120 :
男女板の男はこれに反対してみな:
【読売新聞社賞】
◆産める社会へ向けて 岩崎芳望(いわさき・よしみ)23(山梨県都留市・大学生)
「少子化社会」。大学生の僕にとっては、実感がわかないというか、実際はあまり
目にしない光景だ。講義やゼミ、報道で触れるくらいで自分が巻きこまれるという
感覚は、あまり感じない。
しかし、少子化がもたらす将来への影響は大きいと言われている。社会保障制度の
破綻(はたん)や労働力人口の不足など、国自体が揺らぎかねない。少子化の
原因としては、晩婚化・未婚化、ライフスタイルや価値観の多様化、出産・育児と
仕事の両立がしにくい日本の雇用風土があるといわれている。
それを受けて、政府は少子化に歯止めをかけるために子育て支援を中心に多くの
対策をとってきたが、それらは保育所サービスの拡充にほぼ限定され、量も質も
とぼしく少子化対策と呼ぶには十分とは言えなかった。そういう中で二〇〇三年七月に
成立した「次世代育成支援対策推進法」は、企業・自治体に育児休業の取得率の
目標値設定などの行動計画の策定を義務づけたものだ。そこで僕は、
男性の育児休業の在り方と、社会が子どもを育てるということについて考えてみた。
二〇〇二年度の育児休業取得率は、女性の64%に対し、男性は、
0・33%にしかすぎない。厚生労働省が目標とする男性の取得率10%には、
ほど遠い。
男性が育児休業を取得する際のハードルは女性に比べると格段に高い。
そして男性が育児休業をとることへの抵抗感は男性本人にも大きい。この現状を
打開するためには、男性が子育てにかかわりたいとの思いを持ち、
それを表明することが大切だ。同時に、その思いを受け入れる職場の環境整備が
強く求められる。現実に、育児休業をとりたくても「職場に迷惑をかける」
という意識が、休業の申し出をちゅうちょさせている例は多いと思う。
121 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 09:56 ID:0bkUsI2A
しかし、様々な面で職場の「お荷物」と考えられがちな男性の育児休業取得だが、
職場にプラスとなる面も少なくないのではないか。
一つは、職場において。休業中の社員の仕事は、残った社員に割り振られ、
これが職場の中での業務の進め方やその配分方法を見直すきっかけとなることも
ありうるし、情報の共有化や仕事の分散化を進めることで組織の柔軟性が高まり、
全体の効率性が上がると思う。
また例えば、中堅社員が長期休業を取得した場合には、その中堅社員の仕事を
男女の若手社員に担当させることにより、若手社員にとって能力開発、能力発揮の
チャンスとなるだろう。しかも、育児休業はあらかじめ時期を特定できるため、
職場で計画的に対応できる。病気による休業など他の長期休業や急な欠員への
対応のモデルケースにもなりうる。
さらに、男性の育児休業取得者が増えることで、総合職女性の育児休業問題の
解決も進むと思われる。企業のコアとなる人材の育児休業にどう対応するかが、
これまでのように母親社員と企業間固有の問題ではなく、男女を問わず子育て期の
社員全体と企業間の課題となるからだ。
もう一つのプラスの面は、男性の育児休業取得は、育児負担を企業間で
平準化していくという側面がある。
なぜなら、共働き夫婦のうち、妻だけが育児休業を取得していたのでは、
妻の勤務する企業は、夫の勤務先に比べ育児コストを過重に負担しているからだ。
育児支援を積極的に行う企業が常にこうしたコストを負担し続けるのは不合理だ。
子育て負担を全体で公平に分担していく、という視点からも、男性への育児休業の
対応を進めることは重要だと思う。
122 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 09:57 ID:0bkUsI2A
つまり、男性の働き方の再考こそが少子化克服のカギの一つを握っていると思う。
昔からの職場慣行やジェンダー概念はなかなか変わらず、男性の育児休業取得は
進んでいないが、まず最初の一人が出ることでその職場の雰囲気が
変化することもある。男性の育児休業取得を支援し、柔軟で個人を大事にする職場が
増えてほしいと思う。
次に、社会が子どもを育てるということについて述べたい。
僕は子育てボランティアという活動に参加している。毎月第三金曜日に公民館で
子供と遊んであげるというものだ。小さな子どもがいる育児ママたちが、美容院や
冠婚葬祭、ちょっとした用事を済ませたい時に預けにやってくる。
一日二十人前後が利用している。
これは市の子育て支援交流事業の一つであるが、育児ママ、子ども、そして
僕にもすごく貴重な時間になる。育児ママにとっては、一人でスムーズに用を
足せるし、短い時間でも一人の時間をもつことでリラックスできる。子どもは
大勢の中で一緒に遊ぶことができるし、僕も机の上の勉強では学ぶことが
できない体験が出来ている。予算やボランティアの確保などの問題で今の所は、
