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525麻衣の生い立ち−1
松室麻衣は実の父と母に捨てられた。
病気がちだった母親の看病に疲れた父親は麻衣を姉のトコに預けた。
以来、父も母も迎えに来ない。
麻衣がパパママと呼ぶときそれは育ての親を指す。
実の母親と最後にあったのは中学1年の終わり、離婚調停のとき。
麻衣は顔さえほとんど覚えていない母親に久しぶりに対面した。
母親は麻衣をろくに抱いたこともないのに親権わ主張した。
麻衣は母親に聴いた。どうして私を引き取るの、本当は何がほしいの?
母親は冷たく答えた。「お父さんよ。。」
愛する男への未練から麻衣を利用しようとしたのだ。
この人は母親じゃない。。
解ってはいたが麻衣のなかで微かな望みが消えた。
526麻衣の生い立ち−2:2001/03/05(月) 01:17
しかし、優しい実の父のことは好きだった。
今は別の人のトコに預けられているけどいつかは迎えに来てもらえる。
ずっとそう信じていた。
離婚が成立し、育ての親の本当の子になることもできたがそれでも「松室」
という名字にこだわったのは実の父親との唯一のつながりを消したくなかったからだ。
ところが中学2年の時、実の父親に再婚話が持ち上がった。
父だけは自分のモノだと思っていたのに。。
ショックのあまり目眩を感じながら麻衣は大分から東京で暮らす父親に会いに行き
再婚相手の女性と対面した。
527通行人さん@無名タレント:2001/03/05(月) 01:18
結論
見たい方を見ろ
∴終了
528麻衣の生い立ち−3:2001/03/05(月) 01:18
実は3歳の時実の母親に捨てられた麻衣は対人恐怖で誰とも目を合わせることが
できなかったし、昼間からずっと泣き叫びご飯を食べるにも2時間かかる様な
子供だった。
育ての親のおかげでなんとか普通の生活が送れるようになった。
しかし一つだけ絶対してはならないことが体に染みついていた。
それは「人前で泣く」ということ。麻衣は泣くといろんな大人に迷惑がかかる事を
何よりも恐れていた。
だから実の父親の再婚相手に会ったとき本当は泣きたかったのに
麻衣は心とは裏腹にニコニコ笑っていった。
「祝福するよ。麻衣は大丈夫だから、幸せになって」
私だけの父親が自分のモノで無くなった瞬間だった。
それでも一部の望みを持っていた麻衣に衝撃的なニュースが飛び込んできた。
・・父親に子供ができた。。
お父さんとは本当に縁が無いんだ・・
私は本当に独りぼっちになってしまったんだ・・。
麻衣は実の父親との決別を心に決める。
529麻衣の生い立ち−4:2001/03/05(月) 01:19
育ての親の家でも麻衣は居場所が無かった。
自分のことは大切にしてくれるとは解っていてもその愛をどう受け止めて
良いのか解らなかった。時には育ての父は暴力的になることもあった。
そこに実の父の再婚、子供の誕生が重なり麻衣は荒れた。
そのころ生きているのか死んでいるのかも解らない麻衣が一度だけ本気で
頑張ったのは小さい頃から続けているピアノの発表会。
ピアノを弾いているときだけは無心になれた。
高校に進学した後も相変わらず居場所をみつけられずにいた麻衣は
たまたま手にした「avexドリーム2000」のパンフを見て
「一回だけでいいので受けさせて下さい」と育ての親に頼んだ。
1999/8/10オーディションのファイナルで「松室麻衣」の名前が読み上げられたとき
麻衣は生まれて初めて希望を感じた。。
dreamとしてデビューした後プロデューサーの松浦氏に勧められ詞を書くように
なってからは麻衣は書きたいことが溢れてくる自分を発見する。
麻衣は16歳にしてやっと自分の居場所を見つけたのだ。
松室麻衣には帰る場所はない・・dreamしかない。。。