このボードを使わせていただくのは多分最初かな。
2chって、旦那に教えてもらって1年ぐらい前からはまってるんですけど、
けっこうシビアな本音がもらえるから喜んでるの。
でもラジオとかで「私、2chにはまってるの」なんてこぼしたら
女王としてのスタンス崩れるでしょう。だから絶対に言わないの。公には。
私には暗黙の啓示があってね、女王としての義務があると思うの。
その使命を果たすためにシャーマンとして、ブラーマンとして生きてると思うの。
でもね、いつまでもトランス状態に浸ってばかりいられないと思うの。
大衆によるオルガスムスっていつか必ず消滅するでしょう。
トップにいることが美しいとはさらさら思ってないよ。
でも怖いの。ヒットしないってことが。
もし今私が社会問題や民族問題の歌なんて出しちゃうと、総すかん食らうと思うの。
そういう歌はデビューした当時から結構書いてるんだけど
殆どボツにしてる。
まあ80年にそんな歌を入れたアルバムを実験的に出してみて、
惨憺たる結果になってるけど。(笑)
私にはね、義務があるのよ。
義務付けられたのよ。ラブソングを歌わなければいけないっていう決まりが。
そういうことが解りだしたのがそうね、「水の中のASIAへ」っていうアルバム出してからね。
なんか生理的に相聞歌を書かなきゃいけないって言う暗示が不意に忍んだのよ。
でもね、もう50でしょ。私も、だからどういう方向性をキープしたらいいかってことを考え出してるの。
ラブソングばっか歌ってたら惰性的で馬鹿に思われるでしょ。
かといって挽歌とか反戦歌とか歌うとファンの子が足洗うかなって思ったりして抵抗あるの。
いろんな情報2chから集めるの。で、その中で「昔の歌が好きだった」って
言ってる人結構いるのよね。
それはわかる気がするのよ。
なんかニュートラルな感じがするのよ、今聞いても。
「青いエアメイル」とか「雨のステイション」とか、凄く中立地帯サウンドって感じでね。
だから私ってオネエ系の子に人気があるのかもしれないね。
「ニュー・ミュージック」って「ニュートラル・ミュージック」ってことに自分自身で解釈してるの。
私、不安定な状態ってすきなのよ。
性格が獰猛なこともあるし、不安な時のほうが色んなこと考えるでしょ。
そこからどんどんアウトプットされるみたい。私の場合。
ヘンナよりコチニールっていうかね。ディープグリーンより萌葱色みたいな中間色を愛するの。
油彩画より透明水彩画が好きなのよ。水墨画とかも混沌としてて好き。
未熟者でありつづけたいの。
「永遠に完成されない」っていうとディズニーワールドのプロパガンダみたいだけど(笑)
やっぱり私って苦労していない人間じゃない。金銭的にも精神的にも幼少期から
本当に恵まれてたと思う。そういうところは謳歌しないと駄目ね。人間として。
完成度が低いってことじゃないけど、最近の歌って妙にTVゲームのBGMみたいじゃない?
シンセとか斬新な機械使ったせいか、自分でも極彩色アシッドサウンド化しちゃったような気がするの。
もう、「真夏の夜の夢」なんて露骨でしょう?初めて聴いてビックリしちゃった。
あれが売れて世の中の怖さがわかったような気がした。
もう繊細な印象派サウンドは無理だなって思っちゃったの。
もしね、「真夏の夜の夢」が全然売れなくて廃盤にでもなったら「悲しいほどお天気」でやったみたいな
モネやマネが愛した世界観を自分なりに表現したようなアルバム出そうと思ってたの。
でも、売れちゃって、それでその路線で進んだのよね。極彩色サウンド路線で。
もうね、どういう結果になっても覚悟は出来てるの。大人だから。
ブルジョアだし、色んな人に愛されてるし。
幸せ味わいすぎちゃったて思ってる。
今度夏ごろアルバム出すんだけどね。
「SURF&SNOW vol2」っていうんだけどね。
単にタイトル通りスポーツ関係だけじゃなくてね。
フィールドいろいろ変えて、内向的な要素を取り入れたいの。
例えばこの前サーフィンはサーフィンでもネットサーフィンの歌を耳にしたのよね。
それは驚いた。斬新だなと思った。
だからね、私も単に恋愛して、リゾートで楽しんでレジャーを過ごすっていうか、
もっと異なったマテリアルを扱いたいの。
それは例えば、極寒のタイガに降りつもる雪の中でも懸命に生きる魚や小動物をみて
生命の尊さを再確認するとか、ヒューマンなものね。
私の存在って補集合に過ぎないのよ。
処世術の要素に含有されてないと思ってる。
それは中島みゆきさんの詞と対比させると明らかよね。
私の詞ってなんの人生の糧にもならないなって思った。(笑)
私は現実逃避のアイテムでいいのよ。
松任谷由実という一つのテーマパークがあるのよ。
それでいいと思う。
この間もね。教育映画みたいなのに出演してっていうオファーがあって
ちょっと最初は乗り気だったんだけど、途中で断っちゃった。
