1 :
名無しさん :
1999/11/25(木) 01:09 「残酷な〜」から入った世代です。ファンになってから 旧作を結構読んだのですが、一般に不朽の名作といわれる 「トーマの心臓」や「ポーの一族」にはあまりはまれませんでした。 80年代以降の作品−−「残酷な」もそうですが「メッシュ」「マージナル」 等の方が作品としての質が高いような気がするのですが、どうなんでしょう。
2 :
わたしは :1999/11/25(木) 01:42
「スター・レッド」と「銀の三角」が好きです。 トーマやポーは、リアルタイムで読んだ人たちが 支持強そう。読んでみたけどそんなにはこなかったです。
3 :
名無しさん :1999/11/25(木) 02:19
スターレッド 小学生の時に読んではまりました。 半神 16ページでここまで人を感動させることができるとは… 雑誌掲載時に読んですごいショックを受けました。
4 :
リアルタイム読者 :1999/11/25(木) 02:29
未だにグレンスミスの日記を読み返すと、泣いてしまう。 トーマの心臓は、昔はそれほどハマれなかったけど(いわゆるキャラ萌えの 人たちについていけなかった)今読むと、片足になったシドと、 エーリクの会話とか、心に染みますね。 「A-A'」「訪問者」がものすごく好き。 萩尾作品は後世に影響を与え過ぎたので、ポーやトーマの世界観が 後続の作家によって繰り返し再生産されて、新鮮味が薄れてしまったのか という気もします。
5 :
コミカル系 :1999/11/25(木) 02:32
の方が好きだったりします。 「ケーキ・ケーキ・ケーキ」とか、「この娘売ります!」とか。 まじめなのでは「マリーン」が一番好きですね。 ロマンチック(?)かつSF。
6 :
名無しさん :1999/11/25(木) 03:06
わたしのリアルタイムはポーの一族〜メッシュあたりです。 この辺の作品はどれも好きですね。メッシュに出てくるミロンが大好きでした。 70年代〜80年代にかけて、萩尾さんや大島弓子さんたちが 少女マンガの世界をがんがん変えていったのを リアルタイムで見られたのは本当に幸運だったと思っています。 4さんが指摘するように、今では少女マンガの常識になっているような ことが多すぎて、若い読者さんには古臭さの方が目立ってしまうのかもしれませんね。
7 :
名無しさん :1999/11/25(木) 03:39
「11人いる」「スターレッド」「A−A´」 「ウは宇宙船のウ」などのSFが好き。 特に「ウ〜」は、原作よりコミックになった方が 好きと感じる唯一の作品。 でも傾向を見るとやっぱりリアルタイムで読んだ作品群が 点数高かったりします、やっぱり時代性とかなじむものがあるのかな。 今は「残酷〜」が長いからそろそろ違うもの読みたい。 あ、「あぶない丘の家」3巻まで持っているのですが 続きはあるのかどなたかご存知ですか?
8 :
リアルタイム :1999/11/25(木) 11:32
ではなかったけど、14才のころ「ポ−の一族」 にはまった。あのころ、私とエドガ−は同年代 だったのに今ではすっかりおばさんになってしま った自分が悲しい・・・。今でもポ−は私のバイブル。 あと、「アロイス」、「アメリカン・パイ」も名作。
9 :
かけ餅 :1999/11/25(木) 20:13
私もリアルタイムではないですが「ポーの一族」が一番好きです。 初めて読んだのは7〜8年前でしたが、大変な衝撃をうけました。 絵の古さなどで抵抗を感じてしまう人も多いのかもしれませんが 結局は好みの問題なのかもしれませんね。 「11人いる!」も好きです。「トーマの心臓」はそれほどでもないけど…。 リアルタイムでは「マージナル」にはまりました。 ラジオドラマもやりましたよね。音楽が細野晴臣だった。
10 :
マージナル :1999/11/25(木) 20:40
ナースタースが「愛してたのに!」って泣くシーンに 大人の恋の舞台裏を感じたもんだった。
11 :
>7 :1999/11/25(木) 22:56
「あぶない丘の家」は全三巻です。 ああいう、肩の力が抜けた感じの作品も好き。 また描いてくれないかな。
12 :
名無しさん :1999/11/26(金) 00:15
「残酷な〜」の今月号の展開は…解釈がなかなか難しいっす どうなるのかのうこれから
13 :
銀の三角 :1999/11/26(金) 15:06
が好きです。 先にZABADAKファンだったからなのか。
14 :
>10 :1999/11/26(金) 20:15
ナースタースって人気ありますねー。 私は「子どもの頃、お互いの考えてること当てっこして遊んだのよ」 という台詞が切なくって。 「マージナル」って、登場人物みんなにドラマがあって面白いです。
15 :
シェルティ :1999/11/26(金) 22:49
海のアリア、マージナル、A−A’などSFものが好き。 「残酷な」はちょっと話の展開が遅すぎる。 連載が始まった頃アカンボだった娘が今じゃ小学3年になってしまった。
16 :
7>11 :1999/11/27(土) 02:34
レスありがとうございました。 そうなんですねー、実は「3巻まで?」って聞いたのは なんとなく尻切れトンボのような気がするからなんですね。 完結した感覚が落ちてこないのです。 う〜ん、、、終わりか、そっか(噛締め中)
17 :
エッグ・スタンドで :1999/12/02(木) 05:20
号泣しました… 何度読んでも泣けます。
18 :
すみません男です :1999/12/02(木) 06:20
ポーの一族」最高です。リアルタイムではないけれどもそれに近い年齢なので ほとんどオヤジです。最近,「エディス」のラストシーンのジョン・オービンの 気持ちが痛いほどよく分かるようになりました。
19 :
>18 :1999/12/02(木) 18:06
「BS漫画夜話」でも夢枕貘さんが、そのシーンで泣いてしまうと 言ってましたね。 萩尾作品の偉大なところは、子供のころは子供の気持ちで、 大人になれば大人の気持ちで感動できるところだと思ってます。 私は「リデル森の中」が、大人になってから読み直して切なさ倍増でした。
20 :
>17 :1999/12/02(木) 18:21
あれはヤバイ級ですよねーー。 なぜ映画化しない! あのまま絵コンテになるぞ。
21 :
昔の短編で :1999/12/02(木) 21:57
「秋の旅」ってのが好きで。泣いた。 ヨーロッパ映画の良品をみた感覚。 なんかこの人の作品には「品格」を感じる。 「かわいそうなママ」とかもすごい。 私は昔の作品の方が、完成度は高い気がしてたんだけど…
22 :
エッグ・スタンドって :1999/12/02(木) 22:44
どのコミックスに所収なのですか? 読んでみたい。 メッシュ以降、萩尾さんの作品はそれほど追わなくなってしまったのです。 ところで、CD-ROMはすてきですよね。「ああっ、萩尾望都の絵が動いてる!!」 と、感動しました。プロデュースした佐藤嗣麻子さん、自称萩尾フリーク というだけあって、愛のこもった仕上がりになっていたと思うのです。 ポーの一族のエドガー…忘れられないキャラです。
23 :
名無しさん :1999/12/03(金) 03:36
萩尾さんの登場人物って、チョイ役でも肉厚な感じですよね。 私は「メッシュ」やバレエシリーズみたいな、青春モノが好きです。 「残酷な〜」はどうしてあんなに長いんでしょうね? ジェルミが犯行を自供するあたりで雑誌のコピーには「クライマックス」って書いてあったのに。
24 :
すみません男です :1999/12/03(金) 06:44
>22 私が持っているのは萩尾望都作品集第2期(赤くない方)の16巻です。 本のタイトルもそのままエッグ・スタンドです。
25 :
>22 :1999/12/03(金) 08:17
文庫だと、小学館漫画文庫「訪問者」に収録されています。
26 :
小学生の時に :1999/12/03(金) 16:10
「ポーの一族」の最終巻を読んで衝撃を受けました。 なので、「ポー」はもう別格に好きです。キャラクターでは オスカーが!! 「トーマの心臓」で惚れて「訪問者」で爆発。 「スターレッド」も好きです。……なんて書いていたら めちゃくちゃ読みたくなってきました。
27 :
名無しさん :1999/12/03(金) 19:12
古いほうの絵柄の作品が好き。 目が真ん丸くなってからはどうも小粒な印象の作品が多い気がして、 ちょっと好きになれなかった(でも読んでました)。 「残酷な神」が始まったときは、やっと人間の心理を 暴き立てるハードな作風が復活したか!と嬉しかった。
28 :
トーマの心臓 :1999/12/04(土) 13:33
何かで萩尾さんが「『残酷な神が支配する』は、神学校へ進まなかった ユーリの物語です」と言ったと聞いて、目からウロコがボロボロ 落ちまくり! ずっと、ユーリの苦悩を、純粋に宗教的なものだと思ってたから ピンと来なかったので…。そう思って読めば、いたるところに 伏線があるじゃない。奥が深い作品ですね。
29 :
22です。 :1999/12/04(土) 16:41
ありがとうございます。さっそくゲットしました。 24さんのおっしゃる16巻で。 いや、やるせなかったです……。
30 :
実は :1999/12/07(火) 18:33
フラワーフェスティバルが好きです。 いえなんとなく。
31 :
リアルタイムで読んだ :1999/12/07(火) 20:41
「11人いる!」 近所の本屋さんより、1日早く売ってくれるキオスクから帰り道の わくわくした気分を、今も覚えている。。。 ふろるべりちぇりふろるっっ。
32 :
名無しさん :1999/12/08(水) 03:03
「完全犯罪」はやっぱり、甲斐バンドを聞きながら読むべき なんでしょうか?全く、甲斐バンドに興味がないので、 普通の漫画として読んだんですが。
33 :
>32 :1999/12/08(水) 10:43
・・・・(苦笑)。 私もそうだったので、普通のマンガとして読んだ ツラさを思い出してしまった。
34 :
>32 :1999/12/09(木) 15:58
半分ぐらいの曲は解るんだけど、とにかく曲入れ過ぎ〜(笑) 熱狂的な甲斐バンドファンで、萩尾望都も好きな友人がいたけど あの漫画に関しては「どうしよう。恥ずかしくて正視できない」と 言ってました。とにかくファンモード炸裂ですもんね。怪作かも。 サスペンス物としての水準はきちんとクリアしているんですけど…。 だけど、「そばかすの天使」のシーンでは、ちょっとホロッとしました。
35 :
名無しさん :1999/12/14(火) 16:55
それにしてもなんだ、このおもしろい危険信号、数が限られる
36 :
>30さん :1999/12/14(火) 18:24
私も好き。 ほのぼのとかわいらしい話だよね。 でもサンダーっていまいちキャラ立ってない感じ。 他が立ちすぎ?ともいえる。 玉子ちゃん、リュス、るーちゃん、ママさん、ひっそりとゆかりも・・・
37 :
>35 :1999/12/14(火) 18:46
「11人いる!」
38 :
名無しさん :1999/12/15(水) 04:07
恐ろしいが、おもしろいになってしまっていた誤植?はいまなお謎
39 :
ポーの一族 :1999/12/17(金) 05:31
読み返して、あらためて、わからないことが、、、 アランと出会った話です。メリーベルのために、"いけにえ"を 求めて、ポーの村を旅立つポーツネル男爵一家。 この"いけにえ"候補には、アラン以外に老医者の娘や、女好きな医者が 含まれるのですが、一体、"いけにえ"の意味は? ポーの一族に加える訳ではないですよね? 新鮮な血をとるための人間工場でもつくろうとしていたんでしょ うか?ただ、血が欲しいだけでも、最終的に相手を殺して しまうのでも、おいしいものを食べたくて、手間をかけて厳選 していたのでしょうか?あ〜、気になる。
40 :
名無しさん(男) :2000/01/09(日) 12:01
何気に過去ログ見てたら萩尾望都の名が。 僕は親戚のお姉さんが持っていた「ポーの一族」を見てからはまりました。 一番好きなのは、「スター・レッド」です。
41 :
チム :2000/01/09(日) 13:18
うんうん。黒羽がね、好きだった。おばばたち、火星の女性も。 崇高な愚直って感じで。「空気の作り方も教えますチグル!」 「その子を殺したらこのシロワタを全部殺す!」 マージナルも銀の三角も、11人もそうかもしれない、萩尾SFはね、 いやいや残酷だって、 「子供が生まれつづけること、一人が死んでも世界は壊れないこと」 ってのがテーマのひとつでもあるかもしれないと思うわん。《ぎり ぎり最後の線での》オポチュニズム。 ジェルミが死んで終わることだけはさせたくない… なんだか今年の夏頃で終わるらしいことを『鳩よ!』の対談で作者が 言ってたけど、昔やっぱり作者が「ハッピーエンドにしたい」旨発言 してたから、すごくお願いモードに入ってます。
42 :
名無しさん(男) :2000/01/09(日) 15:59
>41 >崇高な愚直って感じで。 そうなんですよね。誇り高いというか。 で、ラストはとても悲しかったです。<スター・レッド
43 :
名無しさん :2000/01/09(日) 17:32
「11人いる!」「半神」、それにSF小説を原作とした 短編が好きです。「11人」は当時小学生でしたが、いつも マンガ貸してくれてたコが、おもしろいって本から前後編 切り取ってたの覚えてる。 「11人」の続編に出てくる、スパイを表す用語で(?) 『火種』と『火消し』というのがあるけど、あのセンスはうまい の一言。
44 :
私は結局 :2000/01/09(日) 20:03
トーマが自殺した理由がわからないです。 何度読んでも、もう少しでわかりそうな ところで解釈が手をすり抜けていく感じ。
45 :
わたしも :2000/01/09(日) 20:14
はじめよんだときわからなかった。 こないだ読んだときは後半トーマ側にたって 読めました。いろんな思いで泣けます。もう深すぎます。 またしばらくして読もうと思います。
46 :
>44 :2000/01/09(日) 20:14
ホントは本気で物凄く大好きだったユーリに「茶番劇」の部分 だけを知られて、否定されて突き放されたからじゃないんですか? 衝動的な自殺だと思ったけど、なんかもっと違う理由があるの? 私はどっちかっていうと、ユーリがサイフリートから 受けた屈辱と絶望感の方が感覚的にピンとこない。 宗教感持ってないから。意味はわかるんだけど。
47 :
よくよく考えれば :2000/01/09(日) 21:25
自殺しておいて、遺書を友人に送りつけるのってかなり酷い事のように思えるが… (ていうか、読んだ当時はそう思った。) 自分の命を賭けてもいいくらい、ユーリに対する気持ちは本気なんだと解ってもらいたかったから、 と解釈しました。 >44 私は、ユーリにめちゃくちゃ感情移入して読んでた。 てゆうか、若い頃はトラウマあって、まさりに壁つくってるようなキャラばかり好きになってた。(笑)
48 :
47 :2000/01/09(日) 21:29
間違えた。>46でした。
49 :
>46 :2000/01/09(日) 21:36
ユーリが受けた屈辱って、宗教的な意味もあるけど、 かなり性的な意味を含んでいるはず。 「トーマに煙草を押し付ける夢すら見た」って言うのは、 性的な欲望を感じたってことだと思うんだけど。
50 :
>49 :2000/01/09(日) 22:05
なるほどー。深いなー。
51 :
>49 :2000/01/09(日) 23:17
私も、成人してから読んだせいか、そう思ってました。 宗教的意味合いが絡むから、いっそう屈辱的で絶望感があった のかなーと。あとそれをユーリが「それをほんとは分かってて、 望んで行った」みたいな独白がありませんでしたっけ? 私の妄想かしら…。だから余計ユーリの苦悩が分かるような 気がしました。
52 :
44 :2000/01/09(日) 23:25
>46 うーん、自殺の理由、それだけではないというか、それで 死んだのならほんとうに意味のない死になっちゃうので…… ずっと悩んでたんです。47さんの解釈ということになるのかな……。 でもオスカーの言うとおり、「ぜったいに簡単なことじゃない」 ですよね。死にいたるまで愛するって。 >49 子供のころ読んだときは、そのあたりまったくわからなかったけど、 先日文庫版を買って読みなおしたところ、これは絶対、そういう 性的虐待の意味を含んでるなって思って、かなりぞっとしました。 ユーリの告白を受けたエーリクも、「もういい、やめて……」と 告白を途中でやめさせてたけど、その意味を汲み取れたってこと なんでしょうか。深いわ……。
53 :
51ですがもひとつ :2000/01/09(日) 23:49
トーマの自殺は、壁を作ってるユーリに対して、 死をもってまで愛してることを語りかけて(あるいはその衝撃で)、 硬直してしまっているユーリ自身が変わってくれることを 願ったからだと、読んだ時は思いました。 ああ、うまく言えない…。
54 :
なるほど :2000/01/10(月) 00:29
…でもどっちにしろ、それ(トーマの行動)って同性異性に関わらず 実際されると、めっちゃ迷惑かも…(^_^;) 結局、ユーリはますます閉じてたもんね。 ユーリって、生前のトーマの事、憎からず思ってたんだよね? バレるまでは。茶番。 私は小学校の時初めて読んで、最後に読んでからかれこれ 15年くらいは経ってるから、細かいトコ忘れてるんですが…。 性的な欲望ね。そうか。黒髪っていうのも、何だか凄く彼の コンブレックスになってたっていうか、だからこそ自分を 戒めようとする鎖になってたような記憶があるけど…。 難しい生き方を選ぶ人でしたよね。愛されたいけど、愛される 事を怖がってたような。 それにしても、オスカーがかっこよかったよ。オスカー、理想だよ。
55 :
六角メガネ :2000/01/10(月) 00:30
エーリクに、なぜサイフリートが危険だと知っててお茶会に 言ったのか、と聞かれてユーリは「惹かれてたから…。 僕の心にはいい根と悪い根があって、いいほうはトーマに、 悪いほうはサイフリートに惹かれてたんだよ」って言ってましたね。 トーマを拒絶したのも、茶番云々に怒ってたからじゃなくて、サイフリート に半自主的に征服されることによってトーマを愛する(トーマに愛される) 資格を失った自分を知ってたから。そしてトーマが(もっとも具体的な リンチの一件については知らずとも)それでも、何があろうと ユーリを赦し、愛している、ということを受入れられなかったからでは ないでしょうか。 しかしトーマのユーリへの愛は宗教的で形而上すぎて、エーリクや オスカーと違って、いまでもいまいち一体感もてない。ユダ(ユーリ) をそれでも赦し、自ら十字架にかかることによって愛を証明した キリストとしてトーマ。その理由で陸橋から鉄道自殺なんて大胆すぎる。
56 :
六角メガネ :2000/01/10(月) 00:50
追加: もっともその非現実性、純粋さがすなわち、「性もなく正体も わからない透明なものに向かってなげだされいる」「少年の時と しての愛」、少年のときにしか持てない愛なんでしょうが。 私はこの作品は「訪問者」のあとに読んだんですが、「訪問者」 を読んだ時はオスカーに号泣したのですが(これまた話すと長くなる)、 「トーマの心臓」を読んでからもう一回「訪問者」を読むと、こらえきれずに 泣き出してしまったオスカーを、新しい環境にきて心細くなったんだろう、と おもって「すぐになれるよオスカー」と慰める、屈折してしまう前の ユーリの姿にも泣いた。この子がその後あんな風になっちゃっうのか、と。 萩尾望都うまいなあ。ほんの半ページだけなのに。
57 :
名無しさん :2000/01/10(月) 01:14
萩尾望都ファンの外国人教授の人が自分のHPで 「トーマの心臓」についての評論(日本語)を描いていた のですが、そこには「レイプされた」ときっちり書いてあった 記憶があります。もう一度読んでみたいのですが、見つからないです。
58 :
名無しさん :2000/01/10(月) 01:54
>六角メガネさん のまとめに、激しく同意。ううう、見事です〜。 さすが六角メガネを名乗るだけありますね!
59 :
51 :2000/01/10(月) 03:18
私も六角メガネさんのトーマとユーリの解釈に同意。すごいっ。 それにしても、六角メガネって今考えるとすごく変ですね。彼のインパクトには 合っていたけれど。なぜあんな形にしたのかしら先生ってば。 当時はあのタイプの眼鏡はめずらしくなかったのでしょうか? 57さんのおっしゃってる評論気になります。やっぱり、はっきりとそう 解釈できる余地もありますよね〜。しかし外国の方が…うーん読みたい。
60 :
六角メガネ :2000/01/10(月) 03:57
しまった・・。今読み返してたら、サイフリートは 「八角メガネ」でした。
61 :
六角メガネ :2000/01/10(月) 03:58
しまった・・。今単行本読み返してたら、サイフリートは 「八角メガネ」でした。
62 :
>57 :2000/01/10(月) 12:03
63 :
あのね :2000/01/10(月) 12:39
去年流行った、中谷美紀が歌う「砂の果実」。 (英語バージョンを教授のお嬢さんが歌ってた) あれって「トーマの心臓」っぽいっていうか 何かそういう空気を感じません? 「弱虫の偽善者は僕の方だったよね」とか わざと固めの言葉を使って透明感をだしてるんです。 高潔な少年の世界っていうか。好きなんです。
64 :
質問ですが、 :2000/01/11(火) 10:30
萩尾さんとか竹宮さんとか山岸さんとかって(他にもいたはずですが)、 まとめて呼ばれてましたよね? 何だったでしょうか? どうでもいいことですが、気になっています。
65 :
>64 :2000/01/11(火) 10:47
「24年組」です。昭和24年生まれの方に、ビッグな 少女漫画家さんが多いので。
66 :
64 :2000/01/11(火) 10:55
>65 有難うございます。 この3人って同級生なんですね。それにしても、凄いメンツですね。
67 :
24年組 :2000/01/11(火) 16:43
あと里中さん、大和さん
68 :
名無しさん :2000/01/11(火) 16:46
そのふたりは23年では
69 :
名無しさん :2000/01/11(火) 18:49
みんな正確に24年生まれでないみたいよ。 24年付近ということで。 でも里中、大和は24年組とはちっと芸風違わないか?
70 :
名無しさん :2000/01/11(火) 19:00
萩尾望都、竹宮恵子、大島弓子、山岸凉子あたりを普通 そう呼ぶようです。 少年を主役にしたり、同性愛をテーマにしたり、当時の少女漫画の タブーを破ったメンバーって感じで。 萩尾望都と竹宮恵子が共同生活していた大泉の一軒家が たまり場になっていて、そこに出入りしていた人達が中心。 少女漫画版のトキワ荘みたいなもんです。
71 :
>63 :2000/01/13(木) 02:29
私は「砂の果実」はエヴァっぽい気がしますた。 作詞は売野雅勇って人。(知らん…) 中谷のには他に、「いばらの冠」(大島弓子作品と同名タイトル) って曲があって、教授ではないにせよ、プロデュースしてる人に 24年組系好きな人がいるんだろなぁとは思いますが。(推測の域を出ない) >六角メガネさん てへ…おいらも気付かずにレスしてました…八角でしたね……。 58より。。。
72 :
>73さん :2000/01/13(木) 02:49
>中谷のには他に、「いばらの冠」(大島弓子作品と同名タイトル) 大島作品に「いばらの冠」ってタイトルの作品はないです。 「野イバラ荘園」「草冠の姫」「いたい棘いたくない棘」「つるばらつるばら」あたりが ごっちゃになっちゃったのかな? 個人的には「草冠の姫」の主人公が、イメージ的に最も中谷美紀っぽい感じだと思います。 中谷美紀で大島作品をやったら面白いかもしれない。
73 :
71っす。 :2000/01/13(木) 03:25
>72 そうだ!!作品名じゃなかった!!『いたい棘いたくない棘』の中で 「ごめんね かんむりを とりにきたよ」ってゆうフレーズがあって、そこの絵が いばらの冠になってるんだわ…。あと『草冠の姫』の扉絵が混ざってた(笑)。 突っ込んでくれてありがとうです。。 間違いだらけで恥かしい〜。以後気をつけて発言します。 いつのまにか大島スレッドにしちまった(笑)。 大島と萩尾は今もお互いのファンで、昔っから相当影響うけ あってると告白してますね。なんかとってもいい関係だな〜。。
74 :
名無しさん :2000/01/17(月) 06:45
よく考えたら、「銀の三角」書いたヒトじゃん。俺のなかでは、 名作なのだが、、、だれも、理解できないんだろうな? とにかく、意味不明な漫画だった。この漫画の醍醐味は、 意味不明で理解できないことを理解すること。だれか、読んだヒトおる?
75 :
銀の三角は :2000/01/17(月) 08:39
名作でござりましょうな。中田雅喜が「桃色三角」という パロディ漫画を描いてました。
76 :
>74 :2000/01/17(月) 08:47
「銀の三角」は、複雑だけど、決して意味不明なストーリーじゃ ないと思いますよ。私も何度も何度も読み返してしまったけど。 「アメリカンパイ」冒頭でグラン・パが語る 「古い歌が、それを作った人の名も歌った人の名も忘れられても 残るように」「想いだけは残るのだ」(超訳)って言葉を 連想しました。
77 :
アキハ :2000/01/18(火) 21:16
萩尾さんの作品は母が好きだったらしく、 私は幼稚園のころから本棚のそれらを勝手に手に取り、 そして好きになっていきました。 一番好きなのは最初に読んだ「ポーの一族」です! 同じくらい好きなのが「スター・レッド」。 「半神」や「イグアナの娘」にも感動しました。 最近の作品は読んでませんねぇ、そういえば。 同じ年代で読んでる人がゼロに等しいのが少し寂しいところ(^^; ここには同じ事を話せる人がいて嬉しいです(嬉々)
78 :
フリーデル委員長 :2000/01/18(火) 21:37
やっぱり私はリアルタイムだった「訪問者」「メッシュ」ですね。 親と子の関係性は、萩尾さんの永遠のテーマだと思うし。 特に、パパ・グスタフを裁きにきた神様の顔は 僕だったんだね、僕は家の中の子供になりたかったのに、 というオスカーのくだりは、 トラウマにぐりぐり来ましたから〜。
79 :
>74 :2000/01/18(火) 23:23
「銀の三角」、すばらしいですよね。 自分の中にある満たされぬ渇望感は、もしかしたら消えてしまった現実に 起因しているのかもしれない。あるいはそうでないかもしれない。 でも人々の悲喜交々の生き様をしっかりこの手に掴んだ感覚を残している。 だから自分はその想いを語らずにいられない。 ストーリーテラーの魂の告白だと思います。
80 :
74 :2000/01/19(水) 02:01
銀の三角は名作と認知されていたのか!? 今日、読み返してみたんですが、マーリー2がエロキュスの琴を 爆発させるシーンから、おかしくなってきているような?? なんで、あそこにエロキュスが?ラグトーリンがつれて来たのかな? それはそうと、前読んだ時は、矛盾点をみつけられていたと思っていたのだけど、 今日はよく理解ってしまっているなぁ。。作品にのまれている気がする。 時間をいじくっているので、必ず矛盾しているはずなのだが。。。
81 :
探してます :2000/01/19(水) 02:57
「10年目のマリエ」という読みきりのはいった コミックスを探してます。 御存じの方、よかったらおしえて下さい。
82 :
名無しさん :2000/01/23(日) 09:41
age
83 :
>81 :2000/01/23(日) 11:02
ここで探すがよろし。全作品リストをたどってくとあるよ。 たしか「エッグ・スタンド」の中にあったと記憶するが……。 わたし時間がないので、自分で確かめて。
84 :
>81 :2000/01/23(日) 11:03
85 :
エッグスタンド :2000/01/23(日) 12:02
結構泣いた。 しばらくタマゴが怖かった……。
86 :
>80 :2000/01/23(日) 23:03
いまさらって感じだけど >なんで、あそこにエロキュスが?ラグトーリンがつれて来たのかな? マーリー3とジェイフの会話から、名前にひかれて 自分でテレポートして来たんじゃなかったっけ。 そんな感じのことをラグトーリンが言ってた。
87 :
ポー :2000/01/29(土) 02:05
の一族を授業中隠れ読みしていて、アランが消える場面で心ここにあらずな状態になった。 ところでインタビュー・ウィズ・バンパイアって、この影響受けてないの?
88 :
AA :2000/01/29(土) 02:52
インタビュー> 作者は、娘を亡くした悲しみを癒すためにこの小説を書いたそうです。 フランケンシュタインのドラキュラ版ですね。 ポーもインタビューも好きですが、関係ないと思いますよ。 映画のあのビジュアルからだけなら連想してしまうのは解りますね。
89 :
幻のマンガ :2000/01/31(月) 16:29
「マンガABC」 絶対に単行本に収録されない。
90 :
白泉社新年会 :2000/01/31(月) 17:39
で、特賞の海外旅行券を得たそうですね。 最近、白泉社で書いてたっけ?と思ったら、文庫本を出しているわけね。
91 :
名無しさん :2000/02/02(水) 04:56
age
92 :
>89 :2000/02/04(金) 13:15
知らないです。 どんなお話なんですか?
93 :
89さんでないけど :2000/02/04(金) 16:11
別コミ?に連載してた、マンガの描き方講座です。
94 :
名無しさん :2000/02/05(土) 02:37
agemasune.
95 :
☆ :2000/02/05(土) 03:40
94さん。ありがとうございます。 2ちゃんねる少女マンガ初心者だったのでスレッドが 無いと思ってトーマの心臓スレッドを立ててしまいました。 僕はこのマンガがとても好きです。初めて読んだときは 泣いてしまいました。他の萩尾望都さんのマンガは読んで ないです。でも過去ログを読ませてもらったらユーリの もう1つの話しがあるみたいなので今度買ってこようと 思います。
96 :
え?! :2000/02/05(土) 04:11
残酷な神のことかいな その受け取り方はちょっと…(汗)
97 :
3月のBSマンガ夜話に :2000/02/05(土) 15:20
萩尾望都さんゲストで出るよ。
98 :
名無しさん :2000/02/06(日) 05:08
萩尾望都さんって独身なんですか?
99 :
確かそうでっせ>98 :2000/02/06(日) 20:45
夏でおわる、ってきいたんだけど、それは「7月号」? 「7月発行の9月号」??
