7年前の知恵蔵の記事は、アカハラとセクハラの定義が曖昧だったため、ここのスレでも
その解釈をめぐって意見が交わされているところである。
ところが最近の記事を読むと、マスコミもセクハラとアカハラをきちんと区別して
記述するようになっているということがわかる。
山陰中央新報
アカハラで島根大の男性教授が厳重注意
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/2002/04/20/04.html 教授の立場を利用し学生に嫌がらせ(アカデミックハラスメント)をしたとして、島根大学総合理工学部の
男性教授(57)が厳重注意されていたことが十九日、分かった。教授は自身の担当科目の受講条件に
「先生に異を唱えません」との念書を学生に提出させるなどの対応を取り学生から苦情が申し立てられていた。
同学部によると、男性教授は一九九九年、担当する前期の選択科目で試験の点数が低かった学生に対し、
本来は受講可能な後期の必須(ひっす)科目を、独自の判断で受けさせないとした。
さらに、選択科目の単位を取得せず、後期科目の受講を希望する学生に対し、条件として
「先生には決して逆らわず敬います」などと書いた念書を提出させたという。
後期科目の受講条件に選択科目の履修を義務付けたことや念書の提出、毎回深夜に及ぶ実験など、
男性教授の指導方法に不満を持った学生二十五人が昨年五月、苦情を同学部に申し立てた。
同学部は、アカデミックハラスメントに関する委員会(委員長・宅和暁男同学部長)を設置し、
学生や男性教授から事情聴取するなど実態を調査。教育上、不適切な点があったとして今月十八日、
宅和学部長が教授を厳重注意した。
宅和学部長は「学生との信頼関係を損ない、混乱と苦痛を与えた」と説明。「教授は行き過ぎだった、
と話している」と述べた。
いつの記事かはわからないが、事例が起こったのは1999年。処分されたのがその翌年で、記事もそのあたりだろう。
NPOが発足・活動を開始した時期だ。彼らの活動のおかげかもしれない。
アカハラがセクハラなら、表ざたになったかどうか。