【ようやくめぐってきたTV出演のチャンス。先輩の番組のもとで
チャンスを掴むために、全力で漫才を披露した。
手ごたえはあった。よく噛む相方も順調に喋っていて
これはいける、と思っていた。客もホームでとてもやりやすかった。
「それでですね…」僕は漫才を進めようとする。
その時だった。ガツンッという音とともに僕の視界が
大きく揺れた。次の瞬間、それまで笑っていた客の顔が
ひきつり、相方も漫才中なのに、僕の顔を見て唖然としている。
僕は気づく。額から血が流れていた。触った手は真っ赤だった。
するとスタッフがスタジオの照明を消した。まずいと思ったのだろう。
何が起こったのかわからなかった。その時僕の耳に入って来たのは
気遣う相方の掛け声と、客席の方からの「あかん、当たってもうた」という
ぼやきだった。】
番組で客席にいた陣内に石をぶつけられた芸人の手記?
雑誌に載ってました。
陣内怖い…。