953 :
名無しさん:2006/09/27(水) 22:21:45
アッー!
放棄多いな
そして「放棄」「破棄」「廃棄」をごっちゃにしてる奴も多いな
はじめまして、フットボールアワー後藤編投下します。
フットボールアワー後藤は森の中頭を抱えうずくまっていた。
「なんやねん殺し合いをしてもらうて」
全てドッキリだと、随分と手の込んだ悪戯だと、散々いい画がとれたからもう十分やないかと叫びたかった。
だが見せしめとして殺されたいつもここから山田の姿が後藤の記憶から離れない。
傷口からあふれ出す血液が凝固していく様、赤みを帯びていた肌が時間が経つにつれ色を失っていくその様さえも…
恐ろしいと思いながらもそれから目を離せなくて相方である岩尾の名前が呼ばれた事さえも気づかなかった。
自分の名前が呼ばれ乱暴に渡されたデイバックの中に実は「ドッキリ大成功」とか書かれた紙が入っているんだと
一縷の望みを託し森の中に逃げ込み中をひっくり返してみたが望んだものは出てこず草の上には
地図やらコンパスの類が広がっただけだった。
ただその中で異彩を放っていたのは一本のコンバットナイフ
鞘に納まってはいるもののそれは明らかに人を傷つけることのできる武器だった。
夢でも幻でもなく現実に自分がバトルロワイアルに巻き込まれている。
もう死んでしまった彼の芸を見ることも、声さえも聞くこともできない。
それが他人の手によって自分の目の前で行われた。
いつ自分がその死体の仲間入りするかわからない。
その事が後藤の脳内を恐怖で埋め尽くし彼をそこから一歩も動く事を許さなかった。
そんな後藤の耳になんの前触れもなくぱぁんという破裂音が響いた。
驚きながらも必死に声を漏らさぬよう両手で口を塞ぎ身を縮こませた。
その音は銃声のように聞こえ、すぐそばで殺し合いが行われているという危機感を後藤に募らせた。
暑さのせいの汗か、それとも自身の冷や汗か、それが頬を幾筋もつたい地面の上に落ちていく。
破裂音はその1回のみ。しばらく辺りは静まり返ったが夏の風物詩ともいえる蝉の鳴き声が再び響き渡りはじめた。
後藤にとってはそれは永遠に続くと思われた長い時間だった。
ようやく緊張のピークから脱したものの間近で銃声らしき音がした以上自分が現在いる場所も安全とはいえなくなり
その場から離れるため必死で後藤は先ほど自分がぶちまけた物をデイバッグの中に突っ込んでいった。
その時、偶然にも後藤の視界に参加者名簿に書かれた相方の名前がとびこんできた。
名簿の順からして丁度自分の1時間前に出発した岩尾は今どうしているだろうか。
山田の死体に目を奪われていた為教室を出る彼の姿を覚えていない。
「アイツ、探さな…」
一人だとどうしようもないが二人なら、到底岩尾が頼りがいのある奴だとは思わないが、
むしろ優柔不断でイライラするだけだろうが、ただ一人でうずくまっているよりはまだ道はあるはずだと。
未だに足は恐怖に支配され思うままに動かないが、それだけではなく長時間同じ格好をしていたせいで
痺れてしまったのもあったのかよろよろになりながら木にもたれかけ後藤はようやく立ち上がった。
「どこにおんねん岩尾…ま、どこにおってもあの特徴ある顔とうっすい頭でわかるけどな。」
募る恐怖を誤魔化すためにひとり言をつぶやき後藤は森の中を歩き出した。
「アイツの事や、『えー、これドッキリやなくマジもんなん?』とか言うてなっさけない顔してるんやろうな…
俺も人の事は言えへんけど、会ったらそんな素振り見せたらへんぞ」
そう、普段どおりの表情で、自分がビビっていた事を悟らせない為にパンパンと顔を叩き気合を入れた。
用心の為、茂みの中に隠れながら歩いていたが10分もしないうちに茂みが途切再び次の茂みを探すために辺りを見回した時だった。
唐突に倒れている人間の腕が見えた
誰?と思う間もなく後藤の体は無意識にそちらの方へ向かっていた。
ドサっという音を立てて後藤の肩からデイバッグが滑り落ちる。
「・・・・ウソやん」
目の前の光景が信じられずその言葉しか出てこない。
茂みの途切れた先倒れていたのは、後藤が探そうとしていた相方、岩尾だった。
即死だったのだろうか、目を閉じることもなく地面に力なく倒れ致命傷となったであろう傷口からでた血が地面に広がっていた。
「岩尾…寝てんのか?」
再び足がおぼつかなくなりながらゆっくり倒れている岩尾の元へやってくる。
「まさか、まさかやろー?くっさい芝居しくさって。岩尾、おいお前、ぜんっぜんヘタやん、お前が俺を騙そうやなんて、
100年早いんじゃ!なんやねん、今さら死んだフリなんかして、そんなんに今更俺は騙されへんぞ!
