ヤクルト・ラミレスが“お立ち台恐怖症”に陥っている? 11日に広島戦で3打点すべてを自分のバットで叩き出したラミレス。
当然、ヒーローインタビューのお立ち台に上がるものと思われたが、何とこれをやんわりと拒否したのだ。
「今日はイシカワがいいピッチングをしたから、イシカワに譲るよ」と言って、足早にクラブハウスに引き上げた。確かにこの日先発の石川は7回1失点の好投だったが、
先制タイムリーに勝ち越しの23号2ランを放ったラミレスの方がインパクトは大きい。
「ボクは必要なときに必要な場面で打ったというだけ。イシカワがよく投げたし、バックもよく守った。それでチームが勝てたのが一番」と、ラミレスは言う。
だが、ここまでヒーローインタビューから遠ざかってしまうと、心配になってくるのが「新ネタ」の賞味期限切れだ。
今季からラミレスはお笑いコンビ、レギュラーの「あるある探検隊」をパクったネタをヒーローインタビューの際に披露することになっている。
ところが、これまでに実現したのは4月29日の阪神戦1回だけ。ファンの多くがその存在自体を忘れているというのが現実だ。おまけに本家の「あるある探検隊」も最近はマンネリ気味。
ラミレスは、「パフォーマンスは機会があればやりますよ。ネタ自体が古くなってきている? うーん。確かにね。
でも何とか盛り返してみせますよ」と苦笑する。サービス精神旺盛なラミちゃんは、ネタの鮮度が気になるらしい。果たして、神宮の杜に“笑い”を取り戻すことができるかどうか…。
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_08/s2005081211.html