月一日だけの開催だが、ニーズも多いようなので機会が増えることを願いたい。
今挙げた子育て支援策は、公民館を利用したものだが、我々の身近な所に他にも
生かせる場所がある。それは商店街の空き店舗だ。まだ全国には少数だが、
空き店舗を利用し商店街と子育て支援NPОが連携して学童保育施設や保育園など、
働く女性支援を目的とする施設が運営されている。親にとっては、通勤途中に
立ち寄りやすく、子どもに様々な世代の住民の目が注がれる安心できる空間だ。
商店側も、街を明るくでき、活性化と社会貢献を同時に追求できる。このような
施設を普及させていくには、行政による人件費や、開設に先駆けての整備費や
家賃の補助の後押しも必要だと思う。
123 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 09:58 ID:0bkUsI2A
以上の二つの試みのように、身近な社会環境の整備や小さなことからの支援が
重要だ。それによって、育児に不安を抱いている人たちが、
「産みたい」「産んでも安心だ」と思うようになるかもしれない。
僕も子どもが、増えることを願っている。しかし、少子化に歯止めをかける
ということは、社会環境を整備する中で結果として自然と歯止めがかかると
いうことであって目的ではない。政府の子育て支援策や子育てに関する法や制度は、
子どもを将来の労働力や社会保障の担い手と位置づけ、何とかして産ませようと
するものに思える。そのような、効率優先の競争原理のもとでは、
子どもをのびのびはぐくむ社会にはならない。
「産む・産まないは個人の自由」という考え方は、妊娠や出産の自己決定権に
基づいて、当然のことだ。多様な価値観があってよいと思う。そういう考え方があり、
かつ少子化社会の今だからこそ、産ま(め)ない人の心理的負担への配慮と、
産みたい人への自然に産みたくなるような妊娠支援策を期待したい。
全体を通してまとめると、子どもを持ちたい人が持てない状況を変えるには、
男性を含め企業、社会全体で子育てしていく姿勢が必要だ。子どもをいかにして
産ませるかではなく、社会の連帯の中で子どもをはぐくむ社会作りが大切だと思う。
124 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:00 ID:0bkUsI2A
ここまで完璧に論理を構築されると、反論のしようがないだろうねw
125 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:09 ID:QUQlib6p
とっとと就職して自ら率先して育児休暇をとればいい。
それだけ。
126 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:17 ID:e0J57q6V
>男性が子育てにかかわりたいとの思いを持ち
>企業・自治体に育児休業の取得率の目標値設定などの行動計画の策定を義務づけたものだ。
>男性の働き方の再考こそが少子化克服のカギの一つを握っていると
男が 企業が 自治体が
ママあぁーあたちミッキーのスプーンじゃなきゃ、さくらでんぶがかかってなきゃ、やらかくなきゃ
ごはんたべられなーい
127 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:34 ID:Z4YObA/Q
読売かw
晩婚化、未婚化の対策が無いね。
企業にもメリットあるんですよ的な説得を試みているが、損失の方が明らかにでかい。
128 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:45 ID:zhagTu9j
>>120 ガキらしいリアリティーのない脳内論文
ガキは新聞で見る一部上場の(かつ優良企業)それとも公務員ぐらいの
生活しかしらない。
あえてかく、女子供相手にマジレス、かっこわるいが
現状の日本で何割、育児休暇をとらせる余力があるか?
129 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:49 ID:zhagTu9j
もちろん、女子供相手のレスだから、
少子化の最大原因である、女性の社会進出の増加によるイキオクレの増加については
全く触れずにレスしてやったが。
岩崎何タラって女かねぇ、やはり。
それとも「僕」って言ってるからフェミ男か。
>「少子化社会」。大学生の僕にとっては、実感がわかないというか、実際はあまり目にしない光景だ。
……俺の環境がおかしかったんだろうか?
俺は少なくとも小4の頃から(そのときは自覚はなかったが)巻き込まれていたんだが。
もうこれ以上は書く必要もなくなったか。
この文だけでこの問題を対岸の火事との認識しか持ってないんだろうな……
131 :
名無しさん 〜君の性差〜:04/01/27 10:59 ID:Z4YObA/Q
ニュー速+で
無断引用により読売新聞社賞とり消し、ってスレがあったぞw
どこのフェミ論文から引用したのやらw