「直子ー! ご飯よ。降りてきなさい」
母の呼ぶ声で我にかえった。
「はぁい。いま行くー!」
現実に戻って冷静になると、制服のブラウスをはだけスカートをめくりショーツを脱ぎ、あまつさえ液体ノリのチューブを挿入している自分の姿。
いやらしいというより、大馬鹿者じゃないかと思った。
何はともあれ、普段着にきがえて一家団欒の席につかなきゃならない。
先ほどまでときめいて受けいれたはずのチューブを、妙に醒めた気分で引き抜こうとする。
「くっ」
意外にも深く呑みこんでしまい、咥えこんで離さないあたしの秘部。
「はぁぁ……んっ」
静かに息を吐いて体の力を抜く。内襞を滑り吐き出す感触に、ぶるっと背中に震えが走った。
くち。
粘着質の音を立てて抜き取る。
「あ……」
先端が去っていくとき、また小さな声を漏らした。甘い響きが混じっている。入り口を擦られる刺戟に、心より体が素直に反応する。まだ欲しいとその場所が新しい潤みを生んでいた。