★府民意識調査:「男は仕事、女は家庭」 女性の反発強いが、役割分担は是認 /大阪
◇「同感」男性53.2%、女性43.6%
・「男は仕事、女は家庭」という考え方について、男性の過半数が「是」、
女性の過半数が「否」と感じていることが、府が昨年秋に実施した府民意識
調査で分かった。その一方で、男女とも生活費を稼ぐのは夫の役割、
家計の管理や家事、乳幼児の世話は妻の役割と考えている人が多かった。
役割の決めつけには女性の反発が強いものの、実際に男女が役割分担
することは是認する傾向が強いことが明らかになった。
調査は無作為抽出した府民2000人を対象に昨年9〜10月、郵送方式で
実施。36%の719人(男性312人、女性406人)が回答した。
「男は仕事、女は家庭」に同感とした男性は53・2%、女性は43・6%だった。
好ましい女性の生き方については、「出産後も仕事を続ける」が女性で
33・7%、男性で25・0%で共にトップ。望ましい男性の生き方は、男性が
「仕事優先」(46・8%)、女性が「家事や地域活動と仕事の両立」(47・5%)を
挙げ、考え方が分かれた。また、子育てにかかわっていない男性が4分の1に
上ることも明らかになった。
男女平等の認識については、男女とも「男性優遇」との回答が多く、社会
通念や慣習などで8割以上、政治で7割以上を占めた。一方、学校教育では
「平等」との答えが過半数で、法律や制度では女性の53・2%が「男性優遇」
と感じているのに対し、男性は35・3%と大きな差が出た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000194-mailo-l27