ふと、目を開けるとそこにはビートたけしが・・・。
たけし「ここにいる皆さんの中で・・・たった一名の”優勝者”が決まるまで殺し合いをっしてもらいマース!!」
僕達の戦いが始まった!!!
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/02 19:42
ん〜〜〜〜
冬厨の時代デスネ
岡村「僕達があのプロジェクトに選ばれたなんて・・・。」
山崎邦生「まじかよ・・・俺、結婚したばかりなのに。」
松本「浜田!何とか言えよ!」
浜田「・・・・ガクガク」
たけし「は〜い皆さん、殺し合いは今からスタートです。質問は有りませんね?」
鉄拳「はい!質問!」
たけし「はい、鉄拳君!」
鉄拳「なぜ僕達がプロジェクトに選ばれたんですか?」
たけし「よけいな話はするんじゃない!!!!」
たけしは、投げナイフを鉄拳に投げた。
鉄拳「ぐは〜〜」
ナイフは鉄拳のあたなに刺さった。
鉄拳 死亡
たけし「今からゲームを始めます。さぁ皆さん一斉に逃げてください。」
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/02 19:53
お前他の板でウケたからって・・・・
ウザー
ゴルゴ松本は必死に海の方に逃げた。
おもろい!!続けて続けて
>>6 そこには黒い人影、ゴルゴはそれをよ〜く見た。そしてその人影が相方
だと解り、ふおっと肩をおろしたとたん銃声が鳴り響いた。
その銃声の鳴った方へゴルゴは近づくと、そこには江頭2:50が倒れていた。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/02 20:06
その頃、ハリガネロックの二人は崖で抱き合っていた。
自作自演の悲しいスレ
終
ゴルゴ「大丈夫ですか!!!!!」
江頭「・・・・・・・・あ、あいつだ・・・ガク」
江頭2:50 死亡
江頭が指を指した方向を向くと、そこにはゴルゴの相方レッドが立っていた。
ゴルゴ「ま、まさか」
一方、とんねるずの2人と勝又の3人は山の方に逃げた。
1の文才がもちっとあれば栄えたろうに。。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:23
レッドはゴルゴに歩み寄り、気がつくと二人は崖で抱き合っていた。
ハリガネロック
TIM 結合
残り98コンビ
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:31
南原は探した。アイツは内Pメンバーと逃げているのか。
笑う犬メンバーに殺されていたりしていないだろうか...
すると、視界が一瞬白く反射した。「何だ?!」
ふと崖の上を見上げると、大多数のオヴァヲタが、白い肌の男の周りを
取り囲んで高笑いしていた。「内村!!!!」
「ナンチャン、あんた邪魔なのよ」「あたし達はウッチャンの為に独身つらぬいてきたの!」
ふと横を見ると、下○らしき女の遺体が転がっていた。「その女みたいになりたいの?!」
「さぁ!ナンチャン、アンタとはおさらばよ!ウッチャンはあたし達のもの!」
「南原ーーーーーー!!!!!!!!」
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:33
所詮モームスに頼るしかねーわな
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:39
「何?モームス?その言葉、あたしたちの前では禁句よ!」
>>17の発言は内村ヲヴァヲタを逆上させるには十分だった。
「若いからっていい気になるんじゃないよ!」
向こう見ずな厨房、
>>17を撲殺するヲヴァヲタ達。
ヲヴァヲタの手から一瞬離れた内村は、崖の下の南原めがけて飛び下りた。
いくらなんでも内村を受け止めるのは不可能だ。思わず避けたその瞬間、
丸い何かが南原の横にすべりこんだ。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:41
しかし、何でもなかった
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:44
中居「お笑いなんて楽勝、へっへっへへー」
キンキ剛「いや、お笑いはむずかしいですよ
僕真剣に悩んでますもん」
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:47
「内山!!」上々で拾ってもらった子役出身のデブタレントは、
内村を受け止めるべく地面に横たわった。内山の上に落ちた
内村は一回はねてそのまま転がった。どうやら無事らしい。
崖の上からは続々とヲヴァヲタが内村を追って飛び下りているが
そのまま死んでいる。
「オレはピン芸人ではない...どうか....肉を。」
そう言い残して、内山は息絶えた。
もう大丈夫だ...南原は内村を抱き起こし、
そのまま二人で立ち去った。
ウッチャンのヲヴァヲタ
内山くん 死亡
ウッチャンナンチャン 結合
残り97コンビ
(続く)
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 15:52
それからいろいろあって
残り2コンビ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 17:07
いろいろが重要だろ。
それを書けよ。
っつーか、どのコンビが残ったワケ?
23さん、22さんは可哀相な人なのです。
22さんもほんとはいろいろを書きたかったんです。
しかし、22さんは2年前に事故で腕が不自由になってしまったんです。
だから長文がかけなくてこんなことを書いてしまったんだと思います。
でも、とりあえず22の内容は完全無視で進めましょう。
それが22さんの無くなった恋人の為でもあるんですから・・・。
あ、続きどうぞ
25 :
( ´D`):02/01/09 21:43
上へまいりまーす
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 21:52
暗い森を疾走している影・・・それはラーメンズの片桐だった。
片桐はうっかり、武器の縦笛を落としてしまった。
しかし、あんなものが武器になるはずもない。一瞬立ち止まった片桐はまた走りだそうとした時
「!」
振り返ると、そこには縦笛を拾った中川家剛が居た。
「あ、あの・・・これ、あなたのですか?」
剛は片桐に近づいた。片桐は何故か赤面して
「か、返せよっ!」と叫んで剛に襲い掛かった。
「う、う、うわああああ!」
剛は思わずパニくって、縦笛を吹いた。
縦笛の綺麗な音が森に響く。直後、誰かの悲鳴。
片桐の額には、毒針が刺さっていた。剛の姿はいつの間にか消えていた。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 22:23
遠く消えていく記憶の片桐の脳裏に、あり得ないガタッ歯と
まゆげの男の顔が浮かぶ。
「今度の単独ライブも赤字なんだけど〜ちょっと頼むよ〜」
「ラーメンズさまさまだぜ。なっ」
でも…毒針が…。毒が体に回っていく…。
すると、ガタッ歯が自らのやつ歯でぷっと抜き取った。
「この針ちょーあまい」「お前のコレがどうなってもいいのか?」
まゆげの手には、苦労して発売前に手に入れた
R/C TECH ROID MS-06Sシャア専用ザクIIが。イヤだ!!
コイツは壊すかパクるか…ゼリー攻めだ!
急に現実に引き戻された片桐は、あわてて起き上がる。
気がつくと、バカ二人の姿は消えていた。
「…単独。本。ネタ。…どうすんの?」帽子と煙草がトレード
マークの眼鏡の男がぶっきらぼうに話し掛けた。「だいたい
いつまで寝てるの?どうする気なの?」…こわい…怒られた…
片桐は目を閉じた。…やっぱ…寝てようかな…。
ラーメンズ 結合
残り (たぶん)97コンビ
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 22:31
つまんねースレだな
1が一人でがんばってます(藁
残り一人(1クン)
つまんねーレスだな…そうつぶやいた
>>29は、
なんとなく
>>28にナイフを投げてみた。見事に頸動脈に
刺さって
>>28は死んだ。手を汚さずにすんでよかった。
>>28(今日も自主休校) 死亡
数える価値もないので放置
残り97コンビ
駄レスを漏れも返してしまった 逝ってきます
>>29 一般人 逝去
稲垣メンバーが愛車で暴走。
97コンビをひき殺す。
稲垣メンバー優勝!!
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 23:32
福田哲平は死の間際、彼を抱き起こしたアンタッチャブル柴田に言った。
「・・・オンエアバトルちっくの管理人は友達じゃねえ」
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 23:38
そういやあの管理人は紛れてそうだな。
「ボクも芸人ですから!意外とつおいですよ!」
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 23:40
>>33 ハゲシクワラタ
誰も奴を芸人と認めていなかったから誰にも狙われないまま終了。
気がつけば優勝とか言ったら鬱だな。そりゃつおいわ(w
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 23:42
自称芸人はイラネーヨ
たけし「稲垣メンバー、優勝の感想を・・・」
稲垣「イーダ、イーダ、アルカイーダ」
たけし「今年の抱負を・・・」
稲垣「テロ、テロ。テロに参加!スマップ全員で。」
たけし「ファンの方にメッセージを・・・」
稲垣「そばめしふりかけタリババーン!」
爆問田中(後輪の下敷き)「・・・なんなんだよタリバ・・・ガクッ」
田代「ふぎゃぁぁぁ・・・ん?夢か」
>>31と
>>36は木の上で眠っていた田代メンバーの夢だった。
残り97コンビ
激しい潮風が吹き付け、遥か眼下では白い波が砕ける崖の上。そこには、
小さな体をさらに小さく丸めた男が1人でいた。
「江頭さん、死んでもうたんや・・・」
第1回目の放送を聞き、混乱する頭を抱えながら必死で立ち入り禁止地区を
チェックする。しかし、ペンを持つ手が震えて仕方がない。
自分の体でありながら思うようにならない事に腹が立ち、男はついにはペンを
海へと投げ捨てた。赤いペンが暗い海面に消えていく様を目で追う。
「皆死んでまうんやな。・・・俺も」
死ぬという事にはさほど恐怖を感じない。だが、人を殺すのは恐かった。
39 :
シリアスっぽくしてみる暇人。:02/01/10 12:11
目を閉じれば鮮明に思い出される光景。男の脳裏に焼き付いて離れないのは、
ビートたけしが放ったナイフを額に食い込ませ倒れていく鉄拳の姿だった。
額の『鉄』の字を射抜いたナイフ。それを無造作に引き抜かれ、開いた穴から
溢れ出た血。
もう、あんなものは見たくない。
「しゃーないよな・・・」
傍らに置いていたナップザックを背負い、崖のふちに立つ。奈落の底へと誘う
ひときわ強い風が、足元を掬い上げるように吹く。
自ら命を絶つのだから靴を脱いで揃えて置くべきか、と一瞬悩んだその時、
後方で物音がした。小石を踏み付ける靴の音だ。
「そこにおんの誰や?・・・岡村か?」
岡村は脱ぎかけた靴を慌てて履き直し、声のする方を恐る恐る振り返った。
ANNで、自分がバトロワやらされたら絶対自殺すると言っていた
99岡村を使ってみた。誰かオチ付けてくれ。
しゃ〜ないな、俺が・・・(ё)=3
・・・そこに立っていたのは、岩。
岩の形をした顔を持つ男だった。
岡村は少しこわばった。
「藤本さん・・・・・」
もう何年も前に吉本印天然素材で同じメンバーだった、
一年先輩のFUJIWARA。
「岡村〜!お前大丈夫やったか〜?」
笑みをうかべながら藤本がこちらへ歩き出す。
どうしてだろう。
仲間に会えたというのに、足が震え出す。
「なぁお前原西見たか〜?どぉこ行ってんやろあいつ〜」
とりあえず今は藤本といよう。
どうせ死ぬなら、最後くらい先輩といよう。
足の震えは寒さのせいと、藤本の元々の殺人顔のせいということにして、
岡村は藤本の方へ歩き出した。
「藤もっさん、原西さんといっしょじゃなかったんですね〜!
矢部見ませんでしたぁ?」
本当は矢部のことなど気になどしていなかったが、適当に話しをあわせる。
足はもう震えていない。
「あ〜矢部おったでさっきな!」
「え、ほんまっすか?!」
少し驚く。矢部と会ったなら何故今こいつは一人でいるのだろう。
岡村は少し立ち止まり、靴をトントン、と整える。
一歩前に出て
「っ矢部、どこいましたか?」
また足の震えがでてきた。足が動かない。
藤本は笑みのまま後ろにしていた左手を前に突き出した。
「・・ココにな」
藤本の左手には痩せた矢部の首から上だけがあった。
岡村は驚愕した。
首だけの矢部の口からは一筋の血が流れていた。
・・10年以上もの付き合い。
これといったケンカもしたこともなく、
わりと仲がいいほうではあった。
しかし。
今、目の前のこと切れた矢部を見て哀の気持ちなど生まれなかった。
それよりも、それを手にしている 藤本。
「・・こいつにはだいぶ悩まされたわ〜。
当時俺らよりも売れてへんかったお前らの面倒みたってなぁ〜。」
当時、とは、自分らとFUJIWARAが天然素材で
仲間であったころのことだろうか。
「・・・どうして、」
岡村はナップザックを握りしめた。
藤本の足が止まる。
「『どうして』?」
藤本の顔にもう笑みはなく、いつもの殺人顔に恐ろしさがましている。
「どうしてって、フッ、それはもう矢部に言っといたから。
・・矢部に会ったら聞いたら?」
岡村は体にぶわっと汗がうかぶのを感じる。
怖い。
つい今ほどまで自ら命をたとうとしていたというのに、
今は目の前の殺人者が怖いなんて。
岡村は後ずさり一歩、後ろを振り返ったが
目の前には波の打つ海だけだった。
最初からそのつもりだったのだ。
後悔はなかった。何事もやりきったつもりだ。
後ろには追いかけてくる藤本の足音。
前から波の打ちつける音。
岡村は迷いもなく 前に歩き出した。
お、1の自作自演は終わったのか
結構先が気になるもんだな
頑張ってくれい
邪魔レスsage
「お前の時代はおわったんだよ、お笑いお化け」
品川のライフルは確実に標準をさんまにしぼっていた。
しかし彼は気付かなかった。
すぐ後ろには庄司がハリセンをもって立っていたのを!
コンビ仲の良いホムチは
2人で身投げ
ネタスレからす小説スレに進化したな
暇人にまかせとくか
もちろんsage進行
>>49 続きはないんじゃないかな?
藤本vs岡村はこれで終わりだと思う。
ということは・・・・。
ちょっとこのスレ楽しみなんで、暇人さん(ふたりいるのかな?)他
執筆者以外はsageでいかない?
52 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/10 19:20
†††††††††††††††††††††††††††††††††††††
〜のこり96コンビ〜
†††††††††††††††††††††††††††††††††††††
54 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/10 20:15
ワレも書くけど、他の執筆者の方もどんどん書いてください
ノリ暇人。さん、続けてくれてありがとう。
放置されてdat落ちだと思ってただけに嬉しい。
んじゃもう1個。
でもおいらは自信がないのでsageでいきます。
中島知子(オセロ)は、薄暗い森の中を移動していた。
いつのまにか降り出した雨でぬかるむ土を踏みしめ、1歩1歩ゆっくりと進む。
その手には、ナップザックの中に入っていた武器、バタフライナイフが
しっかりと握られている。
「なんでこんなことになんのよぉ・・・」
弱々しく震える声を絞り出し、中島は生い茂る木々の隙間から曇天を見上げた。
手に貼り付いたかのように、離したくても離せないナイフ。薄闇の中に
あっても鈍くきらめくその刃には、拭っても拭いきれない血がこびりついていた。
逃げるように教室を飛び出してから初めて出会ったのは、偶然にも
相方の松嶋尚美だった。いつもマイペースを崩さない気丈な相棒は、
しかし涙で顔をぐちゃぐちゃにしていた。中島も1人きりで泣いて
いたが、馴染みの顔を見て心底から安堵した。
「あんた、無事やったんやね」
中島がそう声を掛けると、まだ中島の存在に気付いていなかった松嶋は
大きく肩を揺らし、今まで見た事のない言い表しがたい目で中島を見た。
その顔に中島が驚いている間に、松嶋はまた新しい涙をこぼしながら
へなへなと座り込む。
「もう、びっくりさせんといてよぉ」
「ごめんごめん」
謝りながら、中島はもう自分が泣き止み、笑みさえ浮かべている事に
気が付いた。仲間というのはこれほどまでに心強いものかと深く実感した
瞬間だった。
59 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/10 20:38
「なぁ、一緒におろうや。2人でおったら、なんとか逃げきれそうやん」
中島は涙で濡れた顔を手の甲で拭いながら立ち上がり、松嶋へと歩み寄る。
松嶋はまだしゃくりあげつつ、次から次へと流れる涙を服の袖で拭いている。
「あんたの武器、何やった?あたしのん、こんなんやねんけど」
中島はポケットにしまい込んでいたバタフライナイフを取り出した。
刃渡り15センチほどの普通のナイフ。ナップザックの中にこれを見つけた
時は、女の自分にはあってもなくても変わらないような武器だと絶望したものだ。
しかし、今までにも何度となく窮地を救ってくれた相方と一緒ならそんな事も
関係ない。松嶋1人の存在にこんなにも勇気付けられる自分を少し笑いながら、
自分のナイフへと移していた視線を松嶋へ戻した。
「・・・な、何よ、びっくりするやん」
そこには、黒光りする銃を中島に向ける松嶋がいた。
「わかったから、こっち向けなや。怖いやろ」
「あ、あんたが先に下ろしいや」
「え?」
声も腕も震わせている松嶋の目は、松嶋によく見えるようにと突き出した
中島のナイフを睨み付けている。松嶋が中島を見付けたあの瞬間の、なんとも
言えない表情で。
「下ろせへんの?あたしら、戦うの?」
「な、なんでよ、そんな訳ないやろ!」
「じゃあ下ろしてよ!」
「そ、そうや、せぇので一緒に下ろそ。な?」
「嫌や、あんたが先にして!」
へたり込んだまま、松嶋は髪を振り乱して叫ぶ。
「あんた・・・あたしを信用してへんの?」
「あんたやってあたしの事信用してへんやん!信用してんねやったら、
先にしまえるやろ!」
松嶋の悲痛な金切り声が深い森の中に響く。
中島はナイフを突き出したまま硬直した。
信用していない?
相方を、親友を信じるなら、銃を向けられていようが、この腕は重力に従って
体の横に落ち着くはずだ。
それができないのは何故だろう。
「なぁ・・・せぇのやったらええやろ?あかんの?」
「頼むから言う通りにして!」
松嶋の白い肌は興奮のせいか赤く上気している。そんな松島を眺めているうち、
中島は少しずつ冷め始めた。
「拳銃とナイフやで?余裕であんたの勝ちやんか」
松嶋はうつむいて頭を振る。
「あんただけちゃうんやで。あたしかて怖いねんから・・・」
松嶋は頭を振り続ける。細くしなやかな髪が踊る。
「・・・どこまでわがままなんよ」
周りに人が居ないのを確認して、名倉潤は小さな空家に入った。
名倉はカバンを開けた。名倉がカバンから出したのは大きな弓矢だった。
「毒とか塗ってあるんかな〜・・・やっぱ」
名倉は一本の矢を手に取った。
「どう思う?」
名倉が弓矢を構えた先には、手足を縄で縛られた庄司智春が居た。
「・・・なんて、答えられへんか」
既に庄司の体は無数の矢が刺さっていた。生きているとは、とても思えない。
名倉は、この空家に籠もって庄司の体を的に矢を当てる練習をしていた。
「そろそろ、次の的を探さなあかんかな?」
テーブルに置いてあった芸人リスト、赤ペンで数人の芸人の写真にマルがつけられていた。
どれも、名倉とはほとんど関わり無いか全く無関係の芸人だった。
名倉は矢を放った。庄司の体をまた一本、矢が貫いた。
>>62続き
中島は松嶋へ1歩近付いた。それに気付いた松嶋が顔を上げ銃を構え直したが、
中島は構わずに2歩3歩と距離を縮める。
松嶋は立ち上がる事もできないようで、尻とひざだけでじりじりと後ずさった。
「それ、こっちに貸し」
「嫌や・・・嫌や!」
「せやったら撃てや!」
中島は大きく叫んで一気に距離を詰め、松嶋の銃の銃身を握って引っ張った。
唯一の武器を掴んで離さない松嶋の体が引きずられ、前のめりになって
中島の足に倒れかかった。体勢を崩した中島は松嶋ともつれ合うように
地面に転がる。
一瞬の出来事だった。2時間のサスペンスドラマならまだしも、現実にこんな事が
起こるとは思ってもみなかった。
中島は冷たく濡れる胸の部分を押さえながら、ゆっくりと立ち上がった。
足元には喉元からナイフを生やした松嶋がいる。
薄く開いた目から涙をこぼし、松嶋は銃を持った腕をゆるゆると上げた。
残り少ない力で引き金が引かれると、銃の先から水が飛び出した。
中島は胸を押さえていた手を握りしめ、その場に膝を付いた。それと同時に
松嶋の腕も力を失い、水鉄砲を握りしめたまま地面に落ちた。
「ごめんな・・・ごめん・・・」
殺すつもりはなかったのだ、とは言えなかった。
いつもいつも好き勝手して光っていた相方と、その影になっていた自分。それでいい、
コンビとはそういうものだと思っていた。2人がわかり合えていれば、信頼し合えて
いればそれでいい、と。
だが、生きるか死ぬかの極限状態に置かれて、結局は信じてあげられなかった。
こんな時にこそ信頼できる仲間が必要なのに。
中島は松嶋からナイフを返してもらい、乱れた衣服を整えて持っていたハンカチで
松嶋の顔を覆ってやった。花柄の、少し派手なハンカチだったが、ないよりはずっと
ましだった。
ナイフの血は、自分のスカートのすそで拭いた。
頬にぽつりとしずくが落ちた。
雨が降り出したのかもしれない。
中島は、つい1時間ほど前の事を遠い過去の事のようにぼんやりと思い出し、
黒い雲に覆われた空を見上げていた。どんどん激しくなっていく雨が容赦なく
顔を叩く。
死ぬべきか生きるべきかをずっと考えていた。答えは出ていない。
こうして逃げていれば助かる訳でもないのだ。なら、1秒でも早くこの地獄から
抜け出したい。そうは思っても、自らに刃を突き立てる事はできずにいる。
松嶋が笑っているのがわかる。優柔不断で小心者の自分を笑っている。彼女に
どれだけ助けられていたか・・・。
中島は疲れた体と頭を休めるため、雨をしのげそうな大きな木の根元に向かった。
ナップザックを肩から降ろし、木の幹に手を掛けてゆっくりと腰を落としていく。
その動作が唐突に止まった。背中への衝撃にがくりと首が揺れた。
「あっれぇ?当たっちゃったぁ」
背後から脳天気な声が聞こえる。
中島は自分の体と木を繋ぐ1本の棒を見下ろした。それから声の方を振り返る。
にじむ視界に、自分に向かってにこやかに手を振る男の姿が映る。
中島は笑みを返した。自分でできなければ誰かに手を貸してもらえばいいのだ。
「ありがとう・・・ケン」
中島はボーガンを片手にぶら下げた堀内健にそう言って、小さく手を振った。
堀内が笑っている。松嶋も笑っている。中島も笑っている。みんな笑っていた。
松嶋尚美
中島知子 死亡
長くてごめん。
ついでに、ホリケンこんなキャラでごめん。
ホリケンファンの人、よかったら彼の話を書いて下さい。
70 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/10 23:19
「はぁ〜〜、ほんまにどうっ、うしよ〜〜・・。
んっく、んな、んなんでこんなこと・・。あぁ〜〜〜っもうっっ!!」
ひどく混乱した頭を整理できないまま、ランディーズの高井はすすり泣いていた。
深呼吸を何度か繰り返し、高井は今自分のおかれている状況を整理せねばと思った。
たしかここは山の中で、少し山道からそれたところにたまたま見つけた洞穴で、
ちょうど高井の身長の倍ほど、身をひそめるには十分すぎるくらいだった。
思えば、ここを見つけることが出来たのは本当に幸運だったと思う。
普段、人のまえではリーダーぶり、男らしいところを見せてきた高井だったが、
本当はここのところ精神的に酷くつかれていて、普通の状態ではなかった。
冷静な判断が出来ない今、山の中をうろうろすることが
危険であることは高井にもわかった。
とりあえず、もう少しここにいて、落ち着いてからどうするか考えることにした。
71 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/10 23:45
「・・あ、そういえばこのナップザック・・」
ただガムシャラに走ってきたので
ナップザックの中身のことなど忘れていた。
高井はナップザックの紐をとき、手で中を探ってみた。
大きくゴツゴツしたものを感じ、ひきだしてみる。
「・・・?!なんやこれ・・、こんなもんっ、
戦えるわけないやんかぁっっ!!!馬鹿にしとんか・・!」
高井は絶望した。人を傷つけるものでなければ勝てるわけがない。
高井は手にしていたものを地面におとした。
情けない泣き声が洞窟内にこだまする。
「もう・・俺も潮時かな・・・」
そうつぶやいた時、高井の目の前に小さな何かが通りすぎた。
すぐにその小さな何かから煙が噴き出し、高井の視界を奪う。
意識が薄れていく。
(毒ガスかぁ・・・・・。誰の武器やろなぁ〜〜・・・。
どうしようもない、な・・・)
外は雨が降り出していた。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/10 23:59
その時、佐藤は迷っていた。
ずっと悩み続けてきた、自分の未来について・・・
親友のジョージに相談するも、
「センスないんだから、やめちゃえば」、と一蹴。
そこに、永遠のライバル、同郷の好でもある
タケシが現れた。
そして、タケシは去っていった。
「お笑いやめようかな」、
悩み続ける、電通マン佐藤に明日はあるのか!?・・・・
残り3人祭り
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 00:38
うわー。毒ガス持ってる奴いんのか。。
あげてもた。ゴメン
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 00:40
つんく氏による衝撃発言!!!
メンバー追加決定!!!!!!!
+10人
残り13人祭り
76 :
新参者@お腹いっぱい。:02/01/11 01:13
バカリズム松下は森の中をひとり歩いていた。
できれば誰にも会わないようにと祈りながら、
ひっそりと歩を進めていた。
できれば誰かと合流をしたかったが、それは
スタート時にできそうにないことが解った。
五十音順で出て行くことになった時、彼は
一抹の不安を感じた。相方のマスノだ。
もし先に出て行った彼が自分を待っていたら?
そう思うと不安でたまらなかった。
彼は今までの経験から、予感していた。
マスノと会っては、一緒になってはいけないと。
その予感は当たっていた。
いつのまにか松下の背後にいた人影は、マスノ
その人であったのだ。
その瞳は獲物を見つけた獣のように光った。
マスノはそっとウージーの銃口を松下に向けた。
主催者たけしは某パビリオンで
「お悩みバトルロワイヤル
>>72 >>75」なる企画もスタートさせていた。
実はたけしは、この「お悩みバトロワ」をメインに全力をそそいでいた。
そして「芸人バトロワ」はあくまでもサブ企画でしかなかった。
青木政司「青木政司86歳。おなやみは?」
佐藤「お笑いやめようかな・・・」
青木政司「うん、やめなさい。
君はもっと夢のあることをやった方がいいですよ。・・・風船おじさんになりなさい。」
佐藤「わかりました。やったー!明日から俺は風船おじさんだー!」
加藤淳「どーもー。加藤淳でーす。今日は何て言うんでしょうか、どう言った悩みかな?」
13人祭り「いや、別に」
加藤淳「ブゥォッフォッフォッフォッ」
たけしは泣きながらパビリオンの起爆装置を押し、
メイン企画に繰り上がった「芸人バトロワ」の続きを見守ることにした。
test
勝手に優勝者を予想してみる
本命はつるべ(えびす顔の悪魔)浜田(ヤケ起こす+銃器を持ってたら)
宮迫(とりあえず害のなさそうな若手から精力的に潰してく)の順
大穴でココリコ田中(なんとなーく生き残ってしまう)ほとちゃん(左に同じ)
シティボーイズ忍者斉木(参加してんのか?きたろうと組んだら怖い)
「あ〜疲れた。何で俺が若手に混じってこんな事せなあかんねん。
ホンマ勘弁してくれよ・・・しかし、腹へったぁ。」
愚痴をこぼしながら歩くさんまの足元に小さな岩の様な物が転がってきた。
「わぁー!ビックリしたー・・・おい、これぇ、青木政司さんやないかい。」
たけしのパクリ企画を了承していたさんまはすぐに気付いた。
「たけしの奴、とうとうやりやがったなぁ。素人までぇぇ。クッソォォ。」
さんまの怒りは頂点に達した。「・・・最後はあいつや・・・」
しかし、疲労と空腹が邪魔をしてその場を動くことはできなかった。
「腹減った・・・動かれへん・・・・・・青木さんスマン」
仕方無く青木政司の生首をむさぼり食うのであった。
最初はためらいもあったが、腹が序々に満たされるのを実感し、
いつの間にか、さんまは青木の生首を食うことに夢中になっていた。
そして無意識に青木の耳を引っ張った次の瞬間、
凄まじい爆音と共にさんまの首が無くなっていた。
その様子を木蔭から見ていたふかわりょうがつぶやいた。
「ふかわ手製の青木爆弾・・・クスクス」
そう言って左腕を激しくかきむしり、その場を立ち去った。
岩陰にて、一人タバコをふかすDT松本
「けっ、くだらん。オレが残るにきまってるやん。」
頂点をきわめた者の奢りか、ひたすら隠れ
おいしいところをかっさらう算段か、
武器として与えられた白いタオルを
頭に巻き、紫煙を見つめる。
その時、背後から・・・
額から血を流した浜田であった。
敵か味方か!!!!
雨上がり決死隊宮迫博之は、背の高い草が茂る原っぱの真ん中で、
草にまぎれて隠れていた。
「こんなもん、どないせーっちゅーねん!」
ナップザックから出てきたのは「防災バッグ」と書かれた銀の
カバンだった。懐中電灯やラジオ、乾パンなどが入っている。
そのうちのひとつ、防災ずきんを仕方なく頭にかぶり、宮迫は
足元に生えている雑草をブチブチ引きちぎった。
「あかんわ、もうあかんわ。こんなん絶対勝たれへんて。」
涙声で愚痴を垂れ、今朝までの雨が嘘のように晴れた青空を見上げた。
「陸……ごめんな。おまえの父ちゃんは死にます。」
二度目の放送で、ナインティナイン岡村隆史と矢部浩之、あの
明石家さんままでが死んでしまった事を知った。数少ない女、オセロの
二人も死んでいる。何故どうやって殺されたのかはわからないが、
防災ずきんで太刀打ちできる相手などいない事はよくわかった。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:34
まず出川が動き出した。
松本は1番に殺られそう
そしてやられた
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:35
伊集院は体力温存の策に出た。
とりあえず肉弾戦ならどうにかなるかもしれないと思い、宮迫は
乾パンを食べ始めた。負かした相手が何かいい武器を持っていれば、
奪ってもいいそうだ。何らかの武器を手に入れられれば少なからず
未来は開ける。
「……めっちゃノド渇くわー。」
愚痴っぽい宮迫は不平を垂れつつ乾パンを食べる。腹が減っては戦は
できないのだ。
とその時、そう遠くないところに人の気配を感じた。草を踏み倒して
歩く音がする。宮迫が目から上だけを覗かせてその方向を見てみると、
ウクレレを片手に持った男がトボトボ歩いていた。
「ぐっさんやん。」
男はDonDokoDon山口智充だった。
思わず漏れた宮迫の声に気づいたのか、山口がこっちを見た。
「宮迫さんですか?」
気づかれては仕方がない。なるようになれと宮迫は仁王立ちになった。
「なんですか、そのカッコ。」
「うっさい。おまえこそなんやねん、そのウクレレは。」
「どうやらこれが武器みたいなんですよね。どう考えても普通のウクレレ
なんすけど。」
山口はポロローンとウクレレを鳴らした。
ハズレの武器を当ててしまった者同士、しばらく沈黙が続く。
「……自分、乾パン食うか?」
「あ、いいんすか?」
「なんやぎょうさんあるから食えや。」
「すんません、じゃお言葉に甘えて。」
宮迫と山口は草の中に隠れて乾パンを食べた。
宮迫博之・山口智充 合体
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:46
いきなりつまみ枝豆が街宣車で現れた。
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:54
昔からランブルが苦手な松本は途方に暮れていた。いわば半泣き状態。
その時不意にもの凄い足音。振り返るとそこには目を血走らせ猛ダッシュの出川。
松本 「アッカ〜ン!! それアッカ〜ンで〜〜〜!!!」
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:55
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 14:59
ちょっと整理するか。
参加してるのは、100コンビ?それとも100人?
コンビの場合、ピン芸人はどういう扱いになんの?
>>1でも執筆者の誰かでもいいから、設定してくれ。
≪第1回放送≫
死亡者 鉄拳・江頭2:50・内山くん
≪第2回放送≫
死亡者 矢部(99)・岡村(99)・松嶋(オセロ)・中島(オセロ)
高井(ランディーズ)・庄司(品川庄司)・明石家さんま
これで合ってる?
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 15:02
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 15:51
うん、ものすご仕切れてる。
出来ればお願いしたいわ。
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 16:04
知ってる芸人が全部出尽くすまで(w
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 16:07
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 16:11
名倉カッコエエやん。
キンコンも殺してくれ。
素朴な質問
「合体」てルール上どうなるの?
協力して続行 or 即退場?
100 :
新参者@お腹いっぱい。:02/01/11 16:39
知ってる芸人か…かなりマイナーまで出てしまっても
大丈夫なのかなあ。自分書いたレス以降から結構
テレビ出てる芸人しか出てないから肩身狭いです。
浮いてる?
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 16:41
>>99 協力して続行だね。
組むことはルール違反じゃないから。
>>100 気にするな。ガンガンいっちゃえ。
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 16:54
支給されたバッグを開けると、飲食物以外に小瓶があった。小瓶の中には白い粉が入っていた。
説明書は付いていない。
小瓶をよく見ると、ラベルがあった。ラベルには「これは遅効性です」と書かれていた。
遅効性という事は、何らかの薬だろうか?
「これ、使えるのか?」
Take2・深沢邦之は首を傾げながらも小瓶をバッグに入れて、夜道を走った。
「武器」として支給されたものが「白い粉の入った小瓶」だった者は深沢以外にも数名存在した。
しかし、「小瓶の中身」は皆違っていた。しかし、それを手に取った誰もが「白い粉」が何なのかは使うまでわからないのだ・・・
103 :
白い恋人@お腹いっぱい。:02/01/11 17:26
っていうか、知ってる芸人さん尽きるまでにしたら
リットンとか微妙なの残りそうで面白げですわね。
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 17:39
>>103 それいいね。
1が他人任せなクソスレたてるからこうなるんだよ。
調子にのって、カキこんでるバカもウゼーしな。
しかも、煽りをバトルに利用して、してやったり
と思ってるところが救いようなしだね。
やるんなら、全ての芸人だしつくせっての。
中途半端なことやってんじゃねーよヴォケ!!
さー、ガンバッテいまさらにシステムをつくろーぜ!!!
バカリズム・マスノは暫く歩いて見つけた空家で鼻歌を歌いながらシチューを作っていた。
(シチューに使う食材がその空家には揃っていた)
「できた♪」
鍋の中には、すごく美味しそうなクリームシチューが出来上がっていた。
マスノは満面の笑みで、そのシチューを食べ始めた。
「・・・一人じゃ食べきれないなぁ。タッパーに入れて持っていこうかな」
マスノの近くには血まみれのノコギリがあった。そのノコギリは相方・松下の武器だった・・・。
夜が、明けようとしていた。午前7時にはたけしからの死者発表がある・・・
106 :
何人目かの暇人。:02/01/11 17:51
「なんだ、これ」
爆笑問題・田中裕二は池のほとりでバッグを開いていた。
バッグの中にあったのは手のひら大の小型の拳銃だった。
「本物かなあ」
拳銃など見たことのない田中には判断がつかない。
持ってみると、小さいながらもずっしりと重みがあった。
調子に乗って刑事ドラマのように拳銃を構えてみたが、
拳銃が小さいせいかあまり格好がつかなかった。
「ま、オレにはちょうどいいか」
田中は拳銃をポケットに収め、再び移動を開始した。
こんな状況で1人にしておくと何をしでかすかわからない
相方を見つけるために。
「重てーよこのバッグ」
そう言ってバックを引きずりながら
岩場・悪路・森の中を5時間程歩き回ったロンブー淳。
「いったい何が入ってんだろう?」
5時間経ってようやくのことだった。淳はバッグを開けた。
中には白い笑瓶が入っていた。笑瓶はもう動かなかった。
「どっかで頭を強く打ったんだな・・・」
淳はそのままバッグを引きずりながら再び歩きだした。
108 :
何十人目かの暇人。:02/01/11 17:59
その頃、1人の男がとある村を目指していた。
「みぎ〜むいて 左〜むいて ばいちゃ ばーいちゃ」
彼こそ、「つおい男」であった。彼は芸人バトルロワイヤルに
参加しているつもりだったが、実際にエントリーはされていなかった。
おミソ、である。 今までの道すがら、何人もの芸人とすれ違って来た。
しかし誰も彼が芸人だとは知らなかった。
彼自身、オンバトに出ている芸人以外は知らなかった。
>>105 たけしからの発表って、午前午後の6時と12時の計4回じゃなかった?
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/11 19:00
age
開始から2日間、教室に取り残されたままのロンブー亮。
「おれ、台本ないと何もでけへんねん。なぁ、誰か台本ないんかぁ。」
亮の情けない言葉が教室の中でむなしく響いた。
その時、たけしが現れた。
亮「たけしさん、おれ台本もらってないですよぉ。台本くださいよぉ。」
たけし「台本ならお前の後ろの机の中にあるだろ。」
亮「えー、ホンマですかぁ」後ろを向いて机の中をあさった。
すぐに本らしき感触を得た。
亮「あった、あった。これっすか台本」手に取ってたけしに見せようと振り向いた瞬間、
亮のノドにナイフが突き刺さった。手に握られていた本が床に滑り落ちた。
たけし「台本なんて有るわけねぇだろ。それはリットンのネタ帳だ。」
たけしはネタ帳を拾い上げ、その場を立ち去った。
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 20:50
誰もが文字のごとく唯一の芸人の座を求めて
外では戦いを繰り広げている。
教室の前の廊下。静かだ。たけしの足音だけが響く…
人陰がいる。誰だ…みんな外に出たはずなのに…
「エラい身分なこった。世界の北野さん、だろ?」
たけしの過去の記憶を撫でるその声。
「…!!」
興奮を押さえきれず、森の中を奇声をあげて走り回る男、爆問太田。
「うひょ〜〜〜!!」
太田の手にはレーザー銃が握られていた。
しばらくすると、太田の前方から何かを引きずる音が聞こえてきた。
「ズザザザッ、ズザザザッ」
ロンブー淳だった。
そのまま淳は何食わぬ顔で太田の前を通り過ぎようとした。
その時、太田が口を開いた。
太田「お前、なに引きずってんだ?」
淳「笑瓶」
太田「ところで松本見なかった?」
淳「ゴルゴは見なかったなぁ。崖の方にいるんじゃねぇの。」
太田「ちげーよ、DTの方だよ!」
淳「あ、ああ岩場の方にいたよ。」
太田「あっそ。ありがとよ。じゃなっ。」
別れ際に、太田はレーザー銃を放った。
淳の左胸部に小さな穴が開き、少しの煙が立ち昇った。
淳はその場に倒れ、2度と起上ることは無かった。
レーザー銃は音も小さく、人に当ると血管が焼けて血も飛び散らない。
バトルロワイヤルらしからぬ、間抜けな絵であった。
太田は岩場に向かった。しかも、独り言を呟きながら。
「マツモト・・・マツモト・・・」
太田は狂っちゃったのか
田中、早く助けてやれー
「なにしとんねんわれー!いてまうぞおらー!」
浜田は6人目をいてまった。
トップの意地。武闘派の誇り。全寮制の魂。
そして何よりも、彼が持つ武器はチャカ。
不思議な高揚感を身にまとった彼に、敵はいなかった。
しかしこれからはそうはいかない。弾がなくなったのだ。
急速に冷静になる意識の中、彼は死体から武器を探した。
「お、ええもんもっとるやんけ」
浜田は袋の中にサバイバルナイフを見つけた。
しかし袋の奥を覗いた瞬間、今までとは違う高揚感が彼を襲った。
浜田は身支度を整え、再び森の中を歩き出した。
ハリセンを構えて。
118 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/11 23:56
風が強い。波の音で岡村が海に落ちた音は聞こえなかった。
藤本は今までの岡村への恨みをこの手ではたせなかったことに苛立っていた。
しかし、これからどうするか考え始めた時だった。
「あ〜あ、もったいな〜。岡村の武器ごと落ちてもうたやん。」
驚いて声のした方を振り向くと、そこには相方・原西が立っていた。
「お前・・!!」
いつからここにいたのだろう。
岡村を殺そうと興奮していたので、原西の気配に気づけなかったのかもしれない。
「・・そいつも一緒に海に投げてやったら?」
原西が首だけとなった矢部を顎でしゃくって言う。
藤本は原西から目を離さないまま矢部の首を投げ捨てた。
見たところ、原西は武器をかまえてない。
おそるおそるたずねてみる。
「・・お前の武器は?」
「コレや。」
藤本は少し焦る。
自分の武器は今手にしている、矢部の武器だった柄の長い鎌。
あとポケットに入れてある自分の武器、バタフライナイフがある。
どちらも近距離、または中間距離でしか戦えないものだ。
しかし原西が手にしているものは、長距離戦で力を発揮するライフル。
119 :
五右衛門さん@お腹いっぱい。:02/01/12 00:00
数時間前。
有無を言わさず、ビートたけしによって殺し合を命ぜられ、
訳もわからないままの陣内は、投げつけられたナップザックの中身も確認せず、
ただ、ひたすら走った。
今まで、平穏な暮らしを送ってきていた彼には、まだ現実が受け止めきれて
いなかったのだ。
走って、走って、何かに躓き、派手に転んで、ようやく彼の頭が回転し始めた。
一体、自分は、どこに逃げるつもりだったのだ。
こんな限られた区域の間では、逃げ切れるはずがない。
どうすれば良いんだろう・・・頭が真っ白になりかけた、その時。
「アホ!なにしてんねん!大丈夫か!?」
前からかけられた声に一瞬、ビクッと体を強張らせる。
が、その声が聞き慣れたものである事に気付き、
転んだそのままの体制、根性なし丸出しのぐしゃぐしゃの涙顔で
声の持ち主の足元にしがみ付いた。
顔を上げると、やはり見慣れた彼の顔があった。
「コバ〜・・・」
120 :
五右衛門さん@お腹いっぱい。:02/01/12 00:02
小林はナップザックを渡された後、のそのそ歩いて
無意識に校舎の外へと出た。
外に出て、なんとなく歩いて、でも、また止まって・・・
そんな事を繰り返していた。
彼もまた、この現実に、頭が順応しきれていなかったのである。
しかしその時。
たったったったったったったったったった
近づいてくる足音。思わず身構える小林。
が、こちらへ猛ダッシュしてきたのは・・・
「じ、陣内?」
そう、そこにはとっくに教室を出て走って行ったはずの彼の姿が。
声をかけようとした小林であったが、陣内は小林の前を
走り抜けるまでに、派手に転んで、もの凄い勢いで
顔面から倒れこんだ。
急いで、彼の元にかけ寄る小林。
「アホ!何してんねん!大丈夫か?!」
近寄って、起こそうとする前に足元にしがみ付かれる。
陣内は鼻血ダラダラで土まめしになった顔を上げて半泣きで
「コバあ〜・・・」と、呟いた。
よく見ると陣内は、前歯も欠けていた。
121 :
五右衛門さん@お腹いっぱい。:02/01/12 00:05
関東陣の、宮迫・山口に対抗して、関西陣の
陣内智則・ケンドーコバヤシ 合体。
岩陰に隠れ、思考をめぐらせていたDT松本の脳裏に、
過去の忌まわしい記憶がよぎった。
『ナイキの広告塔じゃん。ぎゃははは・・・』
松本はタバコを投げ捨て、ゆっくり立ちあがり、ふらふらと歩き出した。
独り言を呟きながら。
「バクモン・・・バクモン・・・フジモン・・・」
123 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 00:11
原西との間は結構離れている。
戦ったとしても、間を詰めてる間にうたれてしまうだろう。
今のままでは、原西を殺してこの場を逃れることは不可能そうである。
とりあえず、話しをして原西がとりだしたライフルで
攻撃してこないような雰囲気にせねば。
「でも」原西が先に喋りだした。
「コレでお前を撃つ気はないぞ」
そういうと原西はライフルを地面に置いた。
藤本はまた驚いた。
このプログラムなら誰かと遭遇した場合、
和解して行動を共にするかどちらか一方または両方の死しかない。
こいつは99を殺している俺と一緒に行動しようと言うのか?
