1 :
先生:
歴史的な事件、有名な小説をマンガ化した、
おすすめ作品ってありますか?
当方、高校の教師です。
今まで生徒に
・あさきゆめみし
・天上の虹
を読ませたら、好評でした。
自分が知ってるのは、これだけなので
他に優れた作品があれば教えてください。
(あまりにエロ・グロな作品は除く)
2 :
山岸涼子の日出処天子を:2001/06/18(月) 13:31
健全な青少年に読ませたらさすがにまずいよなあ…
(しかし私は小学4年生で読んでたけど)
3 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 14:31
>>1 >歴史的な事件、有名な小説をマンガ化した、
世界史もいいですか?
定番物なので今更紹介するのもおこがましいのですが
青池保子「アルカサル」
レコンキスタと大航海時代の間くらいの時代の中世スペインの物語。
絵も話も躍動していて大迫力。男子にも向きます。
神坂智子「T.E.ロレンス」
アラビアのロレンスの伝記。内容も非常に深く考えさせられる漫画ですが、
西アジアの第一次大戦〜現代史の流れがバッチリ頭に納まり
世界史のテスト対策になるのが何より(笑)
森川久美「南京路に花吹雪」
第二次世界大戦直前の中国が舞台。詩情溢れる絵とハードボイルドなストーリー、
若干の遊び心(登場人物の名前の付け方とかマニアックで……)のブレンドが実に
楽しい作品です。
でももしーかしたらちょっと"らいと・ういんぐ"ととる人もいる、かも
しれません。
この方面の大御所池田理代子氏の諸作品にも勿論世界史の勉強になる作品が
多々です。
河相益己氏も歴史に題材を取った作品を多く書いていますが「エロ・グロ」
多すぎなので……失格かな……。
4 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/06/18(月) 18:10
フィクションだけど、
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」。
戦時中の日本の病んだ風景がよくわかります。
あと、ナチスドイツ問題も絡んでいます。
戦前は、普通の健全だった少年達が
周りに感化されて、ナチスの殺人マシーンに変わっていく描写など
戦争の恐ろしさを教えてくれる作品です。
人が結構死にますが、エロ・グロな描写はありません。
5 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 18:19
山岸リョウコの「負の○○」←ぜんぜん思い出せない
津山30人殺しを題材に、なぜそんな大量殺戮が起こったかを
じっくり読ませてくれます。
ところで、短時間の大量虐殺として、個人部門で世界1だそうで、
ギネスブックにも載ってるそうですね。
6 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 18:20
>>4 アドルフが夢精したりレイプしたりしますよ。
ユダ豚を撃ち殺すシーンとか日本人の少年が親父に頭撃たれたりもしますよ。
7 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 18:35
池田理代子のベルサイユのバラ
めちゃめちゃフィクションだけど
マリーアントワネットの無邪気な傍若無人ぶりが
堪能できます。
「パンがないのなら、ケーキを食べればよろしいのに!」
8 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:13
長岡良子さんの古代幻想シリーズ(飛鳥ー奈良あたり)
幻想とは銘打ってますが歴史上の人物びしばしでてきます。
後、大正ものの’シリーズの中で白虹事件あつかったものもあります。
エジプトのシリーズも結構歴史上の人物でてきますよ。
詳しく知りたいときは同じ板の長岡良子スレ読んでみてください。
以外と学校では詳しくやらない大正−昭和の流れを見るなら
市川ジュンの「陽の末裔」。これはおもしろい!
まだあるのだが、止まらなくなりそうなので一端お休み!
9 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:19
>「パンがないのなら、ケーキを食べればよろしいのに!」
これって当時
「食べ物の価格が高沸したときにはケーキを同じ価格で売らなくてはいけない」
っていう法律があったからってどこかで聞いたけど。
庶民が飢えないように、という。
同じ値段でケーキ売れるくらいなら
パン屋はパン売るだろーと思うけどねえ。
10 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:26
>>9 初めて聞いた!
ちゃんと意味があって言ってたんだ。
11 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:32
>>9 ベルバラでそのへんの時代背景をちゃんと描写してくれないと
高校生からみたアントワネットタンはただのワガママさんに
なっちゃうね。
>>7 それ以前にそれアントワネットが言った言葉じゃないです。
1の先生はこれを鵜呑みにしないでね。
13 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:43
坂本竜馬ですが、何か?
14 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 19:46
エルメスへの道
中国史がめっちゃ苦手だったんだけど、
三国史モノとか読んでたら少しは頭に入ったのかしらん。
17 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 20:06
中国の歴史(三国志、項羽と劉邦、とか心官とか・・・)に
惹かれるんだけど
いいマンガあるかなあ?絵が美しかったらなおよろし。
18 :
16:2001/06/18(月) 20:11
三国史って、思いっきり字間違ってるし。
今でも苦手だ・・・(汗
>>17 蒼天航路って人気あるし、私も訳わかんないなりに楽しめちゃってたりするけど、
絵は好き嫌い分かれそう。
>>1 本当に教師なら、自分で調べたら?
本屋に行ったらいくらでも見つかるでしょうよ。
その中から、どの程度史実に忠実か、資料をよく使い込んであるかを判断するのはあなた。
うけうりで授業されてもそこの生徒かわいそうだね。
20 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 20:29
いいじゃないですか。
最近の本屋はマンガにビニールかけてるところも多いですし。
あさゆめみしとか天上の虹とかってことはまず歴史とかに
興味を持たせようって感じで、マンガ読んで受け売りで
授業しようって書き方じゃないじゃないですか。
わたしゃ生徒に一生懸命教えようとしているようで好感もてますよ。
教師なら、って変なのー
19は一方向からしか物事を見れない痛い人ダネ
>20
そうそう。だって教師ってプリント作るだけでも
もう時間的に精一杯なんです。採点もあるので。
それを考えると、教えてちゃんで申し訳ないのですが
非常に助かりますよ、こういうところは。
(忌憚のないご意見ですしね。)
私は非常勤なんです。しかも専門分野だけだからまだラク。
実際最近の子は活字が読めないし、逆に読まないからせめて
マンガにして少しでも興味を持って欲しいところですね。
1さん、お互いがんばりましょう。
日本史=永井路子、世界史=マンガで乗り切った現役時代(w
23 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 20:41
受験対策になるのは「あさき〜」ぐらいじゃないですか?
ただ、学校の授業や教師の役目なんて
結局どれだけ生徒に学ぶおもしろさを教えるか、だと思います
漫画はあくまでもフィクションだし
だから受験対策にはならなくても
歴史や史実を扱った漫画を読むことで
生徒がそれに関連する分野に興味を持てば
あとは自分で勉強していくでしょう?
なんて素敵にジャパネスクが好きで
古典だけはがんばったとかっていう思い出ないですか?
1さんが言ってるのはそういう意味だと思いますよ
友達がジャパネスクとかあさきゆめみしとかすきで
ゼミもそれとってたよ。
25 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 20:44
>>17 諏訪緑、お勧めです。
三国志⇒『諸葛孔明 時の地平線』
項羽と劉邦⇒『紀信』
でも、やはり一番面白いのは『玄奘西域記』です。
これは歴史の知識が凄いマニアックで勉強になります。
いや、マニアック過ぎて高校程度の授業の役には立ちません。
素朴でノスタルジックな絵に関しては好みじゃない人もいるかも…。
26 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 21:15
森川久美さん
「南京路に花吹雪」「上海1945」←二時大戦を日中関係メインで
「エリザベート」←19世紀後半のオーストリア中心(専門の先生ならおわかりか、王妃様ですね)
「イスタンブル物語」←近代トルコ独立直前の若者達の話、ケマル・パシャも出てきます
青年誌ですが原哲夫さん
「蒼天の拳」←清最後の皇帝、溥儀さんが出てきます。
冗談です。北斗の拳の悪役っぽい扱いで笑っちゃいます。
漫画じゃないけど
「LOVE SONGS」「(忘)」「SONGS OF LIFE」シリーズ三冊
←万葉集を現代に訳して今時のわかもん達の写真集っぽくした物
女子高生なんかにはいいかな?
