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ヒュープナー:
「ヘイ!ボス、カッモン。今回は俺がお前に付ける番だ。分かってるな」
「ああ、もちろんだブルガン。今度は君が勝つ番さ」
「だったらOKさ。さすがチャンピオンは器がでかいな。まあ2着には残す
ようにするからさ。心配するな」
「OK。まかせときな」
「おう!ボスにブルガン相変わらずでかいな。調子はどうだ」
「う・・・ミスターゴカン、コングラチレイション」
「今回はおれがボスに付く。No,1自力型にNo,1マーカー。自然の流れ
だな。心配するな仕事はするから。ただ踏み出しだけは加減してくれ。
分かっているな?じゃあよろしくな」
「・・・・・」
「どうしたブルガン。何か言いたそうだな。ははんー。そうか、そういうことか。
来るならかまわんぞ。勝負だから遠慮はいらんぞ。来るか?」
「答えはNoだよ。ぼくは最初からボスとは別線でセンコウ・マクリと決めていたんだ。
最後のレースだし悔いは残したくないからね。だからミスターゴカンはボス
に付いてくれ。問題ないさ」
「オーケー、じゃあ明日よろしくな。グッドバイ」
「なあボスよ、この状況じゃ仕方ないよな。」
「ああ、ブルガン。僕が君の立場でも同じ事を言ってたさ。気にするな。
ただ明日はジャンの2センターで流すから、そこを一気にカマすんだ。
そうすれば君の優勝だよ。平塚の事は忘れてないから安心してくれ」
「おまえ、いい奴だな。」