「・・どういうつもりやねんお前」
124 :
白い恋人@お腹いっぱい。:02/01/12 00:25
「兄さーん、兄さーん!!どこでっかー!?」
その時、キムこと木村祐一はライフル銃と血だらけの日本刀片手に
必死で松本を探していた。
125 :
初参加@お腹いっぱい。:02/01/12 00:37
宇治原は手にした小さな機械の小さな液晶スクリーンに
小さな光が現れたのを見て、目を見張った。
それは宇治原がそれを手にした時からスクリーンの中央にあった
光と同じ物だった。
察しのいい宇治原は、この機械が何のための物であるのかは十分承知していた。
「・・・それにしても、何で俺がこんな事をせなあかんねん・・・。」
口ではそう呟くも、心の中では相方の菅の所在が不明になっている事に、
若干の焦りと心配が見え隠れしていた。
それはゲームスタート前、
ルール説明がなされている時にポツリと笑顔で菅が呟いた一言だった。
「何や、要するに皆殺してしまえばええんやろ?」
その言葉は教室のざわめきにかき消され、
すぐ側にいた宇治原の耳に届いただけだった。
「菅、お前はほんまにやる気なんか?」
126 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 00:42
「・・俺と死んでくれ」
「?!何・・」
「こんなプログラムで生き残れるわけないやろ!!
せやから、最後くらいはコンビでいようや。
なぁ、いいやろ?俺と死んでくれ、なぁ!!」
ヤバイ。こいつ、狂ってんのか。
「アホか・・なんでお前と逝かなあかんねん!!」
藤本は走って逃げだした。
俺は生き残る。
生き残って俺一人でめちゃイケを仕切っていくんだ!
「逃げんといてくれ!!俺と一緒に・・一緒に!!!!」
いきなり、藤本の背中に激しい衝撃が走る。
「・・お前がにげるからや」
原西はかまえたライフルをおろした。
藤本の息はもう止まっている。
「お前がこの世界誘ったからこんなことになったんや。
責任とれよ・・・」
原西は藤本のなきがらをかかえ、99の待っている海へと歩き出した。
「藤本、むこう行ったらナイナイに謝ろな。」
原西の藤本へと向けられた言葉も、
風に飲まれて誰にも聞こえてはいなかった。
127 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/12 00:55
てんそが死んでゆく・・・(ワラ
暇人さん、天素残りのメンバーもぜひ!!
遠くで、銃声が聞こえた。
「あははは。また、殺し合いやってるんやね〜。」
楽しそうに血にまみれたバタフライナイフを持ち、
ハンカチで血をぬぐってポケットにしまう。
「俺も、もっと参加したかったな」
この場には相応しくないほどの満面の笑みを浮かべ、
先輩、後輩問わず倒れ息絶えている死体を背に、
菅はこれ以上に無い程の歓喜に震えていた。
「俺が弱いと思って殺しに来たみたいやけど、
意外と俺強いって事、知らんかったんや」
ルール説明の時に、何気なく呟いた一言も、
普段の自分にしては何らおかしくない台詞。
周りの状況が普段とは少し違っているくらいで、
別に自分がいつもの自分ではないという事は無かった
130 :
陣コバ好きなので続きを書いてみる:02/01/12 01:09
人の目につかない所へと移動するために
陣内とコバヤシの2人は森の奥へと入った。
仲が良く、同期という事もあってか、
こんな状況にあるにもかかわらず
不思議とお互いへの猜疑心は生まれていなかった。
漸く、一息つけそうな岩場を見つけ、2人は
腰をおろした。
そして、お互いのナップザックの中身を確かめる。
「コバ、武器何やった?」
「金槌と釘・・・ランディーズの高井やあるまいし。」
「うわあー、微妙やなあ!」
「お前は?」
「なんかよく解らん。マッチと・・・花火ちゃう?」
陣内のナップザックの中には花火のような物体が
数個と、マッチが1つ入っていた。
131 :
フレッシュ暇人:02/01/12 01:09
「そろそろ移動したほうがいいかな?」
田上よしえは、海岸近くの洞穴に隠れていた。彼女の武器はヨーヨー。
「こんなんで人殺せるかっつうんだよ・・・」
彼女は自分の不運を呪った。彼女が洞穴から出ようとした時、突然目の前で何かが落ちた。
「ひっ!?」
それは体中が穴だらけの庄司だった。田上は驚愕の余り、庄司の体を蹴飛ばしてしまった。
「な・・・なんでっ・・・うっ」
目の前に突然現れた死体に田上は吐きそうになった。
崖の上に名倉が居た。名倉がその場から庄司を落としたのだ。
「・・・誰かおるな?」
名倉は弓を構えた。崖下から誰が出てくるかは知らないが、狙った獲物は必ず仕留める・・という自信はあった。
−どんな状況下に置かれても今の現状を楽しむ−
その事を忠実に守ってきた結果が、
自分の背にある無数の死体だった。
最初は、助けを求めに来た西野の胸にナイフを突き刺した。
どんどんシャツが血で染まっていった。
赤い色は嫌いだったけど、血の色はとても綺麗だと思った。
命乞いをする西野の声も徐々に小さくなり・・・
ついに動かなくなった時、菅の心に妙な高揚感が生まれていた。
「へぇ、意外と人間って、もろいもんなんや。」
倒れ、動かなくなった西野の頭を軽く蹴り言った。
「次はどんな事がおきるかな。結構楽しんでるんやで。俺」
奪った武器をナップザックに詰め、菅はクスクスと笑いながら
森の奥深くへと入っていった。
何の続きからかリンク貼って書いてくれると読み手としては(・∀・) イイ!
134 :
陣コバ好きなので続きを書いてみる:02/01/12 01:13
「火、つけてみよ。」
コバヤシが止める隙もなく、陣内はサッと
花火の様な物に火をつけた。
「何してんねん!爆弾やったらどうするんや!」
「ど、どうしよ!」
小林は陣内の手から、即座にそれを奪うと
崖になっている岩場の下に投げ捨てた。
花火らしきものが落ちたであろうその場所から
もくもくと煙が上がり始める。
「?なに、あれ?」
暫らくすると、その煙は消えていった。
「・・・煙出るだけの花火ちがうん?見にいこっか?」
「明日、見にいこ。もしかしたら変なガスかもしれんし。」
コバヤシの予想は当たっていた。
下では陣内の天然によりランディーズの高井の尊い命が
失われていた。
135 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 01:14
「お…こっちや、こっち!!」
マギーは不安そうにやって来る六角に声をかけた。
「よかった、マギー。いなかったらどうしようかと思ったよ」
石倉、明水、坂田、長谷川、六角…そして俺、これでメンバー全員が揃った。
出発前に手紙を渡したとはいえ、全員来てくれるのかは少々不安があった。
…しかしもう心配はない。
目の前に立つ5人をリーダーらしく見渡し、マギーは喋り始めた。
「出発前、周りの芸人達の目気づいたか?
何でお前らなんかがいるんや、芸人でもないくせに……そんな感じやった。
そこで…だ、このくだらんゲームをぶち壊したらんか、俺達で。
たけしを倒して、他の芸人達の首輪もどうにかして全部爆破させてやるんや。
そうすれば俺達が芸人のトップとして君臨できる。どや、ええ考えや………っ?!」
森の茂みの奥では人形使いパペットマペットが、
言いようの無い恐怖に震えていた。
「かえるくん、かえるくん」
「なんだい、うしくん?」
「この状況とんでもなくまずいんじゃないの?」
「まあ、互いに殺されても、食用になるだけだから、
結果オーライでしょ?」
この状況下でも、自分の本音は話さずに人形に代弁させている。
一体、パペットマペットは今何を思い、悩んでいるのか。
そして、何に怯えているのかは誰も知る由が無かった・・・。
137 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 01:16
腹部に強い衝撃を感じた、しかも1度だけではない。
思わず後ろに倒れ込む、その間にも何度かの衝撃を感じつづける。
薄れ行く意識の中マギーは見た、メンバー全員が銃を構えていることを。
初めに撃ったのが誰なのかは分からない、しかし全員1発は撃っただろう。
「…リーダーは嫌われる…ちゅうことか………」
全てを理解した、思わず笑みがこぼれた。
頭部に最後の衝撃が来る……その瞬間まで。
138 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 01:17
「全員が全員銃だったなんて、けっこう俺らツイてたな」
坂田は猟銃を降ろしながら呟いた。
「マギーの武器は? なんだろ?」
長谷川に促がされ、マギーのナップザックを開ける石倉。
「……っと、すごいすごい、マシンガン!」
感嘆の声を上げ、黒光りする銃を取り出す。
「これ使ってれば何とかなってたかもしれないのにねぇ」
しみじみといった口調で六角が言うと、明水が反論した。
「無理だろ、所詮5対1だしさ」
そしてしばらくの沈黙が続いた。
「……で、俺らどうするよ?」
最初に口を開いたのは、5人全員が思っていたことを口にしたのは長谷川だった。
「どうするって言ったって……」
「一緒に組むしかないじゃん?」
皆が銃を持っているのが分かっている以上
下手に1人が動くと返り討ちにあいかねない。
多勢に無勢と言うやつだ。
今はひとまず手を組む以外にない、そういう事である。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 01:19
>>134 これで高井死んだオチついた!
実はずっと気になってたりするオイラ。
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 01:21
>134
それにしても、高井ってついてねー(w
141 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/12 01:35
142 :
名無し暇人:02/01/12 01:55
猿岩石は神社で合流していた。
彼らは数年前に修羅場を潜ったせいか精神的に落ち着いていた。
有吉の武器は鉄アレイ、森脇の武器はアーミーナイフ。
そして、さっき二人で力を合わせて倒した男の武器の猟銃。
「・・・二人で力合わせれば、生き抜けるんじゃないか?」
「ああ!」
有吉と森脇は信頼の表情で見つめあった。
「行くか」
「うん・・・あいつどうしよう?」
「大丈夫だよ、命は奪ってないし。でもあの社(やしろ)には外側から鍵がかかってるから出られないよ」
「そっか」
二人は荷物を持って神社を去った。
社の中には、おさるが全裸で監禁されていた。
「ゆ・・・許さんぞあいつら・・・」
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 02:10
>>143 今まとめてる最中。ちょっと待ってくれ。
145 :
夜勤看護婦さん@お腹いっぱい:02/01/12 02:24
出来れば誰と誰が組んだのかもまとめてほしー位!
でも93さんに任せきりでは悪いわね。
お疲れ様、93さん。
≪第2回放送≫(修正版)
死亡者 矢部(99)・岡村(99)・藤本(FUJIWARA)・原西(FUJIWARA)
松嶋(オセロ)・中島(オセロ)・高井(ランディーズ)
庄司(品川庄司)・明石家さんま
≪第3回放送≫
死亡者 松下(バカリズム)・笑瓶(これも入れていいのか?)
亮(ロンブー)・淳(ロンブー)・マギー(ジョビジョバ)
他、浜田・菅に殺害された芸人多数
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫山口のくずコンビ・陣内コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
抜けてるものを発見したら補完してくれ。
あと、ネタっぽい合体組もあるが、それは執筆陣に判断を任せたいと思う。
≪武器が判明している生存者≫
TIMレッド(銃器)・中川家剛(毒針を仕込んだ縦笛)・ネプ名倉(弓矢)
ネプ堀内(ボーガン)・ふかわ(武器不明。爆弾を作れるらしい)
雨宮迫(防災グッズ)・DDD山口(ウクレレ)・Take2深沢(遅効性の白い粉)
バカリズムマスノ(ウージー・ノコギリ)・爆笑田中(小型銃)
爆笑太田(レーザー銃)・DT浜田(弾切れのチャカ・サバイバルナイフ・ハリセン)
DT松本(白いタオル)・キム(ライフル・日本刀)・ロザン宇治原(何かの機械)
ロザン菅(バタフライナイフ・他)・コバ(金槌・釘)・陣内(毒ガス)
田上よしえ(ヨーヨー)・マギー無きジョビジョバ(銃器×4・猟銃・マシンガン)
これも抜けがあったらごめん。
読者として執筆陣にお願い。
死者が出た場合、または合体した場合、文末に明確に書き添えてくれると
解りやすくて助かります。
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 02:44
仕切り屋さんおつかれさま!
そういえば品川はどうなったんだろ?
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 02:50
降りしきる雨の中、一人の男が歩いている。
・・・・・・・田代まさしだ。
仕切り屋さんお疲れ様。
まとめだけ見ても面白いね。
笑瓶は武器兼芸人という特殊な存在でした。
最後は芸人として立派に死んだので、カウントして結構です。
151 :
名無し暇人:02/01/12 03:48
極楽とんぼ山本圭壱は山道を早足で移動している途中、
脇のしげみから突然飛び出してきた大男と対峙していた。
相手の武器は出刃包丁だ。山本は動物的カンと持ち前の
敏捷さでなんとか避け、相手との距離を保っている。
「てめえ、まだしぶとく生き残るつもりかよ・・・・石橋ぃ!」
山本はツバを撒き散らしながら怒鳴り、奇襲をかけてきた
とんねるず石橋貴明を睨み付けた。
「山本くーん。大先輩に向かってその口の利き方はないんじゃねえの?」
狂気が見え隠れする血走った目の石橋は、そう言いながら
一歩踏み込んできた。山本は一歩退く。石橋がまた一歩。
山本もまた一歩。
それを繰り返しながら、山本はタイミングを計っていた。
使いようによっては最強だろう、己の武器を使うために。
152 :
名無し暇人:02/01/12 03:48
石橋が一歩を進めた瞬間、山本も一歩前へ出た。石橋が
一瞬ひるんだ隙に更に間合いを詰める。
「・・てめ、なんだよ、これー!」
石橋は、自分の出刃包丁の先に刺さっている物体を見て
悲鳴のような大声を上げた。
山本のバッグに入っていた武器。それは、山本の姿を
精巧に模した「山さん人形」だった。
深く突き刺さった山さん人形を投げ捨て、石橋は包丁を
振り回しながら忙しなく全方位を見回している。
「山本ぉ!てめえ、このブタ!どこに隠れやがった!」
興奮して涙混じりの声で叫ぶ石橋を、山本はちょうど
真上から見下ろしていた。
身軽なデブと呼ばれる山本は、山さん人形を身代わりにし、
石橋がそれに気を取られている一瞬の隙を突いて、石橋の
頭上高くに伸びる木の枝の上に移動していたのだ。
153 :
名無し暇人:02/01/12 03:49
「俺はブタじゃねえ。人間だ」
山本は小さく呟き、石橋の頭めがけて飛び降りた。
尻に衝撃があり、ゴキッと鈍い音がし、着地する。
少しひねってしまったか痛む足首を庇いながら立ち上がり
後ろを振り向くと、もう身じろぎ一つしない石橋の身体が
転がっていた。
首がおかしな方向に捻じ曲がっている。頭のてっぺんに
100キロからの物が衝突したのだ、当然だった。
「人間なんだよ」
低い声で言い、山本は石橋の身体を蹴り転がした。
いくら尊敬するたけしの命令とは言え、このプログラムに
積極的に参加するつもりなど毛頭なかった山本は、相方を
はじめとした仲間を探してさまよっていたのだ。
そこへ突然訪れた生命の危機。それが山本の中の何かを
壊し、今は去っていった。
山本は傍に落ちていた出刃包丁と山さん人形をバッグに
詰め込み、左足を引きずりながら山道を歩き出した。
石橋貴明 死亡
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 05:40
「オレ何やってんねん」
多くの芸人が、パニックに陥り誰彼かまわず殺しまくっている中、
再び岩場にて、紫煙をくゆらすDT松本。
松本は冷静であった。
あるいは、パニック故の諦めかもしれない。
彼に残されているものは、何もない。
芸人として、全盛を過ぎたといわれて久しい
松本は、常にさがし続けていた。
自分の死に場である。
彼は、自分の美学に忠実であるあまり、
死に時を逸してきた。
今こそ。
石を飲む。
飲みまくる。
嚥下できそうもないものまで、飲み込む。
異様なほどに膨らんだ、自信の腹を満足そうに見つめ
ほくそ笑む松本。
さらに湿らせたタオルを口につめこみ、海の中へ。
「なんや、苦しくなんかあらへんな」
「死ぬなんてこんなもんか・・・」
意識が遠のく・・・
「どや?浜田、オレの死に方・・・お前のツッコ・・・・あり・・・・」
松本人志 死亡(自殺)
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 09:44
その一部始終をみていた今田が・・・
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 09:50
あー、松本死んじゃった
\ | /
― ―
/ | \ パッ
集合体によってδ宇宙域に転送され同化された松本。
飛び降りた崖へ30分後に転送される。
松本復活
159 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 10:46
ゴメンって!!オチつけてなかった俺が悪かった!!続き読んでくれ
ランディーズの中川はナップザックの中に入っている物を見て困り果てた。
「俺健康やしなぁ〜・・。こんなもん使えへんわ。」
小さな救急箱の中には消毒液、ピンセット、コットン、包帯、
あと解毒剤などの入った小ビンがいくつか入っていた。
「解毒剤・・ちゅうことは、誰かの武器に毒が入ってるっちゅうことか・・」
あまり働かない脳をフル回転させて考えていた。
彼自信、もうおじいちゃんなのだ。
「つまり、俺は仲間の救護藩にならなあかんのか。」
難しい役である。相手を信じ、そのうえ介護までしてやらなければならない。
もし相手が自分を裏切り、殺しにかかってくるかもしれないのだ。
「荷がおもいなぁ・・ほんま」
その時であった。
160 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 10:54
>>159no続き
ガサッ、ガサガサササッ、バタッ・・。
すぐそばの茂みから何かが倒れるような音が聞こえる。
「だ、誰やっ!!!」
とっさに立ち上がって茂みの方向を振り返ると、
そこには相方・高井が倒れていた。
「お、お前大丈夫か・?!」
高井は肩を大きく揺らしてハーハ−と息をしている。
近寄っても大丈夫だろうか。
もしかして近寄った俺を攻撃してくる作戦かもしれない。
「・・・そこ、におんの・・中川か・・・?」
高井が喋りかけてきた。
161 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 11:03
>>160ノツヅキ
「お、おう、そうやで!中川や。お前どうしたんや?!」
「ちょっと、毒ガスかなんか吸い込んでしもたんや、やられた・・・」
高井は洞窟の中で、遠くなる意識の中考えていた。
(毒ガスて・・そんな武器あったら最強やん、勝たれへんわ)
毒ガスに立ち向かえる武器なんかあったろうか、
そう考えた時、高井は地面に転がっている自分の武器を思い出した。
(そ・・そうか!コレや!!)
高井のナップザックに入っていたのは
2つのガスマスクであった。
162 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 11:15
>>161ノツヅキ
ナップザックを開けた高井にはこのマスクが何に役立つのかわからなかった。
しかし今やっとわかった。
ガスマスクが入っているということは
誰かの武器に有毒なガスがあるということ。
このマスクは今自分がいるような状況に使用するのだ。
諦めていた高井に一筋の光が見え始めていた。
急いでガスマスクを拾い、マスクをつける。
頭全体を覆うマスクにはご丁寧にも小さな酸素ボンベまでついていた。
視界が悪いため、壁づたいに歩く。
吸い込んだガスがまわっているのか、体が上手く動かない。
ようやく洞窟の外に出れたのはいいが、周りを気にして
茂みを通ってきたが、途中で倒れてしまい、そこで中川と出会った。
中川も、自分を殺すのだろうか・・・。
163 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 11:29
>>162 中川は迷っていた。
普段から相方とは中がいい方ではあったし、
高井がほんとはいいやつだということも知っていた。
しかし、この状況 誰が誰を殺すかわからない。
ココへ来るまでだって何度も銃声を聞いた。
自分もいつ死ぬかわからない。
(・・どっちにしろ死ぬんやったら、こいつと一緒でもええか)
中川は恐る恐る倒れている高井に歩みよる。
「高井、今助けたるからな〜・・」
中川は小ビンの中から有毒ガス用の解毒剤を選んで高井の腕に
注射してやった。説明書どおりになんとか出来た。
高井はまだぐったりしたままだ。そのうち効いてくるのだろう。
しかし、ココにもガスが漏れてくることを考え移動したほうがいい。
中川は自分の荷物と高井を抱え移動することにした。
この苦しい戦場の中で相方が無事だったという安心感を中川は感じていた。
164 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 11:31
ということで高井は生きてます。
困ったことしてすんません
165 :
名無しさん:02/01/12 11:54
>>158 >飛び降りた崖へ
>>154にそんな記述ねーだろヴォケ!!
バカで哀れな松本信者 死亡(自爆)
ピッ・・・・ピッ・・・-
人の存在を告げる光がスクリーン上でだんだんと大きくなる。
すぐ側に・・・誰かが・・・いる事はわかっている。
気配を出来るだけ殺し、宇治原は民家の壁に寄りかかり身を隠してた。
「この状況じゃ、俺勝ち目無いやん・・・」
宇治原が支給された武器は、
この「人の位置がわかるレーダー」ただ一つだった。
しかも、このレーダーはあまり高性能ではない物なのか、
位置は大体特定できても誰がいるのかまでは判断できない物だった。
この自分の背にある民家の中に誰か潜んでいる。
それだけはわかっている。
それが、探している相方の菅なのか。
それとも、baseよしもとの自分が知っている人間なのか。
もしくは戦いを望む人間なのか。
「仕方ないな・・・様子だけでも覗かんとな・・・」
真上の窓をそっと覗き込む。
民家の中にある影がロウソクのわずかな光の中照らされていた。
>166 は >132 の続きですスマソ。
>166 の続き
そこにいたのは、後輩のキングコング梶原だった。
オドオドしながら時折、辺りを見回していた。
いつも落ち着きの無い梶原が、さらに動揺しているのか、
民家の中をうろうろと歩き回っては立ち止まり、
立ち止まっては歩きを繰り返している。
宇治原は覗き込んだ窓のサッシに手をかけた。
・・・鍵はかかっていない。音を立てずに窓をスライドさせた。
「・・・梶原!」
小声で呼びかけると、部屋の隅にあった影がびくりと動いた。
「だ、誰や!」
「俺や、宇治原や!」
「う、宇治原さん!?」
驚きのあまり声を裏返らせながら、梶原は宇治原のいる窓の側にやってきた。
今までの動揺が嘘のように・・・。
やっと見つけた仲間に、宇治原もほっと安堵のため息を漏らした。
「一体、今どうなってるんや?全く状況が理解できへん・・・。」
「そんなん、俺も一緒です。宇治原さん、とりあえず中入ってくださいよ
話はそれからですよ。」
>167 の続き
誰かに見つからないように、
そっと玄関の方へ回り梶原のいる民家に入った。
一番奥にある台所の床に梶原は座っていた。
開始してまだ一日も経っていないのに、
すっかり梶原の顔は憔悴しきっていた。
「お前、そういえば西野は・・・?」
「宇治原さん、さっきの放送聞かなかったんですか?
俺、開始した時から西野とはぐれてしもて・・・。」
梶原は、それ以上何も言わなかった。
宇治原も、何も言えなかった。
放送された=死亡した・・・なのだから・・・。
西野を殺したのは誰かはわかっていない。
沈黙が、二人の間に流れた。
自分の相方の菅はまだ放送されていない。
生きている事は確かだが、誰かを傷つけながら
生き永らえているのかもしれない。
−本気で、お前はこのゲームに参加するんか?菅。−
>168の続き
「ここへ来る途中、baseの先輩いっぱい見たんですよ。
でも、みんな俺の前から逃げて行ったんですよ・・・。」
梶原は立てたひざに顔を突っ伏した。
声がだんだん小さくなり、震えだした。
泣いている。
あの、ムードメーカー的存在の梶原が泣いている。
「もう、誰も信じられなくなって、ここまで走ってきたんです。
そしたら途中の、森の中で・・・っく・・・西野が・・・西野が・・・」
左胸を真っ赤に染めた西野が。
自分の足元に転がっていた。と、梶原は言葉を続けた。
だけど、これ以上もう梶原は話す事が出来なかった。
すぐに西野の側から立ち去る、菅の姿を目撃した事も。
170 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/12 13:22
やった!松本復活。
アンチにとってもまだ死ぬのは早すぎ。
もっと苦悩して死んでもらわないと。
>>164 了解。つーわけで修正。
≪第2回放送≫(修正版2)
死亡者 矢部(99)・岡村(99)・藤本(FUJIWARA)・原西(FUJIWARA)
松嶋(オセロ)・中島(オセロ)・庄司(品川庄司)・明石家さんま
≪第3回放送≫(漏れていた分を追加)
死亡者 松下(バカリズム)・笑瓶(これも入れていいのか?)
亮(ロンブー)・淳(ロンブー)・西野(キンコン)
マギー(ジョビジョバ)
他、浜田・菅に殺害された名も無き芸人多数
第4回放送はもう少し死人が増えてから。
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫山口のくずコンビ・陣内コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
猿岩石・ランディーズ
≪武器が判明している生存者≫(
>>147に漏れていた分を追加及び修正)
猿岩石(鉄アレイ・アーミーナイフ・猟銃)・極楽山本(山さん人形・出刃包丁)
ランディーズ中川(救急箱)・ランディーズ高井(ガスマスク)
ロザン宇治原(不明の機械はレーダーと判明)
173 :
ネタ〜とマジとの間には〜♪byナカジマミユキ:02/01/12 13:44
「はっ!あそこに居るのは!!!」
キムは復活したばかりの松本を発見。
松本は復活しただけあって、裸んぼであった。
それを、盗撮する田代の影。
「何無料で兄さんとっとんねん!!!」
起こったキムはライフル銃で田代を撃とうとしたが、
盗撮で逃げなれた田代は、弾が肩を少しかすめはしたが難を逃れ、
森の奥へと逃げていった。
「・・・わての銃撃をかわしたんは・・・アンタが初めてや・・。」
キムは感嘆のため息を漏らした。
皆、田代は思いの他に強敵だ!!
174 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/12 14:56
>>159 ごめんね〜高井、死んだと思ってたのです!(ワラ
高井、結構好きだから、あまりにもあっけない死に、
どうしてもオチつけたくて・・・。
愛、ゆえの早とちりでした、ソマン。
お詫びに一つ追加。
かつみは歩いていた。
いつ、何時、殺されてしまっても可笑しくない
状況に立たされているためか、体中に異様な気配を
まとわせながら・・・。
と、その時。
「かつみさん!」
嫁のさゆりがかつみの元に駆け寄る。
そして、かつみもまた、さゆりの元に駆け寄り
二人は、厚い抱擁を交わした。
殺戮が繰り広げられている最中にかかわらず、さゆりは
「こんな抱擁は新婚初夜以来ですねえ・・・」
と、幸福せそうな表情を浮かべている。
「かつみさん、なかなか来えへんから、心配してたんよ〜」
「ゴメンな、手紙の場所、ようわからんでな。」
よく出来た嫁である。あんな騒然とした状態にあった教室で
気丈にもさゆりはかつみにこっそりと、そして明確な文章で
手紙を書いていたのである。
「もう、裏に地図描いてたのにー。」
「あ、ほんまや!気付かんかったわ!」
「うふふ。もー、かつみさんはどーしょーもないねえ〜。」
さゆりの柔らかい笑みが、先程までかつみがまとっていた
ピリピリとした空気を拭い去ってしまう。
本当に、自分には勿体ない嫁だと、つくづく痛感させられる。
元々、さゆりは、お笑いの世界の人間ではなかった。
それを、無理やり舞台に立たせたのは、誰でもない
夫のかつみであった。
もし、自分が夫婦漫才をさゆりに求めていなければ
さゆりがここにエントリーされることもなく
さゆりまでもがこんな危ない状況に立たされる事も
なかった筈だった。
かつみは、その事に負い目を感じていたのだ。
「俺と、結婚せんかったら・・・俺と、コンビ組まんかったら
こんな目に合わせずに済んだのにな・・・。」
かつみがそう言うと、さゆりの表情が一瞬曇った・・・が、
直ぐに、いつもの、のほほん、とした笑顔をかつみに向けた。
「良かった、かつみさんとコンビ組んで。
かつみさん一人をこんな目に合わせんで済んだんやもん。」
真っ直ぐなさゆりの瞳が本心からの言葉であることを
告げていた。
「さゆり・・・。」
本当に、いい嫁をもらったもんだ。
かつみは、心からそう思った。
きゃ、忘れかけてましたわ!
かつみ&さゆり 合体
兄さんに手を触れたもんは、何人たりとも許しまへんで。
179 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 15:16
ハリガネはどうなったんだろ。
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 15:51
かつさゆええなあ。泣けてくるわ・・・
181 :
フレッシュ暇人 :02/01/12 15:55
>>131の続き
弓矢を構えていた名倉は一瞬、人の気配を感じて振り返った。
「そこか!」
名倉は矢を木の上に向けて放った。「ギャッ」という短いうめき声と共に男が木から落ちた。
「うう・・・」と呻いているのはアクシャンの安井だった。
「な、名倉さん・・・どうして」
名倉の放った矢は安井の左肩を貫いていた。これ以外にもたくさんの傷を負っていた。
後輩を標的にするつもりは無かった名倉にとっては予定外の出来事だった。
「安井、武器は?」
「取られた」
「誰にやられた?」
「・・・」
「誰にやられたんや!」
「・・・原田さんです」
名倉は安井の発言に衝撃を受けた。
「泰造が・・・?」
「俺だけじゃありません・・・今村さん(ピートム)や、大熊(シャカ)もやられました。大熊は、もう・・・」
「安井もういい。まず、応急処置せな」
名倉は危険を承知で安井の体を背負って、空家に戻っていった。
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 16:31
草原の真ん中で桂歌丸は座禅をしていた。
どう見ても、殺してくださいと言っている様なものだ。歌丸は既に、死を覚悟していた。
しかし、ただの若造にはこの命奪わせまいというオーラが漂っていて
若手芸人は通りかかっても歌丸の命を奪えずにいた。
不意に背後から声が聞こえてきた。
「歌丸さん!歌丸さん!!こんなところで何してるんですか!?」
歌丸が振り返ると、そこにはコージー富田の姿があった。
「ここに居ては危険です。いっしょに行きましょう。」
「いや私は・・・」
「こんなところで命を落としてはいけません!!。僕の持ちネタが一つ減るじゃないですか。」
歌丸に殺意が沸き上がった。
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 16:47
歌丸(・∀・) カコイイ!
185 :
荒らしバスターず:02/01/12 17:10
>>173は無視して下さい!!
どうやら、ある一人の松本信者だけが
架空のハナシにおいても松本の死を受けとめる
ことができないようです。
>>173のように、死者を生き返らせるなど
(ランディーズ高井は例外です)
このスレを妨害しようとする人が少なからず
いるようです。
このような、荒らしは「バトルロワイアル」の進行の
妨げになるほか、ROMっている人達にも戸惑いを与え
かねます。
煽り、荒らしは徹底的に放置して下さい!!
よろしくお願いします。
なお、DT松本は
>>154において
死亡(自殺)しています。
以後、煽り、荒らしは私が極秘に結成した
スレ風紀組織「荒らしバスターず」が
徹底的に排除はできなくとも、軌道修正はしていこうと思います。
>>185 言われなくてもこのスレの人はみんな無視してるじゃん・・・
あんたが荒らしに見えるよ・・・
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 17:25
>>185 マジっすか?続きが完成して書こうと思ったのに。
確かに復活時の表現のアレはちょっと・・・と思うが。
できれば続きを書かせてもらえんか?
ダメなら復活の表現(現在構想中)をワシに書かせてもらえんかのぅ。
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 17:54
>>188 書いて書いてー。
というか、このスレは真面目に話を書いてくれる人がいなきゃ
成り立たないんだから好きにしたらいいと思うよ。
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/12 17:57
>189
賛成〜!真面目に書いてくれてる人がいるから、
ロムらーも楽しめるんだから。
>>189 ホント?じゃぁ続きから書くことにするね。
>>173 の続き
キムは松本と合流し、安心していたのも束の間、
序々に松本の異変に気付きはじめる。
合流してから松本はまだ一言も言葉を発していない。
それどころか、松本自身、目を閉じたままだ。
キムは松本が一度死んで再度復活したことなど知らないのだ。
「兄さん、具合でも悪いんでっか?兄さん。
こんな所で裸でおったら、野生の水野晴夫に襲われまっせ。」
松本が反応した。目が開き、わずかにキムを見て、口元がピクピク動いた。
しかし、また目を閉じ、何も反応しなくなった。
「おかしいなぁ。呼吸は正常。寒さに震える様子もない。」
キムはとりあえず、松本を岩陰に隠し、
松本の為にどこぞの死体から服を調達しようと、
心当たり(自分の来た道)に向かって歩き出した。
>>191 できたら復活シーンももうちょっと現実的なやつをよろしく。
>169 の続き
森の木々の間から漏れる月明かりに浮かぶ笑顔。
恐怖とか緊張とかそんな物は今更無かった。
ただ、今この自分の置かれている状況が楽しくて仕方なかった。
ナイフで体を刺せば血が出る。
ピストルで体を打ち抜けば血肉が飛び散る。
学生時代にがむしゃらに読み耽った猟奇物の小説や
サスペンス物の小説で思い描いていた世界が今まさに
繰り広げられている。
「あーあ、次は誰に出会うかなぁ。
俺、こんなにいっぱい武器持ってるのに、
使いきられへんやん。」
初めて玩具を与えられた子供のようにバタフライナイフをくるくると
回しながら菅は次の標的を探し、森の中を歩いていた。
「でも、いっぱい武器持ってるけど、
やっぱりナイフが一番殺しがいあるなぁ・・・。」
ガサガサッと木々が揺れる音が響く。
音のする方を振り返ると、自分の方に銃口を向け
立ち尽くすチュートリアルの徳井がいた。
>194 の続き
空に響く銃の発砲音。
「菅、お前もやる気なんか?」
弾は菅の頬を掠め、真後ろの木を撃ち抜いていた。
威嚇するだけの発砲にしては、十分殺意がこもっている。
「徳井さん、俺、そんな気さらさら無いですわ。
どうやったら逃げる事が出来るか今必死で考えてたんですよ。」
「ふーん。そんな物騒なもん手に持ちながら言える台詞か?」
「それは、徳井さんもお互い様でしょ?
徳井さんこそ、凄い物騒な物持ってるやん・・・」
二人の距離は2メートル半。
確実に攻撃を仕掛けたら、菅自身の方が手負いになるだろう。
銃を持っている徳井の方が有利という構図は変わらなかった。
>195の続き
「俺、さっきも言ったけど。闘う気ないって!!」
「本当にそう思ってるんか?」
今まで見たことの無い、徳井の怪訝な表情。
普段、仕事上の付き合いだけでなく、
それなりに友達付き合いをしてきたつもりだったのに。
「本当やってば。だから、今でも必死で森の中逃げて・・・。
信用してないんやったら、このナイフ捨てるから、
俺の事信用してくれてもいいんちゃうの?」
信用していた徳井に突きつけられた言葉に、
菅の表情は見る見るうちに曇り、今にも泣き出しそうだった。
徳井は、菅の表情を見るなり慌てふためき、
「す、すまん菅!!
俺もな、お前の事信用してなかったわけじゃないねん。
やっぱり、こういう時な、人間疑心暗鬼になるやん?
だから、言葉悪いけど、お前の事ちょっとためさせて
もらっただけやねん。悪かった悪かった!!」
と、早口で何度も何度も同じ言葉を繰り返した。
>196の続き
「俺も、ナイフ捨てるから、徳井さんも銃捨ててくださいよ。
これで俺丸腰やから。」
目をごしごしと擦りながら、菅は手にしたバタフライナイフを
茂みの奥へと放り投げた。
徳井も、バタフライナイフの行方を確認して、銃を茂みの奥へ投げ入れた。
2メートル半あった距離を半歩にまで近づけ、
そばにあった大木に寄りかかるように二人は腰を下ろした。
「菅、お互いに大変な状況になったな・・・」
「ほんまですよ。はぁ・・・どうやったら、事態が好転するのかなぁ。」
「それは、俺が聞きたいわ。」
言葉に詰まり、互いに溜息しか出なくなった。
月が傾きかけ、光が森の中まで届かなくなった頃、
菅は何かを思いついたのか、声を上げた。
「あ!俺、いい事思いついた!このゲームを終わらせる方法。」
「え、ほんまに?どんな方法や?」
今まで暗い顔しか見せていなかった、
徳井の顔にも笑顔が戻り僅かだが見えた希望に
思いを馳せていた。
>197の続き
「周りに誰かがいて聞かれたら駄目やから、
徳井さん、ちょっと耳貸してくださいよ。」
「わかった。菅の考えを教えてくれ。」
その名案を聞くために徳井は菅の口元にに耳を寄せた。
菅は手を自分の口に寄せ残った片手を腰のベルトへ回した。
刃が厚く重厚な造りのアーミーナイフ。
片手で器用に鞘を抜き取り、徳井の背後へ回す。
「まずは・・・徳井さん、あんたを殺すことから・・・ですよ。」
「えっ・・・菅、どういう事や!?」
躊躇いも無く徳井の首元へアーミーナイフを振り下ろした。
そして、引き抜きもう一度首へとナイフを突き立てる。
何度も、何度も、抜き差しを繰り返していくうちに、
徳井は抵抗する事をやめ、大木に寄りかかるように倒れていった。
徳井の首元から血がどくどくと溢れ出し、小さな血だまりを作っていた。
>198 の続き
「・・・俺は、はなから誰も信用してないんやで・・・徳井さん・・・。」
徳井の返り血で真っ赤に染まったシャツに満足げな笑みを浮かべ、
菅は茂みの奥に投げ入れたバタフライナイフと、徳井の銃を拾い上げた。
「やっぱり、アーミーナイフは重たいから、こっちの方がええわ。」
その代わりに、徳井の首から引き抜いたアーミーナイフを茂みの奥に
投げ捨て、さらに森の奥深くへと、進んで行った。
チュートリアル徳井 死亡
>194-199
長すぎた・・・スマソ・・・。
もっとコンパクトな方が良いですか?
>>193 えぇぇー。もう手後れだよぉ。今回は勘弁してちょ。ごめん。
お詫びに、考えていたのを言うと、
松本のガキトークでの、
雪崩れに埋まったときの生還ネタを借りようかと考えてました。
それから、>192の続きは、私が書くと数時間後になります。(休憩したい)
誰か書いてもらってもいいよ。
202 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/12 18:48
>>200 コンパクトでなくても長文おもろかったよ
その長身で痩せの男は、右手にバタフライナイフを握り立ち尽くしていた。
開始後間もなく、フラフラと独りこの森にやって来てから、ずっとこのままだった。
その男は数カ月前の事故で片目に傷を負っていた。
この深い森の中にまで、銃声や芸人仲間達の醜い叫び声が聞こえてくる。
Jr.(千原兄弟)はそんな中、強ばったままの表情でじっと一点を見つめていた。
死ぬ時は自殺しかないと思って生きて来た。
自分にとっては死など恐れるに値しないものだ。
そう、生も死も全て自分にしか決められない事は、死の淵を2度も味わった自分には十分わかっていた。
もがくな。もがいてはいけない。
終わらせるのは他の誰でもなく、自分でしかないではないか。
しかし・・・
それでも自分が今まで生きて来たのは何故だ。
自分には大きな野望があったからではなかったか・・・・。
Jr.の顔は青白く、生気は感じられなかった。
雨が降り出しても、その痩せた男はナイフを握りしめたまま闇の中で立ち尽くしていた。
誰かの断末魔の声を遠くに聞きながら・・・。
204 :
フレッシュ暇人:02/01/12 22:35
>>181の続き
空家で手当てを受けた安井は名倉に一部始終を話した。
ゲームが始まってから三時間後、原田・今村・大熊・安井の四人が合流した。
「無益な殺しはやめような」と言う原田の呼びかけに皆が同意した。
その原田が、奇声を上げて走る太田を見た途端に豹変した。
太田を追おうとする原田を他の三人は制止するが・・・
原田は武器の日本刀で三人を一気に斬り倒すと三人のバッグを奪い、太田を追って走り出した。
今村は一命を取り留めたが、大熊はそのまま命を落としてしまったという・・・
「・・・健は見なかったか?」
「すみません、見てないです」
安井はすまなさそうにうつむいた。
「安井、お前はここで隠れてろ。俺は泰造と健見つけるわ。今村も迎えにいかなあかんし」
「戻ってきますよね?」
「大丈夫。絶対戻ってくる。」
そう言って名倉はバッグを持って、空家を出た。
205 :
フレッシュ暇人:02/01/12 22:46
>>204の続き
「ああ良かった。やっぱ名倉さんはいい人だ」
「あんな事言って、実はオマエの事見捨てたんちゃうん?」
「ハハ、まさかそんなわ・・・」
安井の後頭部に何かが突き刺さった。安井はそのまま倒れて動かなくなった。
「ごめんなあ、お前、運悪かったなー」
犬の着ぐるみに身を包んだよゐこ濱口は安井の後頭部からアイスピックを抜いた。
「結構、人殺すのもおもろいな〜。しっかし、お前の死に顔はアホやな〜」
濱口は安井のマヌケ面に笑いをこらえながらその場を去った。
あ、濱口は名倉の空家と知らずにそこに隠れてたって事で。スマソ
207 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 23:22
男は一人、木陰で一点を見つめていた。
「……これでどないせいっちゅうねん、ゲーム…いや1人じゃ占いくらいしか出来ないやん」
心細い、思わず独り言すら漏らしてしまう。
目の前にはトランプカードが1セット、これが武器だという。
「せめて誰かおったらな…まあもう1人も慣れっこや」
男には相方がいた、しかし彼はもういない…ミュージシャンになったというのだ。
「せめてアイツが……無理な話やな、ふふっ」
自嘲の笑みを浮かべ、自分の馬鹿な考えを忘れようとしていた。
208 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 23:23
>>207の続き
その時、背後の草むらが音をたてた。
男は反射的に振り返る、そこには坂道コロコロ松岡が立っていた。
「お、松岡。いいところで………?!」
松岡の構えた小型の銃は男の眉間へと標準を合わせていた。
「な…なに考えとんねん? 殺る気なんか?!」
「しゃあないんねん、こうするしか……」
男の問いに松岡は辛そうに答える。
「こうするしかないんや、村田さ……?!」
松岡の体がまるで魚のようにビクンと跳ねた、そしてそのままその場に倒れる。
「危ないとこやったなー。よう、久しぶりぃ!」
「………お、桶田ぁ?!」
懐かしい声が響いた。
松岡の後ろに立っていたのは村田にとっての相方であった人間、桶田であった。
今村は森の中で息を潜めていた。
友人・・・だった、原田に切りつけられた傷が疼く。
横には大熊の死体が転がっていた。
「・・・ごめんな」
死体に向かってつぶやく。
あの時、原田を信じてみようと安井と大熊を説得したのは今村だった。
不安で、仲間の人数を増やしたかったのもある。
しかし、ネプチューンとピーピングトムは昔からの付き合いで、
事務所のほぼ同期、というだけでなく、個人としても友人だと思っていたのだ。
さして原田とも今村とも親しくなかった大熊は、むしろ数の論理に従って
追従してきただけだった。そして殺された。
「災難やったな、お前も」
動けなくなった今村を見捨てて去った安井の顔が思い浮かぶ。
バッグごと武器を原田に奪われた安井は、誰か庇護者を求めて
彷徨っているのだろう。
あの哀れげな眉根を寄せて、可愛そうな被害者を演じて。
あわよくば庇護者の武器と命を手に入れるために。
・・・今村は、それでも本当に安井を後輩として可愛がっていたのだが。
利用価値が無くなれば見捨てる程度の先輩だったのだろう、奴にとっては。
ずきずきと、傷が痛む。
今村は、安井が浜口に殺されたことを、まだ知らない。
(・・・すんません、安井は絶対「策士、策に溺れ」て死ぬタイプだと思うので
裏側を作ってみました。なるべくフレッシュ暇人さんの展開壊さないようにしてみたのですが。
勝手な事してスマソ)
211 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 23:25
>>208の続き
「なんでいるんや? お前もう芸人ちゃうやん」
「そなんやけどなぁ、こんな馬鹿なゲームぶっ潰したらなアカンやろ?
