【3:嗚呼、ジェンダーフリーの愚かさよ PART5 925 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 04:40 ID:AF9zc+OU
ジェンダーフリー教育論は、オルポートという社会心理学者の「接触仮説」という
1950年代のカビの生えた古臭い仮説を根拠にしている。
この理論によれば、男女を接触させることによってステレオタイプトコンセプトを
解消できるはずであったが、これは事実によって否定された。
たとえばこれを見よ。
Coeducation and Gender Identity Formation: a comparative analysis of
secondary schools in Belgium
Herman Brutsaert
Abstract:
Present analysis focuses on the way girls and boys perceive their gender identity in
mixed or single-sex schools. Use was made of data concerning 6427 third-year
pupils from 25 coeducational and 43 single-sex (21 girls and 22 boys schools)
academically oriented secondary schools in Belgium. A multilevel analysis
(Hierarchical Linear Modeling) was performed controlling for parental
socioeconomic status (SES), academic performance, curriculum enrolment,
parental support and school mean SES. It was mainly found that coeducational
school girls not only tend to identify themselves more strongly in terms of feminine
traits than single-sex school girls, but also in terms of masculine traits, even
though their classroom behaviour appears to be much more inhibited.
http://taylorandfrancis.metapress.com/app/home/contribution.asp?wasp=3768dxwrtp1vqhfjte27&referrer=parent&backto=issue,4,11;journal,22,24;linkingpublicationresults,1:102205,1
926 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 05:02 ID:sJu7/+nC
男女混合名簿なんかどうでもいから、 公衆浴場を男女混浴にしろよ。 もちろん、水着着用厳禁だぞ。 ジェンダーフリーを提唱するなら、 その程度のことをやってみろよ。
そんなw 江戸時代じゃあるまいしw
928 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 05:24 ID:XG/vGQpX
性差か個人差かという二分法的な思考をする馬鹿がいるようだが、 性差も個人差も両方存在するのであって、性差とはベルカーブの 頂点間の距離のことだ。個人差の存在をもって性差否定にはならない。
この板で性差を否定しているフェミ女の発言って 宝くじに当たる確率は、当たるかはずれるかの2者だから確率は50%で 宝くじはコイン投げと当選確率が変わらないとかいう この手のジョークに似てるよねw
930 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 05:43 ID:H5w6TiET
この板だけではない 全ての女にいえる 女は確率という概念が薄い だからミクロとマクロの違いがわからない
>>930 ああ、それで女はよくマルチ商法に騙されるのか。 んですぐ被害者ぶるから、自分の存在自体もマルチであることを 永久に自覚できないわけだね。 (私は被害者なんだから、加害者になるわけがない) ↑これも意味不明だがw
932 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 05:55 ID:H5w6TiET
もっと大きくいえば未来のこと(確率を含む)を考えられない 夢見がちが多いのはそのためだ
ところでさ、何で ジェンダー=悪いもの みたいな論調がまかり通っているんだ?
934 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 06:00 ID:H5w6TiET
未来のことを考えられない人間に政治を任せようとする奴がいる・・
935 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 06:06 ID:H5w6TiET
936 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 06:11 ID:XG/vGQpX
ジェンダーという言葉からして問題がある。 生物学的性差に対して文化的社会的に構築された性差とか いうのだろうが、ここでも「生物学的」か「文化的社会的」か という二分法的思考がある。人間はそんなに単純ではない。 人間の文化や社会が、遺伝的進化的生物学的要因から独立している はずがない。もちろん脳の可塑性やある程度の文化相対性を否定する ものではないが。
937 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 06:21 ID:XG/vGQpX
>>933 フェミの論理によれば、
ジェンダーは文化的社会的につくられたものである。(文化決定論)
文化や社会は相対的なものである。(文化相対主義)
したがってジェンダーには普遍性は存在しない。
よってジェンダーは偏見にすぎない。
だからジェンダーは解消されなければならない。
偏見を解消する方法としての「接触仮説」。
その例として、男女混合名簿、男女別学高校の共学化、男女混合体育、等々
>>937 では、その解消されなければならないジェンダーというものは
どこから、どのような経緯で生じたものなのか、フェミの方々は考えなかったのかね?
