風と木の詩のよさがよく分からなかった

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1名無しさん@お腹いっぱい。
小さいころ近所のオネーさんがもってて
ウワ、、Hなマンガ(特に5巻)とコーフンした。そのぐらいで
その後20前後でもう一度とうして読んでみた。んだけど
どこが面白いのかやっぱり分からなかった。
あの金髪のえらそうな人のキャラは結構好きだったけど竹宮氏の世界
があわなかったのかな。まあかわいそうな結末だとは思ったけど入り込めなかった。
誰か解説してください。あれって名作っていわれてるんだよね。
私が好きだったマンガはエロイカとかベルバラだった。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 17:14
何て云うのか・・・これは個人の好みの問題だからね〜〜。
私はそこまで風木にはまってたわけでもないから何とも云えんけど、
別のマンガの「摩利と新吾」の方が、なんで摩利が新吾を一生想い続け
られんのかよくわかんなかった。
3ナナシサン:2000/07/30(日) 17:14
あたいはベルバラのよさがよくわかんない
4名無しさん:2000/07/30(日) 17:58
いいんじゃないですか、人それぞれで。
1さんは『自分がキライだけど大人気なマンガ』が存在してるのが許せない
ヒトなんでしょか。あと『私も!』という賛同者が欲しいとか?
私は風木はどーでもいいけど、その事についてスレ立てする程じゃないな。
5名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 18:13
私は川原泉さんの良さがわかりません。
って、どっかのスレに書いたらファンに叩かれた。
だから、ますます嫌いになってしまった。(笑)
6名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 19:19
中学生頃に初めて読んではまっていたといえば、はまっていたけど
20すぎて恥ずかしくなった漫画のひとつです。
捨てちゃったので、今読み返してみたらどう思うんだろーと
思うことはあるけど、買う気にはなれない

7名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 19:24
金髪のえらそうなキャラって、ロスマリネとかいう人?
私も好きだったよー。
でも、変わった名前だなーと思った。。。
81:2000/07/30(日) 22:14
別に嫌いではないよ。嫌いなのは最近の同人系まんが、、ってそんなこと
関係ないが。
ほら子供のときと大人になってからと同じ作品呼んでも感じ方がちがうでしょ?
だから再読してみたけどやっぱわからんつう。
他の人の意見も参考にしたかった。
ヒマになったらもいっぺん読もうと思ってるんで。
あ、7サンあたってるよ。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 22:47
私も難しくて解からなかったくちなんですけど、
物語のポイントとかを解かりやすく解説してもらえれば、
そーかーなるほど、さすが名作!
って感心できる(はず)と思います。
(「日出処ー」も、やっと良さがわかって大いに納得)
どういうところが凄いと感じたのか、誰か教えて欲しいなあ。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 22:48
私も川原泉ってくそじゃないですか?
ってスレたてたことがある。
以外と同意者や、おもしろいと思うけどスキキライわかれるって
レスがついてた。そんなもんかと思った。
1さんの気持ちはよくわかる。
これをどう読んでおもしろいと思うのかって好奇心もあるよね。
特に評判良い作品だと。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:01
私は中学生の頃、風木読んで
「どこが面白いんだ?」と思ってましたが
最近文庫版で読み返して感動してしまいました。
やおいの原点だとか言われてる作品ですが、そういうのを越えて
人間的な愛を描いた漫画だと思いました。うまく言えないけど。
今では5本の指に入るくらいの好きな漫画です。
万人に薦められる漫画ではないけど・・・・・
12:2000/07/30(日) 23:10
9,10さんよ。私の同志だ
というかもしかして、分かりやすい作品しか理解できないってことなのか?
わたしは、、、、