そんなわけでうまく紛れ込んだわけや」
「ぶっ潰す?出来るんか?」
「ま…それはおいおい考えていこうや」
「考えなしかい! まったく………あ、そや、松岡…死んでるん?」
「いや、気絶してるだけや。これじゃ人殺せんからなぁ」
そう言って桶田は手に持っていた黒い小さな物体を見せた、スタンガンである。
「せやからとりあえず縛っておいた方がええやろ。
ちょうどそこ、ツタあるやろ?」
2人が身を寄せていた木には長く丈夫そうなツタが絡み付いていた。
「よっしゃ、俺やっとくわ」
ツタを引きちぎりながら村田は心の底から安心していた。
大丈夫、桶だが要れば大丈夫だ、と……
(元)フォークダンスDE成子坂 合体
(坂道コロコロ松岡 監禁)
212 :
新参者@お腹いっぱい。:02/01/12 23:33
>>101さん
レスありがとうございます。やっちゃおうって
気になったです。
213 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/12 23:35
書いちゃってから言うのなんだけど成子坂復活はOKだよね?
まあ何でもありっぽいのでやっちゃいましたが。
214 :
新参者@お腹いっぱい。:02/01/12 23:41
というわけで、早速。
「クソッ、なんでこんなめんどくさいことに…」
長井秀和は小さく呟いた。
「誰かに見付かったら勝てる自信ねえしな、こんな
三国志全巻でよお」
これは本来なら谷井(エレキコミック)が持つべき
ものではないのか? と呑気なことを考えながら
長井はその表紙を見ていた。
森の中、繁みにひっそりと隠れているので誰にも
見付からないとは思っていたのは、彼の思い違いで
あった。
「長井さん?」
背後からの声に、長井は思わずびくっとした。
バシッ。
「痛ってーなー・・・・って枝かよ」一人ごちるのはサマ〜ズ・三村。
相方を探すわけでもなく、かといってこのゲームに積極的に参加する
わけでもなく、いつも通り見たままの状況を解説的にツッこむ彼の
“自然体”は、今まで敵に出会い殺されるという最悪の事態を避ける
という幸運を招いたようだ。ところが・・・・
「よお」。
そこに現れたのは三村にとって最悪の人間だった。
「お宅らのおかげでクリームシチューなんていう恥ずかしい名前を
頂いちゃいましてね。へへへ・・・」海砂利の上田の目は白目の部分が
真っ赤に血走る狂人のそれであった。
「いっ、いや、それはUNの内村さんが・・・」という彼の言葉は、上田の
凶器、金属バットの一振りで断ち切られた。
「木製バットじゃねえのかよ・・・・」消え入るような声の彼の最後の
突っ込み芸は凍てつく森の中の気温をさらに引き下げる寒いもの
で、“ツッコミ芸”という一つの芸風を確立した彼にとってみて寂しい
遺言となった。
さま〜ず・三村死亡
>>214の続き
「青木!」
思わず大声を出してしまってから長井ははっと
口を抑えた。大声で自分の居場所を知らせるような
ものだ。用心しなくては、と咄嗟に思った。
「お前…無事だったんだな」
抑えるような声で声の主に問い掛けた。
「ええ、お陰様で」
声の主―青木さやかはそう答えた。
「長井さん、私怖いんです。一緒に
いて下さいよ」
青木はそう言って近づいてきた。長井に
その申し入れを断る理由もなかった。
彼女とは普段から仲がいいし、やはり
ひとりよりはふたりの方がいいだろうと
思ったからだ。
「ああ、いいぜ」
瞬間、長井の胸に鋭い痛みが走った。
「…私、怖いんです。ここに来てから、
会う人全員を殺したくなるの…」
青木はそう言って長井の腹に刺さった
ナイフへまた力をこめた。そして何故か
微笑んでいた。
その微笑の意味すら解らなかったが、
何故か長井も笑みを返していた。
【長井秀和 意識不明(重体)】
更に寝ぼけた。俺は。
長井の胸に鋭い痛みって書いておいて
次に腹に刺さったって書いてある!!
おかしいな。腹に刺さったってことに
しておいてください。ものすごく反省。
反省しつつオンバトも見ずに寝るよ。
218 :
白雪姫さん@小人いっぱい:02/01/12 23:57
>>176続き
2人が再会して、何日経っただろう。
1日目は、出会ったそのまま、木の下で夜を明かした。
この状況下に置かれ、頭がさえてしまい
眠れなかったのだ。
2日目、目が覚めると、かつさゆの二人はすぐに
自分達の居場所探しへと出かける事にした。
行く途中、自分の見知った死体が転がっているのを何度か見た。
さゆりはそんな屍を前にしていちいち立ち止まっては
摘んできた花を供え、一人一人に対して黙祷をささげていた。
そして半日人気のない森の奥を歩き続け、小さな遊園地へと
たどり着いたのであった。
遊園地といっても名ばかりで、デパートの屋上にある様な
子供騙しのアトラクションが数個点在するようなものであったが
そのうち一つである汽車の中は、2人が寝るのには十分な広さであった。
「屋根もあるしねえ・・・。」
というさゆりの意見も受け入れ、2人はそこで就寝を決めたのだった。
219 :
白雪姫さん@小人いっぱい:02/01/12 23:59
>>218の続き
3日目、死者を告げるアナウンスの声でかつみは目が覚めた。
「・・・さゆり、さゆり?」
隣で眠っている筈のさゆりの姿がなく、
かつみは仕方なしに外へと出てみる。
「さゆりー。」
「あ、かつみさあん」
さゆりは、アトラクションであるウルトラマンの背中にまたがっていた。
100円を入れたら上下に動く、アレだ。
「かつみさ〜ん、見て〜、うごいてんねん〜。」
もちろん、それが動く筈もなく、さゆりは自分の力で
それがさも動いているかのように上下に揺らしているのだ。
・・・ああ、そういえば、さゆりを、遊園地のひとつにも
連れて行ってやった事がなかったな、とかつみは今更気付いた。
借金に追われ、苦労をかけ、それなのにさゆりは不平も言わず、
黙って自分について来てくれていた。
なのに、自分はといったら・・・。
さゆりに何かしてやった事があっただろうか?
220 :
白雪姫さん@小人いっぱい:02/01/13 00:04
>>219の続き
さゆりも他の夫婦の様に、遊園地に行ったり
レストランで食事をしたりしたかったに違いない。
でも、今暮らしで贅沢は禁物だと言うことは家計を握っていた
さゆりがよく解っていた事だろう。
それを解った上で、やさしいさゆりはかつみに我が侭を
言わなかったのだ。
普段は当たり前すぎて気にも留めなかったさゆりの気遣いに
こんな最悪の状態に立たされて、やっと気付いたのだ。
そして、かつみは今出きる精一杯の気持をさゆりに告げようと
心に決めた。
「・・・帰ったら、一緒に遊園地いこな。」
その言葉に、さゆりは、動きを止めた。
「嬉しい・・・かつみさん、そんなん初めてゆうてくれた!」
さゆりの顔が、見る見る間に蒸気し、
今にも泣きだしそうな笑顔をこちらに向けた。
「絶対、約束やからね!」
「アホ、男に二言はないで!」
守れない約束だなんて事は、2人とも解っていた。
ただ、「約束」という存在が2人の心を支えてくれている
それだけでよかった。
(思いのほかに長くなっていく・・・スマン。)
>220
泣けた・・・かつさゆには幸せになってもらいたい・・・。
おお、夫婦愛がこんなところで展開するなんて・・・(涙
Take2深沢が「正体不明の白い粉」の正体に気づいた?のは
立ち寄った家で偶然出逢ったウド鈴木に白い粉を入れた日本酒を呑ませてから一時間後。
ウドは突然獣の様に暴れだして、テーブルなどをひっくり返した。。深沢は素早くその場を逃げ出した。
十分後に家に戻ったら、ウドは白い目で、口から泡を吹いて倒れて動かなくなっていた。
毒か覚醒剤か・・・はたまた肉骨粉か炭素菌か?どれかは確証はつかないが、この白い粉が恐ろしくなった。
(ウドちゃん、実験台にしてゴメン)
深沢は粉の入った小瓶を台所に置くと、ウドのバッグを持って家を出た。
ウドのバッグの中には手榴弾10個が入っていた。
224 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/13 02:38
(あ、やばい、出れない…)
−数日後−
【エスパー伊東 餓死】
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 04:09
いずれは関西芸人と東京芸人が絡むことになるのか?
それはそれで楽しみだね。
つうかまとまるのかこれ。
>>173 の続き
「確かこの辺やったけどなぁ」
キムは雑草生い茂る廃墟地(農村跡地)を目前に林道を警戒しながら歩いていた。
「あった、あった。」矢が刺さった木を見て呟いた。
木の根元には雑草に紛れて男がうつ伏せで死んでいた。
この場所に来るのは2度目だが、最初に来た時から既にその男の死体があった。
「さっきと変わらん・・・いや、手榴弾がないか。惜しいことしたわ。」
手榴弾はその死体の男の武器だったのだろう。
キムは以前、ここで手榴弾を見つけ、拾って持ち去ろうとした時に、どこからか矢が飛んで来た。
矢は頭上をかすめ、横にある木に刺さった。
とっさに握っていた手榴弾を、矢が飛んで来たらしき方向に投げた・・・ピンも抜かずに。
その後は木々に隠れ、警戒しながら早急にその場を立ち去った。
「今あの辺探したらあるかもな・・・」
だが、手榴弾を探す気などさらさら無かった。
227 :
名無しさん@BR未読者:02/01/13 05:32
せっかくなんで、この人たちも…
朝焼けが辺りに広がる頃、バッファロー吾郎竹若は
第3回放送を聞き、安堵のため息を漏らした。
もうしばらく木村は生き残る。
しかし、いずれは死ぬのだ、木村も俺も。
俺がさっきやったように、誰かが俺を殺しに来る…。
深夜、暗闇に支配された森の中で、竹若はさ迷っていた。
普段は冷静沈着な竹若も、自分が置かれた極限状況を理解するには
今しばらく時を置かねばならなかったようだ。
竹若はナップザックの中にあった唯一の武器、
砲丸を手に闇に紛れる。
眼の悪い自分には夜の行動は危険だと考え、
樹上で時を過ごす作戦らしい。
その時、木の下の茂みから物音がした。
そして、その音はこちらに近づいて…。
「やばい!」とっさに竹若は己の感を頼りに、砲丸を
物音のする方向へ放った。
>>226 の続き
キムは本来の目的に意識を戻し、身包みを剥がそうと男の体をあお向けにした。
その時初めて、その男の正体と死因を知るのだった。
「これリットン藤原さんやん。頭、馬に蹴られてるやん。」
藤原の額には馬の蹄の跡が残っていた。
「野生の馬?・・・家畜の馬が逃げた?・・・馬に乗っている奴がいる?」
あらゆる想定をしながら、藤原が着ているナイキのスウェット上下を剥ぎ取り、
松本がいる岩場に向かって走ってるのであった。
藤原(リットン調査団) 死亡
229 :
名無しさん@BR未読者:02/01/13 05:37
>>227の続き
絶叫が辺りに響くと、それっきり物音は静まったままだ。
慎重に樹上から降りた竹若が、物音のした方に近づくと、
そこには砲丸が顔面に当たってグチャグチャの……いや、ちがう。
よく見るとその人物は、同期でもある千原兄弟の靖史だった。
「おい、違うよなぁ、こんなん夢やろ…なあ起きろや!!」
230 :
名無しさん@BR未読者:02/01/13 05:43
>>229の続き
人殺しになるのは覚悟していた。しかし、最初に殺めたのが
かつては同居までしていた親友の靖史だったとは…。
それから、どれだけ走っただろう。
気づくと、竹若は山小屋でシャワーを浴びていた。
常人には耐えられない高温だが、竹若にはいくら浴びても
血の匂いがまとわりついているように感じ、
全身の震えが止まらない。
もし、相方が目の前に現れたら、俺はあの時の様に
靖史を殺すのだろうか……。
竹若はその考えを、そしてさっき自分が行った行為を
意識から振り払うと、真っ白なガウンを羽織り、
靖史のナップザックに入っていたノートパソコンに向かった。
殺されるのは、いつでも、誰であろうとも構わない。
だが今は自分の出来る事を精一杯やるしかないんだ。
竹若の後ろでは、安井がゆっくりと死後硬直を始めていた。
【千原兄弟 靖史(兄) 死亡】
つっこみたい部分は山ほどあるでしょうが、ご勘弁を
今更だが、エガちゃんの死はモタイナーイね。
>>158の続き
集合体(時空連続体)に同化された松本人志は自己と集合体の意志の
境目に集中すると必ず既視感が起こるのを感じながら歩き始めたが
いつしか1890年のオランダへと注意を向けていた。
松本人志が集合体を通してVincent van Goghへ接続を試みようとしていたとき
光のかたまりが現われた。
生命体8432『私は在りて在る者。笑いの実体です。』
そのエネルギー体は松本に話しかけて来た。
松本は光の中心を見つめる。
そのころ太田は生命体8432が出す高次元実在の気配を感じとり
松本のいる場所へと向かい始めた。
>224
激しくウケタ。
今日は新人演芸大賞再放送〜in the park上げー。
>234は、スレチガイ・・・鬱。
>199 の続き
「梶原・・・、少なくとも俺はお前のこと信用してるから。」
「宇治原さん・・・」
伏せたままだった顔を上げ、涙でぐちゃぐちゃに崩れた顔のまま、
梶原は宇治原の方を見上げた。
「もう、泣かんでええから・・・な?」
「はい・・・俺、西野が死んだ事でもう、
誰も信用できなくなってました。
ほんまはこういう時こそ、信じなくちゃ駄目なんすよね。」
「そうやな・・・俺が必ず西野を殺した奴を見つけて敵をとってやる。」
宇治原は僅かな灯りの中で、何とか笑顔を見せた。
本当は、自分自身が一番動揺し、恐怖で心根まで震え上がっているのに。
後輩の梶原の前では、体面を保たないと・・・
先輩として、そして年上の大人の男として面目が立たなかった。
「・・・宇治原さん、ほんまに・・・ありがとうございます。」
梶原も宇治原の言葉にやっと気持ちが落ち着いたのか、
体の震えがとまり涙を流すのをやめた。
「梶原。菅を見かけへんかったか?俺も、あいつの事が心配や。
一人やからな・・・それに・・・。いや・・・何でもないわ。」
>236 の続き
『あいつを止められるのは俺だけや。』
その言葉が続かなかった。
菅の事は、自分だけの中にとどめておかないと、
何も知らない梶原にまで迷惑をかけることになる。
もはや、コンビ同士の問題として定義するのには
重大すぎる問題にまで発展していたが・・・。
あくまでも、冷静に。判断を下すにはまだ早すぎる。
『菅』その名前を聞いた梶原の顔から、見る見るうちに
今までの安堵の表情が消える。
僅かな灯りの中では、宇治原には表情を読み取られなかったが。
自分の相方を殺した、先輩で同じグループのメンバー。
自分の相方の死体を足蹴にした、今もっとも梶原が憎むべき人物。
宇治原は多分、何も知らないから、何も真実を見ていないから。
そんな事がいえるのだろうか。
この人は、俺の敵をとってくれない。
西野を殺した菅さんを、この人が殺せるだろうか。
他人の為に自分の相方を殺める人間が、いるだろうか?
・・・いいや、彼にそんな事が出来るわけがない。
先刻まで、心を許していた先輩に逆に猜疑心がふつふつと込み上げてくる。
>237の続き
『宇治原さんが手を下せないのなら。俺が直接手を下すのみ。
菅さんを殺すために、まずはこの人から排除しないといけない。』
猜疑心は確信に変わる。
『俺が二人を殺して、西野の敵をとってやる・・・。』
「今の状況をはっきり理解しとかんと・・・これから何もできへんな。」
とりあえず宇治原は今の現状を再確認し、今後の対策を考える事にした。
冷静すぎる宇治原に梶原はさらに決意を固めた。
「宇治原さん、そのままチェック続けてくださいよ。
俺何もしないのも悪いからコーヒー入れて持ってきますわ。」
「ん、ごめんな。梶原。」
必死で地図とリストを作る宇治原に背を向けて、
梶原は戸棚から取り出したインスタントコーヒーを入れ始めた。
そっと、ポケットに手を入れ白い薬包紙を取り出す。
そしてそれを開き、そろいのマグカップの一つにだけ・・・入れた。
ナップザックの中を見たとき、はっきり言ってこんな物では
この戦いを勝てないと心底思っていた。だけど、今は願ってもいない好機。
この機会を逃さずして、いつ宇治原を手にかけるか・・・。
>238の続き
「宇治原さん、ここ置いときますよ。」
梶原はテーブルの上に二つマグカップを置いて、
薬の入ったマグカップをあえて宇治原の手の届く場所に置いた。
宇治原は集中しているのか、軽く一度だけ頷いた。
「ちょっと俺、外の様子見てきます。」
「あー、気をつけてな。」
これからおこるであろう光景。
宇治原が毒入りコーヒーを飲み苦しんでいる姿は見たくなかった。
梶原の心に残された最後の良心が、足を外に向けさせた・・・。
<数分後>
そろそろかと思い、梶原は家の中へ戻る。
説明書には『即効性の毒薬』とだけ書いてあったのでもう大丈夫だろう。
部屋の中には倒れている宇治原がいるだけなのだから。
だけど、部屋の中にはまだ宇治原が・・・いた。
「宇治原さん・・・!?」
「梶原、ありがとうな。お陰でデータ収集も上手く行ったわ。」
「そ、そうですか・・・。」
即効性の毒は嘘だったのか。量を間違えたのか?
慌てて梶原は、自分の方に置かれたマグカップに手を伸ばし口をつけた。
>239の続き
「そうそう、せっかくミルク入れてもらったんやけど、
俺ブラックの方が良かったから、梶原の方においてあった奴飲んだで。」
梶原はマグカップから口を離したが既に遅かった。
口に含んだコーヒーはすでに飲み込んでしまった後だった。
梶原の呼吸が乱れ手が震えだす。
歯をがちがちと鳴らしながら体の奥からこみ上げてくる嘔吐感。
咳き込んだ口元に手を当てると、指の間から血が流れていた。
足の力が抜けその場に倒れこんだ。
宇治原は倒れた梶原に駆け寄り背を起こした。
梶原は何度も何度も、血を吐き続けた。
「宇治原さん、卑怯ッすよ・・・不意打ちなんて。
でももう、俺駄目ですわ・・・これで西野のトコ行けますわ・・・。」
がくがくと体が震えだし、また血を吐き出した。
梶原の口端からあふれた血が伝い落ち床に落ちた。
「・・・宇治原・・・さん・・・。ありがとうございました・・・。」
今までの苦しみが嘘のように、梶原は眠りにつくように目を閉じた。
「嘘やろ、梶原・・・なあ、目ぇあけろや・・・何でお前が死ななあかんねん・・・。」
目を閉じた梶原はもう何も答えなかった。
室内を照らしていたロウソクも
梶原の命が尽きるのと同時に燃え尽きていた。
キングコング 梶原 死亡。
>>216の続き
青木、急所を微妙に外したな。意図的なものか?まぁチョンにやられなかっただけ(以下省略
猛烈な脱力感の中、遠くから何か近付く音が。テンケテンケテン…テンケテンケテン…テンケテンケ隊?!
キチガイ長井さん、これあげる。だからこれちょうだい。ここちょうど劉備がギャフンと...
ああああああ、それじゃ人は殺せませんよ!バカッ!(バシッ!)あぶないからー!
...あぶない。このバカの側に殺意はなくても死には至る。急に意識が戻った長井は
起き上がった。しかし辺りには誰もいなかった。腹と胸の傷にはきちんと手当てがしてあり、
手にはアサルトライフルAK-47が握らされていた。その代わりに、三国志全巻が消えていた。
俺の意識が戻る前にその場を離れれば、そのまま別れても「ルール内」ってわけか。
長井は、胸のガーゼの部分にからみついていた丸まった茶色い毛と、1cmという規定外の
まゆげ1本をつまんで払い除けた。オッペケ谷井、お前と今立は三国志全巻で戦えそうだよ...
(長井は数少ない無法者系ピン人材なのでフカーツ スマソ)
長井 生還 ※エレキ合体が正式に判明
まるむし商店キボン
今、誰が一番人殺してるのかなぁ・・・。
ネプ原田とかロザン菅、DT浜田あたりが有力候補!?
桐山みたいな存在がいないな
桐山。
これから作ればいいじゃん。
個人的にはダウンタウン浜田とかはまりそう。
>245
麒麟の川島しかいないだろう!!
あのええ声で追い詰めて欲しい。(w
>247
個人的に麒麟川島氏も登場して欲しいと当方も切に願っております。
>202
かなり遅レスですが有難うございました。
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:22
このスレ面白い。
何処まで芸人が出せるのか楽しみ。まさにサバイバル戦。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:24
死んでも、厨房ヲタによって生き返らせるバカスレ
252 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/13 13:30
>>244 キム・ホリケン・爆太田も結構殺してるんじゃ
ないかなあ?爆太田・キムについては
前に松本探してた時、何人も殺してる様な
描写あったし・・・。
253 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:32
原田→太田狙い
太田→松本狙い
松本→????
この構図が(・∀・) イイ!
254 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/13 13:43
その構図に爆田中とキムを入れるとさらに好きvv
そこら辺書く人、頑張ってくださいね。
やっぱり、1番見たいとこは、自分で作るより
他人が書いたやつ見て楽しみたいという我が侭な私(ワラ
255 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:49
>252
とりあえず、折れがわかる範囲での殺害数。
浜田→約6人(文中で書かれている)
原田→1人?(文中から読み取ると殺したのは大熊のみ)
菅 →2人以上(文中からはキンコン西野とチュート徳井を殺したことは確か。
無数の死体の数が明記されていない。)
キム→数人
太田→1人以上(ロンブーの敦以外の数がわからん)
よって、現時点での殺戮王は浜田に決定。(w
256 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/13 13:55
>>255 人数的には浜田かあ。
雰囲気的には菅が一番殺してそう。
極楽の山さんの話かなり好きだったなあー。
なんか、かなり山さん男前だったし。
彼は、一応番組中のバトルロワイヤルでの
優勝者だしね。
257 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:57
菅ちゃんは殺すの楽しんでるっぽいからねえ。
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 13:59
>256-257
折れもロザン菅が一番かと思ったが、
文中の記述が無いために2番手に甘んじているなと。
菅はいっぱい武器を持ってるようだから、
相当殺したと考えてもよさそうだ。
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 14:00
暫定集団ボコリ王はジョビジョバの5人
260 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/13 14:06
出会った人全員殺してるみたいだから。
殺した人の中に知り合いが2人も居る
訳だからかなりの人数ころしてるよねえ。
261 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/13 14:07
上は菅の話ね。
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 14:08
あと1番殺人上手そうなのはキムだよね。
銃弾外した事ないんでしょ?(ワラ
≪武器が判明している生存者≫
TIMレッド(銃器)・中川家剛(毒針を仕込んだ縦笛)・ネプ名倉(弓矢)
ネプ堀内(ボーガン)・ふかわ(武器不明。爆弾を作れるらしい)
雨宮迫(防災グッズ)・DDD山口(ウクレレ)・Take2深沢(遅効性の白い粉)
バカリズムマスノ(ウージー・ノコギリ)・爆笑田中(小型銃)
爆笑太田(レーザー銃)・DT浜田(弾切れのチャカ・サバイバルナイフ・ハリセン)
DT松本(白いタオル)・キム(ライフル・日本刀)・ロザン宇治原(何かの機械)
ロザン菅(バタフライナイフ・他)・コバ(金槌・釘)・陣内(毒ガス)
田上よしえ(ヨーヨー)・マギー無きジョビジョバ(銃器×4・猟銃・マシンガン)
「一度でいいから見てみたい・・・」
草原に吹いたそよ風が、歌丸の少ない髪になびいた。
歌丸はこの草原で座禅を組んでからほとんど動かなかった。
近くにはコージー冨田ら、果敢に(無謀にも?)立ち向かった5人の芸人の遺体があった。
歌丸が何を武器にしているかは傍目にはわからない。
コージー冨田、アリtoキリギリス石塚、星野卓也、あさりど川本、OverDrive緒方 死亡
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 14:38
強!
歌丸、強!
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 14:43
ヘボイ若手は空気を読まずに歌さんに殺されたか(w
267 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/13 14:57
「増田」
後ろから不意に声をかけられた。
驚きつつも聞きなれた声に振り返ると
堂土貴が立っていた。
一睡もしていないのだろう、少しやつれていた。
ここにくるまでいつだって笑顔だった堂土が
笑顔を浮かべる余裕すらなくなっている。
そんな堂土が心配になり、
自分が身を潜めていた洞窟へと誘うと、少し笑顔を見せ、話し始めた。
「こんなんいつまでつづけるんやろな」
「さぁ。俺ら助かるんかなぁ?
でも俺らだけは殺し合いとかやめよな?
俺、おまえに殺されるんも殺すんも嫌なんや!」
芸暦も年も自分より上で。家族のように
いつも見守っていてくれた堂土を、
いつのまにか誰よりも信頼するようになっていた。
そんな堂土を自分が殺せるわけないのだ。
「ところでおまえの武器は何や?」
「ってか武器とちゃうねん。ちっちゃいビンが一個入ってただけなんや。
おまえは?」
268 :
敵本部@お腹いっぱい。:02/01/13 15:07
「若い奴の方がどんどん死んでいくなぁ。もっと頑張ってもらわないと」
参謀・高田文夫が死者リストを見て呟いた。
「タモリ、萩本欽一、島田紳助、ドリフターズ、シティボーイズ、西川きよし、いとしこいしetc・・・ほとんど健在ですね」
ガナルカナル・タカも大御所芸人がほとんど生き残っている事に驚いていた。
「あら、でもビートキヨシだけは殺されてるな」
「猿岩石が二人でボコった後、DTの浜ちゃんに踏み潰されたんですよ」
「本当運がねぇな」と、たけしが笑った。
めっちゃ死人増えてるなあ。
つーわけで
>>264までをまとめて4回目の放送。
≪第4回放送≫
石橋(TN)・大熊(シャカ)・徳井(チュート)・安井(アクシャン)
三村(さまぁ〜ず)・ウド(キャイ〜ン)・エスパー伊東
藤原(リットン)・靖志(千原(兄))・梶原(キンコン)
コージー冨田・石塚(アリキリ)・星野卓也・川本(あさりど)
緒方(OverDrive)
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫山口のくずコンビ・陣内コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
猿岩石・ランディーズ・キム松本組・かつさゆ・元フォークダンス
エレキコミック
≪武器が判明している生存者≫(
>>147 >>172に追加)
千原Jr.(バタフライナイフ)・ネプ泰造(日本刀・他3点)
よゐこ濱口(アイスピック)・Take2深沢(謎の白い粉・手榴弾10個)
長井秀和(ライフル)・海砂利上田(金属バット)・青木さやか(ナイフ)
バッファ竹若(砲丸・ノートパソコン)・エレキ(三国志全巻)
>>268 いとこいもいるのか・・。殺害されるシーン想像したくねー!
271 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/13 15:15
「俺はな、これや!!」
そういって小さなナイフを取り出すとのど元に突きつけてきた。
「おまえは信用しとったみたいやけどな、俺は信用なんか
してへんねん!!」
そういった堂土の顔を見ていると笑いがこみ上げてきた。
「殺したいなら殺せや・・・」
「望みどおりにしたるわ!」
数分後。
長い沈黙のあと、恐る恐る目を開けると、
目の前に堂土が倒れていた。
「何でや・・・」
「俺な、毒飲まされててん。おまえやったら助けてくれるかなって
思ったんや」
そういって堂土は静かに死んでいった。
「そんなん助けれるわけないやんか・・・」
洞窟内には増田の泣き声だけが響いていた・・・。
272 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/13 15:16
271のつけたし。
死亡はルート堂土です。
おそまつさまでした。
273 :
名無し暇人:02/01/13 15:36
洞穴を出た田上よしえは、近道を登っていた。
「神社・・・?」
そこは小さい神社だった。よく見ると、賽銭箱に寄り添って寝ている一人の男が居た。
「た、高木ブーじゃん・・・こんな所で寝てたら殺されるよ・・・」
田上に殺意が浮かんだ・・・だが
「こんな所で寝てるっつうのはもしかするとドリフの罠かもしんないし・・・こんな武器(ヨーヨー)じゃ殺せないもんな〜」
と言って高木ブーに近づく事なく神社を通り過ぎた。
(・・・運のいい女め)
木陰から毒を仕込んだボウガンで攻撃しようと構えていた加藤茶は心の中で舌打ちした。
(動いたら殺されるんちゃうんかい・・・)
猿岩石によって社の中に全裸で監禁されていたおさるは自ら束縛を解く事と寒さを凌ぐ事は出来たが
加藤と高木の存在に気づき、まだ動けずに居た。
もっと武器のバリエーション広げよ宇部
森の出口の木陰に潜む無気味な男が一人。
「うひひひ・・・、さぁ来い、さぁ来いよ、誰か来いよ〜〜」
泥まみれのシャベルを手に木陰でほくそ笑むのはバナナマン日村であった。
「げへへ〜〜、絶対助からない深さに掘ってやったからな。
誰かハマったらすぐにこのシャベルでボコボコにして、生き埋めにしてやる〜〜。
どいつもこいつも俺の事バケモノだとか言ってバカにしやがって〜〜。
笑えねぇくれぇ醜く殺してやるぜ〜〜。俺様が真の芸人だァ〜〜〜。」
暗闇に日村の醜く歪んだ顔が浮かび上がった。
276 :
おおブレネリ:02/01/13 16:09
麒麟の田村はキタノからあまりにもいきなりすぎる報告をされて名前を呼ばれてから
分校を飛び出して何とか茂みに覆われた比較的見つかりにくそうな場所を見つけて
隠れていた。あかん。さっきから何回も銃声が響いてる。考えもでないまま
に時間はいたずらに刻々と過ぎていく。きっとこのゲームは止まらない。自分や川島
の名前が放送されるのも田村はもうそう遠くない未来の様な気がしていた。
でも死ぬ前に、死ぬ前に川島にだけには逢っておきたい。俺の無茶苦茶やった人生
を変えてくれた川島に、「ありがとう」ってせめて一言言ってから死にたい。
しかしこうしている間にも川島は殺されているのかもしれない。この状況の中
誰にも攻撃されずに特定した人物と逢うなんて話は無理に等しいだろう。
277 :
名無しさん@お腹いっぱい.:02/01/13 16:14
■お笑いバトルロワイヤル 優勝者予想スレッド■
1 :ななし:02/XX/0X 13:22
江頭に一票
879 : :02/XX/XX 23:34
けんたん残ってくれなきゃいやー(><)
880 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/XX/XX 23:36
意外な所で劇団ひとり
881 :北野誠 :02/XX/XX 23:37
俺だろ?
882 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/XX/XX 23:40
>881は本人?つーか芸人か?(w
「・・・ちくしょう。みんなオレを馬鹿にしやがって」
北野誠は立ち寄った家で武器のノートパソコンに電話線を繋いで2ちゃんねるを見ていた。
(もちろん、この行動もたけし側は把握済)
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 16:20
>>278 だから、なんか他のスレでも言ったと思うけど
アドの中に「SEX」が入ってるやつは
2ちゃんねるよく来るやつならあけないってば。
も〜、うざいなあ・・・。
一応言っとくけど、皆あけないようにね。
あ〜、なんて心配性なんだ・・・、漏れ・・・。
いやあ!!開けてもうたー!!!うちあほやー!!せっかく279さんが忠告
してくれてたのにーッッッ!!!!!
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 16:31
>276
もしかして七瀬ふたたび?
いやあ!!開けてもうたー!!!うちあほやー!!せっかく279さんが忠告
してくれてたのにーッッッ!!!!!
283 :
名無しさん@お腹いっぱい.:02/01/13 16:33
「どけ」
浜田は目の前の萩本欽一に言った。萩本は浜田の前に立ちはだかったまま、動かなかった。
猟銃を持っている萩本の全身には血がこびりついていた。おそらく返り血だろう。
萩本がその猟銃で多くの芸人と仕止めたのは浜田にもわかった。だが・・・
「どかんかいわれぇぇぇ!」
浜田は右手にサバイバルナイフ、左手にハリセンを持って萩本に襲い掛かった。
「!」
萩本はすばやく猟銃を浜田に向けた。
銃声----
(続きはご自由にドウゾ)
多くの芸人「を」だった。。。スマソ
七瀬って何?!
木漏れ日の中、男が一人で罵詈雑言を叫びながら半狂乱でカッターナイフを
振り回していた。
目は血走り、よだれが足れ、全身汗まみれになりながらも周囲の木々、枝を
でたらめに切り付け続ける・・・。
「どいつもこいつも面白しろくないんじゃー!」
「生きていてもしょうがない馬鹿どもばかりやないか!」
「俺が、俺こそが生き延びて大事をなすべき逸材なんじゃー!!」
「天恵に得ている俺様以外、皆くたばれ!!!」
上半身裸で胸にカッターでハーケンクロイツのマークを刻み付け
狂気のダンスを続ける男、正気を失った麒麟川島の姿がそこにあった。
アメリカンヒストリーXかよ・・・
群れ(ファミリー)から飛び出し単独行動に出ていたのは、
意外にも山崎邦正だった。
「群れ飛び出して失敗やったかなぁ。
でもなぁ、あの時みんな単独に出そうな雰囲気あったしなぁ。
・・・みんな今頃どうしてんのかなぁ。」
そう言いつつも山崎は雪積もる山を登り、スキー場に出て、
スキーリフトに乗っているところだった。
山崎は既に、自ら持参したチャッキー人形の衣装に着替えていた。
「あんま上行ったら寒いわ」
そう言って、支給された武器である竹ヒゴをきつく握りしめた。
升野の話がおもろいー。シチューつくってたり。
誰か上手な方、よかったらおねがいします。
とある工場の裏手にある倉庫の中には二人の男がいた。
よゐこ有野晋哉と、極楽とんぼ加藤浩次だった。
二人は小さな明り取りの窓がいくつかあるだけの薄暗い
倉庫の隅に並んで座り、言葉を交わすことなくじっとしている。
重苦しい沈黙の原因は、これまでに数度聞いた放送にあった。
二人のよく知る人物が、共に歩んできた仲間が、何人も
死んでいるのだった。
有野は熱くなる目頭を押さえ、堪えきれない感情の爆発を
どうにか抑え込んでいた。
皆、次々と死んでいく。自ら死を選んだ者がいたとしても、
それは極少数だろう。ということは、誰かが誰かを殺し、
誰かが誰かに殺されているのだ。
きっと、今この瞬間にも。
「・・・行こ」
有野はバッグを肩に掛け、立ち上がった。
「どこにだよ・・・」
もうすでに諦めの境地にいるのだろう。加藤が気だるげに
有野を見上げた。
有野はただ真っ直ぐ前を見据え、ハッキリと答える。
「探しに行こう」
「・・・濱口か?」
「山さんも。それから・・・矢部と岡ちゃんも」
あの二人がもし離れ離れで逝ってしまったのなら、せめて
二人一緒の場所に葬ってやりたかった。自分が死んでしまう
前に、それだけは絶対にやり遂げたい。
ともすれば生きる気力を失ってしまいそうな今、有野は
「生きる理由」を見付けていた。
加藤は吹かしていた煙草を足元に捨て、立ち上がって踏み消した。
「こんなとこでじっとしててもしょうがねえわな」
そう言って、加藤は傍に立て掛けていた武器を肩にかつぎ、
重そうなバッグをもう一方の手に提げた。
そのバッグには大きな弾が大量に入っている。加藤の武器は
ミサイル砲だった。
一方の有野は、武器である花瓶の入ったバッグを抱えて
加藤のミサイル砲をあごで指し示す。
「それ、絶対に使わんといてや」
「わぁってるって、誰も殺しゃしねえよ。持ってるだけで
十分威嚇になるしな」
「頼むで」
「ああ。誰も殺さねえし、誰にもおめえを殺させねえよ」
加藤が見付けた生きる理由。それは親友の有野を守ることだった。
どう足掻いてもどうせ死ぬのだからと、チャールズ・ブロンソン
ばりに暴れ回るつもりでいた加藤は、この倉庫で偶然有野に
出会って考えを改めたのだった。
どう足掻いてもどうせ死ぬのだ。それならば、この戦場で
一番大切な、かけがえのない友人を守って死んでいきたい。
二人は倉庫を出、仲間を探して歩き始めた。
よゐこ有野・極楽加藤 合体
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 18:04
歌丸に惚れました
パチンコバトルロワイヤルってビデオあるね
295 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 19:36
>>292 極楽加藤+よゐこ有野ええわあ・・・。
加藤はラジオで「有野の為だったら死ねる」って言ってたしね(ワラ
296 :
名無し@お腹すいた!:02/01/13 20:03
日が沈みかける頃、森永(ツインカム)は相方の島根を探していた。
「早くあいつを探して二人で逃げなくては。」
森永は疲れきった体をおして島根を探した。これからの自分、そしてツインカムの未来の為に。
すると向こうから聞き覚えのある声が。
「ハハハ♪」
「し、島根?」
森永は声のする方に走った。やった、やっと見つかった。森永は必死に走った。
「島根ぇーーー」
「おぅ森永!」
「・・・え?」
森永は目を疑った。確かにそこにいるのは島根だった。しかし、隣にもう一人いる。学園のアイドル千鶴だった。
「え?お前・・・」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・・・
森永は無意識に右手のマシンガンの引き金を引いた。
森の中に銃声と悲鳴が鳴り響いた。
297 :
フレッシュ暇人:02/01/13 21:07
名倉は次々と立ちはだかる敵を躊躇いなく倒しながら(と言っても無関係の芸人だけ)原田と堀内と今村の姿を探していた。
「!」
大きい樹木に寄り添っている一人の人間・・・それは北陽の虻川美穂子であった。
どこから摘んできたのか、虻川は両手で花を握っていた・・・様に見えた。
(まさか・・・?)
名倉が虻川に近づくと木陰から女の声がした。
「・・・誰?」
名倉が振り返るとそこには虻川の相方・伊藤さおりの姿があった。
「こいつ、死んどるやろ」
名倉は虻川を指して伊藤に聞いた。伊藤ははっきり頷いた。
「私をかばって殺られたの。せめて死に顔とかキレイにしたっていいよね?」
「誰にやられた?」
「言わない。私があいつを殺すんだもん」
伊藤の頬には涙の跡が見えた。
「・・・なぁ、泰造と健見てないか?」
伊藤は首を横にふった。
「そっか」
名倉がその場を去ったのを見送ると、伊藤はバッグを持った。
「絶対、仇討つからね」
伊藤の瞳に涙が滲んだ。彼女はそれを拭うと一気に走り出した。
「…いないなあ」
爆問田中は相方を捜そうと回りを見た。
時計は夕方五時を回り、既に外は暗くなっている。
ここがエリア外になるのも時間の問題だと田中は思った。
完全にエリア外になってしまうとルール上自分の首にはめられている
首輪が爆発してしまう。
相方に会う前にこれで死んだら本末転倒だ、一回ここから退却しなけ
ればと考え直した田中は、側にある木の上を見た。
もう月が出ている。
後五分でここは立入禁止エリアだ。
逃げよう。田中は近くの小屋まで走り出した。
>>296 まさか、ちーちゃんまで殺したの!?
それは許せん!!!!
301 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/13 21:52
これかなりおもしろい!
ロザンの二人の先が気になる!!