100 :
おっと、(99) :2000/02/06(日) 20:47
『残酷』の話ね。
101 :
>95,96 :2000/02/07(月) 10:18
「訪問者」のことでは? これは、ユーリじゃなく、オスカーの話ですけどね。 でも、「トーマ」と「残神」は表裏一体というか、 どこかで「ジェルミは、神学校に行かなかった ユーリの話」というようなインタビューを見た ような・・・。
102 :
ラリパッパ :2000/02/08(火) 13:04
「ゴールデンライラック」って、どうですか。 とてもよくできたお話で、うるうるきちゃう ところですけど。
103 :
名無しさん :2000/02/08(火) 16:02
白泉社 Cherish Book 「少年よ」 にも、オスカーが出ていたような ユーリも出てたかな
104 :
名無しさん :2000/02/08(火) 16:26
「ゴールデンライラック」、文庫版の表紙がすごいキレイ。 もともとのコミックスのは、いまいち。 私もとってもすきです。
105 :
名無しさん :2000/02/08(火) 22:47
今日、久しぶりに「この娘うります!」を読み返しました。 何度読んでも楽しい気分になりますね。
106 :
名無しさん :2000/02/09(水) 01:16
「萩尾望都作品目録」に行けない…。 前はやふーの検索で一発OKだったのに
107 :
>102 :2000/02/09(水) 13:24
私もゴールデンライラック、大好き。 ラクダのこぶの水の話とか、印象に残る台詞が多い。
108 :
ゴールデンライラック :2000/02/09(水) 14:01
当時別コミに「まんがABC」という漫画の書き方講座が、毎月1ページ掲載されていて、 その中で、リアルタイムで「ゴールデンライラック」が取り上げられていて、勉強になりました。 どうしてあの時代にしたのかとか、キャラの性格付けのしかたとか、 プロットの立て方、ネームの作り方、セリフの選び方とか。 あれもどこにも転載とかされてないのかな。 すごくもったいない。
109 :
名無しさん :2000/02/11(金) 16:48
あげ
110 :
名無しさん :2000/02/11(金) 19:02
>106 このスレッドの84のURLからすぐ行けますよ。
111 :
どなたか :2000/02/11(金) 19:54
「湖畔にて」を御存じのかた、内容を教えて下さいませんか?
112 :
小ネタ :2000/02/13(日) 03:49
いま萩尾先生って「∀ガンダム」(角川スニーカー文庫刊)の小説の表紙(と、口絵一枚)を描かれてますよね。 富野監督のたっての希望だそうですが、とても気に入ってます。登場するキャラにメリーベルって名前の子がいたりして、にやりとしてしまいます。 主人公の少年が銀髪だったりするのでどうしても大好きな「スター・レッド」を思い出してしまったりして……。 しかも今R.ブラッドベリがマイブームなんですが、考えてみたら原作小説より前に萩尾先生の漫画で読んだ記憶があります。 ……なんだか萩尾先生の漫画が読みたくなってきちゃった(汗)
113 :
>112 :2000/02/13(日) 06:04
うわあ知らなかったです。 ガンダムと萩尾先生って組み合わせがなんか衝撃です(笑)。 アニメは何回か見ましたが、あれを萩尾先生の絵で…(想像中) うーん…けっこういいかも(笑)。 なんかあのガンダムは服飾の設定とかがちょっとレトロで かわいいなーとか思います。そういうとこも先生の絵に似合いそうだ。
114 :
萩尾先生は :2000/02/13(日) 07:55
デビルマンのイラストだって描いてるもんね。1年位前のモーニングの増刊に 載ったのよ。
115 :
>112 :2000/02/13(日) 11:43
そういや、ウは宇宙船のウも文庫化されましたね。
116 :
名無しさん :2000/02/13(日) 15:47
萩尾さんは、昔から永井豪のファンなんだよね。 70年代に出た「デビルマン」のロマンアルバムの座談会にも 出席してるし。
117 :
F式(フロイト)蘭丸 :2000/02/15(火) 01:56
望都先生、まだ埼玉の飯能市に住んではるのでしょうか? 地元に住んでいる、仕事で花を届けたことがある、という方から 家を教えてもらったことがあります。 表札は確かに「萩尾」。結構コジンマリした家でした。 無粋な鉄格子が、一階にも二階にも付いていたのが印象的でした。 そうそう、花を届けたコはアシスタントのみで本人とは、会わなかった そうです。もっともそのコは、全然ファンじゃないから ドーデモよかった、らしいけど。 玄関にフランス人形が、いっぱいあったので気味悪かったソーデス。 今は亡き、天野可淡のファンでもあるんでしたっけ? 私もあの人の人形は、大好き。周りからは評判悪いけどね。 Interview with 〜については、昔、BS漫画夜話でも「絶対パクリ」 っていってましたね。個人的には、同じ土俵に載せること自体 抵抗あるんですけど・・・あ、あの映画ファンの方、別に悪気は ないので誤解なく・・人それぞれなんで。まあ。
118 :
112 :2000/02/15(火) 03:34
>113 本屋に行ってくださいね!(笑) 小説自体もおもしろかったですよ。 萩尾先生のオリキャラになってるとこがみどころ(?)です。 >115 そうなんですか? 本屋に行かねば(笑) わたしにとっては萩尾先生の漫画にちょうどいいサイズはB6判なんですけど、みなさんはどうですか? 文庫版はなんだか小さくて……。
119 :
グレンスミスの日記でいつも泣く :2000/02/16(水) 01:02
ポーの一族からリアルタイムファンです。 みんな好きだけれど、一番好きなのはエディスの前まで。 エディスから顔が丸くなっちゃって・・。 でも残酷な〜では、久々に絵でもぐっと来ています。 ところで、萩尾さんの書いた小説で、エディス以後のエドガーを書いた ものがあるようなのですが、どなたかご存じありませんか?
120 :
そう!エディスだけ :2000/02/16(水) 14:54
急に絵が違ってるよね。 なんかタッチも弱々しいし、アシでも描いてるのかと思った。 それとも私の持ってる古いコミックスだけ印刷悪いのかなあ? お話も悲しい最後だし、エディスはさみしいなあ・・・ ちなみに他の作品で絵が変わってるのは別に気になりません。
121 :
ところで :2000/02/17(木) 00:54
「『残酷…』は、神学校に行かなかったユーリの話」 という萩尾さんの発言は、いつ・どこでされたものなんでしょう? 旧漫画Lの頃からよく目にするんですが、 その割にソースがいまいちはっきりしない…
122 :
名無しさん :2000/02/17(木) 01:27
忘れたけど、たしかになんかのインタビューで見たよ。漫画情報誌?かなあ?
123 :
名無しさん :2000/03/14(火) 08:05
age
124 :
>121 :2000/03/14(火) 08:36
私が見たのは、ニフティのコミックフォーラムの書き込みでした。 2年ぐらい前の新宿ロフトプラスワンのトークショーで 萩尾さんがしたものらしいです。
125 :
名無しさん :2000/03/14(火) 11:03
ト−マの心臓がポ−より好きです. っていうかオスカ−が好きです個人的に 好み.
126 :
名無しさん :2000/03/16(木) 22:33
>111さん 「湖畔にて」1976年にでた「ストロベリ−フィ−ルズ」に収録されています。 ”エ−リク 十四と半分の敏の夏” という副題がついていて 「ト−マの心臓」のキャラがでてくる2色カラ−のイラスト に文がついています。 内容はエ−リックが義父のシドとボ−デンで 夏休みを過ごした時のことが書かれています。 亡くなったマリエのことをシドと語らったり、 ユ−リの事を考えたり、 訪ねてきたオスカ−の話を聞いたり、 多感なエ−リクの思いがつづられています。
127 :
名無しさん :2000/03/16(木) 22:59
「アメリカン・パイ」、マンガ読んだけど、ずーっと歌は知らなかった んです。 今、マドンナが歌っている歌がそうなんですか?想像していたイメージ とは違うんですが、ヤッパリ合っている気がします。
128 :
名無しさん :2000/03/16(木) 23:33
モー様の「SF系」のモブキャラ達の格好が古臭いな〜と昔から 思っていたけど、最近のヤマンバギャルのガングロ顔でド派手な メイクとモブキャラ達に共通性が見えて‥おお!時代先読みじゃん! とか思っている今日この頃。
129 :
名無しさん :2000/04/02(日) 14:30
age
130 :
名無しさん :2000/04/02(日) 17:29
>128 ターンAガンダムの小説の表紙の主人公とかですか(笑) 時代はぐるぐる巡ってるので、また一周したんでしょう。
131 :
名無しさん :2000/04/03(月) 00:48
今まで2ちゃん読んでてそんなに頭に来たことってなかったんだけど 今日漫画版の萩尾糾弾スレ読んでてなんだかすっごく 気分悪くなってしまった。 私って、萩尾信者だったのかあ・・。 って、あっちに書けばいいのでしょうが、こんなところで、すみません。
132 :
みっちゃん :2000/04/03(月) 01:33
やっぱり「銀の三角」。 何度も殺されるミューパントーや 永遠に消えない記憶とともに生き続けるエロキュス それと「スターレッド」 永遠に閉じ込められて自ら角を折って狂っていく彼。 このふたつの示す無限の絶望感は本当に哀しかった。 ブラッドベリの短編集も似た感じの切ない空気が漂っていて 好きでした。 あと近作では「感謝知らずの男」。なんか好き。
133 :
>131 :2000/04/03(月) 02:06
2CHで叩かれるのは、大御所作家の宿命みたいなものだから、 あまり気にしないように。 あと、春休みだし(←いろんな板で見かけるフレーズ)
134 :
通りすがり :2000/04/03(月) 12:14
A−A’と、モザイク・ラセンが好き。
135 :
名無しさん :2000/04/03(月) 15:58
「あぶない丘の家」の三巻に出てくる双子の兄妹って、 エドガーとメリーベルのセルフパロディに見えるのは 私だけでしょうか。二人と髪形もよく似てるし。 「妹をこんなに独占したいなんて異常だろうか」ってセリフが すごくおかしかったんですけど。
136 :
名無しさん :2000/04/03(月) 16:10
2CHで叩かれた程度で価値が下がるような作家のファンなら、心底むかつく ところだけど・・・ねぇ(笑)。 まあ、余裕で眺めてます>該当スレッド。
137 :
>136 :2000/04/03(月) 19:30
私もそう思います。 反論せずにほっとけば、スレッドが、 下がっていきますものね(^。^) 書き込んだら負けだ!
138 :
名無しさん :2000/04/03(月) 21:09
漫画板見ました。 言葉は煽ってるけど、あまりネタがなさそうなスレッドだった。
139 :
私もそうです。 :2000/04/03(月) 22:44
人が何を言おうと、きっと永遠に私の中でこの方の価値は変わらないと思います。ハイ。 最近読みなおして感動してしまったのが「訪問者」。 子供の頃は、実は良くわからなかった。 父親のグスタフが良かった…!あのダメっぷりが…。 オスカーと別れたあと、この人がどうなったのかと考えると 非常に切ないものがあります。(泣)
140 :
名無しさん :2000/04/08(土) 14:30
age
141 :
名無しさん :2000/04/08(土) 16:53
すっごい間抜けな質問なんですが、 「トーマの心臓」って、時代はいつ頃の設定なんでしょうか? 小さい時に読んで、なんとなく明治・大正ごろなのかなあ と、勝手に思い込んでいました…。 でも、文庫ゲットして、ユーリの実家にテレビらしき ものが置いてあって…。 どなたか、いつの話なのか、ご存知でしょうか?
142 :
>141 :2000/04/08(土) 17:15
「小鳥の巣」が1959年なので、大体同じ頃じゃないでしょうか。 「訪問者」によると、オスカーのお父さんが大学を出る頃 (入る頃だったかも)には戦争は終わっていたらしいです。
143 :
名無しさん :2000/04/11(火) 16:29
「残酷な....」って、どういったあらすじなんでしょうか? さいきんひとからトーマの心臓をかりて、続きだったらよんでみたい と思いました。初心者的で申し訳ございません
144 :
名無しさん :2000/04/12(水) 11:34
>143 「トーマ・・・」とは全然別の話です。 義父の性的虐待を受けた少年(ジェルミ)の話です。 直接話はつながっていませんが、サイフリートらに よるリンチ(強姦)によって、心を閉ざしてしまった ユーリの「救い」がテーマであった「トーマ・・・」と モチーフとしてつながっています。 ユーリはトーマを通し、エーリクやオスカーの無償の 愛、さらには神の愛を得ることで救いの光を見ることが でき、神学校へと進みますが、「神」がいない世界で、人 が人を救えるか・・・という重いテーマだと思います。 もう一つ、「母親」という萩尾漫画に欠かせないモチーフ もこの漫画で昇華されるのではないかな、と思っています。
ありがとうございます ユーリが主人公というわけではないのですね 義父の性的虐待、結構、重いテーマですね
146 :
名無しさん :2000/04/16(日) 17:00
萩尾さんのギムナジウム物ってヘルマン・ヘッセとかケストナー の影響を受けているのでしょうか。確か初期の作品に「ガラス玉遊戯」 というのもあってヘッセにも同名の小説がありましたよね。中学に入った ばかりの頃、「11月のギムナジウム」と「車輪の下」を同時期に読んで ほとんど同じように感動したのを覚えています。でも日本の中学生物も 好きでした。「3月ウサギが集団で」とか「赤っ毛のいとこ」とか。
147 :
>146 :2000/04/16(日) 22:40
「あそび玉」のことでしょうか? (とかいいながら自分もタイトルうろ覚え)
あそび玉て言うタイトルの作品ありますね。 私あの話かなり好きです。 あそびだまっていうビーだま遊びみたいなのが原因で、超能力が 発現する事があり、禁止されるんだけど、それで超能力が目覚めた 男の子が抹殺されるのかと思ってたら、超能力者の集まる星に 移動するだけだったっていう話だよね。 私が読んだのは、オリジナルの原稿が紛失してしまって、 出版物から起こして発行されたというもので、ちょっと絵が劣化 (線があまりきれいじゃないという意味)してたけど・・。
149 :
名無しさん :2000/04/18(火) 10:13
「雪の子」というのもありました。男の子として育てられた少女が 初潮を迎えるかしてだんだん女の子になっていってしまうのを拒否 して死を選ぶという話。
150 :
>148 :2000/04/18(火) 10:58
瞬殺されるのもあったよね、 「ポーチで少女が子犬と」・・でしたっけ?うろ覚え。
漫画板の方も細々と続いていますね。 ただ、最初のころの単なる好き嫌いの書き散らしという 印象ではなくなってきているような気がします。 「残酷・・・」は、そんなにファンの間でも評判悪いので しょうか。私は萩尾さんの代表作になると思っているの ですが・・・。
152 :
名無しさん :2000/04/18(火) 13:17
好きなんだけど、すばらしい作品だと思うけど・・長すぎるの(くすん)そろそろ終わってほしい。
153 :
151 :2000/04/18(火) 13:22
うーん、長い・・・か。そうかもしれない。 でも、すごく丁寧に心の動きを追うと、どうしてもあれくらいの 長さになってしまうのでは? はい、よくなりましたーって簡単に済む話じゃないよって いう意味も込められてるんじゃないかなと思います。 それだけジェルミの傷が深く、また人を救うことの大変さ を表しているんだと思います。
154 :
名無しさん :2000/04/19(水) 14:08
私も「残酷」は長いと思います。 読んでいて、繰り返し同じことを言ってるなーと 思ったりするのは私だけでしょうか。 例えばイアンは、ジェルミに対する気持ちは嘘じゃないけど、 父親と同じ負の部分が顔をのぞかせるんじゃないかと恐れているあたり でずっと足踏みしてる気が・・ そろそろふろしきをまとめてくれーと思う今日このごろ。
155 :
名無しさん :2000/04/21(金) 04:41
ジェルミの髪型が嫌い。 萩尾先生って巻き毛好きだよね。
156 :
名無しさん :2000/04/21(金) 17:11
10巻まで読みました イアンとジェルミどうなってしまうの?
157 :
名無しさん :2000/04/21(金) 17:21
ジェルミの告白のところでそれまでの複線がばーっと 生きてきていたから、今のだらだらもあとになって 意味が出てくるのかもしれませんよ。 しかし、せめてプチフラが月刊だったらなーって思うわ
158 :
名無しさん :2000/04/21(金) 17:37
サンドラ復活 きぼーん
159 :
>158 :2000/04/21(金) 17:40
ジェルミが四国を逆うち巡礼すれば可能かも。
160 :
名無しさん :2000/04/21(金) 17:44
どっちかというと、イアンとジェルミの関係よりも グレッグとサンドラ、それとグレッグの先妻の死の真相のほうを 知りたいです。 サンドラが、事件の日に無理やりグレッグの車に乗り込んだのは、 ジェルミとの関係を問いただすためとしか思えないのだけど、 まだそのあたりの話も出ていないし。
161 :
名無しさん :2000/04/23(日) 02:33
>160 とりあえずボストン旅行の話をするためだったと思いました。 サンドラは、それでジェルミを逃がそうとした・・・と同時に グレッグの愛人としてのジェルミを遠ざけようとしたのでは ないでしょうか
162 :
>161 :2000/04/23(日) 02:45
そうだとしてもそれが「息子を辛い状況から逃がす」 ではなく「ライバルを遠ざける」ためなのだろう と推察されてしまう、サンドラの印象。
163 :
名無しさん :2000/04/24(月) 16:49
萩尾さんって、昔からですけど、徹底的に「母性」に 不信感持ってますよね。 うまく言えないけど、「女」という性にちゃんと立ち向かわ なかった、受け入れられなかった「少女」性の残った 母親への憎悪というか・・・ 萩尾さん自身が母親とあまりうまくいってなかったみたい で、そのへんも関係あるのかもしれませんが。 サンドラは、その集大成だと思っています。 「イグアナの娘」で、少し浄化されたのかな、とも思った のですが・・・。
164 :
名無しさん :2000/04/24(月) 16:51
ナディアの描き方に、母性との和解みたいなものを感じるんですが。 昔だったら、もっとナディアを突き放して描いていたと思う。
165 :
163 :2000/04/24(月) 17:13
>164 そうですね。ナディアとその母親の関係も興味深いです。 ただ、ナディアもなー、今ひどいしなー。 どうなるんでしょうねぇ。
166 :
名無しさん :2000/04/26(水) 07:28
イアンが朝食のゆでたまごのからの上部を 指でぐしゃっと開けるところ、 「エッグスタンド」の卵を思いだしてぞっとした。
167 :
名無しさん :2000/04/26(水) 11:03
「半神」読んで泣いちゃったよ
168 :
>166 :2000/04/27(木) 02:10
それは考えすぎでは? でも、「ものすごく萩尾作品が好き」というのは つたわってきましたよん。
169 :
166 :2000/04/27(木) 06:20
あ、考え過ぎかな… 「エッグスタンド」の卵の絵の印象が強烈に 残っているので、望都作品に卵が出てくると 気になるのです。
170 :
名無しさん :2000/05/01(月) 05:48
「モザイクラセン」初めて読んだ。おもしろかった。 同時収録の「君は美しい瞳」、こわかった。
171 :
名無しさん :2000/05/05(金) 01:25
マドンナ。確かに「ミス・アメリカン・パイ」歌ってる。 ドン・マクリーンの元歌より、オッシャレーになってるけど。
172 :
>160 :2000/05/08(月) 10:20
私もグレッグと先妻の関係が気になります。あと、グレッグの 少年時代も。グレッグのお葬式のあたりで少し語られていましたが、 あの嗜虐性は一体どういう背景から生まれてきたのか知りたいです。
173 :
172> :2000/05/08(月) 15:03
そうそう。私もすごく知りたいです、グレッグの過去。 やっぱりあの性癖の原因はお母さんにあるのかしら? そのうちグレの日記とか出てこないかしらん。
174 :
名無しさん :2000/05/10(水) 20:27
話変わって悪いけど、エドガーって 本当に死んだんだよね。
175 :
名無しさん :2000/05/10(水) 20:41
↑えっっ! いつ?いつ?死んだの? 最終回では、「死んでない」という風に私は思っていたのですが? 続編かなにかで??
176 :
名無しさん :2000/05/10(水) 21:33
いや、ごめんなさい。 最終回(エディス)でアランが亡くなったのに ショックを受けて炎の中で自殺したんだと勝手に思ってたんですが。 生きてるのかな・・・。 でもアランは死んじゃったんだよね。 なんかかわいそうだな、エドガー・・・。
えぇどがーは死んでない!(はずだ!) ちょっと前にも映画に出てたぞ(つーかそれはパクリ) きっと今でもロンドンの街角で、ミッションスクール(か?) に通ってるこどものふりをしてるの!(電波系ですんまそん)
178 :
名無しさん :2000/05/11(木) 10:44
そっかー・・・。 オービンはでも死んじゃってるだろうな。さすがに。(笑) 漫画のその後って気になりませんか? 私はユーリって結局牧師になったのかが気になってます。
179 :
デミアン :2000/05/15(月) 01:58
146さんの指摘するギムナジウム物については、間違いなくヘッセの 影響を受けています。本人も結構読み込んでいるようです。 昔「ユリイカ」という文芸関係(?)の雑誌がありましたが、ヘッセ特集で 寄稿されておりました。もー10年以上前のことでしたがね・・・
180 :
残酷@PF7月号 :2000/06/01(木) 10:01
どうしてあんなところで終わるかな?(涙) あと2ヶ月長いよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 イアン頼むよ・・・・
181 :
名無しさん :2000/06/02(金) 01:08
リンドンっていい人ですね。 今月号でしみじみ思った。
182 :
残酷な神が支配する :2000/06/02(金) 01:19
15巻のもうひとりのりんご売りってサンドラなの?
いーや! アランの死にショックを受けたエドガーは、仮死状態になり、 イングランド郊外の古い地下室の中で、 今も眠りつづけてるのよ!! なんつってね。一応Sage。やっぱ、その後っていろいろ想像しちゃうよね。
184 :
名無しさん :2000/06/02(金) 10:47
想像するといったら、ユーリとオスカー。
185 :
名無しさん@1周年 :2000/07/08(土) 04:38
掘り起こし(笑) ついさっきポーの一族を読み終えました。 リアルタイム世代なんですけどなんかすっごく読みたくなってきちゃって。 一気に読むのがもったいなくてちびちびと1週間かけて。 で、質問なんですけどキリアンってマチアスに襲われてますよね? それでその血が蓄積して子孫に受け継がれていって・・・とかあって それはまた別の話とかなんとかありましたが続編ってあるんでしょうか? 少なくてもエディスまでには書かれてないので・・・。 ところでエドガーって死んでるんじゃないの? アランが死んだときに自殺とはいわないけど逃げなかったんじゃないかな? すっかりそう思ってた・・・・。
186 :
>182 :2000/07/08(土) 22:19
サンドラだとは思うけど、ナディアであるかもしれないとか思ってたりして。
187 :
>185 :2000/07/08(土) 23:56
萩尾さんはインタビューで 『キリアンについての続編は書きません。』 ってキッパリ答えていました。残念。 どこかの誰かに受け継がれているんでしょうかね〜? ”キリアンの子孫がどこかでエドガーと出会う”とか。
188 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 00:28
うあ〜・・。リアルタイム世代です。私はトーマの心臓のおかげ?で 大学でドイツ語を専攻してしまいました。今から思えば、トーマ・・ の世界はドイツとはまた違うものなんだけど、あの頃はとにかく トーマ一色でした。残酷・・は、心理学的な問題を多く書きこんでる ので、萩尾さん自身、勉強しつつ書いてるかな、という印象です。 私はカウンセリングの勉強してるので、その辺ちょっと食い足りないけど、 テーマ自体はすごく良いし、展開も興味もってるけど、ちょっと ふろしき広げすぎ?どう収集するのかな。やはりジェルミとサンドラ の関係&イアンが自分の心の葛藤をどう克服してジェルミを受け入れてく のか、グレッグの生育歴とか興味あるかな。サンドラにジェルミが 告白しそこねてますが、あの辺読んで、A-A'のタクトが お母さんの目を閉じるイメージを思い出しました。 あ〜なんでこのスレッドを早く読まなかったんでしょう?
189 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 00:37
下がっていたからでしょう。>188 ポーは赤い装丁の全集で読みました。 4巻だったんだけど、そのうちの1冊が、誰かに貸したまま。 行方不明で、いまさら買うのにも、赤い装丁本の古本って なかなか無いみたいでー。でも、読みたくなってきちゃったよー。
190 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 00:42
アランに撃たれた。
191 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 00:46
単純、ぐず、ばか、頑固。 これすなわちドイツ人。 萩尾センセーのネームってテンポいいね。
192 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 00:48
評価が高いから、文庫で読もうと手に取った。 絵柄でくじけた…。
193 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 01:20
そーですか?私もリアルタイムではなかったですが割とすんなりいけました。 もっと早く読めばよかったーと後悔しました。 王家の紋章の人とか、美内すずえに比べたら、全然古くさくなくて キレイじゃないですか?今でも進化してるのがすごい。
194 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 02:12
萩尾望都は、自分が年取れば取る程いろんな場面で作品の内容を 思い起こされる漫画家さんですね。 なんか人生の核心をついたところがあると思います。 「トーマの心臓」子供の頃はわけわからなかったんですけど読み返しました。 ああ、そうだったのかあって。でも「残酷」にしても文学や芸術の域に行こう と思えばいけるのにわざとエンターテイメントにとどまってるんですね。 あくまでも漫画家として。そこが素晴らしいなと思います。 でも「残酷」最新刊で「またかよ〜」と思いました。 いつになったら終わるんですか。ラスト早く知りたいんですよ。 しかしサンドラがグレッグと車の中でかわした最後の会話が知りたい。
195 :
>186 :2000/07/09(日) 02:19
言われてみればそうかもしれません。 ナディアもサンドラ同様ジェルミの被害者・・
196 :
185です :2000/07/09(日) 05:50
>187 ありがとー。 けど、ふっといてそれはないんじゃないの・・・。 そういえば続編かかないみたいなのはきいたことあるような。 キリアンの子孫だかだけなんだよね、ポーの中で納得いかないってゆうか つじつま合わせというかが・・・。 残酷で風呂敷き広げすぎって言われてるけど昔リアルタイムで読んでたので 最近の絵柄がどうもだめで。読んでみた方がいいのかな・・・。 百億の〜はもってるけど。 しかしエドガーはしっかり死んだと思ってたのでそうじゃなく思ってる人が いたことにびっくりです。 とか書いてるけど、結構泣けたし、生きてるにこしたことはないけど そうは思えないんだよな・・・
197 :
名無しさん @1周年:2000/07/09(日) 09:27
エドガーは、死んでないよ。 今も生きてます。 だって萩尾さん自身が、以前、断言してたもの。 「エドガーは好きだから、殺さない」って。
198 :
名無しさん@1周年 :2000/07/09(日) 10:50
>197 そうそう。ラスト、花畑につっぷしてるエドガーが悲しすぎる。。。
199 :
名無しさん@1周年 :2000/07/10(月) 01:29
なんか納得行かないけどそうなんだ・・・>197 それって回想シーンだと思ってたけど生きてるっちゅうことだったのかな>198
200 :
名無しさん@1周年 :2000/07/10(月) 02:25
そうか、昆布シーンだと思う人もアリ、かな。 私は生きてると思いたいから、生きていると思ってます。 198>199
201 :
名無しさん@1周年 :2000/07/10(月) 06:32
ポーの一族を読んでみようと文庫を買いに行った。 残酷な〜は絵柄もいけたからいけるっしょ!と思ったけど、 ポーの絵柄って駄目だわ〜。 もう、古いとかどうとかいう問題以前に読むの疲れる絵…。
202 :
名無しさん@1周年 :2000/07/10(月) 06:52
>201 リアルタイムに見てると最近の方がいただけないんだけどな。 昆布シーン???