しかしも少し熱く語ってくれる人がいるかと思ったんだが、今のところ出てきてないなあ。
あれってそんな飽きやすいマンガだったの?
13名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:13
わたしもあの作品の世界がよくわからなかったくちですが
大人になって「まず、絵が好きじゃなかったんだ」と気がつきました。
世界を理解する以前の問題だったんですね。
絵の好き嫌いはもう生理的なものだから仕方がないと思っています。
141はさ…:2000/07/30(日) 23:16
端から見ていると自分の意見は間違っていないんだ!!
心の友よ〜と言いたいように見えるのですが…。
私はこの作品読んだことがないのでどうとも言えませんが、
一々スレッドたてるようなわだいではないと思います
15名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:17
書き方次第だけどさ、ふつうは叩かれるよね。
世の中、心の広い人間ばかりならいいけど、
そう都合よくはいかないさ。
1615:2000/07/30(日) 23:19
あ、4みたいな
キライだと言った→叩かれた→ますますキライになった
って意見に対してのレスです。
17名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:33
私は、日処るところの天使っておもしろいですか?
って建てたことがある。
私の場合は買おうかどうか迷ってて、
(本屋で見て絵とホモってのにひいてた)
レスで後半はそんなことも無いとか、ホモだけど、良い作品だとか、
細かいレスがついてたので、買うことにした。
買って大成功でした。
文庫本を買うのは長編ならなお更価格がいくので、
ためになるスレッドでした。
単なる1さんのためのスレッドじゃなくて、
他の人がそのスレッドのレス読んで好みに合うなって思ったり、
買いに行ったり、興味持ったりすることもあると思うので、
一概にこういうスレッドを批判することはないのでは?と思います。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:49
でも結局こういうスレって嫌いだなー。
一々立てるなよ!とか思う。
この場合は自分の考えについていいたいだけだし。
それならぽこスレで軽くやればいいんじゃないのか?
19名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:50
私も風と木の詩学生時代に読んだけどよく解らなかった。・・・ので
いまだにその良さが解りません。
でも他の作品はすっごく好きなんだよね。
1さんの気持ちが解るせいか、このスレッドや1さんの書き込みが
ただこの作品を叩きたいという風には見えなかったけど。
むしろ「こういうふうにおもしろいんだ」と言われたら、楽しく読める
のではないかと、いうような違った解釈を聞いてみたいんじゃないかなあ。
私も風木のすばらしさは是非教えて欲しい。だって、竹宮さんの他の作品は
涙が出るほど好きだからなー。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:51
こういうスレッド、面白いと思うけどなあ。
ただ好きだーとかほめまくるより、
作品の賛否両論を聞けていいじゃん。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:52
私もまだこの作品のよさは判りません。
あと10年くらいしたらもしかしたらわかるかもしれないから
お互い10年待ってみましょうや。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:54
ジルベールの孤独と、セルジュの誠実さ(父アスランの過去も含めて)
お互いがないものを求め合い、散る儚さみたいなものが
ラストで一気にはじけて何とも言えない感情に包まれます。
何度読んでも。
少年愛を描いてるって事で敬遠する人も多いのでしょうが
名作だと思います。
23名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 00:24
あれは、少年愛がテーマではなく、
特殊な少年の自立がメインテーマなんじゃないのかなあー。
と、大人になって読み返してみて分かった。
24>20:2000/07/31(月) 00:31
私もこういうスレはそんなに嫌いじゃない。
1さんが「風木って最低、全然おもしろくないじゃん」とか
書くなら嫌だけど、好きな人ってどういう風に好きなのかなぁと
いうのが聞きたいっていうように読めたし>1さんの書き方。
 ただ、風木に限定せずに、「かなり人気あるけど自分には
どこが面白いかいまいちよくわからない漫画」っていうタイトルで
いろんな漫画について語り合うスレの方が範囲広くて似たような
スレ乱立も防げてよかったりして、とも思ったり。もちろん
書き方ひとつでスレッドは荒れるわけで、まったりいけるような
書き方が必要だと思うけど。
 ちなみに私は昔は全編夢中になって読んだけど、今読み返すと
アスランとパイヴァのエピソードが一番夢中で読んじゃう部分だなぁ。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 00:55
アスランとパイヴァの話は、
面白かったけど、私はいらん、というか、長いと思った。
早く主人公たちの話に戻せーと思ったので。

「ぼくの地球を守って」って、ちょっと似てますね。
26名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 01:04
かつて大島弓子・山岸涼子・竹宮恵子・萩尾望都をあまり好きになれなかったけど
現在は山岸涼子大好き。大島弓子好き。
萩尾望都「半神」とバレエものは好き。
・・・といった具合に変化してきました。
竹宮恵子ももう一度読んでみよっかなあ・・。
風木は小5くらいに読んでちょっと衝撃を受けてしまったので・・。