第一ブサイクな顔が今余計ブサイクになって…見るに耐えられへんわボケー!」
きっとこう言えば『もぉ、何でわかったんー?』やら『そこまで言う必要ないやん』とか言いながらゆっくり地面から起き上がる。
そう後藤は信じていた。
例え岩尾の様が先ほど教室で死んだ山田と全く同じような状況でも岩尾が起き上がれば
やはり山田も死んではおらずやはりドッキリだったのだと。
だが、そんな願いは届くはずもなく呼吸をしていれば上下するであろう胸も何もかもピクリともしない。
「ウソやろ、ウソや…」
そう呟く後藤の頬を再びつたうものがあった。
しかし今のそれは汗ではなく彼の目から流れでるものである。
後藤の指が恐る恐る倒れている岩尾に触れる。
その岩尾の体はまだ暖かく死後硬直も始まっておらず柔らく生きている時となんら変わらなかった。
だが間違いなくて全ての生命活動を停止している岩尾の骸は沈黙を保ったままそこに横たわっていた。
「こんなんウソや言うてくれ!頼むからや、岩尾動け、動けや!」
後藤が岩尾の体を揺する度傷口から血が流れ出す。
辺りには血の匂いに混じり仄かに硝煙の匂いが漂っている。
ふと後藤は思い立った。
つい先ほど自分の近くで聞こえた破裂音。
あれが紛れもなく銃声だったなら、それは岩尾の命を奪った音であった。
その音を聞いた時、自分は何をしていた?
歩いて10分もしない場所に自分はいて、恐怖のあまり一歩も動けないでいた。
岩尾が死んだ瞬間側にいたはずなのに何もできなかった。
むしろ、もっと自分が早く行動を起こしていれば岩尾と合流し、
行動を共にでき、そして、今この場所で岩尾が死んでいる事もなかった。
「あ…あぁ…うああああああああああっ!!!!!」
大声を出すという行為は他人に自分の存在を知らしめ身を危険に晒す事であることを忘れ
後藤は声の限り叫び岩尾の体に縋りついた。
怒り、悲しみ、悔やみ、憤り、恨みといったありとあらゆるマイナスの感情が
後藤の脳内と精神を支配し尽くしていった。
「…は、はははっ、ははははははは!!」
やがて後藤はゆっくり岩尾の骸から離れながらも笑い声をもらす。
その表情はつい先ほどまで恐怖に怯えきっていた男の顔ではなかった。
頬は変わらず涙で濡れているが目は血走り狂ったような笑みを浮かべている。
「安心せいや、絶対にお前の仇はとったるから…」
そういうと後藤は岩尾の両手を胸の上に組ませた。
続いて開いたままの目を閉じてやるために後藤が手を岩尾の瞼に乗せた時ふたたび後藤は笑い声をあげた。
「そうや、お前を撃った奴見つけたる…絶対に、絶対に許さへん」
後藤は先ほど落としたデイバッグの中からコンバットナイフを取り出し鞘から刀身を抜き出す。
そして閉じられていない岩尾の目にコンバットナイフを刺し両方の眼球を抉り出していく。
勝手がわからないのか時間がかかったもののナイフはその目的を遂げる事ができた。
「はははっ、そうやって側で見といてくれや…岩尾」
抉り取られたその眼球は血に塗れまるで後藤の手の上で血の涙を流しているようだった。
その涙が己の末路を嘆いたものなのか、相方の常軌を逸した行動を哀れんだものなのか、
その問いに答える事もできず二度と口を開かぬ岩尾と恍惚の表情で眼球を持った後藤の姿を
ただ夏の強い日差しだけが照らしていた。
【フットボールアワー 後藤】
所持品:コンバットナイフ、煙草、ライター 、眼球
第一行動方針:岩尾を撃った奴を探す
基本行動方針:不明
最終行動方針:不明
【現在位置:森】
【8/15 15:27】
【投下番号:106】
今回はここまでです、つたない文章ですいません。
ちょ、後藤
どこにしまっておくつもりだそれ(((((;゚Д゚)))
後藤Koeeeeeee!!!!!