203 :
> :2000/07/10(月) 07:51
>201 絵が疲れるんじゃなくてコマ割とかテンポとかじゃ ないのかな。 昆布シーンとは、昆布=海草=回想で、回想シーンの ことではないでしょうか>202
204 :
not200 :2000/07/10(月) 07:59
>202 昆布→海草→回想シーンということでは…… ちなみに同様の使い方としてわかめバスとか。
205 :
204 :2000/07/10(月) 08:00
あははー、だぶっちゃった(^^;)
「かいそう」シーン・・?(笑)
うおうトリプったー(笑)
208 :
名無しさん :2000/07/10(月) 08:05
私も萩尾さんが大好きです。 やっぱり、「ポーの一族」「トーマの心臓」が1番かな。 「エッグスタンド」も好きですね。 あの、前々から疑問に思っていたことがあるんですけど 私は彼女の「マーマレードちゃん」というコミカルな短編が好きなんですけど 一条ゆかりさんがこの話しにすごく酷似したマンガを描いてませんか? タイトルは忘れてしまったけど、 男勝りな女の主人公がファッション関係の男の子を好きになって 女の子らしく、生まれ変わるっていうストーリーで。 一条さんも好きですけど、このことがすごくひっかかっていて。 知ってる方、いらっしゃらないですかね? 萩尾さんが一条さんに影響を与えたってことなのかなって。
209 :
>208 :2000/07/10(月) 20:57
それは「女性志願」と言う作品だと思います。 私も実はずっとひっかかってた。(笑) あと萩尾さんの「雪の子」と一条さんの「アミ…男友達」も似てました。 当時は一条さんの作品の方がずっと派手でドラマチックで好きだったのですが…(^^;)
210 :
名無しさん @1周年:2000/07/10(月) 22:09
>199 え? 納得いかない? なぜ? エドが今もどこかに生きてるのは、事実でっせ。 >201 それは惜しいね。 ポーって、「時間」の使い方がすごいうまい。 すべての物語が、一つに結ばれていくことの快感も。
211 :
名無しさん :2000/07/10(月) 22:54
209さん、答えてくださってありがとう。 やっぱり、同じことを思っている人がいたんだ〜。 そうですね、私も先に一条さんの方を読んだ気がするので 印象がそっちの方が強いかも。 「雪の子」はちょっと記憶にないなあ。 萩尾さんのは一応全部読んでいたつもりだったんだけど。
212 :
>208 :2000/07/10(月) 23:24
萩尾さんの「マーマレードちゃん」と一条さんの「女性志願」 ご本人同士か編集サイドかはわかりませんが 当時「真似た、真似ない」で揉めたと聞いています。 結局一条さんが最後に「この私が真似てやったのよ!」 みたいな捨てゼリフを吐いて終結した…らしい…のですが。 どうなんでしょう、 一条さんご自身のキャラを遊んで誰かが作った 「都市伝説」なのかもしれませんね。
213 :
名無しさん :2000/07/11(火) 03:17
212さん>なるほど〜。教えてくれてありがとう。 そうか〜。どちらにせよ、後から本に載った方が不利ですよね。 しかし、一条さんも強気ですね〜。(笑)その捨てゼリフ。 あの頃は「りぼん」を読んでたから、萩尾さんのマンガはコミックスで 知ったんですよね。 「ポーの一族」には本当にヤラレタってかんじでした。
214 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 04:05
「ポーの一族」あれ、雑誌掲載順に話を考えていったってのが スゴイと思った。よく辻褄を合わせたなと いや、合っていなくても名作ですけど
215 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 04:11
萩尾先生の中に世界観がちゃんとあるからだろうね。 すべてを知っていなさるのだぁ。 大島弓子先生の「バナナブレッドのプディング」も 行き当たりばったり連載だったらしいけど代表作になってるし。 あれは5回連載だったからちょっと違うけど。
216 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 04:25
私も絵で挫折派。 萩尾さんってすごい評価高いから、(ここだけじゃなくてね。) 好奇心はめちゃくちゃあるんだけど、読んだことが無い。 残酷な〜は、こういうくくりではないとは聞いたんだけど、 立ち読みで見たらおっさんが少年を犯してるシーンがあって、 ちらっとひいた。名作なんだろーけど、読むと疲れそうだし、(精神的に) どうもそういうシーンが受け付けれないので、諦めました。 親切な方、 ポーの一族はどういう話かざっと教えて下さい。 いけそうなら読んでみたいな。
217 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 05:47
>216 絶対読む価値あるから買いなさい。 聞いちゃうと初物を味わうオトク感が減っちゃうよ〜。 ブックオフとかの立ち読みはだめ。 全巻買って一気に行きましょう。 簡単に言えばバンパネラのお話でオムニバス形式みたいな感じです。 簡単すぎ?
218 :
教えてちゃん。 :2000/07/11(火) 05:56
>217 216じゃないけど、バンバネラってナンデスカ?
219 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 05:56
イグアナのドラマ見てた方います? ビデオも出てますけど見る価値あるのかな? キャストも分かる範囲で教えて下さい。
220 :
217じゃないが :2000/07/11(火) 06:34
>218 吸血鬼一族。 ところで 216さんが知りたいのは「おっさん」の例のようなシーンが ないかじゃないでしょか? 「ポー」の頃は全体的に少女向きに綺麗にまとめてあるので、 そうしたシーンはないはずです(だったよね??)。 ただし少年愛が苦手なら、萩尾先生の作品は全般的に辛いでしょう。
221 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 06:43
216の気持ち、すごいわかる。 少年愛系が駄目で手が出せない。>萩尾作品 名作が多いって聞いてるぶんくやしーわ。
222 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 06:50
少年愛がだめでも小学館漫画文庫で出てる 「訪問者」ぐらいならいけるかも? 表題作は「トーマの心臓」の外伝的な話だけど単品で読めるし、 同性愛に近いような感情は描かれてるけどあからさまじゃないし、 収録作は全体的に脂が乗ってる部類だと思う。 ※ 「エッグスタンド」はおやじと少年のシーンがあるけど; 収録は「訪問者」「城」「エッグスタンド」「天使の擬態」です。 いまぱっとわたしが思い出せる作品集はこれだけなんですが、 他に少年愛が苦手な入門者へのお勧めってありません?
223 :
221 :2000/07/11(火) 07:03
ありがとーございます。>222 嬉しい。親切な人だ。。。。 個人的に、同性愛も絵も大丈夫だけど、少年愛が駄目なんですわ。 (カテゴリーがいまいちわかりませんが。) 犯罪っぽいのがどうも。・・・・。おじさんと少年とか…。 強姦とか。 一番駄目だったのが、残酷な〜だったんですけどね。 私、これは友人に借りたんですが駄目で駄目で。たまらん。 文庫になってるので、少年愛無しって無いですか??
224 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 07:04
11人いる
225 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 07:19
半分だけ少年愛だ(笑)<11人 というか、少年愛じゃないけどベースはそれとして楽しむ作品? 同じ小学館から出てる文庫で「ウは宇宙船のウ」、 これはSF作家ブラッドベリ原作の作品を集めたもので、 その要素は強くないかも。 ただ、多分萩尾先生自身少年愛好きだから、全般に味付けが そっち方向なんだよね…… この作品集では「文学性としての少年愛」の域は出てないと思いますが。
226 :
222@どーいたしまして♪ :2000/07/11(火) 07:28
うーん、犯罪っぽい・おじさんと少年がダメなら (わたしもいいって訳じゃないけど... 笑) 「エッグスタンド」は一部拒絶反応が激しいかも。 おじさん太ってるし(笑)。 あからさまなベッドシーンがある訳じゃないけどわかりすぎなのね; わたしとしては「訪問者」がすごく好きなので推してみたんですが。。 「モトちゃん」(ほのぼの動物?ショート)は 名作の系譜とは違うしねえ。
227 :
名無しさん :2000/07/11(火) 08:11
221さん、「少年愛」ものって竹宮惠子さんの 「風と木の詩」のイメージが強いとか…? 萩尾さんの描く少年愛って竹宮さんの描くのと また違う印象を受けるんだけどな。 私は「風と木の詩」はちょっとひいてしまったので。 萩尾さんの「ポーの一族」はそんなに少年愛っぽいシーンって ないような気がしたけど…ちょっとあるか? アランとエドガーが…。でも、お奨めですよ〜。
228 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 09:06
萩尾さんの「少年愛」って竹宮さんのような モロな性愛ではなくて、どちらかというと、 精神的な部分がとても大きいと思います。 特にポーやトーマなんかはそう。 今、巷にあふれているボーイズラブ系ではなく、 性的に未分化な存在の象徴として、「少年」が 使われているというか・・・。 ですので、あまり毛嫌いせず、読んでほしいなぁと 思います。 「残酷な・・・」の方も、おっさんと少年のそういう 行為はありますけど、それを楽しむのではなく、 むしろ、そこからの「救い」が大きなテーマですから。 まぁ、精神的にはどっと疲れますから、ダメな人は ダメかも。
229 :
>219 :2000/07/11(火) 12:52
「イグアナの娘」ドラマ観てましたよ。 でもあれは漫画とは別物として観るべきかも。 漫画よりよっぽど少女漫画〜してます。テイストは違うけど楽しめましたよ。 主演は菅野美穂でお母さんが川島なおみ、妹が榎本だったかしら? 相手役が岡田なんとか君(忘れた)パパは草刈正雄。
230 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 12:58
少年愛・・私も苦手で、トーマの心臓は、いまいちはまりきれなかった。 でも「11人いる!」は結構いけましたけど。 それ系じゃなくて、私が好きなのは「A-A'」(でも文庫になってない) これは泣けました。SFかつ男女の(笑)ラブストーリーもの。 最後の「X+Y」はややアレですが(でも好き) これは絶対初心者でもいける!と思うんですけど。
231 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 13:12
「イグアナの娘」に収録されている短編は結構 読みやすいのではないでしょうか。 あと、バレエもの。「フラワーフェスティバル」とか 「ローマへの道」など。 でも、これらは萩尾さんの作品群の中ではわりと 軽めというか、真骨頂ではないと思いますが。 「メッシュ」もそこはかとなく少年愛っぽい描写は 出てきますが、比較的読みやすいのではないかと。 好き嫌いはあるでしょうが、名作だと思います。
232 :
230 :2000/07/11(火) 13:19
言葉足らずだ・・すいません。「A-A'」の単行本には三作入ってます。 中身は「A-A'」「カトルカース」「X+Y」一応シリーズもの? あと、繰り返しになるけど「11人いる!」は多分大丈夫だと思うけどなあ。 私もこの辺からならして?いきました。これって邪道? それでも「トーマ」は駄目だったけど「マージナル」とか「残酷な・・」は 面白く読めた。この辺が私にとっては境界線なのかも。 私も、知らずに勿体ないことしたなーと後悔したので、ぜひ挑戦して欲しい。
233 :
231 :2000/07/11(火) 14:45
忘れてました! 「スター・レッド」も名作です。私はリアルタイムでは なかったのですが、ポーシリーズの、霧につつまれた ようなあの世界から、赤い目のレッド・星への転換ぶりは すごいなぁと思います。 あとは、「銀の三角」かな。これはもう、構成力のすごさに 脱帽というか、ポーと同じく時間軸の使い方が素晴らしい。 SF系のものは、現代から見ると笑えちゃう部分もなきに しもあらずですけど、まぁ、これはしょうがないですし、 いずれにしてもあの独特の世界観や物語世界の構築力はめったに味わえないものだと思います。
234 :
>230 :2000/07/11(火) 16:30
A-A'って文庫で見たような気がするけど…??
235 :
名無しさん :2000/07/11(火) 16:41
ほんと? A-A'って文庫化されたの?買いにいかなきゃ。 私が持ってるのも、ハードカバーのお値段も高いのです。 でも、「A−A'」シリーズがスッゴク好き! 萩尾先生のSF系は割と好きで、そろえてしまいました。 萩尾先生の作品を読むと最近流行りのSFチックなものは読めないです。
236 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 16:43
「ケーキケーキケーキ」は? 子供向けだけどかわいいー!
237 :
名無しさん :2000/07/11(火) 18:46
私も好きです。「ケーキケーキケーキ」。 かなり、初期で絵柄も違うけど、 子供心においしそうなお菓子を描いてくれる人だなあって思った。
238 :
萩尾さんは :2000/07/11(火) 18:56
嫌いじゃないけど好きでもない、という程度なのですが、 「残酷な〜」の熱狂的ファンは大嫌い。 ああいう性的なネタを扱った漫画に好き嫌いがあるのは当然 なのに、「この良さがわからないなんておかしい!」という 価値観の押し付けがウザい。 強制ワイセツ行為とかに生理的嫌悪感が強い私には、とても 読めない。救いがあるからとか言われても、嫌なものは嫌。 それに言わせてもらえば、なんでホモに犯されて傷を負った 子を、またホモ(つーか男)が救うのか、その時点でもう 疑問大爆発だ。。 高尚っぽいネタをオブラートにして、ただ単にホモ漫画を 描きたいだけなんじゃないの?と思ってしまう。
239 :
名無しさん :2000/07/11(火) 19:08
238さんが思ったようなことを 「風と木の詩」を読んだ時に思った。 それがひいてしまった原因かも? 私も萩尾さんファンだけど、 「残酷な〜」は途中で読めなくなったよ。 ファンと言っても、作品によって好き嫌いはわかれるよね。
240 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 19:20
>なんでホモに犯されて傷を負った >子を、またホモ(つーか男)が救うのか、その時点でもう >疑問大爆発だ。。 ホモに犯されたからこそ、男に癒されるのじゃないの? と、いいつつ、私も駄目ざんす。 名作よう!と押し捲られて読んだんだけど、 駄目…。本当に読んでて精神的に疲れます。 ボーイズラブも嫌い目だけど、これはもっと駄目。 リアリティがあるぶんひく。
241 :
>240 :2000/07/11(火) 19:31
ホモに犯されてホモに目覚めた人が男に癒されるならわかるのよ。 でも、無理矢理やられて嫌悪感しか与えられなかったわけでしょ? 「残酷な〜」の場合は。そしたら逆に、徹底的に拒否反応を起こす と思う。ホモに。トラウマになるだろうしね。 やっぱ、「ああ、作者が女だから、このへんドリーム入っても しょーがないのかなー」と思った。 「残酷な〜」は私的には駄作だと思う。駄作っつーか、ただの ボーイズラブ漫画をうんちくたれて偉そうに描いただけって感じ。
242 :
名無しさん@1周年 :2000/07/11(火) 19:57
>240 あの主役の男の子、ちょっと女嫌いというかマザコンというか 生臭い女性駄目だーって印象があるので(笑) ホモに走ってもしょーがないかなーと思った。 それよりも、義兄がホモに走る方が不可解だったなぁ。 なんでやねん。なんか精神融合しはじめてるぞ! 最後に別れてくれることを期待しつつ読んでます。
243 :
ねこまた :2000/07/11(火) 23:47
「残酷な〜」は、どうにも読めなかった 主人公の名前も覚えてないくらいの短期間で挫折した 主人公の子が、精神的にボロボロになっていくのが もう、耐えられなかった 最終的に救われたとしても、多分読めないな〜 あそこまで、追い詰められる過程を詳細に描かれると こっちも、引きずられちゃうもんで・・・ どっかで「まんがABC」の話書いてたけど あれ、リアルで読んでたので、切り取ってスクラップしてるよ 押入れのいずこかに眠ってるけど・・・ 昔、年上の友人が誕生日に「月夜のバイオリン」をくれたのね すっごく気に入って、プレゼントしてくれた本のとじたところが破けた時 自分でも買ったので「月夜のバイオリン」は2冊持ってる 「ストロベリーフィールズ」もお気に入り 「少年よ」も大事な蔵書 マンガって、読み終わると古本屋さんに売ったりしちゃうけど おモーさまのは、なぜか売れない
244 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 00:00
ホモって日本人はびっくりするけど、 留学した友人が言ってたのを思い出しました。 ロンドンでは美形の男は絶対ホモなんだってさ〜。こわ〜。 だから、イアンがホモっていうのは正しいのよ。きっと。
245 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 05:31
>229 ありがとうございました。結構キャスト見るといけるかも(私にとって) その当時はいけてなかったんだけど(笑) >244 それはちょっと偏見なのでわ・・・。 残酷〜は初期の頃連載してる雑誌でちょっとだけ見た事あるけど このスレ見てると読んでみるべきなのかそうじゃないのか悩むわ。
246 :
ホモ :2000/07/12(水) 05:44
>244 あんた妄想入りすぎ。あんたの頭の中では白人の美形しかホモじゃなきゃいけないのか。 俺は柔道部出身のデブヒゲだがそこらの美形よりはよっぽどモテてるぞ。 萩尾ファンすまん。普段はこんなことは言わないのだがあんまり頭に来たので。 個人的には萩尾作品の同性愛の書き方は、やはり萩尾自身が男性(父親?)から 受けた傷をクッションとして表現するための道具な気がする。嫌いではないが。
247 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 05:45
読むの疲れてる時とかは、おすすめ出来ない。>残酷
248 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 06:04
萩尾本人がインタビューで語っていたところによると 男×女にすると生々しくなりすぎるからなんだって。
249 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 06:25
今も十分生々しい
250 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 07:47
たしかに少女が義父にレイプされる話だったら 読む時の精神的疲労は倍増しそう…。 >なんでホモに犯されて傷を負った >子を、またホモ(つーか男)が救うのか、その時点でもう >疑問大爆発だ。。 失礼な言い方かもしれないが、レイプ経験を持つ女性が全員結婚 できないわけではないので、別におかしくないのでは? 242の言う通り、ジェルミは元々女性が苦手っぽい傾向にあったんだし。 そのうえあんな風にお母さんにも裏切られた(?)わけだから、 女性不信になってもおかしくないでしょう。 ちゃんとその辺の理由付けはされてると思いますよ。
>ロンドンでは美形の男は絶対ホモなんだってさ〜。 留学した友人のレベルが知れるな(藁 ロンドン中の美形の男全員に会ったのか?その友人は。 適当なことを大袈裟に言う友人を持って244もカワイソウに・・・。
252 :
でも :2000/07/12(水) 08:39
ホモにしてしまうことにそうやって正当性を求めてしまう 事自体が不自然な気がする。 女性不信=ホモってのも、違うと思う。やっぱりアレは、 萩尾先生の趣味だと思うし。少年愛が好きなだけでしょう、 ただ単に。 私も「残酷な」は嫌い。嫌なテーマをさらにホモでくるんで、 不快さ倍増。 ホモっていうのが気持ち悪いんじゃなくて、男同士の恋愛に関する ドリーム度合いが気持ち悪い、あの漫画は。萩尾先生夢見すぎ、 って突っ込みたくなる。
253 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 08:42
私は萩尾先生とおなじ夢を見られる幸せ者〜 少女漫画の好き嫌いってそんなもんでしょ。 あんまり嫌い嫌い、気持ち悪いを連発するのは不毛〜
254 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 10:09
「トーマ」や「ポー」などの一連の少年愛ものと「残酷」は、 はある意味相容れないというか、脱却しようとしてる様子があ るように私は思うのですが。 ですので、昔からの萩尾さんファンでも激しい拒絶反応がある のはわかる気がします。 少年同士の透明な愛ではなく、肉欲がからむ、よりリアルな人間 同士のぶつかり合いというか・・・。 ジェルミが男性として目覚める前に、男によって犯されたことに よって負った傷というのは、男であったゆえに深く、また、アブ ノーマルであったゆえに、告白できない苦しさも増す。 主役が女の子じゃないのは、生々しさを排除するためでもあるで しょうが、結果的によりリアルに性的虐待による傷の深さを表現 できたのではないかと思います。 女の子というのは、生まれ落ちた時点で「女」の子であり、「男 性の性的嗜好の対象になる」役割と危険性とを思春期以前から無 言のうちに刷り込まれているわけですから。 初めてグレッグに犯された後、「僕は自分に乳首があることなんか 知らなかった」というような独白があり、とても印象的でした。 性的に完全に目覚める前に、こういう形で自分の肉体が他人の性的 嗜好の対象になるという事実をつきつけられると、そこでやはり 精神的に歪みがでてきます。山岸さんの短編で、実親からの性的虐待 を扱ったものがありましたが、あれにあったように、「自分がとても 汚れているように」感じてしまうんですね。 だから余計に身を落としていってしまう、と。
255 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 10:30
今までも「性的未分化」とかマージナルの「男性だけの世界」みたいな ネタは多かったですよね。でもそれはあくまで架空の世界のことだったので 「残酷な」のような現実世界での話って珍しいですよね。 「残酷な」未読なんですが、受け付けるかどうか、試してみたくなってきた。 私は萩尾作品でこの手のが多いのは、性的なものをできるだけ排して 精神的な繋がりを書きたいためなのかな?と思ってました。 SF的要素も、架空の世界を舞台にするのも、中性的な登場人物も しがらみ取っ払った素の人間関係の心の動きを書くための小道具かなー、と。 それが男同士になっちゃうのは、やっぱり少女漫画だからでは? 女同士になると、自分に近すぎて生々しいし、想像の余地がない。 未知なモノほど想像の余地があるし、多少のドリームはしょうがないのかも。 あと、自分サイドに近すぎると、あまりに惨い内容は 生理的に辛くて描けない気持ちはよくわかる。 だからって、自分に関係なきゃ何してもいいのか、ではないけど 女性の非道いレイプシーンはやっぱり読めない。 なんて、やっぱり自分勝手だな〜。やっぱり「少女漫画」なのね。
256 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 10:32
「残酷な〜」は途中の大事件までのサスペンスはすごい!!と思う。 そのあとの展開が納得できなくて読むのやめているけれど・・・ というわけで未読の方には途中までとりあえず読んでみることをおすすめです。 私は少年愛は苦手。「ポー」でも辛かった。 でもこの方の作品はすごいと単純に思う。
257 :
255 :2000/07/12(水) 10:35
うお、長いぞ自分!!ついつい・・・ 追記で「自分勝手」なのは「私の楽しみ方が」です。 萩尾さんが何を考えて書いてるかは、わかりませんもんね〜。 ちなみに「A-A'」は文庫はまだだと思う。 古い作品集みたいなので単行本はあるけど。
258 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 11:40
私は「残酷」の熱狂的なファンよりも 嫌いだ嫌いだあれはおかしいって騒いでる人の方がうっとおしい。 漫画はエンターテイメントなんだから、単に好みの問題。 少なくとも人間って答えが簡単に出る生き物ではないということを あの漫画は教えてくれた。 しかしあれってサイコサスペンスって書いてあるけど、そうなの? でも辛くて読めんというのはわかる..。
259 :
>258 :2000/07/12(水) 12:21
「辛くて読めん」と言っている人に、「この良さがわからないなんて おかしい。この話は精神的なつながりを描いたものなんだから」とか なんたら言って押し付けてくる人がウザい。 嫌なものは嫌なんだよ。多いんだよ、そういう妄信的な残酷ファン。 始めの方だけ読んだけど、ただの鬼畜ホモ漫画にしか見えなかった。
260 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 12:49
良さがわからない人にムリに押し付ける気はないですが、 むしろそういう人は読まなくていいじゃんと思いますが、 激しい「嫌い」をわざわざカキコさせる「残酷〜」はすごいのかもね。
261 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 13:21
>「辛くて読めん」と言っている人に、「この良さがわからないなんて >おかしい。この話は精神的なつながりを描いたものな そんなこと言ってるひといましたか? 良さを感じた人が、どこに良さを感じたのか書いている だけでは? それに、なんか「ホモ漫画らしいからイヤ」とちょっと 誤解を持っている人に対して「いや、それだけじゃない んだよ」と誤解を解いて欲しくて書き込みしてる人は いるみたいだけど。 なにも首根っこ捕まえて、「読め!いい作品だろう!! いい作品だと言え」って強制してるわけじゃなし。 でもまぁ、読んでいて辛くなるっていうのは、ある意味、 この漫画の成功だと思う。だって、そのつらさそのものを 表現してるわけだしね。嫌悪感を感じさせなかったら、 それだけで失敗、という見方もできますしね。
262 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 13:30
「面白い漫画」、「すごい漫画」かもしれないけど 「大好きな漫画」にはどうやったってならんよね・・・ ほかの萩尾作品とはちがってさ。
263 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 14:08
>262 そうですねー。私も好きだけど、他の萩尾作品と比べて 「大好き」とまではいかないかも。やっぱり読んでてキツイ とこが多いし。逆に他の萩尾作品より「すごい」と感じる ことは多いかも。 萩尾さんにとっても「賭け」だと思う。これだけ拒否反応 示す人がいるのに、このテーマを取り上げるっていう のはいわゆるドリーム入った少年愛ものを描くのとは 覚悟が違うと思う。 今までの萩尾さんの作り上げた少年愛の世界をぶち壊 しているようなものだし。
264 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 16:41
>これだけ拒否反応示す人がいるのに、 たまたま、ここに受け付けない人が多くカキコしているだけで、 実際の支持・不支持の比率はわからないのでは? 私は、これまでの世界をぶち壊しているとは思えないし、 十分萩尾望都ワールドを堪能しています。
265 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 17:08
読んでて疲れました。>残酷。 おもしろいとおもったけどねー。少年愛いぜんに、 エグイ。 受け付けない人多いと思うよ。私も読むべきとかって 進め方はしない作品だもん。 読んで未完だから後味も悪いし、ちょこっとベルセルク読んだ後の 疲労と似てる。
266 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 17:15
「トーマの心臓」「ポーの一族」文庫で買ったけど、 イマイチ〜。どころかいまふたつ。 2chのおすすめで初めて失敗だと思ったよ〜…。 むかつくつまんなさじゃなくて、「???」って感じの。 川原泉さんの読んだ時の感じに似てるけど。 他の作品はおもしろいの???? 1さんの言うメッシュを買えばヨカッタかなぁ。
267 :
260>261 :2000/07/12(水) 17:52
いや、書き方が悪かったね。 ここでの話じゃなくて、実際にまわりにいた「残酷」ファンの 事なのですよ。 私は今まで三人ほど、この漫画を絶賛する人に会っているの ですけれど、皆一様に、判を押したように同じ口調で 「残酷」がいかに素晴らしい漫画か、真の人間同士の繋がりと 愛を説いた作品か、という事を熱弁するのです。 でも、私は少し読んでみて生理的に駄目だったので、貸して くれるというのを柔らかく断ると、「性的な部分はごく 表面的な部分、もっと深くまで読めば素晴らしい作品なんだから」 と一歩もひかない。 この熱さはどこから来るんだ?と関心しなくもないですが、はっきり 言って大迷惑でした。 私は別に、ホモ漫画は嫌いではないですよ。「残酷」が嫌いな だけです。
268 :
名無しさん :2000/07/12(水) 18:01
やっぱり、萩尾さんが好きっていっても、 作品によって好き嫌いがわかれるのはあると思うよ。 私は「残酷な〜」はダメでした。 でも、好きなヒトにはまた、それなりの理由があると思うし。 「ポーの一族」や「トーマの心臓」がイマイチって人もいると思うし。 人それぞれでしょう。
269 :
>267 :2000/07/12(水) 18:05
じゃあ、実際にすすめた三人に、「うざい」って 言ってみたらどうでしょう? でも、言いづらい気持ちも良く分かりますが…。
270 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 18:18
受け付けない人は受け付けない理由があるだろうし、 はまる人にははまる理由がある。 それくらいギリギリ際いテーマを扱っている作品ってことでしょう。>残酷〜 もともと、萩尾作品ってそうでしたよね。 ポーやトーマも、連載当時、はまる人はめちゃはまったし、 ダメな人はまったくダメだったから。(齢がバレるじゃん、私…) いつのまにか古典みたく言われるようになっちゃって、ポーやトーマを 読んでないと少女漫画を語れないみたいな雰囲気になっちゃったけど、 やっぱり少女漫画って、肌で読む・感覚で読む、という要素が強いから 好き嫌いに分かれて当然何じゃないかなァ。
271 :
270 :2000/07/12(水) 18:26
萩尾さんのスタンスって、いつもその時代のボーダーあたりにあるんじゃないかな。 少女漫画でありながら、主人公が少女じゃなくて少年だってことが際物だった時代もあるのよ…
272 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 18:40
わたし、残酷な〜って2巻までしか読んでないんだけど、 彼は後からもホモの道にいっちゃうの??
