話が素晴らしいオススメ少女漫画♪

大人になって初めて通して読んでスゴイ！と思った少女漫画。
「ベルサイユのばら」池田理代子　全５巻　集英社文庫
「白いトロイカ」「星のたてごと」水野英子　ともに全２巻　講談社文庫
「ブロードウェイの星」水野英子　全２巻　双葉文庫
どれも比較的短い中に凝縮された面白さで、とても３０−４０年前の作品とは
思えません。特にびっくりしたのは水野英子作品。絵柄やコマ割りがあまりにも
自分の慣れ親しんでいた少女漫画とは程遠いので（手塚治虫作品のような感じ）
今まで敬遠していましたが、ストーリー展開がめまぐるしく、とても２巻（しかも
薄い）しかないとは思えないほど。最近の作家だったら倍のページ数があっても
書ききれるかどうか・・・。
内容については「ベルばら」はガイシュツ。「白いトロイカ」は農奴解放前の
ロシアで歌手を目指す娘の話、「星のたてごと」は「ニーベルングの指輪」を
モチーフにしたファンタジー、「ブロードウェイの星」は女優のサクセスストー
リーに人種問題をからめてあります。

それから、清水玲子作品では私は単行本１冊に納まる程度の中篇がよいと
思っていますが、「２２ＸＸ」以外にあまり出てこないのがカナシイ。
実はＳＦとしてのオリジナリティが足りないのかも？と思いつつ「２２ＸＸ」の
他に２つオススメを挙げておきます。「パピヨン」と「ＭＡＧＩＣ」です。
「パピヨン」はある星の王位継承権にかかわるゴタゴタの話。主人公の王子の
従者の特異な生態に度肝を抜いた作品。
「ＭＡＧＩＣ」は主人公の昔の彼女の忘れ形見がとある星で発見されたが、その
星には秘密があり・・・という話。

５ヶ月ぶりぐらいに来たんだけど、まだあったこのスレ・・・すばらし〜

「僕の胸も熱くなる」渡辺多恵子
希望・期待を抱かずに生きるのがモットーの男の子が、ユニークな教授に
導かれて、日々の胸の鼓動を蘇らせる話。

通して読んだけど、CCさくらやフルバ、カレカノが好きな>>1は
あまり話が素晴らしい少女漫画を読むタイプではなさそうだ……
カツオ氏はキャラが立ってて軽く萌えな漫画が好き？

少女漫画特有の叙情性とか、こまかい感情の揺れとかは求めてないのかな
ジャパネスクもGWも天使なんかじゃないも話はフツーって感想で済ませてるし。

ははは、いいとこついてるね＞７１３

そんな評価の１さんにはぜひ
吉村明美の「薔薇のために」をそうぞ。文庫が小学館から出ています。

あまり知る人のいなさそうな短編、でもストーリー完成度高かったもの。

那須雪絵「雪女」
　・・・この人は短編の方がセンスが良いような。
　　　　初読のときラストにびっくりしてやがて哀しき。

遠藤淑子「だからパパには敵わない」
　・・・連続短編集ということで。イタリアでフランス料理を修行した
　　　　アメリカ人のパパと純日本人の反抗期まっさかり乱暴娘のお話。
　　　　遠藤淑子はたいてい好きだけど、爆笑＆ほろりが良いでき。

篠原千絵「三人目が消えた」「逃亡特急」？？題名怪しい。
　・・・長編も読みますが、この人の短編はサスペンスながら
　　　　本気で騙されてびっくらします。後味も悪くないし。

山口美由紀「オルゴールガーデン」
　・・・うんと昔だな、こりゃ。でも彼女の良さがすれずにきれい。

今市子「僕は旅に出る」
　・・・「世にも不思議な物語」でドラマ化されてました。
　　　　「百鬼夜行抄」は当たり外れが大きいけど、
　　　　「見知らぬ花嫁」が一番良かった。

波津彩子「雨柳堂夢咄」
　・・・これもむら多すぎ。良いものはよいけど。
　　　　でも読み返すたびに泣いてしょうがないのは「太郎丸」と「朝顔写し」

ゴメン、改行多すぎました。

あげ。

>>713
『あまり話が素晴らしい少女漫画を読むタイプではなさそうだ……』というより、
少女漫画自体ほとんど読んだことがないのです。
なもんで、後学のために（？）、
自分が耳にする近年の有名どころ少女漫画のみを読んでいた……、
そしてこのスレを立てたというわけです。

