滝川の中1自殺未遂:市教委が報告書、市議会などで報告 /北海道
滝川市の市立中学1年の男子生徒(13)が、いじめが原因で飛び降り自殺を図り、重傷を負った事件で、滝川市教委は報告書をまとめ、
30日の市議会総務文教常任委員会と、同夜、学校で開いた保護者説明会で報告した。
報告書は、男子生徒が昨年の1学期ごろから特定の生徒や複数の生徒からいやがらせや暴言、暴力、金銭の強要などを受けていたことや、
05年に起きた江部乙(えべおつ)小の女児自殺の教訓が生かされなかったことを挙げ、
「校長は明確な指導方針を示さず、教職員と生徒との信頼心関係を築けなかった」などと反省。
思いやり教育や教職員研修、生徒からの教育相談の充実など対応策を示し、いじめ根絶への決意を述べている。報告書は一両日中に道教委に提出する。