福井県武生市で、男女共同参画講師にノルウエーから招く
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■男女共同参画考える オスロ大のベリット・オース氏が講演会 武生市で /福井
世界で最も男女平等が進んでいるとされるノルウェーで先導的役割を
果たしたオスロ大学のベリット・オース名誉教授(75)の講演会「男女平
等の国ノルウェー 抑圧をはねかえす五つのテクニック」が5月20日午
後7時から、武生市府中1の市福祉健康センター多目的ホールで開か
れる。
オースさんは70年代、ノルウェーの首都オスロの西にあるアスケル市
の副市長、市議、国会議員を歴任。左派社会党の初代党首に就任する
など、同国初の女性党首となった。同国で初めて政党内にクオータ制(
性による割り当て制)を導入し、女性の政界進出を躍進させた。これが呼
び水となり、同国は男女平等法の改正に伴い、公的機関でのクオータ制
が明記され、行政機関への女性登用が飛躍的に進んだ。現在、クオー
タ制はヨーロッパなど各国で導入が進んでいる。
オースさんは今回初来日。武生市は県内で初めて男女共同参画推
進条例を制定しており、市の条例に盛り込まれた、男女共同参画につ
いての苦情や人権侵害などの相談を受ける全国でも珍しい専門組織
「男女平等オンブッド」の三井マリ子さんが、オースさんと親交が深かっ
たことから講演会が実現。講演会は国内では高知と大阪でも開かれる
。同市では、市民21人がシンポジウム実行委員会を結成し、同市とN
PO「たけふ男女平等推進協会」と協力した。
講演は英語で、日本語通訳が付く。500円。当日は無料託児所を開
設。問い合わせは実行委事務局の竹本さん(0778・21・3190)へ。
【横田信行】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030428-00000007-mai-l18