>>632 × 二人が持っている石でないと怒り得なかった
○ 二人が持っている石でないと起こり得なかった
誤字の上に一人でずらずらと書いて申しわけありません。
つたない文章ですが楽しんで頂ければ有り難いです。
出てくる人たちの上下関係が分からなかったので、とりあえず敬語を使わせました。
おかしいところがあったら指摘してもらえると有り難いです。
失礼します。
それでは、予告通り2丁拳銃が『黒』に入った理由のお話を。
ひゅ…、ぱし。ひゅ…、ぱし。先程白の名も知らぬ若手から奪った石を弄ぶ。
「楽勝やったな。」修士がそういうと小堀は俯き、そやな…と悲しそうに答えた。
「…どないしたん?今日はそんなに石、つかっとらへんやろ?」「川島君のこと、思い出してん。」
川島明。田村も勿論強かったが、川島にはもっと、強い意志が感じられた。
「んで?川島が、どないしたん?」「お前に似てる思て。」「何?男前な所が?」
修士が冗談っぽく言うと小堀はちゃうよ、と苦笑しつつ言った。
「優しすぎる所やな。あん時、俺がドジんなきゃお前は今頃きっと【白】の人間やったのに。」
「…阿呆、いらん事いうな。」修士は軽く小堀の頭を叩いた。
― 運命 ―
麒麟の二人が石を拾う、一週間ほど前。修士と小堀は既に力に目覚めていた。
彼らは襲ってきた悪意のこもった石――つまり、黒の石を封印したりしていた。
丁度その日も、石を封印した帰りであった。
「…やぁ、小堀君、修士君。」「設楽さんやないですか。」小堀が言う。
「あのね、ちょっと用があるんだけど。」「…何ですか?」
「【黒】に、入らない?」小堀、修士には設楽の言っている意味が理解できなかった。
「はっ!?嫌にきまっとるでしょう!」修士に続き、小堀も言った。「断固拒否。」
「…僕、頭の良い人が好きなんだ。だから、ね?」 にっこりと設楽は微笑む。
「自分の運命を受け入れようとしない馬鹿は、嫌いなんだ。」
ぞくっ。嫌な汗が、流れた。
「もう一度、聞くよ?仲間になる気はない?」
続き
「ある訳、ないでしょう。」「断固拒否、っちゅー文字の意味辞書で引いたらどうです?」
「…そう。でも、僕らは君たちが欲しいからね。力ずくで、なってもらおうかな?」また設楽は微笑んだ。
「上等やっちゅーねん。」小堀、設楽が構えると同時に設楽は姿を消した。
ズン。小堀に、強大なプレッシャーとは違う、威圧感のある言葉が圧し掛かる。
『君らは、弱い。そのまま攻撃すれば必ず君らは力を失う。そのまま、じっとしてなよ?』
ガクン。小堀はその場に座り込むしかなかった。「小、堀?」修士が呟いた。
設楽はポケットからダイヴァーズナイフと黒い欠片を二つ取り出し、1つを小堀に飲ませる。
そしてナイフを小堀の首元辺りにやった。
「さぁ、どうする?」修士に選ばれた道は、1つだけだった。
「…ほんま、ゴメンな。」「せやから、気にすんなて!俺とお前はコンビやろ。運命共同体っちゅーやつやろ。」
「…さんきゅ、な。」
この運命から、逃れることは出来ないのだろうか。
エンド
今時間無くて全部は読めてないけどパッと流し読みで新参者、文章の書き方よいね。
(なんか名前のせいで自分が上司になってる気がするのは気のせいかだろうか)
新参者さん、一発でファンになりました
応援してます
新参者さん、ポイズンかっこ良かったです。また次も読んでみたいです。
ポイズンかっこいい〜。
かっこいいけど、指示されたことを果たせなかった二人は
いつぞやのスタッフみたいに戒めを受けることになるのかな。
642 :
名無しさん:05/02/05 23:00:21
保守age
638さんと被るんですが、ざーっと読んだだけでも面白そうな匂いがプンプンしますね
楽しみです
新参者さん、面白かったです!!今度投稿なさる時はトリップを付けると良いですよ。
645 :
名無しさん:05/02/06 01:32:34
うん
新参者さん乙です。文章が読みやすくて良かったです。
短編なんかじゃなく是非本編に入れて欲しいくらいですよ。