27 :
戦前なら:2001/06/18(月) 21:31
溥儀はラストで「漢(おとこ)」になったよ。
カッコ良かった。
28 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 21:34
>>6 でも私、「アドルフに告ぐ」小学校の時に読んだわー。
学級文庫にあったから。「漂流教室」とかもあったな……。
29 :
花と名無しさん:2001/06/18(月) 22:38
高校時代、
あさきゆめみし のおかげで、古典にすごく興味を持てました。
徒歩=かち とか 直衣=のうし とか 更衣や春宮とか
古典単語は楽勝になったし、
円地文子さんの現代訳を読んだり、
京都や宇治を旅行したり。
マンガは文化だ。
30 :
17:2001/06/18(月) 22:41
>>25 ありがとうございます。
ブックオフ行って諏訪緑さん、探します!
19。
あらあら…私も教育実習やったし(しかも中学・高校を同時に。人の倍は忙しかった)
多少は教師の多忙さを知ってるつもり。(もちろん実習と本職とを一緒にしてるわけではない)
だからこそかいたんだけどね。
ネットにつないで2ちゃんに来てるより、学校帰りにでも本屋によったほうが
早いと思うよ。
このスレ自体はおもしろいと思うけど、1にちょっと疑問があったので。
あと、漫画から興味を持つのはいいことだけど、それに終わらずそこを入り口にして
自分で調べていけるような子が一人でもいてくれたらいいなとは思う。
じゃ、さようなら。
漫画板か歴史板のほうがよかったんじゃ・・・
34 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 14:40
19のような教師には習いたくない
35 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 15:13
>>34 激しく同意。教師どころか、まわりにいて欲しくないタイプ。
36 :
名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/06/24(日) 15:27
碧也ぴんく『八犬伝』
38 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 15:37
「おーい!竜馬」・・少女マンガじゃないな
逝って来ます。でも幕末にこれで興味持って
あれこれ調べたよ。
>>32 1の先生もそこから興味を持ってくれたらと思って
るんじゃないかと。
39 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 16:27
このスレのタイトル見て諏訪緑を勧めよーと思ったら
もう勧めてる人いて嬉しいやらちょっと悔しいやら。
この人の漫画はいいよねー。
しかし玄奨西域記の文庫どこの本屋でも少年漫画の棚にあるのはこれいかに
40 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 17:30
>>37 そんなピーターラビットで教育したら、ものすごい子に育っちゃうよう(笑)
41 :
花と名無しさん:2001/06/24(日) 21:41
>>39 玄奘西域記…少年漫画の棚にあるどころか、吉祥寺辺りの
本屋には文庫売ってないです。
友達はこれ読んで大学シルクロード史取りました…。
歴史もので面白いのってこれと「日出処の天子」ぐらいかなあ…。
(処天は若干エロいですかね?)べたでごめんなさい。
でも、この辺読んで、大学のレポートで良い点とれたって話も
聞いたことありますね。
「はいからさんが通る」を読んでたから、第一次大戦時の
時代背景がイメージできて覚えやすかったと言ってた子がいたよ。
私は未読〜sage
>>32 そうかそうか、中高の実習を同時にやって大変だったね。
でも本屋に行くよりここ見た方が早いと思うよ。
人から聞いて早く入手出来る情報なら聞いたほうがいいじゃない。
それで空いた時間を生徒指導とか交流のほうに活かした方がいいんじゃない?
っつーわけで惜しみなく情報提供したいところだが、やはり
「処天」「ベルバラ」「長岡良子の歴史物シリーズ」に集約されてしまう…
少女マンガではないけど、(歴史のマンガ化というのでもないけど)
諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズは記紀に興味をもつきっかけになりました。
>>32 あまりまじめに考え過ぎないようにね。
>>43も言っているけど、調べ物は詳しい人に聞くのが一番早いよ。
特に、しゃべりたがりの人を見つければ、双方お得。
教師に限らず、仕事は楽しんでできればそれに越したことは無いしね。
て、なんか知っているものは出尽くされてる…。
横山光輝の三国志も、それなりに楽しく読めました。
絵は綺麗なものじゃないけど読みにくくは無いです。
長いのが欠点かな…確か50巻以上あるので。
小学校の図書館に、日本史の偉人をシリーズ化した漫画があって好きだったなあ。
日本史はアレと大河ドラマの影響が大きいです。
45 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 03:02
>>5 「負の暗示」
秋田文庫「神かくし」に収録されています。
津山30人殺しの話ですよね。
あの時代の性って、あんな開放的だったのでしょうか???
46 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 03:51
教育学部はこんなところでしかほえられないわけね(藁
47 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 04:06
ガキの頃、親父が「歴史の勉強になるから」って「ファラオの墓」を
買ってくれたんだけど、史実じゃないやんけ>アホ親父。
ヤクザにヤクザと間違われる面の親父がどんな面して買ったんじゃ。
買ったとき娘の私は同行してませーん。しかも自分で読んでから渡したらしい。
ちゃんと役に立ちそうなのは山岸凉子の「ツタンカーメン」(「封印」)かな。
スレタイトルには有名な小説の漫画化ともあるので、萩尾望都の
「ウは宇宙船のウ」とかもアリですか?
有名な小説ってのは、三国志演義や源氏物語のような古典フィクションものではないかと、
萩尾望都のそれって、確かブラッドベリか誰かのSFじゃなかったかな?
49 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 04:43
皇なつきさんの「始皇帝暗殺」。
でてないみたいなので、日本の鎌倉時代〜足利時代だったら
湯口聖子さんの「夢語りシリーズ」秋田書店ボニータコミックス
政治的な描写は甘甘で、登場人物たちは悪者なしの少女マンガ
なのですが……まぁそこがいいところでもあるし、武士階級の台頭
という時代背景はしっかり描かれているので女の子むけの歴史マンガ
入門編としていかがかな?
51 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 05:20
池田理代子『ベルサイユの薔薇』
大和和紀『はいからさんが通る』
川原泉『バビロンまで何マイル?』
他には。。。
『日出る処の天子』
『アドルフに告ぐ』
『三国志』
『王家の紋章』
かな。勉強で疲れた頭には
漫画みたいな娯楽で休養させないとね。
52 :
花と名無しさん:2001/06/28(木) 05:38
>>45 大戦後くらいまでだったら、田舎は
夜這いの風習があるくらい性は解放的でしたよ〜
山村は人口が少ないから・・・
53 :
45:2001/06/30(土) 04:24
>>52 驚きだ・・・。人口が少ないからこそ、人目を気にするんぢゃないか
と私なんぞは、思ってしまう。うらやましい習慣だ・・・(おい?)
何故、戦後はその風習がなくなってしまったのでしょうか??
でも、「負の暗示」の描かれている内容は、ほぼ事実に沿っていて、
とっても怖い。
数年前まで、単独による、短時間大量殺人のギネス記録だったんらし
いから。
>>53 人目気にするから夜這いなんだYO!
暗黙の了解ってやつさ。
55 :
花と名無しさん:2001/06/30(土) 11:38
「おーい、竜馬」と
「るろうに剣心」と
「あさぎ色の伝説」を読んで
そのまま信じると歴史が大誤解(笑)
>>7 >>9-12
>「パンがないのなら、ケーキを食べればよろしいのに!」
これの元のセリフを行ったのはの晋の恵帝だそうです。晋書に
記述があるそうです。
「米がないなら肉を食べればいいのに」
http://mentai.2ch.net/whis/kako/963/963590897.html 高校あたりだと三国志・戦国好きの人がクラスに数人はいると思うので、
中には知っている人もいるのではないでしょうか。
実は中学の頃、私も社会科の先生から上記の言葉をマリー・アントワネットの言葉
として説明されました。
あんちょこに頼るのではなく、自分で調べることも必要なのかもしれませんね。
57 :
花と名無しさん:2001/06/30(土) 13:06
木原敏江さんの歌舞伎もので、桜姫東文章と鳴神があったと思います。
漫画のタイトルは…、ごめんなさい、忘れました。
どなたかフォローお願いします。
58 :
花の名の姫君:2001/06/30(土) 13:41
でし。
59 :
花と名無しさん:2001/06/30(土) 14:10
>>57 「桜姫東文章」は「花の名の姫君」
「鳴神」は「私が嫌いなお姐様」(加賀見山旧錦絵)に、
短編として収録されていたかと思います。
60 :
花と名無しさん:2001/07/05(木) 16:14
「おーい、竜馬」と
「るろうに剣心」と
「あさぎ色の伝説」と
「風光る」と
「天までとどけ」を読んで
「御法度」を観て
そのまま信じると歴史が大誤解(笑)
61 :
花と名無しさん:2001/07/05(木) 16:20
あさき〜と同じく大和和紀で
「天の果て地の限り」
大化の改新のお話ですね。中大兄皇子と額田王のお話です。
小学生の頃読んで結構うっとりした。
あと、やたら世界史の人物が登場する、というだけなら
青池保子の「イブの息子たち」(ワラ)
62 :
花と名無しさん:2001/07/05(木) 16:30
友だちの親は夜這いでカップルになって結婚したそうだ。
63 :
花と名無しさん:2001/07/05(木) 16:30
>>26 森川久美なら
「花の都に捧げる」←イタリア・ルネサンス(ロレンツォ・デ・メディチとジロラモ・サヴォナローラ)
も入れて欲しい…
うちの高校の図書室には、「日出る処の天子」全巻そろってたな。
やっぱ、あれで勉強しろってことかな。
>>35 大丈夫、あなたのような人のまわりには誰もいないでしょ?