302 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 22:12
虻ちゃーん(涙
303 :
何人目かの暇人。:02/01/13 22:38
>>106の続きを書こうと思ってたんだけど
>>298さんが続けてくれてるので
>>298の続き。
外観はいかにもな山小屋だったそこは、中に入ると
普通の和風の民家だった。田中は少し悩んでから土足
で上がり込んだ。
このプログラムが始まるまでは確かに人が住んでいた
のだろう。生活臭が薄れることなく漂っていた。
この生活臭に紛れて誰かが潜んでいるかもしれない。
田中はさすがに銃を取り出すことはしなかったが、
物音を立てないよう用心して家の奥へと進んだ。
ちらりと見た腕時計は、先ほど時間を確かめてから
ちょうど五分後を示している。間に合ったようだ。
ほっと安堵の息をつき、田中は私物のライターの火を
灯した。暗い家の中を手探りで歩くのには限界がある。
304 :
何人目かの暇人。:02/01/13 22:53
小さな火の明かりを頼りに板張りの廊下を進んだ。
すると、前方にある部屋の入り口から明かりが漏れて
いるのを見つけた。
田中は息を止めてその部屋の様子を窺うが、人の気配が
あると言えばあるような、ないと言えばないような、
という、なんとも頼りない結果しか得られなかった。
「ここはやべぇかもな…」
無意識にひとりごちながら来た道を戻ろうとした瞬間、
田中の頭上にある電灯がパッと点いた。驚いて振り返
ると、よく見知った男が立っていた。
「…泰造」
ネプチューン・原田泰造である。着流しを身にまとい、
抜き身の日本刀を手に持っている。
「田中さん、太田さんと一緒じゃないんですか」
「見りゃわかんだろ。つーか何だよ、その格好。着物
なんかどこで手に入れたんだよ」
着流しと日本刀と原田という図が妙にはまるせいか
不思議な迫力を放つ相手に少々気おされながらも、
田中は旧知の男にいつもの調子で返した。
305 :
何人目かの暇人。:02/01/13 23:00
「太田さんの居場所、知りませんか」
一方の原田は田中の言葉など全く無視して、自分の
質問ばかりを繰り返す。田中は言い知れない気配を
原田から感じ、思わず一歩後退った。
「…知らねえよ。こっちが教えて欲しいくれぇだよ」
「そうですか」
原田はうつむき、手にした日本刀を小さく振るった。
カチャリと金属音がし、電灯の明かりを反射した刀身が
鈍く光る。
やばい。こいつはやばい。田中が確信すると同時に
原田が刀を振り上げた。
田中は咄嗟に火の消えたライターを原田へ投げつけ
頭を抱えてしゃがむと、前転の要領で前に転がり出た。
刀を大上段に構え、田中との距離を縮めようとしていた
原田とすれ違い、ある程度の距離を作ったところで
立ち上がって走り出す。
「田中さーん!一緒に太田さん探しましょうよー!」
「ふざけんな!光は絶対、てめぇなんかに殺させねえからな!」
306 :
何人目かの暇人。:02/01/13 23:18
小屋を出て、原田が追ってくる気配がなくなっても
田中は走り続けた。
早く太田を見つけなければ。なぜ原田は太田を狙って
いるんだ?太田が殺されてしまう。太田が死んでしまう。
早く見つけないと。
気ばかりが焦って思考がまとまらないし、体もついて
こない。田中は何度も転び、砂や泥や擦り傷にまみれ
ながらも走った。
頭に浮かぶのは、あの時の太田の顔。
名前を呼ばれた者から順に消えていく教室の中、田中の
すぐ隣にいた太田の顔は放心状態を示していた。
太田のそんな顔は見たことがなかった田中は、太田に
待ち合わせる場所を告げるつもりでいたのにできず、
太田が教室を出ていく番になっても何も声を掛けられ
なかった。
あいつの性格なら、自殺するか、自暴自棄になって
殺しまくるか、そのどちらかだ。
田中は何としてもそれを止めたかった。ふたりで一緒に
ここを脱出するのだ。いや、太田だけでもいい、生き
残って欲しい。
時すでに遅し、かもしれない。それでも田中は走った。
307 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/13 23:24
意味が、わからない。
理解など出来ない・・・。
チュートリアルの福田は無言で放送を聞いていた。
涙はもう枯れはてている。
ここは森の深まった所にある小さな倉庫。
業務用の大きな冷蔵庫が2つも置いてあり、中には何種類もの
食料がそろえられていて、食べるには困らない。
深い森の隔離された場所にあるここは外に出ても銃撃音など聞こえない。
福田もココを見つけたのも森で迷っていてたまたま、という感じだった。
もうずっとこの倉庫に隠れている。
倉庫内のどこかにスピーカーがあるようで、放送はすべてこの倉庫で聞いていた。
校舎を飛び出してからこの倉庫に来るまで誰とも出会っていない福田は
今だにこの状況を理解しきれてはいなかった。
福田はぐちゃぐちゃに混乱した頭を抱えずっと泣いていた。
スピーカーから聞こえる放送では確実に死人が増えている。
>303さん、お手数掛けさせて申し訳ありません。
では、駄文失礼ながら田中に逃げられたネプ原田のその後をば。
取り残された格好になった原田は、逃げられたか……。と呟いて
から頭をかくと、床に座ってゆっくりと手持ちの武器である妖刀村
正を磨き始めた。
「ふざけんな!光は絶対、てめぇなんかに殺させねえからな!」
静かに刀を磨いている原田の耳にはまだ逃げ出し際に言った田中
の声がはっきり残っていたのだ。
確かに田中の場合長年のつき合いである太田を他人の手によって
殺されるのは我慢ならないのもよく分かる。
そして、何よりも何故自分がここにいるのか、自分が何故この武
器なのか、考える度に分からなくなる。
原田は思った。
刀を手に入れてから、以前よりも敵を切り倒して血をこの刀に吸
わせる度に自分が強くなっているのがよく分かる。
しかし、妖刀である以上、その事によって何らかの代償を払わな
ければならないと、静かに原田は考えていたのだ。
森の奥で人の気配がした。
それは猛スピードでどんどん近付いてくる。
「きたぁッ!!」
木陰に潜むバナナマン日村の目が光った。
視線の先には彼が武器のシャベルで掘った落とし穴があった。
310 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/13 23:58
>>307ノツヅキ
決定的に福田の考えが変わったのは相方・徳井の名が放送で読まれた時だった。
幼稚園の頃からの付き合いでとても仲のよかった相方、徳井の死によって
福田の頭はいっきに現実にひきもどされる。徳井と自分の付き合いに未来はない。
彼ともう同じ舞台にあがることはない。
そう考え始めた福田は今、自分のするべきこととは何かと考えた。
そうだ。自分には徳井以外にも仲間がいる。baseの先輩後輩。
守りたい、守られたい人がたくさんいる。
明日自分が生きてはいなくても、今生きなければ意味がない。
この倉庫にもいつ死神が現れるかわからないのだ。
福田は立ち上がり、冷蔵庫から腐りにくい食品を選んでナップザックに詰め込み、
自分の武器であるハンマーを右手にかまえた。使えるかどうかわからないが、
自分の身を守れるものはこれしかない。
311 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:00
邪魔してごめん。
次課長って出た?出る資格なし?(藁
>>308 こっちこそなんかすんません。
泰造の続き、楽しみにしてます。
>>311 まだみたい。
自分で書いてみるのも一興ですぞ。
313 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/14 00:04
>>310ノツヅキ
(徳井君、俺かて頑張るから。ありがとう、頑張るよ・・・)
福田は深呼吸を一つしたあと、倉庫のシャッターを開け外へ出た。
「まずは使用できる人を探そ!」
今までの福田とは違い、福田にはやる気が満ち溢れていた。
しかし、それは実は現実からの逃げだったのかもしれない。
福田はあまりにも人を信用しすぎていた。
314 :
ノリきっちゃう暇人。:02/01/14 00:08
ゴメソ、
>>313は
「まずは信用できる人を探そ!」でした。
間抜けマヌケ・・・
勝手に
>>283の続き
「欽ちゃん!」
Take2東が血まみれで倒れている萩本欽一を抱きかかえた。
「・・・東か」
「欽ちゃん、死なないで・・・あんたが死んじゃダメだよ!」
そのとき、人の気配。東が振り返ると、そこには同じく血まみれの浜田が立っていた。
浜田はこめかみから血を流していた。
まさか、彼が殺したのか・・・?東は浜田をにらみつけた。
「東・・・違うよ、彼がやったんじゃない。ちょっと油断したら誰かに刺されちゃっただけだよ
・・・東、お前は生きなさい」
萩本はそう言って微笑むと、そのまま目を閉じた。
「欽ちゃん!欽ちゃん!」
東は必死に彼を呼ぶが、萩本は二度と目を開ける事は無かった。
浜田はそれを表情ひとつ変える事無く見ていた。
「・・・オレもまだ、死ぬ訳にはいかんのや・・・」
そうつぶやいて、浜田は通り過ぎた。
東もやがて、萩本の持っていた猟銃を手に取って立ち上がった。
その瞳は決意に満ちていた。
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:18
浜田も松本探してんのか?
−−−−−−−−−−−−−ここまで読んだ−−−−−−−−−−−−−
>>317 しおり挟むだけじゃなくて、感想も書いてよー
>241の続き
森の中を必死で駆け抜ける青年が一人。彼の名前はビッキーズ木部。
今彼は、別れ別れになった相方の須知を探していた。
『俺はbaseのメンバー皆で帰りたい。
だから、皆を集めるために島中を回るつもりや。
こんなばかげた事にはのるつもりがないと思う。
俺が皆を説得するから、お前は安全な場所に避難しとけ。
後で迎えにいく。』
そう書いたメモを出発前に、木部のポケットに入れたまま、
須知は木部の前にスタート地点を後にした。
「須知・・・お前アホか・・・。」
自分の責任でもないのに、どうしてそんな馬鹿げた事をしているのか。
二十数年付き合いがある須知の行動が、木部には一向に理解できなかった。
時折稀に見せる須知の正義感と言う奴だろうか。
大した当てもなく森の中をただ駆け抜けても、事態は一向に進展しない。
「安全な場所って、この島全部危険やっちゅーねん・・・。」
>320
息を切らせ、茂みの中に座り込む。
ナップザックの中に手を伸ばしミネラルウオーターを一気に飲みほした。
彼が与えられた武器は、棘のついた鞭が一本。
人を殺そうと思えば十分すぎる武器だが・・・。
「これで、どうやって戦えばいいんや・・・。こんなん使った事ないって。」
最初からあったが、さらに深まった絶望感。
「須知〜せめて死ぬ時は一緒に死のうや・・・小さい時から
ずっと一緒やったのに、死ぬ時は別なんか〜・・・」
半泣きになりながら、木部は木々の間から見える夜空を仰いだ。
ここで泣き言を言っても、何も問題は解決しないのに。
「そんなに一緒にいたいんやったら、
望みどおりにしてあげますよ。木部さん。」
「誰や!?」
茂みの側の木の上から声が聞こえる。
木部が木の上を見上げると、大降りの枝に菅が腰をかけていた。
何が楽しいのだろうか、足をぶらぶらと揺らしながら・・・。
>321
「菅・・・。」
「木部さん、須知さん探してるんでしょ?」
「そうや。お前居場所知ってるんか?」
「知ってるも何も、もうそこにいますやん〜。」
菅は木部の側にあるもう一本の木を指差す。
木部がその指の先に見た物は・・・。
枝には何かがぶら下がっていた。小さな影が風に揺すられている。
風でゆらゆらと揺れるその物は、
ぐったりと項垂れた相方の須知だった。
須知はもう何も言わず、ただ吹く風に身を任せているだけだった。
死後何時間も経っているのか。
すっかり顔から血の気が失せていた。
「・・・須知・・・?!」
「あ、わかりました?たまたま仕掛けた罠に上手い事須知さん
引っかかってくれたんですよ〜」
「菅・・・お前、須地になんて事しとんねん・・・!」
木部は須知の変わり果てた姿に我を忘れ、
菅が腰をかけている木に駆け寄ろうとした。
だが、菅がポケットに差し込んでいた、
小型の銃を木部に向けてパンッ、パンと二発発射すると、
木部はその場に崩れ、動かなくなっていた。
>322
「そんな怖い顔してこんでもええやん。木部さん。」
まだ硝煙臭が残る銃口に息を吹きかけながら、
何がおかしいのか、菅はずっと小刻みに笑い続ける。
木部は薄れ行く意識の中で、相方須地とすごした時間が
走馬灯のように流れていく。
楽しかった事。辛かった事。そして・・・今。
「須知・・・、死んでからもずっとお前は俺の一番の親友やで・・・。」
胸を貫く痛みが徐々に薄れてくる。
意識もそして、遠く・・・遠くへと消えていった。
「何で皆そんなに友情に執着するんか、俺よくわからへんわ〜。」
二体の死体を目下に置き、
菅はまたいつもの様子でクスクスと笑い続けるのだった・・・。
ビッキーズ 木部・須知 死亡。
>323
×木部は薄れ行く→○木部の薄れ行く
に訂正します・・・。
325 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/14 00:38
やっぱり吉本芸人が多いね、あとはナベプロかな?
事務所ごとの統計取ってみよっと。
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:38
>>312 教えてくれてありがと。
書いてみたいけど悲しいかな文才がゼロなんだな、これが・・・
いつか誰かが書いてくれるのを気長に待ってるよ。
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:40
松本について構想があるっていったヤツよ
早く書けよ!
それとも、ただの煽りだったのか?
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:43
まあまあ、気長にまちませふ。
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:50
>>327 だってさー、なんかオレにまかせろ!
みたいなこといっといて
実は、勢いだけみたいなところが・・・
まー、期待して待ってるゼ!!!
330 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 00:57
いい具合に物語をつむいでくれれば誰が書いてもいい
・・・僕はどうしてここにいるんだろう。
いつから僕の人生は変わってしまったんだろう。
坊主頭に筋肉質の体、よれよれのタンクトップに
短パンとゆう姿でその男はひとり、小さな川沿いの河原で体育座りをしていた。
彼はプログラムがはじまるとすぐに意味もなく走り続け、
いつのまにかたどり着いたそこでずっと体育座りをしていた。
支給された武器はレミントン31RS、散弾銃。
しかしまだその武器をどうするか、
誰かに出会ったらどうするか、
全然判断がついていなかった。
「・・・はぁいど〜も〜・・・・なかやまきんにくんですっ」
蚊の鳴くような小さな声でつぶやいた。
332 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 01:56
ここのスレいいね!これだけで本出せんじゃん。
菅がどこまで残るのか気になるね。
それにしても皆なかなか物語つむぐのうまいな(w
およそ芸人には向かない性格。
それがなぜかいつしか脚光を浴び、知名度もそれなりにあがった。
わらいのじかん、めちゃイケなどにも出演することができた。
それを自分はいつも、「ハイテンションだけ」で乗り切った。
今回もそうなのか。
やっぱり自分にはハイテンションしかないのだろうか。
「はぁいど〜も〜!なかやまきんにくんですっ!」
今度はさっきにくらべて、かなり大声だ。
なぜか勇気がわいてきた。
今までゴールデンの出演を、それでなんとか乗り切ってきたように
ハイテンションで行くべきなのか?
彼はにやりと笑った。
「さあー来い!さあー来い!」
彼の声はいつしか絶叫に変わっていた。
誰かに見つかったら殺されるかも知れない、
そんなことはもう気にならない。
「全国のムキムキのみんな、僕に力をわけてくれ・・・
本当〜にやっちゃうのかいっ!?
ほんとう〜なのかいっ!?」
何度も舞台で口にしたそのセリフを、
彼はただただ、叫んでいた。
「さあ〜来い!!さあ〜来い!!
ほんとう〜にやっちゃうのかいっ!?
ほんとう〜に殺すのかいっ!!??」
中山。きんにく。筋肉。タンパク質。プロテイン。
さあ来い。さあ来い。本当に殺す。殺す。
さあ来い。さあ来い!
叫びながらずっと同じ言葉しか考えられなかった。
そしていつしか同じセリフを絶叫したまま、散弾銃をとって走り出していた。
すでに彼は気が狂っていた。
>>331-334 長くてごめん。。。初めて書いたし。
しょうもないと思ったら、無視しといてちょ。
きんに君(・∀・)イイ!
337 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 02:17
338 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 02:22
>>335 いいよ〜きんに君。
また書いて!(ワラ
「ふむふむ。皆がんばっとるようだね〜」
次々と死者が読み上げられる放送をのんきに聞きながら
鼻歌なんぞ歌っている男がいる。
「やっぱさ、ちゃんと正々堂々戦わなきゃ。ねぇ大竹ぇ〜」
ニヤリと笑いながら語りかける斉木しげるの目の前には
大木に括りつけられた大竹まことがうなだれていた。
大竹はTVタックル繋がりでたけしに取り入ろうとしたが見事失敗、
そして開始早々斉木に捕まってしまっていた。
「…いつまで括り付けておくつもりだ。殺すならさっさと殺せってんだ!」
大竹の怒鳴り声も覇気が無く、すぐさま鬱蒼と茂る木々の中へと消えていった。
「いやさ、人間やっぱり、素手じゃなかなか殺せないもんよ。
大竹、俺の武器、なんだと思う」
「…知らねえよ」
「これ」
そうして斉木が大竹の前に差し出した武器は…
パチンコ玉だった。
「ふ、ふはははは!そうかわかったぞ。お前俺を殺さないんじゃなくて、
殺せないだけなんじゃねえか!そうなら斉木、こ、こんな無駄な事してないでよ。
い、一緒に組もうじゃねえか。ベテランの意地見せてよ、若手ばかりに幅きかせてられな」
一気にまくしたてる大竹の頭をパチンコ玉が貫いていった。
そのままゆっくりと倒れていく大竹。
「ふん。ゴチャゴチャ五月蝿いね、まったく。そう思わないかい?」
「まったくっす」
斉木の側には鼻射撃を終えたWAHAHAの梅垣がいた。
余ったパチンコ玉を鼻から取り出しながら二人は森の中へと進んでいく。
【死亡】 大竹まこと(シティーボーイズ)
【合体】 斉木しげる・WAHAHA梅垣
渋い!さらにイイ!
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 02:33
映画にしたい、このスレ。
誰かノリタケのストーリー創ってくれ〜
>323
目の前で、自分のよく知っている人間が死んだ。
いつも計算高く、人の何倍も頭が回る宇治原自身でも、
今まさに起きた出来事を素直に受け止めることが出来なかった。
梶原はすぐにでも目を覚ましそうなほど、安らかな顔をしていた。
それが、余計に宇治原の心を痛めた。
間接的とは言え、自分が殺したも同然で・・・。
宇治原は自分自身を何度も何度も責めていた。
そして何度目かはわからないが、聞こえてきた放送で、
チュートリアルの徳井が死んだ事を知った。
また、自分の知っている人間が一人死んだ。
だが、まだ相方の菅の名前は呼ばれなかった。
「もう、止めようや・・・こんな事して何になるねん・・・。」
こんな馬鹿げた事を止める事のできない自分の不甲斐なさと無力さに泣けた。
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 02:45
すごい!すごすぎるよ!!
一気に読んじゃった。。。。
オセロや、かつみさゆりや、よゐこ有野さんと極楽加藤さんの所で泣いた。
最高だよ!!!
>344
側に寝かされた梶原の顔にそっと、持っていたハンカチをかけてやる。
そして、両手を胸の前で組ませてやった。
少しでも自分の犯した罪を償うために。自分のした事を詫びるために。
「・・・西野ごめん・・・、お前の相方守る事できへんかった・・・。」
宇治原は、梶原の持っていたナップザックの中から、
残っていた薬包紙と食料を取り出して自分のナップザックへ移し替えた。
窓の外を見るとうっすらと朝日が昇り始めていた。
ようやく、宇治原にとって悪夢のような一夜が過ぎ去り行くのであった。
>346
「えーっと、徳井さんに木部さんに須知さんでしょ、あと、西野。
で、誰がいたかなぁ・・・。」
まだ2体の死体を見下ろしたまま、
菅は参加者リストに赤いペンで印をつけていた。
『西野(刺殺) 徳井(刺殺) 木部(射殺) 須知(絞殺)・・・・』
リストには菅が直接手を下した人間に赤の斜線と死因であろう
書きなぐった文字が書いてあった。
リストにはこの四人のほかに、多数の芸人の名前があった。
ざっと十数名。その殆どが、菅と同じbaseよしもとの人間だった。
そして、自分が直接手を下さずとも死んでいった芸人には、
青いペンで印をつけていた。
「何や結構生き残ってるやん。福田さんにランディーズ・・・
陣内さん、コバヤシさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・宇治原。」
>347
最後に見た相方宇治原の名前に、菅はあからさまに舌打ちをした。
「なんや、まだ残ってるん?あいつ。」
・・・あいつの事やから、速攻死んだかと思ったわ。
・・・インテリぶった(まあ、事実賢いけど)あの男。
・・・意外と出来る奴なんかなぁ。
「・・・あははは、俺あいつの事相方やからって高く評価しすぎやわ〜。」
宇治原は、菅とは違い決して自分から人を傷つけようとはしない。
むしろ、他人を傷つけるぐらいならば、自分で傷を背負い込むタイプだ。
多分、今回の戦いでも誰一人手にかけることは無いだろう。
だけど、それはこの状況において死活問題にかかわってくる最有力事項であることは
ゲーム開始時からわかっている事だった。
「それが、甘いんやって。宇治原・・・なぁ?」
朝焼けに照らされた菅の横顔はこれから始まるであろう、
更なる殺し合いの舞台に悦びを隠しきれないでいた。
>>242の続き
「まだ傷が痛むけど、しょうがねえか」
長井はそう小さく呟くとあたりをそっと見回した。
とりあえずあのふたりは信用できそうだ。まあ、
ふたりはとっくにいないけど。
青木の行動は長井に少なからずショックであったが、
この状況だ、仕方あるまいと思っていた。
とりあえず、ここを離れよう。
三国志全巻がライフルに変わったことで、バッグは
かなり軽くなった。
長井は周りに誰も潜んでないことを悟ると、静かに
移動し始めた。
そのとき、耳をつんざくような声が聴こえた。
「何だ?!」
長井は思わず大声を出してしまった。
「皆〜、戦うのはやめて〜っ」
女の声だ。…誰だ? 知らないぞ?
サバンナ八木は、川で水浴びをしていた。
彼に支給された武器はヌンチャク。
そしてなぜかプロテイン。
他人にとってはあきらかにハズレだが、
自分にはうってつけの武器だと思った。
彼は天然ボケだった。
どこかでプロレス界の神様、カール・ゴッチは
河原で自然石を用いてトレーニングをしていたことを知っていた。
それで自分も彼にならいプロテインを飲み、
自然石で筋力トレーニングをしていた、その後のことだった。
>351
「さあー来い!!さあー来い!!」
川下から誰かが叫びながら走ってくる!
八木はあわてて全裸で身構えた。
なかやまきんにくんだ。
しかも両手で何か大型の、散弾銃らしき物をかかえて走ってくる。
しかし、彼には自分を見られていないようだ。
とゆうか正気を失っているように見える。
よだれや鼻水が垂れ流しだ。
素早く八木は岩陰に身を隠した。
今何組み何人くらいなんだ?
集計希望。他力本願。
この調子だとすぐ100人いきそうだな〜。
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 03:10
書き物屋さんはBASEのファンの方?
すごくいいよ!最高だよ!ファンになりそうだよ!
100人揃った所で増やすの締め切りかい?
もうちっと渋い所入れようかと思ってるんだが。
そこらへんのリクもあれば、書かせて頂きたく所望。
>>352 「いらっしゃいませ、ローキックはいかがですか!?」
すぐ横をきんにくんが走り抜けようとしたその時、
八木は飛び出して、持ちネタのギャグを言いながら
きんにくんの左膝外側を強く蹴った。
「ギャアアア!!??」
きんにくんは叫びながら、八木とは反対側にあわてて転がった。
そしてすばやく、なんとか姿勢を立て直した。が。
「筋肉はオレ一人で充分なんじゃー!!」
すでに八木は叫びながらきんにくんに向かって走っていた。
「片足タックルはいりまーす!」
>>327 >>329 マジレスです。(遅くてスマソ)
弁解させてください。
現在構想中と書いたのは、松本復活方法の話です。
で、「松本復活後の続きを完成した」から書きたいと言ってましたが、
松本の話を完結したものを完成した訳ではありません。
あと、続きを書いたから折角だから書き込みたいという勢いも多少ありました。
いろいろ誤解を生んだかもしれません。ごめんなさい。悪気はありませんでした。
で、ラクな方(復活後の続き)を先に書いちゃったもので、
自分的にはその後に「復活方法の話」を書くのは抵抗があった訳です。(今でも)
その辺を
>>201 に書いたのですが・・・ダメってこと・・・かな?
>>357 マジレス続き
今は、松本に関しては、他の人が宇宙系でお書きになってるので、
無知な私が介入し難い部分もあり、動向を見守っている状態です。
(それを無視して続きを書く気は無いです。仕方ない場合は別ですが。)
余談ですが、これ書くのって大変ですね。気を遣うことが多くて(w
20行超えると文章を分割して再構成。
書きこむ前にリロードして既出芸人チェック。既出だったら書き直し…とかね(w
と言う事で宜しくね。(マジレス、長くなってごめんなさい)
>>356 八木は素早くきんにくんの右足をとると同時に、
相手の体を地面に叩きつけた。
そして膝十字固めにとった。
ためらうことなく折った。
「いきなり出てきて筋肉の座を奪いやがって!!
吉本の筋肉王はオレじゃあー!!
あ・・・?」
八木は強烈な銃声を聞くと同時に、
頭の右半分が無くなっているのを
見ようとしたのか、左目が上を向いたまま息絶えた。
「・・・・八木さん?」
呆然とした表情できんにくんは、自分がやったと気づかない様子で
煙があがるレミントン31RSの銃口と、
頭の右半分が無くなってしまったサバンナ八木を同時に見つめた。
折られた足の痛みはまだ感じていなかった。
【サバンナ八木:死亡】
>>359 なぜか、きんにくんを生き残らせてしまった。。。
駄文。
>>354 テレビで見るぐらいです。。
なんとなくのイメージで書きました。
ってゆうかFUJIWARAも99も死んでるから
サバンナ八木ぐらいしか、きんにくんと絡めるキャラがいなかったです。。
ほとんどのbaseの芸人でメジャーなのは
他の人がすでに使ってますし。
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 04:00
芸人という芸人が出尽くすまで続ける戦いでもある・・・(w
何故か下平や内村ヲタとか混ざってたが
その頃、堀内健は
「あ、当たっちゃった・・・」
と、相変わらずとぼけた調子で殺戮を進めていた。
「ま、いっか」
と、再び歩き出した。
「泰造と潤ちゃんはどこにいるんだろ〜?」
$10浜本 死亡
>>288 の続き
「ここまで来れば、もう誰もおらんやろ。
しかし、これ、どこまで行くんやろ・・・」
リフトに乗り、じっと前を見ていた山崎。
前方の視界が悪く、なかなか降り場が見えてこない。
「やっぱ、寒なってきた・・・」
このまま雪山で身をひそめていても、寒さに耐えられない事に気付く。
「あかん、引き返そ。」後ろを振り向いた。
遠く離れたリフト乗り場は、黒い点にしか見えなかった。
「遠いなぁ。」
隣のリフト(下り)に目を向け、ダメもとで飛び移る事を考えた。
失敗して落ちても、下まで3〜4m程だが雪で真っ白だ・・・この先も。
あとは、リフトの鉄柱にさえ注意すれば大丈夫だろう。
「・・・ん?」
さっき、後ろを見たときの風景に違和感を感じた。
>>364 の続き
再度後ろを振り返り、目を凝らした。
山崎のリフトから十数台後ろのリフトには、
黒い革の服を着て腕を組んだ男が座っていた。
「なんかいるじゃぁん・・・布袋じゃぁぁぁん」 ※布袋寅泰
山崎は一瞬パニックになり、焦って隣のリフトの方に飛んだが全く届かず、下に落ちた。
雪に体が埋もれたが、何とか自力で脱出した。
その時丁度、リフトに乗ったままの布袋が、山崎が落ちた位置を通り過ぎて行った。
>>365 の続き
「・・・なんや、やっぱり関係ないんや。・・・芸人ちゃうし」
そう呟いたのも束の間、布袋がリフトから飛び降りた。
山崎は呆然とその様子を見ていた。
そして、布袋が雪の中から脱出し、猛ダッシュで向かって来た。
「わぁぁぁー」山崎は絶叫しながら走って逃げた。
だが、布袋の足は速く、山崎はすぐに捕まった。
布袋は山崎の体を2、3回揺すった後、取り逃がすフリをして山崎を突き放した。
山崎は再び絶叫して逃げたが、また捕り、体揺すられ、突き放される。
それを4回繰り返した布袋は、山頂の方に走り去って行った。・・・布袋は、ただの珍入者だった。
半ば放心状態の山崎。出てくる言葉は無かった。
※布袋はこのプログラムには参加していません。
暫くして、落ちつきを取り戻した山崎は、雪山を降りるべく歩きだした。
「・・・なんか、眩しいわ・・・目がチカチカする・・・あかん。雪目や」
そう言って、山崎は険しい表情のままになった。
顔も姿も本物のチャッキー人形になったのである。
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 04:46
また一人、誰かが目の前でサバイバルナイフに腹を抉られ倒れていく。
息絶えた相手に目もくれず、浜田はナイフの血を振り払った。
いま自分が殺した相手が誰なのか、それすら認識していないであろう。
そんな事は、浜田にとってはどうでもいいことだった。
彼は今、ただ一人だけを捜し求めていた。
(松本・・・・・・)
「どこにおんねん、お前」
ひたすら足を進めながら、浜田は思う。
会わなければならない、あいつに。
会って、自分はどうするのか。どうしたいのか。それは浜田自身にも分からなかった。
手を組んでゲームを続けるか、それとも・・・。
こめかみから未だ流れる血を袖口で乱暴に拭い、浜田は歩き続ける。
368 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/14 04:50
事務所別で今までの登場芸人とそのうち死亡した芸人を集計してみました。
コンビ数ではなく人数で集計しました(片方しか出てないのもいるので)
人数だけじゃなく名前も要りますか? 要るならまた明日。
あと多少間違いとかもあるかもしれませんがご了承を……
東京吉本:38人(死亡者:14人)
東京吉本:7人(死亡者:3人)
ナベプロ:9人(死亡者:2人)
太田:3人(死亡者:1人)
人力舎:3人(死亡者:1人)
ホリプロ:3人(死亡者:2人)
マセキ:6人(死亡者:2人)
松竹:5人(死亡者:3人)
浅井企画:4人(死亡者:2人)
M2:1人(死亡者:1人)
タイタン:3人(死亡者:0人)
(下に続く)
369 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/14 04:51
(
>>368の続き)
トゥインクル:4人(死亡者:0人)
研音:7人(死亡者:1人)
佐藤企画:2人(死亡者:0人)
フリー:3人(死亡者:1人)
WAHAHA:1人(死亡者:0人)
イザワ:2人(死亡者:0人)
アライバル:1人(死亡者:1人)
不明:6人(死亡者:2人)
計:105人
単純計算だと52.5組出てるって事ですね。
なお不明なのは内山、歌丸、コージー、シティーボーイズ、(元)成子坂桶田です。
分かる人いたら教えてください。
370 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/14 04:52
>>368 あ、表の一番上の東京吉本は大阪吉本の間違いです(汗)
373 :
名無しさん:02/01/14 06:10
っつーかさんまを殺してる時点でこのスレのレベルが目に見えてる
許して。今から長〜いの入れます。
3日目の深夜。
それはあまりにも唐突な出来事だった。
カシャ、カシャン
乾いた金属音が、静まり返った園内に響く。
この状況に置かれているから敏感になっているのであろう。
かつさゆの2人は、そんな小さな物音で目が覚めた。
「かつみさん・・・、今・・・。」
「しっ!」
かつみは即座にさゆりの口を手で封じた。
「・・・多分アレ、入り口ふさいでた
チェーンの音や・・・!」
「だ・・・、誰か・・・入ってきたん・・・?」
「多分な・・・。」
抑えた小声ではあったが、お互いの声が微かに
震えているのはわかった。
ガチャン!
ビクッ、と2人の体が反応する。
きゅ、きゅ、きゅ・・・
この遊園地の土特有の、地を踏む音が、
広くも、狭くもない園内に響き渡り、
そして、それが確実に、一歩一歩と
自分達に近づいて来ているのが聞き取れた。
心音がどんどん高鳴っていくのがわかる。
手は季節的には異常なほど汗ばんでいるというのに
喉元に気分が悪くなるほど冷たい。
冷や汗が、背をつたっていく。
月明かりのせいだろうか。見ると、さゆりの白い肌は
それを青白く染め、目はすっかり恐怖の色に
染まりきっていた。
かつみは震える両手をさゆりに気付かれない
様に強く押さえこんだ。
「俺は、さゆりを守るんや・・・。」
かつみは、そう呟くと深く息を吸い込み
・・・意を決し立ち上がる。
「どっ、どこ行くんよ・・・!」
さゆりはとっさにかつみの袖に
しがみ付いた、と同時に。
ギギギ、
足元の張り板が音を上げた。
きゅッ。続いていた、足音が止まる。
そして、立っているかつみに見えた
シルエット。
その影の頭がこちらに向いてぴたりと静止している。
おそらくは向こうからもこちらの影が
確認できたのだろう。
じゃり。
影はゆっくりと進行方向に向きなおし、
きゅ、きゅ、と土を踏み、歩みだした。
もちろん、進行方向とは、かつみ達が居る、
汽車の方向だ。
情けない話、かつみはもう、
動く事が出来なくなっていた。
どんどん近づくシルエットに金縛りに
あったが如く体は更に硬直し、
頭は真っ白になっていく。
さゆりを守らなければ、という意志とは反して
意識が現実から遠のいていくのを
彼自身止められなかった。
どんどん影は近づき、徐々に形をなしてゆく。
そしてとうとう
汽車の横に備え付けてある街灯に照らされ、
その姿が闇の中に照らし出された。
目の前の光景がぐにゃぐにゃと歪んで見える
その歪んだ視界の中に飛び込んできたのは・・・
「・・・お、お前・・・・」
目の前にあるのは何度も見たことのある姿。
黒い宝石の如く澄んだ瞳に端正な顔だち、
少年、という形容が一番似合うのであろう
愛らしいいでたちには、幼さが残る。
しかし、またそれとはかけ離れ
表情だけは冷ややかなほど大人びていて、
なにか独自の雰囲気をくりし出していた。
そしてなによりも、どれよりも
目を釘付けにしたのは・・・
真っ赤に染まった、彼の手と、シャツと
・・・ナイフ。
「かつみさんから離れて!!!」
さゆりの闇を裂く悲鳴。
思わず後ろを振り返り、目にした光景に
即座に現実に引き戻された。
「さ、さゆり!」
見ると、さゆりの細い指には、
鈍く黒光りする、拳銃が握られていた。
小さいながらにもズシリとした、その風格に
素人の自分での本物であることは見て取れた。
かつみは今、全てを悟った。
木の下で待ち合わせ、語り明かした夜の記憶。
『くっそ、俺の武器、木の棒?!こんなんどこでも落ちてるやん!』
『うふふ。ほんまやねえ。』
いつもの調子で微笑むさゆり。
『ええやないの、別に。』
まあ、はなから人を殺すつもりはないかつみにとっては
十分な武器なのかもしれない。
『ところでさゆり、武器なんやった?』
『えっ。』
さゆりの動きが止まる
『どうした?』
『あ、あのねえ・・・言いにくいんやけど・・・』
『ん?』
『あたしも木の棒やってん〜』
ぱっと、差し出されたさゆりの手には、
自分のそれとはなんら変わりのない、棒きれが握られていた。
『なんや、あはは、こんなとこまで
俺ら夫婦してどうすんねんな〜』
『ほんまやねえ。うふふふ。』
お互い、笑いあった。
『こんなん、入れんなよなあ、
こんなん、森の中いっぱい落ちとるがな〜。』
そう、その通り。
さゆりの木の棒は、落ちていたものだったのだ。
本当の武器は、今、さゆりが手にしているもの・・・
かつみを守る為の最終兵器だったのだ。
382 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 07:20
「かつみさんから離れて!う、撃つよ!!」
ピリピリとした空気が張り詰める。
さゆりの手が、ぶるぶると、わなないている。
息苦しい程、胸が詰まる静けさ。
そして、その沈黙を破ったのは
信じられない光景だった。
「ううっ・・・くうっ、・・・ッう、」
青年の大きな瞳が一瞬揺らいだかと思うと
ぶわっと涙が溢れ出し、
長いまつ毛を伝い、地表へと落ちてゆく。
かしゃん。
青年の手からナイフが滑り落ちる。
「うあっつ、っくうっ・・」
肩を揺らし泣きじゃくる青年の姿を前に
さゆりとかつみは目を見合わせた。
「・・・どうしたんや・・・?」
子供のいないかつみではあるが、
涙を流し続ける青年には、
放って置けないものを感じた。
かつみは青年に近づき、そっと、肩に手をおく。
その小さな肩は、細かく震えていた。
と、青年は、その腕にしがみ付き
その場に崩れ落ちた。
「どううしたんや・・・。お前が泣くなんて・・・。」
かつみが青年の背中をやさしく撫でてやる。
暫らくして、ようやく落ち着きを
取り戻した青年が、それでもしゃくりあげながら
口を開いた。
「・・・ッ、相方が、友達が・・殺されたんです・・・
僕の・・・目の前で・・・っ。」
そう言うと、また、大きな目からは涙が溢れだす。
「最初・・・守ろうと、し・・・たんですっ・・・
せやのに・・・相、方の・・血しぶき・・・
前にしたら・・・っ・・・頭真っ白に
なって・・・えっっ、」
かつみは、聞いている間も、青年の背中を
さすってやっていた。
「・・・一人で・・、逃げ・・て・・・
・・最低な・・人、間・・や、ぼくっ・・・。」
「しゃあないって・・・いきなりこんなとこ
立たされてんや。誰かて恐いわ・・・。」
かつみは青年をぎゅ、と抱き込んだ。
「そうや。自分責めな。」
さゆりも、やさしい笑みを浮かべて
こちらに歩いてきて、彼の頭を
やさしく撫でた。
「・・・ごめんなさいっ・・・先輩に・・・
刃物向けたり・・・して・・・・。」
青年はまだ止まらない涙を血まみれの袖で軽く拭う。
「襲って・・・きたの、知り合いやったから・・・・
信用・・、でき、んくて・・・っ。もし・・・
また襲われたら・・・って思ったら
・っ恐くて・・・ほんと・・・根性なし・・っ。」
泣きじゃくる青年に、さゆりも背中を撫でてやる。
「もう気にしな・・・。」
そう言いかつみは少年の顔を覗き込んだ。
「でもっ・・・。」
青年は揺れた眼差しをこちらに向ける。
「ほんまに気にしな。」
「そうですか。じゃあ気にしません。」
「!」
その瞬間、かつみは、鋭い痛みが腕に走るのを
感じた。
先程まで青年がもたれていた肩には
深く、ナイフが突き刺さっている。
ズッとそれを引き抜かれると、
血が一気に噴出した。
「ああ・・・っ」
かつみは痛みよりも恐怖で
身が固まって、声すら出せなかった。
青年は、からからと笑い、自分の唇を舐めあげた。
笑みを浮かべた青年が
すばやく青年が再度ナイフを振り上げる。
だめだ。この距離じゃ避けられない、とかつみは思った。
そして、青年はなんの迷いもなくかつみの心臓をめがけて、
ナイフを振り下ろした。
血しぶきが上がった。
びゅっ、びゅっ、びゅっ、
脈にあわせて、背中から、血が定期的に飛び出す。
しかし、それは、かつみのものではなかった。
刺される直前に、さゆりがかつみの盾に
なるべく、凶器の前へと飛び込んだのだ。
「さ、さゆりいいいい!!!!!」
かつみは自分に抱きついたままぐったりとしている
嫁を抱き起こすと、必死でゆさぶった。
「しっかりせえ!おい!・・・ああ・・・ひどい・・。」
さゆりのえぐれた背中は、目を当てることも
できないものだった。
「か・・・かつみさあん・・・大丈・・・夫
やったあ・・・?うふふ・・・」
「大丈夫や、大丈夫やっ!」
よかった、と微笑むさゆり。
わかっていた。
素人であるかつみにも、さゆりがもう助からない
事は見えていた。
それでも、
それでも、
それでも。
あと、少しだけ、少しだけでもいいから
神様、さゆりと同じ時間を過ごさせてください。
さゆりの口から溢れ出す血を、かつみは震える手で
何度も何度も拭った。
その手を、さゆりは、弱弱しく握り締め、
そのまま口を、軽く開いた。
「・・・・い、」
「なんや・・?」
「遊園地ぃ・・・うふふ・・・」
「・・・・さゆりい・・っ・・」
かつみの頬を忘れていた涙が、ぼろぼろと落ちる。
「お金・・・ないから・・・お弁、当作、るね・・。」
さゆりの頬にも、涙が零れ落ちる。
「さゆり、何・・・乗りたい?
お前の為に、遊園地っ・かしきったるで!」
「かつみさん・・・と一緒やったら・・・
なんでもええ・・よお・・・。」
「っ・・・、っ、いつに・・・する?
今日・・・ゆわれても・・・空いてへんでえ、へへへ・・・」
「うふふ・・・ふ。」
守れない約束。
解ってはいたつもりだけれど、
あまりにも突然すぎた。
2人は笑った。泣いた。お互いの顔を見て、
お互いの、歪んだ笑顔を見て。
と、突然さゆりが力の入らない手で、かつみの頬を撫でた。
「・・・神様あ・・・・、」
「・・・さゆり?」
「貧乏・・でも、不細、工でも・・・いいです・・・。
だから・・・、次生まれ・・かわっ・・・も・・・
また、かつみさん・・・と、 」
ぽとり、とさゆりの手が落ちた。
「さ、さゆり・・・さゆり、さゆり!さゆりい!」
震えた声で何度も何度も名を繰り返した。
初めてのデート、誕生日に見栄をはってちょっと高いものを
プレゼントしてあげた時、嬉しさのあまり泣き出してしまった事、
2人で、温泉に行った時、のぼせて迷惑をかけたこと
2人で、トランプをして、全く勝てなくて膨れてる自分のために、
わざと負けてくれたこと・・・
自分を、一生分誰よりも愛してくれた事。
今までの思い出が走馬灯のように流れる。
人は、これだけ涙が出るものなのかな。
そう思うほど、次から次へと止まる事無く
涙と想いが溢れ出す。
最後まで何もしてやれなかった。
最期まで、迷惑かけっぱなしだった。
なのに、
さゆりは笑っていた。幸せそうに、笑っていた。
そして・・・・
「あはははははははははははははっはははーーーはははは
死んだあ〜〜〜〜あはははああははは!!」
憎き、奴も笑っていた。
ちゃっかり右手にはさゆりの拳銃が握られている。
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 07:42
岩場にて、
男は身を起こし、朦朧とした意識の中、こめかみにはしる激痛に顔をゆがめる。
「イッたー、血ぃでてるやないか」
頭に巻かれたタオルは、血でどす黒く染まっている。
「なんや、オレ死んだんちゃうんか・・」
激痛により、むしろ意識は明確になりつつあるようだ。
ふと、視線を横に向けると、片目をえぐられ、脇腹を引き裂かれた男が
横たわっている。手には、血のついた拳大の石が握られている。よく見た顔だ。
しかし、傍目にも、絶命しているのは明らかである。
「なにがあったんや・・・」
必死に記憶をたぐりよせる。「あれは夢か?」
ふと、ジーパンのポケットにタバコを入れていたのを思い出す。
ポケットをまさぐると、タバコとともに一枚の紙切れが。
何か書いてある。
・・・生き残れ 南にある廃校で待つ・・・
「誰なんや」
うっすらと白み始めた空に、紫煙がゆれる。
松本人志 復活(頭部負傷)
中居正広 死亡(腹部裂傷)
かつみは、これまで体験した事のないような
怒りと憎しみが自分の中で
炎の如く渦巻くのが感じられた。
「相方死んでませーーーん!
友達死んでませーーーーん!
むしろ殺しましたーーーっ!
あはははっ、あははははははっはははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
腹をかかえ笑い転げる青年。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
かつみは吠えながら、青年めがけて刺しかかった。
もう、失うものなんて何もない。
もう、恐くなんかない。
ならせめて、さゆりの為の死んでいきたい。
また、生まれ変わった時、ちゃんとさゆりに
顔向けができるように。
「さゆりいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
ぱんっ。
ぺしゃん、と、かつみは人形の様に倒れ伏せた。
人間とはもろいものである。
もう、彼は動かなかった。
まだ煙が上がる銃口の前で。
「きゃあ!さっすが俺!拳銃もお手の物!」
ガッツポーズをキメた青年の目はキラキラしていた。
「あ、そうそう、学校から出発したんやから
学生気分でちゃんと自分の名前書いと〜こう!
クラスとかもテキトーに書いちゃおっかなーっと。」
青年は、かつみとさゆりの死体を机にして
拳銃に文字をつづった。
3年B組15番 菅 広文
かつみ・さゆり死亡
394 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 07:50
スイマセン・・・。勝手に菅ちゃん使いました。
好きなんです。使いたかったんです(ワラ
大丈夫ですか?支障出ませんか?
