皆みたいな幸せに憧れるけど、皆みたいな幸せを手にしにたら僕は終わる。
僕は幸せというものを永遠に思い続けて、そして叶えないのだと思う。
背負っているものがある以上、発言、立ち振る舞い、ビジュアル、
なにより生き方において、西野亮廣をやり続ける事が僕の使命であります。
人生の全てを表現に捧げるのです。誰もなったことのない人間に僕はなるのです。
喋って、喋って、喋り潰れた時に黙る。次、喋る為にだ。
いつも僕は自分達の前のコンビがウケると股のあたりがザワザワとする。
嬉しいのだ。お客さんがそのコンビを認めた直後に出て行って、
すぐにソレを塗り替えてやろうと思ってしまう。
すぐに認められる人というのはかえって不幸だよ。耐える免疫がないから。
ボクはその点ではとても幸せ。ボクは本物を作りたいと思っているんだ。
お笑いが好きで好きでたまらない。形あるなら抱きしめる。
誰にも聞かれないなら、女子高生みたく「キャー」と叫んでみたい。
こんな日は「お笑いがいてくれて良かった」と心から思えるのだ。
お笑いでガチガチに縛ってほしいと思う。5秒後も10秒後も明日も明後日も
お笑いの事しか考えられないような環境に閉じ込めて欲しい。
後戻りもしないし、人並みの幸せなんていらないのです。
僕の体なんてズタボロのグチャグチャになっていいから、
お笑いにぶつかってやろうという覚悟です。
もう僕はお笑いにすがるしかニコニコできる方法が無いということ。
お笑いができればもう十分幸せ。僕はお笑いに裏切られた事がないのだ。
なので僕はお笑いをとても信用している。大好きだ。
人間らしい生活はできそうもないが、僕はもうこれでいいのだ。
あとは声さえ出続けてくれればいい。他はもう何もいらない。
生涯、全身全霊で表現し続ける事を誓いますよ。
お笑いは心が大きくて、そうして一度裏切った僕を再び包んでくれた。
お笑いが自分から離れた時は自分がお笑いを離した時。
お笑いの方から裏切る事はないんだ。だから僕はお笑いがとても好きだ。
とても信じている。もう裏切っちゃいけない。1秒たりとも。
だから僕はこの生涯、お笑いに生きてお笑いに死んでやろうと思う。
どうやらコレが僕の幸せでした。僕はこんな時に死にたいと思うのです。
僕は芸人が大好き。神様がどうした?教祖様がどうした?
芸人の方が千倍魅力的だぜバカヤロウ。
全身全霊でぶつかっていくしかないよ、こりゃ。
いろんなモノを捨ててソコに捧げないと間に合わないよ、こりゃ。
全力でお笑いに生きていく所存ですよ。それしかない。
これから先、僕を大量に発信する。もっともっと勉強して最終的には、
世間を僕のルールに強引に染めるというか・・・狂わしてやろうと思う。
僕は漫才師、アンタ達の為に生きると決めたよ。
アンタ達の為に僕はもういろんなものを捨てたよ。
そんな事を勝手に押しつけられても困ると思うけど、
でも僕はそうやって生きることをもう決めちゃったんです。
舞台にはマイクが一本だけ立っていて、そのシルエットがボクはとても好きで、
本番前になると1秒でも早くそいつの所へ飛んでいきたくなるのです。
いつからかボクは完全に魅せられてしまったようです。
ボクが、唯一寄りかかれるものがお笑い。だから邪魔だけはして欲しくないんだ。
ネタの邪魔はね、あなたが毎日手を合わせている神様が蹴飛ばされるのと同じ。
そりゃ許せないよ。
漫才は僕が思っていたよりもずっとずっと深いところに身を潜めている。
簡単に見つけられない、簡単に届かない、それは暗い暗い底の底の底。
僕は漫才を極めてやろうと思います。
ボクは何かをしでかしたいんだ。上っ面のお笑いなんてやりたくないな。
見たことがある芸人にもなりたくないな。賛否両論がある芸人になりたいし、
その人の胸にキチンと届くお笑いがしたい。
ボクが西野を面白いと思える人間にしないと、
ボクが西野を面白がれていないと、ボクは一体誰と何を共有できるんだ?と思う。
ボクが面白がれていない西野を指示してくれる人とは、きっと話が合わない。