27名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 01:08
対象的な環境で育ちながら共有しあう何かを求める状態、というのは
喜びと絶望感の相反する感情を生むものなのだなあ、と感じたことが
あります。
あと、人が「無垢」の状態でいる、というのは悲劇にしかならない
ものなのか、とも思いました。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 01:21
うーむ。
環境の差、って、一番身近に感じられる部分だよね、思春期において。
共感できる部分があると思えたのは、そおいうところだったんだ、と
27さんのカキコをみて今思い知った次第。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 01:38
私はそれまでセックス=悪いことだと思っていたが、
これを読んで、セックスそれ自体は悪いことではないのだと知りました。
30名無しさん@私は好き派:2000/07/31(月) 03:50
私も子供の頃は、「ホモでエッチなまんがだー」と思って敬遠してたんだけど、
最近、二十歳過ぎて知り合いの家で一気読みして、考えが変わりました。
変な偏見を持っていたなあ、と。(笑)

この話はもちろんセルジュとジルベールの愛情物語…が主軸なんだろうけど、
どっちかってーと、それを取り巻く脇キャラたちの人間ドラマが私は好きでした。
登場人物それぞれが、色々トラウマやコンプレックスを持っていて、それをどう
乗り越えていくのか…結局は、セルジュの生まれながらの真摯さが彼等を
救っていくわけですよね。そこがスカッとしたというか。(面白かったとこ?)

でも、結局セルジュは、ジルベールだけは救えなかったんだけど。
それは、ジルベールの特異な生い立ちによるわけで…

なんというか、「愛はすべてに打ち勝てる」わけではない、というところが、
辛くてよかったなあ。「愛」を描いている作品なのに。

この漫画を読んで、一番強く思ったのは、
「親の責任って、重いよなあ」ということです。

>1さん、熱い意見はこんな感じでどうでしょう?(笑)
31名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 04:08
いつも気になってたんですけどトーマの心臓と風木とどっちが先立ったんでしょうね?
なんか、風木を見た萩尾先生が少年の愛(友情?)と思春期について精神的に一石投じたのか
トーマを見た竹宮先生が少年愛をもっと視覚的に刺激を求めたのか?(というかスキャンダラスにしたかっただけ?)

オーギュは今はやりのレクター博士に通じるものを感じて私の漫画キャラクターの
中の心に残る一人です。
32名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 04:15
>31
あのお二方は、いろいろリンクしてますからねえ。
どっちが先なんだろ?>知ってる方、よろしく!
33名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 10:09
「寄宿舎」という映画を知ってる人いませんか?
この2作品好きな人には笑える(ごめんなさい笑えるんです。
まじに心酔しきってる人は感動するかも)映画でした。
34名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 12:55
私は結構好きなんですけど
激しさが時代に合わないので何か恥ずかしくってのめり込みにくいのでは。
なんか笑えてしまったりとか。でもいい作品だと思います。
ジルベールはコクトーの「恐るべき子供たち」のイメージではないかと思います。
大人になることのできなかった子供との恋愛とか。
351:2000/07/31(月) 15:01
皆さんどうもありがとう。
この作品がよく分からないという人結構いたんだね。
ちょっと安心した。
参考にさせてもらいます。

難しいマンガなんだね。人それぞれ百人いれば百通りの受け止め方ができる、
万華鏡のような作品だ。
これはとてもスゴイことだと思う。

余談だけど『アーシアン』の中にこのロスマリネ風のひとがでてくるなあ、、
高河ゆんもバリバリにこの人の影響うけてるよね。

36名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 20:03
>33
ビデオでみた記憶が…15年以上前の記憶なんで内容全然覚えてないですが、
その頃中学せいだったんだよなー。
37名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 20:37
>31
風木の構想は描き始めるかなり前からあったのだけれど編集サイドから
「待った」がかかったりしている間に(当時であの内容だし)トーマが
先に世に出た・・・みたいのを風木関連の何かで読んだです。
なんだったかなー。
セルジュがエーリクと同じく転校生として登場する部分などパクリ扱い
されるのは分かっていたけれど、どうしてもその設定は譲れなかった・・・
とかも書いてあったような。うーん、あいまいですみません。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 21:12
>31
二人とも良い意味で影響しあっているのですねえ。
風木とトーマも、かぶってると思いましたが、
地球へとスターレッドなど(ジャンルが同じだけですが。)
同じ世界に興味を持つんだなあと感じました。

