◆◆　ダウンタウン part13　◆◆

あぼーん

タレント、芸人ってのは人気が出始めて、売れて、どこまで第一線でいるかがその人間の
本物の力なんだよ
さんまは２０年以上、ＴＮは１５年以上。人気にもサイクルがあって山と谷を繰り返しながら
飽きられずに、数年に一回は必ず話題をつくり、攻めの年、守りの年を見定めながら
今のポジションにいる。
ＤＴの場合はちと違って、山と谷を繰り返すような器用さや、世間の需要を見抜く先見性、
それに合わせる柔軟性がない。
興味対象としてなだらかに下降していって、それを引き戻すような発想力や頭がない。
このまま落ちていくよ。なにせ、さんまやＴＮより５年、１０年以上も関東でテレビに晒される
年数が少ないのに彼らよりも数字がとれないで飽きられてる

マツモトって発想豊かで、人が考えつかないことを言うとか言われてるけどさ、
まぁ論理的に話をくみたててしゃべることが出来ないから、それが出来なかったら
何も芸がないってことになるんだけど、要のその発想なんて、全然たいしたことない。
ゲストが何かいったら　
００００００て！　　　　そんなこと言われたら何もいえませんけど！
本当にワンパターンだよ。そんで、客は良く出来た舞台装置のようにつまんねーのに
手をたたいてゲラゲラ笑ってるしさ。それに視聴者もだまされちゃうんだよね。ドリフ笑い
でも笑いの中身が聞こえなくても、声に出さなくとも自然に笑ってるもんよ
視聴者はスタッフの笑いには一線ひいてるところがあるからね、ＤＴも作られた客を
呼ばないでスタッフでやってもらいたいよ。あの客はスタッフ以上にうまくできた客だけどね

坂本龍一氏曰く、
「ダウンタウンの原型は、権威を失墜させること。しかし、今は権威が崩れている。
この２、３年ダウンタウンが面白くないのは、以前は、まだ挑発すべき何かがあったが、
今は何も無いのがスタンダード。
例えば、初対面でいきなり人を刺すのが異常な事件になる社会では
ダウンタウンは面白かったが、いきなり殺して何が悪いのって言える社会になってしまった。
今の少年犯罪のパターンは、ダウンタウン的なものからきてると思える。」
「彼らの罪は大きかった、そして彼らを評価してしまった自分にも責任があるかもしれない。」
（２０００年『週刊文春』より抜粋）