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583名無しさん 〜君の性差〜
「女性の就職、工学系が有利」
内閣府報告 男性が気づかぬ目線に期待

 大学女性の就職は相変わらずの氷河期だが、工学系を学んだ女性は就職率も正社員での定着率も高い−。
内閣府の男女共同参画会議影響調査専門調査会がまとめた報告「ライフスタイルの選択と雇用・就業に関する制度・慣行」で、
そんな傾向が浮かび上がった。
 二〇〇三年度の工学系の大卒女性の就職率(大学院進学を含む)は80%。
人文系は61%だった。
工学系の大学院進学者は72%が就職、人文系の28%と比べて高い。
さらに就職後の定着率(〇一年三月)も工学系が54%なのに対し、次に高い経済商学系や家政系でも43%にとどまっている。
 一般的には「女性は工学系や理数系は苦手」というイメージを抱きがちだが、実際は違う。
十五歳を対象にした数学や科学の読解力の調査では、男女に優位差は見られないという。
 にもかかわらず、大学で工学系を選考している女性は二十人に一人(男子は三・七人に一人)にすぎず、
男女の専攻には大きな差がある。
中・高生の事典で職業イメージにはくっきり違いがあり、男子が技術系をあげ、女子はファッション系やデザイン系の職業をあげている。
同報告は職業イメージについて「親の期待度、固定的生別イメージなどが関係している」と分析する。
 男女共同参画局参事官の塩満典子さんは「工学部に進む女性の絶対数はまだ少ないが、
実際には建築、道路建設、ロボットなどの分野で女性の技術が期待されている。
男性が気が付かない女性の目線が必要だからだ。
就職率もいい。
挑戦する女性が増えれば、女性の職業の幅も広がる」と期待をかけている。

[東京新聞2004年9月4日朝刊11面「暮らしを楽しむ」より転載]