でも、パクリってかんじは全くしませんので、
竹宮さんと萩尾さんの良さは、比べるものでは
ないんじゃないかなー。
39名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 21:13
>35さん
高河さん、言われてみれば確かに影響受けてるかも。
気付かなかったです。
40名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 00:29
>1
実は私も未だに良さがよくわかっていません。
けどラストシーンはずっと映画の映像みたいに心に残っています。
個人的にはこのラストがいいからいいやって感じで。やだった人もいるでしょうが。
確かに名作だと思います。大好き..ではないけど。

41名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 00:34
最近読んだら感動したけど当時のPTAとか騒がなかったんですかね?
この激しさに比べたらハレンチ学園なんてかわいいもんじゃないか。
42名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 00:46
一度だけ読んで古本屋に売っちゃったなぁ、、。
確かに面白かったけど、あれだけ長くする必要あったかなぁ。
セルジュとジルの子供時代のハナシは好きなんだけど、
肝心の本編が思いだせん。あんなにヤリまくらなくても
よかったと思う。長いからまた買い直す勇気がもてない。
図書館で借りようかな。なぜか北区の図書館にあるんだよ。

43名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 09:52
私は最終回が鉛筆書きの背景だったのが解せない
あれ単行本だとペン入れしてました?
それともあーゆー効果?
44名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 03:22
>41
ホントだよね。当時の扱いはどういうものだったんだろう?
やはり当時から名作とされていたのか?
45名無しさん@少女漫画暦20年:2000/08/02(水) 03:28
少なくとも20年以上前から名作とされているようですが‥
46名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 03:38
当時、NHKなどにも登場していましたよ。
メディアも真面目に扱っていたと記憶しています。
4744:2000/08/02(水) 03:42
>45・46
えー、そうだったんですか。ありがとうございます。
私が出会ったのは7年くらい前ですから・・・。
性描写も衝撃だったけど、難解さも衝撃でした。
漫画がこんなに難しくていいのかと・・・。
生まれて初めて解釈を要する漫画でした。
もう一度読んでみよう。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 04:06
どうもジルベールの性格が好きになれないらしく(笑)
何回、チャレンジしても読破できないのでした。
しかし、学生時代の臨床心理学の講座の先生(男で妻帯者)は
「おおジルベール…」(御本人はかなり真剣)と
熱く講義で「風木」の素晴らしさを語ってくれました。
心理学を学ぶ人を、強烈に引き付ける「何か」があるんだなぁと
しみじみ思いました。でも私には読めないのです(笑)
49名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 04:32
>48
本人の性格を決定付ける、幼少期の描写がこれまでの漫画・小説になく
徹底的に描かれているから…だろうね。

パスカル(メガネくん)もいってる。「天才を創るには、幼児教育が大切だ」と。
河合隼雄先生の解説って、全部の愛蔵板にのってるのかな?半分くらいしか、理解できなかったけど…。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 04:47
>幼少期の描写がこれまでの漫画・小説になく

漫画はなかったかもしれないけど‥
もうちょっと小説も読んでみたら?
51名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 12:01
寺山修司があとがきかなんかを書いてたのを見た時は
驚いたけど..寺山じゃなかったっけ?
52名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 13:11
河合隼雄の解説に寺山修司のあとがき・・・。
これだけで名作ップリがうかがえる。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 14:26
連載がプチフラワーに移ったあたりからリアルタイムで読んでたんですが、
主人公二人より、ジュールとロスマリネの関係が気になってました。
だから後に出たイラスト集に載ってたこの二人の番外編は、すごく嬉しかったです。
あの後、ロスマリネ君はジュール君の妹さんを落とすことができたのでしょうか(笑)
54名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 14:07
何年か前、受験関係の本を立ち読みしてたら、かの開成中学のページに、
本校の夏休み読書推薦図書みたいなかんじで
「あさきゆめみし」「トーマの心臓」にまざって「風木」が
堂々紹介されてあって腰が抜けた。
55名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 14:48
へー、河合先生が。
でも「風木」は、ユングってよりフロイトって感じがするけどな。
どっちかといえば萩尾さんの世界観のほうがユング的なような。