何か無茶苦茶浅薄と言うか、短絡的というか、頭の悪さだけが目立つんですけど。
939 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 06:47 ID:XG/vGQpX
b
人類に不自由をもたらすものだから。
942 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 07:16 ID:H5w6TiET
晩婚化
943 :
名無しさん 〜君の性差〜 :04/07/09 09:27 ID:pkfRnHji
男のクセに、ジェンダーとかいっている奴は、 実はレイプ目的の奴が多いよね。
>>943 おまえの頭の中はいつもレイプのことばかりだなw
>>936 > ジェンダーという言葉からして問題がある。
> 生物学的性差に対して文化的社会的に構築された性差とか
> いうのだろうが、ここでも「生物学的」か「文化的社会的」か
> という二分法的思考がある。人間はそんなに単純ではない。
その通りだと思う。
そして更に言うなら、仮にある属性が「文化的・後天的に決定された」属性だとしても、何でそれを人工的に無理矢理
変えなければならないのか、がわからない。しかも一定の思想的な方向に向かって変えなければならない必然性が。
>>900 の主張(ずいぶんと無茶苦茶な結論だなw)に見られるように、彼らは遺伝的な決定、先天的な決定は変更
できないが、「文化的・後天的な決定」は、文化は人間社会によって営まれているから変更可能で、だからそれを
「ジェンダー・ステレオタイプに囚われないように変更しよう」などと言うのだが、後天的、社会的に決定された
ものだって、それを獲得した後の、個人のそれを変更させることが難しいことは珍しくない。
例えば、メンヘル板的に言うところのボダ(=境界性人格障害)は、発生原因は親の育て方にあるとされる説がある。
(
ttp://homepage1.nifty.com/eggs/borderline.html の「■原因とそのメカニズム」を参照)
しかし、この障害の治療は困難と言われている。
だから、「後天的だから」という理由で、それがいかにもすべて後に人工的に、お望みどおりに変えられるかのように
捉えるのは間違っていると言える。性差のような、人間の奥深くまで規定されるようなものについては特にそうだ。
もちろん、『現実には性差が「生物学的」か「文化的社会的」かという二分法的思考で』分類できない、という
難しさを抱えているから、さらにやっかいだ。
>>945 続き
そのせいか、ジェンフリ信者は、性差が文化的・社会的に後天的に刷り込まれて決定されてしまう前に、その文化・社会
そのものを変更してしまえ、という発想になってくる。これは要するに文化大革命的な政治運動をやれ、ということだ。
しかし多くの人たちは、その「文化大革命的な政治運動」をやる理由には納得できない。
ジェンフリ信者の常識外れの「ふりーせる保育」だとか、国民が素朴に親しんでいる慣習(端午の節句とか)にケチをつけて
止めさせようとしたりとか、思想統制的な「ジェンダー・チェック」なるものをやらせて、それでいい点が取れないと
「あなたは生きた化石です」などと烙印を押す…これでは、多くの(ジェンフリ信者でない)人たちは反対するに決まっている。
>>939 「ブレンダと呼ばれた少年」ですね。
38歳で自殺したんですか…
かわいそうだね…
ファシズムの手法なるものを 今の時代に生き、生で体験できたのは 素晴らしいことだと思うぽ。 人類の歴史に対する認識が更に深まるぽ。
>>898 http://www3.shizushin.com/talkbattle/keisai/tb040627.html では、
> 本来のジェンダーフリーは、よく言われるような性差の解消などを目指すものではありません。
と言っているが、これが嘘であることはここではすでに知られている。
>>434 の
> 男女共同参画社会基本法に向けて政府の審議会委員を務めた大澤真理東大教授が
> 「性差は人工的なもので人の意識的営みによって崩していける」
> (『ラディカルに語れば…』平凡社)と、ジェンダーフリーの考えを表明している点を挙げ、
> 政府の男女共同参画行政に疑問を呈した。
>>678 の
> ジェンダーがセックスを規定するというデルフィの妄想を
> 日本で実験しているジェンダーフリーの頭目大澤真理
など、ここの過去レスを読むだけで嘘とわかる。
> 要するに、重い物を持つのは男女関係なく力がある人間がやるべきだし、
> 高いところにあるものを取るのは、やはり男女関係なく背が高い人間がやるべきだ、
> ということは普通に考えればわかることだ。
そういう責任から真っ先に逃げるのが、実はフェミなわけだが。
権利の要求だけはするが、それに伴う義務からは都合よく逃げる。
この板にそういう趣旨のスレやレスはいくつもある。
> ある能力に関して男子の平均が女子を上回っていることを理由に、
> 男子全員にその能力が伸びるような教育をし、
> 女子全員にその能力が伸びる見込みのない教育をすると、
> 一部の女子が男子の平均よりもはるかに上回る能力を持っていたとしてもその存在は抹殺されてしまう。
> このような平均的イメージに基づいた少数の優れた資質を抹殺する構造こそが、
> 特性教育と呼ばれるジェンダー教育である。
>
> それを解消し、個々の能力に応じた社会環境を目指すのがジェンダーフリーといえよう。
「個人差厨」というやつだなこれは。こういう主張をするやつも散々がいしゅつ。
950 :
900 :04/07/09 13:22 ID:GuWm7KSo
>>928 馬鹿は君の方だよ(藁
性染色体によって一義的に決定する性差(一次、二次性徴など)は
一方はほぼ100%、もう一方はほぼ0%の比率で発現する。
それに対し、近年言われているホルモンバランスによる脳の構造による性差は
