日本で10万人を超える群衆がデモに出たのは1960年の日米安保条約締結反対デモ
以来52年ぶりだ。これまでいくら政治が「大騒ぎ」を起こしても、社会不条理があふれ出ても
びくともしなかったのが日本人だった。特派員生活をしながら最も理解できなかった日本人の
特性のひとつだった。そんなにおとなしかった日本人がついに立ち上がったのだ。
だが、日本の政界は微動もしないでいる。原発維持の方針を変えるつもりはないように見える。
「いくら騒いでも政策はわれわれが決める」という傲慢さが敷かれている。
2010年にチュニジアで始まった中東民主化はチュニジアの国花をもじって「ジャスミン革命」と
呼ばれた。最近日本のデモは「反原発デモ」が6月から本格化したことを指して「アジサイ革命」と
呼ばれ始めた。日本で「〜革命」という言葉が出ること自体が革命的だ。最も慎ましい国民、
日本人の決起は「いかなる権力も国民の上に君臨できない」という真実を改めて悟らせる。(抜粋)
http://japanese.joins.com/article/771/155771.html?servcode=100§code=140