66 :
花と名無しさん:2001/07/09(月) 02:03
なんか意地の悪いレスがラストになってるのもナンなので・・・(藁
完結してないけど(する見込みもないけど)
山本鈴美香の「7つの黄金郷」(エルドラド)なんてどうですかね?
絵の豪華絢爛さがその時代に興味持たせるきっかけになれば。
67 :
26:2001/07/09(月) 04:04
≫63
確かに!歴史物多くて忘れてました〜
私は歴史詳しくないけどアウトラインをしっかりなぞってるらしいですね
んじゃ森川久美もうひとつ、
「信長 キング オブ ジパング」も挙げとこう。
中学校の図書館には「はだしのゲン」がありました。
ぼろぼろでした。唯一のマンガだったからだろうけど…
加藤知子「天上の愛地上の恋」
オーストリア ハプスブルグ家 19世紀末期
主人公ルドルフ皇太子(マイヤリンク事件の)
やおいあるし、学生さんの勉強用には向かないでしょうが、
当時のヨーロッパの国際関係を意外なまでにしっかりフォローしています。
ドイツ、イギリス、イタリア王国、ロシア、バルカン半島情勢等。
68 :
花と名無しさん:2001/07/09(月) 09:58
なんか、古典と歴史がごっちゃになってるけど、1さんは国語教師?
歴史を学ばせたいか、文学の世界に触れるきっかけを作りたいかで、薦める作品が
かわってくると思うのですが。
69 :
花と名無しさん:2001/07/09(月) 13:49
>>61 大和和紀の「天の果て地の限り」って、まんま井上靖の額田女王」だよ。
セリフまでおなんじだった。どうして「原作:井上靖」って書いてないの?
っていうぐらい似てる。
70 :
61:2001/07/09(月) 13:55
>>69 そうなんだ。それは知らんかった。
って、消防の頃だからなあ、読んだの。
1さんのような人が先生なら、けっこう幸せだなあ。
やっぱり漫画の世界にハマると、その周辺の世界を自ら調べていくもの。
私も、「王家の紋章」「あさきゆめみし」「日出処の天子」「ベルサイユのバラ」などを読んで、世界史を学ぶのがほんとに楽しかった。
もし1が世界史の先生なら、「ラストエンペラー」とか「十戒」とか、映画を見せるのもいんじゃないかなあ。スレ違いだけど。
それにみんなも言ってるけど、本屋に行って自力で調べるより、今の時代
ここで聞いた方が早いし、確実だと思う。
自力だったら、ここまで集められないよ。これだけでもかなり網羅されてるもん。
>>68 >文学の世界に触れるきっかけを作りたい
こっちで良いんじゃない。
歴史はこうなのよ!とかって漫画をすすめて
漫画が史実だと思って恥かいたら可哀想じゃん。
フィクション・ノンフィクション関係なく
漫画で歴史や文学って面白い!って思ってもらえれば
儲けもん、くらいで良いと思うけど。
(青池先生や塩野先生のファンにたまに史実と信じている人いるけど
この方々は史実を忠実に書いているわけではないんだよー。
青池先生はご自分で広言してらっしゃる。
あくまで基本を押さえた上での逸脱だったり誇張だったりするのよー
先生方は歴史家では無いのだからそれが個性だったりするのに
全部史実と信じている人がいるから話がややこしく…)
横に逸れたスマソsage
73 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2001/07/11(水) 15:36
age
74 :
紫苑:2001/07/13(金) 21:15
神坂智子さんの「TEロレンス」もかなりお勧めなんだけどな。
スレないようだけど。くすん・・・・・。
75 :
花と名無しさん:2001/07/13(金) 21:34
河村恵理作品全般。
曽我氏や中大兄皇子が出てくる「明日香の皇女」も良いですが
色々な歴史有名人が出てくる短編集も面白いです。
あと、沈黙の艦隊を描いたかわぐちかいじの「ジパング」!
嫌煙しがちな近代戦史に興味が沸きます。
私もこれで「ミッドウェー海戦」の意味がやっと分かりました…w
76 :
花と名無しさん:2001/07/14(土) 06:31
私も「長岡良子作品(古代幻想ロマンシリーズ)」(ボニータ・コミックス)
に一票。藤原不比等や四兄弟が主人公の物語って他にあまりないかも。
かなり史実に沿ってるし。
他にも、当時の有名人が主人公の物語がたくさんあります。
77 :
花と名無しさん:2001/07/14(土) 06:44
かわぐてぃかいじ著のCOCOROはなんかの役に立つかな?
ダビンチじゃ歴史とは関わり薄いな
>>71 >1さんのような人が先生なら、けっこう幸せだなあ。
>それにみんなも言ってるけど、本屋に行って自力で調べるより、今の時代
>ここで聞いた方が早いし、確実だと思う。
でも1さんのような先生が、生徒には
「これからは暗記するだけでなく”考える力”が必要だから
人に安易に答えを聞くより、自分で調べることも大切。」
と説教してたりするのかも。
スレの内容自体は面白いとは思うし、
1が自分の職歴と動機を書かなきゃ
私ももっと素直にこのスレに参加したけどね。
スレ違いだからsage。
生徒たちも「考える力」を活かして、教えてくれる先生がたの
人間性まで判断できたらいいかもね。(この先生は表面的にしかものを
捉えていない。とか、ものすごく実生活の裏打ちがなされている、とか)
(センセはやりにくいぞ、おい。)
情報が氾濫している世の中だからこそ、上手に取捨選択して自分にとって
健全で有益なソースを取り入れるという作業も「考える力」に内包されて
いると思いますよ。
78さんは1さんに対してなんらかのコンプレックスを刺激されたようです。
>>79 >健全で有益なソースを取り入れるという作業も「考える力」に内包されて
>いると思いますよ。
そうですね。ここのスレから健全で有益なソースを
探せればいいですね。
とはいえ、このスレ、そんなに盛り上がってないから
結局自分で調べたほうが早くて確実とは思うけど。
>>79 もし1さんが79さんの言う
「"考える力"に内包されている、上手に取捨選択して自分にとって
健全で有益なソースを取り入れるという作業」ができる人なら、
googleとかで適当なキーワードを組み合わせて検索することぐらい造作もないのでは。
時間がなくて早く有益な情報を知りたいなら、なおのこと。
82 :
花と名無しさん:2001/07/17(火) 21:13
で、なにか興味が沸いたものありました?<1さん
盛り上がってないのは、とりあえず大体出尽くしたからでは?
84 :
花と名無しさん:2001/07/30(月) 00:27
だいぶ前だけど、
清原なつの「光の回廊」(『ぶーけ』)だったっけかは、
一応、奈良時代大仏建立のあたりがメイン。
藤原四兄弟の連帯感を示すためにバレエ踊ってたり、
オンザロックで長屋王がバブリーだったり(有名な長屋王邸木簡が根拠?)、
開眼供養の時の大仏のお顔が金パック状態(これは史実ってホント?)とか、
わらかしてくれるので、好きです。
最近、清原先生、芭蕉の漫画書いているっていう噂を聞いたのだけど、
どこに書いているのかしら?
