確実にフットボールアワーに負けていたますだおかだ
204 :
2月8日放送室:
松本(以後松)「いいですか、去年の話というか。俺はね、まあ芸人の先輩方にいちゃもんつけるつもりはさらさらございませんけど。去年のM−1はどう考えても違うと思うねん。」
高「違う!絶対違う!」
松「でしょ?俺間違ってないよな?」
高「あれ、あのフットボールアワー?俺、フットボールアワーがダントツやったわ。いや、もしかしたら笑い飯もダークホースでああいう感じもありなのかもしれんけど、俺はネタの完成度はフットボールアワーやと絶対思ったけどな。」
松「せやろ?俺はその・・・ますだおかだ?悪いとはいわんけど、う〜ん・・・パンチがないというか、新しいトコにいってないというか・・・」
高「技術はあんねん、やっぱりダントツに。」
松「そう、それはそうやねんな。」
高「確かに技術力はすごいねん。稽古もしっかりしてるし、間もいいし、そこはやっぱりすごいわ。ただネタの良し悪しって俺はやっぱり発想を見たいねんな。ああ、そういう発想を持ってくるか!っていうそこを見たかったんや。」
205 :
2月8日放送室:03/03/10 08:48
松「そう、そこを見ていかんと漫才の文化は向上していけへんからなぁ。ますだおかだにはかわいそうやけど、従来あったものをちゃんとやってるなってことなのよ。」
高「そやね。」
松「それもそれでわかんねんけど、でもさらにさらにって上を目指してほしいやんか。笑い飯なんかは・・・まぁ、ホントにあいつらバカやしどうしようもなんやけどさぁ」
高「ははは!うん。」
松「でもな、なんや?あの捨て身のっちゅうかアホ丸出しの面白さ。」
高「そうそう、あれはあれでやっぱ面白いわ。」
松「だから俺は3組になった時、どうしよう?どっちかなぁ?って迷ったんや。」
高「俺もそうやったで。俺もどっちやろうって。」
松「ほいで、みんなも迷ってるから、俺と同じくフットボールアワーと笑い飯で悩んでるんやろうなって思うてたんや。そしたらますだおかだとフットボールアワーで悩んでたんや。」
高「うんうん。」
松「みんなその上でますだおかだを選んだのよ。結局俺と大竹さんだけがフットボールアワーだったのには正直ビックリしたけどな。」
206 :
2月8日放送室:03/03/10 08:48
高「だから、ネタの見方が違うんやろな。そこ(発想)を見る人と完成度を見る人と。完成度ってその、漫才を話術として捉えたら技術面も必要やから、そらぁますだおかだやろうっていうのもあったんやろね。」
松「う〜ん・・・」
高「だから長年やってきた上の人なんかは、発想力というよりも間であるとかそっちの技術面の方で点いれてるんやと思うわ。」
松「でもな、俺が若手の頃にいっぱいコンテストとか出てな、明らかに、ね、明らかに俺らの方が面白いやんけ!と。面白い上に今までにないアレンジを加えてたり・・・」
高「うんうん、挑戦してるやんけ、と。」
松「そう。で、笑いの種類も5分間の中にできるだけたくさん、多くの食材を食べていただこうと思って16品目くらいいれてたわけよ。」
高「あらあら、それはすごい。16品目も。」
松「うん。それなのに他のやつらなんやねん?3品目やんけ!って。あのボケとあのボケがいっしょやろ?はいはい、これとこれもパターン変えただけで基本的には同じやな?ってやると3品目くらいやんけ!って。」
高「ああ、他の芸人さんの漫才がね。」
松「そう。俺らは今までにない新しい笑い・違った笑いを入れていこうとしてるわけ。その点で明らかにうちらの勝ちやねん。その上笑いもっとってるのに、審査員に、うーん、いい勝負だねぇ、なんて言われたら・・・」
高「うーん、これは難しいねんなぁ。」
207 :
2月8日放送室:03/03/10 08:48
松「でもM−1が終わってから、若い子ら、お笑い目指してる子らとかホントにお笑いが好きな人たちは、かわいそうやけどフットボールアワーが優勝した感覚でおるで、かわいそうやけど。」
高「・・・うーん、まあそうかもしれんな。俺もそうやし・・・でも人それぞれやからしゃあないわ。」
松「ていうことは、やっぱりフットボールアワーが優勝しとかなおかしいねんて。それがね、いろいろあるわけ。ますだおかだは10年目やから後がないとか、去年吉本が優勝したから一回松竹もとか。」
高「うそー!そんなんあるかぁ?」
松「いや、ホンマにちょっとづつ個々の審査員にあったりして、ホンマにちょっとしかないんやけどそれが寄せ集まってなんかなってまうってことあるやん。」
高「まぁな〜。」
松「コンパとかでも2番目くらいにもてるやつが結局一番ええタレかくみたいなことってあるやん。」
高「まぁね。」
松「ホントにその日一番おもろかった奴がちゃんと優勝するように俺はしたいのよ。」
高「そらそうや。俺が審査員でもそう思うよ。ただ、ひょっとすると、ますだおかだがいい!ってホンマに思ってる審査員がおるかもしれんからな。」
松「いや、おるんやと思うよ。」
高「これ難しいトコやねん、俺らの価値観ではフットボールアワーやねんけどな。」
208 :
2月8日放送室:03/03/10 08:49
松「だから俺はもう傲慢やといわれようが俺がいいっていうもんはいい!間違いない!俺に乗っといたら!これが結論!」
高「なんや、結局それが言いたかったんかい(笑)」
松「いや、なぜ俺がいいっていうもんがいいって言い切れるかって言うと、例えば俺のオカンを殺した奴でもそいつがおもろかったら俺はそいつを優勝さすからね。」
高「う〜ん・・・」
松「フットボールアワーがうちのオカン殺して返り血浴びたままネタやったって、俺がおもろいと思って客もうけてて、あぁこれはいい!と思ったら俺はフットボールアワーに一票いれるからね。俺はそういう男やで。」
高「そういう男やで!って・・・うーん・・・わかったわ。」
松「じゃあ総括するわ。結局何が言いたいのかというと、俺が偉い!!」
高「こいつ、あほやで(笑)」