川島さんが持って行った石がポイズンがアメザリから取り返した石ということに出来れば、
此方の話で上手く繋げられるのですが…如何でしょうか。
もし其方で番外編の続きがあるならばスルーしていただいて構いません。
こんにちは、皆さん感想有り難うございます。
反響がすごいので戸惑ってしまいました。
番外編をどうするかですが、ここで話し合うとまずいので
したらばネタバレスレにまとめることにします。見てくだされば有り難いです。
それでは、諸連絡だけで申しわけありません。
皆さんの新作楽しみにしています。
今頃すいませんが、遅れてきた青年はタイトルです。
まとめサイトさんを見て気づきました。
何も入れないと全然分からないですよね。すいません。
名前兼タイトルということでお願いします。
感想を下さった方ありがとうございました。
そして、ピンクの医師は石の間違いです。
重ね重ねすいません。
以下566のキング短編続きです。
高橋は、冷蔵庫の中から糠床の入ったタッパーを取り出した。
外からは、雨だれの音が聞こえてくる。
糠床をかき混ぜるのは、高橋の夜の日課だ。
糠を丹精込めてかき混ぜていると指先に何か硬い感触のものが当たった。
小石のようだ。
勝手に釘を入れるのをやめろといったから父はこんなものを入れたのだろうか。
高橋にとって、糠床は大事な一人娘、その中の茄子やきゅうりは目に入れても
痛くない孫のようなものだ。そんなところにこんなどこの馬の骨ともわからない
石をいれるなんて。
全くガキじゃあるまいしと腹を立てる。
窓から捨ててやろうと思いその前に手を洗うついでに石も洗った。
黒っぽい小さな丸っこい石。
その辺に落ちていたにしては、表面が磨きこまれたようにつるつるしている。
ひょっとしたら、父が釘のお詫びにと糠漬にいいからわざと入れた糠漬グッズ
の一種なのかもしれない
そう思って高橋はその小石を取っておいた。
翌日父に聞くと自分が入れたものではないといった。
−ひょっとしたら、あれなのかもしれない。
高橋は、その日石を持って出かけた。
>>648 「遅れてきた青年」さん待ってました〜。
去年、バナナマンとキングオブコメディのトークライブで聞いた話が
入ってて嬉しくなりました。続き待ってます!
その日はアンジャッシュの番組に呼ばれていた。
番組の収録までの待ち時間に高橋は今野に何気ない風を装い声をかけた。
「トイレ一緒にいこうよ」
「なんでだよ」
そういいながらも今野は素直についてきた。
トイレに着くと今野は、こっち来てといいながらトイレの隅へと高橋を呼んだ。
今野は、あたりをうかがってからポケットから石を取り出した。
「これ」
「お前もかよ」
そういいながら高橋もポケットから石を取り出す。
「犬の散歩してたときに拾ったんだよ」
「犬がウンコしたところに落ちてたんだろ」
「離れてたよ」
「それはいいけど、これってあれだよなあ」
「あの話って本当なのかよ?嘘くせえ」
二人も以前聞いたことがある芸人の間で出回っているという石の話。
高橋が口を開こうとしたとき、水を流す音がして二つあるうちの一つの
個室のドアが開いた。
児嶋だ。
思わず石を隠そうとする二人にいいからいいからと言いながら、顔の前で
手を振っている。うんざりしたという表情だ。
「お前らのところにも回ってきてたのかよ。JCA生まで全員持ってんじゃ
ねえの」
また、水を流す音がした。
「おい、冗談になってねえぞ」
もう一つの個室からため息をつきながら渡部が出てきた。
一体いつから二人は個室の中にいたのか、そう聞こうと高橋がまた口を
開きかけると渡部が洗った手をペーパータオルで拭きながら話し出した。
「お前ら石の噂はきいたことあるよな?」
そして手短にこの不思議な石をめぐる話をした。
もちろん矢作の話も。
「どうして今まで話してくれなかったんですか」
しかし、高橋も今野も事務所内を包む不穏な空気には気づいていた。
そして皆がなぜか二人を避けるような態度をとっている事にも。