単行本になっているんだったら欲しいよ〜。
あ、しっかり過去ログよめてなくてブッキングしてたら
どうぞお許しを。
85 :
花と名無しさん:2001/07/30(月) 16:27
木原敏江作品(『夢の碑』か)の中に上田秋成の「雨月物語」とか作品を原作にしてそうなのが
あったような。
勘違いかな〜。
ああ、気になり出すと気になるぅぅぅ。
86 :
名無しの心子知らず:2001/07/30(月) 16:40
>85
「花伝ツァ」だと思うよ。
私も先にマンガを読んだクチで後になってから原作を知って感激しました。
87 :
フィギュアスケートファン:2001/07/30(月) 17:34
>>85 「夢の碑」の中に「雨月物語」の「青頭巾」をモチーフにしたものがありましたね。
88 :
85:2001/07/30(月) 20:31
ああ。やっぱりあったのですね。よかった。
みなさまありがとうございます。
暑い夏の宵にはぴったりの作品だったような気がするから、
夏休みだし、お盆も近いし喫茶にでも行って読んでこようかな。
でも、漫画喫茶って、
冷房強すぎて私の軟弱な体には持たないの。(T_T)
はらまきプラスはるカイロ着用でいざゆかん、ってところかしら。
時に、弱冷房、あるいは、冷房なし(ついていない(^_^;))の
漫画喫茶ってあるのかしら。
おお、話がそれた。
89 :
花と名無しさん:2001/07/31(火) 00:08
私は消防時代の担任にベルバラを薦められたクチ。
史実どおりとはいわんでも、フランス革命があって、
身分差別があって、とかのおおよそのとこは理解した。
それからどう深めるか、は個人の問題かもね。
90 :
花と名無しさん:2001/08/01(水) 19:16
優良スレ。age
91 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 00:11
あげ
92 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 01:15
中国史なら、李稜、呉越燃ゆ、がおもしろかった
別に漫画としてのレベルが高いわけじゃないんだろうけど、
なかなか熱くてよかったよ。
93 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 02:04
倉田江美の「静粛に 天才只今勉強中」(タイトルうろ覚え)が好きです。
ロベスピエールとかナポレオンとか出てきます。
丁度、世界史でそのへんのところをやっていた時に読んだので楽しさ二倍。
でも、クセのある作品なので一般ウケするかどうかはわかりませんが。
マンガだけじゃなくって、映画や小説でも同じことがいえる思いますが、
歴史物と言われる作品って、どこまでが史実でどこまでが作者の創作なのか
それを探るのも楽しみのひとつだったりしますよね。
作品が気に入れば、自然と勉強しちゃえるもんです。
生徒にすすめるなら、歴史に興味を持つきっかけにしてもらう、
というくらいのスタンスでいいんじゃないでしょうか。
マンガはあくまでも漫画家の創作物。
史実に忠実なところに魅力があるわけじゃなくて、
作者の世界観に感動するところに面白さがあるものですしね。
94 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 02:16
>>84 清原センセの芭蕉の漫画は描きおろしで刊行予定って
なってた気がします。
清原センセ独特の世界のなかで芭蕉がどう表現されるのか楽しみ♪
95 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 02:32
上原きみこさんの「マリーベル」。フランス革命を舞台にしてるので
ややベルばらとかぶってますが、イギリスとの関わりや革命家達の
末路なども興味深いです。
よしながふみさんの「ジェラールとジャック」もフランス革命前後の
10年くらいがとてもわかりやすく描いてあるけど、これはボーイズ系・・・
面白いんですけど、学校にはお勧めできないかも。
96 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 04:10
『黒の李氷』シリーズは?
史実には程遠いけれど、中国もの好きになるにはいいかも
97 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 16:35
竹宮スレ読んで思いだした。
「紅にほふ」
昭和初期に満州移民していた人たちの生活と戦後の復興を
描いてます。
その時代、女性たちはこうっやって生きてきたんだな、ということが
じんわりわかる良品だと思います。
98 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 21:17
はだしのゲン
…ちょっと違うか。
99 :
花と名無しさん:2001/08/05(日) 23:50
波津彬子さんの「鏡花夢幻」。泉鏡花の三大戯曲「天守物語」
「夜叉ヶ池」「海神別荘」のコミック化で、一冊にまとまってます。
上質の日本情緒と美意識が味わえます。
100 :
花と名無しさん:2001/08/06(月) 15:27
竹宮惠子さんだったら、「まぼろしの旗」というのもあります。
四国祖谷地方の平家落人伝説を扱っています。
安徳帝が祖谷におちのびた事になっているので、教科書で教える史実とは
違うのですが、歴史に興味を持つきっかけにはなるでしょう。
あー、ありましたね
>>100 私持ってますけど、あれは懸賞でいただきました。
発売されてましたっけ? ふつうの書店で。
>>101 私は普通の書店で買いましたよ<まぼろしの旗。
でも、たしかに地味な作品だしコミックの在庫の入れ替わりって
激しいから今はあんまり売ってなかったりして。
103 :
花と名無しさん:2001/08/07(火) 12:25
あさきゆめみしはいいと思う。
104 :
花と名無しさん:2001/08/08(水) 23:56
>>94 おお〜、書き下ろしなんですか。豪華ですね。
楽しみ。
でもちょっと不安。
ちゃんと刊行されるまでがんばって待つわ〜。
そういえば、清原初期作品で
有間皇子をあつかったものがあったたはず。
「飛鳥○○?」みたいなタイトルだったような。
でも、今、入手可能なのだろうか。
105 :
花と名無しさん:2001/08/08(水) 23:59
「飛鳥昔語」です。
新刊での入手は不可能だと思います。
古本屋でも探してるんだが・・・・。
106 :
104:2001/08/09(木) 01:36
>>105 お早いレスありがとうございます。
清原作品は古本屋でも見かけること少ないですものね。
そうなると、国会図書館でコピーか…。
田舎者には辛い…。(T_T)
107 :
花と名無しさん:2001/08/10(金) 10:40
『ツタンカーメン』山岸凉子
実在の発掘家が主人公。「王家の紋章」読んでもエジプトに行きたいとは
思わなかったけど、これ読んだらちょっと行きたくなった。
108 :
花と名無しさん :2001/08/10(金) 11:34
私は神坂智子さんの「蒼のマハラジャ」をオススメします。
インド独立の時代が舞台です。確か角川書店から出てなかったかしら…。
あとは池田理代子さんの「女帝エカテリーナ」かなあ。
フランス革命前後のロシア帝国について書いてあります。
原作は同名の小説です。
私が大学受験の時はベルリンの壁が崩れた時ですので、世界史は東欧・ロシア
の問題ばかりでした。これを読んでおいて良かったと思いました。
109 :
花と名無しさん:2001/08/10(金) 12:06
秋里和国の「青のメソポタミア」。
古代メソポタミア文明が何処から来たか……。というテーマなんだが、思いっきりSF。(笑)
ホラもここまで行くと立派です。(誉め言葉)
歴史に興味を持つきっかけとしてはいいかも。
110 :
108:2001/08/10(金) 12:49
108です。
岡野玲子(字、あってますか?)さんの「陰陽師」を忘れてました。
歴史を学ぶと言うよりも、当時の生活習慣等が学べるという感じですね。
東大寺のお水取りの話や、天神様等々不思議な話ではありますが。
巻末の解説も詳しくてオススメです。
111 :
花と名無しさん:2001/08/10(金) 19:26
>>110 賛成でーす。
賞もとったから、学校でも推薦しやすい。(^_^;)
賞とらなくても推薦したい作品だったけど。
112 :
花と名無しさん:2001/08/10(金) 21:20
確か、今の皇后様が天皇陛下と結婚するまでのエピソードを書いたマンガがあったような……誰かタイトル解りませんか?
