【左翼過激派】 フェミニストの正体 【文化大革命】

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29「上野千鶴子対談集ラディカルに語れば」より
【大沢真理】 生物学的な性差は、セックスだけど、それとは一応区別される、ありとあらゆる文化や社会が作りだした
男らしさや女らしさの通念、つまり男女を区分している線、これは人工的に作りだされたものだから、人の意識的な営みによって
崩していくことができる。だから性差よりは個人差という社会を作ることができる。これが第一段階ですよね。 

・・・・二段階目というのは、セックスが基礎でその上にジェンダーがあるのではなくて、ジェンダーがまずあって、
それがあいまいなセックスにまで二分法で規定的な力を与えているけれど本当はあなたのセックスはわかりません、ということです。
女で妊娠したことのある人だったらメスだといえるかもしれないけれども、私などは妊娠したことがないから、
自分がメスだと言い切る自信はないし、男にとっては、あなたの子供を生んだことになっている女の人しか、
あなたのセックスについて断言できません、こう言ったら、もう男は立つ瀬がないというか。

【大沢】 このあたりまでついてこられそうで、しかし「生物としての自然というものがあるんだから、
ここは絶対譲れない」と頑張る人に対しては言いました。
分子生物学では今、染色体がXYでメスもあることになっているし、XXでオスもある。この頃は性転換手術なんていうのもある。
不変の自然、変えられないはっきりした区分だと思われていたセックスが、実はあいまいで流動的なものだということが明らかになって
きているんじゃないですかと。

【上野】 そういう戦略をとったのは賢いやりかたですね。そうなると、その定義から導かれる実践的な帰結があると思うんです。
それはこの法律(注−男女共同参画基本法)のパラダイム転換と、直接結びついています。
「ビジョン」には男女の特性にしたがった対等な取り扱いではなくて、最終的にはジェンダーの解消をめざすと書かれています。
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これは画期的なことだと思いますが、これについて合意が形成されたとは、これもにわかには信じがたい。
おいおい、本気かよ?という感じです。(笑)