エレキとラーメンズには絡んで欲しいね
>>907 まず顔文字をどうにかしろ、話はそれからだ
>>907 別に無理矢理オチ付けなくてもいいんじゃないの?
小林&枡野の大喜利コンビもチョト期待
枡野かー…前回は怖かったなw
今回はどうなんのかな
次スレは?
バナナとおぎやはぎも是非絡んで欲しい
>>917 君の席か
こうしてみると芸人同士で結構繋がりがあるもんだな
>>896 むしろそういう連中を一掃するのが目的のプログラムだったりしてw
容量とか平気なのかな?
投下は次スレのほうがいいのか?
>>920 今、360.35KBです。
500までおkなので、あと140KBってとこかな
ではでは。
>>718の続き
林を抜けると、少し大きな用水に突き当たった。
「あれ?民家向こうとったんちゃうん?川島道間違え…」
田村が頭に?マークを浮かべて尋ねると、頭にパシンと張り手が飛んできた。
「間違ってないわボケ!…ちょっとずれただけや……これ遡ったらちゃんと着くはず…」
川島はガサガサとポケットから地図を取り出し、目の前の景色と照らし合わせる。
じきに先刻ほんのわずか曇った表情がパァっと明るくなった。
「…!ほらな!合っとるやろ!!」
ふふーん!とかバーン!!とか、
漫画ならこんな擬音でも付きそうなくらい得意な顔をしてにこちらに地図を突き出してきた。
「…はいはい。じゃー行きましょかー」
「ちょぉ、無視かお前っ」
こんな川島の扱いはもう慣れてきた気がする。
コンビ組んでもう七年やもんな!………八年やったかな?
…まあ細かいことはどうでもええわ。
「…そろそろあれ付けとけよ。もう時間も結構経っとるし…先に誰かおったら色々面倒や」
「おう」
デイパックからそっと機械を取り出して電源を入れる。
その時田村は意識するでなく続けて他のボタンの内の一つを押してしまっていた。
ピッ、と電子音が辺りに響いた。
周囲に対して過敏になっていた二人の体は一瞬その場に硬直し、
暫くしてやっと音の発信源が解ると、溜め息とともに肩を撫で下ろした。
「…びびった…誰か時限爆弾でも仕掛けとったんかと思った…」
「どアホ!寿命三年は縮んだわ!」
「ちょ、一日に二回もどつかんといてや!差し歯取れる!」
「取れとけ。」
「ヒドッ!」
用水に沿って走って行くと、集落が見えてきた。
辺りにはまだ誰も居ないようだった。
やけに静まり返っていて、誰も居ないとわかっていても気味が悪い。
突然、鶏が道路を横切り、そのまま茂みへと消えていった。
二人は、最近やったバイ○ハザード4みたいや、と頭の中で同じ事を考えていた。
二、三軒中を覗いてみたが、やはり人っ子一人いなかった。
食料の類は、ごっそり無くなっている家もあれば、かなり残っている家もあり、まちまちだった。
その割につい最近まで誰かが生活していた様な跡さえ伺える。
それが余計に不気味さを引き立てていた。
比較的奥のほうにあった手頃な家屋を決めて上がりこみ、
(選んだ基準は、もし危険に遭遇した場合の脱出のし易さ、あまり目に付かない場所にある事)
ようやく一息つく事が出来た。
武器を手元から離して、家の中を見渡す。
ごく普通の生活空間。ありふれた和室。
なんだか嘘みたいやわ。
なんとなくそこらに転がっていた欠けた湯のみを拾い上げ机に置き、
時計を見ると、四時半をまわろうとしているところだった。
ふと田村が机に置いた簡易レーダーを見やると、妙な違和感を感じた。
そういえば。
「田村、さっきそれのボタン押したよな?なんか変わったとこあらへん?」
「え?あ…別に気にしてなかったからなー……」
そういうと田村は機械を持ち上げて色んな角度からそれを観察し始めた。
「………あ」
ぴたりとその動きが止まる。
「…何よ」
「前のと点滅の色変わっとる…つかなんか数字とかいっぱい出…」
「貸して!」
「ぁ!何すんねん!」
田村の抗議をスルーして、彼から掻っ攫ったばかりの物の液晶画面を覗き込む。
さっき見たときは緑色だった幾つもの点滅は、●から数字へと形を変え、その内の数個は赤くなっていた。
左上には、おそらくだが、参加者の残り人数。
「…!」
川島の表情が陰ったのを、田村は見逃さなかった。
「?どうかしたんか?」
「……減っとる…」
「え…」
嘘やろ?
やってまだ始まってから少ししか経っとらんやん…何で?
もう誰か居なくなったん?
誰かが殺したんか?殺されたんか?
もう誰か居なくなったん?