113 :
花と名無しさん:2001/08/11(土) 02:28
里中満智子の
『女帝の手記』→孝兼女帝の話。聖武天皇・光明皇后・藤原仲麻呂・道教とか
出てくる。仏像に詳しくなれそう。
『長屋王残照日記』→長屋王の話。「長屋王の変」の話。
『浅葱色の風』→沖田総司の話。
『ラファエロ』→まんまラファエロの話。
池田理代子の
『けふぞ火宅を』→春日局。春日局もっと美人に書いてくれ・・と言いたい。
『聖徳太子』→まんま聖徳太子。
『エリザベス』→エリザベス1世。あまり詳しくないし、短い。映画の劇画化らしい。
『エカテリーナ』→エカテリーナ2世。これはオススメ。
『エロイカ』→ナポレオンの話。ベルバラに出たキャラも出てくる。
文学物だと、
いがらしゆみこ『アンナカレーニナ』→トルストイの長編小説。
とか、
『日本の古典』みたいなシリーズが出てたと思う。
NHKで昔古典をアニメでやったらしくて、その劇画みたいなヤツと
いろんな漫画家がいろんな話を書いてたヤツがあったような・・。
『世界の名作』みたいなシリーズもあって、
『千夜一夜』とか、『赤と黒』とか、『カルメン』とか、
いろんな漫画家が書いてるシリーズ。
少女漫画じゃないから画はあまりカワイくないが、
安彦良和『神武』→古事記の話。
とか、作者分からないけど、
『金瓶梅』→中国のエロ小説本
とかもあった。
少女漫画の方が画がキレイで読みやすいし、けっこう、歴史や文学が
頭に入るよね。
114 :
花と名無しさん:2001/08/11(土) 04:09
蒲生総「ガーター騎士団」
脚色もたくさんあるし作品として未熟なところも多々あるんだけど
けっこう詳しく描かれている。
それに日本において黒太子をメインに書いた本ってのはこれぐらいなんじゃない
115 :
花と名無しさん:2001/08/11(土) 04:22
> 池田理代子の
> 『けふぞ火宅を』→春日局。春日局もっと美人に書いてくれ・・と言いたい。
でも、実際には美しくない(はっきりいうと醜い)女だったとかいいませんか?
116 :
花と名無しさん:2001/08/11(土) 16:14
誰も上げていないので
庄司陽子「テンペスト 動乱」
「226事件」を扱ったものだけど、
どうしてあの事件が起こったのか。
青年将校たちは何を主張したかったのかがよく解ります。
ラストのセリフは泣かせます。
「昭和は・・昭和は終わったのか?」
漫画はフィクションです。各種効果の為事実をゆがめてしまったりします。
そのへんを理解した上でお読み下さい。
>>117 当たり前のことなんで、いちいちレスいれるほどのことではないです。
小説の方が、受け取り手の混同が激しいと思いますよ。
でも、消防厨房のころは「作中の人物像こそ真の○○の姿」とちょっと信じてみるのも
また楽し。
それ以上の年齢まで引きずるとなると危険人物になってしまうけど。
>>116 1ではないが読みたくなってきたよー<テンペスト
出版社はどこでしょう?
121 :
花と名無しさん:2001/08/12(日) 13:07
>>113 安彦良和でおもい出した。同作家の『ナムジ』(大国主命)は既出?
あの表装かっこよかったな〜。
122 :
花と名無しさん:2001/08/12(日) 14:25
>>112 赤星たみこの「恋はいつもアマンドピンク」じゃなかったっけ?
123 :
花と名無しさん:2001/08/12(日) 22:09
以前書いた中国史の漫画詳細がわかったので。
「呉越燃ゆ」
「李稜」
「項羽と劉邦」
文藝春秋 コミック人物中国史
作 久保田千太郎
画 久松文雄
意外におもしろいですよ。
124 :
花と名無しさん:2001/08/13(月) 02:45
古事記とかも漫画化してなかったっけ。
(ナムジとか神武とかじゃなくて)
絵のレベルとかドラえもん的で作品のイメージを壊してしまう
気がするけど、でもストーリーを追うのにはいいかも。
既出かな〜。
125 :
判官びいき:2001/08/13(月) 15:38
私は中学生のとき、「火の鳥6 乱世編」で源平にハマりました。
萩尾望都の「あぶない丘の家」2巻でも源氏を扱っていて、頼朝と義経の葛藤がていねいに描かれてます。
手塚治虫の幕末もの「陽だまりの樹」も良いね。
いや、「火の鳥6」じゃなくて、7と8だ!
なんで間違えたんだ!?ワタシ・・・
あのシリーズはどれが6か7かわからんから「〜編」が書いてあれば
いんじゃないかな。
128 :
花と名無しさん:2001/08/13(月) 20:24
19=32=78は、
教員試験に落ちでもしたの?
絡むほどの問題点が1の姿勢にあると思えないのに
>>105 細かいことを言えば「飛鳥昔語り」です。
この前、ブックオフで見かけて飛びつきました。
ブックオフは貴重な絶版本でも100円だったりするから嬉しいですね。
130 :
花と名無しさん:2001/08/13(月) 21:34
うらやましきことかな。
近所のブックオフをはじめ、旅先でも古本屋をみつけるたびに
入って探すのだが、未だに出会えず今日に至っておりまする。
131 :
花と名無しさん:2001/08/14(火) 00:09
>>120 実家に帰っていたので返事が遅くてごめんなさい
「テンペスト 動乱」は中央公論新社です。
主人公はフィクションだけど事件後に青年将校や、
名も無い兵士達がどんな扱いを受けたのかも詳しく
書いてあります。
彼らはきっと戦犯も何もかもが一緒になっている今の
靖国神社にいることは嫌なんじゃないかな?
132さんに同意。
134 :
花と名無しさん:2001/08/14(火) 22:44
うーん。
三人集まれば文殊の知恵じゃないが、
人が集まると、いろいろな作品が出てくるね。
このスレは貴重な資料だなぁ。
135 :
花と名無しさん:2001/08/14(火) 23:06
>>56 遅レスでスマソ。元は中国の言葉だったのか〜
ちなみに「パンがないなら〜」を当時フランスで言い放ったのは
ある貴族のお嬢さんだそうです。それを悪意あるマスコミが
アントワネットの評判を落とすために彼女が言った言葉として
世間に公表したとか…
136 :
花と名無しさん:2001/08/14(火) 23:20
小林よしのり「台湾論」
>>135 ルイ15世の娘(「ベルサイユのばら」でいうところのオールドミスの内親王)の
一人が言った言葉だ、という話を読んだことがある。(ツヴァイクの伝記)
「パンがないならお菓子を食べれば」ではなくて、
「パイの皮を食べればいいのに」で、
彼女はパイの皮がすごく苦手だったんだって(w
>>136 台湾論さながらの旅行をしてきた人がいたわ。
どっかのサイトで見た。台湾人のジーサンとかは、
まさにあんな感じだったようだ。
139 :
花と名無しさん:2001/08/15(水) 17:39
ごめん、アゲ忘れ。
140 :
花と名無しさん:2001/08/16(木) 00:34
>>137 ツヴァイク読んだけど、気付かなかったわ。
141 :
花と名無しさん:2001/08/16(木) 03:16
消えるともったいないスレなのであげさせて。
もっと作品出てこい〜。
142 :
名無し:2001/08/16(木) 03:17
いっそのこと手塚治虫の「アドルフに告ぐ」とか。第2次大戦の話なのはタイトルからも解るけど、三人の「アドルフ」の織り成す話はかなり興味深いよ。
世界史で第2次大戦の辺りに入ったら勧めてみるとよいかも。文庫版が全5巻。
143 :
120:2001/08/16(木) 10:37
>>131 ありがとうございます! 探してみますね。
144 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 16:32
ふと思ったんですが、
萩尾・山岸あたりのいわゆる大御所の初期の日常生活モノって、
まんま戦後の昭和史の生活史・女性史を切り取った
貴重な資料のような気が。
どなたか具体的な作品名と作家名あげられる人いませんか。
145 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 17:03
川原泉のバビロンまで何マイル?だっけか?
あれは詳しくていいぞ〜♪
川原泉の作品事態が哲学書っぽいけど(w
146 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 17:08
少年というか青年向けマンガだけど「坊ちゃんの時代」。
授業ではあまり時間をとらない明治時代の文学史が概観できる。
>>144 たとえばあなたはどんなところ・作品にそれを感じるのかしら?