一定の傾向を示すだけであり、いわば「可能性としての性差」である。
さらには具体的な因果関係はほとんど証明されていない。
(例えば、脳のどの部分が色の好みを方向付けるのか、など何もわかっていない。
わかっているのは男と女で脳の構造に若干の違いがあるようだ、ということだけ)
この二つの性差は生物学的にも社会学的にもはっきり区別する必要がある。
前者はベルカーブの頂点どころか、分布が極端にかけはなれている。
後者は分布がほとんど重なり合っている。
これをごちゃまぜにして、両方とも先天的な性差だ、などと言う人間は
少なくともまともな学者には存在しない。
必死だねぇw
>>900 > 最近、脳の構造が性差を決定する、といってさもジェンダーフリーが間違っているかのような意見が多いが、それは愚劣な誤謬である。
> 正しくは、「脳の構造が性差を方向づける」であって、決定しているわけではない。
>
> つまり脳科学の研究により、脳の構造が性差を100%決定することができない、ということが明らかになったことは、
コンピュータのオープンソース開発の参加者の98%が男性だという調査結果がある。
> ■性別
> いずれの調査でも98%以上が男性であり(JP:
> 98.0%, ASIA: 98.5%, EU: 98.8%, US: 98.4%)、
> OSS/FS 開発はほぼ男性が占めている。
オープンソース/フリーソフトウェア開発者の地域差に関する考察
http://lc.linux.or.jp/paper/lc2004/CP-05.pdf しかも、この比率が国や地域に依存しない点は注目に値する。
そして、「オープンソース開発は誰でも参加できる(女性だから参加できない、ということはない)」、
「この結果をまとめたのが、政治、思想的なイデオロギー(GNUは除く)とは無縁の日本 Linux 協会だった」
という点も見逃せない。だから、
> ジェンダーフリー理論が科学的に正しいことが立証されたことになる。
立証されていない。
ここでは、また一つ性差の存在を示唆するソースを紹介したが、ジェンフリ信者はこれらの性差が存在するという
有力な証拠がすべて間違いであることを証明して、なおかつ「ジェンダーは社会的に作られたものである」という
科学的な証拠を多角的な視点から客観的な形で提出して、始めて「ジェンダーフリー理論が科学的に正しいことが
立証された」と言えるのだ。しかし
>>910 にあるように、ジェンフリ信者がかつて科学的と称した有力な根拠は
崩されてきている。
>>945 >そして更に言うなら、仮にある属性が「文化的・後天的に決定された」属性だとしても、何でそれを人工的に無理矢理
>変えなければならないのか、がわからない。
おいおい、そもそもジェンフリというのは、男女ともに偏見的な規範を押しつけられて
抑圧されてきたから、それを無くそうという動機が根本にある。それを無視してジェンフリを批判しても無意味。
ジェンダーというのは、「ある性集団が一定の傾向を示す」という事実を「その性集団は全員その傾向を持たねばならない」という規範にすり替える、
という間違った論理操作に基づいている。
つまり、「男は青い色を好む」→「男は青い色を好まねばならない」
これがジェンダーの抑圧構造だ。
だから、脳の構造が先天的か後天的かは、本質的にはジェンフリの問題ではない。
(ただし当然後天的要素の方が強いだろう。なにしろ、数学は男が強いと言っても、数学を何も知らない男より、数学を習った女の方がはるかに能力が上であることは言わずもがな)
例えば先天的性差であっても、「女は子供を産むことができる」からと言って、「女は子供を産まなければならない」という規範は導くことができない。
ある能力を持つことは、ただちにその能力に対する使用義務を発生する物ではない。
これは倫理学の基本だ。
ましては、かならずしも集団の全員が高い能力を持っているわけでもなく、
単に平均値が他の集団より勝っているからといって、その集団全体に義務的な規範「男(女)はこうあらねばならない」と
押しつけることは根拠無き抑圧構造であり、倫理学的にも実際の社会的にも害悪しか産み出さない。
だから、例え大学の数学科を女子が受験する権利があったとしても、「女は数学に向いていない傾向があるから、女は数学を職業にするべきではない」という
規範が社会的常識になっている社会では、優れた能力を持つ女子も大学を受験することはないだろう。
だから、受験資格に関しては男女平等だとしても、ジェンダーによる抑圧があれば、
男女平等は死文化する。
このような弊害を取り除くことがジェンダーフリーである。
954 :
900 :04/07/09 13:59 ID:GuWm7KSo
>>945 上記の根本的動機を無視して、旧来の男らしさ、女らしさに戻れ、とジェンフリを批判したところで、
まったく意味をなさない。いい加減にそれに気づくべきだ。
ジェンフリを批判するなら、ジェンフリに代わるジェンダー解体理論を打ち出すべき。
>『現実には性差が「生物学的」か「文化的社会的」かという二分法的思考で』分類できない、という
>難しさを抱えているから、さらにやっかいだ。
>>901 で、
生物学的に決定されるセックス的性差と、脳が一定の傾向を方向付けるものの最終的に社会環境が決定するジェンダー的性差、
そして生物学的根拠がまったくない純粋に社会的環境によって形成されるジェンダー的性差の3種類の性差が考えられる。
と書いた。
現在のジェンフリもジェンダーが完全に生理学的要因から独立しているとは見なしていない。
だから、ジェンフリがいつまでも生物学を無視している、とかミードの説に依存している、などという旧態依然とした批判は笑うほかない。
先ほど書いたが、脳の構造や遺伝子的優越性である集団と別の集団を差別化しようという優生学的思想がそもそもおかしい。
身長が高い人間がバスケットボールに優位な傾向があるとして、では身長の低い人間にはバスケをするな、という規範を作るか?
