「彩、あなたが幼い頃、毎日のようにチラシの裏やメモ張やノートに
手紙を書いてくれましたね。母はそれが楽しみでとても嬉しかった。
仕事で疲れて帰っても、明日もがんばろって思いました。
私はいつもあなたに助けてもらったように思います。
そんなあなたの為に私は何が出来るだろうといつも思ってます。
・・・二人でよく泣きましたね。
がんばり屋の彩は人前で泣くのはとても嫌がるけど、
17才の夏、沖縄のロケの時、地元のスタッフの純な優しさ温かさに触れて
号泣した事もありました。あまりの忙しさに思いやりや優しさを
どこかに忘れて来ちゃったと泣いていましたね。
そんなあなたを見て、私は嬉しく誇らしく思いました。
でも悲しい時、悔しい時は、あなたは隠れて泣くのよね。
そして泣くだけ泣いたら、またがんばる!って笑ってるのよね。
いろいろな涙を流した分、強く大きく優しくなれるのだと思います。
あなたはスタッフの方々や共演者の方々に恵まれてます。
誰かの為に何かの為に役に立ちたいと思い続けて下さい。 母より。」
940,942-943 阿梵。