文の異常な長さと、
勝手に菅ちゃん使った事を心からお詫びします。
スマン。
(
>>210からの続き)
夜が明ける。今村はまだ同じ場所にいた。
立ち上がれないほど深く切られた傷は、出血こそましになったものの
未だじくじくと赤く濡れている。消毒する術もない。
他人に殺されなくてもこのまま衰弱で死ぬのだろうな、とふと思った。
(めっちゃ痛いわー。いっそ誰か一発で楽に殺してくれんかな)
「クニさん?」聞きなれた甲高い声が、不意に背後から聞こえた。今泉稔(18KIN)だった。
安井と同じく、今村が可愛がっていた後輩である。
「ズミかー…。まだ生きとったんやー。お前なんか一発で殺されてるおもてたわ。弱そうやし」
今村の、自分こそ弱々しい軽口の間、今泉の目は横に有った大熊の斬殺体を見つけ、そこに釘付けになっていた。
「大熊、もう死んでるで。見たら判るやろけど」
「…誰がやったんですか。吉本の連中ですか」
そうだったらどんなにいいだろう。
「信じられんと思うけどな、泰造やねん」
「はいっ!?泰造って、あの泰造さん?」
「日本刀と、俺と大熊と(安井)順平の武器全部持って太田さん追いかけて行きよったわ。
もう頭おかしなっとるみたいやったから気ィつけや」
「そんな…」
「結局みんな自分だけ可愛いねん。友達とか、もう関係ないわ。順平も俺のこと見捨てて自分だけ逃げよったし」
その安井はもう死んだと放送されてしまったが。
「ズミー、お前の武器何?楽に死ねそうなやつやったら、俺の事殺して。頼むわ。痛いねん。もう嫌や」
今泉は小さな小瓶を取り出した。
「…シアン化カリウムって書いてあるんで、多分これ青酸です。毒じゃ楽には死ねないんじゃ…」
「それはいややなあ…誰か銃とか持っ」
ぱん。
背後から突然響いた銃声は、今村がこの世で聞いた最後の音になった。
398 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 07:52
いんえ。全く気にしないでくださいな。
ものすご長い私が悪いの・・・(ハンセイ
今泉の目の前で、不意に今村が弾かれたようにバランスを崩した。
倒れこんだ頭部には、今出来たばかりの銃創が赤黒い口を開いている。
「クニさ…っ」
言いかけて、慌てて銃弾の来た方を振り返る。殺人者はそこにいる。
もう死体になってしまった今村にかまっている場合ではない。
「あー、いい事したわ俺」
リボルバー片手にそう言いながら現れたのは、今泉の相方、大滝裕一(18KIN)だった。
「クニさん、自分が死んだことにも気付いて無かったりして。楽に死ねたじゃん」
片手で弄んでいる銃は、スミス&ウェッソンのM36だった。
大柄な彼の手の中では、2インチバレルのそれはまるで玩具のように見える。
玩具でないのは、今村の死体が証明しているのだが。
大滝の手や服には相当量の血液が付着していた。だが、本人にそこまで出血を伴う怪我は見受けられない。
返り血。自分の相方は何人殺したんだろうと、今泉は思う。
「これで4人目。」今泉の心を読んだようなタイミングで大滝が呟いた。そして、今泉のほうを振り返る。
「お前まだ生きてたの?」
「お前の武器、何?」普段どおりの愛想のない調子で、大滝が話し掛けてくる。
「…青酸。」事実だけを答えるのが精一杯だ。
「毒かー。今更俺に毒盛られるような間抜けもいないだろうしなあ。要らねえわ」
「…その銃、お前の?」聞き返す声が震えている。
「これ?元々はあいつ、プラパイの内藤。さっき殺った。俺のは元々これ」
そう言って取り出したのはランボーナイフだった。刃先が欠けて、血液をふき取ったような跡も見える。
使用済み、なのだろう。
「じゃーな」そう言って、大滝は今泉に背を向けた。
「裕ちゃん…っ」名前を呼ぶ。一緒に居よう、と言いかけて、言葉は途切れた。
振り返った大滝が、今泉を見る目は冷たかった。
「じゃあな、稔」
拒絶。
それ以上言葉を繰ることも出来ず、20年以上一緒に過ごした幼馴染を見送る。
周囲には今村と大熊の死体。いつの間にか夜は明けきっていて、太陽の光が木漏れ日となり死体の上で踊る。
手の中にはガラスの小瓶。使い道はもう、ひとつしか思いつかなかった。
今泉は小瓶の封を、開けた。
(文中死亡者・ピーピングトム今村・18KIN今泉・ブラックパイナーSOS内藤)
今村殺しちゃったけど大丈夫ですよね?>フレッシュ暇人さん
差し障ったらすいません。
>354
レス遅くなりましたが、ありがとうございました。
>394
他の方が書く菅氏も当方とても見たかったので、
凄く良かったです。
こっちの時間軸はまだ1日目なんで大丈夫ですよ。
>402
あ、2日目ですね。間違えちゃいました。
404 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 08:08
>>402 眠りながら打ってたので、意味不明な文と、菅で
申し訳ないです・・・。
あ、最期、かつみさんが刺そうとしたのは
小百合ちゃんが刺されたナイフです。
かいてなかった・・・(ワラ
実を言いますと、
松本を殺した張本人
>>154は自分です。
久々に、このスレをのぞいたら
松本復活を希望するレスが、ちらほらありましたので
罪悪感を感じてしまい、責任をとり、自分で復活させました。
迷惑かかった人、ゴメソ。
406 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 08:15
ここの住人ってやたらに謙虚だな
お笑い板にしてはめずらしいよ
いいことだけどね 結構読ませるし
作家さん達これからもガンバッテ!
期待してるYO
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 08:18
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 08:18
409 :
白雪姫さん@小人いっぱい。:02/01/14 08:39
>>407 ありがとうございます・・・ヨカッタ・・・(涙
でも、今、自分の文読み返したら
「青年」が「少年」になってたり
ひとつの文に主語2つあったり、
「も」を「の」って打ってたり・・・
笑っとこ。はははははははははははは。
>>308の続きです。
もう朝か…。
原田は着流し姿のまま目覚めた。
日は既に登り、時間は朝になっている。
日が1日経つごとに自分のいられる場所は減り、放送で死亡者の放送が
流れてくるのだ。
そしてこの小屋には、制限エリア外になる明日辺りにはそこに立ってい
るだけで自分の体は吹き飛んでしまうので、いられなくなるだろう。
何人の人間がそれに気付いているのか。
原田は思った。
「あんまりそれに気付いている人間いないだろうな」
原田はため息を付きながら、動き回るには日本刀に着流し姿は端正な容
貌に相まって様にはなっているが、森の中などを歩き回るにはかなり動き
にくく、そんな格好をしている人間は自分一人だから、絶対に目立つ。
着替えをしながら原田は思った。
>>308の続きです。
「これも邪魔だな」
今泉、大熊、安井の武器をその言葉と共に原田は床においた。
三人の武器を奪い取ったのは良いが、ここから先は少なくても仲間の名倉
と、堀内を見つけるまでは単独行動が予想されるので、銃やボウガン等の
武器と違って玉切れという事態もない妖刀村正が長期戦になればなるほど
便利であるのがよく分かる以上、これさえあれば十分だ。
抜き身にした村正が鈍く光っているのを見つめながら原田は思った。
そして、洗面道具一式、村正の手入れの道具、寝袋、缶詰、乾パン等の
保存の利く食料を手持ちのリュックに詰め終わった原田はもう一度中身の
確認をしてからその小屋を出て行った。
>>312さん、続きやってみました。
ちっとも動きがない状態なので、本当にすみません。
次はもう少し動かします。
ドランクドラゴンは〜?
塚地も鈴木もなんかすごいことやりそうじゃ〜ん。
あとペナルティも〜。
>>373 おお神よ、罪深き私をお許し下さい。罰としてROMに徹したいと思います。
ついでに余罪を告白します。
余罪:稲垣メンバー関連、田代メンバーの夢オチ、パビリオン、笑瓶
最後に、
「太田、松本、キム、山崎、ふかわ」
この人達のその後を、他の書き手さん達で、どうか、どうかよろしくお願いします。
>348の続き
一夜を寝ずに明かしたが、不思議と疲れはなかった。
体の奥底から沸いてくる高揚感。
それが、菅を突き動かす原動力となっていた。
「今日も一日、ルールに則って正々堂々殺し合いしまーす!」
木の枝に腰をかけたまま、高らかに宣言する菅。
「ん〜森の中ばっかりじゃ飽きちゃうから、
俺的には海が見たいから海に行こう!」
背中にナップザックを背負いなおし、
菅は木の上から軽々と飛び降り着地を決めた。
今まで来た道を逆に走り、意気揚々と海の方へ駆け出した・・・。
「昨日は結構シンプルな殺しかたばっかりやったから、
今日はちょっと頭使ってみよっかな〜♪」
子供のように純粋にキラキラと瞳を輝かせる
菅の瞳の奥にある黒い願望を今は誰も止める事が出来ないままでいた・・・。
>415の続き
足取り・・・が重い。
梶原のいる民家を後にして海外線を歩く。
一晩ろくに寝ていない宇治原の体に、
精神的な疲れと肉体的な疲れが襲い掛かる。
今、この状態で誰かに見つかった場合、確実に殺される。
宇治原は辺りを見回し、身を隠す事が出来る岩場に腰を下ろした。
とりあえずは、レーダーの電源を入れる。
ピッ・・・ピッ・・・・・・ピッ・・・
画面には自分をあらわす光と、そしてもう三つ。
間近ではないが、確実にこちらに向かっている。
人数では圧倒的に自分が不利になる。・・・三対一では勝ち目がない。
「・・・頼むから、気付かずに通り過ぎてくれ・・・。」
そっと、光の指す方向を見る。
>416の続き
そこにいたのはザ・プラン9の3人だった。
リーダーの久馬は三人分の荷物とショットガンを持ち、
そして浅越は負傷したメンバーの鈴木を背負ってこちらに一直線で向かっていた。
「・・・もう少しで休める場所に行けるから、頑張りや?」
背中に背負われたままぐったりとした鈴木を久馬は何度も励ましながら・・・。
「浅越、そこの岩場の影で少し鈴木を休ませてやってくれへんか?」
「ハイ。鈴木さん、もう少し頑張りましょうね。」
微かに鈴木が頷く。
鈴木の足に巻かれた布が痛々しいまでに真っ赤に染まっている。
3人は宇治原の潜む岩場まであと十数メートル付近にまで迫っていた・・・。
3人の様子からは好戦的な態度は見て取れなかった。
宇治原は、一先ず3人に声をかける。
「・・・久馬さん・・・浅越さん!!」
「・・・誰や。そこにいるのは・・・。」
久馬は手にしたショットガンの銃口を岩場に向ける。
「俺です、宇治原です!!宇治原!!」
>417の続き
聞き覚えのある後輩の声に、久馬は構えていたショットガンを下ろす。
そして、鈴木を背負ったままの浅越を促すようにさらに早足で、
宇治原のいる岩場へやってきた。
久馬は持っていた3つのナップザックとショットガンを下ろし腰をかけた。
浅越もそっと鈴木をおろし、頭の下に枕代わりにとナップザックを当ててやった。
そして、持っていた薄手のブランケットを体にかけてやった。
鈴木は時折苦しそうにハァハァと息を切らしている。
「鈴木、ここならまだ安全やから、少し休め・・・な?」
「久馬さん、一体・・・何があったんですか?」
ゲーム開始時から浅越と二人ではぐれた鈴木を探した事。
鈴木を見つけたが何者かに足を銃で撃たれていた事。
そして、今の現状と。
久馬はあまり多くは語らなかった。
「鈴木さん、傷口から菌が入ったのか、熱がずっと下がらへん。」
普段はあまり口を開かない浅越が心配そうに鈴木を見やる。
かけていた眼鏡のレンズにうっすらとひびが入っていた。
>418の続き
「鈴木、浅越・・・ごめんな・・・。俺がユニット組もう何て言い出さへんかったら、
お前らこんなことに巻き込まれんですんだのにな・・・。」
熱にうなされる鈴木の頭を何度もなで、久馬は詫びた。
自分がまた再び舞台に立つと言わなければ、
少なくとも浅越と鈴木がこんな目にあわなくてすんだのに。
「・・・きゅ・・・ま・・・さん、オレ・・・こうかいして・・・ないっすよ?」
久馬のシャツのすそを弱々しく握り、鈴木は言葉を続ける。
「もう、ぶたい・・・立つことないとおもってたのに、
久馬さんがいてくれたから、オレ、も一度がんばろ、思いました・・・よ?」
浅越もかけていた眼鏡をはずしながら、鈴木の後に話し出した。
「・・・久馬さん、俺も鈴木さんも後悔してませんよ。
むしろ、俺たちの事心配までしてもらって・・・・逆に悪いですよ。」
足を撃たれただけとはいえ、鈴木の出血は相当量あった。
そして、怪我による発熱。
著しく鈴木が衰弱している事は宇治原の目から見ても明らかだった。
>419の続き
宇治原の脳裏に今朝の光景がよみがえる。
民家を後にしてすぐ。
島に唯一であろう小さな診療所を見かけた事を思い出した。
・・・あの診療所にだったら、抗生物質や消毒薬もあるはず・・・。
「久馬さん俺、薬取ってきますよ・・・」
「宇治原、いや、関係ないお前まで巻き込まれへん。
これは俺ら3人の事や・・・。」
宇治原は何度も首を振る。
「久馬さんも、浅越さんも、鈴木さんの側にいてあげてください。
みんなで一緒にbaseに帰りましょう?」
久馬はしばらく目を閉じて思案していた。
「・・・宇治原。悪いが、お願いしても良いか?」
「はい。もう、これ以上自分の知っている誰かが死ぬのはもう嫌なんです。
でも、自分から動かないと問題は解決しない事もわかりました。」
おろしたナップザックを肩にかけ、宇治原は立ち上がる。
「宇治原、使う事になったら困るけど、万が一の際にこれで身を守ってくれ。
だけどな、baseの仲間や思ってる奴でも、やる気の奴も・・・いるで。」
と、久馬は宇治原にショットガンを手渡した。
>420の続き
「俺ら三人の唯一の武器やからな。大事に使ってや。」
口元ににやりと笑みを浮かべ久馬は宇治原を送り出した。
岩場を登り海岸線を駆けていく宇治原を見ながら久馬は呟いた。
「さて、・・・宇治原がいない間、ここをどうやって死守する・・・かな。」
残された2つの武器。
毒針と研ぎ澄まされたかんざしを手に考えあぐねている、
かつて2丁目劇場でも一・二を争う策士であった久馬がそこに・・・いた。
「あのな後藤。最後にお前ともう一度話がしたいんや・・・。」
それと同時に眠りについた後輩を他所に、
久馬はかつての相方・後藤に思いを馳せていた。
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 11:04
「腹減った…」
そう言うと有吉は地面に座り込んだ。
最初に至急された乾パンは既に底を突いていた。
「昨日から何も食ってないもんな」
森脇も力なく呟いた。
その時だった。土煙の中に影が見える。
「あれっ、車だ。こんな所に?」
運転席と助手席に若い女性が乗っている。
2人は目を凝らした。
「誰が運転してる?」
「わかんない。知らない顔。芸人じゃ…ないんじゃない?」
2人は殆ど反射的に親指を立てた腕を車に向かって伸ばしていた。
停まった車に駆け寄ると、
「どこでもいいので乗せて貰えませんか」と言った。
「ええ。探してたんですよ。見付かって良かった」
「えっ?」
「ファンなんです。とにかく逃げましょう」
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 11:05
途中こちらに向かって手を挙げている二人組みがいた。
「あ」
「ドロンズだ」
しかし車はスピードを落とす事なく、ヒッチハイクをしている
ドロンズの脇をすり抜け、遠く走り去って行った。
猿岩石 逃亡
昨日、このスレはじめて読んだ。
猿が参加してたとは知らなかった。
悪いけど、助けさせて貰うね。
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 11:55
>>391 松本復活マンセー!!
内容もカナーリ良かったです
殺したり、蘇らせたり大変だったみたいですね、まるでワン・ターレン(古いかな?藁)
でも中居君ってどっかで出てこなかったっけ?
死んではいないと思うけど
連休のせいか大盛り上がりですな。スレ住人の平均年齢が高いのかな。
≪第5回放送≫(前回までの放送は
>>93 >>171 >>269を参照)
死亡者 ビートキヨシ・堂土(ルート)・虻川(北陽)・萩本欽一
須知(ビッキーズ)・木部(ビッキーズ)・大竹(シティボーイズ)
八木(サバンナ)・浜本($10)・かつみ・さゆり・今村(ピートム)
内藤(ブラパイ)・今泉(18KIN)
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫山口のくずコンビ・陣内コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
猿岩石・ランディーズ・キム松本組・元フォークダンス・エレキコミック
ブーと加藤茶・よゐこ有野極楽加藤・斉木しげるWAHAHA梅垣組・ザ・プラン9
≪武器が判明している生存者≫(
>>147 >>172 >>269に追加及び修正)
フォークダンス村田(トランプカード)・フォークダンス桶田(スタンガン)
ルート増田(中身不明の小瓶)・加藤茶(毒仕込みのボウガン)
バナナマン日村(シャベル)・北野誠(ノートパソコン)
麒麟川島(カッターナイフ)・山崎邦正(竹ヒゴ)・極楽加藤(ミサイル砲)
よゐこ有野(花瓶)・ツインカム森永(マシンガン)チュート福田(ハンマー)
Take2東(猟銃)・きんに君(散弾銃)・斉木梅垣組(パチンコ玉(梅垣の鼻射撃))
宇治原(レーダー・即効性の毒薬・ショットガン)・18KIN大滝(リボルバー・ランボーナイフ)
ネプ泰造(妖刀村正のみ)・プラン9(毒針・かんざし)
TN石橋を殺した極楽の山さんのその後は〜?
作家さん達、頑張って!
429 :
名無し@@@:02/01/14 13:32
age
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 13:52
「伊藤ちゃん?」
後ろから声がする。振り向く伊藤。
「よしえ・・さん・・?」
「どーした?なんかしょぼいぞ?」
田上よしえ。伊藤と同じ事務所に所属するピン芸人。
「うん。虻ちゃんが・・。」
「そっか、伊藤ちゃんをかばって。」
「・・・・。」
無言になる伊藤。
「大丈夫!ここから先は私たちと一緒!」
「?・・よしえさんの他にもう1人いるんだ?」
「残念。1人じゃないんだな。なんと5人!」
田上はそういいつつ指差す。そこにいたのは「カンカラ」だった。
「・・いつの間にーーー!?」
伊藤の絶叫が響く。
『合流』
伊藤(北陽)・田上・カンカラ組
「助かった。助かったんだよな?有吉」
森脇は泥の付いていた鼻先を指でグイと拭きながら言った。
「あ、でもよ、このまま行っちゃうとエリア越えちゃうんじゃない?」
「大丈夫よ?♪ガンバレー♪」
「お、おい…こいつ……」
クルマはスピードを上げて走り続けている。
ガッシャーーーン!!
「あ?、人轢いちゃってるよ、轢いちゃってる」
人をはね飛ばしながらさらに進ぬ電波少年。
「占いではこっちに行けば幸せになれるって」
「え?…をい!こいつ占いの女か?」
「Woooo!!ヤバイッ!ヤバイッって?!!」
「バカヤロー!止め・」
ドドム!ボボーン!!
エリアを越え、4人の身体に仕掛けられた爆弾が爆発した。
三原麻衣子 車にはねられ死亡
猿岩石 小田好美(ジャイ子)本多彩子 爆発により死亡
でも死んでる人って落ちぶれ組が多いと言うのも笑えるな。
続き楽しみにしてます。
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 14:03
「M-1グランプリ優勝者も、こういうのには弱いんだね・・・クスクス」
「だ、だましたな・・・がはっ!!」
中川家礼二は吐血しながら二人の男をにらみつけた。
「こんな状況で信じたお前が悪いんだよ」
「し、信じて・・・たのに」
礼二の大きい体が倒れた。礼二の瞳からは涙が流れていた。
「兄貴の方も見つけ次第、後を追わせてやるよ」
TIMのゴルゴ松本とレッド吉田は礼二を見て冷ややかな笑みを浮かべていた。
「・・・・おい、窓から誰か見てるぞ」
レッドが振り返ると、そこには茫然と立ち尽くしていたハリガネロック大上の姿があった。
ゴルゴとレッドが笑って、大上の方に寄ろうとしている。
「バカ、逃げろ!」
ユウキロックは茫然としている大上の手を取って一目散に逃げ出した。
「許さへん・・・あいつら絶対許さへん!」
ハリガネロックの二人は涙を流しながら、怒りを露にした。
中川家礼二 死亡
436 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:17
岩尾は無意識に走っていた。
正当防衛とは言え、相方の後藤を刺し、パックンとマックンを崖から落とし、たった今キダタローを撲殺したところだった。
普段はおとなしいキャラの彼もこの事態では鬼と化していた。
「はぁ・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
彼の吐息は荒かった。
「ザザザザザザザザザザザザザ・・・・・・・・・・」
「!?」
激しい騒音と共にあの二人組が現われた。
437 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:22
草陰から現われたのは『やすよともこ』だった。
岩尾はとっさに持っていたナイフを投げた・・・・・
「ドン!」
ナイフを投げようとした瞬間、ともこのバズーカ砲が岩尾の顔面に直撃した。
彼の顔面は木っ端微塵に散っていった。
「行くで!やすよ」
フット岩尾死亡。
438 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:26
たけし「皆さんお昼です。頑張って殺しあいましょう。」
島一体に放送が流れ、ついに彼らが動き出した。
「おい、お前。爆笑問題の太田知らねぇか?」
「あ、すみません。見てないです・・・」
ガンッ
立川談志のげんこつがマックンの顔面を直撃した。
「な、何で・・・」
「大丈夫だ、こんぐらいで死にゃしねぇよ」
マックンは倒れて痛さに呻いていた。
「・・・し、師匠。武器は?」
「武器?そんなもん俺には必要ねぇんだよ。欲しいんならくれてやる」
談志はバッグをその場に投げ捨て、そのまま通り過ぎた。
「・・・あ〜痛かった。でも、武器なくしたばっかだからちょうどよかった」
痛みがひきかけたマックンはバッグを取ろうと手を伸ばした直後
ブスッ
マックンの首を、アイスピックが突き刺した。マックンは「何故?」といった表情で倒れた。
「いやあ〜お前、ホンマ運悪いなぁ〜ハッハッハッハッ」
犬の着ぐるみを着た濱口が笑っていた。
濱口はアイスピックを抜き、談志が置いていったバッグを持って笑いながら歩き出した。
441 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:29
工藤兄弟。
地元では知らぬものはいないほどの札付きの悪。
しかし、今はまさに裸一貫の状態。
まずは、手頃な奴を捕まえる為海へ向かった。
442 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:34
濱口は談志のバッグをあさっていた。
「なになに?銃、ナイフ、エロ本、バイアグラ、ピル、しょーもないやっちゃな。何も役たたへんやんか。いらんわこんなん」
「ドサッ」
濱口はバッグを林に投げ込んだ。
「ヘッヘッヘ。良いもん拾ったぜ」
濱口の捨てたバッグからエロ本とバイアグラを取り出し一人の男がパワーアップした。
江頭2:45 覚醒。
「俺もトシだからな、楽じゃねぇな。」
志村けんが岩に腰掛けて煙草をふかす。近くにはダチョウ倶楽部がいた。
志村は芸人リストを見る。殺し合い自体にはさほど嫌悪感を持ってないが、
ドリフのメンバーが生きているのには安堵していた
(・・・チョーさん殺してから死にてぇな)
志村の背後に、一人の男がナイフを抱えて潜んでいた。菅である。
菅は志村を見つけた時、あの「志村!後ろ!後ろ〜!」が実現できると心の中で歓喜していた。
続きはご自由に。
444 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:53
「ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ♪」
江頭2:45はエクスタシー状態だった。
誰もいない森。シチュエーションは最高だった。
「はぁはぁはぁはぁ。」
それをこっそり見ていたフォークダンス村田は考えていた。
ここで奴を仲間にするべきか、それともここで殺すか。
考えた結果、殺す事にした。
彼は持っていたトランプを江頭目掛けて連発した。
「パタパタパタ」
「ザクッ・・・・・・・・うぅ・・・ドサッ」
「死んだんか?」
村田は生死を確かめようと江頭に近づいた。
すると
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
江頭はわけの分からない言葉を叫びつつ暗闇に消えていった。
体に無数に出来た傷痕から大量の血を流しながら。
445 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:58
「志村〜!後ろ後ろ〜」
菅は意を決して叫んでみた。最高の瞬間だった。
自分はあの志村にこんな事を言ってるのだった。
ただ、嬉しさのあまり何もかもを忘れていた。
こ こ が 殺 し 合 い の 場 で あ る 事 も 。
「やかましい」
「バンバンバン」
夜明けの空に静かに銃声と菅の力の無い叫び声が響いた。
446 :
江戸川名無しさん:02/01/14 14:58
ロザン菅 死亡
どうですか?あまり反応無いんで書きづらいな。
好評だったらもっと書きます
今田・東野を
>447
菅を殺すなよ。
菅にはもうちょっと活躍してもらわんと。
大学通ってる事を
もう少しストーリーに織り込んで。
「俺は頭いいんだぞゴルァ!300万とったんだぞゴルァ!」
その場を志村とダチョウが通り過ぎた後
死んだ筈の菅はむっくりと起き上がった。
「ちょっと油断しちゃったなぁ」
菅は血のりを仕込んだ防弾&防刃チョッキを着ていた。
(それも、もちろん自ら殺した芸人から奪った物である)
「すごい丈夫だな〜コレ」
菅はチョッキの高性能さに驚き、そして笑った。
後生だからドランクドラゴン使って。
菅を蘇生(?)させてみた。
455 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 15:08
>>391 松本のその後キボンヌ!!
おねがぁーい
>452
アリガト。
457 :
江戸川名無し:02/01/14 15:11
>>452に続けてみる。
「やっぱり大学行ってる俺は違うんだな。志村やダチョウの脳みそじゃこんな事思いつかへんやろ。」
菅はそう言うと一目散に駆け出した。
低学歴VS高学歴のはじまりだった
>457
おもろいじゃない自分!
459 :
江戸川名無し:02/01/14 15:18
「塚っちゃん塚っちゃん」
ドラドラ鈴木は相方塚地と居た。
決して仲の良い二人ではないがこういう時は妙に結束力が硬かった。
「これからどうすんの?俺の武器は一斗缶だし、塚っちゃんはテントウムシだしー」
「どうにかなるよ。とにかくあっちへ行ってみよう」
「呑気だなぁ」
心配する鈴木をよそに塚地は歩き出した。
すると
「カランカラン」
塚地は地面ギリギリに作ってあった進入者を察知する為の罠に引っかかった。
「塚っちゃーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」
鈴木は叫んだ。
塚地は何発かの銃弾を受けていた
公園にて-----
「で・き・た♪」
ふかわりょうはそれを手に取った。それは太田の顔を精巧に模したものだった。
「ふかわ手製、爆笑問題・太田爆弾!・・・今度は誰が引っかかるかな・・クスクス」
「よく出来てるやん」
「そうでしょ、そうでしょ・・・えっ?」
ふかわが振り返ると、そこには名倉が立っていた。
「お前ええもん作ったやん。これだったら泰造騙せるかもな〜」
事情を知らないふかわは何が何だかわからない。
名倉が近くに視線をやると、内村と南原の顔を模した生首爆弾もあった。
爆弾の材料と、爆弾の作り方を書いた本が武器だったと、ふかわは言った。
「こんだけ作っても、まだ余ってるんですよね〜」
と、苦笑いするふかわに名倉はちょっと引いた。
名倉・ふかわりょう(名倉からほぼ強引に)合体
461 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/14 15:22
静かな森の中で小太りの男が何やら怪しい動きをしている。
「あぁ〜なんのためにこんなことしてんだろう・・・」
その男は一人寂しく呟いていた。しかしそんな声とは裏腹に
目だけはギラギラと輝いており
「ちゃんと、ギャラもらえんのかなぁ。」
頭の中は金の事ばかり、今もまさにそれを考えていた。
今まで通ってきた道には数え切れないほどの芸人たちが
志半ばで息絶えていた。
そんな芸人たち一人ずつのズボンを小銭が入ってないか確認し
回っているのである
「ウドちゃんもいないし・・・兄貴と師匠はどうしてるかなぁ・・・」
そのとき天野が何かを探っていた芸人のポッケトから見つけた。
「あ、ラッキー!100円じゃん!」
そう言うとキャイ〜ン天野は自分の武器である、
ぶたの貯金箱に100円を放り込んだ
チャリンと100円が虚しく空に響いた。
462 :
江戸川名無し:02/01/14 15:25
「誰だ!」
罠を仕掛けていたのはロバート秋山と馬場だった。
「お前かスマンスマン」
「大丈夫かだぜ!」
二人はそれほど悪びれる様子も無く寄ってきた。
「ちょっと何してんだよ」
鈴木は大声で怒鳴った。
塚地はなんとか大丈夫だったがかなり辛そうだった。
「いやさっきから向こうの方でバズーカ砲の音がするんでな。用心に仕掛けといたんだ」
「そう言えば山本は?」
塚地がそっと聞いてみる。
「や、山本?・・・・」
秋山と馬場は口篭もった。
矢作は大きな木の後ろに隠れ、その目に涙をためて前歯をカタカタと鳴らしていた。
恐い・・・・。
彼の持つ水鉄砲じゃあ10メートル先でキョロキョロと
周りを確かめる相手に応戦できるはず無かった。
身体をあづけてる木が少し揺れた。相手がイーグルを撃ってきたのだ。
気づかれたか?矢作は這うようにして逃げた。
その姿を見つけられ、相手は後ろからイーグルを3発ほど撃ってきた。
ふと矢作の足に衝撃が走る。
くそう!撃たれた!
矢作は大の大人とは思えないような顔で泣きながら走った。
その姿を見つめる女がいた。
髪を血で濡らした女。
オアシズ大久保。
464 :
江戸川名無し:02/01/14 15:26
465 :
江戸川名無し:02/01/14 15:30
>>462の続き
「や、山本?」
「そうだよ。3人組だろ?ロバートは」
「あ、あいつは・・・途中で・・・や、殺られたんだ」
馬場は必死に言った。
しかしその口元は明らかに嘘だという事を示していた。
まぁいいじゃないか。どうだいこれから俺達と組まないか?
ロバート、ドランクドラゴン合体。
>>26-27続き
ラーメンズ片桐ははっとなって起き上がった。
そこはベッドの上だった。
「びょ・・・病院?」
片桐の頭には包帯がまいてあった。
「解毒剤、打っといたから。ちゃんと動ける様になるよ」
相方・小林がおかゆを持ってやって来た。
「ここは」
「病院だよ。と行っても小さい所だけどね。本当はもうちょっとおぶって街の方の病院行きたかったんだけど
あっちの方はまだ、解放されてないから」
小林はずっと笑っていた。片桐がおかゆを食べはじめたのを見て小林は行った。
「それ食べたら戦うから」
「え」
小林は、武器を失くした片桐に二本のメスを渡した。
>>466続き
「えー・・・」
スピーカーからたけしの声。エリア全体が一気に静まる。
「この島にごくごく普通の小さな街があって、もうすぐそこをゲームのエリアに30分だけ解放する予定ですが
解放するまで、街に近づいちゃいけません!近づいたら兵士が容赦なく射殺します。たった今、一人の哀れな芸人が犠牲になりました」
無人の小さな街には、コンビニや薬局がある。そこの商品を食糧等として捕獲できる。
芸人たちは街の解放を今か今かと待っていたが
当然ここでも殺し合いは可能で食糧捕獲の隙に殺される危険もある事や
コンビニの食品の賞味期限が切れている事などには誰も気づかなかったりする・・・
デンジャラス安田 死亡
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 16:42
みんな死んでゆく〜(涙
思い入れてた人ら死んだら、ちょっと泣けてきた・・・。
>462
ありがとね。ほんとに。
「矢作・・・?」
児島は草の中を歩いてる途中、地面にへたりと座り込む矢作を見つけた。
しかし児島の目は驚愕に満ちていた。矢作の髪は以前とは違い、白髪が混じっていた。
それは恐怖からきたものだと、児島はすぐに察知した。また、矢作は全身にあざを作ってあり、
右足には乾燥した血がべったりとついていた。
「まじかよ・・・。立てるか?矢作」
矢作は喋らず、首を横に振るのみだった。実はこの時矢作は恐怖のあまり、一時的な失語症になってたのだ。
「矢作、実は向こうに俺の仲間がいるんだ。そこに行こう。そしてこれからどうするか考えよう。」
児島は矢作に肩を貸すと、草むらを歩き始めた。
矢作は少し安堵をついた。
>470の続き
洞窟らしき場所についた児島と矢作は、近くの泉からわいていた水を飲んだ。
「実は俺、このゲームが始まってすぐ小木に逢ったんだ。そんで2人で組んで、それぞれの相方探してた。そん時お前がいたんだ。」
矢作は児島の話に耳を傾けながら、あの時自分の足を撃った大久保の顔を回想した。
大久保は危険分子だ。それを児島に伝えたかった。しかし失語症がそれを邪魔している。
「児島ー。」
小木の声が聞こえた。
「おお、矢作。実はさっき矢作にあってさ。えらく怪我してるみたいだけど。」
「おほっ、そうか。実は俺もさっき先輩に会ってさ。仲間になってくれるって。」
矢作は小木のの後ろからひょっこりと出てきた人物と目が合った。
矢作は口をパクパクさせていた。そこにはあの女・・・・。
大久保が笑顔で立っていた。
>471
おぎやはぎ・アンジャッシュ児島・オアシズ大久保合体
age
麒麟の二人がだいぶ昔に放置されたままで悲しいですよー
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 19:52
たまには書き手になってみるのも、いいもんですよ
注文つけるのもいいけど、作家さん達の事も考えようよ・・・
>421の続き
「あ〜海や〜海はいいなぁ〜」
森を抜け目の前に広がる海岸線に、菅は子供の様にはしゃぐ。
血糊にまみれ、穴の開いたシャツ。
だけど先ほどのダメージを微塵も感じさせなかった。
この状況において、何故こんなにサバイバル生活を満喫しているのか。
そこに・・・砂浜を駆け抜けていく人間が1人。
「ん?誰かなぁ〜ここからじゃ、攻撃できへんから、
見逃してあーげよっと。俺って優しい〜〜!!」
菅がよくよく目を凝らしてみると・・・
砂浜を走りぬける青年は、相方の宇治原であった。
ナップザックを背負い、手にはショットガンを持っていた。
何に追われているのかはわからなかったが、
必死の形相である事だけは菅に十分伝わってきた。
「宇治原〜やっと見つけた・・・。」
宇治原を追いかけようと、駆け出そうとしたそのとき。
波打ち際の岩場で人影が一瞬だけ見え隠れした事を、菅は見逃さなかった。
「まあ、いいや。お前はどうせ最後には俺のとこに
来る予定になってるんやからな。命拾いしたなぁ〜宇治原。」
菅は宇治原とは真逆の岩場へと歩いていった。
>477の続き
10分ほど走っただろうか。
町の最も外れにある診療所の前に宇治原はたどり着いていた。
宇治原は息を切らすまもなく、診療所の扉を開け、
引き出しという引き出しを開けた。
医学部の友達から聞いた僅かな知識だけだったが、
今の宇治原には十分すぎる物だった。
手際よく必要な薬と、包帯やガーゼなどをカバンに詰め、
急いで来た道を帰る。
この時間の間でも、先輩の鈴木の命が徐々に短くなっていく事が
さらに宇治原の足を駆り立てた。
「鈴木さん、もう少しの辛抱ですから・・・ね。」
>478の続き
足音を忍ばせて岩場を駆け上がる。
息を殺して近づく事など、今の菅にとっては容易い事である。
そっと、見下ろした先にいたのは、ザ・プラン9の三人だった。
「久馬さーん!」
あえて、菅は声をかけてみる事にした。
不意打ちばかりも能がない・・・とでも思ったのだろうか。
不意に真上から聞こえた声に、
久馬は手放しかけていた意識を取り戻した。
眠たそうに目をこすり、真上を見上げる。
そこにいたのは、後輩の菅だった。
「どうしたんですか?こんな所で・・・」
あえて、何も知らぬふりのまま、偶然を装う。
「鈴木が・・・負傷しているからここで、休ませてるだけや。」
久馬は菅の只ならぬ心の奥底の物を感じ取っているのか、
菅のほうをちらりと見ただけでまた視線を元に戻し話を続けた。
「お前こそ、何でこんなところに?それに、お前血まみれやないか。」
「1人で、ずっと不安やったんですよ。
無我夢中で逃げて、でも途中で誰かわからへんけど、
銃で撃たれちゃったんです・・・。でも、俺の与えられたのは
防弾チョッキやったから助かったんですけど・・・。」
>479の続き
菅の言動に全く興味を持たない久馬。
「頑張れよ・・・もうすぐ宇治原が帰ってきてくれるからな。」
汗びっしょりのまま震える鈴木の汗を拭う。
「宇治原?え、宇治原来るんですか?」
さっきまでの深刻すぎる菅の表情が一気に明るくなる。
自分が必ずこの手にかけて殺したい相方の宇治原と、
プラン9の3人を一気に手にかける事が出来る喜びに、
菅の心は打ち震えた。
「俺も、ここにいて良いですか?
宇治原にあって話したい事があるんです・・・。」
「・・・勝手にしろ。ただし、おかしな動きをしたら、
俺は容赦せーへんで・・・。俺にはこの二人を守る責任があるから・・・な。」
久馬はまだ心配そうに鈴木を見やりながら言葉を続けた。
「責任・・・ですか?何1人で正義のヒーローぶってるんですか。
あはははははははは!!あ〜おかしい。久しぶりに本気で笑いました。」
>480の続き
岩場の上でしゃがみ込みけらけらと笑い声を上げる菅。
「お前・・・」
「久馬さん、そうやって守るっていってますけど、
結局この戦いで残るのは1人だけなんですよ?
もし、3人だけ残ったらどうするんですか?
自分だけ生き残りたいんとちゃうんですか?」
「お前に何がわかるんや。俺にとって、こいつらは大切な仲間や。
自分だけ生き残るなんて、そんな事は考えてへん。」
久馬は感情を押し殺した声で菅に呟く。
あまり感情を表に出さない久馬が初めて見せた怒り。
だが菅は我関せずと言った感じで笑うのをやめなかった。
「仲間ですか〜それ、本気で言ってるんですか?
こんなときに、仲良しこよしやってられるんですか?
じゃあ、死ぬ時も仲良しこよしの方が良いんですよね〜」
「・・・お前も、このゲームに乗る人間やったんやな・・・」
>481の続き
毒針を手に持ち、久馬は岩場の上の菅を横目に見ながら
菅のいる場所まで歩みを進めた。
「まあ、俺の方が絶対的有利にはかわりありませんけどね〜。」
笑顔で腰から抜き取ったライフルを構える。
「戦いはな、ちょっと不利な方が燃えるんやで・・・」
久馬は毒針を構え、じりじりと菅との間合いを詰める。
「久馬さん、本気で言ってるんですか〜?
俺がこの引き金引いたら確実に死にますよ?」
「菅、いい加減にしろ。無駄口叩く暇があったら、
本気で逃げる事考えた方がええんとちゃうか?」
スッと、菅の頬を何かが掠めた。
頬の皮膚が切り裂かれ、血が流れ落ちた。
足元には小さな針が一本・・・落ちていた。
「今度は、毒のついたのを投げるで。これ以上、俺を怒らせるな。」
「そうでなくっちゃ・・・ね。獲物は活きがよくなくちゃ、
狩猟のし甲斐がないですよね〜」
頬を伝う血もそのままに、菅はこれ以上ない極上の笑みを浮かべ
久馬と対峙していた・・・。
483 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 20:39
「歌丸さん?」
板尾創路が声をかけるが、男は振り返らなかった。
男・・・歌丸の周囲はまさに死屍累々。板尾は死体を見渡すが、相方ホンコンや捜している人物の姿は無かった。
一部を除いてはどれも歌丸を倒そうと欲に駆られた哀れな無名芸人達だった。
板尾は歌丸の前に行った。歌丸は眠っている様に見えた。歌丸には血の一滴もない。
(まさか?)
板尾は歌丸に触れたが、温かい。死んではいないようだ。
「・・・若造には負けんぞ・・・」
歌丸がボソリと言った。板尾は歌丸から離れ、そのままその場を通り過ぎた。
板尾は松本と木村を捜していた。きっと二人は行動を共にしているのではないか?とちょっと勘付いていた。
大変遅くなりましたが、
菅を生き返らせてくれてありがとうございました。
一時はログを読んで今後の展開を一から作り直すところでした。
暗闇が恐怖を煽る・・。一体、何キロ歩いたんだろう。
もう足が動かない。誰にも会わなかったのが不思議な
くらい。死体にはたくさん出会ったが・・。混乱した
頭の中で自分の未来を想像して見た。俺は確実に死ぬ。
生き残るのはたった一人だ今まで死ぬのなんて怖くない
と思ってた。簡単に死を考えてた。でも本当に死に直面し
た今、怖くて怖くてたまらない。震える体と恐怖による嘔吐。
涙が溢れて止まらない・・。「誰か・・助けてくれ・・
殺し合いなんて・・出来ないっ!!」ガサッガサッ「!?」
揺れる草木・・・誰かいる!一気に体温が下がる。殺される。
逃げなきゃ・・でも体が固まって動かない。「っ・・だ・・誰なんだ
そこにいるのは・・」ガサッ・・「俺だよ」暗闇に包まれた影が
ゆっくり近づいてくるそして・・その姿がはっきりと映る・・。
「!?・・お・・お前・・」この時悟った。俺はこいつに殺される。
486 :
何人目かの暇人。:02/01/14 20:45
「街」の解放時間が迫っている。
極楽とんぼ山本圭壱は樹上で身体を休めていた。
痛めた左足が少し腫れている。我慢できない痛みでは
なかったが、もしもこれ以上悪化するようなことがあれば
支障が出るだろう。一刻も早く手当てをするべきだと
結論した山本は、街の解放を待って薬局へ行くか、島の
外れにある診療所へ向かうかを考えていた。
地図を確かめると、ここから街まではそう離れていないが、
診療所までは結構な距離がある。
しかし街は危険地帯だ。おそらく大勢の人間が解放されると
同時に集まるだろう。現に、街へ向けて移動していると思わ
れる気配が、今までに何度か山本の足元を通り過ぎていっている。
山本は地図を睨み、診療所の位置にペンでマークを付けた。
487 :
どっかの暇人:02/01/14 21:16
彼は極楽とんぼ山本と同じ様に樹上から街の解放を待っていた。
彼は地図を見ながら計画を練っていた。ブツブツつぶやいている事は全てエロ絡みだった(内容は自主規制)
「・・・で、レンタルビデオ店からAV、本屋からエロ本を持っていこう。食糧はその後。風俗が無いのが残念だけどな〜」
そのとき、「ヒュッ」と音がした。彼の喉には手裏剣が刺さっていた。
彼は声も出せず、樹から落ちた。
アメリカザリガニ柳原は彼の喉から手裏剣を抜き、汚いものを取る様に布で血を拭いた。
柳原は「きもい、きもい」と小声でつぶやき決して彼を見ようとしなかった。
「っていうか・・・無人の街だから風俗あっても何にも出来ねえっつうの」
土田晃之が武器のボーリング玉を彼の頭の上に落とした。
それは後頭部を直撃し、彼はそれっきり動かなくなった。
アメザリ柳原・土田晃之 合体済
男子丼 死亡
ヤッター、男子丼死んだー
489 :
フレッシュ暇人:02/01/14 21:24
正直存じない。どんな人?>男子丼
初めて知ったよ
思いっきり「だんしどん」だと・・・
大体わかりました。日記を見る限りは逝ってよかった・・・かも?(w
ルミネのスレではかなり嫌われキャラとして通っているんですよ。
続きをどうぞ!
