新・専業主婦志向は本当に新しいのか?

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1東☆八漏 ◆8masoKjFq6
著名なフェミ二スト論客・小倉千加子が晩婚化が進む現状を以下の
様に分析している。

 名古屋の大学の教授だったころ、旧厚生省の委託を受け、未婚女性の結婚観を調査した。
 「女性は十分な給料の夫と結婚し、専業主婦になって子供を2人育てる。子育てを終えたら、
 例えばフラワーアレンジメントの仕事をしながら社会とつながって若々しく輝いていたい、と夢見る」。
 夫の経済の傘の下で存分に専業主婦生活を享受し、夫に家事分担すら求め、育児のあとは
 趣味的仕事で社会参加を望む。小倉さんはこれを「新専業主婦志向」と名づけた。
ttp://yuu.cocolog-nifty.com/ren_ai/2004/01/post_18.html

しかしこれは「新」と冠するほど新しい志向なのだろうか?

稼ぎが良か既に潤沢な資産を夫に扶養され、経済的不安のない日常を
送りつつ、いずれは趣味程度のお店を持たせて欲しい。(もちろん夫側の
経済的援助で、だ。)
これは高度成長期の時代にも、否、戦前にもあった有閑マダム願望、
或いは玉の輿願望の変種に過ぎないのではないか?

良家のお嬢様ならいざしらず、どこの馬の骨とも知れぬ普通の女が
玉の輿にのる古い手の一つが水商売。高給クラブで裕福な男性に
見初められたい、二号さんでも良いから貢がれたい…。そんな女の
常套句。「お店持ちたいの…お・ね・が・い♪」

有閑マダム願望や玉の輿願望は常識ある女性には馬鹿げた身の程知らずの
妄想としか思われなかったものだが、バブル時代の狂騒の下で「青年実業家
ゲット」志向へと変位して大衆化が進んだ。その成れの果てが「新」主婦願望
に過ぎない。私はそう思うのです。