273 :
>272 :2000/07/12(水) 20:57
らしいです。 私も2巻くらいで挫折した口だ。 エグさに耐えられなかった……。 少年愛モノ、読めない事はないんだけど、萩尾さんの 絵ではちと辛い。ただでさえああいった内容だから、 せめてもっと絵がソフトだったら………と思ったけど、 よくよく考えてみればソフトだったとしても、やっぱ駄目かも。 私にはきつすぎる。あの話。
274 :
名無しさん @1周年:2000/07/12(水) 21:06
嫌いなら読まなければいいけど、 批判するからには、よく読まなくちゃいけないよ。 ホモに犯され傷を負った子が、またホモに救いを求める・・・ それについては、 打たれることがイヤなのに、同じことをしてしまう、 傷ついたレコードが、同じ音を何度も繰り返すように。 確か、そんなふうに説明してる部分があった。 残神は、疲れるし重いし気分滅入るけど、 それが萩尾さんの狙いだと思うよ。 救いがはっきり見えてきたとき、感動もより大きいはずだから。 ちなみに、私は「トーマ」が一番。
275 :
272 :2000/07/12(水) 21:08
>273 そうなんだー。ありがとー。 私も挫折しました。 でも、ここで続きをきにする姑息な私・・。(笑) 犯されるしーんよりも、精神的にくるシーンがわたしには つらかったです。ビジュアルよりも、内面的に。
276 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 21:11
私も読んでてつらくなる時があるけど きっっっと「ラストは救われるんだっ」と思って 読んでます〜あれでアンハッピーな終わり方だったら やりきれない・・・・・
277 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 21:14
完結してから読むのが良いカモ。 それか、まんが喫茶でとりあえず相性見るとか。
278 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 21:21
ごめんなさい。また聞いて良いですか? 2巻以降、ホモになるって話しですが、 それは良い方向にむかってるんでしょうか? 相手の人はオトコでもイイヒトなんですか? 気持ちはちゃんと繋がってるんですか? イイヒトならまだいいけど、そうじゃないなら、つらいなぁ。 いつまでも底辺をうろついてる漫画だったらさすがにつらいです。 上昇気味ならまた、復活して読んでみようかなと思ったので。 教えてちゃんになってすみません。
279 :
みんな :2000/07/12(水) 21:42
ホモ好きなんだねえ。 ホモってだけで、駄目だ私。どんな高尚なテーマでも、なんとなく 陳腐に見える。ホモ好きのドリーム満載漫画って感じがしちゃうから。
280 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 21:47
私も駄目だけどねぇ。ホモ。>279 ドリーム満載漫画って感じで駄目というよりも、(すごいね。この 受け止め方も。) どうにもこうにも。 「…???…どう読んでいいの?」って思っちゃう。 だから、少年愛とかいわれても、気付かないふりして読む。 ポーの一族もそうやって読んだ。 友情ね。友情。って。
281 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 21:59
「残酷〜」の場合は友情というよりは、 庇護欲、独占欲、家族愛、というものと性愛が混沌としている状態だと思う。 愛っていう名のエゴの残酷さがテーマなんじゃないかな。 というと陳腐に聞こえるかもしれないけど。
282 :
長い、ごめん :2000/07/12(水) 22:03
>267 >愛を説いた作品か、という事を熱弁するのです。 ああわかるわかる、いるよね、そういう人。 しかし私自身5巻くらいまで買ってレイプシーンが辛くて嫌いで 挫折したクチですが、義父が死んだと聞いたのでまた買いました(笑) そこからこの漫画を見直したんですが、まあすすめますまい。 >真の人間同士の繋がりと 愛を説いた作品 説いた..?そういう解釈をする人もいるんですね。反対に私は 人のいう繋がりや愛というものがいかにあやふやなものであるかを 訴えた作品だと思いました(笑) 私はジェルミはイアンによって癒された事は一度もないと思います。 癒したいとイアンは思ってるようですが、無理でしょう。 ジェルミとは状況が雲泥の差ですが、私が襲われた時、今考えると 何が自分への癒しになったのかといえば、それは人ではありませんでした。 私は、ですよ。他の人は知りません。 少しは助けにはなったのかもしれませんが、人が人の壊れた心を癒し きれるかというと、私に関していえばそれは否でした。 ジェルミも同じだと思いますし、そういう面では他のこういう傷に ついてかかれたどの漫画よりもリアリティを感じます。ドリームなんて かけらも感じませんでしたね(笑) ちなみに立ち直りに一番役にたったものは、時間ですかね(笑) だからイアンには少し怒りを感じますが、ジェルミはどうしてもかばって しまいますね。あまりこの作品嫌いにならないで欲しいです。 好きじゃなくていいから(笑)
283 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 22:11
ジェルミはイアンを愛してません。
284 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 22:15
自己愛やエゴといった嫌なものを暴くように描き出そうと されているみたいだから、 受け付けない人は受け付けないんでしょうね。 私はそこが好きで読んでいるんですけど。 辛い人には辛い話かもしれないですね。
285 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 22:20
「残酷」における愛は、ほかの少女漫画やボーイズ漫画みたいに 唯一無二の絶対のものではないですね。 むしろ、愛という幻想を打ち砕いていくお話かも… 愛があればすべてが許されるという作品を求める人には向きませんね。
286 :
名無しさん@1周年 :2000/07/12(水) 23:03
マージナルはラジオドラマで入りました〜♪ ナースタースの扱いが 漫画よりも良くて嬉しかった♪
287 :
254@1周年 :2000/07/12(水) 23:15
282さん同様、私も >真の人間同士の繋がりと 愛を説いた作品 これはちょっと?と思います。ほんとにちゃんと読んでるのかな? 愛を説いているのではなく、愛とは何かを問いかけ、愛があれば、 人は人を救えるのか?というある意味、少女漫画ではタブーである 疑問を突きつけていると思います。 愛という名のエゴが人をどれだけ傷つけるか、という怖い面も 見せてくれますね。 萩尾さんの往年のテーマである母性の否定についても、この作品で 昇華されるのではないかと思っています。
288 :
254@1周年 :2000/07/12(水) 23:17
「救いがあるから読め」とはとてもいえないですね。 だってまだ完結してないし、本当に救いがあるかどうか わからないですもんね。 少なくとも現時点でジェルミは救われてないもん。
289 :
某書評サイトで :2000/07/12(水) 23:48
「『残酷な神』とは、どうしても否定したくない、否定できない『己れの信じている もの』だ」――と書かれていて、これが一番的を得た解釈だなあと思いました。 イアンの信じたいものが「愛」(フィジカルな)だから、ジェルミに対する庇護欲… 本人は否定したがってるけど支配欲が「愛」として自覚されてるんだと思うな。 ジェルミは小さい頃母親に「夫の代り」にされてたし(キスシーンあったでしょ)、 義父には「妻の代り」にされたし、何度も何度も「これが愛だ」「愛とは相手を 破壊するまで愛することだ」「お前は私を愛している」って、これほとんど拷問に よる洗脳ですね。結局義父殺害(破壊)で、義父の言うとおりになってしまった わけだし。 ジェルミはそれこそ残酷なくらい「母親の行為は全て自分を愛してるからだ、自分は 母親を愛さなければならないんだ」って思い込もうとしてたけど、白雪姫の夢の中でも 無意識にうすうす母の愛が自分を破壊するものだったことには気づいてるでしょう。 ジェルミにとっては、女性は皆守らなければならない(「ひいおばあさんの呪い」)存在で、 性欲や、まして対等な愛情の対象にはならなくなってる。男性とのセックスは、自分でも ちっともいいと思えない自傷に流れていってしまう(これはグレッグの呪い)。イアンは 「お前を愛してる」と自分の信じてる愛を保証しようとするけど、ジェルミにとっては愛は 『殺し殺されるような関係』でしかない…… セックス描写があろうとなかろうと、「ホモマンガ=ひとつの愛のカタチ」の対極にある気が するんですけど。苦手な人に勧める気はありませんが、たとえば『風と木の詩』がまさに ホモを描くことでひとつの愛のカタチを描ききった――というのとはまったく違う、むしろ それこそサイコサスペンスを描くための選択だ、ということだけは。 漫画板の方で「少年が犯されるマンガ」というネタスレがありますが、そこにはほっとんど取り 上げられてませんでした。名前だけチラッと。つまり「そういう」漫画だとは男性はあまり思って ないようです。
290 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 00:38
「母性の否定」・・・なるほど。 萩尾先生の漫画を読んで得られるカタルシスの理由がわかったような気がします。
291 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 00:41
とにかく、「残酷・・・」は気軽に読める作品では ないですよね。 気合が必要ですね。 読むと疲れる…。でも読んでしまう。
292 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 01:48
あ、「残酷・・・」で気になってるのは事故った時の グレッグのライターなんですけど...あれはなんであんなとこに 落ちてたんでしょう?意味は別にないんでしょうか?
293 :
気合い :2000/07/13(木) 02:49
入れなきゃ読めない少女漫画って善し悪しだよなあ。 欝の人とか気が滅入ってる時なんかは駄目なんだね? とりあえず、私は読まない方がいいようだ。肩肘張って 少女漫画読みたいとは思わないし。 気楽にさらっと読んで、ホロリと感動できるようなのが 読みたい。 萩尾作品って、全部そういうふうに、テーマ重いの? さらっと感動させるような話は描けない人なのかな?
読まなくてもいいですよー。 読みたいひとだけ読めばいいですよー。 それは萩尾作品に限らずですなー。 どの作品でもおんなじことッス。
295 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 02:56
仕事に疲れて帰ってきた時は読まないね。
296 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 03:10
さらっと感動だったら何はおいても『小夜の縫うゆかた』だと思うけど。 まあ初期の方がそういうのは多いかもね。中期なら『A‐A’』シリーズ かな?SFだけど。後期というか『マージナル』連載終了以降は、単発の 小品を含めて作風は一貫してシリアス。ちなみにこの『マージナル』は、 気宇壮大でシリアスで美しいSF(『銀の三角』も)。終盤からラストの 怒涛の大団円は、『残酷〜』を押さえて萩尾望都の代表作になっていいと思う。 さらっと感動、というのがどういうのかは人それぞれだとは思いますが、 (私にとってはTONOかなあ)まあ、萩尾作品はズシーンとした感動をよぶ 系なんでしょう。テーマが重いのは作家の感性の問題なんで、波長の 合わない人に文句を言われる筋合いのものでもありますまい。
297 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 03:48
母性による“癒しと赦し”が成就してるというのであれば 「ローマへの道」とか。なんてたってピエタだし。 1冊完結なので手はつけやすいかも。 「フラワーフェスティバル」は、少女が主人公で楽しいお話。 いずれもバレエものです。ホモなし。 (しかし最初のページの少年るーちゃんは キンキの堂本光一にあまりにそっくりで笑った)
298 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 10:30
私はかなり気軽に「残酷」読めます。読むとすっきりしますし。 他の萩尾作品よりも読みやすいと思っています。 現代ものであるぶん、事件が具体的だし、想像力で補わなければいけない部分も そんなにないから。(私にはですが。) 私の興味のある問題が描かれているせいもあるでしょうね。 たしかに感動なんて人それぞれなのに、同じ感動を強要されるのは鬱陶しいですよね。 私は「残酷」好きですが、「愛を説く作品」という人とは感じ方が違うなーと 思います。 >「さらっと感動させるような話は描けない人なのかな?」 という人へ。 描けるか描けないかと純粋に質問されているのであれば、 「描ける人です。」というのが私の答えです。 あなたの「さらっと感動」と私のそれが違っていなければ(笑)
299 :
ジェルミを :2000/07/13(木) 10:59
三年くらい前の堂本剛でやって欲しかったんだな・・・。 イアンは木村のイメージで。 もちろんグレックは岡田真澄(笑)
300 :
>299 :2000/07/13(木) 11:02
ごめん。わたしは堂本剛はイヤ・・・。 っていうか、日本人はイヤ・・・。
301 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 11:12
>298 >私はかなり気軽に「残酷」読めます。 ああ、そういう見方もありますよね。 私は最新刊あたりかなり気抜いて読めてます。 そんなに肩ひじ張るまではわざといってないと思うんですが、 ほんと人それぞれってことですね。
302 :
名無しさん :2000/07/13(木) 14:38
あたしは、ホモかホモでないかってのは まったく考えないで萩尾作品は読んでます おモーさまは、精神的なものをつきつめるものが多いから そういうところに焦点を置いて読んでるかな 「残酷な〜」は、つきつめすぎててバイオリズムが下がってると 読めない感じがしますね というわけで、あたしは読めません シュチュエーションがどうとか、嫌いとかではなく 自分の精神的に見たくないところも、見ないでいられない作品という感じで 読むと自分に痛いです
303 :
名無しさん @1周年:2000/07/13(木) 20:49
289さんに同感。 私もそう思ってた。 愛することのエゴ、いやらしさを、これでもかってくらい、見せつけられる。 それは、もしかして愛じゃないのかもしれない。 あるいは、いつかエゴイズムを超える愛の物語になってゆくのかもしれない。 少なくとも、残神は、 少女漫画にありがちな「ホモの話」で括られるものじゃないと思う。
304 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 11:38
「残酷」コミックスしかみてないから 雑誌ではあれからどうなったんだろ。 とにかくそろそろ終わらせてもらいたい。 最新巻のラストシーンでちょっとげんなりした。
305 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 12:13
ダーナ・ドン・ブンブン
306 :
なつかし〜>305 :2000/07/14(金) 13:46
ダーナ・ドンブンブン・ドゥーじゃなかった?精霊狩りだよね? 萩尾マンガのネーミングセンスが好き。 『残酷』ならリンドン・エドリンかなー。ラグトーリン・メーリン、フロルベリ チェリ・フロルもそうだけど、繰返しのリズム感がね。あとは光瀬龍ばりの東洋風 SF。夜来香星とか「火種と火消し」とか。
307 :
名無しさん :2000/07/14(金) 15:54
「残酷な・・・」は絶対、完結するまでは読まない。あんな気持ちに引っかかりそうな ものを連載で読んだ日には、普段の生活まで影響しそうだ(立ち読みで10ページ くらい読んだ経験あり、それも義父に迫られているところ)。 ただ、完結したら読もう、とは決めている。少女マンガで生まれたホモ話がどこまで はるかな場所にたどりついたのかに興味あり。
308 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 16:04
>307 めちゃくちゃ同感ー。 私も立ち読みしてそう決めた。
309 :
名無しさん :2000/07/14(金) 16:15
エドガー アラン ポー 江戸川乱歩
310 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 16:52
私は精霊狩りの「みんなでお茶を」あたりから 「ポーの一族」読みきり連作が続くあたり&「トーマの心臓」あたりの 軽やかで少し硬くてお耽美な線の絵の頃が1番好きです。 漫画板にバカスレッドが立って不愉快。
311 :
>310 :2000/07/14(金) 18:04
そのスレッドは、ここの131あたりで話題になったスレッドと 同じ人が立てたものでしょう。
312 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 23:48
>310 あれはなに(笑) 萩尾は少女漫画家だと思ってましたがなぜ漫画版に?
313 :
バカスレッド :2000/07/14(金) 23:59
土曜の晩にしこしこ自作自演レスを重ねて『時代遅れのホモマンガ最低』 というハートウォーミングな事情を鑑みて、放置。
314 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 00:17
>>313 確かにあからさまな煽りはほとんど同じ人がやってる感じ。
前のスレッドと同じ言葉がやたら出てくるね。
「赤毛物」とか「西洋への憧憬」とか。パターン同じ。
赤毛物ってなんだろな? がいこくじんが出てくると赤毛もの? マッカーサーの時代じゃないんだからさー。 戦時中に生まれたんだろか?
316 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 01:53
おやすみー
317 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 03:32
>310 私も〜 だから「メッシュ」は話も絵もショックでした。 今ではもう慣れたけど。 アランが低い塀を飛び越えるカットが好き。
318 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 03:46
20年ぐらい前のパロディーマンガ ポルの一族 11人いてはるわ! 東の不平、西の不和 ポルの一族以外紛失してしまいました。 あーもう一度読みたい!
319 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 07:12
245で残酷、読んでみるべきかどうかとと書いた者ですが ここ見てさらにどんどんわかんなくなってきたんですけど (自分にとって良い作品となり得るかどうかという観点からですが) けど、好きじゃない派の人と同じように感じるかどうか試したくなったので (マゾ?)読んでみることにします。 レスということではなかったかもしれないけどご助言下さった方ありがとう ございました。
320 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 06:16
半神ってどのコミックスに収録されているのでしょう?
321 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 07:05
小学館の全集に表代作で入ってるよね。 あと文庫でもあったっけ? いずれにしてもタイトル「半神」で出てるはずだけど。
322 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 12:53
「半神」は文庫になってるよ。まんまのタイトルだったはず。
323 :
名無しさん@1周年 :2000/07/16(日) 23:45
私の中での両巨頭、山岸・萩尾先生。 山岸先生は、最近、どうも小粒であとに残らない作品 ばかりなので、今なお、挑戦し続ける萩尾先生には 頑張っていってもらいたいなぁと思います。 「大嫌い」って感じてもらうのって、ある意味、成功 だと思います。心にひっかからない、印象薄いと思われる よりは・・。山岸先生も、もう一花咲かせてほしいなぁ。
324 :
名無しさん@一周年 :2000/07/16(日) 23:49
赤ッ毛のいとことかケーキ、ケーキ、ケーキとかほのぼの系が好き マージナルは深いです。メイヤードがかっこいい 萩尾先生の作品って読んだ後ショックを受けるやつが多いです スター・レッドとか。エルグゥゥゥ〜
いやぁ〜山岸先生も最近いいよ〜 「鬼」とかさあ「青青の時代」とかさぁー 一時期のレディース路線から戻ってくれたのね〜 うるうる かんけーなくてすまんこってす
326 :
320 :2000/07/17(月) 02:46
>321&322 ありがとうございます。 某所で絶賛されていたので・・・。 探してきます。 16pってあったのでてっきり標題作になってるとは。 去年の11月から書き込みあるってすごいですよね。 って下がってたのあげたのは自分なんですけど(笑)
うーん、その、「鬼」とか「青青の時代」もいまいち なんですよねー。 確かに「鬼」はこわいけど、それは事実だけで怖い。 昔のような、ごく普通の人に宿る狂気の恐ろしさ、と いうものは感じない。 「青青の時代」も、物語としてはまぁ面白いけど、山岸 さんが描くならもっと別のアプローチがあったのでは?と 思ってしまう。多分期待が大きすぎるんだろうけどね。
328 :
名無しさん :2000/07/17(月) 09:56
萩尾さんのとこですけど、便乗しちゃって。 山岸さんってある時期から絵がひどく雑になりませんでした? あの「処天」の絵が最高だと思っていた私はちょっとなって思ってた時期が あったのですが。 ストーリーはやっぱりすごいなって思ってたので、ショックでした。 今はそんなに熱心な読者ではないけど、今の絵柄はどうですか?
329 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 16:07
今も雑だと思います・・・<山岸先生 なんていうか、独特のシャープさがなくなったような・・・。 あと、アシさんのせいだろうけど、トーンの鍼方が 下手で気になる・・・。
330 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 17:57
331 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 18:50
>323 同感。萩尾先生と比較するのは悪いけど、やっぱり長篇描いてほしいファン心理ってあります。 あ、山岸先生ね。やっぱり体力とか気力とか年齢による衰えあるのかなあ。 残神長すぎるって意見多いけどこれだけ長い間第一線でいられる萩尾望都すごし。
うーん、でも「鬼」では、怖さよりも、それだけでは終わらせなかったところに 今までの作品とは違う凄さを感じたのだ…。 まあ確かに現状は絶頂期とくらべればアレでしょうけど。 でもこれから復活していきそうな勢いを感じるんだけど…。足りないのは色気かな。 うわぁ〜よそでやれって怒られる〜 スマン。
333 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 02:55
怒りはしないけどスレ違いではあるかも。 漫画板のほうなんか収束してしまったのね。
334 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 09:36
「鬼」・・・うーん、怖いだけでは終わらせなかったってどのあたり でしょうか?赦しでしょうか?あれはどうも、陳腐でダメだったなぁ。 さて、萩尾先生に話しをもどしましょうか。 「残酷〜」では、食事のシーンが結構すきです。生活感あるなぁと。 ボストンにいたころのジェルミとサンドラはいかにもアメリカ的な ピザの夕食だったり、カレンおばさんは、あの体型から想像でき るようなボリュームたっぷりのパスタだったり。 イギリス来てからは、やっぱり紅茶が多いですよね。 イアンと二人で暮らしてからも、食事のあとは絶対お茶飲んでる。 とってもイギリス的だなぁと思います。 それにしても、イアンって結構マメに料理してますよねー。 調子悪いときはハチミツ入り生姜湯作ってくれたり。
335 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 10:26
うんうん、食事描くのうまいよね。 ジェルミが作ると掻きたまとかシチューとか単品の手のかからない料理。 不思議なのはイアンの作る食事。リン・フォレストではきっちりフルコース 食べてたし、ナディアと食べた中華料理も、ボストンで皆におごってた 食事も結構なボリュームだったのに、ジェルミと本格的に共生しだした あたりから「サラダとピラフ」「パスタと紅茶」式の、妙に量も少ない 食事…。20代はじめの食い盛りなのに(涙)こういうのも引きづられてる 描写なんだろうか?か細いバレンタインもマージョリーも、ニシンの グラタンとかキドニー(牛の腎臓)パイとか、タンパクもミネラルも たっぷりの、こってりどっしりしたごはん食べられるのに。
336 :
>334・335 :2000/07/18(火) 23:23
よく見てますね〜〜〜〜〜 私は「みんなでお茶を」のにぎやかなテーブルが好きです。
337 :
幸せな食卓には品数が多い :2000/07/18(火) 23:37
気がしませんか?現実には大好きな人(家族)と囲めばコンビニおにぎり だって美味しいけど、マンガの文法というか視覚的には。 『訪問者』の初めの頃、クリスマス・マジパンや、結婚記念日のホワイト チョコレートのケーキのくだりを読むとちょっとほろりと来ちゃう。
338 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 01:24
萩尾先生は着てるものとか絶対手抜きしない人だよね。 時代背景とか、すごい勉強したみたいだし、生活(衣食住)の部分の リアリティーを大切にしてる。
339 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 15:43
まったりと午後を過ごしておりますがふと思い出したこと。 「ホームズの帽子」で、メリーベルの降霊をしようとした ケイシイ・クレイバスってなんで消失してしまったんでしょうかね。 いや、あんまり深く考える必要もないんですけど、あれはエドガーの仕業なの? それとも消失した霊を呼ぼうとして異次元に落ちてしまったの? ってずーっと記憶の片隅に引っかかっているのであった。
服飾史の勉強されていただけあって、衣類の時代考証は かなりきっちりされているようです。 以前、インタビューで、「ポーの一族」を描くとき、ギリシア 風のハイウエストのすとんとしたドレスが描きたくて時代 設定したっておっしゃってましたから。 そこからその時代は電気はあったのか、まだランプだ ったのか・・・とか細かいところまで調べていったそうです。 ところで、シャロンの服ってなんか不思議ですよね。
341 :
334 :2000/07/19(水) 16:14
ごめん、あげときます〜
342 :
シャロンもだけど :2000/07/19(水) 16:39
いつもいつもなんだか変な服着てるのってナディアじゃない?今ふうの服 (ロングスカート多し)の重ね着のしかたもおかしいし、アンティーク風の ワンピースがいつも変…過剰に子供っぽいっていうか。 マージョリーっていつもウエストマークのないドールドレス着てるよね。 二人とも、ひっそり持ってる心の問題に即してるような気がする。(ナディアって 絶対ちょっと…) でも心の問題が皆に認識されてるジェルミはかなりのグッドドレッサーな気もする。
343 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 16:51
ナディアはセンス悪いですよね、確かに。 でも、ひとつひとつは、現実にありそうな服。 シャロンのは、「どこに売ってんだ」的なヘンさ。 現代モノで長期連載だと、あまり流行を追いかけすぎる と、時間の流れ方がおかしくなってしまうから、わざと ちょっとズレた服装にしてるのかもしれませんね。
344 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 23:43
ジュルミの「BOY MEETS GIRL」のリュックも 気になる所です。
345 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 23:53
それを言うならあの、花模様のニットのおぼうし(ぼんぼん2コ付き)も どこでどういう顔して入手したのかも知りたいでしょう…
346 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 04:21
ぼんぼん2コ付きというとエディスの帽子・・・。 >339 それは私も気になっていたけれど、人間とポーでは死んでしまったらどこに 行くかというのが違うんじゃないかな・・・。 死んだときに身につけてるものが全て消えることについての考察があったけど そこへいってしまったのかも・・・。
347 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 06:49
少年愛系ぽいものは嫌いじゃなくて メッシュもトーマもエッグスタンドもすごく好きでしたが 「残酷」はちょっと・・・でした。 なぜかとゆうと、あまりにストレートなドリーム出まくりで、 自分の妄想をそのまま見せ付けられたような こっぱずかしさというか、いたたまれなさを感じたから。 言うなればひとりエッチを親に見られたような恥ずかしさかな。 つうてこんなこと書くのも恥ずかしすぎですが(汗)
348 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 07:34
>あまりにストレートなドリーム出まくりで ふーん。ドリームってどのへんのことだろうか? グレッグがジェルミをやっちゃうとこ? あんまりドリーム感じない作品だけど、私にとっては。
349 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 09:12
ドリーム?意思を無視した性的虐待のトラウマで人生が狂ってしまうことが? 誰のドリームですか?
350 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 09:41
私も全然ドリーム感じない作品だな。>残神 347さんは、どのへんのことを言っているのか知りたい。 きっと、いろんな感性の人がいるんだな。
351 :
>347さん :2000/07/20(木) 10:09
『エッグ・スタンド』は別に少年愛系じゃないじゃん。 殺人の前に親しくなるって設定のこと?それだったら、有閑マダムと 親しくなるエピソードもなかった?あれは文字通り「愛と死とは同じ ものである」っていう、あの作品の通底音でしょ。 それとも、347さんにとっては、同性とのセックスシーンがあったら すべて同性愛ものになっちゃうの…? ある意味オットコらしいというか潔いね。ドリーム入ってるけど……。
352 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 12:27
347を庇うつもりではないですが、ドリームというのは、 「過去に性的虐待を受けた」「トラウマ持ちの美少年が」 「年上の美青年(しかも虐待者の血縁)との恋愛によって」「癒される」 という、表層的なシチュエーションについて言ってるのではないでしょうか。 これって、典型的なボーイズものの、ある一ジャンルではないですか? 私自身は、残酷〜と言う作品は、ある意味ボーイズものに対する ものすごい皮肉になってると思っています。アンチテーゼと言ってもいい。
353 :
352.続き :2000/07/20(木) 12:31
つまり、ボーイズもののほうでは、 少年が心的外傷を持つことも、虐待者が死亡しちゃうことも、 その後全寮制の学校に入ることも、 要は主人公がやる(やられる)描写を引っ張り出すための、単なる伏線にしか過ぎない。 だから、新しく出現した少年といとも簡単に性的接触を持つし (体の方は男なしではいられなくなってるから・笑) 彼との真実の愛によって、いとも簡単に心の方も癒される。 自分が抱え、向き合わなければいけない根本的な問題を、 一切回避したままにもかかわらず救われてしまうわけですね。 (ちなみに気づかなかった(敢えて向き合うことを拒否した)ために 救われなかったのが厩戸王子で、そこの部分を最後の最後で毛人だけが 気づいたからこそ、「処天」というのは名作なのですが)
354 :
352・さらに続き :2000/07/20(木) 12:34
それに対して「残酷」のほうは、前のほうでもさんざん議論になってるとおり ジェルミはイアンとのセックスで、癒されてなんか全然ないです。 少なくとも今のところ病状が回復してる様子はない。 (相変わらず幻覚や幻聴が出てることがその証左でしょう) 逆に自分のなかの闇(グレッグ)と向かい合うためのトリガーにしかなってない。 このように、辿るシチュエイションはまったく一緒でも、ボーイズと残酷では 語られている内容はまるで逆です。
355 :
352・これで最後 :2000/07/20(木) 12:37
347さんは、少年愛系ぽいものは嫌いじゃない、って最初に言ってますよね。 彼女は、少年愛ものの傑作と評価されている「トーマ」や「ポー」を描いた 他でもない萩尾さん自身から、 己の願望がいかに安易であり、非現実的=ドリーム入ってるか(だからこそ 妄想っていうんだけどね)それをまざまざ見せつけられ、指摘されてるようで それで「親にエッチの現場を見られたような恥ずかしさ」を覚えた、 といいたいのではないでしょっか? 以上、ながながと失礼しました。
356 :
352・訂正 :2000/07/20(木) 12:52
355・6行目 誤) それで「親にエッチの現場を見られたような恥ずかしさ」を覚えた、 正) それで「親にひとりエッチの現場を見られたような恥ずかしさ」を覚えた
357 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 13:38
ふむ。352さんの文章読んでから347を読んだらわかったよ。 長文ありがとう。納得。
358 :
347です〜 :2000/07/20(木) 18:17
レ、レスがこんなに。 気を悪くされたのならゴメンナサイね。。 つうか、みなさんのおっしゃるとおりかも。。。(汗) 特に355さんにはドキリとさせられました。 >己の願望がいかに安易であり ってまさしく指摘のとおりそれが恥ずかしさの根源だ〜。 萩尾のアンチテーゼに弾き飛ばされたのかもという気もしてきたっす。 347のようなことを言う自体すごーーーーく恥ずかしかったんですが なんだかコケて己が見えたという気も。。。どうもでした。
359 :
んにゃ〜るほど、 :2000/07/20(木) 21:15
わかった気がする。ありがとう352さん。 そしてごめんなさい347さん。 私もずっと残酷〜を、今までの自作さえも含む『同性愛もの』への徹底的な アンチテーゼ…それこそ救いようなく残酷な「妄想からの覚醒」だと思って いるので、初めの書きこみによーしゃなく反発心が芽生えてしまったようです。 リンドンが言うような「(真実の)岸辺への救済」って、ちっとも「(現実に) 愛という尊いもの(笑)によって救われる」ことじゃないのだよね。これ繰り返し 繰り返し言ってるのがリンドンなんだけど、イアンはうまく従えないね…。
360 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 23:51
「残神」、迷っていたけどやっぱり連載が終わって結末が分かってから 義父が死んでからの巻から買おうっと。 どうしても虐待の描写が恐くて家に置いておけない。 ところで、中一の時になんと担任の先生から 「トーマの心臓」と「アメリカン・パイ」を借りて以来、萩尾作にはまっているのですけど 「アメリカン・パイ」ってどんな話でしたっけ??? すごく面白かったことしか憶えていなくて。 「トーマ」はその後単行本を買ったんですけどね。
361 :
名無しさん@1周年 :2000/07/20(木) 23:55
私は、虐待よりもその後の精神崩壊ぶりの方が耐えられない。 しかも、萩尾先生、あの手この手でその崩壊ぶりを表現しようとするし。 漫画にしか出来ないことをやってくれてるって感じで、非常に興味深い漫画です。
362 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 13:57
「エッグスタンド」に出てきた大麦のコーヒーというのが ずっと気になってます。 戦時中の代用食らしいけど、麦茶みたいなもんでしょうか。
363 :
>362 :2000/07/21(金) 14:07
あれは、乾して煎って「溶かして」飲むんじゃなかったっけなあ。麦茶と いうよりはココアみたいに。詳しい人いない? 同じような代用コーヒーに 「タンポポの根っこ」コーヒーもあるよね。
364 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 14:11
小学生の頃、百億の昼と千億の夜に出てくる「いちじくの酒」が 飲んでみたかった。きっとちょっといがらっぽいような甘ーい酒…
365 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 16:40
PF発売日まで1週間切りましたね。 年甲斐もなく、夜も眠れなくなるほど待ち遠しいです。 イアンはまた手を放しちゃうんでしょうか。
366 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 01:54
「アメリカン・パイ」あまり詳しく書くとネタバレになっちゃって あとで読んだら感動できないかも・・・というわけで、ちょっとだけ わりとおじさん・・・(という言い方は失礼か?・・・)が ある日、少年のような家出少女を拾ってきて 自分の仕事場のライブハウス?で少女に歌わせる 少女の歌は結構うける。でもその少女にはちょっとした秘密が・・・ 後は、漫画の方を読んでくれ〜
367 :
代用コーヒー :2000/07/22(土) 02:32
大学の授業で作って飲みました。教授に大好評(笑) その時作ったのは大豆のコーヒーですが。 ひたすら煎った大豆をひいて粉にしてあとはコーヒーと同じ要領でいれるだけ。 味ははっきり言って麦茶に似てます。でもおいしいとは言えません。 飲めなくはない、コーヒーといえなくも…香ばしさを偲ぶには何とか…。 代用コーヒーにはいろいろありまして大豆のほかにもライ麦、ソバ麦、ニンジン、タンポポの根など。 要は植物性物質であれば大抵のものはコーヒー代用品の原料になるらしいですが、試飲の結果お腹壊す人もいたとか。 すべて代用品だけで煎れるのではなく、量を水増しするためにこれらが使われる例もありました。 ちょっと調べるだけでも「なんとかしてコーヒーが飲みたい!!」という 戦中の人の叫びが聞こえてきそうです。 なにせ「大豆イミテーションには、大豆で作ったその粉末をわざわざ焙煎したコーヒー豆に似せて 固めたものがあった」というくらいですから。
368 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 03:00
遅レスですが>8さん わたしも、リアルタイムではありませんでしたが、 「ポーの一族」にハマったのが14歳。 エドガーと同じ歳でした。そのあと、歳をとって行くたび、 ああ、わたしは、エドガーを追い越していってるのね、と、 リまるで、デルのような気持ちでした。 「香るさんざし・・人間であればかなえられたであろう夢」 というくだりには、何度泣かされたことか・・・ 「トーマ・・」にはあまりハマりませんでしたが、 オスカーの少年時代の「訪問者」は、大好きです。 何年か前、舞台も見に行ったのですが・・・やはり、原作に勝るもの ではありませんでした。 その後の作品も、大好きです!!
