このブログを読んでいる人の中で、「近々、自殺しちゃおうかなあ」と考えている人。今日はそんなあなたに向けて文章を書くことにします。
結論から先に言うと、自殺はしちゃいけないのです。
「残された人が悲しむから」という理由は別にどうだっていい。そんな考えは、これまでにあなたの頭の中で何度も転がったはずだ。
だけどあなたは、それもふまえた上で、「自分が死んでも、悲しむ人なんていない」と答えを出して自殺を計画している。
まあ“自殺をしよう”と思った理由は他にもたくさんあるだろうし、そしてそれはボクには到底分かり得ないこと。
そんなボクの意見なので、「テメエに何が分かる?」とお怒りの気持ちもあるかもしれませんが、まあ、とにかくこの文章の最後までは付き合ってくださいな。
ところでお尋ねしますが、あなたは人を殺せますか?
たぶん躊躇うでしょう。「人は殺しちゃいけない」という理性が働くはず。
うん、正解。人は殺しちゃいけない。
じゃあ、亀有にある両さんの像を壊せますか?
これも、躊躇うでしょう。あのニュースを見た時に、あんなことをする奴はゴミだと思ったでしょ?
それも正解。両さんの像は壊しちゃいけない。
言うまでもないが、人のモノは壊しちゃいけないのだ。
自殺をしちゃいけない理由はそれ。
あなたが、空気中に粒子レベルで突然発生して、そこからニョキニョキと腕や足を生やして、ドッコラショと脳ミソを作って、全て自分1人の力で今のあなたを造ったのならば、自殺でも何でもすればいいと思う。
だけど、そうじゃない。あなたは親の作品だ。あなたを造ったのはあなたじゃなく、あなたの親なのだ。
あなたに、あなたを壊す権利などないのです。両さんの像を壊しちゃいけないのとまったく一緒の理由。自殺は人を殺すこととまったく一緒。どちらも人様のモノ。自分を、自分のモノだと勘違いしちゃいけない。
自殺をしちゃいけない理由は他にも2つ。
一つは、前にも言ったけど、今死んじゃうと損をするからです。
それでも「どうしても」と言うのなら、騙されたと思って5月末まで待ってちょうだい。
小説『グッド・コマーシャル』が出るから、行動を起こすならそれを読んでからでも。
だけど残念ながら、それを読むと死ぬ気はなくなると思う。
それどころか、その2ヶ月後には『西野亮廣独演会[DVD]』が出るし、その翌週からは『KING KONG LIVE 2010』が始まる。
それが終わると絵本『Zip&Candy』が出るから、とてもじゃないけど死ぬ暇なんてない、と思ってしまうよ。
いずれにせよ、今死ぬと損をするから、自殺はしちゃダメなのだ。
そしてもう一つ。これが、あなたが自殺をしちゃいけない一番の理由。
あなたが今どんな悩みを抱えているのか、どれだけ苦しんでいるのか、そんなことはハッキリ言ってよく分からないい。
だけど、ボクはあなたのような人を笑わせたいと思っているので、その対象がいなくなると非常に困るのです。
少なくともボクは、あなたがいてくれないととっても困ります。
終わり