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名無しさん 〜君の性差〜:
林道義
フエミニストの欺瞞体質を最もよく表しているのがスウェーデンの問題です。
フェミニストたちは男女完全平等と女性の社会進出、高福祉による公正で平等な社会を目指してきたスウェーデンを
理想の国だと十年以上にわたって大々的に宣伝し、マスコミの報道にもスウェーデンの話があふれていました。
これに対して、われわれはスウェーデンは決して天国ではなく地獄のような国で、経済は少子高齢化と福祉の肥大化で破綻し、
家庭崩壊で犯罪も多発して犯罪王国になっていると反論してきました。
決定的だったのは元外交官でスウェーデン大使館勤務の経験もある武田龍夫氏の『福祉国家の開い』
(中公新書、平成十三年二月)で、客観的データも入れて具体的な姿を詳細に描き出した。
このインパクトは大きく、フェミニストは一斉にスウェーデンのスの字もいわなくなってしまいました。
しかし、そのことを黙って見過ごしていいのでしょうか。スウーデンは理想の国だといって、
それをモデルに男女共同参画行政を進め、賛成しできた人たちは誰ひとりとして自己批判も反省もしない。
それどころか、今度はノルウェーだと言い出しています。
ノルウェーとスウェーデンは同じ原理ですから無責任もはなはだしい。
彼らの欺瞞体質を表している例として最初に指摘しておきたいと思います。(正論15.11)