369 :
363>367 :2000/07/22(土) 14:19
あっやっぱり詳しい人がいた!ありがとう! そうか、やっぱり淹れ方はコーヒーのままですか…。私が書き込んだときは、 代用コーヒーの作り方はいいとして淹れ方がなんだかあやふやで、フィルターで 淹れたらまるっきり麦茶だよなあ、と。そうかやっぱり麦茶なのか…。
370 :
360>366 :2000/07/22(土) 23:49
あーーーーっ!!!思い出しましたーーーっ!!! 感謝です。 あーー・・・・なんか思い出しただけで余韻にひたってしまう。 これって、文庫に入っていますかね?絶対に手元に置いておきたい・・・・・。 うーー、中学生の頃の不安定な自分までも感覚的に蘇ってきた。 萩尾作品は、三原順の「はみだしっこ」とともに私の人格形成の基礎になっているんです。
371 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 23:53
バーイバイ、ミスアメリカンパイ。。。。 最近ではマドンナが歌ってまんな。。。
372 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:01
最近のアメリカ映画にも「アメリカンパイ」というのが ありましたね。
373 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:12
アメリカンパイの歌詞のサイトをみつけたよ。
http://www.americanpie2000.com/americanpie/ So bye-bye@` Miss American Pie
Drove my chevy to the levee
But the levee was dry
And them good old boys were drinkin' whiskey and rye
Singin' this'll be the day that I die
This'll be the day that I die
374 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:35
アメリカンパイって実在する曲だったんですか!
>374 ロック/ポップス史上有名な曲です、って、私もまだ実際に聴いたことは無いけど。
376 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 02:02
アメリカンパイって、確か15分くらいある 長い曲だったと思う
377 :
名無しさん@1周年 :2000/07/24(月) 00:45
「トーマ」がだめな人は「11月のギムナジウム」はどうでしょう? トーマほどホモ要素少ないし、さらっと感動すると思うんだけど…。
378 :
名無しさん@1周年 :2000/07/24(月) 01:22
でもいかんせん絵が古すぎない?>11月のギムナジウム これを大昔の集英社文庫で読んだ時は、これってトーマの 原型?って思ってものすごく興奮したけど。
379 :
名無しさん@1周年 :2000/07/24(月) 10:13
最近また、1巻から読み返してみました。 萩尾先生が当初考えていたよりも長くなってるようですね。 ここでも長いという意見結構ありましたけど、プチフラワー が2カ月に1度しか出ないから、時間的には長く感じるのかな。 物語の流れとしては、特に気にならないです。 あと、何人か虐待のシーンが怖い、義父が死んでから読もう かな、という方がみえましたが、死後、イアンに告白している 時の回想あるいは幻影の方が、よりリアルに虐待の実態を 描写しています。生きているときの方が、まだマシ。
380 :
名無しさん@1周年 :2000/07/25(火) 00:07
たしかに事故死後に現れるグレッグの悪霊っぷりはすごいですね。 生前のグレッグはこの悪夢を登場させるための たんなる小道具にすぎなかったのかも、とすら思います。 私が思うに、グレッグとサンドラが事故死したことによって、 ジェルミは現実的に虐待を解決する手段を失いました。 グレッグが社会的制裁を受けることも、サンドラに告白することも、 リン・フォレストのグレッグの元から逃げ出すこともできません。 グレッグが生きていれば、家や学校から逃げることで、 虐待から距離をもてたかもしれないのに。 (死後のグレッグはどこにいても追いかけてきますから) すでに過去である虐待を、さかのぼって改善できる人は存在しえません。 ジェルミは自分の精神の中だけでそれらにケリをつけねばならないのです。 死後のグレッグ・サンドラの幻影と、実際生きていたグレッグ・サンドラは別モノです。 実際の二人はただ事故死してそれでおしまい。 しかしジェルミの幻影として現れる二人はもっと恐ろしい力で ジェルミを打ちのめしていると思います。 以上、個人的見解でした。
381 :
名無しさん@1周年 :2000/07/25(火) 00:29
板がへん。 あげてみよ
382 :
名無しさん@1周年 :2000/07/25(火) 08:58
>380 グレッグもそうですが、サンドラに対しても、ついに現実的に 訣別することができなかった。そして、サンドラもついに「見ぬ ふり」から脱することなく、殻に閉じこもったまま、死んでしまった。 生きて、そして闘えるなら、まだまし。 死んでしまった人の幻影に一人で立ち向かわねばならない のは、しんどすぎるよね。
383 :
ふむふむ :2000/07/25(火) 10:57
生きて闘う、かぁ・・・ 確かに私もそう思います。それがジェルミの課題。 1人で無理なら、愛ある人が支えてくれればベターなのではと思い、ずっと イアンを応援してきましたが、奴のやってることは、ジェルミに溺れてるだけで 「共に生きて闘うため」とはとても思えなくなってきました。 イアンの独白にあったけど「告白させようと対立してた頃のが近く感じた」 というか、今はジェルミの側にいても、ジェルミの心や気持ちに入り込めて ないという感じ。(恋に目がくらんで?) 今月号ではどうなっているのでしょうか? 早売りの本屋さんに走らなくっちゃ!
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 03:51
あれは恋なのかなあ…。 イアンのやってることってすべて自己満足のため という感じがするのですが。 読んでていつも苛立たしい気持ちになる。
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 05:56
>384 私も自己満足というか、責任転嫁にみえる。 わがままなのが恋なのかもしれないが、 イアンの感情が恋と呼ばれるのは、なんかやだ。
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 09:42
384、385に同感なんだけど、 「でもねぇ、恋愛感情なんてこんなもの (=自己満足だったり思い込みだったり)だよね…」なんて イアンを見ていると納得してしまう。 イアンの行動が愛(恋)かどうかは置いておいても、 愛という感情から出ている行動は、相手がそれをうれしいと感じなければ 受け入れてもらえないもので、それどころかかえって拷問なんだとか、 相手がうれしいと感じていても、相手のためになっているかと問われたら そうとはいえない場合も沢山あるということを、 私は「残神」によって考えさせられました。 すでに読み捨てにはできなくなってしまった作品です。
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 09:57
そうですね。 イアンだけじゃなくて、グレッグにしても、彼にしてみれば ジェルミに対する感情は「愛」だったんですよね。 愛というのは、色んな形に化ける。 お互いがお互いを求め、受け入れれば、それは甘美だ けれど、一方がそれを拒んだ時点で、その愛はただ 一方的に相手を傷つけ、追いつめるものにさえなって しまうことがある。 でも、どの愛が間違ってるのか、正しいのかなんて、 誰にもわからない。ある人にとっては拷問でしかない ことも、違う人にとってはこの上ない愛情表現だったり する。 イアンのジェルミに対する感情は、あまりにも大きすぎて、 大きすぎるが故に「恋」「愛」という言葉でしか表現でき ないんじゃないかな。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 12:00
最終的にジェルミが立ち直るためには、マージョリーなり バレンタインなりナディアなり、女性との関係が キーになるんじゃないか?と思うんだけど。 別にこの中の誰かと恋愛関係になるとかじゃなくても。 ひいおばあさんがかけた「女性を守らなきゃ」という呪いから 離脱しないかぎり、サンドラへの感情が整理できないだろうし。
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 13:25
ビビって可哀想だったよねー。
390 :
380 :2000/07/26(水) 14:41
私がイアンを哀れに思うのは、彼までもグレッグの幻影を引きずっているからです。 イアンはまず、「自分の父親はサディストの変質者である」ということを 受け入れることから始めなければなりませんでした。 そして今は常に「自分は父親とは違う」ということを証明しつづけなければいけません。 しかし、ジェルミにひかれ関係をもつさまは、 グレッグの行動をトレースしているかのように思いました。 告白を迫りながらも、それはジェルミに虐待を追体験させているばかりなので。 しかもそこで現れるグレッグの幻影に 「自分のようになれ」と誘惑されてしまいます。 父の変態性を知り、母の不幸を知り、イアンの知っていたはずの 家族像は崩壊してしまいました。父の後妻サンドラも育ての母ナターシャも (虐待に関して)イアンに正直ではありませんでした。 さらに父を殺したジェルミの混乱や恐怖にこれでもかというほど巻き込まれてます。 世界観が壊れたままではいられないので、 イアンは何かで自分を立て直さなければなりません。 リンドンはそのためにジェルミから距離を置くよう忠告しますが、 イアンにしてみれば、グレッグの幻影を含む(含んでいるがために)ジェルミとの関係で それを成し遂げようとしているように思えます。 グレッグがいるからこそ、ジェルミに執着しなくてはならないというか…。
391 :
380 :2000/07/26(水) 14:43
うわ、すごい長文(汗) あくまでも個人的感想です。長々と失礼しました。
392 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 14:51
最近はジェルミとイアンのどちらが主人公なんだか わからなくなってきた。 実はイアンが主人公なのでは。 第1巻の冒頭の言葉はイアンのセリフなんでしょうね? とすると、はじめの予定よりかなり長くなったけれど、 話の本筋は作者の予定通りイアンの苦悩の物語なのかな、、、。 という気がします。
393 :
超局地的話題ですが :2000/07/26(水) 16:20
今日発売号のラストの「彼」を見ると 漫画板の『ベルセルク』スレッドの大仏ゴリラ君を思い出します。 悶絶です。彼はこの作品を読んでいるでしょうか… (大仏ゴリラ君、こっちのスレッドにはこないでね。あっちで活躍してる君が好き。)
394 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 17:13
残神の話じゃなくてスミマセン! ちょっと知りたいんですが、メッシュって文庫本でてるんでしょうか? 母が集めてたので読んで気に入ったんですが、何故か1巻だけがなくて;; 未読で気になってます。 文庫じゃなくても、絶版してなくて手に入るものとかありましたら 教えてください。お願いします。
395 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 17:22
>394 検索サイトで「萩尾望都」で検索すると全作品リストと その作品がどの出版社からどういうサイズで出ているかを リストにしたサイトが見つかります。有名なサイトです。 そこで自分で探した方が早いと思いますよ。 ネットは自分で活用しましょう。
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/26(水) 17:24
「メッシュ」文庫で3巻出てます。 本屋さんに行けば売ってるよー。 私も昔は「メッシュ」のコミックスは大きかったので諦めてたんだけど 文庫化されたので、全部買いました。 さあ、今すぐ本屋に走るのだ!
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/27(木) 00:20
萩尾作品は、文庫本含めると、ほとんどのモノが現在も出回っていますね。 かなり昔の作品も廃刊になることもなく、新しく出回るなんて。 萩尾作品のすごいところでしょうか。 わたしも、今の同人誌よろしくの「ボーイズ」は受け付けませんが、 萩尾作品全般は、別物だと思っています。 物語の精神的な部分の流れを追っていくと、 出てくる同性愛も、物語に必要なことのひとつなんだなぁと、 たいして気になりませんが・・。 萩尾作品全般のテーマが「同性愛」ではないからだと思います。 とはいえ・・萩尾作品で男女で愛し合う話が出てくると、 ついつい、安心してしまう・・(^^; 「残神」、いまだ、13巻で購入が止まっているんですが・・・ 近所の書店ではみつけられないのです。 今度、神保町にでも行って買ってきて、一気に読みたいなぁ。 ここのスレのレスを読んで・・ あらためて、萩尾作品の影響の強さを感じました。
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/27(木) 08:23
「天使の擬態」すきだなー。 「フラワー・フェスティバル」文庫で再読 したけど、たのしくってよい。 「メッシュ」姉にコンプレックスを持った妹が 性格にはあう・あわないがあるだけで、いい・悪い は無いんだ・・・と悟るエピソード、 ミロンが「あれはオレに死ねって事だったんだなァ」 と海でうがーっとなるとこ、私的に味わい深い。 あと、エトゥアールの母親とか、ミロンの彼女とか、 太ってるのにいけてる女として描かれてるのが 目からウロコでした。 メッシュのまわりにいる人達ってやさしさが 押し付けがましくない。 まず自分の利害を優先させて余った部分で 他人に親切に。(自分の利害のみを追求し、 他人が得をするのが許せない人とか、 自己満足のおせっかいやきなのに 恩着せがましい人とかいますからね。) さばさばしてて、心地よいです。
出ましたね・・・・・・・・・以下ネタばれ有りです。 こうきたか、という感じ。 やはりイアンは「恋愛」だと思っているのでは? ジェルミの自分を称する言葉は、ちょっとショックでした。 あんな過去があった自分を当たり前に受け入れることによって、「あれは異常な 過去じゃなかった」としたいのでしょうか? でも、義父と母親を殺したことは償えてない・・・。 小さいコマでのジェルミのコメディ調の顔(特に目)がちょっと気になった号でした。 『いよいよ佳境へ!』とありましたが、どういうラストになるんだろう。 それよりシャルトルシリーズが終わってしまうのー?! 今回はそっちのが衝撃で(スミマセン)
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/27(木) 15:30
皆さんのカキコ、それぞれ深く同感することばかりです。 主人公のみならず、周囲の人間すべてが細かく丁寧に書かれている所が好きです。
401 :
名無しさん@お腹いっぱい :2000/07/27(木) 16:57
関係ないけど、言わせてね。 「シャルトルシリーズ」終わっちゃうのー? 私は、「残神」と「シャルトルシリーズ」だけしか、PFを評価していなかったのにー。
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/27(木) 18:18
今月号の名香先生の線、へんじゃなかった? デッサンがおかしいとかじゃなくて、 いつもの流麗なペンタッチじゃないような・・ 印刷のせいかな? 残酷も読んでいますが、 おなかいっぱいでコメントできなくすみません。
名香の絵キラ〜イ。 つまんな〜い。 名香の話なんか聞きたくな〜い。
404 :
ここをお借りして :2000/07/28(金) 21:22
PFスレッド、以前あったよねえ? 総合で話したいー。新規たててもいいかなあ?
405 :
ぜひ :2000/07/29(土) 13:44
立てて下さい。
406 :
今月号の「残神」 :2000/07/29(土) 17:38
読んだけど、なんかもう飽きてきちゃった。 早く話を先に進めてくれないかなー。
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/29(土) 18:42
イアンのはごく普通の恋愛感情じゃないかな。 ただ、相手と状況との運が悪かったから、「普通の恋愛感情」じゃどうにも ならないんじゃ… うーん、ジェルミもイアンもかわいそう(というとなんか薄っぺらいけど) と思いますよ。お互いしょーもない親を持って、それで傷ついているという のは一緒なんだし。 ジェルミよりはマシってだけ。
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/29(土) 21:43
で、結局、いつになるのかわからない最終回は.. どうなりそうですか?みなさんの予想は。
しかし、今月号で、 明らかに変化あったよね。 ジェルミのほう。
410 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/31(月) 11:07
抱き合って恋をするのが、お互いが分かり合って信じあえる最高の関係だと、 イアンは思ってそう(おこちゃまだなぁ) ジェルミにとっては、初体験がいきなりオヤジに抱かれちゃったんだから、 とてもセックスで信じあえるとか快感を得るとか、何かを分かちあえるとは 夢にも思ってない。 ・・・今月を読んで、イアンとジェルミの2人は決裂するんだろうな、と 思ったのですが。 >392 ジェルミに肩入れして読んできたので、どうしてもジェルミが救われて欲しい と思ってしまうんですが、イアンが主人公の物語だとつい忘れ勝ちです。 でもやはり、イアンが主人公ですよね。 極端な話、ジェルミはイアンを振り回すだけの役回りなのかもしれません。
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/01(火) 08:55
ユーリとジェルミはモチーフとしてつながっているという話があり ましたが、ユーリだけでなく、エーリクとも密接につながっている ような。母親との依存的な関係や、その母親から自立する前に 母親が死んでしまったり(しかも同じ死因)。奔放で少女のようで 弱々しく、それだからこそ美しい女性。その未熟さゆえに子供は 「自分が守らなければ」という呪縛から逃れられない。 エーリクの場合は、友人や義父となるべきシドにぶつかりながらも お互いを受け入れ、光の方向にまっすぐに進んでいくことができ、 またその素直でぜいたくな感情のほとばしりは、ユーリの固く閉ざした心さえも開かせるきっかけになりえたのだけれど・・・
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/01(火) 23:18
age
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/02(水) 00:27
萩尾スレってことで、以前から不思議だったことを書かせてください。 ポーの一族の、ホームズの帽子(だったと思う)で、降霊会をしてる時、 降霊師の人が消えてしまうのはなぜですか? エドガーが喰ってしまったの?
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/02(水) 14:18
>413 「レスを全部読む」押してみて。 以前に話題になってます。 339あたりから。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/02(水) 15:06
>>339 。。。これだけですね。
公式な場でセンセーがコメントしてたりとかは。。。無いんですね、きっと。
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/02(水) 15:13
バンパネラが消滅するときに服が残るから、消える空間が違うんだろうとか、そういう話題がなかったかな?
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/03(木) 13:31
全然関係ないけど、「海のアリア」、1巻しか持ってないけど、 なんか別にいいや〜と思える珍しい作品(笑)。 ああ、そう言えば、「あぶない丘の家」も1巻しかないや。 あすかコミックスばっかりだ。
418 :
>417 :2000/08/03(木) 23:11
『あぶない丘の家』は何気にアズ兄ちゃんと主人公の食事シーンが『残酷な神が支配する』と ダブってて楽しかったり(笑) 私も1巻はかなりどうでもいいと思ってますが、3巻はSFなんですよ。ラストは感動です。 なんだか絶望的、でもほんのりと救いのある、余韻のある作品です。これはマジでおすすめ。 そんでもって「物語終盤に限って」シスコン克服の双子の兄ちゃん萌え〜
419 :
417 :2000/08/03(木) 23:18
そうなんだ〜。SFなんだ〜。 萩尾先生自身が、力抜いて楽しんで描いてるなぁって感じがしてて、 そういう意味では楽しい作品なんですけどね。 ああ、でも今から探してもあんまり置いてないだろうなぁ。 地道に探してみますよ。
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/04(金) 13:59
>418 ありがとうー。私も探してみます!
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/04(金) 14:10
この間、ブックオフでフラワーコミックス版の「スター・レッド」を 発見。100円で売ってたけど、ひょっとして希少品?
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/07(月) 10:26
りすぺくとあげ。
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/07(月) 16:36
なんか、停滞してる? 私は、「百億の昼と千億の夜」が好きです。 あれって少年誌に連載だったんですよね・ 少年受けはよかったのかな。少年誌にしては ちょっと難解なような気がしましたが。
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/07(月) 17:41
ガキでかでパロられてました。>「百億の」
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 03:27
>423、424 掲載は少年チャンピオンでしたね。 浮いてたかなあ。どうだろ。私は「百億の〜」読みたさに 兄に借りてずっと読んでましたが…。兄も原作まで買ってたし。 音楽アルバムも出たぐらいだから評判よかったんじゃないかな。 (あっでも、アルバムは随分たってからだなあ)
426 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 08:52
萩尾さんの絵柄って、ご本人もおしゃってましたが、手塚治虫先生 の影響を受けてますから(特に初期)、少年誌でもそれほど違和感 はなかったんじゃないかとは思います。 ただ、内容的に、あれを週刊(月刊?)で読んでて、話がつかめる かなぁという心配が・・・。 私は文庫でダーッと一気に読めたので、めちゃくちゃ面白かったです。
427 :
としより :2000/08/08(火) 10:04
当時のチャンピオンの連載というと、「ブラックジャック」 「ドカベン」「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「750ライダー」 あたりですね。 チャンピオンが少年誌で部数がトップだった黄金時代です。 浮いてたなかったか?と言われると浮いてました…… カラーページだったのは一回めだけだったし。 ただ、当時はSFブームのせいで、一誌に1、2本ぐらいは マニアックで異質な作品があるのはめずらしくなかったと思います。 ジャンプに諸星大二郎が連載していたぐらいですから。
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 10:52
週刊?月刊? 毎週連載のペースだったら、凄いと思います。
429 :
>428 :2000/08/08(火) 12:10
百億……は週刊連載でした。 でもほとんど巻末でしたね、掲載されている位置は(泣) 作家のひとことというのが柱に載らないので、どうしてかと 読者から質問が来て、編集者が「原稿に没頭されておられるので……」 と答えていた記憶があります。
430 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 13:41
へぇー、すごいですね、週刊ですか・・・。 しかし、ほとんど巻末って。人気なかったのかなぁ。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 14:27
「ポーの一族」全然意味がわからなかった・・・ 最後どうなったの、あれ? 友達に貸したけど、友達も「ワケがわからない」と言ってた。 「トーマの心臓」は罪と赦しをテーマにしてて、すごくよかった。 なんで「ポーの一族」の方が知名度高いのか、不思議。
432 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 15:19
>431 『エドガーは死んだかも知れないし、まだどこかの街角に立っているかも知れない』 じゃだめ?私はふわっとそう解釈して満足だったけど。 あれはオムニバスだかし、テーマと言われてもその回ごとに色々あったような
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 15:32
私はあのラストで、時間軸がつながって、大きな輪廻の輪ができあがったように感じました。 432さんのおっしゃるように、その話ごとにいろんなテーマが 盛り込まれていましたが、骨子としては永遠の時を生きる ものの哀しさと美しさ、そして、移りゆく時の中で、流れ 流されながらも生きていく人間への大きな愛情を感じ ますが。 橋本治だったかな、「エドガーが14歳を、メリーベルが 13歳を1歳でも超えるたら、それは少年・少女では なくなる」って言ってて、ああ、それでメリーベルが エドガーに再会するまで3年かかったのねぇって 妙に感心してしまった。
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 15:45
歳をとらず変化のないバンパネラの哀しみと 老いてゆく人間の永遠の命に対する憧れ みたいなのが全編通して根底にあったなぁと。 特にエドガーは少年のまま時が止まったから更にあこがれるのよね。 美しい話だったなぁ。
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 16:20
テーマ云々以前に、あの世界観がとても美しく完成され ていて、とても好きです。 青ざめて透明で、柔らかな光に透けたような。
436 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 14:14
ポーは全巻いっきに読んだ方が、よくわかる気がします。 オムニバス形式だから、時代が飛ぶし、ああ、こうつながるんだ、 って大きい流れでわかるから。 むかし、どこかで、萩尾さん本人がパンパネラがどこにいくのか、っていう 話に答えてたのを読んだんだけど、どこだったかな?文庫そのもの だったかな?私もわかりません、って言ってたように記憶してる。 確認してみよう。
437 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 15:27
昨日「あぶない丘の家」の続き発見しましたー! ここで教えてもらって読んでみたかったので嬉しい。 見事にSFでした。いい感じのラストでしたね。 ふと気づいたんだけど、マヒコはジェルミ、アズちゃんは イアン、坂本のおじいちゃんはオーソン先生、あと 「海のアリア」のコリンはマット、とほとんど一緒ですね。 私は結構しずかさんが好きだなぁ。ぬーっと出てくるの。
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 23:16
あのー、いまさらなんですが あぶない丘の家って、なんですか? 単行本出てるなら、出版元ヲ教えてください。 発注したいので...
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 23:20
「あぶない丘の家」は、あすかコミックスです。 つまり角川から出てます。
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 23:27
検索したらわかるでしょ>438 それ以前に「あすかコミックス」って書き込みもあったし。 せめてちゃんと読もうよ。
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/10(木) 23:33
「あぶない丘の家」って、前にも意見が出てたけど、SFとして作者が楽しみながら、確信犯としてのご都合主義で描かれていて、「銀の三角」とかと好対照の、お気楽に楽しめる作品として大好きです。 こういった、ご都合主義+オチャラケの作品から「銀の三角」のような錯綜したストーリーの作品まで同じ作者が描けるのって、驚異的だと思っちゃいます(「あぶない丘の家」も、プロの作品としての完成度は充分に満たしている所が凄いですよね)
442 :
438 :2000/08/10(木) 23:33
すんません。
このスレを全部読んだつもりなんですけど
>>440 やさしい
>>439 に感謝。
探して見ますね!
443 :
437 :2000/08/10(木) 23:40
>確信犯としてのご都合主義 あー、よくわかります、その表現! 「銀の三角」や「ポーの一族」「マージナル」などの世界が がっちり構築されたものとはまた違った楽しさですよね。
444 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/11(金) 03:57
「銀の三角」いいですよね。 子供の頃読んだ時は難解で?だったけど、 大きくなって読みかえすとただただ感動するばかり。 一番好きなSFです。
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/11(金) 17:28
忘れたころにふと上がって、そのあと着実にじわじわ下がっていく このスレッド(笑。 もっとがんばれ萩尾ファン! 小学館から出てる作品集を集めてますが、初期のがなかなか 手に入らないです。「ビアンカ」「小夜の縫う浴衣」など、名作と 言われる短編が読みたいので、頑張って探しま〜す。
446 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/11(金) 18:23
「ポーの一族」の中で、エドガーが記憶喪失になる話、 なんかあれだけ妙に線の感じが他と違うような気がするんだけど 描かれた年代が古いのかしら? 萩尾先生は作品によって絵柄とか線の堅さとか描き分けてるみたいだけど あれだけちょっと異質な気がして気になってるんだけど。
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/12(土) 01:05
以前、「銀の三角」はタイムトラベル物だから、何処かに必ず破綻が 潜んでいるはずだ!と言うような書込があったけど、見つけたのかなぁ。 私には充分辻褄が合ってって、しかも切なさに似た郷愁が漂うストーリー 展開には、全く違和感は無かったけんだどね。
448 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 00:54
ジェルミとイアンの関係って、背景とかは全然違うものの、何となく メッシュとミロンの関係に似てる所があると思いません? 共にトラウマを抱えた同士が、紆余曲折を経ながら、それなりに癒されて 行くという設定。 まぁ、まだ「残酷な・・・」の方は、ジェルミもイアンもある程度にしろ 本当に癒されるのか?は分かりませんけど。
449 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 01:49
男で少女マンガ全然分からないんですが、僕、萩尾作品だけはなんかすっと読めます。 「トーマの心臓」がやっぱフェイバリットで、タイトル忘れてしまったんですが、 原作付きでやった「子供の頃知り合ったお姉さんと恋に落ちるが、実はそのおねえさん の結婚式がすべてのはじまり」みたいなお話でちょい泣きです。 萩尾さんの他でそういうテイストの作家さんがいたら教えてくださいませんか?
450 :
>449 :2000/08/13(日) 02:07
それは『マリーン』ですね?原作つきでしたっけ? 萩尾作品は、かーなーりー多くのマンガ家、小説家、劇作家などに影響を 与えていますので、「自分のオリジナルでなおかつ萩尾テイスト」というの はちょっと思いつきませんが… マリーンに涙したら、次は『アメリカン・パイ』でしょう。もう『訪問者』は お読みでしょうか? SF作品、バレエ作品、現在連載中の『残酷な神が支配 する』、それと平行して描かれた短編群などなど萩尾作品は数も種類も多い ですが、お好みは初期の「ちょっと幻想的テイストのヨーロッパもの」ですか?
451 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 02:07
>449 「マリーン」ですね<おねえさんの結婚式からはじまり 確か原作付きのだったけど、切ない話でしたよねぇ
452 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 02:09
「マリーン」ですね。 「ジェニーの肖像」よりもよくできています(笑)
453 :
449 :2000/08/13(日) 02:18
そうだ「マリーン」でした。以前萩尾作品で、鎌倉を舞台にした女子大生ラブストーリーを 読んだ記憶があるんですが、それはなんかダメでした…。 「訪問者」読みました。「ポー」等、やっぱヨーロピアンものが好きなのかな? 「恐るべき子供たち」マンガでやったのも結構好きだったし。 「銀の三角」にもかなりもってかれましたが。 「残酷な神が…」長そうですが、チャレンジしてみます。 なんか、映画にでもできそうな確立された世界観を持ってると、 その人(マンガに限らず音楽とかでも)信用できるんですよ。 レスありがとうございました。
454 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 02:42
>449さん 吉野朔美の「少年は荒野をめざす」なんてどうかしら? 全然ヨーロピアンじゃないけど(^-^; 絵もしっかりしてるし男の人でも平気だと思うんだけど。 あとはお約束だけど「動物のお医者さん」かなー
455 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 18:09
>449 花郁悠紀子さんなんてどうでしょうか? 20年ほど前に急逝された漫画家さんですが、 萩尾さんと親交が深かったこともあり、根底に 萩尾テイストが流れているような気がします。 絵も影響受けてると思いますし。 ちなみに妹さんが現在も活躍中の波津彬子さんです。
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/14(月) 02:12
「マリーン」は、初めて読んだときムチャクチャ衝撃を受けた記憶が あります。 意表を突く設定で、しかもやり場の無い切なさが残って。 感動と言うより、正に“衝撃”でした。 まだ、ああいったストーリーの少女マンガを殆ど読んだことの無い 高校生の頃だったからかも知れませんが。 今の私には、既に陳腐に感じる話になってしまったけど、それでも 思いでの作品ではあります。 所で、昔の作品も充分に素晴らしいとの書込が、とっても多数ありますけど、 私の場合は、殆どの古い作品は時と共に陳腐に感じられるようになっちゃう んです。 確かにある程度の出来不出来はあるものの、後年の作品の方が話も深みを 増しているし、絵も進化しているように感じられて、それを読んじゃうと、 昔の作品はどうしても陳腐に感じられるようになっちゃうんです。 山ほどの反論が来そうな気はするんですが、同じように感じる方ってどの 程度いらっしゃるのか興味があるんですが・・・。
457 :
なぜか目がさめた449 :2000/08/14(月) 05:50
456さんがリアルタイム世代かどうか分かりませんが、ずっとその作家を見つめてきた人と 文庫版でまとめて読んでいる人間とはやはりかなり感覚が違うのかも、という気がします。 ま、僕は昔のしか知らないみたいなんですが…。
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/14(月) 11:38
>456 「陳腐」ですか・・・。 私も割と大人になってからまとめて読んだ派なんですが、 陳腐という言葉はあまり感じたことはないです。 ただ、各方面にいろんな影響を与えた人ですので、萩尾 作品を見る前に、その影響された様々な作品を見ている ので、ありがちなネタに感じることはあったかも。 ただ、作品が描かれた時代を考えると、あの時代にこういう ものを産み出したというのは、ものすごいことなんではない かなぁと想像には難くないです。そしてそれをリアルタイムで 見た人たちにとっての衝撃というのは、多分今この時代に読んだ 人とは比べようもないのではないかということも・・・。 あと、これは萩尾作品に限られたことではないですが、時間を かければどんどん成長するとは言い切れないですから。 やはりどの作家さんも「全盛期」というのはあるでしょうし、 こなれてうまくなることはあっても、若いときにしか描けない ものというのもやはりあると思います。
459 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 00:32
教えていただいたものを読もうとしたのに、近くのマンガ喫茶に少女マンガが ほとんどないことに気付きびっくり。 萩尾望都でさえ「ポー」3冊のみ…。
460 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 01:03
少女漫画がたくさん置いてある漫画喫茶のみ 何軒も回ってるんですが、萩尾望都先生のって ほんと置いてないんですよー。残酷な〜 のあるところ一軒発見したのみです。
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 01:13
評価高いので読んでみたけど、ぜんぜんおもしろくなかった・・・。 がっかり
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 01:14
少女漫画がもうしわけ程度に置いてある普通の漫画喫茶 でも萩尾作品なら良く見かけるけど? 地域差かな。
463 :
>461 :2000/08/16(水) 20:36
私もなんか駄目だった。 絵が感覚的過ぎて不安定に感じた。 あの人、巻き毛の少年好きだよねー。 そーゆーところも苦手。 残酷やたらと引き伸ばしてるのは何でだろ?