>292さん
激しく同意ですね。
後、業務連絡になってしまいますが、そちらの方で日本刀以外
の武器持たせたのに、置いとかせてしまってスマソ。
重ねて申し訳ありませんが、話に差しさわりないようでしたら、
その3つの武器の名前を教えていただけると有り難いのですが…。
495 :
状況説明さん:02/01/14 22:13
「松本さんじゃないっすか!」
「・・・田中か」
力なく岩場に凭れている松本を見つけたのはココリコ田中だった。
「一人ですか?」
「今はな」
「今は?」
共に行動していた木村祐一は食糧と薬確保のため街に向かっていた。
松本の危険は承知していたが、街で集中攻撃に遭うよりは・・・と思い敢えて松本と別行動を取ることにした。
田中が松本の所に来たのは本当に運がよかった。
松本を狙っている芸人達はみな、街を目指していた・・・たった一人、太田を除いては。
496 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/14 22:37
>>461 誰も覚えてないと思うけど続き
「さてと、そろそろ俺もなんかやんないとマズイかなぁ・・・」
キャイ〜ン天野は誰ともなしに呟いた。
芸人たちの血で赤くなった自分の手を笑いポケットを
漁っていた名前も知らない若手芸人のズボンに擦り付けたながら
天野は独り言を言う。
「やっぱり、仲間みたいなのが居た方がいいよな・・・」
しかし自分が本当に信用の置ける人物とは誰だろう。
ウド・・・は、とっくに居ない。
第4回目の放送で相方の名前を聞いたとき天野はそんな自分を
恐ろしく感じる程冷静だった。ショックが無かったわけではない。
ただ、頭の回る人間からすれば自然にこの環境に適応してしまっただけなのだ。
空腹に因る眩暈に耐え、ゆっくりと立ち上がった天野は
辺りに敵が居ないとこを確認し音を立てないよう、静かに歩き出した。
>>485の続き
「!?・・お・・お前・・」姿が見えたその時俺は悟った。
こいつに殺される・・・そう自分の相方に・・。「こんな
トコにいたのか?さがしたよぉ」ホットしたように笑顔で
話し掛けてくる相方。そう・・笑顔・・こいつはいつも笑顔
だ・・いつもニコニコ・・。でも俺だけは知っている笑顔の仮面
の下に隠された真っ黒な心の存在を。「武器なんだった?」ビクッ
落ち着け俺「あっああ使えないもんだよコレ・・着ぐるみ・・」
「プッ何だよ着グルミって・・俺はコレ・・ダイエット剤・・
太ってるからってこんなんが武器なんてヒドイよなぁ?」「・・あ
ああ・・」本当にそれだけだったのか?笑顔が妙に・・怖い。
こいつはまだ武器を持ってるはず・・俺に隠してて安心させた後
俺を殺すんだな?相方なのに疑心だけが募る。いい人と言われ
続ける相方・・ガタガタ・・震えが止まらない・・俺はこいつに
殺されるんだ・・こいつに・・・。
暗闇が 二人を包む 明けることのない暗闇が・・
498 :
状況説明さん:02/01/14 22:40
>>495 松本、ココリコ田中合体で木村祐一が一時離脱です
>>497の続き
殺されるんだ・・こいつに・・・。「震えてる・・大丈夫か?」
聞き返す相方の顔はまだ笑っている・・。何でこいつは笑って
るんだ?何でこんな時にさえ笑顔なんだよっ俺を殺るのがそんなに
楽しみなのか?・・いつもそうだ・・俺はピンで司会もやってるが
こいつのいつも笑顔ゆえの好感度には叶わなかった・・。こいつ
はイイ奴なんかじゃない・・・こいつは!!どこまでも続く暗闇と
恐怖心が・・心を狂わせていく・・相方の笑顔が憎しみを煽る・・
「・・どうした?・・」もう相方の声も届かない・・。
その時 悪魔が囁いた
「 殺られる 前に 殺れ 」
狂いだした心に 悪魔の囁きがこだまする
500 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 23:08
オモロイ。皆ガンバレ。
「こんなものでなにをしろって言うんかな〜?」
森の木陰で1人そう呟いていたのはWAHAHA本舗の久本雅美だった。
彼女もこのプログラムに参加したうちの1人で、
他のWAHAHAメンバーとはただいま離ればなれ状態になっている。
彼女が嘆いている理由は渡された武器だ。武器は縄と入れ歯。
入れ歯はただの入れ歯ではなく歯が犬歯の様にとがっている物である。
「んー。いまいち良く分からないんだけど、これで噛み付いて倒せってことかなぁ?」
とこの何とも言えない雰囲気をたちきるような明るい口調で言った。そして縄と入れ歯を交互に見てまた考えはじめた。
「なわ。なわなわなわなわなわなわなわなわなわなわな…罠!そうか〜。
これで罠をしかけろってことね〜。うん。分かったわ。こうなったらとことんやってやるわ〜」
思ったらすぐ行動する方である彼女はすぐさま罠を仕掛けていたのである。
彼女が仕掛けた罠は古典的な罠であり説明すると 、ちょうどいい感じに開いてる木と木の間に
縄をかけその縄に誰かが足を引っかけると上から狂気に満ちた入れ歯が落ちてくると言う仕掛けである。
「いまどきこう言うのに引っかかる奴ってそうそういないと思うけどね」
といい木陰で1人獲物が来るのを待っていた。
同時刻。
「困ったな。相方は死んでしまったし。誰か組んでくれそうな人もはいなさそうですし」
アリキリ石井だ。彼は地図を見ながらエリア解放される街へ向かう安全な道を探していた。
「こことかどうかな?森。誰か潜んでそうだけど、まあ僕にかかればどうってことないでしょうし。」
彼は武器であるサイレント銃を取り出しながら1人で久本の潜んでる森の方へ走っていった。
504 :
何人目かの暇人。:02/01/14 23:34
>>486の続き
診療所らしき建物を視界に捕えた山本は、強い海風に
背を押されるようにして道を急いだ。
その胸に去来するのは、道すがら出会った数々の死体、
あちらこちらから聞こえた銃撃戦の音、それに混じって
響いた断末魔の叫び声などだった。
誰しも死にたくて死ぬわけではないのだ。
山本は、あっけなく死んでいった石橋の死に顔を思い
出し、それを振り払うように頭を振った。
誰しも殺したくて殺すわけではない。
殺したくて殺したんじゃないんだ。
言い訳のようにそう頭の中で繰り返すが、「どちらに
しろお前は人殺しだ」という声に打ち消されてしまう。
なぜあんなことをしてしまったのだろう。何も殺さなく
とも、あの場をしのぐ方法はあっただろうに。
・・・自分はなぜ、生きようとしているのだろう。
山本はぴたりと歩みを止めた。
強い逆風が顔に吹き付け、目に沁みた。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/14 23:41
350の続き
青木と別れ、移動しようとした長井は遠くから聞こえる女の叫び声に足をとめた。
「皆〜、戦うのはやめて〜っ」
茶髪のショートカットにメガネの女性が丘の上にある展望台から叫んでいた。
「皆一緒に頑張ってきた仲間じゃない。戦う意志のない人はここに集まって〜!!
こんな無意味な戦いはもうやめて〜!!!」
この声が届けば相方もきっとここに来てくれるだろう・・・、
そう思って彼女は喉が張り裂けんばかりの声で叫び続けた。
彼女には人を殺したくないという思いもあったが、
それ以上に殺されるのが恐かった。
なぜなら彼女の武器は、今彼女が手にしているスピーカーだったのだから。
叫び続ける彼女の目には喉のうっすらと涙がうかんでいた。
増え続ける死亡者、彼らを殺した者、それとは逆に戦いの意志のないもの。
私と同じように戦うことの出来ない者が
きっとここに来てくれるだろう・・・
そう祈り続け彼女は叫び続けた
506 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/14 23:43
505の続き
長井のいる場所から叫び続ける女性がいる丘まではそう遠くなかった。
長井は彼女の元に走り出そうとして足をとめた。
自分より先に展望台に向かって走っていく男の姿があった。
肩からカバンをさげ長身のその男、ますだおかだの岡田だった。
507 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/14 23:53
「光浦さん!」彼女はハッと振りかえった。
「岡田くん・・・?」
彼らは次第に歩みよりガッチリと握手をした。
「よかった・・・誰も来てくれないかと思った」
光浦の目からは涙がポロポロこぼれた。
「俺もこんな戦いはあかんとずっと思うてました。一緒に探しましょ。」
「ちなみに岡田くんはなんの武器を持ってるの?」
「俺はこれですわ。」と言って岡田は肩からさげていたカバンから
拳銃を取り出した。
「俺ら殺そうとする奴がきても、これで光浦さんを守りますわ。」
「ふふふ…またまたぁ〜・・・」
仲間ができたという安心感から彼らからは安堵の表情が伺えた。
そして2人は叫び出した。
「みんな〜、戦う・のは・・・・」
「グフッ…」
2人は床の上にどっさりと倒れた。
体にあけられた無数の穴、そこから流れる真っ赤な血が
床の上を覆い尽くそうとしていた。
508 :
荒らしバスターず:02/01/14 23:53
復活チャンス!!!
・・・あなたが、再登場を望む芸人を一名カキコんでください!
お一人様、一名までとさせていただきます。
期間は、
1/15 午前零時〜1/16午前零時までの24時間とさせていただきます。
期間外の投票は無効とさせていただきます。 あしからず。
集計結果は、おって報告します。 見りゃわかるか・・・
もっと、活躍する様を見たかったのに、あるいは、自分が書きたいと
思ってたのに死んじゃった芸人さんが、
復活できるチャンスです!!
尚、混乱を防ぐために最初で最後のチャンスとさせていただきます。
さー、投票しようぜ!!!!
作家さん達、勝手な企画つくってスマソ・・・
509 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 23:56
かつさゆしかいない
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 23:58
フットボールアワー岩尾書きたかった・・・。
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/14 23:59
えとぅ、やめませんか・・・?
「お一人様一名」ってどうやって判断すんのか分からんし。
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:00
ややこしくなっちゃうよ〜・・・。>投票
513 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/15 00:00
507の続き
長井はその光景を一部始終見ていた。
自分も走り寄っていたら間違いなく蜂の巣になっていた。
そして2人を殺した男、ツインカム森永は
マシンガンを手に辺りを警戒しながら展望に歩み寄り、
岡田が手にしていた拳銃を自分の内ポケットにしまい、
静かにその場から姿を消した。
青木に騙され、仲間を探そうとした2人も殺された。
「もう誰も信用できない…」そうポツリとつぶやくと
長井もその場から姿を消した。
死亡:オアシズ光浦、ますだおかだ岡田
武器:ツインカム森永、岡田から拳銃をget
514 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/15 00:03
>>508 それは止めましょう、つーことで無し!!に決定。
>503の続き
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ…」
森に入った石井は早くここを抜けるために無我夢中で走っていた。
森に入っても走り続けたためか、もう出口らしき明かりが見える。
(やった。これで街に無事にたどり着けるぞ)
と思った瞬間石井の足に何かが引っかかった感触がして、首筋に激痛が走った。
(あれ?なんか首に…?痛すぎる。身体に力が入らない。どう…し…て?…ガクッ)
「あれー?誰か引っかかってる。あ、アリキリ石井じゃん!…フフッ。
ゴメンだけど、なんか首に入れ歯刺さって死んでるって笑えるなぁ」
と言って久本は石井のサイレント銃を奪い森を離れていった。
アリキリ石井 久本の仕掛けた罠により死亡
>>508 やめて下さい。頼むから。お願いします。
>482の続き
岩場が見えてきた。
もうすぐ。もうすぐ鈴木に薬を渡す事が出来る。
早く、鈴木を助けたい気持ちが宇治原を突き動かしていた。
だが岩場の上にいる人影に、宇治原は足を止めた。
ライフルを構えている・・・その人物は・・・捜していた相方の菅だった。
そして、その銃口は宇治原の帰りを待ち続けているはずだった先輩の久馬を捉えていた。
「・・・・・・菅!!」
ありったけの余力で呼びかける宇治原・・・。
「・・・宇治原、来るな!!」
宇治原の叫びに一瞬菅から目を逸らした久馬。
そして、その一瞬の隙を逃さなかった菅。
ライフルの発砲音が広い海岸線に響きわたる・・・。
結末はあっけない物だった。
久馬はスローモーションのように撃たれた腹を押さえその場に膝をつく。
菅は、あえて目前の久馬にはとどめを刺さずに、
岩場の下で眠る鈴木と浅越に向かって二度三度ライフルを発砲した。
「菅・・・お前だけは、絶対に・・・ゆるさへん・・・」
鈴木も、浅越も声を上げることなくその場で血を流していた。
何がおきたかも、誰にやられたのかも分からぬまま・・・・・・。
>517の続き
「久馬さん、そんな状態で強がり言っても、俺全然怖くないですよ〜」
ライフルを肩に乗せまた菅は笑い続けた。
「それと、そこで見てる・・・宇治原。丁度ええとこに来たわ。」
菅は岩場の上から宇治原を見下ろす。
そして今度はライフルの銃口を宇治原に向けた。
宇治原も、手にしたショットガンをとっさに岩場の上にいる菅に向ける。
「・・・菅・・・お前何てことを・・・!」
「なあ、宇治原。お前、それで俺を撃っても俺防弾チョッキ着てるから平気やで?
むしろ、自分の心配した方がいいんちゃう?」
明らかに、防弾チョッキを着用し、数メートル上の岩場から自分を狙う菅のほうが
有利であることは宇治原にもわかっていた。
「お前とは、もっと物語のグランドフィナーレで会いたかったわ〜。
お前との友情をかけた最後の殺し合い。めっちゃ視聴率取れるで?」
519 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/15 00:06
47 :gfgf :02/01/10 18:04
コンビ仲の良いホムチは
2人で身投げ
とあるんですが、これは有りなの?
その後ホームチーム出てきてないみたいだし。
520 :
荒らしバスターず:02/01/15 00:06
追加です!!
復活希望のげいにんさんは
!◯◯◯◯◯◯◯!
というように、ビックリマークではさんで下さい。
お手数をかけます。
尚、これが掲示される以前にカキコまれた芸人さんはOKです。
>>511 訂正します。
1ログにつき一名です。
おくれてゴメソなさい。
>518の続き
宇治原は自分に向けられた銃口に、
恐怖のあまり自らの持つショットガンの引き鉄を引けないでいた。
いや、恐怖だけでは無い。
学生時代から培われてきた友情。
一緒にコンビを組んだ時にますます深まった絆。
そして、二人で一緒に過ごした時に築き上げた信頼。
恐怖以外の菅に対する諸々の感情も、
宇治原から引き鉄を引く決断を奪っていた。
「宇治原、ほんまに楽しめたわ〜ありがとう〜。
『Good-bye. It is separation forever.』
俺別れの挨拶英語やで〜賢い〜」
もう、ここまでか。
菅をとめる事が出来なかった後悔の念が宇治原を襲う。
これ以上、被害者を出さないために自分は何が出来ただろうか。
傷ついた先輩の一人も助ける事が出来なかった。
後輩も守る事が出来なかった。なのに、自分は生き永らえている。
このまま、菅に殺されてあの世でみんなに会ったとしても、
顔向けできない。
>521 の続き
・・・最低な奴やわ。俺。何のために勉強してたんやろ・・・。
「じゃあ、カウントダウンしよっか?最後やし。5秒前から〜」
菅が大きく左手を高らかに上げカウントダウンを開始する。
「5〜4〜・・・」
指をゆっくりと一本ずつ折り曲げて行き、カウントを減らす。
菅の顔は本当に楽しそうだ。
「3〜2〜・・・」
もう、これ以上何も出来ないのか。もう、ここで死んでしまうのか・・・。
全てを天命に任せ宇治原は目を伏せた。
523 :
荒らしバスターず:02/01/15 00:09
反対派が多かったらやめにしましょう。
民主主義ですからね。
>522
すいません、最後に追加。
ザ・プラン9 浅越 鈴木 死亡。
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:12
!99岡村!
*********復活システム企画は中止*********
>>525 よって無効です
既に死亡してる芸人が絡んでる話もあるから(例えば極楽加藤とよゐこ有野の話とか)
もう放送で名前呼ばれてる人を生き返らせるのはまずいよ。
提案。
参加芸人はこのスレ中に名前が出たもので全部。
死亡者に「無名芸人」使用は不可。ということにしませんか?
復活投票はナシの方向で、ひとつよろしく。
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:24
中途半端はゆるさへんからな。
芸人という芸人が全部出尽くすまでやったれ。
ただの殺され役でも名前だけ出ればええ
>528
という事は、今出てる芸人で参加打ち切り?
>528
では片割れだけ出ている木梨とかはどういう扱い?
コンビのどちらかが既に出てきてたら参加扱いでいいの?
532 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:30
私も「芸人出尽くすまで」に賛成
>>530 >>528は実際に殺害している描写がなくて「死屍累々の山が」みたいな表現でも
絶対に最後には「○○○・△△△・□□□ 死亡」って名前を書いてくれ
ってことなんじゃないか?
賛成>532
すまん。ワガママかもしれんが、小説以外はsageで書き込んでくれんか?
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:40
「上田!話せばわかる!な?」
「話せばわかるって、何がですか?」
狂気に満ちているくりぃむしちゅー上田は金属バットを持ってあるモノを見ていた。
さまぁ〜ず大竹である。大竹は上田の仕掛けた罠にはまり、身動き出来ずにいた。
「大竹スイカ割り・・結構面白い名前でしたよねー?」
上田はバットを振りかぶった。大竹は自分が何をされるのかわかっていた。
「上田・・・やめてくれ・・俺もお前も・・改名させられた、被害者じゃないか!」
「問答無用じゃおらぁー!」
上田はバットを振り下ろそうとしたその瞬間、何かが上田の手に投げつけられた。
上田の手から金属バットが地面に落ちた。
「上田・・・やめろ!」
そこには、くりぃむしちゅー有田がいた。有田が上田にブーメランを投げつけたのだ。
ぐわ〜〜〜、ロザンどうなるんだyooooooo!!!!!
作家さん頑張って下さい。
「あ〜、どうしよっかな〜…、あー、もうなんでこんな事になるんだよ
俺が何したっていうんだよ…、あーどうしたらいいんだ〜…」
U−turn土田はブツブツ言いながら森の中の小道を歩いていた。
手にはボウガン。それなりの武器といえよう。
「あ〜…もう本当にどうしたら…」そういって彼は神社の前で足を止めた。
境内の前に太った男がうつぶせに倒れている。
「え…?高木ブーさん…かな?」
死んでいるのだろうか、だとしたらまだ近くに誰かいるのだろうか。
土田はそう考えたが、あたりに人の気配はない。
(ブーさん武器もってるんじゃないだろうか)
殺したものが武器を持ち去った、という考えは土田の頭の中になく
倒れているブーの側に近づいた。
すると…
「ウッ…!!」
土田の背中に打たれた矢が胸まで貫いている。
「グハッ…!!」矢の痛みとはまた別の体中に痺れるような感覚が
土田の体を侵していった。
ピクピクと小刻みに震えながら、やがて土田は動かなくなった。
>>530 このスレ終了までに書き込まれてればOKってことで。
移動シーンとか独白シーンでも出しとけば良し。
>>529 それでもいいけど死亡者リストが大変かな、と。
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:46
>>539 俺は平気だよ。
でも作家さん方が大変だな。みんな無理しないでね。
≪第5回放送≫(前回までの放送は
>>93 >>171 >>269 >>426を参照)
死亡者 三原麻衣子・有吉(猿岩石)・森脇(猿岩石)・小田好美(ジャイ子)
本多彩子・礼二(中川家)・岩尾(フット)・マックン(パクマク)
安田(デンジャラス)・男子丼・光浦(オアシズ)・岡田(ますおか)
石井(アリキリ)・浅越(プラン9)・鈴木(プラン9)
うわ、おもろい事考えてもーた。
何のエピソードも無くひたすら歩き続けるってのはどう?
>540は俺。しかもsage忘れ。ごめん。
>538の続き
「やったなー!おい!」ご機嫌な声で加藤茶が木の上から降りてきた。
「けっこう引っかかるバカなやついるな〜」そう言いながら木ブーは
木陰に隠れた数体の死体に目をやった
「若手芸人のくせに俺らにたてつこうなんて早いんだよ」
「よし、また俺は木の上で隠れるから、お前はまたそこで寝ていてくれ。」
「寝てるだけでいいなんて楽な殺し方だよな〜、でも前の仲間を殺さなくても・・・」
「いいんだよ、あいつは。いてもたいして役に立たないしな」
U−trun土田、号泣赤岡、やるせなす石井、ガレッジセール川田
はなわ、中本工事:死亡
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫+山口のくずコンビ・陣内+コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
ランディーズ・元フォークダンス・エレキコミック・ブー+加藤茶組
よゐこ有野+極楽加藤組・斉木しげる+WAHAHA梅垣組・ザ・プラン9
北陽伊藤+田上よしえ+カンカラ組・やすよともこ
志村+ダチョウ組(組んでるの?)・ネプ名倉+ふかわ組
ロバート(山本除く)+ドラドラ組
おぎやはぎ+アンジャッシュ児島+オアシズ大久保組
アメザリ・ココリコ田中+DT松本組(キム一時離脱)
≪武器が判明している生存者≫(
>>147 >>172 >>269 >>427に追加及び修正)
やすとも(バズーカ砲)・江頭2:45(エロ本・バイアグラ)
志村(銃器)・ロザン菅(ナイフ・銃器・防弾チョッキ)・ドラドラ鈴木(一斗缶)
ドラドラ塚地(テントウムシ)・ふかわ(爆弾の材料と作り方の本)
キャイ〜ン天野(ぶたの貯金箱)・おぎやはぎ矢作(水鉄砲)
オアシズ大久保(イーグル)・ラーメンズ片桐(メス2本)
ツインカム森永(マシンガン・拳銃)・久本雅美(縄・入れ歯・サイレント銃)
海砂利有田(ブーメラン)
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:51
「有田」
「大竹さんの言う通りだよ・・・バカルディも本来は改名なんて望んでなかった筈だ!本当は誰が悪いのかお前にもわかるだろ?」
有田の悲しげな表情を見て上田は戸惑った
「もう遅えよ!俺はこの手で・・・」
「さっき・・・ここの近くの洞穴にウンナンさんがいるの見つけたんだ」
「!」
それを聞いた途端、上田と大竹の表情が一変した。
大竹はしばらく考え込んでいたが、やがて決意を固めた。
「行こう」
さまぁ〜ず大竹、くりぃむしちゅー 合体
547 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 00:53
ごめん。
では土田の所は号泣赤岡ということで。
すんません
>>359の続き
「さあ〜来い!!さあ〜来い!!」
人を殺してしまったショック、サバンナ八木に折られた足の痛みで
きんにくんはパニックになっていた。
舞台で幾度も口にしたセリフをただ、叫んでいた。
ただし今のそれは、絶叫に近かった。
「・・・おぉ〜い、その声はきんにくんかぁ〜?
ふじもんさんもはらにっさんも死んでもたし、
オレどうしたらええかわからへんねん〜
きんにくんどこにおるんや〜?」
「・・・誰っ!?」
「オレや〜高橋や〜 サバンナの高橋や〜」
>>544修正。スレ汚しすまん。
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫+山口のくずコンビ・陣内+コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
ランディーズ・元フォークダンス・エレキコミック・ブー+加藤茶組
よゐこ有野+極楽加藤組・斉木しげる+WAHAHA梅垣組
北陽伊藤+田上よしえ+カンカラ組・やすよともこ・志村+ダチョウ組(組んでるの?)
ネプ名倉+ふかわ組・ロバート(山本除く)+ドラドラ組
おぎやはぎ+アンジャッシュ児島+オアシズ大久保組
アメザリ柳原+U-turn土田組・ココリコ田中+DT松本組(キム一時離脱)
551 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 01:01
宇治がどうなったのか気になって仕方ないよ〜!
552 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 01:03
>>487はアメザリ柳原&土田晃之組が入ってないです。土田、今ピンだったね。
>551
もうちょっと待ってください〜〜〜今書いてます・・・・。
>>549の続き
ついさっき殺した、コンビの相方がすぐそこに迫っている!
しかし、もう心は落ち着いていた。
つい先程までは発狂に近かった感情が、
今では狂気と言える物に変わっていた。
「・・・ここです。高橋さん」
きんにくんはニヤリと笑った。
「さっきこの辺で銃声したやろ〜?
大丈夫か〜・・・って、えーっ!?
サバンナ高橋の目に頭部右側を吹っ飛ばされた八木、
そのすぐ側で散弾銃を持って、にやにや笑っている
血だらけのなかやまきんにくんの姿が映った。
557 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 01:07
>>553 自分で書けもしないのにせかしてごめんなさい!
>>538,543,548
すいません。何か自分が書いたせいで
ややこしくしてしまいました。本当にすみません。
U−turn土田って今ピンなんですね。
反省・・・
559 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 01:14
一組のトランシーバーを持つやるせなす中村は街へと向かって山を降りていった。
「仲間がいないから折角のトランシーバーも使えない状態で何とか生き抜いて・・運がいいなあ」
その時、鼻歌が聴こえた。中村がそっと身を伏せると、そこに志村けんとダチョウ倶楽部の肥後と寺門が通りかかった。
鼻歌は志村が唄っていた。
「うわ〜志村さんとダチョウさんじゃん・・・っていうかダチョウさん一人足りない・・・」
中村は肥後と寺門が大きな寝袋を抱えているのを見て、大方の想像は出来た。
「上島さん死んじゃったんだ」
その寝袋に入っているのが上島(の遺体)であるのは正解だが
それが「新たな武器」として使われる為に上島が肥後と寺門の奇襲で殺された事までは中村には予想できなかった。
ダチョウ倶楽部上島 死亡
(オレってバカ・・・)
松本キックはリットン藤原の死体につまづいて転んで大きい石に頭をぶつけて死の淵にあった。
(でも、誰も殺してないし・・ある意味よかったかな)
その時、どこからともなく声がした。何を言っているのかわからないが、とても優しい声だった。
「・・・あなたは誰ですか?」
『・・・神です』
それは幻だった。キックには幻とわかっていた。キックはフっと笑い、そのまま瞳を閉じた。
松本キック死亡
561 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/15 01:30
「……どうする、桶田? なんか案出たか?」
村田の問いを聞いているのかいないのか、桶田は無言のままである。
桶田はこのゲームを潰すと言っていた、しかし2人はずっと何もしていなかった。
「だんだんみんな死んでいってるんやで、俺らやって………」
最後は聞き取れなかった、考えたくもないことだったから。
「……桶田ぁ」
もう一度名前を呼ぶ、桶田は何か悩んでいるようだったが
意を決したように話し始めた。
「確か南のほうにガソリンスタンドがあった、あそこならガソリンがある」
「ガソリン?」
「詳しい事はあとや、いくぞ……!」
そういってバックに手をかけ立ち上がる、村田は慌ててそれに従った。
562 :
ABC@お腹いっぱい。:02/01/15 01:32
>>221、
>>561の続き(上書き忘れた)
「それと…松岡も連れて行こうや」
桶田は足元で縛られている坂コロ松岡に目を向けた。
松岡は意識は取り戻しているもののいまだ木のツルに体を縛られ、監禁されていた。
自分の体の自由を奪っていたツルを解く村田に向けて、松岡はかすれるような声で言った。
「…すまん、あの時は………」
「もうええ、気にすんなや」
その時松岡はいたたまれない気持ちになった、自分は村田を殺しそうになった人間である。
松岡はガソリンスタンドへ向かう桶田と村田についていく。
この2人に協力しなければならない、いやどんな事であろうと協力する。
そんな気持ちを固めながら……
フォークダンス、坂コロ松岡合体
むわー。
今日の晩にこのスレ読み始めて、めっちゃハマってもうた!
皆さんウマイ!!引き込まれる〜
自分なりにコピペしてファイルにまとめてたら4時間かかったyo!
ファイル数は81個…
明日、時間軸別に振り分けるつもり。
書き手の皆さん、楽しませてくれてありがとうございます。
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 01:38
坂コロは松「丘」
>>564 あ、間違えてた、松丘か。
書いてる時にもなんか変な気がしてたんだよなぁ。
どもすみませんでした。
566 :
通りすがりの暇人:02/01/15 02:00
「なぁ石本、俺達もうダメなんじゃね?」
海沿いの道をドロンズが歩いていた。
「なに言ってんだよ、このまま誰かに殺されるのを待つっていうのか!」
「いや、そういうわけじゃないけど、俺達って電波少年で有名になったけど
その後はさっぱりだし、俺達なんかより面白い芸人はたくさんいるだろ」
「まー、確かにな。チェキッ娘のときはいけるかな〜って思ったけどな。」
「今まででもかなりの人が殺されたし、いつ俺達が殺されてもおかしくないだろ」
「まーな・・・・」
「このまま誰かに殺されるのを待つより、自分の意志で死を選ばないか?」
「・・・・・・・そうだな」
彼らは海岸沿いの崖の上に立った。
「今思うとヒッチハイク楽しかったよな」
「ああ。あれが俺達が一番輝いていたときかもな」
「お前とコンビ組めてよかったよ」
「俺もだ」
「あの世でもコンビ組んでお笑い界のトップを目指そうぜ」
「はは…」
そう言い残して2人はどこまでも続く海に向かって崖の上から海に身を投げた。
ドロンズ死亡(自殺)
567 :
新参者@お腹いっぱい。:02/01/15 02:02
>>513の続き
長井は運良く誰にも遭遇することなく移動していた。
森を抜ける時に、幾つかの罠が仕掛けてあったみたいだが、
彼は知らない芸人の死体を見つけたことによって注意力が
増していたのでどうにか切り抜けられた。
「こんな罠までかけて…俺には理解できねえなあ」
自殺しようとしている人間を止めることはないような性格で
あることは自ら承知ではあるが、ここまで積極的に人を
殺そうとしている人間を見ると失望してしまう。
しかし、歪んでいるのは皆一緒だ。
長井はそう思っていた。
「死体を見ても別になんとも思わなくなってきたなあ」
長井はそんな自分を―歪んでいる自分を―嘲った。
【佐久間一行 死亡】※「知らない芸人の死体」で。
568 :
通りすがりの暇人:02/01/15 02:05
島田紳介とか鶴瓶とかそろそろ出しませんか?
自分このままだと長井ヲタだと思われそうだ…。
>522の続き
「・・・・。」
カウントが止んだ。
恐る恐る目を開けると、岩場の上にいた菅は手を押さえてうずくまっていた。
「・・・いったぁ・・・マジで痛い・・・。」
「間に合った・・・みたいやな。」
真後ろから声がする。
宇治原が慌てて声のするほうを向くと、そこに立っていたのは・・・。
先輩芸人の後藤秀樹(元シェイクダウン)だった。
「ご、後藤・・・」
驚いたのは、宇治原だけではなかった。
菅の側で蹲る久馬も、元相方のその声に顔を上げた。
「ちッ・・・宇治原、意外と悪運強いんやな。自分・・・。」
「久馬、やっと見つけた・・・。とりあえず、菅。そこどいてもらおうか?」
サイレンサーをつけた小型の銃を菅に向けたまま、
後藤は菅の立つ岩場に歩み寄る。
「後藤さん、それ以上近づいたら撃ちますよ?」
体で何とかライフルを支え、引き鉄に指をかける菅。
だが、後藤は一向に歩みを止めずに岩場へさらに近づく。
>570の続き
「お前の小さい体に片手だけやったら、ライフル支えきれへんやろ?
そんな状態で撃ったら、お前の方が怪我するで?
それに、俺の方がお前の何倍も連射できるタイプやからな。
勝ち目は十分俺にある。わかったなら、早くその場をあけてくれるか?
知ってる人間とは俺も争いたくないんや。」
「宇治原、お前とはいずれ決着をつけるからな・・・」
捨て台詞めいた呟きを残し、菅は手負いのまま海岸線を走り抜けて行った。
「久馬さん!!」
「・・・久馬・・・」
一刻を争う久馬の状況に、二人は急いで岩場を駆け上がる。
「後藤、良かった・・・。ずっと捜してたんやで?」
腹部からの出血で真っ赤に染まった久馬のシャツ。
宇治原は、ナップザックをおろし消毒薬を取り出す。
「とりあえず、消毒を・・・」
「・・・いや、ええで。宇治原・・・。」
久馬は小さく首を横に振った。
>571の続き
「宇治原、お前はもう逃げろ。
そろそろ、銃声を聞いた奴が海岸に集まってくるやろ。
お前はこんなところで死ぬ人間やない。
これは、先輩命令や。早く・・・ここを離れろ。」
倒れた久馬を起こしながら後藤も言葉を続けた。
「でも、俺、二人を置いてなんていけませんよ・・・。」
「宇治原・・・!!生きるか死ぬかがかかっとるんや。
今更そんな甘えた事言ってどうするんや!
俺は、ここで久馬の手当てをするから。終わったら、
すぐにお前と合流する。ならいいやろ?」
「・・・絶対ですよ。後藤さん・・・」
「ああ、わかった。宇治原、俺の銃も持っていけ。
また合流したときに返してもらったらええから。」
小型の銃をベルトに差し込み、宇治原は岩場を飛び降りる。
そして、何度も二人を振り返りながら、菅の逃走した後を追っていた。
>572の続き
「久馬、お互いえらい事に巻き込まれたな・・・ほんま。」
「俺なんか、お腹痛くてしゃーないって・・・」
一年前に十年近く組んでいた『シェイクダウン』を解散して以来、
劇場であってもただ挨拶を交わすだけだった二人。
皮肉にも、こんな状況下での再会だった。
「・・・俺な、後藤に言いたい事が沢山・・・あったんや。」
「俺もや。今後、こんな機会はめったにないんやから今言っとくわ。」
後藤は先ほどとはうって変わり優しげな眼差しで久馬をみる。
久馬も、痛みをこらえながら何とかその視線に答えた。
「久馬、お前と別れて一年たつけど、やっぱりお前以上の相方はおらへんわ。
お前とコンビ組む以外考えられへん」
・・・今、そんなこと言う必要はないんやけどな。
・・・ここで言わなんと次いつ言えるからわからへんしな。
と、後藤は言葉を続けた。
>573の続き
その言葉に、久馬は困ったように笑いながら言う。
「『シェイクダウン』はもう20世紀中に終わったんやで。後藤。
でも、俺もお前と組んでた頃一番自分が輝いてたと思うわ。」
・・・今も十分楽しんで輝いてるけど。あの頃の輝きにはまだ届いてないわ。
久馬も言葉を続ける。
「あのな、久馬。最後にもう一度俺と『シェイクダウン』組んで欲しいんや。
今日限り、今日一日だけ俺の相方に戻って欲しい。」
相変わらずの後藤のわがままに、
やれやれといった顔をした久馬だったが、心の底ではとても嬉しがる自分がいた。
「しゃーないなぁ。相変わらずやな。」
久馬の体から徐々に力が抜けていくのがわかっていたが体をもう一度強く支え、
出囃子の音楽を口ずさむ。
「はいどうも〜シェイクダウンです。よろしくお願いします〜」
>574の続き
舞台で幾度と無く演じた十八番のネタ。
時折、久馬のタイミングがずれる事はあったが、
何時もの間、何時ものツッコミ、何時ものボケ。
全てが解散する前と一緒。タイミングもほぼばっちりだった。
そして最後のオチに結びつけるボケを久馬言った時、後藤の言葉が止まった。
「後藤・・・?最後・・・お前の台詞・・・やで?」
ぽたり。ぽたり。
血で赤く染まった久馬のシャツに滲みが生まれる。
雨は降っていない。今日は快晴だ。
「最後、お前が言ってくれないと、おわらへんで?」
「・・・嫌や、「もうええわ」って言ったら、
お前との・・・漫才、終わってまうやん・・・。」
後藤は必死で涙をこらえるが、
幾筋も頬を伝い久馬のシャツに落ちる。
「終わらせたくないんや・・・お前との漫才・・・。」
「後藤・・・大丈夫や。お前の帰ってくる場所は、
俺の隣を空けといてやるから・・・な?いつでも帰って来てええから。
ほんまに、最後の最後・・まで困った相方やわ。」
「ありがと・・・な。」
本当に嬉しかった。後藤の言葉が。久馬も泣いた。傷の痛みと戦いながら。
>575の続き
「ごとう・・・俺、もうそろそろ本当にオチ付けようや。
後藤の声、聞こえへんようになる前に・・・」
「・・・久馬・・・今までありがとうな・・・」
「後藤、俺もありがとう・・・な。」
「久馬、また一緒に漫才・・・しような?」
辛うじて持ち上げていた久馬の首ががくりと項垂れる。
久馬はもう後藤の呼びかけに答える事は無かった。
「俺ら、走りすぎたからしばらくゆっくり休もうな。」
動かない久馬の体を抱え岩場を降りた。
そして、波打ち際へ歩き海のなかへとゆっくりと進んでいった。
水中に入っても不思議と苦しくは無かった。
徐々に徐々に遠のく後藤の意識の中。
どこからともなく、懐かしい2丁目劇場の出囃子と
歓声が聞こえてきたような気が・・・した。
ザ・プラン9 久馬 後藤秀樹(元シェイクダウン) 死亡。
深夜にひとりで密かな感動…シェイクダウンよとこしえに…。
おつかれさまです。>書き物屋氏
「相方の好きなところは、僕のことが大好きなところです」
「ずーーーーっと一緒におったもんな」
「相方は一千万積まれても売りません」
「お前、コンビ解散してもずっとそこにおれよ」
…ロザンを知らない方のために。↑こんな奴等です。
578 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 02:30
>570-576
正直2ちゃんなんかで泣かされるとは思ってもみなかった…(涙
580 :
名無っしんぐ:02/01/15 02:33
てか虻川さんを殺めた人気になりますね。
>>577 ほんとうは仲良し(?)なのに菅のキャラゆえに
凄いことになってるロザンが楽しみです。
漏れは関東系にしか詳しくないので混ぜられませんが。
ルール論議が出来てますが結局このスレで芸人出しとかないといけないんでしょうか?
個人的には芸人とネタが尽きるまで延々とやりたいスレですが(w
582 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/01/15 02:37
藤井隆、石田靖、山田花子らへんの話、誰かつくって
>>581 延々とやっている様を楽しんでみたいけども(ワラ
今のところ一番キャラの強いロザンの結末は、
ラストのラスト(少なくともbase芸人系全員が片付いている)が似合う気が…
申し訳ない、好き勝手書いてしまって。
585 :
暇じゃないのにやっちゃう:02/01/15 03:04
(時間軸は遡ります)
元ジャリズム山下しげのりは必死の形相で山道を駆け下りていた。
数十分前、ロザン菅のbase芸人虐殺現場を目撃してしまったからだ。
身の危険を感じた山下は、気付かれないようにその場を後ずさりするも、
小枝を踏んで音を立ててしまった。「ヤバい!!!」
それから後は菅の動行に目も暮れずに一目散に逃げ出したのだった。
「なんやねんアイツ!まだガキンチョやんけ!それやのに平気な顔であんなにいっぱい殺しよる。
おかしいわ、絶対おかしいわ!」
山下は後輩に恐れをなして逃げる自分が情けなくて、泣きながら走り続けた。
しかし、ちょうど森の出口に差し掛かったところで、山下はこつ然と姿を消した。
・・・落とし穴だった。
>515の続き
久本は森を抜け色々な死体があるとある所まで来ていた。
「あ〜。もぅあかんわ〜私。吐きそうや〜。ここにいるのも嫌やわ〜」
知ってる顔の死体がちらほら見えるこの場所で一時休憩をしていたのだ。
念のために右手にサイレント銃。左手には縄。口には犬歯入れ歯をと言う完全装備で休憩してる。
とそこに「あ、久本さんじゃないですか〜」とちょっと聞き慣れた声が聞こえた。
587 :
暇じゃないのにやっちゃう:02/01/15 03:08
>>585の続き
「かかった、かかった」
ニヤニヤしながら穴を覗き込んだ妖怪顔の男はバナナマン日村。
しかし、その顔はすぐ落胆の表情に変わった。
「なんだよ、また雑魚かよ〜」
「ううぅ、ちょ・・助け・・」
山下は弱々しく助けを求めたが、日村は聞こえない振りをして、土をかけようとした。
「あ、そういえば、武器は?」
「・・あ、う、うどんが一玉・・」
山下はポケットからうどんの束を引きずり出し、命乞いをした。
「いらねぇ」
日村は唾を吐き、容赦なく山下に土を掛け穴を埋めた。
「まったく、3流芸人なんかわざわざ処理するのもめんどくせー。
もっとビッグなのがかかったら、いたぶって殺すんだけどなぁ〜」
穴を埋め終わると、日村はすぐに4つめの穴を掘りにかかった。
[ 山下しげのり 生き埋め ]
※残り2つの穴にかかっていた芸人[ 雨上がり蛍原、なすび 生き埋め ]
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 03:10
山田花子は死ぬ前に、だれかに処女を奪われて死ぬ方向でお願いします。
>586の続き
「え?あ〜ゴリ〜」そこにはガレッジセールのゴリがいた。
いいとも共演者として話が弾むがまずは聞いておきたいことから聞いていた。
「なぁゴリ?私以外のWAHAHAメンバー見なかった?柴田とか梅垣とかきてるんだけど」
そう。これをまず聞いておかないといけないと何故か思った。
「え?久本さん以外すっか〜?…梅垣さんは斉木しげるさんと組んで色々殺ってるみたいですよ
柴田さんは…聞いてないな〜。死亡者リストには入ってなかったんでどっかでいきてるんじゃないすか?」
あの梅垣が斉木しげると組んで人を殺していることには引いたが、命は大丈夫だろうと思った。
残りは柴田だ。なにか嫌な予感はするがそれはそれで放っておいた方が得策だ。
>589の続き
「うん。ありがとう。ゴリ。感謝感激雨嵐って感じだよ〜」
と言いながら右手に持ってた銃の引き金を引いた。キュン…サイレント銃独特の消音が響く。
ゴリはなにやら口をパクパク動かせていたが数秒後死んでしまったようだ。
「さて、どうしよっかね〜。どっちも会っちゃまずいような気がするけど。探すだけ探してみるか」
と言い久本は歩き出した。
ガレッジセール・ゴリ 死亡
ここまで一気に読みました。
アメザリがどうなるのかな??楽しみ。アメザリファンとしては死ぬのを
見るのは辛いけど、気長に待ってます。
文章を書かれてる方へ→なんかその芸人さんの口調がスゴク似ててビックリです。
うま過ぎる。特に、田上よしえとか、マチャミとか。
これからも見てるんで書きつづけてください!
>>555続き
「ほんとう〜にやっちゃうのかいっ!?
ほんとうなのかいっ!?」
そう言った直後なかやまきんにくんは
レミントン31RSの引き金をひいた。
ぱん。
乾いた銃声と共に、サバンナ高橋の腹部に大きな穴が開き、
その直後血と内臓が一気に飛び出した。
「・・・うそや〜ん!?・・ちょぉ、ほんま・・・
かんべんしてえ〜や〜。。。」
そう言い残すと高橋は自分の腸を抱きかかえるようにしながら、
膝からその場にうずくまった。
>>592続き
「さあ〜来い!さあ〜来い!
おらぁ、見したれ見したれ〜!!