今回少し短いですが早朝から投下させて頂きます。
「嘘や・・・」
いつここの山田が撃たれた時も最初はまだドッキリかなにかだろうと思っていた。
全身穴だらけの山田から流れ出る大量の赤い血を見てもなお、ドッキリであることを信じて疑わなかった。
しかし彼を迎えたのはスタート地点に倒れている無数の死体、鼻に来る強烈な死の臭い。
死体から逃げるように森の中へと走り去り今に至る。
「嘘やって・・・」
森に入ってからの彼を迎えたのは発砲音。
幸い彼からは距離があるようだが、安心は出来そうに無い位置からである。
ふと彼は銃声の方へ顔を見やる、今この瞬間に誰かの命が消えていてもおかしくはない、むしろその可能性のほうが高いのだ。
そう考えると不安に駆られずにはいられなかった。
「嘘やないんか・・・」
これは本当に殺し合いをしているんだ。
いつ自分が死ぬかもしれない状況で、気付かないうちに死んでいるかもしれないんだ。
そしていつか忘れられていくんだ、プログラムで死んだ芸人の内の一人だという事すらも。
「嫌やっ・・・」
次に彼を迎えたのは誰かの自分の名を呼ぶ声。
その声に反応し「ビクッ!」っと体を震わせ、肩から荷物をずり落として腰を抜かす。
そして彼は自分の出した温かい液体に包まれて前のめりに倒れ込んだのだった・・・
―――彼の意識はそこで途切れた。
【FUJIWARA 藤本】
所持品:不明
第一行動方針:未定
基本行動方針:とにかく生きる
最終行動方針:未定
【現在位置:森の中(I-6)】
【8/15 16:08】
【投下番号:107】
以上です。投下ペース遅くてすみません
968 :
名無しさん:2006/09/28(木) 07:38:48
何これ
後藤が怖い
きもい
藤本は大丈夫なの?
973 :
名無しさん:2006/09/28(木) 12:05:57
何すか、これ
何か、したらばにキモスレ立ってる('A`)
975 :
名無しさん:2006/09/28(木) 12:24:27
したらばって何すか?
976 :
名無しさん:2006/09/28(木) 13:30:56
「芸能人なんて99パーセントの人間がプロデューサー・スポンサー・
事務所社長・パトロンなんてのと
日課のように寝まくって仕事もらってる。 」
・・・そう思えて仕方がない今日この頃。
「いつの時代のはなしだ」「そんな糞女と一緒にするな」「大きい事務所ではしない」「してるならもっといい仕事が・・・」
「さすがに18歳未満ではないだろ」「○○ちゃんだけは違うはずだ
977 :
名無しさん:2006/09/28(木) 16:40:51
アッー!
枕営業したければすればいいよ
その代わり下手だったらボッコボコに叩かれた上になかったことにされるから
そのつもりでどうぞ
272 名前: 林檎 ◆CaDyhnCamY 投稿日: 2006/09/26(火) 19:22:39
相談なのですが、高橋が泣けない原因を病気にするのはアリですかね?
273 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/26(火) 20:01:08
>>272 何かかっこいいですね、その設定。
個人的には、後天的なもの(プログラム参加のせいで病気になった)とか
ならアリだと思います。
274 名前: 林檎 ◆CaDyhnCamY 投稿日: 2006/09/26(火) 21:20:08
彼は元々お母さんの自殺など諸々があって色々精神がおかしい(といったら語弊があるかもしれませんが)
ところがあるようなので、プログラムが重なって精神的な病気になったという設定にするつもりです。
275 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/26(火) 23:09:20
>>274 笑えない過去とリンクさせるのはどうだろう…
実在の人物使って殺し合いさせといてなんだけど
だからこそ、死を含めてしまわない方がいいと思う
あんまりにもリアル過ぎる気がするよ
高橋詳しくないからわかんないけど、母親の自殺は重要ポイント?