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 21:08
>463 あの話をさくさく描かれると『ご都合主義のセラピーマンガ』になっちゃうか、 『過去どんなに打撃を受けても、自分を(勝手に)好いた人間とのセックスで 癒されてハッピー!やおいマンガ』になっちゃうかなので、ダラダラ延びる のも仕方ないっつうか。特に、あの作品は後者のありがち展開へのものすごく 痛烈なアンチテーゼだと思います。イアンのやってる事が父親と同じでぞっと する。同情もするけど。――そう思えばグレッグもいじらしく… <思えねえよ!
465 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 22:40
>447 銀の三角、破綻じゃないけど、マーリーが赤砂地星に行って、王宮で 王子が生まれたあとに、西の高原に音の老サを探しに行くけど、そこで、 いつのまにか4年後の世界に行くでしょう、自分でも知らないうちに。 あれがちょっと、読んでて違和感ありました。 あとラストがなんだかムリヤリ終わったみたいな感じで、ちょっと 肩すかし。
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/16(水) 23:13
グレッグのセックスシーン気持ち悪い。 まあ、それを問題提起としてる漫画だから仕方ないのかも 知れないけど・・・。
467 :
449 :2000/08/16(水) 23:44
今日「残酷な〜」1巻目だけ読めました。げっ、思ってたよりずっとヘビーだ…。 一気に読むと疲れそうなんでゆっくり行きます。男だから直接的な同性愛描写とか、 抵抗が強いだけかも知れないけど。 銀の三角は、最後、存在ごと消えてしまうパントーの悲しさがもう少し出てたら もっと素晴らしかったかもしれないなぁ、とか、読み返して思いました。 それやっちゃうとしつこい作品になっちゃうかな?
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 00:15
「残酷」一気に読む方がいいかもよ..。 私はリアルタイムだったんで4巻目くらいでもういやだ、 もう買わんぞ〜あれはと思って中断したことがある。グレッグ死んだよって 言われてちょっと喜んでまた買い出したのはいうまでもない。 しかし、しかし、今度はイアンが...。
469 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 08:58
萩尾さんの、淡々としたラストシーンって好きです。 ヘンに盛り上げることなく、本当にその世界がすっと幕を下ろす ような感じで。 もっと感動的に終わらせることもできるのに、あえてそれをしない ところがいい。悲しもうが感動しようが、おかまいなしに、時は流れて いく、ただその通過点に立ち会っただけ、という大きな視点を感じ ます。
470 :
>469 :2000/08/17(木) 11:31
私はそこが嫌い。 盛り上げるところは盛り上げて欲しい。 あの下手な絵で何文学気取ってんの?って思っちゃう。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 11:52
下手かぁ?!キライっていうならわかるけど(ワラ でも絵の上手い下手と、作品の文学性って関係ないんじゃ ないのかな。 で、例えば盛り上げるところは盛り上げて絵が上手で 文学的なマンガってどういうか教えてほしいです。 読みたい。
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 13:12
文庫になっていたので「ローマへの道」を買って読んでみたんですけど けっこう感動しました〜〜確かにセラピーマンガっちゃ、セラピーだけど きちんとストーリーにして読ませるのはさすがだと思った。 同時収録の「青い鳥」も好きだな〜あの「舞台だけは美しかった」って セリフ泣けるわ!
473 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 13:17
萩尾ファンも含めて文学気取りというのは絶対あるよ。 古臭い感性と乏しい知識・稚拙な絵で無理しちゃって。 はたから見てると滑稽なんだよね。
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 13:25
そんなにいやなんだったら見なきゃいいのに。 というお約束はおいといて。 その、文学>漫画という、つまんない比較はそろそろやめにしたらどうでしょう。 文学的かどうかは別として、漫画として面白ければいいのでは?
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 13:35
なんか漫画板でアンチスレッド立てた人が来てるような・・・ 文体が独特だからすぐわかるなあ。
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 17:51
>475 何回か発言した事はあるが、スレッド立てたのは別の人。 下司の勘ぐりしないように。 お前は萩尾望都嫌いなのは2CHで一人だけだと思ってるのか?
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 17:56
1は萩尾望都が嫌いとは言ってないようだが。 >80年代以降の作品−−「残酷な」もそうですが「メッシュ」 >「マージナル」等の方が作品としての質が高いような気がする
478 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 17:59
■荒らし・煽り・厨房は完全無視すること。無視できない貴方も厨房です。
479 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 18:01
>476 ふふふ。 なんだか、一生懸命だね。かわいー。
480 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 18:04
テレビのCMで竹宮恵子見たけど、年齢の割には結構 小奇麗な感じだった。 一方でマンガ夜話で見た萩尾望都は醜悪なほど醜かった。 竹宮恵子の作品で描かれる「性」「恋愛観」の生々しさ 萩尾望都の作品で描かれる「性」「恋愛観」の空虚さの 違いは、本人の経験の差なのか?
481 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 18:06
>480 竹宮さんのCMって何だったの? いつ流れてたんですか??
482 :
>479 :2000/08/17(木) 18:13
お前が馬鹿なのはよく分かったから、必死に投稿連発するの止めたら? もう少し時間をおいて投稿しないと一人でやってるの見え見えだよ。
483 :
>481 :2000/08/17(木) 18:16
馬鹿の質問には答えたくないけど、教えてやる。 何かドキュメンタリーの番組の番宣のCM。 最近よく見る。
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/17(木) 23:20
■荒らし・煽り・厨房は完全無視すること。無視できない貴方も厨房です。
485 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 00:39
売れるにつれて何か勘違いしていく自称芸術漫画家を長年見て来たような気がする。 が、萩尾は、あくまで少女漫画家としてとどまっている方だ、と思う。 この気の遠くなるような長い彼女の漫画家としての年月から考えると、 これはある意味驚異ではないかと思う。
486 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 00:41
なんでここ嵐が来てるの・・・ 何ヶ月も続いてるスレなのによくやるよ、おつかれさま。 レスを一気に読んだ私もおつかれさま。 残酷・・・読むより疲れた。 いい大人になってからポーを読んだクチです。 リアルタイムでは、今で言うフリークだかオタクだか、 狂信者がいやらしくて読む気しなかった。 ありがちですが、読んだらヨーロッパからアメリカまで、 ながーい旅をしてきたような気分になった。 考えてみればあれをかいたとき、萩尾さんて20代でしょう。すごいね。 映画Interview With Vampireは、異論あるだろうけど下敷きにしてるのは確かだね。 符合するところがありすぎ。 食事シーンはいいね。 『ローマへの道』とか、『感謝知らずの男(あたしこれすきなんだ)』なんかでも 垣間見えるけど、 実際に現地を旅して、自分でも作ってみて、っていう実体験を感じさせる。 美味しそうだよ。 遅ればせながらのレスですので、黙殺して議論を進めてください。
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 00:54
荒らしではなく、萩尾の名声と才能を妬む、無能の人ですね。 しかも容貌をあげつらう、という原始的な攻撃方法しか知らない。 (なーんて書くとブスおたが!という反撃でしょ?) 彼女の容貌は、もちろん美女と褒め称えられるべきものではないですが 本人もそれを自覚した上で、しかも普段人目に触れぬ職業であるにも 拘わらず、10数年前に「わらっていいとも!」に出演された当時より 洗練されたおちつきをかもしだしていた、と拝見しましたが。 まぁ厨房にはわからないだろうし、煽りにのった私も厨房なんだろうけど。 お楽しみいただけましたか?
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 01:13
でもここで萩尾望都を攻撃してる人って要するに萩尾本人じゃなくて 萩尾を文学だと持ち上げる信者がキライなんだろうなぁ 485のゆーよーに萩尾さん本人はマンガでのエンターテインメントを 忘れない人だと作品を読んでいて感じるし 残神を「やおいへのアンチテーゼ」と言っている人もいたけど 萩尾さん本人はどっかで「やおい好きでよく読んでいる」みたいな 発言もしてたし考え過ぎじゃないの? わたしは萩尾望都のわりとファンなのですが やたら萩尾作品を 持ち上げる信者(いるんですよ知り合いにひとり〜竹宮とか他の 作家をけなす時にもいちいち萩尾を引き合いに出して来て大変ウザい) は苦手なのでちょっとアンチちゃんの気持ちも分かります
489 :
すくなくとも :2000/08/18(金) 01:21
いま日テレに出演中のケーシー高峰よりはまし。 でもケーシーさんも変わらないなー。ミテクレ。 ちーと痩せたか?
490 :
449 :2000/08/18(金) 01:46
煽りに反応するわけじゃないけど、80年代以降出てきた日本の小説家で文学してる奴って誰だろ? 自分の世界に酔ってる人はいっぱいいるけど、ちゃんと他人に向けられる世界観を提示できてる 人ってあんま見当たらないような気がする。 「文学的」かどうかは知らないけど、萩尾作品はちゃんと他人に向けて世界観を提示できてる と思う。しっかりしたストーリーテリングの上で。絵柄ももちろん、少女マンガ的ではあるけど、 薄口だから男でも抵抗を感じにくいし。
491 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 03:14
萩尾さんはこれだけ長い間、現役で漫画を描いてる上に、いまだに新しい方向を 開拓していってるところが、凄い。漫画に対して真面目な人だなーと思う。 >萩尾作品はちゃんと他人に向けて世界観を提示できてる ・・と私も思う。読み手を常に意識して伝えようとしてると思う。 内容的には、いくらでも難解で独りよがりになりそうな物を扱ってるのに、そうなってない。 評価は様々にしろ、これだけ話題になるほどの知名度がある人だと 神様になった人とか、もう漫画は描いてない人とか色々いるのにねえ。 そういや、萩尾さんの写真、野間みゆき?さんのHPで見られますね。 別に普通の人だと思ったけど。
492 :
>488 :2000/08/18(金) 05:54
>でもここで萩尾望都を攻撃してる人って要するに萩尾本人じゃなくて >萩尾を文学だと持ち上げる信者がキライなんだろうなぁ よく分かってらっしゃる。 萩尾信者って487みたいに痛い狂信者多すぎるんだよね。 そーゆー狂信者って見てて恥ずかしい。 「萩尾作品は文学でしたっ」みたいなイカレタ事言ってる奴とか。 あれはあくまでもマンガの面白さであって文学うんぬんを持ち出して くる時点でそいつは文学>マンガだと無意識に思ってるんだよね。 前にあったアンチスレッドだってアンチの方が鋭いところ突いてて 信者の方は持ち上げるだけで「なんだこりゃ」って発言多かったし。 480の発言は容姿の違いよる本人の経験の差が当然作品に投影されるだろう っていう指摘だろ。 萩尾作品に描かれる性の空虚さは半端じゃないからね。
493 :
>487 :2000/08/18(金) 06:14
>荒らしではなく、萩尾の名声と才能を妬む、無能の人ですね。 >しかも容貌をあげつらう、という原始的な攻撃方法しか知らない。 そーゆー見方しか出来ないから君は馬鹿にされるの。 萩尾の漫画で特に顕著なのが男の性の空虚さ嘘臭さ。 残酷なんて特にそう。そこが竹宮作品と一番違う所。 竹宮は少なくとも、男ってものを、男の生理を皮膚感覚で理解してる。 萩尾望都ってあまり男性経験が無い人なんじゃないかな。 「男を知らない女特有の潔癖さ」とまでは言わないけど。
494 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 06:23
竹宮? 「じゃ、寝よう。」 とかいうのがあったな。
495 :
>488 :2000/08/18(金) 08:30
>わたしは萩尾望都のわりとファンなのですが やたら萩尾作品を >持ち上げる信者(いるんですよ知り合いにひとり〜竹宮とか他の >作家をけなす時にもいちいち萩尾を引き合いに出して来て大変ウザい) すごくよくわかります。 萩尾望都に限らず、誰かをけなす時に他の作家をいちいち持ち出されると うざいですよね。
あー結局ファンスレが叩きスレになっちゃう。 哀しきかな2ちゃんねる。
何カ月もそこそこ平和に続いていたスレッドなのにねえ(-。-;)
498 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 14:06
萩尾嫌いは竹宮恵子好き、萩尾好きは竹宮恵子嫌い、が多いの? そんなに評価別れる二人なのか〜。両方好きって人は少ないの? 私、竹宮恵子って「スパニッシュハーレム」辺りの時代のしか読んだことなくて イマイチだったんですけど、萩尾作品と読み比べるにはこれがお薦めてのあります?
499 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 14:26
私両方好きですよ。 アンチ萩尾の方が「竹宮と違って萩尾は・・・」っていう こと多いみたいな気がするけど。ここでは。 あ、でも私、竹宮さんの最近のはあまり好きじゃないかも。 「風と木の詩」は号泣しました〜 時代的に、少年愛ものとして一斉を風靡したのが、「トーマ」と 「風木」だったし、お互い影響与え合ってたのも事実です。
500 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 14:31
萩尾の「残酷な〜」と比較するんだったら、時代的に言って対応する竹宮作品は 「天馬の血族」ということになるかな。もう完結してしまったけど。
501 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 19:35
「残神」は、敢えて比較するなら「風木」かな。 (グレッグ=オーギュ、イアン=セルジュ、ジェルミ=ジルベール) 493的な見方をするなら イアンの父がアスランではなくオーギュってあたりから 両作家の父親(男性)像に対すスタンスがクリアになるでしょうし、 神学校に行かなかったユーリ=ジルベールって視点で 間接的に「トーマ」と「風木」を対照することも可能だし、 結構面白いんじゃないかと思います。 (個人的には「トーマ」には「変奏曲」(第一部)を組ませてみたいのだが)
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 20:14
「残神」はなんか収拾つかなくなってませんか? 一体いつ終わるんだろうと思いながら読み続けてますが、疲れました。 イアンがうざくてたまらない…好きな作家さんの面白いと思ってた話 なのに、ついていけなくなってきた…。哀しい。
503 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 20:20
>萩尾信者って487みたいに痛い狂信者多すぎるんだよね。 つーから、どんな痛い書き込みかと思って読んでみたら、 なんだ、ふつうの文章じゃない。 これで「痛い狂信者」なら私にはどんな呼び名をつけてくれるのか、 ちょっと興味津々。
504 :
>480 :2000/08/18(金) 23:00
>萩尾望都の作品で描かれる「性」「恋愛観」の空虚さ これはとてもよくわかるんだけど >竹宮恵子の作品で描かれる「性」「恋愛観」の生々しさ これはちょっとわからない… というのも、普通に読んでいて 「竹宮さんてなんて性を生々しく描く人なんだ」なんて思ったことないから。
505 :
痛い狂信者 :2000/08/18(金) 23:43
多分私もそうだと思う。 ずっと好きで憧れて尊敬して自分も少女マンガ家になったから。 勿論今も好き。そしてこれからもきっと好き。
506 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/18(金) 23:51
「トーマの心臓」って、連載当時はそんなには、 人気が無かったのですか? 短いですよね、わりと。
507 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 00:33
>男ってものを、男の生理を皮膚感覚で理解してる。 それは、どの作品で?
508 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 00:41
“男の性の空虚さ・嘘臭さ”って、具体的に何処が欠点だと言いたいのか良く分からないけど、 男の性の表現の仕方って、人によっては空虚で嘘臭い方が好ましいと感じる場合もあるんじゃない? 少なくとも私の場合は、竹宮さんより、萩尾さんの表現方法の方が好ましいと感じるけどなぁ。
509 :
>486 :2000/08/19(土) 03:32
遅レスなんですが… >映画Interview With Vampireは、異論あるだろうけど下敷きにしてるのは確かだね。 >符合するところがありすぎ。 Interview With Vampireの原作(アン・ライス著)はアメリカでの初出が1976年で、 著者ライスが白血病で娘を亡くしたのがきっかけに書かれた作品です。 その内容から「ポーの一族」との類似性がよく挙げられますが、 執筆時期がほぼ同時期であるのと(ポーは72〜76年)、 当時作品が相互に翻訳されてることはまずないだろう事から、2作品の類似は全くの偶然とされています。
510 :
エロガー ポーチネロ :2000/08/19(土) 05:20
>509 原作と映画化との差異はどうなの?私は原作読んでいないから よくわからいけど。映画化にあたってポーを意識した作りに 脚色されている可能性がある。どなたか御意見求む。
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 06:03
っていうか ハリウッドもポーを映画化しないかなぁ。 見たいなあ。 飛び切りの美少年の新人で.... でフランスかドイツあたりが大島渚監督と組んで、 トーマやってくれないかなあ。 飛び切りの美少年で...。 見たいなぁ。 ユーリは藤原君。
512 :
509 :2000/08/19(土) 06:04
ポーを意識した脚色はないと思いますよ。 原作との差異はあっても原作を越えるほどの脚色はないし。 原作が英米でベストセラーになり、続編がでてシリーズ化していて、 固定ファンが多い作品です。ために大幅な脚色は固定ファンに嫌がられるし。 何より、この作品は映画化権が売れて実際に映画化されるまで18年かかっています。 原因は同性愛とロリータとエイズ問題(血液の交換からのイメージ)などです。 ポーにもたれるような幻想と向こうの人がIWVから受ける背徳的な幻想って 結構違うのかなと思わされました。 類似は主役3人がかぶってるからだと思うのですが、 IWVの方は作者(語り部)と作者の理想の男性(主人公)と 亡くなった作者の娘(少女)がキャラに投影されているのだとか。 ヴァンパイアを題材に選んだのは血液の病気で娘を奪われたから。 作中の少女クロウディアは作者の娘と同名です。 続編では主人公がロックスターになってミリオンヒットを飛ばしたり 悪魔と地獄巡りをしたりと、結構滅茶苦茶なんですけどね。
513 :
509 :2000/08/19(土) 06:25
ごめんなさい。ここだけ間違いです。 >作中の少女クロウディアは作者の娘と同名です。 確認したら 「二十代半ばで夫スタンとの間にミシェルという女の子をもうけますが、 ミシェルは5歳で白血病により死亡。」 となってました。恥〜。
514 :
486です :2000/08/19(土) 14:03
>509さん なるほど、そうだったんですか。不明をおわびします。 どうも『ライオンキング』と『ジャングル大帝』の一件なんかがあるもので、 疑り深くなってました。
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 17:43
「 純粋に絵のうまさで比べると誰が一番?」スレッド読んでいたら 萩尾望都を挙げる人が多いので驚いてしまった。 私は「残酷・・・」で久しぶりに萩尾望都の漫画読んだんだけど あまりに下手(というか艶の無い絵)になっていたのでビックリした。 最初から画力があるとは思っていなかったが、あの頃はそのかわり艶のある もっと華やかな絵だった。 今はその艶さえ無くなって、単なる古臭い時代遅れな絵に成り下がってしまった。 何十年の前の「ポーの一族」の頃から進歩してないどころか、むしろ 退化したとしか思えない稚拙な絵に愕然としたっけ。 萩尾望都がいまだに絵の上手い作家に数えられる少女漫画界はここ何十年の間 続いた漫画表現の進歩に取り残されてしまったのか? 大友克洋や鳥山明のような新星の登場にも何の影響もされずに?時間が止まったまま? いや、そんな事は無いと信じたいね。 「萩尾の絵が一番だと思うのは、そいつのセンスが古いからだ。」とね。 萩尾の絵が一番上手いなんて言うのは、ここ何十年の少女漫画の表現の進歩を 否定するようなものだよ。 ちなみに私が絵の上手い少女漫画の作家さんと思うのは清水さん・成田さん・クランプさんって所かな。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 19:42
コミッカーズ読者か?>515
515は「うまい絵」と「華やかな絵、艶のある絵」の区別がついていないと思う。
518 :
>515 :2000/08/19(土) 21:13
成田美名子やクランプの絵がうまいと思う人がいるなら 萩尾望都の絵がうまいと思う人がいてもなんら不思議はない と私は思います。
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 21:41
>515 萩尾望都の絵がうまい、センスいいとは私もとても思えないけど、 >萩尾の絵が一番だと思うのは、そいつのセンスが古いからだ」 なんか「絵の上手さ」と「センス」が混同されているような気がするん ですよね。これを容認すると、センスが古い(と今は思われている)漫画家は下手 ってことになるんですかね。 絵の下手さとセンスの古さ、とはまた違ったもので、漫画のセンスなんて、 人々の思い込みと流転する流行以外の何者でもなく、これを一概に「進歩」とは 呼べないでしょう。 何十年もの少女漫画の進歩を見てこられたのでしょう?流行に添う、という事が 「進歩」というものなんですか?へたうまが流行ったこともあったけど。 まあこれは個人の好みによる一つの意見に過ぎないのかもしれません。が、 >萩尾の絵が一番上手いなんて言うのは、ここ何十年の少女漫画の表現の進歩を >否定するようなもの これがよくわからない。絵の上手さ、と漫画表現が進歩してきた事については、 全然違うと思うので、これをつきつめると、絵の上手さとは何か? という定義が新たに提出されてしまいます。漫画表現の進歩と絵の上手さというのも、 ここでは混同されています。そしてここに「センス」がからんでいます。 絵が上手い=センスいい=進歩した漫画表現、全部イコール。 この文面からはそう思える書き方になっています。そういう事ですか? これらが同一線上に並ぶかと問われたら、私は完全に否定します。 萩尾望都の絵がどうという以前の問題ですけど..。 しかし萩尾望都の絵は上手く無い、と思っている自分が ここにこんなこと書くこと自体なんか悪かったですかね。
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 21:45
>賛成
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 21:46
絵がうまいっていうのは、デッサンのこと? 漫画の表現としてうまいってこと? よくわからん。
522 :
519 :2000/08/19(土) 21:47
間違い >518 賛成
523 :
>521 :2000/08/19(土) 22:10
>絵がうまいっていうのは、デッサンのこと? >漫画の表現としてうまいってこと? どっちに捉えるかは人によりけりでは? このスレ、それで行き違いが出来てるような気がする。
524 :
>519 :2000/08/19(土) 22:47
それはよく分かっています。(文字化けしていて意味不明な所もあるけど。) でも普通「 純粋に絵のうまさで比べると誰が一番? 」 という 問いだったら、センス(感覚)の方ではなく画力(デッサン)の上手い 人のことを指すんじゃないかな。 当然私もそう理解しました。 なぜなら作り手のセンス(感覚)というのは受け手の趣味(感覚)にもよるから 測れない物だから。 そこで萩尾のような感覚的な絵を一番上手いと持ち出してくる 萩尾信者(とあえて言いますが)が信じられなかったわけです。 問われているのは単に「一番上手い人」ではなく「純粋に一番上手い人」 なわけですよ? これはセンスの違いを除いた画力の絶対値的な数値で一番の人って意味でしょ。 そこで萩尾を持ち出してくるのはおかしいと言いたかったわけです。
525 :
524>524 :2000/08/19(土) 22:52
>(文字化けしていて意味不明な所もあるけど。) 自己レス。あ、すいません。文字化けリロードしたら直りました。
526 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/19(土) 23:30
人形のように動きの堅い成田みなこや、目のでかいアニメチックなクランプが上手い???? 私にはこの人達が上手いとも、センスいいともとても思えない。ていうかダサイと思う。 萩尾望都が上手い!とも思わないけどこの人達と比べるなら私には萩尾望都のがましだわ。 というか純粋に上手いと言う例にこの人達あげる人に語られても・・・ ちなみに清水玲子は花があって好きだけど、デッサン(人の体)たまにおかしいよね。でもいい。 大友克洋は上手いとおもうけど少女漫画じゃないしね。少女漫画の華やかさってまた別のモノだし。 そういわれて考えると、誰が上手いかは難しい。 好きなの探しても、同時に反論も想像できてしまうから挙げる気が失せる。 完璧に一番なんて無理だし、そんな絵、逆に魅力ないんじゃないの?・・不毛な会話。
527 :
>アンチの皆様 :2000/08/19(土) 23:47
私も萩尾信者のはしくれですが、「純粋に絵のうまさ」と言われたて、萩尾望都とは さすがに言えません。デッサン力や、1枚絵を見せるといった技術に関しては、もっと うまい人は、ザラにいると思う。本人もそれは分かっていると思います。 萩尾望都への人格攻撃は、全く無意味です。なぜなら、あの人の創作の源は、コンプ レックスだと思うから。ただ、それを、個人的な恨み節にしないで、普遍性のある ものへと昇華させている所が、作家たる所以ではないかと思います。 一時期(「イグアナの娘」の頃)は、かなりそれが、あやしくなっていましたが、 「残酷…」で、かなり普遍性を取り戻してきたと思う。
528 :
526 :2000/08/20(日) 00:00
あ、萩尾スレッドなのに、関係なくてすみません。 ただ絵の上手下手論議って、いつも賛成反対どっちの意見にもうなずけてしまう。 上手いと思う人論議は人それぞれの意見が読めて面白いけど、それは別スレッドでするべきだし これについてだけは他人の考えに意見するのって、不毛な会話だと思う。 私は萩尾さんの絵が上手いとは思わないけどオリジナリティあると思うし、物語好きです。 最近「残神」を一気に読んだのですが、面白かったです。 だれてるとは思わなくて、どれも必要なエピソードに思えました。 でも雑誌で徐々に読んでたらイライラするかもしれない。やっぱり一気読み向け?
少なくとも、CLAMPが大好きな人(例として)が萩尾望都を好きになれないのは むしろ当然のような気がする。だから、叩きが出現したって全然驚かない。
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 00:47
うわ〜。どうしよう。(^_^;) 私、萩尾さん成田さんの絵は上手いと 思うんですけど。 逝って良し!ですか?がく〜ん。
ここ、途中から読んでて「絵のうまい漫画家」スレッドかと思ったら、 萩尾望都スレだったのね・・。
>530 ・・いや、だから、そういうことではなくて、こういうやりとりになるから不毛だって・・ こと絵の上手い下手に関しては「私はこう思う」とは言えるけど だからって違う意見を否定する気はさらさらなくて、人それぞれで面白いなあってだけです。 反対意見にもうなずけるの多いし、こういうの絶対な評価って無いでしょ? ああ、だから絵の上手い漫画スレじゃないのに・・すいません。
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 01:46
このスレッドを外から見てて思ったんだけど・・・ やっぱ萩尾ファンはちょっと怖い(^^; 友達になりたくないタイプかも
ダレガトモダチニナッテクレッテタノンダヨ BICH!BICH!BICH!