それらは表に出てくるだけあって、自分の中でも相応の評価はありました。
メジャーなものだからといって苛評を出す趣味もないので。


> 少女漫画特有の叙情性とか、こまかい感情の揺れとかは求めてないのかな
そのあたりも求めたいところではありますけれども、
全体を通した完成度を重視したいと思っています。つまりはお話。
萌えに関しては、あくまでもスパイシーなもので収まっていれば歓迎です。

ジャパネスク（>>607）は悪い評価はしていませんが……。
天使なんかじゃない（>>678）は、正直、
『叙情性とか、こまかい感情の揺れ』は感じられませんでした（GWも）。
泣いているシーンばかりが目に付いた上、話全体を見ても普通の学園物。
良いところは、読みやすいところでした。

客観的な視点をもちつつも、自分の素直な感想を短くまとめたつもりだったのですが、
自分でこんなスレを立てておいて、マイナス面が目立つ感想を挙げるのは意味不明なので、
オススメできるものを読んだときのみ感想を書きますね……。


長文スミマセン……。

＞708
>>しかし、なんでいまいちマイナーなんだ・・・。掲載誌（故ぶ〜け）がマイナーだったからか。

遅レスでなんだが、イティハーサ好きの読者は２ＣＨにくるタイプ少ない
だけなんじゃない？
１５０万部くらい売れてるはずだから、そんなにマイナーじゃないと思うけど。
通な人は読んでるよ。
そりゃ初版で１０００万とかのメガヒットじゃないけどさ。
なんて、クールな言い方してるけど、これでもイティファンです。
（ちなみにおれは男だよ）

天ないはカツオ氏の評価の方が正しいような。

長岡良子の大正叙情ロマンシリーズ別名修一郎＆薫シリーズが
おすすめです！修一郎が１４歳の時から始まって、二十歳前後に
なるまで続いています。前半は、修一郎（と薫）の少年時代が
描かれていて、後半は二人が少年時代から青年時代を迎えるまでの
過渡期が丁寧に描かれているのですが、悔しいことに、雑誌が
廃刊して未完になっています。でも、一話一話の完成度がすごく
高いので、未完だから敬遠するのは勿体無い。
時代背景が入念に描かれていて、キャラクターが本当にその時代に
生きていたかのようです。大正モノが好きな人には本当におすすめ！

お兄ちゃん！

「花咲ける青少年」
OZの作者と同じ（樹なつみ）。OZの次にこの人の中でちゃんと出来てる作品だと思う
ストーリーは・・・書きにく！後のほうになってくにつれてドンドン政治色が濃くなってく（笑）
ちょっと感動、ｽｹｰﾙでかめです。文庫も出たばっかだしオススメ。

ｽｹｰﾙデカイちょっとSF入ったものでは
「月の子」、同じ作者の「MAGIC」っていう一冊完結の奴もｲｲ！
清水玲子ってSF系うまいのに、かぐや姫は作者がラストも決めてないらしく迷走状態（最初は良かったのに）・・・。

あとかなり上のほうに出てたけど（しかも少女漫画じゃないけど）
「寄生獣」もオススメ。色々考えさせられます。

セーラームーンは????
ありゃ特殊か････
子供の女の子むけのはずが、大人の男向けになっていたし････

蛍ﾁｬﾝ、かわいいなぁ(´▽｀ノ~

・「少女まんがっていいな･･･」と思わせる良作
　「ときめきトゥナイト」　池野恋
　「観葉少女」　川原由美子
　「ディアマイン」　高尾滋
　「赤ちゃんと僕」　羅川まりも
　
・読んだ時衝撃を受けた作品
　「BANANAFISH」　吉田秋生
　「OZ」　樹なつみ
　「TOMOI」　秋里和国

・とにかく面白いと思う作品
　「月の子」　清水玲子
　「ルナティック雑技団」　岡田あーみん
　「花咲ける青少年」　樹なつみ　　
　「レピッシュ！」　ひうらさとる
　
ｶﾞｲｼｭﾂばかりの上にたくさんあってｽﾏｿ。　
あとは谷川史子とか川口まどかのﾏﾝｶﾞもいいと思います。

私も「チープスリル」読んでみよう･･･。

>726
かなり同じ漫画を読んでる（w
私はこの他に
「惣領冬実」「くらもちふさこ」「聖千秋」が好き。
漫画の趣味が被っているようなので
「チープスリル」は気に入ってくれるんじゃないかな？