>51
寺山と竹宮は、プライベートでも親交があったので
解説を書いている可能性は十分あると思うっす。

>53
私もプチフラワーに遷ってからから読みはじめたクチです。
あの頃って、季刊だったんだよね…待ち遠しくて死にそうだった(笑)
56名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 14:58
>53
私もあの短編はなんか好きです。
ジュールのロスマリネに対する想いがことの外
純粋で嬉しかったよ〜。
たとえ妹にその気がなくてもジュールがぜったい
くっつけると思う、あの二人は(笑)
57>55:2000/08/03(木) 23:15
大学の時の先生に「風木」の心理学的解釈をしてもらった。
ジルベール=患者
セルジュ=カウンセラー
パスカル=スーパーバイザー(カウンセラーのカウンセリングをする人)
58名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 23:28
前、亡くなった寺山修二にあててみたいなエッセイ(?)漫画を見たけど、
あの描き方じゃ2人の仲を疑ってしまう・・・。
ていうか、かなりヤバ系?
奥さん読んだら悲しむと思う・・下世話話でゴメン。
59>58:2000/08/04(金) 00:12
寺山氏は熱狂的な支持者が多そうだから、
奥さんも慣れっこなんではないかしら?
60名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 07:53
>57
あ、なるほど。
うまくいえないけど、なんか、「ああ」って、納得できた。そうなのかも…。
教えてちゃんでスイマセンが、「風木」を心理学的に読んだ本って、何かありますか?
なんか、このスレ読んで、興味が沸いた…。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 16:38
前にもどってごめん。ジュールとロスマリネの短編って
どこか単稿本に載っています?興味あるので・・・。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 16:50
>61
「海の天使」というイラスト集に掲載されてました。
残念ながら単行本には載ってないんじゃないかな?
私には結構ショーゲキ的でした。
ジュールってそんなにロスマリネのこと好きだったのー!?って。
63名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 18:46
>61
文庫の最終巻にのってるはず。タイトルは「幸福の鳩」
だった・・・と思います。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 21:42
>57
たしかに、セルジュの何でもありのままに受け入れようとする姿勢は、
カウンセラー的だよね。
65名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 23:56
>62
それ今ここで聞いて私も衝撃..。
好きだったの?あの人。ロスマリネがあ?
その短編は原作より過去の物語ですか?それとも原作が終わったあとのもの?
そんなに気になるなら読めって?ううーん..。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 01:21
>65さん
うーん。
私も短編読みたいです。
でもそれだけのために文庫最終巻を買うのも
何だかもったいないしなあ。
何ページくらいなんでしょうかねえ??ううーん・・。←まねっこ
67名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 01:37
ちょっと話ずれるけど、今から15〜6年前「花とゆめ」でやってた
「マリオネット」とかいうマンガが影響つーか、やおい(という言葉は
まだなかったが)ファンのパクリ? と、おもってたなあ。中学のとき。

セルジュがジルベールにあげた十字架が割れた、カットがまんまでつか
われていて、当時友人とげらげらわらったものです。
作者だれだったかなあ。いまでもいます?
68名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 01:44
うる覚えなんではずしてたらゴメン。
ジルベールって結局オーギュストしか愛せなかったの?
セルジュってふられちゃったの?
なんか馬車惹かれて死ぬときそういう印象があったけど、、。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 02:41
>68
いや、セルジュにまで手を出したオーギュに愛想尽かしたジルベールは、
結局、セルジュの方に行くのです。
そんでオーギュの魔の手(笑)から逃れるために
二人でパリに逃げたんだけど…(合掌)。

あの時チロルに行ってればねえ…。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 03:05
>57
なるほど、そういうことなんですね!
私も「風木」の面白さがわからなかったクチですが、そういう解釈の元に
読み直すと、また違った見方ができるかもしれません。

