●●広末涼子ファン統一スレ 71●●

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2.4 若者はいかにアンチひろすえとなるか

 人は、自分になにがしかの価値があるかのように考えたいものだ。
自分に何の価値もないと考えるなど、どうにもやりきれない。
ましてや、学生となるとなおのことだ。

(1)学生は社会のごくつぶし
 学生はいうまでもなく社会のごくつぶしである。オトーチャンオカーチャンが、
服代も、住居費も、食費も、全部払ってくれる。膨大な学費もだ。
働く多くの人々が払った血税で作った道を歩き、
血税で作った学校に行き、血税で雇われた教師に学び、
血税で雇われた警官や自衛官に守って貰いながら、
学生は消費税以外まともに納めていない。とにかく寄生虫みたいなものだ。

(2)自分がごくつぶしである事を認識する知力の欠如

 そういう自分の寄生虫ぶりを認識する思慮があり、
その有り様を潔く認める若者は、勉学に励む。
寄生させていただいている両親や社会に感謝し、その求めを果たそうとする。
逆に、自らの寄生虫ぶりを認識できるほどの思慮をもたない学生もいる。

 大量の食料、水道やガス電気、舗装された道、雨漏りのない家、
あらゆる教育機関、様々な医療機関、高度な治安。
これらを空気同様あって当たり前程度にしか考えない若者が、現在日本にいる。
プチマリーとでも言うべき若者だ。それら全てが、過去から現代に続く
多くの人々が努力してようやく得られたものだ。それを単に食いつぶしているだけの
存在であることを、認識できない若者がいたりする。
(3)マスコミによる社会成功者たちの無能宣伝を盲信

 一方、マスコミはとにかく芸能人などの社会成功者たちの気楽さや無能ぶりを宣伝する。
政治家は汚職まみれで、官僚は無能で、商人はゼニカネに執着するのみで、
テレビに出ている芸能人は気楽な商売で、IT起業は楽にもうかる商売だと思っている
(そんなに楽なら、目指す人間が殺到して狭き門になってしまい、
 競争をかちぬいていくことが非常に努力を要するようになってしまうのでは?
ってことは、楽じゃなくなるはずでは??とおもうのだがそこまでは考えない。)

 無論、これらの宣伝は単なるマスコミによる芸能人の卑小なマンガ化にすぎない。
人前で演技をする仕事は、屋根のあるところでのうのうと勉強するよりもはるかに重労働だ。
少なくとも学生というごくつぶしより、芸能人のほうがはるかになるのが難しく、
 仕事でも苦労をしている。そういった目の前の現実(例えば今現在、我々視聴者が、
 エンターテインメント送り手が非常に苦労してつくったテレビ番組や映画を、
 家の中で鼻をほじりながら寝転がって楽しんでいられることなど)を
 認識し分析する思慮が欠如している一方、本、新聞やテレビなどのバーチャル情報を
 無批判に盲信する若者もいる。目の前の現実は芸能人たちの完全なまでの仕事ぶりや
 有能さを実証するもので溢れているが、バーチャル情報は芸能人無能宣伝で盛りだくさんだ。


(5)自分を世間一般の人間よりエライと勘違い
* 自らの寄生虫ぶりを認識できるほどの思慮をもたない若者
* (一見、ちゃらちゃらしてそうな芸能活動とはいえ、社会で金をかき集める
という作業は、絶対に楽しては出来ないという、現実を認識する知力の無い若者
* その一方、(芸能評論家やワイドショーなどの)バーチャル情報を盲信し、
それらを常識的に批判したり検証したりする能力が未発達な若者
* つまり思考能力の低い若者
* 時に学習能力が高く、勘違いをターボさせる若者

 そういう若者は時に以下のように考える。
僕はきっと、そこいらにいる無能な大人や、芸能人のドキュンどもとと違う
エライやつのはずだ。だけど今の所、目に見えるその根拠はない。
僕は僕を一般大衆と異なるエライやつだと思いたいけど、その根拠を得ることはできまいか。」

 多くの人々は、他人からエライと思われたいとか、
お金が欲しいとかいう欲求を満たすために、自ら努力する。
勤勉に働いて、社会的地位を向上したり、財産の蓄積をする。
しかし、これはとても努力が必要である。一朝一夕にはいかない。
これの実現の過程には、おおむね多くの困難がある。
ましてや単なる学生になど夢また夢の話だ。

 ところが、実は世の中には努力せずに、俺はエライと思える裏技がある。
アンチひろすえになることだ。

学生のバーチャルな戦闘相手として、これほど好都合なものはあるまい。
一見して、広末は学生の敵のようにみえる。一般人ならば
死ぬほど努力しなければ得られないはずのものを、卑怯な手段で、
楽をして獲得しているようにみえる。

分別はないが、正義感だけはあるので、なにかしらの敵と闘いたいんだけど、
それが何だかがわからない若者にとって、広末ってのはおまえらの敵なんだぞ!と
上からいわれれば、”ああ、そうなんだ”と納得しやすい存在である。
(6)アンチひろすえの先輩たちによる、おだてを交えた勧誘