>702
まとめて4巻買ったよ。
良かった。
歳の差カップルの話ってあんまりイイ作品にめぐり合えなかったから、
これはいける。
シンクミの信者に読んで欲しいよ。

ももち麗子の問題提起ｼﾘｰｽﾞの「あした」はよかた。

麗子で思い出した。｢白鳥麗子でございます！｣もおもしろいよ。
男の人が読んでも爆笑まちがいなし。

>727
今日「チープスリル」買ってきた。まだ読んでないけど。
でも２巻だけなくて･･･残念。

あと、昔夢中で読んだのは（これもｶﾞｲｼｭﾂだが）
市東亮子の「やじきた学園道中記」だな。
軽快さがｲｲ！

あげてみる。

すごく息の長いスレだねぇ
保全あげついでにちょっと書こう。

◆「山田太郎ものがたり」森永あい　あすかコミックス
12〜13冊くらいで完結してます。

お花畑系両親に生まれた長男太郎は眉目秀麗＆非の打ち所なし。
しかし、貧乏が彼を悩ませている。
そんな彼の日常は、本人が辛いほど笑えてしまいます。

◆「秘密〜トップシークレット」清水玲子　白泉社ジェッツコミックス

近未来、新鮮な脳細胞から視覚だけをヴィジュアル化することが
できるようになった。
死者から引き出される真実が主なストーリーで１話完結タイプ。
この作家、絵には定評がありましたが、
100頁くらいなら無駄なくテンポも良く、
構成もかなり上手いと個人的に思いました。

＞733
けちをつけるわけじゃないけど、清水玲子の「秘密」の核になっている
ーー新鮮な脳細胞から視覚だけをヴィジュアル化することが
できるようになった。ーー
ってアイディア、映画で見たことあるんだよなぁ。
映画のタイトル忘れたけど。どうして誰もつっこまないんだろう……と
つねづね不思議に思ってみたりしています。マイナーな映画だったからか。

過去ログで誰かが南Q太を挙げていたので、２冊みつけて買ってみた。
その内１冊はもろにエロ本だった。
もう１冊はエロまではいかずとも、Hシーンがやたらと目立った。
いったいどのタイトルが素晴らしい話なのか、作者名だけでなく
タイトルも書いてくれるとかなり嬉しい。
古本屋購入だったから半額程度で済んだけど、激しくウチュだよ〜。
かなり調べなかった私も悪いが、女にエロ本買わせない程度の優しさも
考えてちょ。

まさか花見沢Ｑ太郎と間違えてた、ってオチじゃないですよね？

＞736
いや、南Q太だよ。
それとも、花見沢Q太郎というのは、南Q太のエロ用ペンネームなのかな？

赤の他人だけど似たようなPNなので混同してる香具師をよく見かける＜南Ｑ太と花見沢Ｑ太郎

激しく既出だったので「BASARA」を買いました。
テンポがとっても良く、良過ぎて日本がめちゃ狭く感じるほど。
ストーリーは面白かったです。
多少の無理はあっても、楽しめる内容でした。
題名は知ってましたし、売れてるのもわかってたけど
ここに何度も出ていなかったら絵で敬遠したままでした。
書いてくれた人、感謝。

SF好きなら明智抄！でしょう。
花とゆめコミック「サンプルキティ」→「砂漠に吹く嵐」→eyesコミック「死神の惑星」
の、一連のシリーズはお薦め（現在進行中。完結はいつになるやら）
あらすじは、深すぎ・複雑すぎで私の能力では説明しづらい・・・
ので、こちらを参照下さい。
ttp://www.linkclub.or.jp/~layla/akechi/

『イティハーサ』読んではまった！
いままでは「BASARA」一筋だったけど、イティハーサの方がぴたっと
はまってしまった。ごめん、田村先生。いや、今も 「BASARA」好きなんだけど。
自分がちょっと大人になったからか、イティハーサの深さに参った、心底参った。
はまり度は個人差ありそうだけど、普通に読んでもおもしろいと思う。
こういう話だよ・・・って説明できないのがはがゆい。ううっ。
機会があったら読んでみて下さい。読まずに死ぬなって、言いたいっす。

長編ならば、
『ガラスの仮面』（美内すずえ）

短編ならば
『イグアナの娘』（萩尾望都）←これは読んで損なしです。
　　　　　　　　　　　　　　　萩尾先生の短編は映画のようです。

個人的には、逢坂みえこ先生が好きなのですが・・。

「日出処の天子」山岸涼子
　　　これはすごい！かなりおすすめ。聖徳太子をかなり
　　大胆な設定で描いてます。散々ガイシュツですが。
「ガラスの仮面」
　　　一度読んだら、面白くてやめられない。とにかく読んで
　　欲しい。絵がどうの、などといわずに。
「フィーメンニンは謳う」
　　　ファンタジーもの。これぞ、少女漫画、かも。今、絶版
　　なので古本屋で探してみてください。
「シルバー」
　　　これは、少女漫画っていったらダメ？でもおもしろいよ？