148 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 17:41
>>144 萩尾望都の初期の作品は99%が外国が舞台の作品で日常生活モノは
ほとんどなかったかと。少なくとも日本が舞台のものは
「古靴とゆう」(題名失念…)とか
「3月うさぎが集団で」(これも題名自信ナシ)と他、数作しかない。
どれも戦後の昭和史とは残念ながら言い難いモノばかり。
149 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 17:50
>>148 3月うさぎが集団で であってます。
>>144 は竹宮恵子と間違えているのでは。(「紅匂ふ」だったかな)
もしくは、神坂智子さんの間違いではありませんか?(PF「べんがら格子の家」)
萩尾さんは、そんな資料になるような作品を描くタイプの作家では
ありませんよ。
150 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 18:24
神坂智子の「べんがら格子の家」シリーズ。
それまでこの人のは「T.Eロレンス」しか読んだことなくて
それ程たいしたことナイ(ごめんなさい)と思ってたけど。
作者が「本当はこれが描きたくて漫画家になった」とゆうだけあって
べんがらシリーズは秀作。
特に主人公の1人称で語られる第一話は作者の実体験か?
とみまごう程リアルで怖い。
シリーズの中では、日本初の看護婦の物語「君くれないに」も人気。
151 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 18:35
>>149 でも、「紅匂ふ」「べんがら格子の家」どちらも初期の作品ではないですね(笑)
152 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 19:28
>>144 山岸作品なら「ゆうれい談」「恐怖の甘いもの一家」「あらら・内輪話」とかが
該当するのかな。
山岸さんの子供の頃を題材に多く取ってるから戦後の日常生活と言えなくも無い…かな?
153 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 19:44
神坂さんの戦後(戦前も?)の話が入った作品なら
「はるかなるシルクロード」とか「風とビードロ」とか
「小春びより(これは大正だっけ?)」とかがすぐ思い浮かんだな。
でも初期、といえるかどうかは??だけど。
初期よりもちょっと後になるかな?シルクロードの最初の頃は
初期に入るかな?という気もするし・・・?
154 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 19:48
>>147 たとえば、空間的には、
マンションではなくて、洋間が玄関のすぐ脇に一部屋くらいある一軒家。
椅子とテーブルではなく、ちゃぶ台と畳・床の生活をしていて、
庭をみると(ベランダじゃ駄目)、
お母さんが、物干し台に物干し竿で洗濯物を干していそうな
空間で主人公が生活している話。
主人公の正確や内容的は、類型化してそうだけど、
女子大生とかが主人公じゃ駄目なんです。
そのかわり、主人公の女の子の親戚のお兄さんが大学に行っていて、
そのお兄さんに憧れちゃうとか、
小学生の高学年から中学生くらいの女の子が、
ひそかに自分の恋心に胸をときめかすような内容の作品です。
最近、いろんな博物館で、東京オリンピックぐらいの時の
テレビや洗濯機、アイロン、ちゃぶ台、炊飯器、当時のメンコとか
収集しているようだけど、そういう感じに似ているんです。
ご理解いただけると嬉しいのですが。
印象だけで語っているので心許なくてすいません。
自分が大学に行くとかいうことは全く考えていなくて、
将来自分はお嫁さんになると信じているような主人公の話です。
155 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 19:54
>>148 >>149 ご指摘ありがとうございます。
私が間違っていると思います。
本当にうる覚えなんで。すいません。
竹宮恵子の方が書いていそうな気がします。
156 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 20:09
>>152 山岸先生がたぶん小学校の時なのか、
自分の隣の席の男の子が正規の教科書持っていなくて、
絵から何までぜんぶお父さんの手書きだった話ですよね。
その男の子き山岸涼子のために何か作ろうとして?だったか
包丁使っていたら、誤って足の甲に包丁が落ちて
ブスッて刺さるシーンは、
他の山岸涼子のホラーより別の意味で怖かった。
その後、男の子が平然と傷の手当てしてるのも
「こいつ何者?」って感じで怖かったです。
私も、今じゃあり得なさそうな、
戦後の高度成長期以前のことなのかなって思います。
157 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 22:09
1978年のしらいしあい「あるまいとせんめんき」
(『セブンティーン』連載、集英社刊の単行本全6巻は絶版かな?)は、
当時は悪いことだとされていた同棲のイメージを払拭するような
人気作品だったような気がします。「エースをねらえ」と同じ頃かな?
今まで話題として出ている話から時代は少し下る
高度成長期時代の作品なのですが、
庶民的な面でのリアリティがとてもあって、細かい所は覚えていないのですが、
今、振り返ってみると、感覚的なレベルで当時と平成の御代との温度差を
強く感じることができる作品のような気がします。
こうなってくると、昭和史というか、戦後史、現代史、
もっと極端な言い方すれば「プロジェクトX」状態(^_^;)だから
「歴史的な事件、有名な小説の漫画化」という
スレのテーマからずれているかな。
逝ってきます〜した方がよいでしょうか。
ただ、こういう、ちょっと昔の当時のにおいをよく反映している作品も
記憶の中にとどめて置いた方が後々よい気がして…。
あと十年すれば、歴史物かもしれない、などと思うのです。
本当は、昭和40年代以前に書かれた、
戦後復興以後の、一般的な日本の生活を舞台とした
作品のリストが出てくることを期待してたのですが、
私自身でさえ一つもタイトルすら思い出せないのだから、
なかなかむずかしいですよね。
ううう、長くなってしまいました。すいません。
158 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 22:38
>>157 昭和40年以前は漫画自体のクオリティがまだまだ低く、
少女漫画は国籍不明の金髪少女が主人公だったりして、
設定もどこの国にこんな家があるんだよ?みたいのが普通だったので、
昭和史の一般的な生活の資料になるようなリアルな描写の漫画は
残念ながら少なかったと思われます。
ただ、もう少し後になると、その時代その時代を切り取ったような描写のある
漫画が沢山、登場してくると思います。
「同棲時代」とか(笑)読んでて、当時の若者の姿や
その時代の匂いや雰囲気が伝わってきます。
159 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 23:46
少女漫画ではないのですが「Masterキートン」。
IRAのとことか考えさせられました。
日本史限定のリクエストだったらスマソ。
160 :
花と名無しさん:2001/08/17(金) 23:57
個人的には、考古学者が主人公だし、
エピソードに冷戦時代とか?大きな歴史が絡んでたりして、
よいんじゃないでしょうか。
いろいろネタも豊富で短編が多いから、導入に適しているのでは。
と、いろいろ理由付けをしたが、単にファンなんです。(^.^)
考古学者(特に職がない人)の座右の書と言われている作品だしね。
161 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 00:35
なんだっけー萩尾作品で、昔っぽいのはあったね。
昭和初期とかそこまでじゃなかったけど…60年、70年代くらいだったのかな。
「毛糸玉にじゃれないで」(だっけ?)とか
あー完全に題名忘れてる、お母さんが死んじゃって、
毎年浴衣を作ってもらっていたのを今度は自分で作るやつとか。
まあなんとなく情報を出してみました。
162 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 00:40
>>161 あ、それそれそれ。
それだと思う…たぶん(^_^;)題名覚えていないけど
うれしぃぃぃ。
ありがとうございます。(T_T)うるうる
163 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 00:45
>>161 「小夜の縫う浴衣」じゃない?タイトル。
164 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 00:47
>>162 あ、当たってた?
えーと「毛糸玉にじゃれないで」(と私が記憶している奴)の内容は、
受験戦争みたいのを背景にしたやつ。
受験勉強がんばってる子が、子猫を拾って世話をしているうちに
心の余裕を取り戻して(?)がんばらなきゃ入らない学校を目指すのはやめて、
余裕で行ける学校出たら洋裁学校に行ってお母さんみたいなお母さんになるの、
と宣言するって感じのストーリーでございます。参考までに。
165 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 00:48
萩尾作品で、日本を舞台にした、風俗が出てそうなのっといえば・・・
公害をテーマにした作品があったと思うんだけど。
「かたっぽのふるぐつ」てタイトルで。
>>165 あ、そうだ!私が言いたかったのは「かたっぽのふるぐつ」!