そもそも生物学的一元論で思考を突き詰めれば、結局個人差しかなくなり、遺伝子的差別、身体的差別が許容されてしまう。
それは倫理学にもとづく社会思想とはまったく相容れない。
>>946 ジェンダーチェックや伝統行事批判はジェンフリの暴走であると私も思う。
しかし、規範的抑圧が強い時代は、人々の想像力すら規範に操作されており、
例えば「主夫」や「女の大工」は想像すらできなかった。
そのためジェンダーチェックによって規範意識による先入観の強さを気づかせた、
というのは成果と言えるだろう。
>>949 >そういう責任から真っ先に逃げるのが、実はフェミなわけだが。
>権利の要求だけはするが、それに伴う義務からは都合よく逃げる。
まず第一に、ジェンフリ思想は女だけのものではない。
男女の論者が存在する。またジェンフリ思想とフェミニズムは完全に同一ではない。
そして、この板の反ジェンフリの人間はフェミが主張する権利に対し、
一般の女が義務を遂行していない、と批判するが、
フェミ=全ての女ではない。
ここらへん批判としては論理的に不十分。
>「個人差厨」というやつだなこれは。
それは批判とは言わない。少なくとも、男女の性差以外では個人差によって能力分けがされているのに対し、
性差的集団分けだけを正当化する論理はまったく存在しない。
男女を、伝統的性差、遺伝子的性差、脳生理学的性差などによって差別することが正当化されるなら、
同様に他の伝統的差別、遺伝子的差別、脳生理学的差別も認められなければならない。
たとえば「糖尿病になりやすい遺伝子」や「鬱病になりやすい脳構造」を持っている人が、
単になりやすい、という可能性だけで差別されてよいのだろうか?
断じて否。
ジェンダーフリー問題においても同様である。
>>952 >コンピュータのオープンソース開発の参加者の98%が男性だという調査結果がある。
>>953 参照。
特定職業の男女比率が極端だという事実が、ただちに生物学的根拠の実例に転化するわけではない。
その事実を産み出す要因が生理学的要素が強いのか、社会的要素が強いのかは事実からは判断不可能だ。
そんな論理学の基礎的な誤謬を平気で犯すようではジェンフリ批判は無理だよ。
上記のような誤謬が許されるなら、
「コンピュータのオープンソース開発の参加者にアフリカ人はほとんどいないという調査結果がある。
だから、アフリカ人は先天的にコンピュータ開発には向いていないことが証明された」
などという偏見を生み出すこともできる。
実際、単なる事実から「全て」先天的要因だと見なす偏見により形成されるのが「差別」と呼ばれるものだ。
>>952 >ここでは、また一つ性差の存在を示唆するソースを紹介したが、ジェンフリ信者はこれらの性差が存在するという
>有力な証拠がすべて間違いであることを証明して、なおかつ「ジェンダーは社会的に作られたものである」という
>科学的な証拠を多角的な視点から客観的な形で提出して、始めて「ジェンダーフリー理論が科学的に正しいことが
>立証された」と言えるのだ。
そんなことをしなくても、
「数学をまったく知らない男より、数学を習った女の方が数学的能力は上だ」
という事実をもって反証は終了している。
これは
「何もしなくても男はバリトンで歌えるが、どんなに努力をしても女はバリトンで歌えない」
という「性差」とまったく対象的だ。
958 :
900 :04/07/09 15:31 ID:GuWm7KSo
結局、生物学的一元論は、遺伝子的個人差、脳生理学的個人差に基づく生物学的個人主義による差別を産み出す。 これは努力や環境による個人能力の成長を完全に無視した暴論である。 もし遺伝子や脳で能力が決定するなら人間は努力する必要などないはずだ。 個人の能力を認めるとともに、先天的、生物学的な個人差に由来する差別を解消するという点が近代倫理学の優れたところである。 この近代が獲得した倫理学上の利点をまったく無視して、 あやふやな生物学的根拠を理由に差別を正当化するのは、 抑圧的な差別主義における根本的な誤謬と言わざるを得ないだろう。 以上、結論が出たようだ。
まあ、思いつくとこからランダムにやってみようか。
>>953 > おいおい、そもそもジェンフリというのは、男女ともに偏見的な規範を押しつけられて
> 抑圧されてきたから、それを無くそうという動機が根本にある。
「押しつけられて」「抑圧されてきた」証拠をどうぞ。↓にも書いて報告してね。
【ネタ禁】女性差別を極真剣に探しまくるスレ5【age進
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1077198818/ 超物凄い勢いで男性差別を挙げるスレ!4
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1074327108/ > ジェンダーというのは、「ある性集団が一定の傾向を示す」という事実を「その性集団は全員その傾向を持たねばならない」という規範にすり替える、
> という間違った論理操作に基づいている。
「ジェンダーというのは〜間違った論理操作に基づいている」という日本語がまずわからない。
