<小6同級生殺害>学校の対応うわべだけ 保護者に違和感
■“箝口令”
保護者たちは6月1日の事件後、学校側からマスコミの取材に応じないよう度々要請されたという。
その一方で「事実を知りたい、という声にはほとんど何も答えてくれなかった」と話す。
学校側の説明不足は子供たちに対しても同様だった。加害女児を「犯人」と呼んだ児童に
「友達のことを犯人なんて言うな」と怒鳴る教師。校長は処分決定の翌日、6年のクラスで
加害女児をかばうような説明をし、子供たちから「なぜ悪いことをした子をかばうのか」と強い反発を受けた。
ある女児は自宅でつぶやいた。
「なぜ大人たちは一生懸命加害女児ばかり助けようとするのか。友達は死んじゃったのに……」。
子供たちは“大人たち”の態度に疑念を持ったままだという。
保護者たちの言葉に出崎睿子校長は「教職員には人権や守秘義務の問題があるので取材に応じないよう言ったが、
保護者にお願いしたことはない。どうしてそんな話になっているのか全く分からない。
保護者への説明も事件翌日の6月2日にした」と反論。
今後については「授業を通して人間教育をしていくしかないが、
具体的にどうしていいか分からず難しい面がある。私一人で発言すべき問題ではないとも思う」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040922-00000061-mai-soci