「2ちゃんねる」で中傷、発信者情報の開示命令
消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)を巡る疑惑を報道したジャーナリストの
山岡俊介さん(44)、寺沢有さん(37)らが、インターネットの電子掲示板
「2ちゃんねる」で名誉を傷つけられたとして、プロバイダー責任法に基づき、
掲示板の管理者に発信者情報の開示を求めた仮処分申し立てについて、
東京地裁の平田晃史裁判官は9日、開示を命じる決定をした。
同法に基づき、正式な裁判で訴えが認められたケースは少なくないが、
より簡単で迅速な仮処分手続きで認められたのは異例。
申し立てなどによると、2ちゃんねるに昨年5―7月、36回にわたり、
山岡さんらの報道について「武富士への恐喝としかいいようがない」などと
中傷する内容が書き込まれた。
山岡さんらは昨年11月、同法に基づき、発信者のパソコンを識別できる
「IPアドレス」を開示するよう求める訴訟を起こした。
しかし、訴訟の進行が滞り、判決前に情報が消失する恐れが出てきたため、
今年3月、仮処分を申し立てていた。(読売新聞)
[4月9日22時14分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000514-yom-soci