考察
http://www.nuclear.jp/~madarame/lec1/minority-2.html 日本人は議論に慣れていないと思う。
「冷静さを保つこと」「相手の意見をよく聞くこと」をしないで議論は成立しない。
議論の最中に腹が立ってきたら、まず冷静を取り戻すように努力すべきである。
冷静さを欠いてしゃべった内容は、あとで必ず後悔する。
「土下座」とか「オウム」とか「歯が浮く表現」とか、
感情を込めすぎた発言は、相手の感情を刺激するのには役立つかもしれない。
相手を怒らすことが目的なら、その目的は一応は達成できよう。
しかし冷静な目で見れば、それは議論を潰そうとする行為であり、
その一部始終を見ている第三者の支持を失う行為である。
また、相手が感情的になってくれれば、まだ良い。
それでも相手が冷静に対応したとすれば、一人腹を立てているあなたはピエロである。
議論の中身が「モラル」であるとき、
日本人の議論べたの傾向は特にひどい気がするのは私の思い過ごしだろうか。
誰しも他人からモラルについて何か指摘されると、
人間性を丸ごと否定されたような気がして冷静でいられなくなる。
したがって、倫理規程が自分のことを指弾しているのだと感じる人は、
冷静でいられないのだろう。
そのような人は、まず「カッ」となるのは仕方ないにしろ、
その後で一生懸命冷静になって反省してみてください。