普通に接してくれたのはCUBEの二人ぐらいだ。
渡部と児嶋は二人に協力を求めていた。
白ユニットに入って石の封印に協力しろというのではない、ただ矢作の事
だけには協力して欲しいと。
二人とも矢作の異変には気づいていた。
仕事の疲れがたまっているのだろうかと心配してはいたのだが。
「もちろん協力しますよ」
空気を読まない現代っ子キャラが売りの今野も神妙な顔でうなずいている。
「ところでお前ら自分の石の力がなにかわかったのか」
渡部が真剣な表情を崩さないまま聞く。
「まだです。だって昨日手に入れたばかりですよ」
「まあ、児嶋も時間かかったしな」
渡部はちらっと児嶋を見た。
「人によるんだよ。ちょっとしたきっかけで使えるようになったりするよ。
まあ、コントをやってみるのもいいかもしれないな。
アンガールズの山根君なんかコントをやると使えるんだよな」
その夜高橋は、自室の整理ダンス相手に不毛なツッコミをつづけていた。
自分の馬鹿馬鹿しい行動に嫌気がさし、ごろんと布団の上に寝転がった。
―やっぱりライオンに噛み殺されたい人、はまずいよな
そう思いながらもう一度タンス相手にコントを開始しようとすると机の上
に置いた携帯が鳴り出した。
今野からだった。
今野は興奮した声で話しだした。
「ぼーっとしてんじゃねえよ」
そういいながら、今野は高橋に缶コーヒーを差し出した。
いつのまにか、部屋の中に皆が戻ってきていた。
雨ももう止んだようだ。
「これ、おごり?」
「さっさと飲めよ。そろそろ俺らの番だぞ」
「・・・サンキュー」
高橋は、まだぼんやりとした頭の中で石の事を考えなが缶を開けた。
―結局俺の力って
缶を口に持っていこうとすると後ろから急に肩をたたかれた。
びっくりして、コーヒーをこぼしそうになる。
「がんばれよ、遅れてきた青年」
児嶋がにやっと笑って言った。
今回はここまでです。長いですが次で終わります。
リアルタイムの感想うれしかったです。
お試し期間中。さんすいません。私もお試しさんのキングの方が読みたいです。
キングが黒というのが、高橋はともかく今野が意外ですね。
でもすごく面白そうです。
上の方で、白に協力みたいな感じに書いてしまいましたが、話が全く進んで
いないので、黒につかせるという流れにも持っていけるのではないでしょうか。
無責任ですいません。
それとお試し期間中。さんの考えてらっしゃるキングの力も知りたいです。
お話しの方も私も気長に待ちます。
>>648-653 リアタイ更新乙でした!
此方の話はまだ手直しするところが沢山あるので、話を書き換えるのは
◆5X5G3Ls6lgさんのお話を全て拝見してからにしたいと思います。
続きがとても楽しみです。
最近新作が一気に増えて嬉しい限りです。
皆さんのお話、どれも続きが気になって仕方ありません。
自分も早く続きを上げられるように努力しようと思います…;では。
>648-653
またまた新作来たぁっ!!
いやぁ、続き気になって寝れなくなりそうです。
私も遅れてきた青年さんだと思ってた;
これからも頑張ってください。
しかし最近流れ早いですね。
新しい書き手さん、皆書くの早すぎ・・・orz
凄いうらやましいっす。
御三人さんとも、すごく文章がお上手ですね!続きが読みたいです。
◆5X5G3Ls6lgさんのお話でキング高橋さんの意外な面を知りましたwお試しさんとうまく繋がるといいなぁ。
657 :
名無しさん:05/02/07 01:14:29
このスレ長いレスが読み応えありますな。
新作乙です!
アンジャッシュの二人の登場の仕方が面白かったですw
いきなりだったんでこっちもびっくりしましたよ(笑)
「遅れてきた青年」といいつつ、よく考えたらアンジャより年上なのがワロタ。
660 :
名無しさん:05/02/08 00:59:27
age
>>659 どちらかと言うと「遅れてきたオッサン」か…w
そろそろ次スレage
「enemy or friend?」