やっぱり私はヴィジョナーじゃないといけないって思っちゃったの。
「SURF&SNOW vol2」に昔の曲を入れたらどう?って親しいスタッフに言われたんだけど、
提供した歌ってね、特に小林麻美とか松田聖子なんて歌えないのよね。
凄く恥ずかしいの。
提供曲というのは提供する歌手のスタイルを考えて創っちゃってるから、
基本的に簡単なのよ、創るのは。
問題はそのあとなの。色んな人たちに「あの曲よかったからカヴァーしてみては?」
なんていわれるんだけど、そこで「そうね」なんていっちゃうと、アイデンティティーが破壊されちゃうでしょ。
凄く怖いの、それが。だからもうね、なるべくカヴァーは避けてるの。リサイクル嫌いだから。(笑)
それとね、もう一つ考えがあって、フォーマットさせたいの。
1から始めるってことじゃないんだけど初期化させるとね、観点が増えるでしょ。
だから今実験的にそういうことを考えてるの。
2chってすんごくモンゴロイドな感じがするのよ。
そうね、ゴビ砂漠のただ広がる砂漠を見ていると昏睡になるっていうかな。
ヨーガの世界ね、そうなっちゃうと。
もうバラモンって感じ。ラーガ歌いたくなっちゃう。(笑)
私はね、媒体なのよ。
宇宙意識や潜在意識からね、記憶を汲み取って形にするの。
で、それを需要する皆さんにどれぐらい伝わるかっていうのが
私に課せられた使命なの。それこそ暗黙の啓示っていうか。
私のイデーなんて脆い物だと思うよ。
だからよけいにね、エクトプラズムが出ていると思うのよ。
そういうところはポップスというかブルジョア階級サウンドに携わっていて
ラッキーだったと思う。
根本的に宗教的要素が強かったの。
プロコルハルムやニーチェが好きだったの。幼少期。
だから第2の誕生とか輪廻転生とかリコールとか良く考えていた。
サイコダイバーだったんだろうね。幼稚園児の頃から。(笑)
私はやっぱり矢沢永吉とか中島みゆきさんとかと違って
コロコロ転がってないとアウトプットされないからグルーヴ感ないのね。
でも私はそれでいいのよ。「ユーミン路線」なんていってくれるけどね、実際にそんなのないと思う。
色んな小宇宙があるのよ、私のアートマンに。
そのメディアから取り出すのよね。
16 :
通行人さん@無名タレント:01/12/20 21:40
つまんねー
私ね、最近「しゃべり場」っていう番組最近凝っているの。
10代の子達があそこまで真剣に考えてるってすごいなってね、感じて。
私はヒップしてたから、本当にポップなティーンだったよね。
色んな要素まだまだ取り込まなきゃならないなって思った。
どういうのかな、時代毎にテンポがあるでしょ。
で、それに自分はあわせなきゃって思ってね。
本当にダンジョンっぽいときもあるし、宇宙的なときもあるし。
トランスフォーマー狂っちゃわないようにね、調節することって
重要だなって思った。
今一番作りたい歌がね、思春期の複雑な心境を表したものでね、
詠美の「風葬の教室」ってあるでしょ?
あれをもっとブルージィーにして、個人的なエッセンスも注入して。
20 :
通行人さん@無名タレント:01/12/20 21:42
つまんねー
なんか自分の中に変な被害妄想があってね、
競馬馬っていうとちょっと違うニュアンスかもしれないけど、
やっぱりね、出来なくても転がっていないといけないっていうか。
啓示が知らず知らずのうちに乗りかかって、楽曲の奴隷になってて、
何があっても作りつづけていきゃなきゃいけないっていうポリシーがあるのよ。
22 :
通行人さん@無名タレント:01/12/20 21:42
あのぉ〜モンゴルのフォーミーは驚きました。
ユーミンに何かか影響を与えましたか?
作曲は基本的にピアノ使うんだけどね、それだとなんか窮屈というかしがらみ感じちゃうのね。
だからコンピューターとか色々使ってるの。ピアノでやる時もあれば鼻歌を旦那に伝えて
それをアレンジして1曲出来上がるときもあるの。
やっぱりピアノで表現できる世界ってリミットがあってね、
そのボーダー越えてカオスミュージック生み出さなきゃいけないでしょ。
まあ、おこちゃま向けの童謡だったらそれでいいんだけど、私みたいに大衆サウンド作る人は
そういうイージーなプロセスではダメなのよね。
私ね、楽譜とかに書くのってキライなの。
音符で表現するのってなんかチープでね、嫌なの。
やっぱり私はいい音楽を作ればそれで使命果たすことになるでしょ。
まあ、要するに結果よね、音楽は。
というか、過程はさすがによみとれないもんね。絵画とか彫刻に較べたら。
>>23 そうね、エクトプラズム注がれたって感じ。
宇宙の根底の寂寥感体全体に浴びせられたって感じ。
エルテのイラストレーション始めてみた時とかと同じ感覚ね。
そうね、やっぱりつらいときもあるの。産みだせない時がね。
あのね、NUUさんってR&Bシンガーご存知?