「古靴とゆう」ってなんだ、おい(笑)
168 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 01:09
まあ、いっぱい出てくるじゃないですか。
うれしいぃぃぃ。\(^O^)/
さすがは、2ちゃんの力。
でも、158さんがおっしゃるとおり、
国籍不明系漫画の方が圧倒的に多いんだと思います。
夢を与えるのが少女漫画の目的だとすると、
日本物って日本自体が鬱だから、当時は売れなさそうだも。
すると、あがってきた漫画は貴重かもしれない。
このスレは大切にします。(T_T)うるうる
また折に触れ見つけられたら、
ご報告いただけると嬉しいです。
169 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 01:39
ホントにいっぱい出てきますねー。
在りし日の日本の風景が描き込まれた短編って。
樹村みのりさんの初期の作品にもいろいろあしましたよ。
彼女は子供を描くのが非常に上手い人だからジーンときますよ。
170 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 01:45
既出かもしれませんが。
杉浦日向子『合葬』 日本漫画家協会賞優秀賞受賞作。
著者はNHK「コメディ お江戸でござる」で解説をされている時代考証家。
この作品では、彰義隊の若者達を主人公に江戸の終わりを告げる
上野戦争を描いています。
江戸時代が舞台の作品として時代考証の深さでは、文句なく世界一。
また、ガロ作品の中でも、つげ義春の「ねじ式」(笑)
根本敬「タケオの世界」(爆)に引けを取らない名作だと思います。
ってゆーか、この人と諏訪緑(^^; を読まずして歴史漫画は語るな(笑)。
171 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 01:49
在りし日の日本の風景と言えばやっぱりつげ義春なんじゃないの?
特に、作者の自伝っぽい漫画なんか戦後の復興色濃い時代の
が多い。でも少女漫画じゃないな。
竹宮さんの漫画で、戦後の日本を舞台にした、兄妹の超能力(宇宙人?)
SFものがありましたよね。ちょっと風の又三郎テイスト入った奴。
あれとかどうよ?
172 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 02:03
>>171 私もつげ義春さんの私小説っぽい作品に安保闘争時代の日本の
錆びれた街角の風情を感じます。
竹宮さんの風の又三郎テイストのって「風のまつりごと」とか
そんな感じの題名じゃなかったでしたっけ?
でも、この辺の漫画が出てきたらもう何でもありな気が(笑)
倉多江美の「イージー・ゴーイング」とか林静一の「赤色エレジー」とか
連合赤軍時代の漫画は私の世代にとっては皆、一昔前の風俗を描いた
漫画になっちゃいます(笑)
173 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 02:12
イージー・ゴーイング。
学校に軍人が介入してきて、はじめは大勢の生徒が
授業をフケてたのに、時代の風向きが変ってくるのにしたがって
結局はほとんどの生徒が授業に出席するようになったってトコが
妙に説得力がありましたねえ。
174 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 02:22
じゃ、上村一夫の『関東平野』もアリかな?
「同棲時代」の作者が疎開先の関東平野で過ごした少年期と
上京してからの青年期を半ば自伝的に描いています。
この人は歴史モノなら「狂人関係」ってゆう葛飾北斎モノも
あるんだけど『関東平野』の方が作者の実体験を元にかいてるので
リアルで説得力あるし。戦後の日本のしたたかさとか、
ノスタルジーみたいのが溢れてるんですよね。
175 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 02:43
みなもと太郎、[風雲児たち]
最も注目されるべき、関ヶ原から明治維新まで網羅した、
このスレッドで最初に取り上げられないのが納得いかない [力作]
いささかマイナー扱いされがちだが、読んで得する逸品
>このスレッドで最初に取り上げられないのが納得いかない [力作]
そりゃ、ここはあくまでも「少女漫画」だから仕方ないんでは・・・(汗)。
私も「風雲児たち」は好きだが。
177 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 03:30
小山ゆうの『おれは直角』 少年サンデーで連載されていました。
主人公は直角斬りを必殺技とする少年、直角。彼と南蛮被れの照正や
ゆかいな仲間達が幕末を舞台に繰り広げる破天荒な(?)少年漫画らしい作品です。
けれど、最後の方では三十俵二人扶持馬番役の貧乏武士の子である直角が
若くして城代になった北条照正の支えとなる武士へ、大きく成長してゆきます。
この作品は「あずみ」「お〜い!竜馬」の作者のデビュー作でもありますが、
『おれは直角』が一番、感動的です。泣けます。
>>168 その国籍不明系漫画というのと、
>>158の言う
昭和40年代以前の漫画の無国籍性とは、多分意味が違うと思いますよ。
日本が舞台だと夢を与えられないというのもおかしな話。
179 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 13:11
149ですが、昭和史って昭和40年代を舞台にしたマンガのことなんですか?
それなら、多少はあるでしょうが、ただ、このころってほとんど同時代を
書いていたわけですよね>当時の漫画家
昭和史というほどの内容でも古い時代でもないかなあと思うのですが。
昭和初期や戦前戦後のことかと思いました。
>>172 タイトルあってますよ。
内容は忘れましたが、ぼくだけが知っている、もちょっとレトロさを出した
作品でしたね。
180 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 14:42
●『はいからさんが通る』大和和紀
花の東京・大正ロマンと言ったら、木原敏江の「摩利と新吾」より
こっちでしょ。
「女だてらに自転車を乗り回しおって」とか、
「女のくせに新聞記者だと?!」てな台詞に当時の女性の地位の低さが伺える。
じゃじゃ馬でフェミニストの主人公・紅緒に、読んだ当時、小学校2年生だった私は
憧れました。
181 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 16:30
昭和40年代に発表された漫画っつーことで、『寺島町奇壇』(滝田ゆう)。
でも舞台は当時じゃなくて、1940年代の寺島町・玉の井界隈0番地。
少年時代をここで過ごした作者が描く、
空襲にも負けず、猥雑で貧乏で、したたかで切なくて、陽気な裏町の人々。
「失われた東京下町の風景」がここにあります。
182 :
花と名無しさん:2001/08/18(土) 18:51
>>171 竹宮惠子「疾風のまつりごと」(題名こうじゃなかったですか?)
はさすがに違うかと(笑)あれって戦後でしたっけ?
設定はなんとな〜く、それっぽい時代ってことになってるかもしれませんが、
その頃の風俗が描かれているとは、とても言える代物ではない(^^;
下町情緒っていったら、はるき悦巳でしょ。
『じゃりン子チエ』
一見、寅さん状態で惰性でだらだら長く続いてるだけの漫画と思われがちですが、
初めの5巻くらいまでは、ペーソス溢れる本物の名作でした。
でも昭和史の資料とゆう程、大袈裟なものじゃないので下げときますね。
>>182 ここでは「その頃の風俗が描かれているとは、とても言える代物ではない(^^; 」
ものもたくさん他に出てきていますが…。
>>184 あ、そうですね…(笑)
私、このスレに出てくる漫画は、たぶん全部読んだことあると思いますが
(オタクですみません)「疾風のまつりごと」が一番、ちょっと違う感じが
したもので(笑)
(171さん、ごめんなさい。せっかく紹介してくれたのに。)
>>140 あら?カストロの「マリー・アントワネット」だったかな?ごめんなさい。
>>145 川原泉は私も好きですが「バビロンまで何マイル?」は塩野七生の丸写しに
近くて読んでいてちょっと苦しいな(w
恐竜時代篇、ルネサンス篇に続いて他の時代があればよかったんだけどね。
187 :
花と名無しさん:2001/08/19(日) 11:53
>>178 ううう、すいません。
違いがわからないので、よかったら教えてくださいませ。
188 :
花と名無しさん:2001/08/19(日) 13:04
>>185 171ではないですが、184です。
いや、疾風のまつりごとは風俗という面で
名前が出てきたのではないので、
>>171では。
風俗がかかれていないといけないのかな、とちょっと疑問に思って。あれ?と。
189 :
182=185:2001/08/19(日) 13:59
>>184 すいません…。
「疾風のまつりごと」は話の本筋も歴史モノでもないし、時代モノでもないし、
時代背景もその頃の風俗が描かれてるわけでもないし、
エセ戦後テイストのSFファンタジーものだったので
なぜ、ここに名前が挙がってるんだ?と疑問に思ってしまい…つい(^^;
190 :
花と名無しさん:2001/08/19(日) 15:55
風の又三郎テイストってことだからでは?>名前があがったの。
関係ないけど、あれって「蛍の墓」の死ななかったバージョンと
思ったのは私だけ?