まあ、ここは「ジェンダー→ジェンダーバイアス」とでも読み替えておこう。
> つまり、「男は青い色を好む」→「男は青い色を好まねばならない」
> これがジェンダーの抑圧構造だ。
これが仮に正しいとして、この部分はよく頭に入れておこう。で次に飛ぶ。
>>955 > ジェンダーチェックや伝統行事批判はジェンフリの暴走であると私も思う。
「男は青い色」「女は赤い色」ごときで「ジェンダーの抑圧構造」なんて大げさなことを言っているのに、
「伝統行事批判はジェンフリの暴走」なのか。
>>960 続き
それを言ったら、「端午の節句」なんて男の子の成長を祝うもので、鎧や兜を飾る…
なんて「男は青い色」どころではない「ジェンダーの抑圧構造」じゃないのか。
女の子が参加できないという点でもひどい、ということになる。(ひどくないと思うが)
もちろん、これは他の伝統行事についても当てはまることだ。
一般的に言えば、伝統行事というのは昔の価値観を現代まで保存している性質のものだから、
「学校教育におけるジェンダーバイアスがどうのこうの〜」なんていう問題よりも、はるかに多くの「深刻な」
「ジェンダーの抑圧構造」が温存されていることになるのではないのか。今の学校教育は近代の産物だが、
伝統行事はそれよりもはるかに昔から続いているものだからだ。
一般国民に叩かれると、ずいぶんと政治的な姿勢が変化するものだな。
まあ、もっとその非常識ぶりを国民に叩かれるがいい。
>>954 > 上記の根本的動機を無視して、旧来の男らしさ、女らしさに戻れ、とジェンフリを批判したところで、
> まったく意味をなさない。いい加減にそれに気づくべきだ。
ジェンフリ信者の唱える「新しい男女観」がいかがわしくて信用できないのだから、批判されるのは当たり前だ。
旧来の男らしさ、女らしさに戻るかどうかについても、これは各個人が判断すべきことで、ジェンフリ信者にあれこれ
指図されるいわれはない。一方で多様性だの個人の選択だのを説いておきながらこんな指図をしたりするから
「いかがわしくて信用できない」と思われるわけだが。
> 生物学的に決定されるセックス的性差と、脳が一定の傾向を方向付けるものの最終的に社会環境が決定するジェンダー的性差、
> そして生物学的根拠がまったくない純粋に社会的環境によって形成されるジェンダー的性差の3種類の性差が考えられる。
> と書いた。
「俺様定義」なんていくら書いても、何の説得力もない。現に、昔GIDの人が「定義」した性差とやらを見たことがあるが、
それは3種類ではなく8種類もあった。「俺様定義」だからいくらでも増やしたり減らしたりできるいい例だ。
>>957 > そんなことをしなくても、
> 「数学をまったく知らない男より、数学を習った女の方が数学的能力は上だ」
> という事実をもって反証は終了している。
この例は、「詭弁の特徴のガイドライン」の
2:ごくまれな反例をとりあげる
に相当している。こんな「論証」が成立するのなら、
「数学をまったく知らない大人より、数学を習った子供の方が数学的能力は上だ」
とも言えてしまうが、「男」とか「女」とか「大人」とか「子供」は多数で構成されている集団なのだから、
そういう概念は統計的に見て比較する必要がある。集団同士の比較をするのに
特定の(自分にとって都合がよく、まれな)例を勝手に作り出して比較したら、
何だって「○○は××より上です」と言えてしまう。
これは
>>929-930 ですでに皮肉られているのもポイントだ。要するに、フェミの思考パターンは
非常に定型的で、予測や皮肉がしやすいということだ。
>>955 > まず第一に、ジェンフリ思想は女だけのものではない。
なんでこっちは何も言ってないのに唐突に「女」という単語が出てくるのか不明。
これは、
>>900 が「女」にとらわれているからだろう。
> 男女の論者が存在する。
伊藤公雄とかだろう。これも知られている。
> またジェンフリ思想とフェミニズムは完全に同一ではない。
またここでも、
一部の「ジェンフリ思想には否定的なフェミ」がいる
→だからジェンフリ思想とフェミは同一じゃない
という論理(のようなもの)なんだろうが、大澤真理、田嶋陽子、水島広子などの
有名なフェミがそろいも揃ってジェンフリ信者なんだから、そう思われるのはむしろ当たり前だろう。
> フェミ=全ての女ではない。
ここの板のまともな住人なら、そんなことは十分承知している。
むしろ、フェミが頼みもしないのに全女性の代表者面をするので呆れている。
> 性差的集団分けだけを正当化する論理はまったく存在しない。
「まったく存在しない」というより、「自分が認めたくない」の方が正確だろう。
大抵の人たちは、性差によって集団を区別すること自体には特に違和感は感じないし、
そういう分類が著しく非人道的だとも言えない。だからあえて正当化する必要はない。
> 男女を、伝統的性差、遺伝子的性差、脳生理学的性差などによって差別することが正当化されるなら
「分類すること→差別」という思い込みがある以上、差別をなくすためには分類することを止めなければならなくなる。
>>937 にあるように、
