」という考え方なのだから。
「被害者の立場に立って物事を考えよう」というわけだ》
典型的な女性専用車両礼賛論。でも、中にはヒネクレ者のフェミニストもいて、例えば中山千夏は「なぜ女を特別扱いに」とこんな妄言を吐いている。
《俺は痴漢はしない、だから、俺の問題ではない、と男たちが考えている限り、問題の根本は解決しない。(中略)これは実に男たちが我がこととして真摯に取り組むべき問題なのだ。
女性専用車両は、みんながその認識を持つ役に立たない。むしろ、問題が女にあるかのような錯覚を世の中に与える。/そこで提案がある。
対症療法ではあるが、少なくとも問題の根本解決に迫る名案だ。関係者よ、男性専用車両を作れ。冤罪を恐れるなら、男性専用車両に乗る。差別だ、侮辱的だと思うなら、勇気を出して一般車両に乗る。
(中略)これなら、車体に貼られた「男性専用」シールが、この恥ずべき策の元凶は男たちである事実を、内外に印象づけてくれるだろう》
中山千夏みたいに、女性専用車両に反対してみせるフェミニストは案外少なくない。でも彼女の文章にうかがえる妙に勝ち誇ったような調子、男たちの不満が高まっていることへの優越感に注意されたい。
「そんなに文句あるなら男性専用車両をつくりなさいよ。乗ってる男を痴漢とみなしてやるから」というのは、男性専用車設置要求に対する牽制とも言えようか。
(この項続く)
517 :
名無しさん 〜君の性差〜:2005/07/22(金) 13:54:08 ID:/c3Mx/4B
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★あとがき★
女性専用車両に関するメルマガ記事を「反フェミニズムサイト」にも掲載してほしいというメールをいだだきました。
(第56号は掲載していますが)
実は近々、女性専用車両問題に特化したブログを開設する予定です。関連記事・データなどはすべてそちらに掲載します。もちろん、国交省のイカサマアンケート調査なんかも。
このブログの目的はただひとつ、「フェミナチ車両の撲滅」です。乞御期待。
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