冬の夜風は、身を切るように冷たかった。
「わーきーたーさんっ!」
テレビの収録を終え、テレビ局から出てきた脇田の背後から、明るい声が響いてきた。
振り向いて立ち止まった脇田の目に入ってきたのは、同じ事務所の後輩の顔だった。
「品川・・・」
「今からちょっと飲みにいきません?」
インドア派の品川が自分から飲みに誘うなんてめったにないことだ。
最近、沈みがちの自分を励まそうとしてるんだろうな・・・脇田はそう気づいた。
後輩に気を使わせて申し訳ないと思う反面、そうやって気を使ってくれる後輩の存在がうれしかった。
しかし、今は到底飲みに行く気分になどなれない。
「いや・・・いいよ、俺どうせそんなに飲めないしさ。」
「そうですか・・・」
「・・・」
「・・・」
二人を気まずい沈黙が包む。
「・・・庄司、どうしてる?」
先に沈黙を破ったのは脇田だった。
「いつも通りですよ・・・ただ、石が暴走してた間のことは全然覚えてないみたいですけどね。」
「そうか・・・」
「庄司の石は脇田さんが持ってるんですよね?」
「ああ・・・肌身はなさず。」
脇田がポケットを軽くたたきながら答えた。
「どうもこの石の力は、持ってる本人がコントロールできないらしい。浄化してあるけど、今の庄司に持たせるのは危険だし、それに・・・」
「・・・そうですね。」
脇田の言葉は途切れたが、二人の思いは同じだった。
無駄な争いに、相方を、大切な後輩を、巻き込みたくはない・・・
「ま、いつか、折を見て庄司に返すよ。・・・!」
脇田の目が鋭く光った。
それと同時に、胸元のカルセドニーが赤く光る。
「来ましたね・・・こんな人通りの多いところで。」
品川も気づいたようだ。
ポケットに右手を突っ込んで、淡く白く光を発し始めたラブラドライトを握り締めた。
「とにかく早く、どこか人のいないところまで行きましょう。」
品川の言葉に脇田はうなずき、足早に歩き始めた。
数分後、彼らは人気のない倉庫の中で対峙していた。
月明かりに照らされて、四人の顔がぼんやりと浮かび上がる。
「林・・・家城・・・」
そこにいたのは、二人の事務所の後輩、カリカの二人だった。
林の口がゆっくりと動いた。
「こんばんは、脇田さん、品川さん・・・」
「お前ら・・・黒だったのか・・・」
品川は二人を睨みつけながら言った。
林はこともなげに答える。
「ええ・・・ある人が俺たちに正しい道を教えてくれたので・・・」
「誰だよある人って?」
「さぁ・・・お二人も良く知ってる人ですよ・・・。」
続いて家城が口を開く。
「お二人が、おとなしく石を置いていってもらえれば、危害は加えません。」
「ふざけるな!」
まずいな・・・
やりとりを聞きながら、脇田は必死に考えていた。
(自分たちの石は、戦闘向きじゃない。
口ぶりからして、カリカの石は攻撃の能力を持っているんだろう。
このままじゃ、不利だ。どうすれば・・・)
「脇田さん、伏せて!」
品川のつんざくような声に、脇田は我に帰った。
あわててその場にしゃがみこむと、背後でガツン!と大きな音がした。
振り向けば、ドラム缶がつぶれている。
「なんだよこれ・・・」
「脇田さん、こっちです!」
品川は近くのドアに向けて走り出した。
脇田もそれに続く。
走る途中、庄司のモルダヴァイドが脇田のポケットから落ちたが、それに気づくものは誰もいない。
「させるか!」
さらにその後ろから、林の放った白い塊が追いかける。
品川が、続いて脇田が転がり込むように部屋に入り、鉄の扉をしっかり閉めた瞬間、ドアの向こうで大きな衝撃音がした。
「おやおや、先輩、逃げてばっかりじゃないですか・・・」
ドアの向こうから、家城の嘲笑する声が聞こえる。
「何だよ今の・・・」
脇田がドアにもたれかかったままつぶやいた。
「林の力みたいですね。風を操ってるみたいです。」
「あの塊が風だってか・・・ドラム缶潰したぞ。」
「家城はどんな力を持ってるんですかね。」
「知らねーよ・・・眉毛がなくなるとかじゃねーの?」
ガン!