そういえば、河合隼雄のカウンセリングの本に、問題児へのカウンセリング
というのは「お前のやってることは悪いことだ」と決め付けてもいけないし、
逆に「お前の気持ちはわかる、お前は悪くない」と理解者のふりをしても
いけないと書いてありました。「お前のやってることはわかるし、意味が
あるのもわかるけど、それは悪いことなんだ」という態度で接しないと
いけないって。言葉にすると簡単だけども、これを、生きている人間である
患者の心に届かせるのは非常にむずかしいことだそうです。

言われてみれば、何となくセルジュとジルベールに通じるかも…。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 14:37
>68
私もうろ覚えなんですが、ラストは
ジルベールが愛してるのは間違い無くセルジュなんだけど、
なんだけど、最後まだオーギュの存在を求める感情が残っていて、
それが出たまさにその瞬間馬車に引かれて死んじゃったん
じゃなかったっけ?
人間の心ってわりきれないなあって思ったような、違ったっけ..
72名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 01:25
>67
愛田真由美とか言う人が作者。
私も、すっげーぱくりだなーとびっくりしました。
ちなみに、他の作品で「うる星やつら」のぱくりもどきも
やってた人です。
やあね。
73>72:2000/08/06(日) 01:43
>ちなみに、他の作品で「うる星やつら」のぱくりもどきも

 言われるまで気づかなかった!そういや似てる(笑)。
 マリオネットよりこっちの方がモロに似てるかも。
 「ばいばいC-BOY」ですよね。ソレ。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 03:21
>71
>人間の心ってわりきれないなあ

その辺が、「風木」が心理学者の人たちを惹きつけるところなのかもね。
75>71:2000/08/06(日) 03:39
71さんの記憶で、ほぼ合ってます。

オーギュはやっぱりジルベールにとって良くも悪くも「父親」だったんだよね。
その愛情表現に、「性」が伴ってくるけれど、ジルの求める愛に、ちゃんとこたえられたもの。

でも、それはあくまで「優位者」としての愛であって、
やっぱりジルベールと対等な立場で愛情をくれたのは、…セルジュだと思ってます。
じゃないと、ラスト、セルジュがかわいそすぎます…。
7672:2000/08/06(日) 17:32
>73
ありがとう!古すぎて誰もついてきてくれないと
思っていたのに。
そうです。C−BOYのことです。
77名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 17:35
>75
私はラスト、「良かった、これでセルジュも幸せになれる」と
思いましたよー。
だって、ジルベールって社会不適応者だったから、
セルジュがかわいそうだったんだもん。
悪いホステスにひっかかった真面目な公務員みたいで。
78>77:2000/08/06(日) 17:49
私も、セルジュとジルベールが駆け落ちしたとこ読んでから、
「こりゃ絶対オチは破滅しかなかろう」と思ってしもうた・・・。

