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幕末2001レポート:
本日南野の舞台「幕末2001」に行って来ました。
舞台は数えるほどしか観た事はありませんが、一応レポート。
まず会場は400人弱しか入らない小劇場で、観に来るのは自分と同じ年代
ばかりかと思いきやそうでもなく、若者4年配6くらいの割合でカップルもちらほら。
入り口に飾っている南野宛の花は主演の榎本孝明に匹敵する多さで、
メンバーも渡哲也や少年隊のニッキ、伊藤みどり、小倉めぐみ(秋からもそばにいて
などの作詞家)、週刊ポストやフジTVや千年の恋スタッフなど、なかなかユニーク。
実際の劇の方は現実と夢、現代と幕末が入り乱れるややこしい
内容ですが、それさえ頭に入れておけば案外すんなり楽しめる話。
南野自身は冒頭からいきなり登場し、早くも歌を披露しますが、
アイドル時代に比べ格段の進歩が見られます。
まず音程がかなり矯正された事、そしてビブラートが着くように
なった事。
声も出るようになりましたが、やはり舞台俳優の中ではやや
小さい感は否めません。
台詞回しや仕草にも若干のぎこちなさは感じたし、西郷役の
外波山文明氏ののびやかな演技と比べると、やや舞台の呼吸が
つかみきれてない様子。
(ちなみに外波山氏を100とすると、榎本氏は80、南野は60程度)
しかしながら表情はよく、いい意味で汚れてきた感があり、
演技に対する姿勢は評価できるもの。
それでいてアイドル出身ならではの"華"も全く失われていませんでした。
役柄としては男たちの戦いを見守る女という所ですが、聖母的な物ではなく、
むしろ女の業というか我が侭みたいなものを代弁した役で、その部分はよく
表現できていたと思います。
舞台で見せたチャレンジ精神(ダンスやストリップは腰掛の姿勢からは
出来ない内容のもの)や凛とした空気は、一見の価値はあると思います。
ちなみに隣に座っていたカップルは「けっこう面白かった」と話していました。
会場でも「南野陽子いいんだよね」と話す中年のオヤジがけっこういてビックリ(w
年配の男性にはけっこう人気があるようです。
最後に空席の状況ですが、かなり空いているのが25木と26金、
そこそこが27土。
23火・24水・28日は残席があまりない模様。
一応パンフ(1000円)とCD(歌入り2500円)、サイン入りポスター
などがあるようです。
男は剣、女は花。そんな余韻を残すいい舞台だったと思います。
以上。