扉の向こうで、再び衝撃音がした。
「早く出てきたほうがいいですよ・・・俺の力を使えば、このドアをぶち破るくらい簡単ですから・・・」
まるで、笑いをかみ殺しているかのような林の声。
確かに、このドアを破られれば、この小部屋に追い詰められた格好になってしまう。
それは明らかに不利だ・・・。
「どうする、品川・・・」
「・・・俺がおとりになりますから、その間に脇田さん逃げてください。」
しばしの沈黙。
「そんな分の悪い賭けができるかよ。」
脇田の声は低く厳しかった。
「でも、少なくとも俺の力で、二人の気を引きつけることはできます。」
「その間に、俺の石を使ってあいつらの石を浄化できれば・・・」
二人はしばらく黙って見詰め合った。
部の悪い賭けであることに変わりはない。
しかし、他に手段はなかった。
「じゃあ・・・」
品川がドアのノブに手をかけた。
「行きます!」
ドアを開けると同時に、品川は石に意識を集中させ、目を閉じた。
まぶたの裏に、風に乗って飛んでくるドラム缶が見える。
反射的に右によけた品川の横を、大きな物体が通り過ぎていく感覚、そして背後の衝撃音。
目を開けると、ドアの向こうの林と目が合った。
「・・・あれを避けるなんて・・・さすがですね。」
「あれくらいじゃ、俺は倒せねぇよ。」
林の息がやや上がっている。
(力の使いすぎか・・・)
林に力を使わせれば使わせるほど、こちらのチャンスは広がる。
「でも、逃がしませんよ・・・」
林の髪の毛が風の力で揺れる。
品川は再び目を閉じた。
飛んでくる風の塊・・・今度は軽くかがんでかわす。
「だから、あれくらいじゃ俺は倒せねぇって言ってるだろ。」
林の目も、その後ろにいる家城の目も、明らかに狼狽している。
(今だ脇田さん・・・)
「わぁぁっ?!」
林の背後で家城の叫び声がした。
二人の背後に回りこんでいた脇田が、家城に飛び掛ったのだ。
「家城!目を覚ませ!!」
脇田は家城の握り締めている石を奪おうとしながら叫ぶ。
「家城!」
家城のほうに体を向けた林に、品川が飛び掛る。
「お前の相手は俺だ!」
風の塊が頬をかすめるが、気にしない。
もう少し、もう少しで家城から石を奪える・・・!
「家城!お前も力を使え!!」
林の叫び声に、家城は「あ・・・」と思い出したようにつぶやいた。
そして、家城の表情が媚を売るように変わった。
「わ〜き〜た〜さぁん」
「え?」
急にオカマ声になった家城に驚き、脇田は家城の顔を見た。
家城はにこりと笑って、ウィンクをした。
その途端、脇田は力が抜けたかのようにずるずるとしゃがみこんだ。
「脇田さん!」
「これでこの人はしばらく動けないよ。」
「家城、お前脇田さんに・・・っ!!!」
脇田に気を取られていた品川を、風の塊が吹き飛ばす。
品川は壁にぶつかって、うっ・・・と声をあげた。
「形勢逆転ですね・・・品川さん。」
相変わらず息は上がったままだが、林は怪しい笑顔を浮かべて言った。
余裕の笑顔にも見える。
「っ・・・!」
体を動かそうにも、体の痛みが邪魔をする。
(このまま、やられちまうのか・・・)
彼らとは遠く離れた床の上で、モルダヴァイドが強く輝いていることに気づく者は誰もいない。
林 克治
石:ユーディアライト (自然のエネルギーが理解できるようになる・赤)
能力:風を操る。風に乗せて大きなものを持ち上げて運んだり飛ばしたりできる。
風の塊によって直接攻撃もできる。
条件:ただ風を操るより、物を持ち上げるほうがエネルギーの消耗度は高い。
風をカーブさせることはできない。直線移動のみ。
何度も使うと、風のスピードが落ちたり操ることのできる風の量が減ったりする。
家城 啓之
石:ストロベリークォーツ (好意を伝える石・ピンク)
能力:オカマキャラを演じてウィンクをすることによって、相手の戦闘意欲を奪う。
効果は1回のウィンクで5分ほど。
条件:女装やメイクをすることによって効果が上がる。
また、必ずお互いに目を合わせていなければならない。
男性にしか通用しない。
何度も使用すると、効果の持続時間が短くなる。
突然投下してすいません。
ワッキーは以前にも出てきたことがあったので、それに少しでもつながればと思い書きました。
東京吉本の先輩・後輩の戦いです。
乙です。林さんのキャラをあまり知らないのですが、なぜ風なのですか?
>>670 読みやすいのに臨場感満載で、楽しませて頂きました!
ヤシ子の能力が緊張を削いでてw
続きも楽しみにしています。
ストロベリークォーツが此処で来ましたかw
石を調べてるときにやたら女性向けな石で使い難そうな石だと思っていたら…
ヤシ子が居ましたね。ナイス発想です。
続きが気になる終わり方ですね。
新作乙でした。
戦闘中にカマ言葉されたら、力抜ける前に笑ってしまいそうだ(笑)
しかし次が楽しみ。
期待させていただきますね。
乙ですー
ヤシ子の能力面白いですね
続き待ってます〜
容量が…499。500KBまでなのでヤバイです。
次の人スレ立てヨロ。自分はホスト規制かかってた_| ̄|●
678 :
名無しさん:05/02/11 00:10:09
とりあえずシャロンはトリップつけれ
名前欄にHN#適当な文字列な
そして次スレへ
危険なのであげ