 あのホモ彫刻家(絵描きだっけ?)が面倒見てくれることに
なったときに、ジルベールがお言葉に甘えてやっかいになっとれば
そのあとセルジュはなんとか自活して、ちゃんとピアニストになって
それから再会してハッピーエンドというオチもありそう・・・・って
それじゃ話としてはつまらんか・・・。
79名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 00:39
>77
私もラストはそう思ってほっとした。
けど年取ったセルジュの言葉とかがたまに出てきてましたよね。
よく覚えてないんだけど、ジルベールを失った後は砂漠の荒野のような
孤独な人生だったとかなんとか..。
何か絶望的な感じだったんで、彼の晩年は幸せでなかったのかなあと
思いました..。
80名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 01:09
>79
絶望的…というか映画の「ラ・マン」みたいな感じとか(見た人いるかな?)
ラ・マンはお互い生きてたけどね…結ばれなかったけど、忘れられない恋の相手ってことで。
81名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 01:58
私はアンジェリン(だったっけ?)がとても可哀想で…。
顔に火傷するは、好きな男はホモっちゃうは…。
あわれだよー。
しかもセルジュと結婚できないんでしょう?
82>81:2000/08/07(月) 15:47
そうよねー・・・。
パスカルの妹もお気の毒かも。
結局セルジュは、本編に2ページくらいしか出てない
ジルベールそっくりの女の子と結婚しちゃうからねー。
しかもその結婚生活は上手くいかなかったらしい・・・。
83名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 16:54
>82
そんな話ってあったっけ
ゴメンもう少し詳しくおしえて
84>83:2000/08/07(月) 17:18
「神の子羊」っていう小説からです。
セルジュの子孫の子が主人公なんです。
その子がセルジュについていろいろ調べてて
「風木」のその後が分かってくるお話。・・・だったような。
85セルジュのその後:2000/08/07(月) 17:43
ちゃんと立ち直って、子爵を継いで、
ピアニストとしても活躍するんだけど、
ジルベールそっくりな女性と再会して恋に落ち、
周囲の反対を押し切って強引に結婚。
子供も産まれるけど、だんだん上手くいかなくなって
ついには別居してしまう。・・・こんな感じ。
パットは最後まで独身だったようです・・・。
86名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 18:19
それって竹宮さんが書いたの??って聞く前に自分で調べてしまった
増山のりえさんの小説なんですねー
でも、まー風木は増山さんが半分原作って感じなんでしたっけ?
なんか同人誌みたいなのりですね
87名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 18:28
うろ覚えなんだけど、昔何かで呼んだ対談で、竹宮さんが
「風木はまだ3分の1くらいしか描いてない」と言っていたと思います。
そのときに「セルジュはジルベールに似た女の子と結婚する」とも言ってました。
「神の子羊」が出るずっと前の話です。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 01:16
>82さん
本編に2ページしか出てない女のこ
…って、だれですか?もし憶えてたら、どの辺で出てきた子か、
教えてください〜。…もう一回、読みなおすかあ。
89本編に2ページしか出てない女:2000/08/08(火) 21:29
82さんじゃないけど。
文庫版の一巻でみんなでアルルに遊びに行って、
セルジュが酒場でピアノ弾いてる時に拍手しに来た女の子ですよね多分。
ジルに似てる美少女とか言われてた。
9089:2000/08/08(火) 21:33
私、ラスト読んでないんですが・・・・。
ロムってて見たけどパット可哀相だな〜。
カールはどうなったのでしょうか?!
好きなんですけど・・・。
9188:2000/08/09(水) 02:43
>89さん、ありがとうございます。

…ちょっと待てぇ〜〜〜〜!納得いかんぞ、そんなの!!!(笑)
9285:2000/08/09(水) 09:45
すいません。よーく思い出してみたら、
パットはちゃんと結婚してました。
いい加減なこと書いてごめんなさい!
93名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 17:59
気になるのであげておきます。
94名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/20(日) 01:30
ひさしぶりアゲ。
>90
私もなにげにカール好きだった…。
彼が一番人間らしい(笑)ことで悩んでた気がする。
ところでパットは誰と結婚したのでしょーか?>85さん
95名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 17:59
カールは神学校へ行ったんだっけ?
96あがれ! :2000/08/29(火) 23:18
個人的な意見で恐縮ですが…
わたしは、海を見に行った帰り、セルジュが甘栗を買いに逝くシーンで、
泣きながら「このまま彼(ジルベール)を置いていきたい」みたいな台詞を
言ったシーンがすごく悲しくて泣けました
竹宮さんを知ったのは、イズァローン伝説が初めてでしたが、そういえば
イズァローン伝説は ”日出処”に似てますね。
パクリとか言う意味でなくて、普遍的なっていうか…ってくるといって課ttくるパリでセルジュが
97名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 00:50
懐かしいですね愛田真由美(笑)でも絵は好きだった記憶あります。

>93さん
私もそのシーン泣いたなぁ。
ジルとセルジュの気持ちどんどんすれ違っていって、
ジルが薬漬けになっていくとこらへんなどたまらなかったです。
でも、10年以上振りに読んでみたらどう思うかちょっと興味あるなぁ
年齢とともに感想も変わるもんね。
98名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 01:00
私は、駆け落ちしたところですぱっと終わって
欲しかったなあ。
あのパリ生活って、蛇足みたいであんまり・・・。
99名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 03:06
「風と木・・」なつかしい
途中で読まなくなって、大人になってからコミックスを買って読みました。
後半の二人に涙をダラダラ流しながら何度も読みました。
セルジュが抜け殻みたいになってしまったのがとっても辛かった・・