ぐるぐると頭の中を巡る自問自答。
その中に混じるあの声。
人を小馬鹿にした様な、あの声。
「「当たり前やないか。誰だって結局最後は自分が可愛いんやもんな」」
「「あの人も…あいつも…あいつも……もう死んでもうたかも…」」
生きていると信じている仲間達の死の映像が、脳裏に映し出された。
所詮自分の頭の中だけの空想。だけどそれはやけに生々しくて。
冷や汗と共に正気に返る。
「煩い!!!!!!」
「ぅお?!なんやなんや?!俺何か悪い事言うた?」
田村は突然静寂を破って発された大声に驚き、バランスを崩してこけていた。
「…田村」
「ん…」
「番号リスト有るやろ。今からこれみて番号言うから、チェック付けてって」
「…わかった」
そう言って田村に向かって鉛筆を差し出す川島の頭の中には、ある小さな決意が宿っていた。
【麒麟 川島 明
所持品:ライター 煙草(開封済) 眼鏡 ベレッタM92F 予備マガジン×1
基本行動方針:首輪の外し方を探す。攻撃してくる相手には反撃する
第一行動方針:相方を守る
第二行動方針:仲間を探す
最終行動方針:ゲームの中止】
【麒麟 田村 裕
所持品:ライター 煙草 簡易レーダー 鉄パイプ 煙幕×5
基本行動方針:首輪の外し方を探す。攻撃してくる相手には反撃する
第一行動方針:相方を守る
第二行動方針:仲間を探す
最終行動方針:ゲームの中止】
【現在位置:民家】
8/15 16:27 投下番号【038】
少し投下ペース落とそうと思います。
でも麒麟はまだまだ書きたいことがあるので!
I WILL BE BACK します!
俺はもう一度ここに帰って来ます!
乙!超乙!
帰ってくんの待ってんよ!
書き手さん乙!
「I will be back」頼むw
芸人データベース、書き手やこれから書こうとしてる人から
「この芸人のこういう情報が知りたい」とリクエストがあるといいかも
みなさん乙!
はー、どの話もおもしろい。これから誰と誰が絡んでいくのか楽しみだ。
>>927 乙です!
川島の葛藤とこれからの田村の発言wに注目してます!
川島、前みたいにマーダー化はしないで欲しい…
書き手の皆さん、超乙です!
無茶苦茶面白いです
夏は終わるが無理せずガンガッテ!!
意外なところが知り合いだったり、仲良かったりするからな。
でもここで聞くの?やっぱりしたらばとかで聞いた方がいいのかね?
したらばのチラ裏とかに書いておけば、反応早いんじゃないかな
ところで兵士殺すのってあり?ちょっと気になった。
そんなことしたら首輪爆発されてしまうのでは?とオモ。
わざわざ芸人を配置してるからアリなんじゃない?
ルールの抜け道みたいな感じで、頭がいい芸人がやりそう。
そっか。バカな質問ごめん。そりゃそーか。
芸人を兵士にしてわざと殺させるんだと思ってた
政府が好きそうな感じがしたから
あんまり売れてなかったり超若手の芸人を兵士にして
参加者を事故にみせかけて逆恨みで殺そうとしたり、
返り討ちにあったり、作戦で殺されたりそういうのも面白いと思う
兵士芸人はやっぱ中堅以上?DTとかありか?
兵士芸人は超若手とか売れてない若手を想像してた。
殺されてもいい感じの使い捨てみたいな。
プレイヤー VS 兵士 なんてことにならないよう 祈る
ライセンス投下します。
なんかPCの方が規制にひっかかっちゃってて携帯からの投下なので、
変なところあったらすみません
全員で殺し合い
生きて帰れるのはただ一人
ようするに
「勝ち残ればええわけや」
誰に言うでもなくそう呟くと、
側にいた他の芸人が息を呑むのが聞こえた。
が、全く気にせず考察を続ける。
問題はどうやって勝ち残るか。
勝ち残る=殺し合いに参加というわけでもないだろう。
進んで殺さなくても、他の奴らが勝手に殺し合ってくれる事も考えられる。
では、自分は、どうするか。
「26番 井本貴史」
そこまで考えた時自分の番がまわってきた。
…まぁいい。あとの事は武器を確認して、それから考えよう。
その時点で、彼の頭の中に『相方』の事はなかった。
【ライセンス 井本貴史 所持品:未確認
基本行動方針:考え中
第一行動方針:作戦立て
最終行動方針:生き残り】
【現在位置:教室】
【8/15 12:26】
【投下番号:039】
乙!
井本マーダー化するか?