その人と対談した時にね、「私は曲は産む物だと思って、産曲とクレジットするんです」
っていっててね。「そうだな」っておもったのね。
でもやっぱり私ぐらい長いことやってると本当に何もでない真空状態があるのね。
その時が苦しいの。そうね、第2次ブームの時にね、そういうのに襲われたんだけど、
「結婚ルーレット」を作るのが大変だったの。
なんにも浮かばなくて。
あれどことなく「オールマイティー」に似てると思わない?
で、それで私も作家になったって感じがして・・・
私は記憶力いいから一回メロディーやフレーズが浮かんでいいなと思ったら
自然に覚えておけるのよ。だから紙とかにも書かないのね、めんどくさがりやだし。
まあ、旦那にね、ある程度要望いったらアレンジで曲のイメージを変えてもらえるの。
だからね、曲は本当に藤子不二夫的ね。藤子不二夫の完全体(笑)。
私はね、やっぱりヴァンパイヤじゃないといけないのよ。
その土地の風土とか、人間の色んなシンパシーとか色彩感を体内に吸い込むの。
そうすると自然に出てくるのよ。才能ってあって当り前なのよね。
ある程度性欲がないとラヴソングなんて作れないもの。
セックスって重要よ。最近の若い子は軽視してるけど。
やっぱり芸術っていうか子孫繁栄に必要じゃない。
まあでも、ある程度本当の大人にならないとわからないわね。
私はあんまりセックスはしないほうなんだけど、若い頃は何もひかずにやったかな。シーツ洗って。
やっぱりね、セックスは重要なことだと思うよ。
私は10代中ごろでいたしちゃったんだけどね、その頃はどういうことなのかわからなかった。
でもね、後になって考えたのはセックスって形とか大きさとかそういうことなのかなっていったら
そうじゃないんだよね。即物的なものじゃないものね。
一緒に同じ夢に浸っているというか、一緒に同じ快感の頂にね、藤子不二夫の完全体(笑)になってね、
到達できるかどうかっていうのが重要なんだと思う。
23ぐらいになってね、結婚してね、色んなこと知ってオーガスムを得ようと
メンタルに努めているって言うかね、そういうラインでいいと思う。
やっぱり「間」が必要だと思うよ。
私なんかね、ツアーに行くじゃない。毎年。だからさ、その期間に
旦那のこと考えて急にせつなくなっちゃうの。
やっぱりセックスって新鮮であれば新鮮なほど燃えるものじゃない。
だからね、ちょっとお互い控えめにしようとするとマンネリから逃れられると思うよ。
私をアイデンティファイドできる人って限られてるのよね。
で、私が要素外の人のニーズに応えなきゃいけないのよ。
まあ、私はインディペンデントだって悟ってくれる人もいるけど、
こういうブースの中の人間だから、やっぱりサービス精神旺盛よね。
だから、自分らしさというか、らしさって言葉は嫌いなんだけど、
再びユーミン路線を感じ取って欲しいのね。
息も白くなる程寒いクリスマスの朝だった。
いつもの様に朝早く規則正しく起床した田代の前に
看守が何やら派手な雑誌を持ってやってきた。
「おい、あんた。何か大変なことになっているぞ。」
看守が雑誌を手渡した。それはTIME誌だった。
その表紙を見て田代は目を疑った。
「これ・・・俺じゃないの?」
そこには人気最高調の頃の自分の写真があった。
「何でもアメリカの人気調査に日本から沢山の人が
お前の名前を入れてくれたんだそうだ。
お前、幸せ者だな。早くここから出て恩返ししなければ
いけないぞ。」 田代の目から涙が一筋流れた。
「俺がTVに出てなくても、みんな俺のことを・・・」
東京の空に、しずかに雪が降り始めていた・・・
まあ、そういうテクスチュァが私にはあるのよね。
だから私って長く音楽やってるんだと思う。
才能だけじゃ無理なのよね。
私はね、文系なのよ。
文系ってね、アウトプットするパワーが
生まれながらにして備わってるのよね。
まぁ、理系がインプットだけってことじゃないけど。
ポップの文化の吸い込み方とか凄いのよ。歴史上でもブラッドベリーとかね(笑)
35 :
通行人さん@無名タレント:01/12/20 21:47
由実さん長くて読めません。
面倒くさいですやん?
「話しは短く寿命は永く」
お願いしますね。
>>32 私、コピーだいっきらいなの知っていてやったわね。
許せないわ。
37 :
通行人さん@無名タレント:
age