> その例として、男女混合名簿、男女別学高校の共学化、男女混合体育、等々
それがジェンフリ信者の「信者」たる所以だ。一方的な思い込みがあって、それが全てなのだから、これはもう「信仰」の世界だ。
>>956 > 特定職業の男女比率が極端だという事実が、ただちに生物学的根拠の実例に転化するわけではない。
> その事実を産み出す要因が生理学的要素が強いのか、社会的要素が強いのかは事実からは判断不可能だ。
それは
>>936 そのものだ。
確かに、あの調査だけでは「その事実を産み出す要因が生理学的要素が強いのか、社会的要素が強いのか」
は厳密にはわからない。しかし、従来の「男」「女」という分類と見事に一致しているのも、また事実だ。
それとも、誰でも参加できるオープンソース開発の世界も「ジェンダーバイアス」のすくつだ、とでも言うのか?
しかも日米欧アジアを問わずに。
> そんな論理学の基礎的な誤謬を平気で犯すようではジェンフリ批判は無理だよ。
何かを批判するのに、いちいち論理学を学ぶ必要はない。おかしいものは「おかしいじゃないか」と言えばいいだけだ。
ここでも唐突に「論理学」なんて言葉が出てきたが、やはりこれは
>>900 が論理に弱いことを薄々気付いているからだろう。
> 「コンピュータのオープンソース開発の参加者にアフリカ人はほとんどいないという調査結果がある。
> だから、アフリカ人は先天的にコンピュータ開発には向いていないことが証明された」
> などという偏見を生み出すこともできる。
可能性だけで言うなら確かにそういう「偏見を生み出すこともできる」だろう。
だが、常識的に考えれば、オープンソース開発の参加者にアフリカ人が少ないのは、通信インフラが整っていない、
先進国ほど豊かではないのでコンピュータ教育を受ける機会が少ない、などの経済的な理由を挙げて説明されて、
それで納得して終わりだろう。
それでも「偏見を生み出」してしまったのなら、その主張を批判すればいい。
偏見というのは事実に基づいていないから、そんな主張は簡単に崩してしまうことが可能のはずだ。
「論理学」万能をうたうなら、「昔ヒットラーが出てきて人種差別が〜」などという実例を持ち出す必要もないはずだ。
965 :
900 :04/07/10 01:53 ID:VoVRXtF8
>>960-961 やれやれ、まとも反論はできないのか。
>>953 は、
「一般的に『ある集団に一般的傾向がある』という事実から、
『ある集団の成員はそのような傾向を持たねばならない』という規範を導くことができるか?」
ということを問題にしている。
そして、倫理学的には、事実から規範を導くことはできない、とされている。
当然のことで、周りの男が青い色を好むからといって青を好むことを規範的義務とするのはファシズム以外の何ものでもない。
このような倫理学的命題に反している時点で、ジェンフリ批判は崩壊している。
966 :
900 :04/07/10 01:55 ID:VoVRXtF8
>一般的に言えば、伝統行事というのは昔の価値観を現代まで保存している性質のものだから、 >「学校教育におけるジェンダーバイアスがどうのこうの〜」なんていう問題よりも、 >はるかに多くの「深刻な」「ジェンダーの抑圧構造」が温存されていることになるのではないのか。 伝統と近代組織のどちらが重大問題か、などと君が適当に判断しても何の意味もない。 しかし、少なくとも伝統行事を行うのは個人の自由であるが、公教育は国家の責任の下で行われている。 当然、公教育は教育的見地から妥当性があるものが行われるべきであり、公教育より伝統行事の方が深刻なジェンダーの抑圧構造が温存されている、という問題とは別問題だ。
967 :
900 :04/07/10 01:56 ID:VoVRXtF8
第二に、伝統行事といったが、上巳の節句が女子の祭り、端午の節句が男子の祭りになったのは江戸中期からであり、
しかも鎧兜を飾るのは、武家の風習であり一部の富裕な町民も参加したものの、大多数の農民にとっては近代以前は無縁の行事であった。
それは広く国民に広まるのは明治以後、特に軍国主義下においてである。
(
http://www.nextftp.com/kinkouen/web/mame-koinobori.htm 鯉のぼりが、再び戸外に立てられるようになったのは、明治・大正時代からですが、これには、当時の軍国主義的な時代の影響を受けています。)
つまり端午の節句は日本人の伝統行事どころか、多くの日本人にとっては近代に産み出された軍国主義的な行事と呼ぶにふさわしい。
本来は上巳の節句も端午の節句も男女関係なく子供の成長を願う行事であり、ジェンダーフリーによって男女の祭りにするのが、むしろ伝統に沿ったものと言える。
http://www.ffortune.net/calen/maturi/05/tango.htmを参照 。
しかし、あくまで行事を行うのは個人の自由であり、その権利を侵害するのは問題であるから、あえて行事を妨害のは間違いだ、といっている。
それにしても、ことの本質を理解していない愚劣な批判にはほとほと疲れる。
上巳・端午の節句に関してももう少し勉強してからレスをしたらどうか?