277 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/27(水) 00:19:12
>>274 >彼は元々お母さんの自殺など諸々があって色々精神がおかしい
なんてこと言うんだお前
漫画やアニメのキャラクターじゃないんですよ
279 名前: 林檎 ◆CaDyhnCamY 投稿日: 2006/09/27(水) 07:05:35
>>277 そうですね、何と言葉であらわしたらいいかわからなかったんです、すみません。
深くお詫び致します。
280 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/27(水) 10:17:19
>>275 もう書き手さん、いなくなっちゃったみたいだけど、一応一部分だけフォロー。
高橋は前に雑誌で、家族に対してコメントする企画で、「自殺をネタにして
すみません」みたいなこと言ってた。
本人がネタにしてるなら、笑えない過去かは微妙…かもしれない。
281 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/27(水) 19:35:28
>>280 お前、死にたくなるくらい辛い目に遭ったこと無いんだろうな
あったかい環境で育ったんだろうな
282 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/27(水) 19:49:29
>>281 いや、正直あるよ。本気で親とそういう会話したこともあるし、全然あったかい環境でも無い。今は普通かもしれないけど。
283 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/09/27(水) 20:21:46
もうやめようよこんな話。大体本人がネタにしてるからって
他人がそんな不謹慎なことをネタに小説書く免罪符になるわけないだろ。
この企画自体が相当不謹慎なものだけど、せめて芸人さんの
目にはいったときにフィクションとして笑い飛ばせるようなもの書いていこうよ。
正直これ高橋や事務所の目に入ったらスレがなくなっても
おかしくないくらい不謹慎だぞ。
284 名前: 281 投稿日: 2006/09/27(水) 21:07:12
>>282 感情的になってしまった、すまん
本気で向き合える親が居て良かったな
大切にしろよ
>>283 全て同意
書き手の皆さん、スレ汚しすみませんでした
290 名前: 282 投稿日: 2006/09/28(木) 00:01:48
>>284 ありがとう。こっちこそごめん。できるだけ大切にするよ。
自分は身内に自殺者がいるから、つい普通の事みたいに思ってしまったのかも。
似た境遇でも、人によって感じ方が全然違うことを、もっと意識するべきだった。
>>283 確かに、リアルすぎるのは、場合によっては不謹慎ですね。
本当に皆さんスレ汚しすみませんでした。
983 :
名無しさん:2006/09/28(木) 17:43:14
感想が貰えなくて落ち込む、という感覚があまりわからない。
ほめられてプレッシャーを感じる、という感覚も同じく。
自分は書くこと自体が楽しいから、自分が楽しんでやってることで
他人も楽しんでくれるならそいつぁめっけもんだと思うんだけどね。
感想をたくさん貰ったときはそりゃもちろん嬉しいけど、それよりも何よりも話をひとつ書き上げたときが一番嬉しい、
そういうノーテンキな書き手もいるぞー。
…とチラ裏やここを見ていてちょっと言いたくなった。
('A`)
感想が「乙!」だけなのもどうかと思う
感想書けないから「おおー」と思って終わってしまう
なので自分の時も大して気にしてないなぁ
毎回山場があるわけでもないしね
987 :
名無しさん:2006/09/28(木) 19:45:18
感想書きたければすればいいよ
その代わり下手だったらボッコボコに叩かれた上になかったことにされるから
そのつもりでどうぞ
776:名無しさん :2006/09/27(水) 21:24:24 [sage]
俺はもう二度とあのスレに行かない
あんなことを書いた奴が存在したスレには、絶対に行かない
あいつをフォローしていた人へ
俺は自分語りをする気はないし、そんなことしたって
人生やり直せないから書かないよ
あそこにも書いたけど、親御さん大切にしろ
796:名無しさん :2006/09/28(木) 00:07:47 [sage]
さすがに肉親の不幸(だよな?)をネタに持ってくるのは違うと思う
あんまり詳しくなかったからどこで釘刺したらいいか分からなかったんだ
どうやら本人の自覚が薄かったようだな
気が向いたらまた見に来ておくれ
989 :
名無しさん:2006/09/28(木) 22:41:53
書き手の皆さんお疲れ様です。
後藤さん発狂怖い・・・。
鳥肌はオリラジの中田と戦って欲しい
991 :
名無しさん:2006/09/28(木) 23:58:20
うんうん
はいはい
ペニス
ペニス
ペニス
ペニス
ペニス
ペニス
ペニス
うんこ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。