 そういう若者に、学校にいるアンチひろすえの先輩たちが近ずいてきてささやく。
「世間の大人は意識の低い馬鹿だ。君は違うはずだ。
君ならひろすえのやっていることが、いかに我々を苦しめているかを見抜けるはずだ。
さあ、おれたちのようなマジメな学生の尊厳のために、広末と、
広末なんぞをもてはやしている世間の奴らと戦おう!!」
 そして、アンチひろすえの先輩たちから「ひろすえ朝帰り奇行写真などの
でっちあげ情報を見せられようものなら、松本チズオの空中浮遊写真を
見せられたオウムの信者のように、コロリと騙される。
「ううむ、こんな悪いことをしながら、未だにひろすえがのうのうと
芸能界で仕事をし続けていられるなんて、この世はなんて理不尽なんだーーーー」
 そう言われて入信した場所は、まさに若者が求めた場所だ。

 アンチひろすえ組織に加入すると、こんなにイイコトが!

* 先輩アンチが作成した定型文を掲示板に貼り付けるだけで、意識の高い立派な人などと褒めて貰えるぞ。
* 具体的に良いことを全然しなくても、ひろすえを吊し上げるだけでイイコトした気分になれるぞ。
* ばっしんぐを受けたひろすえが、脅えたり困ったり悲しんだりする有り様を見られるぞ。
え、良心が痛むって?大丈夫!ナニかの被害者の仮面をつければ、ほうら不思議。
  良心なんか消えてなくなるぞ。
* 広末を表立って非難しない一般の人たちを、
 「ひろすえがいかに悪人かを見抜けない、意識の低い馬鹿」とか、
  「早稲田に落ちた受験生の立場になれない意識の低い馬鹿」などと、
  アンチ仲間同士一緒に蔑めば、優越感が満たされて楽しいぞ。
* 仲間と掲示板でアンチ活動するのは楽しいぞ。きっと君の生きがいになる。
* 芸能関係の就職をめざすなら、広末アンチ活動は武器となるかもね
  アノ業界で目立つ企業って、ほとんどがバーニング関連だからね。
 なにかと広末を煙たがっている周防ちゃんに気に入られて、
  奴の息がかかった会社に就職できるかもね
(でも、バーニング関連企業って、多くの大学の就職課で、ブラックリストに入ってるんですけど・・・)
(7)自分の怠慢や努力の至らなさをまるまる広末の責任に転嫁できる論は
耳障りがいいので受け入れやすく、晦渋な主張は優越感を満たす。

 そして若者は、麻生千晶や、小田島隆などの、下らぬ文章屋が書いた
 ひろすえ批判論に接する。
 その内容は、一般に、社会的に無力である若者たちには耳障りがよい。

 おうおうに若者や庶民の無力さに同情し、その逆の立場である、
 社会で目立っている成功者を、名もなき庶民を圧迫している存在だと排撃している。
 若者はこれも気に入る。自分が虐げられている弱者だと思い込むと、
 上を目指して努力しなくても、広末やホリエモンのような成功者よりも
 立場が上の人間になったかのような気がする。
 おおむね、こういうアンチ論の心理的心地よさは、あくまで
 著者であるインチキ文筆家の、バカな読者を騙して原稿料を稼ぐという
 技術的なテクニックに由来している。

 というわけで、広末をこきおろしているトレンドウォッチャーだの
 世相評論家だのといったうさんくさい連中に対して、若者は
 「あんたのいけんはごもっとも!」などと、心の中でマンせーしはじめる

 やがて、若者は先輩アンチ連中から吹き込まれた主張を、
 あたかも自分の主張であるかのように大上段から主張するようにになる。
 あまりにもご都合主義的な、普通の世間一般の常識とかけ離れた
 主張をしていると、なにやら自分が世間一般の人間と異なる、
 偉大な人間であるかのような気分がしてくるではないか。

 後は、他人から主張のご都合主義を指摘されたら、
 世間の馬鹿は俺を理解できないと嘘ぶいて優越感に浸ればいいというわけだ。
 もちろん優越感に浸ろうと必死で懸命に努力するこの有り様は、
 己の劣等感の裏返しにすぎない
8)かくして新しいアンチ広末の完成

 そして、「広末淫乱!」「広末氏ね!」と他人様に高飛車に威張ることで、
 良いことしてる気分に浸る鬼畜が生まれる。しかも、威張れば威張る程、
 先輩アンチは「きみは、社会の不正をみのがすことのできない正義漢なんだね」
 などと褒めてくれる。威張って褒めてもらえるなど、なんともいい話だ。
 かくして、アンチひろすえに解脱した人間が一人完成する。

 つまり、

(社会の寄生虫である自分を認識する思慮の欠如 
+ マスコミによる、社会で目立っている人間たち無能宣伝への妄信) 
× 実務経験の不足 = 自分の過大評価 = 思い上がり
 思い上がり × 先輩アンチのそそのかし&おだて = 新しいアンチ


 ということだ。

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http://www9.big.or.jp/~cumy/sayoku/nini_04.shtml
を参考に構成