100名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 10:08
ここで知って、ロスマリネとジュールの番外編を立ち読みしました♪
2ちゃんが役に立ってうれしかった。
101名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 10:17
風と木〜は、いっぺんにまとめ買いして、
最初は、うーーー??????ってかんじだったけど
友人たちに貸したらはまってくれて
みんなで語ってるうちに良さが分かったです。

カール好きでした。でも、トーマの心臓読んで
カールといい、ユーリといい、こういうタイプは
なぜ神学校に行っちゃうんだろうって思ったり・・・。
102名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 10:49
カールとユーリは全然違うタイプ
共通点:黒髪、優等生 だけ
私は、風木の良さは一発で解ったんですが
トーマの良さは未だに解りません。
他の作品を読んでも、どうしても竹宮の方に共感してしまいます。
でも友人に全く逆の子がいました。波長の問題ですね、もう。

私は駆け落ち以降こそが好きです……あのどうしようもないところが。>風木
104名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 12:15
私セルジュ好きじゃないんですが、
やっぱ彼ってパットとアンジェリンとジルベールの
3人が好きだったんでしょうか。なんなのよくわからんコイツ。
105名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 12:21
>103
確かに駆け落ち以降がなかったら、こんなに心に残らなかったと思うんだけど、
98さんと一緒で、駆け落ちでスパッと終わって欲しかった。
あのどうしようもなさが辛くて辛くて、
未だに駆け落ち以降は読み返せません。
106名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 12:25
私は、トーマの方は感動しましたが、風木の方がいまいち……。
同じ竹宮恵子氏の作品でも、変奏曲の方が、好きです。
107なんか :2000/08/30(水) 14:01
比較論になってきたぞ。やめておかないか?
10890 :2000/08/30(水) 18:39
カール可愛そう・・・。>ラスト
ところで、カールはやっぱり1巻あたりの明るいカールが好きー。
ジルベールに迫られるカールには笑った。
素敵だよカール。
109名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 03:00
ここのスレのおかげ(せい?笑)で単行本全部買ってしまったぁ!
昔全巻持っていたの何処へ? プチフラへ移動してからはリアルタイムで読んでいたんだけど。
そのせいもあるのか、駆け落ち編のほうにものすごい思い入れがありましたが
15年振りくらいに読んでみてもやっぱりそうでした。絵も、あのころが一番すきです。
絵というより紙面構成かな?コマ割とか。パリの匂いが漂ってる感じがして映画みたいでうっとりした。全巻あの絵で見れたらなぁなんて思う。
10巻に入ってたのは、ここでも話にあがっていた番外編だろうか?
ジュールとロスマリネの話。読めてすごく嬉しかったですがあれっていつ頃の作品ですか?
絵がちょっと残念でした(スミマセン)
昔は登場人物の女性の気持ちがぜんぜんわからなかったけど
今となると主役のふたりより、カミーユとかセルジュママとか、挙句に
セルジュ伯母とかの気持ちまで解ってきちゃった・・・。うーん、ビックリだ。
110花と名無しさん :2000/09/05(火) 04:59
そういえば、1年くらい前に風木のビデオかりてみたんだけど、ついつい・・・
のび太ー!?(@@;)っておもってしまいました。誰か同じこと思いませんでしたか?
だって、凄くいい話しでも、こえがこえが・・・いえ、いいんですけど
111名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 10:53
>110
のび太の声の小原さんはねー
ブリジット・バルドーも当たり役なんだよ〜
でもしらないよねー<セクシー女優B.B
112遅ればせながら :2000/09/05(火) 14:17
パットは確か同僚の記者と結婚したと思います。
113>109 :2000/09/05(火) 14:19
ロスマリネとジュールの番外編は、
イラスト集の特典だったので、
8年くらい前のものだと思います。
私も竹宮先生は15年ほど前の絵が
一番好きですね。
114花と名無しさん
神の子羊読みました。
カールってみんなが通ってた学院の校長先生になったんだね。