いくえみ綾先生のもの。
すべてよし。
ほんとうに、切ない。
こころの奥がキュッとなる。
あとは矢沢あい。
絵がすばらしぃー。

＞737
南Ｑ太はもともと青年誌出身でエロっぽいの書いてたから、それを買ったのでは？
少女漫画っぽいのがお好きならば「夢の温度」とかがいいかも。
Ｑ太漫画は当たり外れが多い気がするけど、いいのは本当にいいですよ。
あとは「さよならみどりちゃん」も結構おすすめ。

という私はＱ太も好きだが、くらもちふさこを推します！！
古くは「おしゃべり階段」「いつもポケットにショパン」だし、
「チープスリル」はもちろん、最近は「天然コケッコー」とか。
大御所でも、ひとところにとどまっていないところがすごいなあといつも思う。

このスレが立ってからちょうど1年が経ちましたヽ(´ー｀)ノ
>>7で薦められた物が古本屋で手に入れることが難しかったため、
Amazon.co.jpにて文庫版を購入しました。


『チープスリル』（くらもちふさこ　集英社　全3巻　文庫版全2巻）読みました。

ラブコメチック・オトメチック・ドラマチックストーリーと
三人の少女たちがかわりばんこに登場する三連立方程式のラブストーリー。
それらは最後に一つの解へ辿り着きます……。

えっと、↑まとめ辛かったので「くらもちふさこ談」をそのまま抜粋して一言添えました。
感想ですが、登場キャラに派手な設定はないものの、絶妙におかしな性格で興味を惹かれます。
お話は、基本的にオムニバスで、それぞれに伏線、伏線……と入れていくことによって、
全体がまとまるようになっていました。
各話は、大人しくて繊細で、普通にお話として楽しめます。年の功が必要かな？

そしてチープスリル最大の見所は、張り巡らされた伏線が、
綺麗にまとまっていくところにあると思います。
伏線となる登場キャラの役割分担がごく自然で、すごく巧いです。


『チープスリル』は読んでおいて損はないかと思いました。
匠の技ですね。

カツオさん、これをきっかけにくらもち作品の全読をおすすめします。
いろはにこんぺいと、おしゃべり階段、いつもポケットにショパン、東京のカサノバ
海の天辺等々ブクオフの文庫コーナーにはあると思います。
派手ではありませんが読後は爽快な気分になれます。

ちいにいちゃんはよかった

渡辺多恵子さんの漫画は他にも「ファミリー」が出てましたけど、
「麒麟館グラフティ」は出ましたか？
過去ログは流し読みしたんだけど、見逃してるかな。
めっちゃ好きでした。

誰も触れないので…

谷地恵美子「サバス・カフェ」
何度も読み直してます。主人公大が自分を見つけるまでの話。
雰囲気とか、繊細さとか、とにかく大好きな話です。
他の作品も読みましたが、やっぱりこれが１番好き。

ｵｰﾏｲﾀﾞｰﾘﾝです。教師と生徒が内緒で結婚してて妊娠しちゃって・・・みたいな。
ほんとに切ないし感動しますよ!!!ちょーおすすめです！

原ちえこ　「風のソナタ」
古き良き映画のような感じ。　ガイシュツだったらスマソ。
内容は…ちょっとネタバレになるので、読みたい人だけどうぞ↓



絵は古いと思うが、なかなかよく出来た話。
内容を簡単に話すと、田舎に貴族の姉妹が母親と一緒に住んでるんだけど、
そのピアノ好きの姉が主人公。
家が没落することになってしまい、家の生計を立てる為、
ピアノ教師になる。
絵描き志望のボーイフレンドが都会に出ようと彼女を誘うが、
家を捨てられない主人公は泣く泣く断る。。
しかしやはり、旅立つボーイフレンドを駅まで追いかけるのだが、
なんと、妹が実は彼を好きで、彼の旅立つ列車に飛び乗ってしまうのだった！
ってトコロがさわりです。

ガラスの仮面
ただし、二人の王女の所まで・・・。

諏訪緑の諸葛孔明
テーマがテーマだけに重くなりがちなところを
うまく少女漫画向けにできてていいｖ

萩尾さんを読んで・・・。

久しぶりにのぞいてみたら・・・まだ続いてる・・・このスレ(ｗ

ageておきます

長谷川潤の「うさぎ・すぷりんぐ」
読み切りです。

漫画に全く興味が無かったのですが、薦められて、イティハーサを読み、漫画を読み始めるようになりました。

>743
「シルバー」に一票。
大人向け少女漫画といったところでしょうが、原作をうまく作り変えて、
原作以上にしていることと、表紙カラーのきれいさがすばらしい。