>一般国民に叩かれると、ずいぶんと政治的な姿勢が変化するものだな。
>まあ、もっとその非常識ぶりを国民に叩かれるがいい。
個人の権利を守るためにあるジェンダーフリー思想が個人の権利を侵害する方向性がおかしいのであり、
そのための自己批判である。
だいたい、君のような歴史認識や文化観において無知をさらけ出す愚かな人間が「自称一般国民」とは笑わせる。君のような伝統に関する無知な人間が多いから日本の伝統は衰退したのだよ。
968 :
900 :04/07/10 01:57 ID:VoVRXtF8
>>962 >旧来の男らしさ、女らしさに戻るかどうかについても、これは各個人が判断すべきことで、
何をふざけたことを。君たち反ジェンフリは「男は男らしくしろ」「女は女らしくしろ」と泣きわめくばかりで、
各個人の判断をまったく許そうとしない。
いつまでも弊害的規範にこだわってわめくばかりだからこそ、
君たちのジェンフリ批判は無意味だと言っているのだ。
>「俺様定義」なんていくら書いても、何の説得力もない。
誰の定義であろうと、説得力があるかないかは内容である。
三流論者の反ジェンフリ論を鵜呑みにして妄信している権威主義者には馬耳東風かもしれんがな。
969 :
900 :04/07/10 01:58 ID:VoVRXtF8
>この例は、「詭弁の特徴のガイドライン」の >2:ごくまれな反例をとりあげる >に相当している。こんな「論証」が成立するのなら、 >「数学をまったく知らない大人より、数学を習った子供の方が数学的能力は上だ」 >とも言えてしまうが、「男」とか「女」とか「大人」とか「子供」は多数で構成されている集団なのだから、 >そういう概念は統計的に見て比較する必要がある。集団同士の比較をするのに >特定の(自分にとって都合がよく、まれな)例を勝手に作り出して比較したら、 >何だって「○○は××より上です」と言えてしまう。 おいおい、話をすり替えるなよ。 君がやっていることは、〔ある命題Aに対する反論に対して、「君の反論は命題Bの反論としては詭弁だ」〕 と言っているに等しい。これこそ詭弁だ。 君は、コンピュータ技師の例を使って、 命題A「男女のジェンダー的性差は先天的に決定している」と主張した。 ここで君が言うジェンダー的性差には「男は女よりも数学能力が優れている」という内容も含まれるであろう。 つまり君の論理でいけば、「後天的環境に関係なく『常に』、ある男Yはある女Xより数学能力が優れている」 とする命題A’がただちに導き出される。 だから私は「数学をまったく知らない男より、数学を習った女の方が数学的能力は上だ」 という事実を示して反論した。 それに対し、君は命題Aを命題B「一般的に男は女より数学能力が優れている」にすり替えた。 そして自分が勝手に命題をすり替えたくせに、あろうことか相手を詭弁呼ばわりして逃げようとした。 よくまあこのような醜悪愚劣なことができるものだ。 それにおそらく君は「先天的」や「決定」という概念の意味を理解していない。 これだから反ジェンフリは馬鹿で困る。 ちなみに命題Aが成立するには「男性は何も勉強しなくても方程式や微積分がすらすら理解でき、 一方女性はどんなに勉強しても方程式も微積分も、それどころか足し算引き算さえもわからない」 という状況が必要だ。 そのような状況であれば、先天的性差の例「何もしなくても男はバリトンで歌えるが、どんなに努力をしても女はバリトンで歌えない」 と同様の例と認められるであろう。
970 :
900 :04/07/10 01:59 ID:VoVRXtF8
>>964 >> そんな論理学の基礎的な誤謬を平気で犯すようではジェンフリ批判は無理だよ。
>何かを批判するのに、いちいち論理学を学ぶ必要はない。おかしいものは「おかしいじゃないか」と言えばいいだけだ。
>ここでも唐突に「論理学」なんて言葉が出てきたが、やはりこれは
>>900 が論理に弱いことを薄々気付いているからだろう。
上記のような詭弁を弄しながら、ぬけぬけと愚かなことを言うな。
反省しろ。
971 :
900 :04/07/10 02:01 ID:VoVRXtF8
>>963 君は
>>949 で
>> 要するに、重い物を持つのは男女関係なく力がある人間がやるべきだし、
>> 高いところにあるものを取るのは、やはり男女関係なく背が高い人間がやるべきだ、
>> ということは普通に考えればわかることだ。
>そういう責任から真っ先に逃げるのが、実はフェミなわけだが。
>権利の要求だけはするが、それに伴う義務からは都合よく逃げる。
>この板にそういう趣旨のスレやレスはいくつもある。
などと主張したのだが、そんなことは綺麗さっぱり忘れ、
わけのわからん反論を繰り返している。まるで理解不能だ。
自分が主張したことすら忘れているのか。
君の主張は、フェミは「重い物を持つのは男女関係なく力がある人間がやるべきだ」と主張しているのに実際には一般の女はそのような場面で働こうとしていない、
というようしか解釈できないが、君自身の説が間違っていることを君自身が自己批判した、と受け取っていいのかな?