楽しみだ。
これだけ人がいると、マーダーもそれなりに数いないと終わらないだろうしなw
ラーメンズ投下します。
今後はもうちょっとペース落として投稿すると思います。
誰か来る。
小林は息を呑んで視線を足音の方向へ向ける。
「賢太郎どうし」
「シッ」
ガサガサと、熊笹を分けながらゆっくりと足音の主はこちらへやってくる。
音の様子からすると相手は1人だろう。いつのまにか蝉の声も聞こえなくなっていた。
一体誰なんだ。小林は目を細めて、相手の正体を探ろうとするが、顔が逆光になっていてなかなか判断が難しい。
だが、その細身の体には見覚えがあった。ずっと前、同じ時期にオンエアバトルに出ていた芸人。
そして、出発する前からどん底に落とされていた、男。
「あれって…たしかいつもここからの…」
片桐の小さな声が小林の耳に響く。いきなり大変なのに会ってしまった。
もし、彼の武器がはずれだったなら何とかねじ伏せることも出来るかもしれない。
でも、当たりだったら?
「………………」
近づくにつれ、彼―――いつここ菊地が何かつぶやく声が聞こえてきた。
手に持っているものが時折ギラッ、ギラッと怪しい光を反射する。
熊笹を掻き分ける乾いた音と、何かつぶやく声、そして自分の心臓の音だけが2人の聴覚を支配する。
「……じゃえば……どうでも………」
段々言葉が明瞭になってくる。壊れたレコードのように、菊地の口は虚ろに言葉をつむいでいる。
小林の背中を冷や汗が伝う。一番最悪なパターンが頭を駆け巡る。
片桐を見ると、息をしないように必死で口を押さえているようだ。額からは暑さのためではない汗が噴き出している。
菊地はまっすぐこちらへ近づいてくる。恐らく、ラーメンズのいるところはもうばれているのだ。
コントでしか使ったことのない長い剣を持って、小林は構える。
菊地の声が、ついにはっきりと彼らの耳を打った。
「みんな…死んじゃえばいい…もう…どうでも…いい…」
そうつぶやきながら菊地は小林の脳天めがけて振り下ろした。
「チッ!」
小林はそれをさけながら、手にした剣で相手の包丁を払おうとする。
金属のぶつかる音が、静かな森に響いた。
「賢太郎!?」
「仁、逃げろ!」
「でも!」
「いいから!」
「…っらぁ!!!」
小林の制止も聞かず、片桐は思い切り菊地に体当たりを食らわせた。身長175cmにして45kgという細い体は、この攻撃に耐えられずに地面に倒れる。
「…くっ」
胸部を攻撃された苦しみで、菊地が起き上がるタイミングが少し遅れた。
これ幸いと、2人はデイパックを背負って闇雲に走り出す。
デイパックを背負っていれば、もしあの包丁を投げられても鞄があれば防ぐことが出来る。そんな判断だった。
熊笹を掻き分けて2人は走る。ガサガサという音だけしか聞こえない。ただ、死にたくなかった。
小林は片桐以上に必死だった。菊地から伝わってきた虚無が小林の心をぞっとさせる。
自らを守ろうとなどしない、捨て身の戦い方をする者は何よりも恐ろしい。
何も映さないあの目を振り払うかのように小林は時折目を閉じた。ただ、怖くて仕方なかった。
2人はただ、生を渇望する気持ちでいっぱいだった。
お互いの姿も見えなくなるほどに。
どれくらい走っただろう。片桐は勢い良く熊笹の森を飛び出した。
「っは!はあ、はあ…」
舞台で鍛えたとはいえ、あの距離を全力疾走するのは32歳の体にはこたえる。
心臓が割れるような痛みに片桐はその場にうずくまる。もっと体力つけなきゃな。あ、もう意味ないのか…
「危なかったぁ…死ぬかと思った…なぁ、けんたろ…」
小林はそこにいなかった。ようやく収まりかけていた動悸が、またぶり返す。
「賢太郎?」
立ち上がり、いくらあたりを見渡しても、さっきまで隣にいた相方の姿はなかった。
すぐに森の中から出てくるかと思ったが、そんな気配も感じない。熊笹を掻き分ける音はもう聞こえない。
森からの風が、呆然と立ち尽くす片桐の長い髪の毛を後ろになびかせた。
【ラーメンズ 片桐
所持品:マーライオン
第一行動方針:賢太郎を探す
基本行動方針:賢太郎の言う事を聞く
最終行動方針:あんまし考えてない。
現在位置:広場】
【ラーメンズ 小林賢太郎
所持品:フェンシングの剣
第一行動方針:不明
基本行動方針:コントのことを考える。
最終行動方針:舞台に戻るために、ゲームを終わらせる。
現在位置:不明】
【いつもここから 菊地秀規
所持品:出刃包丁
第一行動方針:不明
基本行動方針:不明
最終行動方針:不明
現在位置:不明】
【8/15 13:00〜14:00頃 】
【投下番号:030】
いつここ菊地はフリーにします。
うわー続きすげー気になるwww
書き手さん乙です!
乙です!
ラーメンズ別れたー。一人にしとくとどちらも危なっかしい気がするw
話の内容もさることながら菊池の体型に驚いた
菊池を拾う人がいたら回想シーンでもいいから
山田をちょっと出してあげて欲しいw