【電波】内田莉紗(・∀・)イイ!! Part30(実質3)

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莉紗は、言われたとおり男にアンダースコートを手渡すと、所在なげに立っていた。
普段は意識しない衣装のミニスカートが、妙に頼りなく落ち着かない。
目の前の男の手の中のそれが気恥ずかしく、どうしても思考がそちらへと向いてしまう。
だから、反応が遅れた。
「へー、赤のチェックか」もう一人の男が、莉紗のスカートの端をめくっていた。
横から伸びた男の手を、思わず悲鳴を漏らして莉紗は払いのけた。
のぞきこんでいだ男はへらへらと笑った。「なあ。俺の分もくれよ」
「そうだな、俺だけじゃ不公平だな」まだ温もりを残した布を弄びながら、男が頷いた。
とまどう莉紗に、目前の男は冷酷に命じた。「おい、こいつの分も脱げ」
ひっ、と自分の息を呑む声が、莉紗の白くなった脳裏のどこか遠くで響いた。
「それとも、俺が脱がしてやろうか?」莉紗のスカートをまたつまんだ男が笑う。
その手を押さえ、ふるふると莉紗は力なく首を横に振った。「ごめんなさい…許して・・・」
白布を手に男が嘲った。「ガキ相手に腰振って踊ってたんだ、いまさら訳ねーだろ」
莉紗を見下ろす男の顔は、また叩かれたいのかと言っていた。
はふ、と喘ぎとも溜息ともつかぬものを漏らし、莉紗は立ち竦んだ。
追いつめられ、さまよう潤んだ瞳が写したのは、二人の男の淫らな笑みだけだった。
莉紗はふと虚ろな表情を浮かべると、中腰になってショーツに手をかけた。
それは、絶望の昏い味を教えこまれた少女の貌だった。