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 02:10
515は不毛な話だと思うなぁ。 随分と大上段に構えた論調で、如何に萩尾望都の絵がダメなのかを 力説した上で(とは言っても具体性に欠けた不毛な文章だが)、 最後に出てくる上手い絵の代表が「清水・成田・クランプ」じゃ ねぇ。 マンガの絵(人物+背景)は、ストーリーやその展開に伴うコマ割り 、台詞、ナレーションなどと不可分の存在として論じるべきだろう。 つまり『萩尾望都の諸作品に於いて、それぞれの絵が、よりこうこう であれば「望ましい絵=上手い絵」になり、ひいては作品としての完 成度も高くなるのに』という話なら、上手い・下手を論じても充分に 意味があると思うが、そうじゃないと不毛な(若しくは無意味な)議 論にしかならないと思う(その前提に立ってさえ「好み」の問題が入っ て来るから、なかなか議論は噛み合わないんだから)。 まぁ「上手い絵」の捉え方については既に言われているように、非常 に多くのバリエーションがあるから「清水・成田・クランプ」が上手 いと言う人がいても、一概に否定する事はできないと思うけど(とは 言っても、それぞれの「絵」にはかなり欠点があると私は感じるけど ね)、萩尾望都の作品が「清水・成田・クランプ」あたりの「絵」で 描かれてたとしても、とても「上手い」と評価できる作品にはならん だろう。
536 :
535 :2000/08/20(日) 02:23
私としては「残酷・・・」はまだ完結してないので、全体を通しての 評価はまだ出来ないと思ってるけど、それ以前の作品については、そ れなりに「上手い絵」にはなってるんじゃないかとは思う。 ただ、SFモノでのメカとかに問題はあると思うし、「好み」の問題 として、「メッシュ」以前の作品群の「絵」は好きじゃないけどね。 (『「名作」と評価の高い作品を、今描き直したらどうなるか?』に は非常に興味があるし、もし万一、本当にそんな単行本が出たら、是 非とも買って読みたいとは思ってる。)
537 :
510 :2000/08/20(日) 06:02
>512 >ポーを意識した脚色はないと思いますよ。 >原作との差異はあっても原作を越えるほどの脚色はないし。 うーん。そうですか・・・けどクロウディアの登場はもろリデル とかぶって見えたし。結構意識を感じたな。 まぁココいらは単に主観に基づくものかもしれませんね。 実際原体験でポーを読んだ姉は、「そりゃ考えすぎ」って言ってましたもん。 で、映画の方は今まで版権をしぶっていた原作者が、その出来に感動したそうですね。 失礼ながらも、個人的にはそれほど話題を感じさせる内容には思えませんでした。 なんか美的感覚が私と全く違う。もちろんこれは人それぞれですから。 あと、ポーの連載終わりは'76年ですけどあの作品じたいの終わりも'76年の設定 でしたよね。
538 :
510 :2000/08/20(日) 06:06
追記: >作品じたいの終わりも〜 これポーの方ね。
539 :
>526 535 :2000/08/20(日) 06:27
>526 >人形のように動きの堅い成田みなこや、目のでかいアニメチックなクランプが上手い???? >私にはこの人達が上手いとも、センスいいともとても思えない。ていうかダサイと思う。 こーゆー反論しか出来ないから萩尾信者って言われて馬鹿にされるんじゃない? ダサいと思うってこの人はちゃんと議論読んでるのか? いちいち他の作家扱き下ろさなくてもいーじゃない。 この人って自分の感覚で「清水・成田・クランプ」は駄目、 「萩尾は」良しと言ってるだけ。 自分が理解出来ないからって勝手に不毛な議論扱いは酷いと思う。
萩尾さんの今の絵が「艶の無い絵」ってのは、すごくよく分かる でも私「清水・成田・クランプ」の絵って、大っキライだしなぁ・・・ 絵は好みがあるし、つくづくマンガは絵じゃないと思うよ >ストーリーやその展開に伴うコマ割り、台詞、ナレーション・・・ うん。名作って、そのすべてがあわさって生まれる奇跡のようなものなのかも
542 :
515 :2000/08/20(日) 08:47
なんか勘違いしてる人がいるけど、別に私は「清水・成田・クランプ」の ファンじゃないよ。 客観的に見て、画面の密度・スクリートーンの技術・人物のデッサン力で 萩尾より遥かに上手いと思ったから挙げただけでね。 >539 同感。526 535の人は一貫して自分の主観(好み)のみで語っていて 反論にすらなっていないと思う。 「好み」の話に持っていったら不毛な堂々巡りになるのは当たり前。 私は「技術」(画面の密度・スクリートーンの技術・人物のデッサン力)=「純粋な絵の上手さ」 で言うと「清水・成田・クランプ」>「萩尾」だと主張しているわけです。
543 :
515 :2000/08/20(日) 08:58
特にスクリートーンの技術は最近の作家さんたちが開拓していって 最近の進歩は凄いものがある。 そのへんの技術の差で萩尾の古さが出ちゃうんだよね。 技術論(テクニック)でなら「好み」とは関係無く優劣がでちゃうでしょ。 どうしても。
544 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 09:20
540だけど、私は(画面の密度・スクリートーンの技術・人物のデッサン力) すべて含めて「清水・成田・クランプ」の絵が嫌いなのよ(^^; でもまあ、絵はあまり関係ないのかもしれない 確かに絵は、ぱっと見て「すごく好み〜」とか「何これ・・・」とか 思うけど、実際マンガが面白ければ気にならなくなるしね (ただ単に話が嫌いなだけかも・・・) 絵はホント個人の好みが多く含まれるので、好きな人も嫌いな人もいるだろう しかし、なぜ、ここのスレッドにわざわざ書き込むのだ? そんなに萩尾の絵が上手いと思っている人がウザイのかしらん? それともスクリートーンの技術を開拓して 萩尾に絵を上手くなってくれと願っている元信者なのか?
だってさー、ここは萩尾スレッドだから 萩尾ファンが集まるって分かっているのに なぜわざわざファンの神経にさわることを書き込むのか 謎だったんだよ・・・
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 10:08
俺にはよくわかるぞ。ファンの神経にさわることを書くと おもしろいからだろ。簡単なことだな。 萩尾ファンはそういう標的として打ってつけなんだろうな。
546の言うことが本当だとしたら 515ってただの煽りか荒らしか
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 11:12
古くてもかまいません 私は萩尾さんの今の絵に満足しています クランプのようなスクリーントーンを多用した 今風の絵で描かれた「残酷〜」なんて見たくないです
絶対的な基準が無いんだから誰が誰を上手いと思おうが自由、感性は人それぞれ。 議論スレッドでもないのにわざわざ出向いてきて書いてる人達は 「お前ら何にも分かってない!」って言って矮小なプライドを満足させたいだけ。 気持ち良いよねぇ、人を見下すとさ。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 12:42
しかし萩尾スレはいつもあれちゃうね。
551 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 12:54
絵のうまさなんかどうだっていいじゃねぇかよぅ・・・ なんかやりきれないなあ。
552 :
527 :2000/08/20(日) 16:29
追加。萩尾望都の文学的(と思われる)表現についてですが…。 私は、萩尾作品は非常に文学的だと思う。ここで言う「文学的」という意味は、 つまり、その作家がこれを書かずにはいられないという、業のようなようなものを 背負って描いており、そうして描かれたものが結果として、多くの人が共鳴するこ とのできる普遍性を持っているということであります。 で、あるから、一方でそれに共鳴できない人がいてもいっこうに不思議ではないし、 共鳴できることが別に偉いわけでもない。そもそも、文学とはそう言うものなのだと 思う。 なので、今の日本の、みょーな権威にまみれた文学といっしょにしないでほしい。 これは、感動できるはずだ。感動できないのは、おまえのアタマが悪いのだという あの、おしつけがましいオーラとは無縁であって欲しいと、切に願う。
パパトールドミーみたく、『名前見たら荒らしとけ』みたいな人が いる感じだよね…。
515の気持ちもよくわかる。 だって、ヘタクソと思ってるやつのことをうまいと言われちゃ 思いきり反論したくもなる… 515がクランプ、成田をうまいと書いてる時点で 私もそんな気持ちになったもの。 あんたおかしいよ、515…と。(笑)
555 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 23:20
たしかにスクリーントーンワークの点では、クランプはすごいと思う。 うまいといってもいいと思う。 でも、絵のうまさスレッドでも何度か出てたけど、服装、小物など 時代背景、人物造詣をきちっと踏まえて画面にあらわせるという点で 515の挙げた作家よりは萩尾さんの方が、確実にうまいと言っていい と思う。 あと、画面の密度ってうまさとイコールにはならないと思うけど。
556 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/20(日) 23:26
他の作家と比べて論じたいなら「絵のうまい作家スレ」に行けや。
榛野なな恵スレッドをちゃんと読んで書いてる? 他のスレッドの住人に対して失礼だよ。
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/21(月) 01:34
がんばれー、文学妄想厨房!
559 :
>545 :2000/08/21(月) 01:56
萩尾スレッド=萩尾ファンの集まる場所ですか…? 萩尾作品を(賛否両論取り混ぜて)話し合う場所ではなくて…? 確かにアンチの発言はちょっと(どころじゃないか)感じ悪いですが 萩尾望都の絵は(技術的には)古臭いという指摘など ああなるほどなってわたしは思いましたけど (でもわたしはアニメ絵が苦手なので萩尾さんの絵の方が好きだが) もひとつ興味深かったのは萩尾さんの描く性が空虚であるという指摘 ある劇作家が「スタイルというのは何を描くかではなく何を描かないか で決定される」と言っていたのですが性を生々しく描かないのが 萩尾さんのスタイルなのかもしれないな…と
560 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/21(月) 02:49
男の側からすると、多分あの絵だからこそあんまり抵抗なく受け入れられたんですけどね。
蒸し返して悪いんですが、526.528.532全部読んでくれたんでしょーか? 「不毛」の意味が違うっちゅーのに、もー・・549さんと同じこと言いたいだけなのに。 絵の美しさの絶対的な価値って何?基準てあるの?どーやって計るの? 自分の評価を述べあうのは面白いけど、他人の美しさの考えをおかしいって意見して どーしたいの?自分と同じに矯正したいの?私はそれが不毛だと思う。 みんな書いてるように萩尾望都雰囲気あって上手いと思う、けど古くさいとも思う。 というか、萩尾望都=一番上手い、それ以外の意見はおかしい、なんて誰が言ったの? ・・・話元に戻そう。最近萩尾作品読み始めたビギナーですが 「11人いる」のあたりの絵、某渡辺多恵子さんの初期の絵にそっくりじゃないですか? 同じレイフという名前が使われてたり、渡辺さんは萩尾さんのアシスタントだったの?
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/22(火) 07:52
age
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/22(火) 19:55
>561 ねえ、それって、「風光る」書いてる人?...(多くは語るまい..) 私もよくしらないけど、竹宮さんのじゃなかったっけ?
南平の本、全部図書館に寄贈してきちゃったよ。 1のような厨房がだまされて本屋に行かなくて済むように。
565 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/02(土) 14:32
ごめんね。古スレあげちゃいます。 私、萩尾望都のファンっていうより、「ポーの一族」のファンです。 このスレのずっと上の方で紹介されてる萩尾望都の作品目録のサイトの、 「ポーの一族」のところに、ポーの一族年表、ってあるじゃないですか。 あれ、私が中学生の頃、初めてポー読んでハマった時、自分でも作ったんです。 もう十何年昔の話。。。 その後、歴史の授業で18世紀、19世紀やってると、あ、アランの。。。の話の頃だわ。。。 なんて、今思うと、そうとうハマってたな。 ところで、ポーの話の一つで、メリーベルに初恋した男の子が、 年とって、またメリーベルに会って、きっとこの女の子は、メリーベルの娘さんに違いない、って感激するの、 で、メリーベルが駆け寄っていった「家族」を見て、彼らが全員当時と全く同じ年齢で(時が止まってて)驚くの。 コレって、タイトル何でしたっけ? 作品一覧みても、ピンときません。 青春時代、(何かつらいことがあった時など)あー、バンパネラになりたい。。。と真剣に思った時があった。
566 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 01:17
>565 私も全然覚えてませんがそれがこのシリーズの 一番はじめじゃなかったでしょうか? 題は「すきとおった銀の髪」だかなんか... ああ、違うかもしれない、ごめんなさい。
567 :
花と名無しさん :2000/09/03(日) 03:52
ハギオモトのうまさは総合的な「表現力」のなせるわざ。 グラフィック的な美しさだけでもないしやたらディテールにこだわる ミニアチュール的な技術力だけでもない。。 最近の絵は年期のせいか「安定」しちゃっていてちょっと物足りない気もするけれど、 読者アンケートを気にせずにかけるってだけで十分に尊敬できますね。 今のスタンスを築くまでに編集とはそりゃもういろいろあったっていうし。。 編集に媚びることが上手な漫画家よかずっと素敵です。
568 :
花と名無しさん :2000/09/03(日) 07:23
人から聞いた話なんですけど、 萩尾望都さんは、江戸川乱歩のファンで、 ポーの一族と、その中のエドガーとアラン、って 江戸川乱歩 → エドガワ、ランポ → エドガー、アラン、ポー、って語呂からきてる。。。 ってきいたんですけど、ホントですか?
569 :
>568 :2000/09/03(日) 07:31
そのまんま、エドガー・アラン・ポーから取ったのでは?
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 08:03
江戸川乱歩が、そもそも、エドガー・アラン・ポーから 取ったんでしょ。
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 14:31
>557さん 553じゃないけどパパトルと作者をけなしまくる人(同一人物と思われる) が前にいたんだよ。最近いないようだけど。 同じ頃に萩尾さんをけなしまくるスレがあってうんざりしたものさ。
572 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/03(日) 17:30
・・・『感謝知らずの男』は?
573 :
花と名無しさん :2000/09/07(木) 03:23
「残酷・・・」って、あとどれくらいで終わりそうですか? それとコミックの最終巻は何巻ぐらいになりそうですか?
574 :
花と名無しさん :2000/09/07(木) 10:09
>573 鳩よ!(2000@`1@`no189号)での庵野秀明監督との対談で 同じ質問に「来年の7月位で終わる予定」と答えてましたよ。
575 :
花と名無しさん :2000/09/07(木) 15:12
終わってないじゃんか〜! その対談って1999年だもんね。
576 :
花と名無しさん :2000/09/07(木) 23:24
いつ終わるかっていうのも 漫画にとっては大事だよね。
577 :
573 :2000/09/10(日) 04:43
>574さん、情報ありがとうございました。 あれだけの重いテーマを扱うからには長くなるのは必然だと思ってはいるのですが、 出来れば一気に読みたいモノで、終わるのを心待ちにしているんです。 まぁ、やっぱりあれだけ膨らませまくったからには、そう簡単には終われないですよね。 ラスト次第では、最高の名作になるのでは?と大いに期待していますが、果たして...。
578 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 01:30
なんか中途半端に終わられて うああ〜って欲求不満になるのってやだな そうならないでほしい
579 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 01:47
終わり方の話が出たので、ちょっと質問。 皆さん「メッシュ」の終わり方って、どう思いました? 「マージナル」や「銀の三角」は切ない余韻の残る、素晴らしいラスト だと思ったんですが、「メッシュ」は、ちょっと中途半端な感じがして、 物足りなさを感じました。 メッシュと父親の確執に対して、更にもう一歩踏み込んだ展開を期待し ていたのですが...。
580 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 01:52
>579 私もメッシュは突然終わったと思えました。 続編書けるように保険なのか?なんて思ってしまった。(笑) 大人になって読んだら、深い意味のあるラストだったんですね。
581 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 09:11
私も初めて読んだときは「え?なんで?これで終わり??」 って思ったけど、最近読み直してみたら、一番美しい終わり方 だったんじゃないかと思いました。 あれは、壮大なドラマを描いたものではなくて、それこそ パリの風景、そこに生きる人の生活であるとか、ちょっとした 心の風景、確執、葛藤、など小さなドラマを拾い上げたもの だと思っているので、あれ以上メッシュと父親の話が入ると そういう日常を切り取った感じがなくなってしまう気がするので。
582 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 09:24
ドラクエ7で「マリベル」っていう女の子が出てきて一緒に旅を するのですが、主人公に「エドガー」とか「アラン」とか名前つけた 人いる?
583 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/11(月) 12:35
↑ 「マリベル」→「メリーベル」なんて思いもしなかったぞ
なるへそ、「マリーベル」と勘違いしてたみたい。スマソ
585 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 14:59
「あぶない丘の家」に3巻があったの知りませんでした。ショックだ! 探そう…
586 :
3巻こそが狙い目なのよ :2000/09/11(月) 15:17
>頑張れ585さん。
587 :
花と名無しさん :2000/09/11(月) 15:38
私もここで3巻がおもしろいって聞いてさがした口です。 頑張ってね>585さん 3巻面白かったよ。さすが、萩尾望都!って感じで。
588 :
花と名無しさん :2000/09/14(木) 01:26
「メッシュ」の終わり方、 メッシュがどちらの列車にも乗らなかったのがとても自由で これからのまた新しい始まりを予感させてくれて… 個人的には萩尾作品で一二を争う好きなエンディングだな〜。 「メッシュ」の一エピソード「革命」の終わり方も好き。 萩尾さんってラストシーンの名手ですよね。 「秋の旅」「訪問者」「トーマ」 「もうひとつの恋」なんてすごい洒落てた。
589 :
花と名無しさん :2000/09/14(木) 02:17
エッグ・スタンドのころの絵が一番すき。 映画みたいじゃない? 確かにかなり昔のだけど。 話自体よりも、醸し出されている空気に憧れました。何度も読みました。 ユダヤ系の娘、凄くかわいかったなぁ〜
590 :
花と名無しさん :2000/09/17(日) 03:18
>589 分かる!確かに全体的な雰囲気がチョット昔の映画みたいでしたね。 どちらかと言うと、私は1さんと、同じで、「メッシュ」「マージナル」 以降の絵が好きなんだけど、それ以前の作品の絵も充分に良い雰囲気だと 思います。(「ポー・・・」の頃は流石にチョットパスだけど...。)
591 :
579 :2000/09/17(日) 03:33
>580@` 581@` 588さんサンクスです。 私がお子ちゃまだったんですね。 言われて、改めて読むと、確かにさり気ないのに凄く切ないラスト だったんですね。 ウーン。萩尾作品は奥が深い!
592 :
花と名無しさん :2000/09/18(月) 01:42
メッシュのテーマは父親に精神的に捨てられた(と思ってる)息子の傷とその修復 だったから、「シュールな愛のリアルな死」のラストは、そこからの脱却と自立が 示されてて、わたしにはとても納得がいきました。 保護者代わりになってたミロンともあそこで離れてしまうんですよね。
593 :
花と名無しさん :2000/09/19(火) 03:37
そうそう!そう思った。あのラスト!いい。自立の瞬間。もう、あの話の後の メッシュは大人って感じで。
594 :
月夜のバイオリン :2000/09/21(木) 09:39
どなたかこれを読んだことありますか? 私はこれとても好きだったな。 特に少年が北海道の叔父さんを尋ねてすごす一夏の思い出の話。
595 :
今月のPF :2000/09/27(水) 03:57
進展はあったんだけど、どうもまだるっこしい「残酷・・・」 完結してから一気読みすればまた違うのかな 関係ないけど扉絵の一番右の顔(マージョリーの下、イアンの上)は 誰でしょうね? ナディアかな??
596 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/27(水) 10:43
なんでナディアのお母さんは ナディアにつらくあたるの?
597 :
花と名無しさん :2000/09/27(水) 10:52
>>596 自責の念に駆られて、自己投影している娘に八つ当たり。
と読んでますがいかがでしょうか。
598 :
花と名無しさん :2000/09/27(水) 10:53
>596 「イグアナの娘」を読もう。 なんで、っていうか「これ」というはっきりした理由はないいんじゃないかな(憶測)。 なぜか好きになれない、それがたまたま娘だった・・・っていうの、あると思う。 あと、近親憎悪っていうか、自分の嫌な部分をみせつけられるような気が してイヤだとか、そういうのもあるかもね。
599 :
花と名無しさん :2000/09/27(水) 12:39
メッシュまた読んでみようかな・・・
600 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/27(水) 13:22
うーん 子供をもってないので実感がわかない。。。 これをごらんの 実生活でもお母さんされておられる方で こういう<自責の念に駆られて、自己投影している娘に八つ当たり> というような心理を体験された方、おられます? ナデママにとってナディアの中に見える<自分の嫌な部分> って どんな部分だろう? むしろ自分に欠けてる(?)清らかそうな部分を憎んでるのかとも ふと思ったけど。
601 :
ナディアママ :2000/09/27(水) 19:20
ちょうど娘が二人できたので、愛す方と疎む方をすっきりきっぱり分けちゃった、 って感じが…一人に対して愛したり憎んだりするより、 矛盾しない分楽に子育て出来るかなと。(意識的に思わないにしろ) 私は勝手に深読みしてて、ダンナと上手くいったりいかなかったりした時期と 娘たちの年齢も関係したりして…なんて考えてますが。
602 :
名無しさん@お腹いっぱい :2000/09/27(水) 20:55
私にも娘が3人おりますが、ナディアママを見ると、許せないです。 「ナディアの中に見る、自分の中の嫌なもの」って その頃の旦那との関係とかもはいっているようで、 既に「ナディア自身=汚いもの=見たくないもの」というようになってしまい その半面である「聖なるもの=無垢なもの」は妹なのでしょうか? 私も確かに、自分に似た娘を見ると、その驚異にはしばしば驚かされるけれども だからといって、姉妹をあそこまで差別するというのは、できません。 「仕方がないな」って思ってしまうタイプなんで。 「イグアナの娘」とか「ナディアママ」みたいなのは、 自分の子供に対する愛情のキャパシティが最初から決まってたような人って いうのは、不幸だなって思うくらいです。 でも、かんがえれば考えるほど、ドつぼにはまりました。
603 :
名無しさん :2000/09/27(水) 21:18
私が読んだ漫画では 「自分が不出来なために親に自身を否定され、親の理想を押しつけられ虐待されて きたのに、自分によく似た不出来な娘が幸せになるのが許せなくて親が自分にやっ たことを娘に対してもする」 という親が出てきました。 ちなみにうちの親も相当厳しくて、口の中切れたり、身体を強打した翌日に痔(一 時的に)なったりしましたが、母は自分の親が生活感覚が麻痺した父と身体の弱い 母だったために、小さいことから「いい子」をして主婦代わりをしなければならな かった人でした。うちは姉妹だけど、母は意識してないにしろかなり差をつけられ て育ちましたね。私の成績が良いときには妹のかわいげを誉め、人付き合いが上手 くなってくると妹の成績が上がったのを誉めるといった具合で。どういう理屈でそ うなるのかはわかりませんが、子供の頃のことが影響してるんだろうとは思います。 こっちがいい年になってからは甘えて、子離れできない親になってるし。妹は遠く へ行ったので、私に対して友達兼娘、みたいな形を求めてるようです。 しかし、私は今は大丈夫な気がするんですが、親になったときに妙な真似しないかが 心配です。
604 :
>603 :2000/09/27(水) 23:27
そのマンガって 西けいこさんのプチフラワーに発表された話じゃありません? 私もそれ読みました。 ナディアママの心理より分かりやすかったです。 前者の場合は 母親本人が子供を虐待してる自覚があるけど ナディアママの場合はどうなのでしょうか。
605 :
ジッド :2000/09/28(木) 02:20
萩尾モトと、水木しげるが昔、ある雑誌で対談していた。 妖精と妖怪について語らっていた。なんでもイギリスでは妖精を見たっていうと 警察が動いてくれるんだってさあ。
606 :
名無しさん :2000/10/02(月) 00:46
萩尾望都って結婚して子供とかいるの? まんがを通してしか知らないけど、なんとなく子育てとかPTAとか そういうのが似合わない気がして。知りたくなった。
607 :
花と名無しさん :2000/10/02(月) 00:49
してないと思う>606 あの感性は俗世のものと違うところにある気がする。
608 :
名無しさん@お腹いっぱい :2000/10/02(月) 04:51
>606あの方は、本来、天上人ですから人間とはなさいませんよ。 ところで、カトレア養老院はお建てになられるのでしょうか? ところで、時代がさかのぼるんですが、「ルルとミミ」「クールキャット」 「モードリン」を読んだ方いらっしゃいます?
609 :
花と名無しさん :2000/10/02(月) 05:46
>>606 40過ぎて50近くなるまで、両親に「そろそろ浮き草稼業はやめて
家に戻って結婚せんのか」と言われてたそうです(笑)
あのクラスになっても、少女漫画家ってそんな扱いなのかね……。
610 :
花と名無しさん :2000/10/02(月) 10:03
>609 そういう母親との確執があったからこそ、萩尾作品ができたのです。 萩尾作品の根底流れる、「捨てられる子供」「母性の否定」という モチーフは子供のことをついに理解することができなかった母親 がいてこそだったのでしょう。皮肉なことですが。
611 :
花と名無しさん :2000/10/02(月) 20:19
>610 そうなの? こどもの頃読んでも読んでもちいーとも理解できなかった。 テーマが難しいと思う。かわいいものも多いけど。 絵にだまされているかもしれないけどね。
612 :
名無しさん :2000/10/02(月) 23:05
そうなの?>子供のことをついに理解することが出来なかった母親がいてこそ 私はむしろ本人がそういう人なんだと思ってた。 盲目的な愛情とかが駄目(そもそも理解できない?)なひとなのかなあと漠然と。
613 :
花と名無しさん :2000/10/03(火) 09:14
萩尾さんとお母様との確執って結構有名ですよ。 ご自身でも話されてますし。
614 :
花と名無しさん :2000/10/03(火) 09:16
>612 子供自身の意思を認めない「盲目的な愛情」が苦手だったんじゃなでしょうか。 愛情があるのはわかるから、よけいに辛いというか。 愛情があるからって子供を理解できるかどうかは又別だしね。
615 :
花と名無しさん :2000/10/03(火) 09:46
いろんな賞をとって漫画家として大成してからも 「公務員試験でも受けてみないか」 「そんなに絵が好きなら絵の先生でもやってはどうか」って 親御さんに言われ続けたらしいですね。 自分の仕事を理解してもらえないのは辛いと思う。
616 :
>608 :2000/10/03(火) 21:53
>>「ルルとミミ」「クールキャット」「モードリン」を読んだ方いらっしゃいます? 初期全集の1巻収録作品ですね。本当に古いかも(読んだけど)
617 :
花と名無しさん :2000/10/04(水) 00:02
親子のことって、どんなに他人が事情を知ってても その親子にしかわからない愛憎ってあるよね..。
618 :
花と名無しさん :2000/10/04(水) 03:51
>608 昔の作品はその時代の空気が流れてて、それもまた好きです。 私は古さって気にならないですね。
619 :
花と名無しさん :2000/10/04(水) 23:05
モードリンはハードカバーのポーにも収録されてますね。 けど、ポーの中に入ってたら霞む・・・。
620 :
花と名無しさん :2000/10/04(水) 23:24
「狂おしい月星」の中で、レヴィが言ってる 「TVディナー」とはどういうものでしょうか? ず〜っと謎なんですけど。
621 :
>620さん :2000/10/04(水) 23:53
レンジでチンとかの(ほぼ)出来合いの料理の事です、確か。
622 :
620 :2000/10/05(木) 00:07
あ〜そうなんですか?ありがとうございます。 TVに映っている料理をみて、食べた気になることかと 思ったりしてました←バカ・・・
623 :
花と名無しさん :2000/10/05(木) 01:54
もしかして電子レンジがTVみたいだからかな?
「アメリカンパイ」、好きな人って少ないのかな。「ケーキ・ケーキ・ケーキ」「キャベツ畑」 この辺って、読んでて、匂いとか、空気の流れが伝わってきた。絵は今のほうがきれいかもしれないけど、「なかよし」の付録で読んだときの「ケーキ〜」は衝撃的だった。
625 :
>623さん :2000/10/05(木) 02:12
1950〜60年代頃、アメリカでテレビが普及してみんなが夢中になった為、 手軽に作れて食べられる食事が生まれた。 それが「TVディナー」…と理解しておりましたが…。 「カウチポテト」と同じように出来上がった造語でしょうか。 違っていたらどなたか正して下さい〜
626 :
花と名無しさん :2000/10/05(木) 08:58
漫画のことなんて考えるの久しぶりです。 トーマの心臓 ポーの一族 めっちゃはまっておりました。 80年代〜90年代前半ぐらいまでかな?の少女漫画の雰囲気が好きでした 捨てられなくて雑誌とか単行本(赤い表紙?以前の物)とか実家の本棚を占領してます。 雑誌だと他の作品とか見れるから・・・・ 今の人にも機会があったら雑誌で読んで欲しいな て無理かしら?
627 :
間違ってたらごめん :2000/10/05(木) 13:01
TVディナーって商品名なんじゃないの? バンドエイドみたいな商品名が一般名称みたいになっちゃったやつ。 なんか機内食みたいに1食分の料理が入ってて 箱のままチンすれば食べられる冷凍食品のことです。
628 :
花と名無しさん :2000/10/05(木) 21:13
私は萩尾さん大好きなんですが、「完全犯罪」と「あぶない丘の家」 は、いまいちよくわからなかった…
629 :
エロガー@ポーチネロ :2000/10/05(木) 21:17
アメリカンパイ好きだよ。哀しいけど。あの盗んだウインナ食べたかった。
630 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 00:38
さすが長い間やってるだけあって著作多いですね。 萩尾望都の作品は面白く無いっていう人結構いますが それを言い切る自信は自分にはありませんね これだけたくさんいろんな味の作品があると。 私は「ポー」は好きですが「11人」がわからなかった。
631 :
名無しさんと夢 :2000/10/06(金) 00:40
>624 アメリカンパイ好きですよー。全集のアメリカンパイに入ってる作品はどれも好きです。 赤っ毛のいとこなんて地味だけどよく思い出します。「あったりまえのことなの」って。
632 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 00:47
私も萩尾望都さんの大ファンです。『ポーの一族』『トーマの心臓』は もちろんの事、『メッシュ』や『エッグスタンド』なんかも好きです。 >630さん >>萩尾望都の作品は面白く無いっていう人結構いますが あ、そうなんですか? ちょっとびっくりです。
633 :
名無しさん@名無しさん :2000/10/06(金) 00:58
>629,631 アメリカン・パイ好きな人がいて、嬉しいです。 「アメリカン・パイ」って、つい最近マドンナがカヴァーしていたけど、 オリジナルのドン・マックリ−ンは、ほんとにやるせない曲だった。 以前、家にいた猫が、どっかからウインナ−盗んできました。 ジェイソンという名の、泥棒猫ででした。
634 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 01:39
>628さん なんか分かる気がする。 「完全犯罪」と「あぶない丘の家」ってチョット毛色が違いますよね。 私も「完全犯罪」はダメだったなぁ。 ただ、「あぶない丘の家」は結構笑えて好きでしたけど。
635 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 02:31
「あぶない丘の家」好きだなー。肩の力を抜いて読めるっていうか。 2巻は「萩尾版『T・Pぼん』だー」と楽しんで読みました。 (T・Pぼん=藤子F不二雄のタイムパトロール漫画)
636 :
誤解を恐れずに書くならー :2000/10/06(金) 03:19
『完全犯罪』は、萩尾さんのミーハーな部分が、とっ…てもつまらない方向に特出 しちゃった作品だと思います。ある種の「イラストポエム」「イメージイラスト」に 時々感じる、気恥ずかしさというか、世界を読者に共有させるべく差し出しきれて ない脳内ブームな感じ。 「バレエ・パレット・ロマン」シリーズ(シリーズ名からして既に)にもかなり危険な 香りを感じますが、こちらは自家薬籠中のテーマ、家族の相克と自我の自立をメインに バレエ、舞踊、クラシック音楽、美少年・美少女(笑 と、読者が受け入れやすい題材を 複数入れている分わかりやすく、作品としても充分評価できると思うのですが…… 少し以前に、作者がホモスキーだから『残酷』他を描いたんだ、というような意見を この板で読みましたが、そんなわけで私は、萩尾さんが自分の嗜好を作品として昇華 させずに描くと『完全犯罪――フェアリー――』みたいになると思います。 『あぶない丘の家』はさんざんこのスレで既出ですが私も3巻がイチオシ。
637 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 03:27
もともと甲斐よしひろ好きだったけど、 萩尾さんの作品と関連してて、もっと好きになったかも。
638 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 04:17
今の萩尾さんが日本を舞台にして描くと何か不思議な違和感がありますね。 「完全犯罪」も「海のアリア」「あぶない丘の家」も。 初期の「小夜の縫うゆかた」「赤っ毛のいとこ」なんかは すんなり読めたなあ。
639 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 06:41
「天使の擬態」はどうですか(笑)<日本を舞台
640 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 09:00
>636 ああ、よくわかります。 なんかね、「完全犯罪」は同人誌的な雰囲気を感じました。 でも、ストーリーとしてちゃんと成立してるのはさすがですけど。 あれ、甲斐よしひろの歌抜きで描いたら、それなりに良い作品 だったと思うんですけど(それでも「あぶない丘の家」的なオモシロ さですけどね)。 バレエ・パレット作品に関しては、萩尾さん自身、「バレエが好きで 描きたいと思ってたけど、バレエ漫画としては、山岸さんの『アラベスク』 が頂点にあって、同じ方向ではもう描くことがないから、別のアプ ローチで描いた)というようなことをおっしゃってたような記憶があります。 事実、山岸さんとは全く違うバレエの世界が描かれていて、私は 好きです。
641 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/06(金) 09:25
「あぶない丘の家」第三巻 三ヶ月前から探してるのにないーーーー これがそろえば全巻そろうのに。 しかもわりとこの巻評判がよさそなのでなおさらほしいーーー (でも まん*らけとかでメチャ高値になってると買う気そがれるけど) どなたかネットオークションの逆の 「これが欲しい」って呼びかけるサイトしりません? 普通のオークションだとまず売り手が「これあるけど買いません?」って感じだけど その逆パターンのやつ。
642 :
エロガー@ポーチネロ :2000/10/06(金) 09:56
「あそび玉」っていう作品知ってる方いますか? あれって、竹宮恵子の「地球へ・・・」とほとんど同じな気がします。 「あそび玉」の方が先にでた作品なのですが、望都先生曰く原稿盗まれたらしいん です。 そして出てきた「地球へ・・・」。 知ってる方何かご意見を。
643 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 10:48
「あそび玉」なにかの単行本に収録されてましたね。 このスレでも話題になっていたような・・・・ 全レス見てみて。 でも「盗まれた」んじゃなくて、「紛失した」んじゃなかったっけ?