972 :
900 :04/07/10 02:02 ID:VoVRXtF8
>大抵の人たちは、性差によって集団を区別すること自体には特に違和感は感じないし、 >そういう分類が著しく非人道的だとも言えない。だからあえて正当化する必要はない。 君のその主張の「性差」を「身分」「門地」、あるいは「遺伝子」「脳の構造」に置き換えてみたまえ。 ただちに身分差別や遺伝子差別などが生まれることが理解できよう。 実際、一昔前までは身分差別制にだれも違和感を感じていなかったのだ。 一般的な感覚がそのまま正当化の理由にはならない。差別というものは差別意識を正当化することによって生まれるものだからだ。 君は差別に対する認識に問題があるよ。君の論理でいけば世の中は差別であふれかえってしまう。 (ちょうど2ちゃんの中で差別があふれかえっているようにね(藁) >先進国ほど豊かではないのでコンピュータ教育を受ける機会が少ない、などの経済的な理由を挙げて説明されて、 >それで納得して終わりだろう。 >それでも「偏見を生み出」してしまったのなら、その主張を批判すればいい。 >偏見というのは事実に基づいていないから、そんな主張は簡単に崩してしまうことが可能のはずだ。 そんなことで差別が解消されるのなら、差別問題のほとんどはとっくに解決している。 この場合「コンピュータ技師にアフリカ人が少ないのはアフリカ人が先天的に劣っているからだ」と 頑迷に妄信している人間がほとんどだったどうする? ジェンフリ問題も同様だ。 本当に君は差別について無知に等しいな。
973 :
900 :04/07/10 02:07 ID:VoVRXtF8
それより、
>>950 に対する論理的な反駁がない。
なぜ、「性染色体から一義的に決定されるほぼ100%と0%の比率で発現する性差」と
「胎児の時に、母体の環境によって浴びるホルモンの量でばらつきが生まれる脳の構造によって、方向性が示されるだけの性差」を
「2つは同一の先天的な性差である」などと説明できるのか。
(私にいわせれば、この説はほとんど電波レベルの説だ)
また
>>953 に対する論理的な反駁もない。
「一般的に『ある集団に一般的傾向がある』という事実から、
『ある集団の成員はそのような傾向を持たねばならない』という規範を導くことができるか?」
この命題に反ジェンフリはできる、としているが、ムーアという倫理学者がこれを「自然主義的誤謬」として退け、倫理学的にはこのような主張ができないことが結論づけられている。
つまり、「男らしさ規範」「女らしさ規範」を
単に「男は男である」あるいは「女は女である」という事実を理由に主張することは不可能なのだ。
もし主張するなら、
「全ての男は『男らしい男』でなければならない理由」
「全ての女は『女らしい女』でなければならない理由」
をそれぞれ合理的に説明しなければならない。
しかし、これも不可能であろう。
例えば、「全ての男が『たくましい男』でなければならない理由」や
「全ての女が『専業主婦』でなければならない理由」など、到底説明できると思われない。
もっとも、現在では専業主婦は女らしい、と見なされなくなりつつあるが。
974 :
900 :
04/07/10 02:09 ID:VoVRXtF8 >>954 の
現在のジェンフリもジェンダーが完全に生理学的要因から独立しているとは見なしていない。
だから、ジェンフリがいつまでも生物学を無視している、とかミードの説に依存している、などという旧態依然とした批判は笑うほかない。
先ほど書いたが、脳の構造や遺伝子的優越性である集団と別の集団を差別化しようという優生学的思想がそもそもおかしい。
身長が高い人間がバスケットボールに優位な傾向があるとして、では身長の低い人間にはバスケをするな、という規範を作るか?
そもそも生物学的一元論で思考を突き詰めれば、結局個人差しかなくなり、遺伝子的差別、身体的差別が許容されてしまう。
それは倫理学にもとづく社会思想とはまったく相容れない。
……という私の論にも反駁がない。
遺伝子や脳の構造によって人間を差別することがどうして許容されるのか、
少なくとも倫理学的に反駁できるとは思えないが。