どおぉぉ〜だあぁぁぁ〜!!!」
高橋を殺した直後、いつものセリフ、いつもの舞台でやっているように
6つに分かれた腹筋をアピールした。
これが自分のスタイル。
これでうまくやってきた。
「いける!!」と確信した。
その時。
ぱん。
自慢の腹筋に赤い、直径1センチ程の点が出来たかと思うと、
そこから血が噴き出した。
「・・・・え?・・・なに?」
自分の腹から流れ出る血を見ながら、
きんにくんはつぶやいた。
>>593続き
「何をでかい声出してるねん・・・
ひと殺してるのにそんなでかい声出したら
危ないって分かってるやろ・・・
せっかくええ体してるのに、やっぱアホやなこいつ。」
きんにくんが倒れた背後で男はそう呟くと、
自分に支給された武器であるワルサーP38の銃口から
立ち上る煙を吹き消し、ニヤリと笑った。
「こういうの、1回やってみたかったんや。
やっぱこういうのは、おいしいとこ持っていかんとな〜」
ひどくしゃくれたアゴをなで、
きんにくんの散弾銃、
そして高橋に支給されていたナタを手に取りながら呟いた。
「この・・・ヌンチャクはいらんな。。。
やっぱ頭つかわなあかんで。
生き残るためには。
・・・松本はどないしてるかな〜」
>>594続き
「こういうのは頭の回転遅い奴と組んだら
自分の命が危ないからな。
早いとこ松本みたいに頭ええやつ探すなあかんな。。。」
得意のうんちくを言いながら、島田紳助はその場を後にした。
【なかやまきんにくん サバンナ高橋:死亡】
595訂正
誤:探すなあかんな。。。
正:探さなあかんな。。。
とりあえず、自分で出したキャラは
きんに君とサバンナだけなんでケリつけといた。。。
なかやまきんに君と紳助はまあ、クイズ紳助くん(関西ローカル)
つながりってことで(汗
DT松本の話を書いてる人、繋げられそうなら話繋げてください。
誰か、感想お願いします。。。。
しょうもないと思ったなら、はっきりと!
もしそうならやめます。
てゆうかこれ、はじめからbase限定とか
全国区芸人限定とかにしたほうがよかったかもね。
先に名簿作ったりしてからはじめたり。
現実にからんでない芸人同士の話は、はっきり言って書けない!
ってゆうか書けたとしても、無理が出てくるような。
書いてる方も、読んでる方も。
そのへん、どうなんでしょうね。
すごくおもろい。明日仕事あるのにこの時間まで一気に読ませるほどに!!
私は野沢直子とかが女性芸人で1番のやと思ふのでぜひぜひ夢逢えメンバーも
出して欲しいかな、と。
もちろんbeseも好きですわ。菅ちゃんどないなるんやろね。頑張ってください!!!
>>597 凄いドキドキします。
皆さんお上手で。
途中で止めてしまったらかなりガッカリします。
私はロザンの結末が凄く楽しみです。
はっきり言いますと、
感想くれくれ言われたらかなり引きます。
話はおもしろいですよ。以上!
オカ板のブサイコスレとかみたいにサイトにまとめたら、
読みやすいし面白そうだな。
誰かやってみないか?(他力本願でスマン)
>>597 面白いですよ。あくまで2ちゃんの1スレだからマターリと
深く考えずに、書きたいように書くべきですよ。
出場者は厳密にするより、無限連鎖的に続く方が良いかと。
完結前に皆が飽きてあぼーんされるのも悲しいですから。
他の方もそうでしょうけど、現実でも何らかの接点のある
芸人さん同士が殺し合いをしないと物語が成立しないのでは?
でも出場者を限定すると、かつみ・さゆりVSキラー菅の話も
出てこなかっただろうし。スレの中で成長したキャラ同士だけに
そこは特例かな。とりあえず、ルールの問題もsage方面で
考えていきましょう。
この勢いだと確実に新スレにいくし、簡単なルールを作っといた方がいいかも。
物語のルールもだけど、読者側のルールも。
お笑い板では稀少な優良ネタスレなんだし、できるかぎりまったりいきたいな。
テレビで全国区な人たちは別にして、
若手はある程度丁寧に書こうとすると
その事務所に詳しい人が書くことが多いと思うんで
必然的に知り合い同士の殺し合いになるのでは。
baseやナベ系などが今のところその傾向顕著ですが。
出場芸人人数制限してしまうと
後々その辺で苦しくなってくると思うので、
芸人出場は制限して欲しくない。。
2ちゃんのスレでそれぞれ自由に書き散らかしているのに、
厳密に最後の一人が決まって完結する、
なんてそもそも思えないのですよ。正直。
しょうもないこと言い出してすんまそん。
逝ってきます
いや、還ってきなさいって!!>ひまじんさん
貴重な書き手がいなくなると、それこそ収拾がつかなくなるよ。
すごい優良スレですねvv本当に楽しませて頂いています。
私も小説が書ければいいのですが下手くそなので…
升野さんにまた出てきてもらってマセキの他の方々と
バトルしてもらいたいです!
一気に読みました…。面白いです。
>411の続きです。
太田を追いかけようと歩き始めた原田の耳に爆音が響いた。
「何だ? 」
気になった原田はエリア内ギリギリまで爆音がした西の方向に歩
くとエリア外スーメートルの所でジーブが転がっていたのでその
車の運転席を見た。
何だ、猿岩石か。
ちえっと原田は思うと、歩いた道をきびすを返して戻ることにし
た。
「…お?」
>608の続きです。
原田の目の前にはジンジャーがあった。
これは使える…。
原田は太田を追いかける為に、徒歩で追いかけるのはらちが開かないと、
ジンジャーの乗り心地を試してみることにした。
試しにジンジャーを適当に動かして数メートル進ませてみたが乗り心地
その物は悪くはない。
どこに行けば太田に追いつけるのか、そして殺すことが出来るのか、太
田がいるであろう方向にジンジャーを走らせた。
提案〜
このスレの性質上一つ一つのレスが長いから、
早めの引越しをしたらどうでしょうか〜750ぐらいで引越しかなぁ
611 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 13:26
バカリズム・マスノはまだ空家で料理を作っていた。よほど、その家には食材が揃っていたのだろう。
数日前に作ったシチューはいくつかのタッパーに分けて入れられていた。
「できた〜♪」
マスノは作った野菜炒めをいくつかの皿に盛ると自分の分を除いて全てサランラップで包んだ。
「これで街まで食糧取りにいかなくて済むな」
マスノは笑った。並べられた「食糧」はシチュー、カレー、野菜炒めだった。かなりの数になる。
それとは別に、ある物をマスノは瓶に詰めていた。それは、殺した芸人の×××だった。
何故そんなものを取っておいているかは察する事は出来ない。
「そろそろ動くか。あれは・・・ほっとこ」
そう言ってマスノは食糧や洗ったノコギリをバッグに詰めた。
バナナマン設楽、ダイノジ大地 死亡
>>340 パン。
乾いた銃声と共にゆっくりと女が倒れていく。
女は持ち前の醜顔をさらに歪め、まさに鬼の形相と言った風情でそのまま絶命した。
「色仕掛けかなんか知らんが、こんな所でもアンタ抱く気にはなんないよ。柴田」
三宅裕司はそう吐き捨てるとキョロキョロと辺りを見回し、直ぐにその場を離れていった。
「…やっぱ柴田じゃ無理っしたね」
「ふむ。いい案だと思ったんだがね。油断させといてこっちからバン。山田の花ちゃん犯した時にひらめいたんだが」
「あれは見てられませんでした」
「僕はね、こう見えてロリコンなんだよ」
「いや見たままっす」
斉木と梅垣はそう言ってケケケと笑った。
まぁでもちゃんと引っかかった奴もいるし、いいか」
傍らには幸せそうな笑顔を浮かべながら果てたきたろうが倒れている。
「こいつはホント、筋金入りのバカだね。さてこれからどうしますやら」
「新喜劇連中でも殺しに行きますか」
「いいねぇ。大阪の舞台芸人皆殺し。う〜ん、風まかせぇ〜♪」
彼らは地図をチェックし、人が多いだろう街へと向かった。
【死亡】山田花子 きたろう(腹上死)
シェイクダウン後藤ってフット?
ちくしょう。なんでこんな所でこんな男に犯されているんだ。
くわばたりえは自分の不運さを呪った。
シャカの植松と組んだくわばたは、植松の「人気の無い所に行こう」というのに従った。
そうしたら、いきなり植松に押し倒されて今までずっと犯されている。
武器も植松に奪われて、着てるもの履いてるもの全部脱がされて・・・
こんな最低な屈辱は無い。誰か通りかかってくれたら・・・と彼女は何度も願ったがまだ、誰も来ない。
誰か出演者一覧表作って下さい。
今までの総出演者と合体・死亡リストを。
617 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 14:37
麒麟楽しみにしてるのに出てこないな
続きないのか?
もし暇なら、かつさゆの人書く気ない?
あの菅の表現法がなんとなく気狂い川島に合いそうだ(藁
618 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 15:06
>>614 違う。
シェイクダウン後藤は後藤秀樹。
フットの後藤とは別人よー。
≪第6回放送≫(前回までの放送は
>>93 >>171 >>269 >>426 >>540を参照)
赤岡(号泣)、石井(やるせなす)、川田(ガレッジセール)、はなわ、中本工事、
上島(ダチョウ倶楽部(遺体は寺門と肥後の武器扱い))、松本キック
ドロンズ、佐久間一行、久馬(ザ・プラン9)、後藤(元シェイクダウン)、
山下(元ジャリズム)、蛍原(雨上がり)、なすび、ゴリ(ガレッジセール)
高橋(サバンナ)、中山きんにくん、設楽(バナナマン)、大地(ダイノジ)
柴田理恵、山田花子、きたろう
≪合体組≫
ハリガネロック・TIM・ウッチャンナンチャン・ラーメンズ
宮迫+山口のくずコンビ・陣内+コバ組・ジョビジョバ(マギー除く)
ランディーズ・エレキコミック・ブー+加藤茶組
よゐこ有野+極楽加藤組・斉木しげる+WAHAHA梅垣組
北陽伊藤+田上よしえ+カンカラ組・やすよともこ・
ネプ名倉+ふかわ組・ロバート(山本除く)+ドラドラ組
おぎやはぎ+アンジャッシュ児島+オアシズ大久保組
アメザリ柳原+土田組・ココリコ田中+DT松本組(キム一時離脱)
さまぁ〜ず大竹+くりぃむしちゅー、志村けん+寺門&肥後(ダチョウ)
元フォークダンス+松丘(坂コロ)、
≪武器が判明している生存者≫≫(
>>147 >>172 >>269 >>427 >>545に追加及び修正)
やるせなす中村(トランシーバー一組) 久本雅美(サイレント銃・縄・犬歯入れ歯)
島田紳助(ワルサーp38・散弾銃・ナタ)、ネプ原田(妖刀マサムネ+移動手段としてジンジャー)
三宅裕司(銃)
初めてまとめたのでミスあったら指摘お願いします。
なんか凄い大量に死んだなあ第6回放送分。
バトルロワイヤルスレをバージョン変えたやつを2つくらい立てません?
書き手としてもおもろいとおもうが
625 :
サボりで暇人。:02/01/15 15:39
†バトルロワイヤルin難波
†バトルロワイヤルin base
†若手バトルロワイヤル
どれ立てたらおもろい?
意外に書き手の人数は少ないと思うので
たくさん立てると分散して全部廃れそうだ・・・。
あと、やっぱりいくら良スレでも、あくまでネタすれなんだから
近い内容で重複スレ立てるのは良くないと思うよ。
そうか?ガクーリ
ええっ!?どっからどう出てきたんだ!?>バナナ設楽・ダイノジ大地
ま、いいんだけど。
バナナ日村が生きてるだけに、設楽の登場楽しみだったんだよね。
>626
しかもサボリさんの希望はbase限定だよね…?
このネタの面白さって微妙な関東関西の交わりだったりするわけだし。
殺しあいだけど(苦笑
特にこれから人が少なくなればさらに交わってきて書き手にかかってくる。
そうなると書き手が一つに固まっててくれた方がやりやすいと思うんだよね。
>>628 禿同。大地と設楽はもっとバックストーリーあってもよかった気が。
ちょっとモターイナイ よろしければ
>>611サマかどなたか、
殺されるまでの経緯補足ヨロシク(ワラ
あのシチューとカレーと野菜炒めにはまさか・・・(゚Д゚;)ヒィィィィィ
630の予想はおそらく正解だと思われ。
だってマスノだから!!!!!
歌丸は最初に腰を下ろした場所から一歩も動いていない。
周囲には、また新たな死体が数体増えていた。
身の程を知らず歌丸に絡んだのであろう。
「馬鹿に馬鹿にされるこ事ほど腹の立つ事はございません。歌丸です。」
「一度で良いから負けてみたい・・・」
遺体には銃痕もなく、刃物による傷も無い。この状況では毒殺も考えられない。
一体どのような術を用いて殺害したのか?
死をも恐れず無欲で瞑想を続ける歌丸の絶技はますます冴え渡り、入神の域に
達しようとしていた。
【ジョビジョバ残党死亡 歌丸の使用する武器、依然不明】
新キャラ出してええの?
>633
どんどん出すべし
636 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 16:58
>>89のつづき
「は〜、何でこんなことやっとるんだろ〜な〜。」
宮迫は、深くためいきをついた。
合体したくずの2人は、まだほかに誰ともあっていない。
正確には、近くで物音も数回したし、人影も見えたが、
気ずかれないようにしていた。
「武器があったって、殺しなんてできないよな〜」
「当たり前ですやん。でも…たくさん死んどるんですよね…」
「蛍原…」
その時、山口が急に何か思い出したように立ち上がり、
さらに高い草のほうに歩き出していった。
「おい!おまえどこ行く…」
「静かに!黙っといてください。すぐ来ますから!」
個人的なお願いだけど、最後まで読んで来た
人間として、菅・宇治原対決はクライマックス
までとっておいて欲しい!
作家さん達、ダメっすか!?
「これから<街>を解放しまーす!30分過ぎた時点で街を居る人たちは一人残らず兵士が射殺しまーす!」
この放送に街の周囲がざわめいた。皆、街に飛び出す準備をしている。
食糧、薬補給のために、又は標的を見つける為にたくさんの芸人が街に向かっていた。
(太田さんもさすがに腹がへってるだろ)と街に向かった原田。
(多分・・・街には行ってないな)と街へ行かず太田の追跡を続ける田中。
単純に腹が減ったから街へ向かった浜田。殺し合いを楽しむ為に街へ向かった菅。
菅を追って街へ向かった宇治原・・・
皆が皆、様々な思いを馳せていた。そして、兵士が街を解放した・・・
>>637 つまり優勝決定戦は菅・宇治原でやれってことか?
そりゃ無理だろ。
ゲームブックみたいなスレだ
>>639 そこまでクライマックスじゃなくていいけど、
かなり盛り上がってるから(凄い文章上手いし)
ある程度引っ張って欲しい。
特にもの凄くドラマチックに菅に殺されたかつ・さゆの為にも。
>>504の続きってことで。少し未来に飛んでしまいますがご了承を。
仲間を探すと決めて移動を始めたのはよかったが、
その目的を果たすための策も特になかった二人は
とりあえず見晴らしがいいからというだけの理由で
小高い山の頂上付近に位置する見張り台にいた。
極楽とんぼ加藤浩次と、よゐこ有野晋哉である。
「なんか見える?」
「見えるわけねえだろうが。お前、双眼鏡かなんか
持ってねえの?」
「花瓶しかないなぁ」
「使えねえ。お前ほんと使えねえ。んなもん捨てちまえよ」
「あかんよ。なんかの役に立つかもしれへんし」
「立たねえ立たねえ。立たねえと思うよ」
加藤は、予備がなく残り少ないという煙草をフィルター
まで灰にし、吸い殻を見張り台の外へ投げ捨てた。
有野はその小さな物体が落下していくのを目で追い
ながら無意識の溜息をついた。
>>639 ダウンタウンとか、極楽とか、結構最後まで
残したいの多いから無理っぽくない?
加藤の口調も、それに言葉を返す自分の口調も
いつもと何ら変わりがないのに、置かれている状況は
日常から遠く掛け離れている。そのギャップが
まるで夢の中にいるような気分にさせ、有野から
現実感を奪っていた。
「・・・そろそろ時間だな」
呟く加藤の声に顔を上げると、突然大音量で音楽が
鳴り出した。何度目かの放送が始まったのだ。
おそらく、この見張り台のどこかにもスピーカーが
取り付けられているのだろう。鼓膜を破ろうかという
音量に驚き、有野は思わず耳を手で覆っていた。
「おい、有野!ちゃんと聞いとけよ!」
放送の最後の方に告げられる禁止エリアをチェック
するため、地図とペンを取り出しながら加藤が大声で言う。
有野は小刻みに頷きながら横長のバッグを頭に乗せて
耳を守り、空いた手で地図を広げた。
『お昼ですよー。皆さん、少し休憩して腹ごしらえしましょう』
わざとらしいほどに明るいビートたけしの声が辺りに響き
こだまする。加藤が苛立たしげに舌打ちをした。
「ちょっとアンタ早く来なさいよ」
順子はそう言ってひろしを急かした。
ひろしは老体に鞭打って順子の後を追った。
「あぁぁぁぁぁぁ・・・」
ひろしは何かにつまずいて、転倒した。
「なんだ???ひ、ひぇぇぇぇーーーーーーーーーー」
ひろしは絶叫した。
道端に転がっているのは無数のバラバラにされた死体だった。
はっきりとはわからないがおそらくジョビジョバだろう。
順子とひろしは腰を抜かした。
「アンタ、怖いわ」
順子はそういって抱きついたがひろしは黙っていた。
「よし。行くぞ。こんな所にいたんでは死んでしまう」
「ア、アンタ〜〜〜」
ひろしはいつも舞台上で見せる気弱なキャラではなく、一人の頼れる男になっていた。
「女は君さ順子♪」「男はあなたひろし♪」
二人は意気揚々と向かっていった。
『頑張ってる子がたくさんいて、先生とっても嬉しいです。
今回もいーっぱい名前を読みますからねー』
楽しそうな調子で名前が挙げられていく。
名前と記憶の中の顔が一致する者もいれば、名前しか
知らない者もいる。それでも有野は、彼らがどんな思いで
死んでいったのかを想像して胸を痛めずにはいられなかった。
そんな中、一際はっきりと聞こえる名があった。
『極楽とんぼ、山本圭壱君』
有野は反射的に加藤を見た。加藤は床に広げた地図に
顔を近づけるようにしてうつむいた姿勢のまま動かない。
『山本君は結構な大物を仕留めてたから、先生期待して
たんだけど、残念だったねえ』
残念に思っているようにはとても聞こえない口調で
たけしが言い、さらに名前が読み上げられていく。
気づけば禁止エリアが発表される段階になっており、
ぼんやりしていた有野は加藤に肩を揺すられていた。
「ちゃんとチェックしとけ」
「・・・うん」
そううなずいたものの、たけしの声が耳に入ってこない。
山本まで死んだ。その相方の加藤はすぐ傍にいて、さして
ショックを受けた様子もなく地図上を忙しなく見回している。
・・・やはりこれは夢なんだろうか。
目覚めればみんな生きていて、こんな夢を見たんだと
話せば笑ってくれるんじゃないのか?
夢でないなら、なぜみんな死んでいくんだ?
なぜ加藤は平気そうな顔をしていられるんだ?
有野は混乱していた。
「なあ」
「なんだよ」
「山さん、死んだで」
「ああ」
「死んでんで」
「・・・だからなんだよ」
加藤はわずらわしそうに有野を一瞥し、最後のチェックを
終えた地図を折り畳んでポケットにしまった。
「なんともないん?なんも感じへんの?」
「何が不満なんだよ。泣きゃあいいのか?」
呆れたと言うように大きく息を吐きながら立ち上がり、
加藤は島のほぼ全体が見渡せる位置から下界を見下ろす。
「死んだ奴のこたぁどうでもいい」
「・・・嘘やろ?」
「どうでもいいっつったらどうでもいいんだよ!」
悲痛にも聞こえる怒鳴り声が響いた。たけしの放送は
いつの間にか終わっていた。加藤はバツが悪そうに
髪を掻き回し、取り出した煙草に火を点ける。
「・・・今は生きてる奴のが大事なんだよ」
有野は加藤から地図を借り、禁止エリアを書き写した。
極楽とんぼ・山本圭壱 死亡
スイマセン・・・。
か、加藤、どうしてもたの??
あんなに山さん大好きだったのに・・・
と、小説なのに心配しているバカなおいら(ワラ
654 :
gfgf@誰も期待してないけど。:02/01/15 17:18
471の続き書いてくれる人募集!
無責任でスマソ・・・。
新キャラじゃ無いけど、今まで出てきた芸人で書いてもいいの?
初めの方で出てきたっきり、全く登場しない芸人…
>>651-652 こっちこそすみません。コピペにてこずってしまいました。
ところどころで名前が変わってたりしてますが、石橋対山本と
加藤有野組を書いてたのは自分でした。
>>653 それはおいおい書いていこうかと。
南原は食糧・薬確保のために街に向かっていた。
南原の武器は「覆面」・・・何の役にも立たなさそうだが、顔に特徴のある南原には多分役に立っているかも知れない。
彼は武器を持っていない。内村が武器を渡そうとしたが、敢えてそれを断った。
南原不在の時に内村の身に危険が及んでしまったら内村は成す術もないからだ。
内村は、右腕と左足を痛めていた。
あの時、内山君の武器を持っていかなかったのは誤算だった。
とにかく、内村の為に早く戻らなければ。
南原は隠れている場所を出る所を有田に見られていた事に気づかなかった
>>655 死んでなければ。メジャーな芸人でもまだ出てないのもいる。
>590の続き
ゴリを殺した後、久本は他のメンバーを探すために色々な場所を巡っていた。
その間奇声をあげてレーザー銃を撃ちまくってる者やら、
車を使いひき殺しながら移動してる者など様々な奴に出会った。
実はその間に柴田と斉木+梅垣を見つけていたのである。
声をかけようと思ったのだが、女の感により近づかず側から様子を側から見ていた。
「まっさかあんな事になるとはね〜」
そう。様子を見ていた久本の目に飛び込んだのは>612の書いてる光景だった。
「あれって一種の仲間割れよね〜?柴田が私じゃなくて良かったってつくづく思うけど…」
口には出してないがかなりショックな光景である。
仲間だと思っていた人が裏切り、間接的にとはいえ仲間を殺してる場面を見たのだから。
しかも殺された人は自分の親友ともよべる柴田理恵。
「うん。決めた!あいつらはもう仲間じゃないね。私あいつら殺すまでは絶対に死なないからね!
天国のお爺ちゃん。お婆ちゃん。それと柴田。仇とってあげるからね〜」
と元気に口調で言い久本は決意を新たに斉木+梅垣を追った。
あいつらが向かってると思われる「街」へ…
「くそ…っ、油断してもうたわ…」
後藤に撃たれた手を押さえながら、菅は林の中を走り続けた。
ふと、自分のものとは違う誰かの足音が聞こえ、思わず目を見張った。
「……福田……さん…」
それはチュートリアルの福田だった。
「菅?……どうしたんやその傷?!」
福田が青ざめた顔でこちらに近寄ってくる。
今までならさっさと始末するところだったが、片手では銃も握る事が出来ない。
…ここは下手に逆らわない方が良い。菅はそう判断した。
661の続き
「スンマセン、やられてしまって……。」
「だっ…、誰にやられたんや?!」
後藤、と言おうとしたが口をつぐんだ。
もしかしたら自分を追って、宇治原や後藤がやって来るかも知れない。
そうなると自分の立場は圧倒的に不利になる。それだけは避けなければならない。
「…それよりも何処か隠れられる所ありませんか…。僕、必死で逃げて来たんです…」
あえて名前は言わずに助けを請うた。
「分かった、とりあえず隠れよ。話はそれからや。」
そう言うと、福田は菅に肩を貸し、林の奥へと消えていった。
菅の口元に、うっすらとした笑みが浮かんでいる事にも気付かずに…。
「これで、血は止まるやろ。」
ここは昨日まで隠れていた倉庫の中。幸い、誰かが倉庫に入った形跡は無かった。
自分の服の裾を裂いて、菅の手に巻いてやる。
血を見たときは正直驚いたが、今は幾分か気が楽である。
baseよしもとの人間と会えた事が、何よりも福田を安心させていた。
「手榴弾、あと5個か・・・」
深沢は武器の残り数を数えた。
ウド鈴木の武器であった手榴弾を得た深沢。しかし投げて当たったのはルート33増田だけ。
それも直撃ではなかったので殺すには至らなかった。
深沢は何故か、殺す事に恐怖を感じなかった。とかいっても喜んでいる訳でもなかった。
(これが当たる所ったら、街しかねーかな)
662の続き
「…で、一体誰にやられたんや?」
「それは……」
ここで後藤の名前を出してしまっては、元も子もない。
もう彼には自分の正体がばれてしまっている。宇治原も同様だ。
自分や宇治原に関係なく、尚且つ生き残っているbaseよしもとの人間…。
「……ない」
「え?」
「陣内さんに…撃たれたんです…」
福田は自分の耳を疑った。あの陣内さんが後輩を撃つなんて考えられない。
しかし、菅の手が赤く染まっているのは紛れも無い事実だ。
「嘘やろ?あの陣内さんが…」
信じられない、といった顔で福田は菅を見つめた。今にも泣きそうな顔である。
「(あかん、疑ってきてるな…。……そうや。)」
菅は泣き崩れながら声を荒げた。
「ホンマですよ!僕だって信じたくないです!でも…陣内さんが徳井さんを…」
「徳井?!それじゃ徳井君を殺したんは…」
「見てしまったんですよ。陣内さんが…徳井さんをナイフで何度も刺すのを……
僕、助けようと思ったんですけど…怖くて……うっ…うっ…」
最後の方は嗚咽に変わっていた。
663の続き
「そんな…陣内さんが……。」
福田自身も、陣内のことを良き先輩として慕っていた。
極限状態に追い込まれると、人は変わってしまうのだろうか。
「とにかく助けを呼ぼうと思って、その場から立ち去ろうとした時に撃たれたんです…
スイマセン…。僕、徳井さんを助けたかっ…た…のに…」
菅の目には涙が溢れていた。
「…一晩中っ…逃げて……。もう僕…疲れました……」
肩を震わせながら泣き続ける菅。それを見て、福田が意を決したように口を開いた。
「…菅、そのライフル貸してくれへんか?お前はここで隠れてたらええから。」
福田の目が鋭く光る。その目の先には、相方を殺したという人間の姿が見えた。
完全に自分を信じきっていると悟った菅は、素直に頷いた。
665の続き
「どこに行くんですか?……やっぱ…陣内さんのところですか…?」
福田はライフルを手にとって、ゆっくりと立ち上がった。
「…徳井君の仇は俺がとるんや……」
そう言って福田はライフルを片手に、静かに倉庫を出た。
一人残された菅は、大声で笑いたいのを必死で押さえていた。
「くっくっくっ……我ながらすごい演技やなぁ。俳優になれるんちゃうん?俺。
福田さんもアホやで・・・昨日撃たれた傷がこんなに出血する訳無いやろ。」
さっき撃たれたばかりで傷も塞がっていない手に目をやる。
そこには福田が巻いた服の切れ端があった。
「これのお礼に福田さんを殺すのはやめとこかなー。せやけど陣内さんが今まで
生き残ってたんは奇跡やな〜。あんな人、遅かれ早かれ死ぬやろうけどな。あはは!」
くすくすと笑いながら、菅は他の武器を調達する為に倉庫を後にした。
「せいぜい頑張って下さいよ。陣内さん。」
訂正。665は664の続きです。
>>135さんと
>>313さん以来、陣内(&コバ)とチュート福田が
出ていないので勝手に書きます。
誰かが続き書いてくれるだろうと待ってたんですが、皆忘れてそうなので…。
書き物屋さん、勝手に菅ちゃんを使って申し訳ないです…。
杉崎政宏(アクシャン)は森の中の廃屋に呆然と居た。
前日の放送で、相方の安井の名前が呼ばれて以来、そこに居る。
名前を呼ばれた、という事は、もうこの世に居ないのだ。信じられない。
「安井くん・・・、俺、どうしよう?」もう居ない相方に呼びかけてみる。
普段後輩相手に威張って見せていても、杉崎は基本的に気の強い方ではないのだ。
今になって、自分が本当に相方に頼っていた事に気付く。
他の、相方を亡くした連中は、今、どういう思いで居るのだろう。
昼でも薄暗い小屋の中で、あれ以来2度の放送を聞いた。
相方だけではない。今村、今泉、なすび。同じ事務所の知り合いの名前が次々に呼ばれていく。
貞さん(ピートム桑原)や、大滝はどうしているんだろう。
杉崎に支給された武器は、小さな果物ナイフだった。銃火器を持っている連中も居るのに、こんなもので勝てるわけが無い。
この小屋が制限区域に指定されるまで、隠れているしかない。
ここに居られなくなった時が最後かもしれない。恐怖は湧かなかった。ただ、そこにあるのは絶望だけだった。
時間なくなったのでまた後程・・・
前フリのみでスマソ。
藪の中を必死に走る小柄な男がいた。ますだおかだの増田だった。
相方、岡田の死の瞬間を増田も見ていた。光浦の呼びかけに答えて
展望台へ歩いていく岡田を見ていた。あっけなく死んだ岡田を見ていた。
岡田が死んだ。俺のせいや。俺が岡田をこんな世界に誘ったりしなければ・・・。
しかしそうして自分を責めてもどうにもならなかった。岡田は戻ってこない。
増田はまだ信じられなかった。信じたくなかった。ついこの間までライバルで
あり、仲間であった奴らで殺し合っている。そして、一番身近だった奴も殺された。
増田は不快なにおいがたちこめていることに気づいた。普段嗅ぎ慣れないにおい。
鉄のようなにおい。間違いない。血だ。増田は無意識のうちににおいのする方へ
歩いていた。
>>615続き
くわばたりえは目の前で起こった光景に驚いていた。
植松の体が、カンカラによって瞬時にズタズタに裂かれたのだ。
「大丈夫・・・?」
伊藤がバッグから取り出した毛布をくわばたの体にかける。
くわばたは茫然と、植松の惨殺体を見ていた。
「これ・・」
かんから唯一の女性メンバーである鈴樹がマシンガンを渡す。
くわばたは我に返り、マシンガンを受け取るとそれを植松に向かって撃ち始めた。
「ちくしょう・・・ちくしょう!」
植松の死体が更にボロボロになっていく。
元は同じ事務所の人間だった植松。植松を信用した自分の愚かさをくわばたは呪った。
人を信じた自分の愚かさをくわばたは呪った
672 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 17:50
ロザン話、ほんとは2人仲良いの分かるから普通に読み物として読める。
これでほんとにコンビ仲めちゃめちゃ悪かったりしたらリアルすぎて引いちゃうかもしれないけど。
面白い。
最後の最後まで引っ張って欲しいな。
シェイクのくだりにはちょっと泣きそうになりました…。
>666の続き(あまりつながってませんが。)
『自分だけ生き残るなんて、そんな事は考えてへん。』
「嘘や。誰だって、自分が一番かわいいやん・・・。」
『俺にとって、こいつらは大切な仲間や。』
「仲間?アホちゃうか。いつ寝首をかかれるかもしれへんのに・・・」
『俺にはこの二人を守る責任があるから・・・な。』
「責任?何で他人にそんな負い目を感じながら生きていなかあかんねん・・・。」
倉庫から駆け出し、開放された街に向かう間
頭の中にずっと久馬の言葉がぐるぐると回っていた。
やりたい様にやる。生きたい様に生きる。
そう、心に決めこの戦いを生き抜いた。
だけど今の自分は、どうして、
生きる為とはいえあえて自分から手を汚すことを望んだのか。
どうして、相方である宇治原にここまで執着するのか。
ただ快楽や高揚感を求めるのならば、もっと単純な方法があったはずなのに。
>673の続き
事実、何人も殺していくうちにその感覚は徐々に麻痺していたが。
だけど心の奥底にある本当の自分自身の気持ち。
本当は誰も傷つける事は出来ない優しい気持ち。
一青年、菅広文としての純粋な気持ち。
そして、この行為に快楽や高揚感を覚える、もう一人の自分の気持ち。
全ての自分に嘘をつく事は出来なかった。
『死んでからもずっとお前は俺の一番の親友やで。』
「・・・・・・ぷっ。なにそんな臭い事俺思い出してるんや・・・。
俺は、俺。あいつらはあいつらや。せいぜい最後まで仲良しごっこでも
しとけばええねんって・・・」
ぴたりと立ち止まり菅は我を忘れて・・・笑う。
「最後に、笑うのは俺だけで十分なんやからな・・・。」
>667 ヒマジンさん
菅氏と福田氏をいつか遭遇させようと思っていたので、
助かりました。ありがとうございます。
>>671続き
「皆、殺してやる!もう誰も信じない!」
くわばたはマシンガンを伊藤達に向けて一斉に撃った。
カンカラの5人、そして伊藤と田上が銃撃を受けて倒れる。
「わ・・・私はまだ死ねない・・・」
虻川を殺した「あいつ」をこの手で殺すまでは死ねない・・・!
伊藤は、カンカラのメンバーが持っていた刀を拾いくわばたに向かって突進した。
「うっ!」
刀がズブリとくわばたの体を貫く。くわばたはそのまま、伊藤に寄りかかるように倒れた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
伊藤は倒れた仲間の所に駆け寄る。
「・・・良かった」
あんなに銃撃を受けたのに皆生きてた。伊藤は微笑みの表情を浮かべる。
カンカラはメンバー3人が重傷を負っていた為「街」に行くのは無理とみて
近くの家で休養を取る事にして伊藤と田上に別れを告げた。
くわばたりえ、シャカ植松 死亡
北陽伊藤・田上よしえ・カンカラ組→カンカラ離脱
>>670の続き
目の前のあまりの光景に、増田は絶句した。藪のなかの、木が枯れて
少し広くなったあたりの一面が血の海だった。そして、そこにあったのは
バラバラになった人間だった。頭の数を数えた。全部で10だった。
誰かはわからない。判断できないくらいめちゃくちゃにされていた。
「嘘や・・・。」
増田は思わずつぶやいた。一層この状況が信じられなくなった。
「嘘やないですよ。」
背後から特徴のある低めの声が響いた。増田はおそるおそる振り向いた。
そこに立っていたのは長身で色白の男、麒麟川島だった。
>675
こちらこそありがとうございます。
書き物屋さんの菅VS宇治原に期待してます。
■お笑いバトルロワイヤル 優勝者予想スレッド Part2■
1 :麒麟川島がんばれ:02/XX/XX 18:10
関連スレッドは>2-10のどこか
555 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/XX/XX 00:14
555ゲット
556 :北野誠 :02/XX/XX 00:14
俺しかいない。555ゲット!
557 :名無しでいいとも!:02/XX/XX 00:15
タモリ生きてるかなー。
558 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/XX/XX 00:16
>556
誠しつこいぞ!(・∀・) カエレ!
「・・・絶対生き残ってやる・・・」
誠はブツブツ言いながらまだ2ちゃんねるをやっていた。
>679 面白い。ぜひその線で頑張っていただきたい。
マセキ芸人出して欲しいなぁ
バカリは出てたけど。ホムチって出た?
683 :
679のつづき:02/01/15 18:31
「ん?」
誠はあるスレッドが目についた。
1: バトロワ優勝者予想スレの北野誠がウザイ奴の数→(1001)
【3:1001】バトロワ優勝者予想スレの北野誠がウザイ奴の数→
1 :飯島愛:02/XX/0X 14:59
早く氏んじゃえよ(ゲラゲラ
この1を見た瞬間、誠は怒り狂ってノートパソコンを投げつけた。
「あ・・・」
床に叩きつけられたノートパソコンは壊れてしまった。
「あっちゃー・・・」
684 :
683のつづき:02/01/15 18:36
誠がパソコンを拾おうとしたその時、後頭部に激しい衝撃が起きた。
濱口がアイスピックを投げつけたのだ。
「お・・・お前、いつから・・」
「ずーっと前から」
濱口はニヤニヤ笑っていた。それが誠にはすごいムカツク様に見えたが怒る事もままならず床に崩れ落ちた。
「・・・あーあ」
濱口は壊れたパソコンを持ち上げた。これは使い物にならない。
「このパソコンも嫌な人に当たってホンマ運が悪いなぁ・・ハハハハ」
濱口は誠の頭からアイスピックを抜き、高笑いしながら立ち去った
北野誠 死亡
狂気の笑う男と加藤有野組の絡みはあるのか?
めっちゃ見てみたい…
687 :
これっきゃない:02/01/15 18:43
そこでサンペーはつぶやいた ジャブ!ジャブ!豚シャブ!・・・サンぺ〜です 完
エンディングが流れる ドラゴンアッシュ っはいオッケイっ!!サンペーちゃん
サイコー byピーコ
688 :
これっきゃない:02/01/15 18:44
私はどーしたのよ! おすぎです!!
タオル。…それで何をすればいいというのだ。
森の中で一人考える闘魂ガウンの男。 もちろん猪木ではない。
途方にくれながら歩いていると、彼は丘の上に出た。
辺りを見回すと何もない、殺風景な丘の上で、春一番は吠えた。
「元気ですかーーーーー!」 パキューンッ…
丘の上を、乾いた銃声がかすって消えていった。
…「んなこたぁない。」一言つぶやき、トカロフの銃口を下げた男。
歩みどころか呼吸も止めた春一番の上にタオルをかけてやった
コージー…ではなくタモリは、足早にその場を立ち去った。
「本物の芸人だけが生き残るんだよ…」
春一番 死亡
690 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 18:49
ロザンの話と加藤と有野
の話が上手いし面白いです。
>>667 全然書いていいと思いますよ!
私も、コバ陣は誰かがほったらかしにしてるのを
勝手に書きましたから。
コバ、陣を守ったげてね(ワラ
ナニゲに天野くん(・∀・)イイ!!
歌丸いいな。武器なんだろ。
でも、ちょっと、陣コバ殺すのまだ勿体無いかも・・・。
あんまし出てきてないから。
>>688 おすぎさんは一応ジャンルが違う為認められません。
近日、映画評論家バトルロワイヤルが行われますのでその際にご参加ください
参加予定:水野晴郎・小森和子(復帰)淀川長治(蘇生) その他
696 :
道産子暇人:02/01/15 18:55
放送を聞く度、次々に若手芸人が死んでいくのがわかる。
「やっぱ、若い子らは元気あるなぁ。私らも、そろそろやで。」
「ほんまやなぁ。もう隠れてるのも限界やしなぁ。」
遠くに街が見える。結構な人がいる。遠すぎて、誰なのかは
わからない。街の入り口に兵隊がいるのだけわかる。
入り口の手前は森だ。所々に廃屋がある。おそらくそこで、
殺し合いがあったのだろう。森を抜けると、学校や民家、スーパーに診療所などがあったが、利用価値のある物は、何も無かった
だから皆、街へ行くのだ。開けている所を南下すると、海岸にでる。そこの小屋に宮川大助・花子は居た。支給された乾パンと水は、もう、ない。
「とりあえず森へ行こう。街から食糧を調達してきた奴らを待ち伏せして襲おう。殺るしかない。」
大助は花子にそう言って、手を握った。大助の愛情が花子に
伝わる。二人は小屋を抜け、森へ向かった。
>>676の続き
「川島・・・・・・お前、これ、お前が・・・・・?」
増田は言葉を発するだけで精一杯だった。目の前の川島は無言で薄ら笑いを
浮かべていた。全身返り血にまみれ、手には自分の武器だろうか、誰かから奪った
のだろうか、血に染まった斧を握りしめていた。これできっとこいつらを・・・。
羽織っている黒い上着がはだけ、カッターで刻まれたハーケンクロイツのマークが
見えた。
増田はほとんど何も考えられなくなっていた。殺人者が目の前にいる。
凶器を握りしめている。目が正気じゃない。
「人間ってもろいよなぁ」
川島はやけに静かな口調で言った。
「あんな簡単に死ぬもんなんやな」
「お前・・・・お前もゲームに乗ったのか?」
増田は聞き返した。こっちも気が狂いそうだ。
川島は、さも当然であるかのように答えた。
「こんなしょうもないやつら、生きとってもしゃあないやん」
「だから、俺が殺してやってん。」
「・・・みんな・・・・みんな死んだらええねん。」
そして川島は、笑った。笑って、増田を見た。それは獲物を見る目だった。
増田は本能的に走り出していた。立ち向かおうとか、そんなことは考えられ
なかった。ただ、目の前の狂気から逃げなければ。それだけだった。
しかし、影はすぐ後ろに追いついてきた。
増田が最後に見た物は、狂気に満ちた血走った目と、振り下ろされた斧だった。
【死亡】ますだおかだ増田 名前不明芸人10人
>>617 私如きが麒麟書くなんて10年早いです!
文ぐっちゃぐちゃだもの。
なんせ今日テスト期間がやっと終わった工房なんで(ワラ
>698 川島に惚れました…ハァァァ・・・・。
701 :
暇なのか忙しいのか!?:02/01/15 19:09
ピタピタピタ・・・・近づいてくる足音・・
「・・・誰だ!?出て来いっ!!」
震える声で男は叫んだ。
シ―ン・・辺りを包む沈黙が男の恐怖心を更に煽る・・
ピタ・・ピタ・・来た道を戻る・・足音の正体をつきとめるために。
「出て来い!居るのは分かってるんだ!」
沈黙の樹海に男の声が響き渡る。
ガサガサッ・・「!?」
「バァァァァン」
一際大きな銃声が響く
ポタッ・・「ウッ・・グァ・・ちくしょうっ・・誰だ・・」
気が狂いそうなホドの真っ赤な血が男の足元に滴り落ちる。
あたしも惚れた・・・(*′▽`*)
さ、ここらで私はマターリ読み専になるとするか。
作家さんガンバ!
703 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 19:12
高木ブーは何かの弾みに神社から転げ落ちていた。
巨体はものすごい回転で神社を、山を駆け下り、芸人を押しつぶしていった(死者有)
誰も、ブーを止められないのか!?
そして、ブーは何処まで転がっていくのか?っていうか起きろブー!
加藤茶、いつもここから菊池、おぼん 死亡
菅って本家で言うと相馬光子っぽいな。
「あの人絶対気付いてたんやわ。せやったら教えてくれでもええのにホンマに…」
ブツブツと独り言を繰り返す男、笑福亭鶴瓶。彼は今、長年のパートナーであった
上岡龍太郎・引退の真相をようやく知る事となった。
「ま、所詮最後は皆一人、ちゅうこっちゃな。」
鶴瓶はさっき目撃した光浦と岡田の射殺シーンを思い出した。
「それにしてもオモロかったなぁ。あいつらホンマのアホやで。帰ったら最初のネタにしよ」
今の自分の命よりも先のネタを気にするあたり、芸人の性かもしれない。
鶴瓶はその時光浦のスピーカーを手に、街へと向かいだした。
「…なんやさっきから銃声やらなんやら聞こえるけど、皆なんもわかってへん。
芸人の武器、言うたら…喋り、これしかないやろが」
鶴瓶はニヤリと笑うと、周りを気にしつつ歩を進めていく。
706 :
道産子暇人:02/01/15 19:24
>>696の続き
二人は海岸を歩いている。大助は拳銃、花子は警棒が武器だった
海岸を抜け、森へ入ろうという時、3匹の野犬が、花子を目掛けて襲ってきた。大助には襲ってこない。拳銃で撃ち殺そうと思ったが、銃弾が花子に当たってしまう可能性がある。花子の持っている警棒を取って、犬を殴りつけた。1匹目に殴りつけたのが、
3匹のうちのボスだったらしく、その犬が逃げると、後の2匹も
逃げていった。花子は両腕と右足のふくらはぎを負傷した。
大助はとりあえず自分のシャツの袖を引き裂いて、負傷箇所の
応急処置をした。しかし何故、花子だけを狙ったのだろう、大助は辺りを見回すと、建物の影からオール阪神が、ほくそ笑みながら、こっちを見ていた。大助は、すぐに阪神の仕業だとわかり、
発砲した。大助の武器が、拳銃だったのが知らなかった阪神は、
すぐに逃げた。大助も、後を追わなかった。負傷している花子を
置いて行く訳にはいかない。
「花子!阪神の仕業や。俺達に何の恨みがあるんや。大丈夫か?
