64 :
早川☆腱 ◆ZVATT3s9KI :
フェミが嫌われる様子がわかりやすくまとまっている文章があります。
江原由美子へのインタビュー記事です。インタビュアーは大橋由香子。
(インパクション117より。)
江原 メディアで働きはじめたばかりの、取材に来た若い人たちに。
自分たちの先輩女性を見てると、楽しそうじゃないって。
(中略)両立が大変なら仕事やらなきゃいいじゃないって。
それなのに両方やりたいっていってやってるのは自分なのに、
周りに文句ばっかり言ってみっともない―という感じはあるね。
なにしろ、若い人たちは自己選択派だから。
大橋 確かに私も文句ばっかり言ってるので(笑)、耳が痛いですね。
ところで、自己選択派っていうのはどういうことですか?
江原 つまり、選択の自由ということを、ものを考える時の最初の
前提としているってこと。
私たちは、その選択の自由というものを本当に実現するためには、
今の構造ではだめなんだ、その構造の中で何かを実現したり
選択するのは無理なんだというふうに主張しているつもりなんだけどね。
大橋 現実に選べるような選択肢がたくさんない状態で、選択といっても
机上の空論だという現実認識ですよね。
江原 どっちかを選ぶと、どっちかが選べないとか。
(中略)
江原 そういうフェミ二ストの言い方を、わがままで、無責任だ、と感じる
感覚が若い人にはあるみたい。
「あらかじめ分かっていたはずでしょ、そんなこと分かってて選択して
あとから文句いわないでよ」っていう感じが強いのね。どうしてそういう
感じになるのか。逆にいうと、彼らにとっては、自己選択と自己責任が、
強力なイデオロギーになっている。
大橋 自分で選んだんだから責任は持つべきだし、責任を持て、と他人にも
言うわけですね。
江原 選んでおいて文句は言うな、という感じなのよ。で、フェミ二ストの言って
いることは、まさにそれ。つまり「選んでおいて文句ばっかり言う」ってこと(笑)。
65 :
早川☆腱 ◆ZVATT3s9KI :04/01/10 14:17 ID:WpIYlgfk
ここだけを読むとフェミニスト両名は自嘲気味に見えるかもしれないが、
彼女たちが反省しているのはあくまで「自分達の考えが若い人に伝わっていない」
点であって、「自分達の(選択枝は欲しいが自己責任原則はマッピラ御免という)考えが
間違っている」などとは露程も思っていない様だ。
あれもこれも欲しいものやライフスタイルを、女性は何でも好きなだけ選択して
リスク判断や自己責任は回避できる…。そんな社会を実現しようだなんて、
明らかに我侭勝手ではないだろうか。
この後インタビュー記事は能力主義批判に及び、解放運動が「いわれなき差別」を
ターゲットにしてきた結果として解消されない「いわれある差別」=能力主義が女性を
抑圧していると訴える。「能力、成果が正当に評価される」という選択枝があっても、
それを選択すると能力を磨き、成果を出すべく努力しなければならないなんて
ちっとも魅力的ではない!と怒り出す。
かと思えば専業主婦には「兼業主婦よりも主婦業が上手くこなせなければならないという」
(他者からではなく、当人の内心上の)プレッシャーがあるので抑圧されている!とも。
とにかく、選択枝があろうがなかろうが、公正な評価基準があろうがなかろうが、
どんな場合にも女性は抑圧されていることにして騒ぎ出す。
これじゃあ、フェミは嫌われるよね。