191 :
182=185=189:2001/08/19(日) 16:59
>>190 ありがとうございます。
一瞬、何故「風の又三郎」テイストだと、このスレに名前が挙がるんだろう
と思ったのですが―
…「疾風のまつりごと」…「風の又三郎」…よく考えてみると
スレタイトルの「有名な小説のマンガ化」…コッチだったんですよね…。
すみません。てっきり「歴史な事件」の方かと思ってたので、ごめんなさい///
私も、「蛍の墓」っぽいと思いましたよ。
192 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 06:56
そういえば、有名な小説の漫画化って方は、
レス少ないですよ。
どのくらい作品名あがってるのかしら。
193 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 07:23
萩尾望都の「恐るべき子供たち」ジャンコクトー、
「百億の昼と千億の夜」光瀬りゅう(だっけ?)
大島弓子で「罪と罰」ドストエフスキー(感動したよ)
歴史物は美内すずえの「白百合の騎士」(だっけ?)ジャンヌダルクの話
後、高口里純が「私は薔薇」で、ココシャネルの話を描いてた。これは違うかな?
194 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 11:35
美内さんだと、織田信長とその奥さんの
出てくる「燃える虹」とかありますよね。
195 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 15:09
そういえば、1番さんが望んでいる有名な小説って、
高校の教科書の文学史にでてくる小説のことなのかな〜。
芥川と三島と鴎外とか漱石とか。
そういうのって、青年漫画の方がありそう。
196 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 18:18
青少年漫画でいいなら、佐々木亮が漫画化した
「こころ」「それから」があったな。
197 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 18:48
>>112 亀レス失礼。
講談社の文庫で出ている文月今日子先生の「美智子皇后物語」ではないでしょうか?
池田理代子先生作品なら「女帝エカテリーナ」「エロイカ」「天の崖まで」が
オススメです。それぞれびみょーにリンクしてるし。
198 :
花と名無しさん:2001/08/22(水) 22:13
>>1さん
ここでの成果をプリーズ。
何か生徒さんに薦めたものあります?
199 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 00:02
「燃える虹」ってそんな話だったっけ?
私の勘違いかなー。
200 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 00:11
200踏み!
最近、内容が表面的じゃなくて濃くていいっす。
201 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 00:15
佐伯かよの/緋の稜線
私は昭和初期全部の文化背景をコレで実感したんですが…
ちょっと、流れと違うかな?
202 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 00:34
「緋の稜線」フジの昼ドラ見て原作読んだー。
うまくいきすぎだろーと思いつつもおもしろかったね。
203 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 01:02
「百億の昼と千億の夜」結構おもしろいね。
204 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 01:33
名作の漫画化あれこれ
「風の又三郎」なら、ますむらひろしのがある。「グスコーブドリ」とか、他にもいろいろ。
悪くない。
萩尾望都にはほかに「ウは宇宙船のウ」(原作・ブラッドベリ)などもあるなー
名作だと思います。
205 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 02:06
「風の又三郎」や「銀河鉄道の夜」などの賢治作品は
片山愁も漫画化してる。でもますむらひろしのがいいかな。
萩尾望都はアンデルセンもちょっとやってるよね。
「パンを踏んだ娘」とか。
206 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 13:12
207 :
花と名無しさん:2001/08/23(木) 18:53
こんな便利なスレがあるのか。
餅は餅屋だね〜。
208 :
花と名無しさん:2001/08/25(土) 01:43
餅屋スレが発掘されたため、レスの速度が減退してしまっている。(^_^;)
209 :
花と名無しさん:01/08/27 07:28 ID:hQbFiGuk
210 :
花と名無しさん:01/09/01 19:55 ID:i1.3tlxs
安彦良和のナムジとかが出てますが、
「王道の狗」はどうでしょう。
陸奥宗光とか勝海舟とか出てきます。
なにより、漫画として凄くおもしろいと思う。
211 :
花と名無しさん:01/09/03 22:03 ID:swI2VM8g
age!
212 :
花と名無しさん:01/09/04 22:33 ID:YDejkLAI
杜野亜希の「碧のミレニアム」とかは?
地域限定だしフィクション満載だけど。
213 :
花と名無しさん:01/09/07 14:51
山岸涼子さんのトルーマン・カポーティはおすすめです。
「クリスマス」は原作より感動した。
「ミリアム」の翻案もの?の「雨の訪問者」は原作との
相違点をチェックすると面白いかも。
214 :
花と名無しさん:01/09/09 05:25 ID:i4mkxM4M
大島弓子さんのラスコーリ二コフも原作と読み比べると面白い。
215 :
花と名無しさん:01/09/09 05:46 ID:FuZ0nvno
>>213 「クリスマス」いい話ですよね!原作とだいぶ設定が
違うような気がしました。
>>214 原作は読めませんでしたが、「罪と罰」泣きました。
216 :
花と名無しさん:01/09/09 18:14 ID:i4mkxM4M
>215
別コミ連載当時はタイトルもそのまま「罪と罰」でしたね。
萩尾望都さんが少コミにヨーロッパ旅行記かなんかを描いてて
(山岸さんも同行した時かな?)その中で、
大島さんが罪と罰をかいてるらしい、読みたい!と
書いてあったのを覚えています。
同業者の間でも話題だったみたいですね。
217 :
花と名無しさん:01/09/11 03:52 ID:Gimq4yc.
昔のりぼんの付録によく名作シリーズみたいな
マンガがついてました。
私は「復活」も「はつ恋」も小学生の頃コレで読んだけど
今はこういうのないのかなー?
218 :
花と名無しさん:01/09/11 04:21 ID:4ZiM0T8g
文月今日子の「秘密の花園」、竹宮惠子の「そばかすの少年」あたりは
文学作品でないからダメ?
219 :
花と名無しさん:01/09/11 22:57 ID:yrejkPpI
「あさきゆめみし」を絶対的に良いと言わないで。
瀬戸内寂聴さんの訳本読むと、ただ一面的にとらえてるだけってのが
わかるよ。
といっても原作はかなり多元な要素が入ってるみたいで、だからその中の
一つだけをとらえて描ききった作家の力量には「流石!」ってカンジだけど。
歴史的事件の漫画ってことで、「はだしのゲン」を推しとく。
9歳のときに読んだけど結構覚えてるなあ。
生存した被爆者がいわれのない差別を受けて、社会に受け入れられなかったってこと
あまり伝えらていないよね。
(そのころ巷では、放射能が体の中に残っててそれが伝染ると信じられてた)
当時の科学者たちでさえ被爆後どうなるかよくわからなかったから
いろいろな噂が飛んだんでしょう。
220 :
花と名無しさん:01/09/12 12:59 ID:OdH/0Cyk
岸田恋の『戦争と平和』や『赤と黒』って、誰も知らないね…。
221 :
花と名無しさん:01/09/16 20:11 ID:wHCqW1Tc
民俗板だったかに、似たスレがあったような。
あちらは、民俗学とか題材にとった漫画・小説だったような。
でも、何故かさっきは見つけられなかった。(T_T)
「宗像教授なんとかかんとか」が例示されていたのだが。
「宗像教授〜」は白鳥伝説をはじめとする日本神話とか盛りだくさんの話で、
読んだんだけど、タイトル忘れてしまった。
ドラマ化されたそうだが、見られなくて残念。
とかいって、資料スレとして貴重なのであげときます。
222 :
ロレンスの愛したアラブ:01/09/17 20:37 ID:zVcgvTmY
神坂智子さんの「T.E.ロレンス」とか
今時分、イスラエル問題で思い出しますね。
神坂さんは旅行記でも中東の事を書いてるし、
どう思ってらっしゃるか…平和はまだ遠いなぁ…
223 :
花と名無しさん:01/09/18 01:40 ID:tiRVJZY.
萩尾望都さんのブラッドべりは既出ですか?
「ウは宇宙船のウ」
文庫が復刊されたので…
224 :
花と名無しさん:
ブラッドベリ・・・
はまるやつはトコトンはまるが、
だめな人はめいっぱい引いてしまう作家よのう。