【電波】内田莉紗(・∀・)イイ!! Part30(実質3)

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478自称二代目
エロ派と反対派の間とって勝手に続き書いてみました。
特に>>439,440の意見を取り入れ。
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 莉紗は、脱がされたショーツを力いっぱい床に投げ棄てた。
 出来るかぎりの抵抗だった。
 意外にも、男たちはそれを拾おうともせずに、ただじっと莉紗を見つめたまま無言でいた。
 静かだった。数秒程度だったのかもしれないが、莉紗には、あびる優と一緒の楽屋で
過ごす時間と同じぐらいに長く感じられた。
 コンクリート打ちっぱなしの床を見つめたままでいた。どうしようもない震えが去らぬままだった。
 上から無言で見下ろしたままの二人を訝しむ気持ちはありながら、しかし、どうしても顔を
あげられなかった。
 ペッ・・・
 ペッ・・・最初、莉紗はその音が何なのかわからなかった。ペッ・・・少しして、前髪が
妙に生暖かくなっているのに気づいた。と、たらりと何かが垂れてきた。
 生唾だった。
 男の片方が、莉紗の頭に唾を吐きかけていた。
「おいおい」
 唾を吐いていない方の男――アンダースコートを指でくるくる回している方だ――が、
たしなめた。しかしそれは嘲笑まじりの、まったく本気ではない口調だった。
 莉紗は、気持ち悪いというより、ただ単純に恐怖を募らせた。こんな大人がいるなんて、
想像もしたことがなかった。変態、気狂い、それ以上の表現は思いつかなかったけれど、
目の前の二人が明らかにそう表現されるべき人間なのだと、身体の芯から感じた。
お気に入りのリンドグレーンには、こんな大人は出てこない。
 ペッ・・・
 ペッ・・・音がするほど、膝が笑っていた。