昨晩の小説まとめ
春日への友情以上の感情に気付いてしまった若林。
それを親友佐藤に相談する中、佐藤は日に日に若林への想いを募らせていた。
ある雨の夜、若林は意を決して春日へ想いを伝える決心をするが
そこへ佐藤があらわれて…
春日へ告白する為家に向かおうとするが、
原付のキーを無くしてしまった若林。
外は雨。佐藤は若林を気遣い、一晩泊まるように勧める。
若林も少し考える時間が欲しかったようで、それを受け入れる。
後ろ手に部屋の鍵を閉める佐藤の手の中には
若林の原付のキーが握られていた。
「佐藤…なんだか迷惑かけちゃってごめんな」
少し鼻にかかった甘えるような声で若林がそうつぶやく。
佐藤は胸がちくりと痛む。これでよかったのか。いや、よかったのだ。
窓を叩く雨の音。時計は午前二時をさしている。
佐藤は眼鏡をそっと外した。
続きマダー?