歩けるか?」
花子は小さく頷いた。花子の肩を抱きかかえながら二人は先へ
進んだ
斉木・梅垣は素晴らしい。(当方ネタ重視なもので)
是非、頑張って欲しいです。
関係ないが、誰か、イジリー岡田で感動話書いてくれ(・・・間抜け話でも構わんが)
708 :
五星ヒッキー:02/01/15 19:35
>162 の続き・・・勝手に書いてスマソ。
木々の枝の間から漏れる太陽の光が高井の顔を照らす。
「・・・・・・ん・・・・・・ここ、どこ・・・・・・?」
目をうっすらと開けると眩しいばかりの光に包まれた。
高井が気だるそうに横を向くと、
すぐ側に心配そうな顔をした中川が座っていた。
「高井〜、良かった〜〜!」
「・・・・・・?お前何でここ・・・おるん?」
中川は今にも泣き出しそうなぐらい、
何度も目をパチパチとさせていた。
ゆっくりと高井は起き上がり覚醒していない頭を二度三度振り、
意識をはっきりとさせる。
目の前に広がるビジョンは、昨日の洞窟とは明らかに違っていた。
「お前、ほんまによく寝るなぁ・・・
もう起きへんのと違うかおもて、俺寝るに寝られへんかったわ。」
「中川、お前ここまで運んでくれたんか?」
明らかに違う景色に疑問を抱いた高井は中川に問う。
「覚えてないんか?この俺のすばらしい活躍を!?
ひどいわ〜高井君。そりゃ無いで〜。」
「あ〜、ごめんごめん。助かりました。神様仏様中川様〜」
710 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 19:35
「入山さん?大丈夫?」
とある家。カンカラはここで休養をとっている。
先程のバトルで入山学、石田武司、松井智英の3人が重傷を負ってしまった。
「大丈夫なわけない・・・。」
ほぼ全身が包帯に覆われている松井。
「でも・・みんな死ななかったからよかったよ・・。」
と、入山。
「そうだな。」
と、石田。
解放された街に芸人が大挙した。それはバーゲンセールを彷彿とさせる光景だった。
直後、一斉に銃撃や爆音、悲鳴が響く
一緒に組んでいた者達は人波に飲まれてはぐれたり
ある者は痴漢に遭ったり
ある者は転んで芸人の波に踏み潰されたりした
とても30分という短い間に・・・とは到底考えられない程の
血が流れようとしていた
>709の続き
二人は互いに顔を見合わせ、思わず笑ってしまった。
こんな状況に置かれていても、
コンビの時間を持つ事が出来た事がおかしくて仕方なかった。
いつ、自分たちが次の標的にされるかもしれないのに。
「あのな。今の状況・・・わかるか?俺らの他に誰が生き残ってるんや?」
高井は枕にしていたナップザックから、参加者リストと地図を取り出す。
武器が無い今、まずは現状の把握から始めないと・・・。
「任せておきなさい。だてに、一晩起きてなかったからな!
こんな事でもしとかないと、退屈でなぁ〜」
「いや、そのことは謝るから。とりあえず、教えてくれ。」
中川は丁寧に書き込まれたメモを開いた。
禁止地域の確認、そして死亡者名の読み上げ。
手際よく、現状を高井に伝えた。
>712の続き
「・・・・・・。徳井さんも西野も梶も・・・か。」
「・・・一日経っただけやのに。知ってる人間、結構減ったで。」
「・・・・・・baseで生き残ってるのは・・・?」
「・・・ロザンの二人。陣内さん、小林さん、ハリガネさん、福田さん・・・」
人数的にはあまり残っていない。今日一日でさらに減る事は明らかだ。
自分たちももしかしたら、
明日になれば存在がなくなっているかもしれない・・・。
「・・・お前的に、残ってるメンバーで信用できそうな奴・・・いるか?」
「高井、お前・・・何を考えてるんや?」
「・・・・・・そいつらと手を組む。」
高井の発言に、中川はいささか驚きを隠せなかった。
この状況下において、人を信用するという行為が、
諸刃の剣であることは嫌と言うほどわかっていた。
「殺すか」「殺されるか」しか選択肢の無い、
このバトルロワイヤルにおいて、誰かと手を組むという行為は、
殺すか殺されるかの選択肢に行くまでの通過点にすぎないのに。
>713の続き
「最後まで残ったら、どうするんや?この戦いの勝利者は一人だけやねんで?
もし、お前と俺とが残ったとしても、どっちがが死ぬんやで?」
「・・・・・・そうなったら・・・・・・それはそれで、面白いやんか。
どうせやるなら、ドラマチックに、格好よく散った方がおいしいやん。」
「はははは、お前には負けるわ。
どこまで、『お笑い芸人ランディーズ高井』を貫くねん。」
「どこまでじゃなくて、ずーっと貫くんや。俺も、お前も。」
「ええ!?俺も、『お笑い芸人ランディーズ中川』!?」
「格好いいと思うんやけどなぁ・・・」
また、二人は顔を見合わせて笑った。
本当に、今この状況下で馬鹿な事を言い合える事に感謝した。
>714の続き
「武器が無い今、まずは誰かと手を組まないと何も事がおこせないやろ?」
「・・・まあ、お前のいうことも一理あるな。
じゃあ、俺的に信用できるのは・・・菅、宇治原、陣内さんかな。」
「そうか。俺の考えと一致したのは、宇治原・・・だけか。」
「そういう事やね。とりあえず、宇治原を捜すか・・・」
「よし、じゃあここにとどまってる理由もないし、行くとするか。」
高井はナップザックを背負い立ち上がる。
中川は高井を先導するように森の中へと歩き出した。
「俺が思い描いている計画には必ずあいつが必要なんや・・・。」
拾い上げたガスマスクを手に、
高井は中川に聞こえるか聞こえないかの声で呟いた・・・。
716 :
五星ヒッキー:02/01/15 19:41
>709 >712-715
>162 から放置されたままのランディーズを使いました。
もし、使われる予定のあった方、本当にすいません・・・。
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 19:47
「よしえさーん!」
「・・・伊藤ちゃん。もうあえないかと思った〜。」
「オーバーな・・・。」
ここは町の中。田上と伊藤の2人は先程まで
この混雑に巻き込まれてはぐれていたがたった今やっと再会した。
そんな時だった。どさっ・・。急に彼女らの前に人が倒れこむ。
「ダンディ!?」
2人は同時に言う。倒れこんできた人物は・・ダンディ坂野だった。
>609からの続きです。
それと今回から、名無しさん@BRコミック読み組から
BRコミック読み組@まいぺーすに変えております。
だらだらと長くなりそうなんで、泰造ファンの方こんなんしか書けなくて、
本当にスマソ。
東の方向にジンジャーを走らせていた原田は街が一時的に開放されるのを
放送で聞いて、太田がいそうなその方向に数メートル走らせようとしたが
……。
目の前に今は解散しているはずのパイレーツがヒッチハイクよろしく原田
の動きを止めさせた。
「ジンジャー乗らせてよ! 一人で乗り物乗ってるなんてずるい〜」
……無理なんですけど。
ジンジャーは一人乗りだ、ましてやパイレーツは二人組、仮に原田が譲っ
てやっても絶対にジンジャーは二人とも乗れるわけがない。
おまけに原田は他の人間を殺すならともかく、ただ太田だけを追いかけて
いるのだ、ジンジャーを譲る気など最初っから全然なかったのだ。
「急ぐからごめん、そういえば、太田さん追っかけているんですけど、ど
っちの方向にいるか知りませんか」
「知るわけないっちゅーの! 」
二人揃ってパイレーツはそう言ってから、手持ちの武器、矢じりに毒を塗
りつけた物をパチンコの玉代わりにして原田のジンジャーを奪い取ろうと
原田にその玉で攻撃し始めたのだ。
「邪魔だどいてくれ!」
村正で二人を峰打ちにして、原田が強行突破しようとしたその瞬間
───。
原田の意識が途切れた。
そして、次に原田が気付いた時には首切りパイレーツの死体が転が
っていた。
原田強行突破により、パイレーツ死亡。
鶴瓶は街に程近い小高い丘に立った。
丘と言ってもほんの少し地面が隆起した程度のもので、直ぐ前にはもう木が立ち並んでいる。
鶴瓶は持ち前の細い目を更に細くして街を凝視し、街の中に浜田がいる事を確認した。
「おるおる。奴は絶対来ると思っとったで」
芸人が多数来るだろうこの時間、弱っちい奴らは放っといても死ぬだろう。
鶴瓶の狙いはただ一人、浜田だった。
ろくな武器を持ち合わせてはいなかったが、彼には秘策があった。
「光浦見て思いついたんや。スピーカーはこうして使うもんやで」
鶴瓶は大きく息を吸い込み、スピーカーに向かって大声で怒鳴った。
「皆!浜田に気をつけろ!アイツはな、爆弾大量に持っとるぞ!ほっといたら皆いかれてまうでー!」
鶴瓶は3回、大きく叫ぶと直ぐに林の中へ隠れほくそえんだ。これで芸人が大挙して浜田に襲いかかるだろう。
「皆俺の事嘘つきホラ吹き言いおるさかいに、実現したったわ。さて高みの見物といこか」
723 :
元・文学板住人:02/01/15 19:56
ハリガネロックの二人は森の木陰で休息を取っていた。
その瞬間、ユウキロックは急いで大上を起こした。
「おい!大上起きろ!大上!」
フッと先を見るとやすよともこがツインバズーカで森の中を歩いていた。
「な、なんや?あいつら。バズーカ?そんなんありか?ホンマに」
「どうする?このままやったら打たれて死んでまうで」
「大丈夫や。このままじっとしておったら大丈夫や。とりあえず立ち上がるなよ。お前デカイねんから見つかってまうぞ」
「わかった。・・・あっ!」
コロコロコロコロ・・・・・・
大上は水の入ったビンをつい転がしてしまった。
浜田って最近出てないよね…?
テコ入れの意味で書きました。鶴瓶は適当に動かすんで
よければ誰か浜田を書いてくれれば…
725 :
道産子暇人:02/01/15 19:56
>>706つづき
阪神の武器は鞭だった。森をさまよっている時に野犬と逢った
鞭で応戦しようとしたが、相手は3匹。応戦は無理だと思った阪神は、食糧のツナ缶を犬に与えて、手なづけた。アメと鞭の要領で。
「若手は若手同士で、勝手に殺りあうだろ。俺は、年の近い奴らを殺ろう。」
丁度その時、大助・花子が現れた。格好の実験台だった。
しかし、相手は飛び道具をもっていた。相手が飛び道具では、つ
らい。花子を負傷させた事、飛び道具には弱いこと、とわかった
だけでも、阪神には充分な収穫だった。
「もう花子は手負いやし、あの二人を殺れば、拳銃も手に入る。
あいつらは、森へ向かったはずや。先廻りして、待ち伏せや。」
大助・花子は森の中、街の手前まで、歩を進めようとしていた。
途中、DDDの平畠と対決し、警棒で殴り殺した。奴の武器は、
リップクリームだった。大助はとりあえず、リップを花子の傷口にぬった。
「ちょっと染みるけど気持ち的に楽になったわ。止血になるし」
そう言った花子の背後に、野犬が牙を向いて、迫って来た。
いろんな芸人出てていいっす。
野性爆弾誰か使って頂けませんか?広がりそうとは思いつつ自信なくて。
作家さんが一人脱退しちゃいました・・・。
728 :
元・文学板住人:02/01/15 20:02
「ん?」
ともこは異変に気づいた。
足元を見るとビンが転がってきた。
「なんや?おーい、やすよこっち来てみ」
「なんやねんな」
「これどう思う?」
「どう思うってただのビンやんか」
「今あっちから転がってきてんで」
「・・・・・・ふ〜ん」
と、やすよが見た方向はハリガネロックの二人の居る方向だった。
「よし一発かましたろか」
「ちょっと待ってお姉ちゃん」
「何?」
「ちょっと動き見てみーひん?」
やすよは不適な笑い顔を浮かべた。
729 :
名無し暇人:02/01/15 20:05
「あ、東さん!」
ファンキーモンキークリニックの藤本昌平が東の元にかけ寄ってきた。
「良かった〜信用する人に逢えて。(高橋)卓、死んでないみたいなんですけど全然見つからなくて・・・」
昌平は一息ついて早口で言った
「あ、東さん!俺と一緒に組んでくれますか?俺もう一人じゃ怖くて怖く・・・て」
「いいけど」
東は猟銃を昌平の胸に突きつけた。
「裏切らないよね?」
冷たく笑う東に昌平は恐怖感を覚え、反射的に首を縦にぶんぶんと振った。
東が猟銃を下ろすと昌平は安堵の表情をした。
「・・・おや?これはこれは」
向こう側からやって来たのはバカリズム・枡野だった。枡野は右手にウージー、左手にはゴミ袋を三つ。
昌平の表情が凍る。東は無表情で猟銃を構えている。
「大丈夫大丈夫、今は殺さないから」
枡野は笑顔でそこを通り過ぎた。
昌平は東にしがみついていた。東がふと、地面を見たら
枡野がひきずっているゴミ袋が破けているのが見えた。そこから見えたのは・・・眼球!
Take2東・ファンキー藤本 合体
眼球こえー
731 :
元・文学板住人:02/01/15 20:19
「くそ。バレタか。どないしよ」
「すまん。俺のせいで」
「別にお前のせいちゃうわ。とにかくやすよともこが居なくなるの待つだけや」
そういうとユウキロックは大上をかがませ辺りを見た。
すると、やすよともこの居る反対側から野性爆弾川島だった。
「フゴホフゴハハッハ」
川島は相変わらずわけの分からない事を口走りながら歩み寄ってきた。
川島はハリガネロックを見つけると嬉しくて走ってきた
「あ!松口さーーーん。大上さーーーん」
「あの馬鹿野郎・・・」
「なにを言うてんねん。」
するとユウキロックはダッシュでやってくる川島を制止し、大上を抱きかかえ、やすよともこと反対側へ逃げた。
それを見たやすよはともこに合図して、一斉にバズーカを放った。
ドーーーーーーーーン!!!!!
732 :
元・文学板住人:02/01/15 20:19
ドーーーーーーーーン!!!!!
当たり一面は火の海になったがハリガネロックと川島は何とか逃げ切った。
「ちっ!逃げられたか」
やすよは悔しさのあまり適当に何発かバズーカを放った。
「うぅぅぅぅぅぅ」
やすよの放った一発が海原かなたに当たった。
合体:ハリガネロック+野性爆弾川島
死亡:海原かなた
最初の方やけど原西さんには泣かされたわ。
ヤバク 川島 イイ!
735 :
元・文学板住人:02/01/15 20:21
このまま隠れていても死ぬのも時間の問題や。どうせ死ぬんやったら、
川島に会って「ありがとう」を言ってから死にたい。
麒麟の田村は立ち上がった。立ち上がって歩き出した。もう何回放送が
あっただろうか。いろんな人たちの名前が呼ばれた。
その中に、相方川島の名前はなかった。あいつはまだ生きている。
しかし、会える可能性はほとんどない。そんなことはわかっている。
でも可能性はゼロじゃない。
しかし田村も、川島が学生時代、ヒトラーの「我が闘争」に傾倒し、
思想を変えた人間であることを忘れてたわけではない。
まさにこの状況は、くだらない奴らに天誅を食らわせる絶好の機会では
ないか。
だが、田村は信じた。NSCで出会い、田村の方から声をかけ、それから
4年間、一緒にやってきた川島を信じたかった。
どん底にいた自分に立ち直るきっかけをくれたのは担任の先生だった。
しかし自分がここまでこられたのは自分のがんばりと、周りのみんなと、
そして川島のおかげだ。
「あいつ・・・どこにおるんやろ・・・・。」
田村は信じていた。信じていた。信じて、歩き続けた。
そのころちょうど川島は、また一人「しょうもない奴」を血祭りにあげたところだった。
【死亡】名前不明芸人1人
起用、感謝します。
それで、それで‥?
739 :
道産子暇人:02/01/15 20:27
>>725つづき
大助の視線の先に野犬が見える。
「花子、あぶない、逃げろ!!」
花子を庇う。野犬の前に大助が、立ちはだかる。引き金を引いた。女の金切り声のような悲鳴をあげて、1匹が死んだ。他の2匹は、猛然と迫ってくる。花子の負傷箇所をわかっているかの様に
噛み付く。花子が悲鳴をあげる。女の金切り声とは、本来、こういう声の事をいうのだろうと、大助は思う。腰に付けていた警棒で犬を殴りつける。犬は、ひるまなかった。阪神が噛み殺すまで
耐えろと、調教していた。拳銃を撃つことはできない。大助は殴り続けた。背後から電撃の様な痛みが走る。阪神の鞭だった。大助は振り返り、阪神の頭目掛けて発砲した。半身の左目が無くなった。膝から前のめりに倒れた。死んだ。拳銃の弾は残り3発。
犬は殴りつけても無駄だ。撃つしかない。引き金を引く。当たった。残り2発。1発ははずしても大丈夫。花子に当たらなければ
。犬の腹を左腕で抱えながら、拳銃を頭に押し付け引き金を、
引いた。うまくいった。犬を茂みに放り投げ、花子の元へ駆け寄った。
740 :
何処にでもいるよーな阿呆:02/01/15 20:29
麒麟の田村は支給の武器テニスラケットをしっかり両手で握っていた。
武器を握る手は汗ばんできていて、じっとりとした嫌らしい感触が田村の
手に伝わっていた。田村は運良く今まで誰にも遭遇していなかった。何度も
銃弾の音は田村の耳に届いてはいるが、その都度に息をこらして襲撃者が
こっちにこないかと身を潜めている事しかできなかった。川島は今、自分を探し
てくれているのだろうか、自分はいつまで生きていられるのだろうか。
その時ガサっと近くの茂みで何かが動いたのを感じた。ぎりっと緊張が張り詰めた。
ああ!!何かミスった、、、上の書き込み無視して続けてくださーい、、、
なんか、あほみたいな事書いてた、、、740は気にしないで続けてくださーい
742 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 20:38
麒麟、川島君の名言が思い出されるわ・・・。
「相方の長所は、バカな所。短所は、優しすぎる所。」
743 :
元・文学板住人:02/01/15 20:39
>>732の続き
「オイ川島!お前何やってんねんもう少しで殺されるとこやったや無いか」
「・・・・・」
「まぁ松口落ち着けや。お前にはホンマ感謝してんねんから」
大上は自分をおぶってくれた松口に本当に感謝していた。
自分よりも背の高い奴をおぶって助けてくれる男『松口』に偉大なる信頼を寄せていた。
「それよりクーちゃん、ロッシーは?」
「あっち」
川島の指差す方を見てみると城野が小屋にいて何か言っている
「残念な色という事で」
三人は急いで小屋に向かった。
中では電撃ネットワーク南部、ギュウゾウ、三五がどす黒い血を出しながら倒れていた。
「ま、まさかロッシー・・・」
「ちゅうちゃう。クーチャン偵察に行った後、隠れるところ探してたら悲鳴が聞こえて、そんで見てみたらこの有り様や」
「そうか。ほんならええわな」
お、麒麟出た。嬉しいっす
745 :
元・文学板住人:02/01/15 20:42
合体:ハリガネロック+野性爆弾
死亡:電撃ネットワーク南部、ギュウゾウ、三五
>>741さん
740、どっかおかしいですか?おかしくないと思いますよ。
私、VS(?)増田の麒麟川島と736,737の田村書かせていただいた
者です。どうもすいません・・・
747 :
元・文学板住人:02/01/15 20:51
「ほんならこれ誰が殺ってん?」
「わからへん」
「もう一人の電撃ネットワークのメンバーちゃう?」
「だれ?」
「ダンナ小柳?」
「あぁあの人か。よー知らんけど」
「とりあえずここで軽く作戦会議やな。そっからまた動きだそ」
「そやな」
「ちょっとトイレ行ってきてええか?」
「おぅ気ーつけてな」
城野はそそくさとトイレに行くと一息ついた。
「フゥーーー。さてどうするかな」
そう言いながら手に付いていた三人の血を洗い落とした。
740,741さん、740の続き書いてもいいですか?
750 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/01/15 21:08
あの・・・どなたかルート増田さんの続き書いてあげてくれませんか?
あのまんま堂土さんのしたいと一緒にずっと
洞窟の中にいるのはあまりにもかわいそうなので・・・。
できたら生かしてあげてほしいですが・・・。
ハリガネロックとTIMは合体済みでは無いと思われ。
15のはそれぞれ合体って意味で書いたのでは。
>>435参照。
「・・・・・・大丈夫、やな」
じっと樹の洞の陰に身を潜めていた東野幸治は、街の開放の放送と共にゆっくり身動いた。
長い間身を屈め蹲っていたため、体の節々が痛む。
思い切って大きく洞から身を乗り出すと、ひんやりとした空気が頬に触れた。森の中を駆け回った際に
付けた頬の傷が、今更のようにチリッと痛む。
辺りの様子を注意深く窺うと、東野は恐る恐る一歩踏み出した。
とりあえず、ほっと一息。辺りに人の気配は無い。
一息ついでに東野は首をぐるぐると回した。
>>752 このゲームが始まり教室を飛び出してすぐ、東野はこの森へと逃げ込んだ。
混乱する頭と、不安と緊張に強張る体を何とか宥めようと、なるべく目立たぬ場所を選んで。
ひとまず落ち着く場所が必要だった。どうして、こんな事に?
何がなんだか分からず、東野は叫び出したい気分だった。
嫌だ。殺されるのは絶対に嫌だ。
出来るならずっと隠れていたかったのだが、隠れていたからといってしかし、生き残れるものではない。
遅からず、見つかってしまうだろう。あんな場所にいたのでは襲われた時不利だ。
もちろん問題はそれだけではない。
「・・・食料ぐらいは取りにいっとかなあかんやろな・・・やっぱ」
支給品の水と食料だけでは食いつなげても3、4日だろう。
この機会を逃すと次いつ手に入れられるか分からない。
ただ、それは誰にとっても同じ事。他のやつらもみな、一進に街へ向かっているだろう。
つまりそれだけ、誰かに遭遇する可能性は高くなる。
今、誰かに会うのは、まずい。
>>753 もちろん、今田や松本その他、良く知っている連中なら大丈夫であろうが。・・・・・・おそらくは。
これまでの放送で、まだ今田達の名は呼ばれていない。そのことに安堵する。
何とか、合流する事は出来ないだろうか。彼らと一緒なら、何とかなるかもしれない。
しかしそれも含めて、
「とりあえずは、行くしかないよな・・・・・・」
運良く見知った人間に出会えればいいが、そうでなかった場合は・・・。
その時、ふと。草葉の擦れ合うガサッ、という音が聞こえた。
>>755 東野ははっと身を強張らせる。・・・近くに、誰かいる。
東野は素早く、しかし音を立てないよう注意して、さっきまで居た樹の洞へと身をを隠した。
ザッ、ザッ・・・と、草を掻き分け進む音は確実に自分の方へと近付いて来ている。
手足が異常に冷たく、じっとりと汗ばむ。東野はただただ息を殺しうずくまっていた。
足音の主は、もうそこまで来ている。
あと少し。あと少し、やり過ごせば・・・。感覚を失った手に僅か力を込める。そして、
ザッ
すぐ横でした音に、思わずビクッと肩が跳ね上がった。あと、もう少しだ・・・・・・。
少しずつ遠のいていく足音にひとまず安堵し、東野は、そろそろと首を持ち上げて相手の様子を窺ってみる。
すると、
「! 浜田さん!?」
思わず立ち上がり、東野はそう口にしていた。
756 :
道産子暇人:02/01/15 21:27
>>739つづき
花子の姿は無惨だった。左腕と右ふくらはぎの肉が無い。右脇腹からは内臓が飛び出している。意識は無い。俺達を狙った阪神は
死んだ。弾は残り1発。苦しみに耐える花子を、楽にさせる事はできる。舞台上での元気な姿は無い。花子に出逢えてよかった。
子宝にも恵まれた。俺が考えたネタも120%の力で演じてくれた。俺のダメ出しを忠実に守ってくれた。ありがとう、本当にありがとう。俺にとって、最高の女。最低の女。夢の中でキスをしてくれる女。夢の中でさえキスをしてくれない女。生い茂る木の様な
女。枯木の様な女。太陽の女。月の女。アナログの女。デジタルの女。モノラルの女。ステレオの女。火の女。灰の女。大地の女。大海原の女。夏の女。冬の女。俺にとって無の女。俺にとってすべての女。銃口を心臓の押し当て引き金を、引いた。
もう眼を開ける事の無い女。
弾はもう無い。自分で死ぬ事もできない。誰かに殺されよう。花子の眼鏡を自分のポケットに入れると、大助は何も持たず、森を徘徊した。
757 :
道産子暇人:02/01/15 21:30
DDD平畠 オール阪神 宮川花子 三名死亡
松本は死んだ 理由は不明だ
かつさゆといい大助花子といい夫婦物って泣ける・・・。
760 :
道産子暇人:02/01/15 21:38
かつさゆを読んで、大助花子書いてみました。
大助だけ生かしたんだけど、あと続かなそうです。
誰か作中で適当に使ってください。
その頃、鳥肌実は川近くの窪地で息を潜めていた。
「はぁ、はぁ・・・」
最初の場所から逃げ出したあと身を隠し、死体あさりをして武器を探したが
何も出てこなかった。
「こんな小さい鉄の棒じゃどうしようもないな・・・」
鳥肌のバッグに入っていたのは寸鉄だった。
一瞬、今まで出会った死体の顔が頭をよぎった。
「激殺!鶏肉拳かあ・・・」
実は小心者の鳥肌であった。
ぜんじろう 越前屋俵太 大森うたえもん 原田(クールズ) 森脇(クールズ)
青木(ポプラ並木)及川(ポプラ並木)マギー審司 誰かに殺されてて死亡
どこからともなく聞こえてはすぐに消える断末魔に身震いしながら、
一人の青年が小川のほとりをとぼとぼと歩いていた……
レギュラー西川だった。何故こんな事になってるのだろう?全く分からない。
ただ、自分にはやらなきゃならないことがあることは知っていた。
ほとりで目の前に広がる血の海とみたことのある死体……
仲良くしてもらった先輩サバンナと、なかやまきんに君の変わり果てた姿だった。
「高橋さぁん……なんで死ぬんっすか……」
こみ上げてくる絶望感。しかし何故か涙は出なかった。
(悲しすぎて涙も出えへんのかなあ……わからへんわ)
西川はナップサックから支給品の花束を取り出すと3人に一本ずつ手向け、
急いでその場をあとにした。
やるべき事のために。
「須藤……死んでないよなあ?」
リロードしたら植松死んでた…(w
話混乱させちゃって申し訳ないが
いちお
>>615の続きってことで書かせて下さい(汗)
「俺は一体何をやっとんねん…」
くわばたを冒した挙句殺した後、
植松はとぼとぼと繁みの中を歩いていた。
今まで何十という死体を目にして、まともな神経は完全に麻痺していた。
ただ疲労感ばかりが胸を埋め尽くす。
「…どうしたらええんやろ」
生き伸びる気はしない、けれど自ら命を絶つ気にもなれない。
そんな中途半端な気持ちだけで、植松は既に数人の人間を殺していた。
こんなに長い間歩き続けているのに
未だに自分は相方の大熊を見つけることができないでいる。
見つかったとしても、もう死んでるかもな、と
自嘲気味に植松は呟いて、ふと前方に目をやった。
そこにはひとつの死体が転がっていた。
>>764の続き
死体なんてもう見飽きていたが、誰なのかを確認したくて
顔を覗き込んで、
呆然とした。
それは紛れもなく、見慣れた相方の血に染まった姿。
「…熊ちゃん…」
もう生きているとも思っていなかった。
見つかることさえとうの昔に諦めていた。
しかし、いざ死んでしまった事実を否定しようもなく突きつけられると
意に反して、とめどなく涙が溢れた。
「あー…熊ちゃん…死んでもうたんやなあ…」
そう言って、もう動かない大熊の体を抱き起こそうとした瞬間。
>>765の続き
「なんちゃって〜!」
死体が自力で起き上がった。
「うわっ!!」
植松はばね仕掛けの人形のように飛び上がった。
「おお、びっくりしたか〜?いやー…それにしても
全く動かないっちゅーのも結構体力いるんやなあ〜」
んーと背伸びをしてストレッチを始める大熊をよそに、
植松の方はまだ事態を掴めずにいた。
「……………は?」
「何や」
「……え?え?死んでたんちゃうの?」
精一杯のこの質問に、大熊はあっけらかんとして答える。
「あー、まあな、説明すると長いんやけど
早い話がなあ、死んだフリしとった方が安全やと思って
ずーっとこの体勢のままここに寝とったんや」
「その血は?」
「これ血糊。もともとはウケ取るために仕込んどいたんやけど
軽く斬られた衝撃で出てもうたのよ。
ま、今となっては結果オーライやな」
>>766の続き
こんな状況でも笑い取ろうとするんかい…と
半ば呆れ顔の植松に、大熊は笑顔で言った。
「もう俊ちゃん、そんなことばっか言っとらんで。
お前が来るのずっと待っとったんやで、こっちは」
「…待つ?」
植松の表情が変わった。
「お前に会えずに死ぬのは嫌やったんや」
その言葉に無性に腹が立った。
大熊の笑顔から目を反らし、植松はぶっきらぼうに言い放った。
「なんで起きたんや」
「は?」
「なんで起きた!」
予想外の反応に、大熊は面食らって言う。
「いや、なんでって。お前が来たから…」
「疑わなかったんか」
「何を」
少しのためらいの後、植松は口を開いた。
「俺がお前を殺すかもしれんってことや」
「……」
>>767の続き
しばしの沈黙。
「俺はもう何人も騙して殺しとる。生きるためでもない、死ぬのが怖くてや。
もう滅茶苦茶や。もう何をどうしたらええのかも分からん。
今まで殺した奴と同じように、自分のためならきっとお前のことだって殺す。
お前に待ってて貰う資格なんてないわ!!」
それを聞いた大熊はしばらく黙っていたが、
ふと思い出したように一言吐いた。
「…ほんなら俊ちゃん、俺を殺してみろや」
「……………」
挑発的な態度。
「やってみればええやん」
あくまで冷静な大熊を、植松は逆上して睨んだ。
「……言うたな」
低い声を受けて、糸が切れたように大熊は叫ぶ。
「殺したらええやん!殺せるもんなら!!」
「分かったわ!!殺すからな!!」
植松は拳銃を取り出して、銃口を大熊に向けた。
そして、引き金を引いた。
>>740の続き
「誰や!そこにいるんは誰や!?」
田村は勇気を出して叫んだ。
「どうしたもこうしたもないでしょ。」
茂みから出てきたのはパペットマペットだった。
「あのー、僕たちは確かに食用になりますけど、まずいですよーきっと。
それに牛くんには狂牛病の危険が・・・」
田村は力が抜けた。どうやら彼らには戦う意志がないらしい。
「君も、僕らと同じでずっと隠れてたってらちがあかないと思って
動き出したくちですか?もっとも僕らは何をするでもないけど。」
しゃべっているのはカエルくん。こんな時でも人形を操っている
彼は一言もしゃべらない。
「
「あの、ひとつ聞きたいことがあるんですけど。」
聞いてみよう。川島について、何か知っているかもしれない。
「俺の相方・・・麒麟の川島見ませんでしたか?」
その瞬間、空気が変わった。
しばらくたって、牛くんが言った。
「・・・・見たよ。」
>>768の続き
銃弾は大熊の肩を掠った。
もう使い慣れた拳銃が、今更汗で滑るわけない。
「……どうしたんや。殺すんやなかったんか」
植松の手は震えていた。
震える拳銃から手を解放して、大熊は植松の顔を見た。
一体に敷き詰められている乾ききった落ち葉の上に涙が落ちた。
「お前に俺が殺せるわけないやん」
嗚咽が漏れる。
「……ごめん…熊ちゃん……俺……もうダメやわ…」
「ええって。もう」
ぽんぽんと頭を撫でて、大熊は優しく微笑んだ。
植松の涙は止まらない。
「こんなん…頭おかしいわ……」
「…俺もそろそろ限界や。もう感覚壊れてきとる」
>>770の続き
大熊はそれから、突然いつものテンションになって喋り始めた。
それが自分を落ち着かせるためだということは植松にも分かった。
こうしている間にもいつ殺されるかも知れないのに
妙な安心感に包まれて、二人は今までずっとそうしてきたように
喋って、相槌を打って、笑っていた。
それも一段落した後、
高い空を見上げて、どちらからともなくため息が漏れる。
「熊ちゃんは…生き残る自信、ある?」
「ない。こればっかりはな」
「……」
二人は顔を見合わせて、笑った。
それはもはや一つしかありえない互いの結論が解ってしまった可笑しさで。
>>771の続き
「武器らしい武器は全部取られてもうたけど
これだけは残っとったんや。即効性の薬やて」
そう言って大熊はポケットから2粒の白い錠剤を取り出した。
一つは自分の手に、もう一つは相方の手に。
「自殺は嫌や。殺し合い、ってことにせんか」
「…そうやな」
二人は互いの口に錠剤を押し込む寸前の状態で指を止めた。
カウントダウンを宣言するのは大熊。
「じゃ、”スタート”から3秒後な」
「分かった」
「また会おう」
「うん」
息を思い切り吸って
「スタート。」
二人口を揃えて言う、それが最後のことば。
1、2、3。
シャカ大熊・植松 死亡
一部始終を木の陰から見届けていたマスノは、
何をするでもなく、こときれた二人のもとへ歩いてきた。
「バカじゃねえの」
そう呟いて、横たわった体を足蹴にする。
別に自分で殺しても良かったのだが
何か入り込めないものを感じて、結局そのまま最期を見取ってしまった。
もう動かない二人をフン、と鼻で笑って
マスノはくるりと背中を返し、歩き始めた。…
長くてスマソ(汗)
あまりにもシャカ二人共の扱いがぞんざいだったもんで
ちょっといい話風に書いてみました。ついでにマスノも。
しかし今読むと何書きたかったのかよく分からん…鬱
勝手に大熊生き返らせちゃってるし(w
スレ無駄遣いゴメーン
引越しは〜いつになるんだ〜・・・ハラハラ
>>774 いきかえらしたんはアレやったけど(w
なにげにちょっとカンドー<シャカ
えと、どなたでもいいんですが
こちらもぞんざいな$10の話
すすめてくれたら嬉しいっす。
つか、浜本死因わからん(w
自分の好きな芸人さんがヤられるのは
だいぶガカーリなんだけどちょっとホッとします。。
「どこで!?どこで見たんですか?怪我とかしてませんでした?」
田村は何とも言えない感情でいっぱいになった。あいつを見たという
人(?)がいる。それだけで嬉しかった。しかし牛くんは質問には答えずに、
「会いたい、って思ってる?思ってるよね、君。でも、思わない方がいい。
会わない方がいい。その方が君のためだよ。」
と続けた。
「・・・・なんでです?」
「・・・・・見たんだ、僕たち。川島くんが、
ますだおかだの増田さんを・・・・・。」
サクッ サクッ サクッ
小気味いい音がした。田村は何が起こったかわからなかった。
次の瞬間、彼らが倒れてきた。3人(?)の後頭部には矢が刺さっていた。
田村は顔を上げた。そこには、数メートル離れた茂みの先には、
見慣れたあの顔があった。
>775
そーそー、750で引っ越しって話も出ていたのに、どうなるん
でしょう…。
それに、もーそろそろ死人もかなり出てきてますし、まとめ
入る頃だとは思うのですが。
>779
でも、まとめちゃったらこの優良ネタスレが終わっちゃうよ〜〜・・。
新スレのテンプレだけでも作らないと〜〜・・・。
タイトルは「お笑いバトルロワイヤル〜vol.2〜」などのシンプルな物でよいですか?
それとも、ちょっと凝ってみる?
「生か?死か?笑いか?お笑いバトルロワイヤル2」でよろしこ。
>>777 「川島!!」
そこにいたのは川島だった。
やっと会えた。なのに、感動よりも、恐怖が先行した。田村は動けなかった。
全身血まみれで、ボーガンを持って、
感情のこもっていない薄ら笑いを浮かべている相方。
「か、川島!」
田村の呼びかけなど聞こえていないようだ。
田村に一瞥もくれることなく、獲物が倒れていることに満足した
川島は、茂みの中へ消えていった。
>780
書き込みが悪くてすみません(しかも、ここで文書いてるのに)。
話のまとめでなくて、第何回放送分のあれです。
終わられると私も本とに困りますんで…本格的にスマソ。
新スレを立てるに当たって、こんなことを書かないと駄目じゃないのかなぁ。
・コメントや注文はsageで書く事。
・執筆者はどのレスの続きかを必ず明記。
・この時点での死人の総まとめを2番目ぐらいのレスに明記。
・この時点で合体しているコンビや、人物をその下に明記。
注意として必要な物は、
・作家さんも大変だと思うので、過度の期待をかけない(w
・お気に入りの芸人が死んでも復活禁止
・あくまでもネタスレです。まったりした心で楽しむ事。
今、続行して話が続いている人たち(例・ネプ原田、DT松本、ロザンなど)の
メイン書き手さんはコテハンにしたら、わかりやすいかと思うのですが。
・・・もう大体コテハンかもしれないけど・・・。
【死亡】パペットマペット
>784さん
これ他板から引っ張ってきたけど、執筆者さん用に出来たらこれも追加して
いただけると有り難いです。
(特に長文)は一度メモ帳で作成、確認してから連続コピペを推奨。
やばい!!一気に読んだ!!おもろい。怖い。
風呂行かれへんやん。
ほんとおもろい。知らない芸人が登場しても気にせず読める。
作家陣の皆さんがんばって。
ああ〜…パペットマペット死んでしもうた。
罰ゲームの「相方とクチビルチュウ」も
菅、背伸びして自分から普通に顔を寄せて行って、
その素直な姿に宇治原、
「え」と戸惑いながらも笑ってチュウしてたコンビの行く末いかに。
コンビの情報を知っていたらかなりかなり面白いですが、
知らなくてもかなりかなり楽しめます。
ホント作家さんたちがんばって!
漫才でスーツを着るとき、菅のネクタイを締めてあげる宇治原。
ドラクエの主人公の名前に宇治原の名前を入れる菅。
そして二人で普通に買い物に行ったりする宇治原と菅。
こういうコンビだからこそ、物凄いロザンのラストが気になります!
作家さん!私は読むことしか出来ないけれど頑張って!!
では、総合して。
タイトル「お笑いバトルロワイヤル〜vol.2〜生か?死か?笑いか?」
■ローカルルール■
作家用
・どのレスの続きかを必ず明記する事。文章の最初に >>レス番号 をつける。
・文中で芸人が死亡または同盟を組んだ、仲間になったなどの場合は、
最後に必ずその旨を明記。
・文章が長くなる場合は、一度メモ帳やエディタで作成、
確認してから連続コピペを推奨。
・長編になる場合は、このスレのみの固定ハンドルを使用する事を推奨。
読み手用
・コメント、感想、励ましメッセージ、注文などはsage進行で。
・作家陣に過度の期待は厳禁。
・コンビ間のちょっとほのぼのエピソードなどは・・・(w
共通用
・死んだ芸人は復活禁止です。
・あくまでも、ネタスレッドです。まったりと楽しみましょう。
こんな感じでいいのかな?
升野のガニバリズムッぷりがたまらん!!!!
すいませ〜〜ん、麒麟の続き気になります・・・。
作家さんマンセー
すいません
大好きな料理に囲まれ、オーバーアクションで次々たいらげていく松村。
それをニコニコしながら見ている、たけし、鶴太郎、イソップ。
他にも松村の尊敬する人、大好なアイドル、大勢の人が、
食べてる自分を見ている。松村は嬉しかった。
満腹になり、いつもものように腹を2度叩いた、
「・・・・・・・ん〜?」 腹を見る。
太さ10センチはある、尖った枝が、顔をだしていた。
血は乾ききっていた・・・。
「・・・・・・・あ〜〜・・ん〜〜・・・・し・に・・・たく・・・・な・・いな・ァ〜」
松村邦弘 脂肪。
798 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/15 23:22
続き気になりますが長文書きこみを考えておられる作家さんは
次スレになってから掲載された方がよいのでは…
>>792 意義無し
800を踏んだ人が立ててること。これ最強(w
あ
引越しが終わったら、このスレをMVP投票に使いたい・・・
よく殺したで賞とか勝手に決めてみたい。
読み専門人にも何か参加する機会があったほうがいいんじゃない?
面白い!作家さんたち、すごいです。頑張ってください。
何気にマスノとぐっちょん強いね… 菅と共にギリギリ最後まで
残ってほしい。でもマスノは結構あっさりとへっぽこな死に方しそう(笑
今の所、最後まで残ってて欲しい人→歌○師匠、ぐっちょん、菅、DT、
爆笑問題
極楽加藤と有野の話を書いてる方!すごく楽しみにしてます。哀しくも
カッコイイから。山さんが死んだのを書いた人とは別の方なのかな?
山さんの死因がまだわからないので、死因も知りたいです。
お願いします。ゆっくり待ってますからクオリティの高いものをキボンヌ
>802
んなことしてもし容量オーバーしたらスレ自体見れなくなっちゃう
とりあえず、言いだしっぺかもしれないので新スレ構築中〜・・・。
死亡者リストと、合体リストは載せます。
あと、武器判明生存者リストは・・・どうしましょうか。
これ、まとめるのかなり大変なのに今気がついた。(w
806 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/16 00:24
今までの死亡者リスト五十音順でつくってみました
新スレでのせます
807 :
ななっしー:02/01/16 00:24
ちと一回あげますね
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/16 00:25
これ以上は、ちょっと、レスするの控えませんか?
わたしも一時去りたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
>>803さん他
暖かいレスありがとうございます。
山本対石橋の話、山本の話、有野と加藤の話、爆笑田中の話を書きました。
山さんの死因もおいおい書くつもりです。
一応、有野加藤組のラストも考えてあるので、よかったら待ってて下さい。
811 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/16 01:55
>>391 松本のジーパンに入っていたメモが生かされてねーぞ!!
南の廃校はどうなってるんだよ!!
やるからには、つながりをもたせろ!!
こっちは、期待して見てんだ!!
責任もて!!!
お願いします・・・(数々の暴言スマソ
803
>>810 うお〜〜〜〜〜爆笑田中も書いてましたか!ウヒョー
田中の「おまえなんかに光は殺させねえよ!」にもグッと来てましたよおお
待ちます!待ちます!待ちますから頑張ってくださいっ
楽しみにしてまっす!(ワクワク)
前スレ
>>487 の続き
柳原と土田は、町を見下ろす小高い山の上にいた。
2人は、そこから街を目指して歩き出した。
いや正確に言うと、適当な場所まで山を降りて、街から物資を持ち帰ってくる人間を待ち構えようというのである。
柳原は、枝っぷりのいい木を探していた。
彼は木の上から、手裏剣で狙い撃ちするつもりだった。
「この辺でええやろ」
柳原は土田に話し掛けた。
「ああ。じゃあ俺は茂みに隠れておくよ。」
この時の2人の行動が、後の生死を分けることになる・・・・・・
あ、ごめんなさい。
「2」のほうに書くつもりが・・・
age.
HIMANANODE KAKIKOSITYAUYON
817 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/23 15:23
age
818 :
nanasi:02/01/27 18:10
age
819 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
あげてみた。