644 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 11:08
もしかして竹宮恵子がパクったとか言いたいのかな? そんなことはないですよ。(と、思いますよ)
645 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 12:53
萩尾先生はもちろんですけど 竹宮恵子さんも好き 彼女のページないのでしょうか? お二人の比較論なんていうのも面白そうかも・・・
646 :
エロガー@ポーチネロ :2000/10/06(金) 17:21
私も竹宮恵子好きです。 パクったとは思いたくないのが本音です。(でもよく似てる) 萩尾先生:精神的にリアル 竹宮先生:肉体的にリアル かな?
647 :
花と名無しさん :2000/10/06(金) 17:45
「イズファーロン」の出だしの頃までは竹宮恵子も好きで単行本買ってた。 でも今はもう飽きたなぁ。なんか絵も話もワンパターンな感じで。 それに比べて萩尾さんは全然飽きが来ない。
648 :
名無しさん@名無しさん :2000/10/07(土) 02:44
>642 「あそび玉」は、コピー落としで、選集に入ってますよ。 竹宮恵子は、「空が好き」が好きだった。今読み返すとちょっと恥ずかしいけど。 2度目の選集の、後に出た萩尾望都は、どれもきれいで完成されてるけど、「ケーキ〜」「アメリカン・パイ」「ポー〜」の頃の、この作者って、何? って言うような、すごさは感じられないです。 24年組で、まだ、そんな感じをうける人少ないです。たまに、大島弓子に感じるくらいかな。
649 :
花と名無しさん :2000/10/07(土) 02:53
小学校2年のときいとこのねーちゃんの持っていた「マンガ少年」が愛読書で 「地球へ」が一番好きでした。 でもいとこ(当時大学生)の棚にあった「千億...」だけは 触らしてもらえなかった...
650 :
花と名無しさん :2000/10/07(土) 03:00
ってゆーか、「あそび玉」も「地球へ…」も外国のSF小説が 元ネタって聞いたけど?642は何が言いたいのかな? わたしは竹宮キライで萩尾好きだけど、何かってーと竹宮を 引き合いに出して萩尾の手柄にする萩尾信者は何とかならんかね。
651 :
花と名無しさん :2000/10/07(土) 17:22
同年代で見てきたものが同じだと、バッティングする部分もあるでしょうね。 風木とトーマも当時はマネだとか何とかあったんでしょ? でも周りで勝手にライバル視するのってどうなのかなー。ご本人たちは意識してないと 言ったら絶対にウソだろうけど、認め合ってる仲間なんじゃないのかな。甘いかしらん。
652 :
トゲトゲしないで :2000/10/07(土) 18:35
>650さん 642さんは怪電波を受信しただけだと思う。 『噂の真○』系の陰謀電波。 竹宮さんはいつも、「基準から外れたもの」がイノセントな主人公として 時代と世界と闘う――という、今となってはかなり時代に遅れぎみな白黒 ハッキリした作品を描いてると思います。「現代」「日本人」を描くと浮世 離れするよね。 萩尾さんは「基準から外れたもの」を徹底的に「基準」と相対化して描きます。 ゲイとストレート、もうすぐ死ぬ人間と残される人間、迫害する側と迫害される 側。 同じように現代の日本人を描くと違和感を感じるのは、日本に実際ある、基準 はずれの存在を特別視してしまう湿った空気とか、雰囲気やムードで 「なんとなく好きになっちゃったの」「最近かったるいんだよね」みたいな 感覚が好きじゃないのでは…と思う。 萩尾信者イコールアンチ竹宮、ではないけど、実際両方ともほんとに愛してる って人、私も見たことがない…
653 :
名無しさん@名無しさん :2000/10/08(日) 00:45
私は、あの時代だと、坂田靖子、大島弓子、萩尾望都の順に好きだけど、 竹宮恵子もたまに、好きなときがあった。老人が子供になって消えちゃうやつなんか、コクーンみたいで好きだった。 ここ数年は、とりあえずみんな読んでるけど、以前ほどはいれなくなった。せいぜい大島弓子が、うならせてくれる漫画を描くときがあるけど。
654 :
花と名無しさん :2000/10/08(日) 03:48
>>645 ●非公認ファンweb
homepage2.nifty.com/keikotanfann/
とにかく濃い。いろんな意味でめちゃめちゃ濃い…
●竹宮恵子オフィシャル
www.tra-pro.com/PUSHICAT_CLUB/index.html
御本人が掲示板に出現してるので、返事がもらえる。
直リンはやばそうなので、やめときました。コピペでよろしく。
655 :
花と名無しさん :2000/10/08(日) 22:28
萩尾スレのハズなのに竹宮ネタかいな〜
656 :
花と名無しさん :2000/10/10(火) 16:10
>この作者って、何? >って言うような、すごさは感じられないです。 私もそう思ってたんですが、「残酷な〜」でまた復活しました。 すごさの方向性は違うけど、どんどん新しい世界に挑戦し続けて るのもすごいと思う。
657 :
花と名無しさん :2000/10/12(木) 11:21
あげ
658 :
花と名無しさん :2000/10/12(木) 21:57
竹宮さんも萩尾さんも両方好きですよー。 竹宮さんは自分の好きなものを、回りを気にせず好きなように書いている姿勢がすごく好きだし大人だと思う。 萩尾望都さんは好きだけど、ファンの人ははっきり言って大嫌い。 「他の漫画オタクと一緒にしないでよ」という態度を何とかしてほしい。
659 :
>658さん :2000/10/12(木) 22:33
萩尾作品(に限らず)のファンが、萩尾作品のファンのファンである必要なんか ないのは当たり前でしょ。 「私は萩尾ファンが大嫌い」っていう人こそ萩尾ファンに多い気がするよね、むしろ。 2chに来てこれに気がついて、あちこちの書評サイトのぞいて、その傾向が確かに あると思ったよ。選民意識を二重にあおるほどのナニかがこの作者の作品にはあるの かもしれないけど、 まあ、萩尾作品じゃなくってもね、わざわざある作品について人(ファンに限らず)が 語ってるところで「作品を好きな人って大嫌い、わたしも好きだけど私は違うのよ」と いうのは…かなり無作法な態度だと思うよ。
660 :
花と名無しさん :2000/10/13(金) 08:49
そうねぇ。だいたい、「萩尾ファン」であることをいちいち公言しないし(する機会もない)、 そんなにたくさんの「萩尾ファン」と接する機会もないので、そんなに自分以外の 萩尾ファンのことをどうこう思ったことはないなー。 昔、同人やってる友達の影響で、コミケとかそういう場所に行ったことがあるけど、 そういうときにイタタな人達を見て、「○○ファンってこういう人ばっかりとか 思われたらいやだなー」と思ったことはありますが(ワラ
661 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 11:48
ふと 思い出した。 某主婦が、ヤフー板のあるカテで 痛い目にあったらしく そこ(ヤフー)から流れ込んできたヤカラに自分のHPを荒らされたのに困惑して そのHPを閉鎖したんだけど 彼女は他にもいくつかシュミのHPを開いていて そっちの掲示板でそのことに関して上記のようなコメントをしていた。 その時「萩尾さんのサイトをつくろうかな。 萩尾ファンならひどいひとはいませんよね」的発言をしていた。 クギをさしたつもりなのか もとから甘いのか分からんが そもそもヤフーのような匿名性の高いところで 自分のプロフに自分のHPを貼っておいて活動しながら 結果的に「荒らされた」だのなんだの恨み言をいうからおもしろい。 リスクをさらす覚悟があますぎる。 さあ見てください的マネをしておきながら 「そこは とんでもない無法地帯だった」だの そんななあ はじめからわかってることだろうが。今更言うな。 この世が善人ばかりだとでも思っていたのだろうか。 それにひきつづいての「萩尾さんファンならそういう人はいませんよね」とは。 だれのファンであっても 玉石混合じゃないのか。 ちょっと話題からずれるかもわからんが 関連して思うところがあったのでつらつらカキコ。
662 :
花と名無しさん :2000/10/15(日) 04:40
今日『完全犯罪〜フェアリー〜』の文庫本買っちゃいました。単行本が実家に置きっぱなので。 久々に読んでもとっても面白かったです。色々な場面に伏線があって(いくつ気づきました?) そして感動のラスト・・・ この板ではシュミでかいたとか言われていますが、多分曲が入る場面が嫌なのだと思いますが それでしたら、単純にストーリーだけを読んでみてください。(それでもダメかな) 嫌なら無理にとはいいませんが。 萩尾望都先生にはSFももちろん良いけど、ミステリーをまたかいて欲しいですね。 『残酷な神が支配する』は、こんなに長い連載になるとは思いませんでした。 せいぜい4〜5巻くらいかと思ってた。 早く終わらせてほしいかなっと思ったりもします。
663 :
花と名無しさん :2000/10/15(日) 14:45
残酷〜は私ももっと早く終わると思っていました。今の状態って、終わりに行き着く ことが出来るのだろうか?とちょっと心配しています。今のイアン達の関係って、 混沌としていますよね。何かに気づいたから解決、何か大きな出来事があったから 解決、ということがこの先あるのだろうか…。ああいう関係のままモメたりくっついたり を一生続けていくカップルもいますよね。 関係ないけど、イアンの弟が明るい子になってきてちょっと嬉しい。
664 :
花と名無しさん :2000/10/16(月) 01:36
「残酷〜」はホントに何か思いもしなかった事件が起こる、とかの 外側からの大きい変化がないと終わらないんじゃないのでしょうか。 イアンとジェルミがあのまま机を挟んで向き合っていても どうにもならない。 あそこまで救いようの無いお話に、どういう終止符をつけるのか、 萩尾さんの力量が問われる所ですね。楽しみです。 ある意味「やおい」へのアンチテーゼとして位置付けられている作品ですが、 どういう「おち」がつくのでしょうか。
665 :
名無しさん :2000/10/16(月) 12:44
>658〜 ハギオモトに限らず、年配のまんが家のファンってそういう傾向あると思うよ。 長く見てきてる人が多いわけだし。 ミュージシャンでもさあ、ユーミンとか矢沢とか古くからいる人たちにはコアなファンがついてるじゃん。
666 :
名無しさん@名無しさ :2000/10/17(火) 03:26
>662 早く終わらせて欲しいな。面白くなくなってる。 萩尾、竹宮つながりは分かりやすいけど、 大島弓子ファンで萩尾ファンて、まわりにいない。 「綿の国星」、続きでないかな。
667 :
花と名無しさん :2000/10/17(火) 08:45
私は適当に早く終わらされて、消化不良起こすよりも、きちっと 納得いくまで描ききってほしいと思っています。 山岸センセが、最近ああだからなぁ・・・・(といいつつ、新連載に 期待。青青の二の舞はイヤよ)。
668 :
花と名無しさん :2000/10/17(火) 08:47
私、萩尾ファンで大島ファンですよー。 絵は萩尾さんの方が好きなんで、どうしても萩尾びいき ですけど。
669 :
花と名無しさん :2000/10/19(木) 19:28
あ
670 :
花と名無しさん :2000/10/19(木) 19:36
>661 おまえが”玉石”の石ってこと?(笑)
671 :
花と名無しさん :2000/10/19(木) 19:39
>670 おまえ呼ばわりは、やめてくれたまえ。(笑)
672 :
花と名無しさん :2000/10/19(木) 20:51
>>668 私も萩尾さんと大島さん大好きです。
でもどっちかって言うと大島さんの方が好きだな。
>670 おお、お仲間の”石”クン!(笑)
観念的なことはそれらしいことをもっともらしく語るんだけど いざ現実になにかあるとてんでモロくて それぐらいで動揺してどうするってぬるま湯な人は こことはいわないけど、まあこうした場には確かに多いだろうね。 周囲が平和な証拠なんだろうなあ・・・ もちろん自分も含めてね。 <661>の話は、自分は件の女性じゃないけどちょっと耳が痛い。 いつも感じる少女漫画好きなことへの恥ずかしさってこういうところかも・・・・。 スレネタじゃないのでsage
675 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 00:20
昨日、文庫本の「恐るべき子供たち」を購入し、読みました。 いつも本屋で見かけてはいたんですが、どうもこの辺の(萩尾先生の)の絵が 苦手な気がしていたので倦厭していました。 しかししかし、最近の本ばかり読んでいたので最近の絵が好きだと 思い込んでいたのでしょう! うーん、素晴らしく色気の(変な意味でなく)ある絵ですよね…この頃。 残神の最新刊など、後ろに居る人物の細かい所作の絵がすごく良くて好き なんですが、ちょぴっとコレを見て色褪せてしまいました。 まあ、最近との比較は置いておきまして この物語はスリリングさとスピード感に背中を押されるように 一気に読んでしまいます。 やはり、萩尾先生は人間の精神の表現者なんだなあと思いました。 (固いですが…) 主人公たちのあまりの危うさに目が離せないといったかんじでしょうか。 とゆうわけで、大変質の高い作品でございます。
676 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 02:58
私の周りでマンガを読む人って少ないの。でもいとこに一人凄いマンガ好きの子がいて、たまにマンガの貸し借りをするんだけど、読んでるジャンルが違う違う。。。 私側のマンガ萩尾さん系統が多いんだけど、あまり受けはよくないらしい。やっぱり「わけ分かんない」そうです。 逆に彼女が貸してくれるのは今時の月マーガレット系が多くって。。。「いたキス」とか。 学園ラブコメモノ、OLラブコメモノ、って感じの手ごろな題材がテーマの作品ばかり。 萩尾さんの作品(特に初期もの)が好きな人って自分の普段の生活とはかけ離れた「別世界」のテーマが好きなんだと思う。西洋が舞台だったり、伝説(バンパネラ!)だったり、宇宙だったり。 私がラブコメ読んでてゲップでちゃうのと同じで、いとこも別世界もの読んでゲップ状態。 映画の好みも似たようなもので(笑)私はリプリーとか深い!と感動したけど、彼女には受けないだろうなぁ、なんて思う(^^;
677 :
ああっ名無しさまっ :2000/10/26(木) 04:29
最近の物は読んでいないが、萩尾望都好きです。特に第一期の作品集の漫画が。 「三月ウサギが集団で」とか「OHマイケセラセラ(でしたっけ?)」とか。 特に好きなのは「赤っ毛のいとこ」です。何方かも書いていましたが、 「あのねぇ、どうってことないの、当ったり前の事なんだから」って 台詞が好きです、ってこれじゃなんだかわかんないか。 僕は大島さんも竹宮さんも好きですよ。 昔は三人仲良かったみたいで、大島作品を萩尾、竹宮両女史が 手伝っていたというか、それぞれひとコマヒロインを描いているのも あったりしました。
678 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 05:34
「トーマ」を深く突っ込んだのが「残酷〜」のような気がする。 トーマは理想世界で残酷〜は現実世界。 理想世界のユーリはトーマの死で救われたけど、現実世界のジェルミはイアンが同じ事しても多分救われないだろうな。 まとまりなくてごめんなさい。うまく説明できないです。
679 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 05:51
「完全犯罪」の文庫版出ますよね〜、(もう出てる?) 文庫版のは書き下ろしが読みたいんだけど 買う気にはいまいちなれない作品なんだよね。 歌に無理矢理流れを載せようって企みが見えてるのが嫌でね。 作品それ自体をもっと読みこめばいい作品なのかもしれないけれど… どうしても「甲斐よしひろ」を前面にコマーシャルしてしまったこの作品はいけすかないや。 と言うわけでマンガ喫茶行き〜
680 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 06:18
>>677 さん
赤っ毛のいとこのセリフの話をした者です〜。うれしいです〜。
何気ない一言ですが私も強く心に残っています。学んだっていうか。
親切なんてあったりまえの心持ちでしなきゃな…と思います、いつも。
>>678 さん
トーマって、ある意味では丸くおさめてしまったお話ですよね。
当時はそれでも相当つっこんだテーマだったと思うのですが。
萩尾さん自身、もうそれではカタルシスを得られないんじゃないかなーと
思います。現実ってほんと、残酷〜のように悩みがループして襲いかかって
くるような感じですよね。おっしゃる通り、仮に二人のどちらかが死んでも
トーマのような救われ方はちょっとむずかしい気がします。
あのお話をずーっと描いてて、萩尾さんは疲れちゃわないのかなーと
ちょっと心配。半神、イグアナ時代のような短編新作も読みたいなー。
681 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 06:46
うちのおかん(萩尾さんと同じ年:漫画は萩尾&大和和紀作品だけ読む)は「萩尾作品は女、特に母親の書き方がどーしても許せないときがある」と言います。 特に「イグアナの娘」の単行本に入ってる、同級生の女の子のお葬式の話(題名忘れた)は「午後の日差し(こっちは好きらしい)と同じ人が書いているとは思えない」らしいのです。 で、萩尾さんの描く女性についてちょっと皆さんの意見を聞きたいんですが、どう思われますか? 私は「女」という枠の中に収まりすぎているなあ、という違和感を感じます。セイはOKなんですが。
682 :
名無しさん@お腹いっぱい :2000/10/26(木) 09:58
>681 私も681さんのお母様と同感です。 母親が持っている嫌な部分を凄く拡大して見せられているような感じ。 今は私自身が母親なので、やっぱり読んでいて不快感を覚えます。 子供と一緒に母親も成長していくわけなんですが 萩尾さんの書かれるかんじの悪い母親は、それがないんですね。 「午後の日差し」は本当に等身大の主婦で、共感しましたけど。 やっぱり親というものは、自分の血肉を分けや子供の為なら 必至になってくる部分があると思うのですが 681さんの仰るようなタイプの母親は「子供の為」ではなくて まず「自分自身」を優先させていて、子供じしんの人格を認めてない。 だから読んでいて辛いし、反面教師的です。 とても萩尾作品が好きなだけに、納得いかないです。
683 :
花と名無しさん :2000/10/26(木) 10:48
このスレ全部読んでみてください>681,682 萩尾作品における母親像についてちょこちょこと語られてます。 萩尾さんって、いわゆる「母性」が描けない人だと思います。 作品中の母親は、典型的な「いいお母さん」か「母親失格」かの どちらか。もしくは「母親不在」ですね。これは生きているか死んで いるかを問わず、ですが。 でもね、現実に「カタルシス」のような母親って多いし、私はとっても 納得できたなぁ。多分、自分自身を否定されたような気がして不快 なんだろうけど。
684 :
681 :2000/10/26(木) 11:06
ごめんなさい、母は萩尾さんよりも2歳年下でした。
>>682 子供(=私)に愛情がある(自分自身の見栄の満足のため、という部分も確かにあるけれど)・子供もそれを薄々わかっている、だからこそお互いを理解することができない・余計つらい場合もあるんですよね。
親は悪くない、さりとて私も悪くない、ただ見ている方向がどうにも違う・・・。
「イグアナの娘」の中のあの作品は最初から「親がとにかく悪い!!」って感じで・・・あそこまで親が悪いと断定していたら、主人公はそりゃ救われるだろうなあと思って見ていました。
自分がどんな親になるのか、そもそも親になれるのか今はまだ想像もつかないので682さんの意見は興味深いです。ありがとうございました。
685 :
681 :2000/10/26(木) 11:22
>>683 過去スレは長かったです・・・目がちかちかします。
「母性不在」はちょっと違うかなと思いました。母親には母性がないけど、主人公の恋人・友達(女)とかには母性があるように感じます。
「海アリ」の日奈とか、「ローマ〜」の恋人の女の子とか。
686 :
花と名無しさん :2000/10/27(金) 07:17
>>681 >>682 「カタルシス」などの作品は、母親の側に心情移入するか子どもの側にするかで、
感じ方が大きく違ってくるのではないでしょうか?
ちなみに、私の周りの、親から受けた虐待のトラウマで苦しんでいる人間には
とっても評判がいいですよ。今は親になっている人も含めて。
実は私も母親から精神的虐待を受けて育った人間で、子どもの側にしか心情移入
することができないから、よくぞ描いてくれた!と嬉しく思っています。
「オフクロは都合の悪いことは全部忘れる」のセリフには、鳥肌が立ちましたもの。
同じセリフを何度言ったことか・・・(苦笑
親からの虐待話をすると、「親も大変だったんだから、それを理解しなきゃ」などと
見当違いのお説教されることが多いので、そういうことを廃して描いてくれる
萩尾さんにはとっても癒されます。
親との葛藤でトラウマを抱えている人間は、まずは「全面的に親が悪かったんだ」と
肯定してもらえないと、次に進めないんです。そういう肯定を経て、場合によっては
「親も大変だったのかもな」と受けとめられるようになるものだから。
萩尾さんのああいう描き方は、そんな肯定の一助になるものなんです。
長々と失礼しました。
こういう人間(たち)もいる、ということを分かってもらえると嬉しいのですが。
687 :
683 :2000/10/27(金) 08:53
>母親には母性がないけど 私はまさにこれを言ってるんだけど。「母性不在」じゃなくて、 「母親不在」。686さんともちょっとかぶるけど、母性というもの が必ずしも母親に備わる資質ではないということ、ひいては、 母性という幻想をまっこうから否定しているのが萩尾さんな のではないかと。なんていうか、母性って「女全てが持つ本能」 みたいに思われている部分があるでしょ。 親だから絶対に子供に対して愛情があるわけじゃない。 また、愛情があったとしても、それが必ずしも子供にとって よい方向の愛情ではないこともある。 それによって苦しめられた子供には、「親が悪かったんだよ」と いう言葉が必要だし、また、その親に対しても、「子供が愛せ なかったのは、あなたのせいじゃないよ。でも愛せなかった自分 に対して苦しかったでしょ。」というメッセージが込められていた のが「イグアナの娘」かなぁと。
688 :
花と名無しさん :2000/10/27(金) 08:54
>>686 >母親から虐待受けて、いまでもトラウマに苦しんでる。
わたしもそう。よくわかります。686さんの気持ち。
萩尾ファンってそういうの抱えてる人多いのでしょうか?
689 :
683 :2000/10/27(金) 08:55
残神にも同じモチーフが出てますね。 「愛はいろんな形になる」っていうのが。 愛情が子供を苦しめる結果になることもある。
690 :
686 :2000/10/28(土) 09:52
>>688 賛同してもらえて嬉しいです。
ただ、「萩尾ファンってそういうの抱えてる人多い」は、逆ではないでしょうか?
「そういう気持ちを抱えている人は、萩尾ファンになる人が多い」の方じゃないかと。
そういうことと関係なくファンになった人もいるでしょうし。
691 :
花と名無しさん :2000/10/28(土) 09:52
>>687 書かれていることを、深くうなずきながら読みました。
特に最後の5行は、本当にその通りだと思います。
この辺りを考察をしている名評論に荷宮和子さんの「アダルトチルドレンと少女漫画」
があるんですが、補足になると思うので「カタルシス」の母親(=ふみこ)について
書かれているところを一部書いておきますね。
------------------------------------------------------
けれども、『イグアナの娘』に登場した母ゆりこと同様、母ふみこを一方的な悪役と
して断罪することは出来ない。
なぜならば、彼女の言動、ゆうじを苦しめる彼女のふるまいの全ては、「母親には
そうふるまう義務がある」という、この社会を貫く強迫観念の発露であることが
明白だからだ。(中 略)
「また親戚の人にわたしの育て方が悪いっていわれる」、彼女の人生を仕切っている
行動規範とは、この台詞に象徴される恐怖である。そう、「我が子をきちんと育て
あげることが出来ない女は不能である」という、女ゆえのイン○テンツに対する恐怖。
------------------------------------------------------
この他にも、萩尾作品に触れた部分がありますので、関心のある方にはお勧めです。
692 :
687 :2000/10/28(土) 10:17
共感いただいてありがとうございます。 恥ずかしながら、その本の存在を知りませんでした。 今度本屋に行って探してみようと思います。 そう、「親戚の人に・・・」の台詞、すごい印象的でした。 良い子を育てる母親=女として正しい姿という強迫観念って いうのはまだまだ根強いですけど、そこから外れてしまった 女性が必ずしも悪人というわけではないと思います。
693 :
691 :2000/10/28(土) 13:27
「カタルシス」は、読み手の力量を試される話だと思います。
母親の辛さの描き方が「イグアナの娘」よりも分かりにくいから。
しかも、かなり戯画的に描いているので、一見俗物にしか見えない・・・
表面的な部分だけ読むと、母親をバカにするだけで終わっちゃうんですね。
事実私も、荷宮さんの本を読むまではそうでした。(恥
>>691 に書いた、「また親戚の人に…」の台詞に気付くことができるか? が
ひとつの踏絵なのかもしれません。
萩尾さんがそんな単純な話を描くか? に気付かなかったのも不覚でしたね。(汗
>>692 荷宮さんの本は1997年にこう(←「広」の旧字です)済堂出版から出ています。
上記のように読みの浅い私からすると、目からウロコが何枚も落ちるような名評論
ですが、あの台詞に気付いた692さんだとどうでしょうか・・・
でも、「母親を取り巻く現実」という章では、「萩尾望都の母親像の変化」「「子供は
かわいい」のか」「男が描く「女親」」などに触れていて、興味深い本ですよ。
694 :
687 :2000/10/28(土) 23:41
688さん、荷宮さんの本に関する情報、ありがとうございます。 これで本屋さんで探しやすくなります。 実は「カタルシス」や「イグアナの娘」といったいかにもな作品 だけじゃなく、「フラワーフェスティバル」というわりと明るくて 軽めの作品にも、こういう母親像って出てるんですよね(園子ママ)。 「子供なんてまともに育って当たり前。少しでも変わったことをすると 継母だからって言われる・・・」と言うような台詞。これ、継母だけ じゃなくて、実母でもありますよね。残神でもクレアに対するカウン セラーや、サンドラに対するカレンおばさんなどという存在があって。 昔は母親というものにたいして、ある種冷淡であった萩尾さんですが、 赦すという気持ちが出てきたんじゃないかと思います。なんていうか より大きな視点で母親を見れるようになったというか・・・。
695 :
花と名無しさん :2000/11/02(木) 05:37
なんでこんなに下がってるの?
696 :
花と名無しさん :2000/11/02(木) 09:44
はなしが長くて面倒なの。
697 :
花と名無しさん :2000/11/02(木) 10:20
探偵団スレで訊いても回答がない〜(泣)のでこちらで訊きます。 萩尾望都作品に「まんがABC」なるエッセイ風まんががなかったでしょうか? 私のしょーもない勘違いでしょうか?
698 :
花と名無しさん :2000/11/02(木) 22:37
>697さん このスレの上のほうで話題が出ていたような… 別冊少女コミックに掲載されたものです。 同誌で「ゴールデンライラック」連載と同時進行で、創作過程を解説していました。 ネーム以前のエピソードの構成とか、時代背景のこととか。 残念なことにどの単行本にも収録されていないはずです。 別コミからの切り抜きはわたしの宝物です。 なぜ「ゴールデンライラック」の単行本に同時収録されないんでしょうねぇ?
699 :
花と名無しさん :2000/11/04(土) 07:53
「残酷な神が支配するはおもしろい」というスレはなくなってしまったのでしょうか? うう〜、隔月連載って待ちが長いよー
700 :
花と名無しさん :2000/11/04(土) 21:10
>699 「残酷な神が支配するが嫌いな人」ってスレのことじゃなくて? 凄い勢いでレスがついて、いつのまにか消えていた・・・ なかなか有意義なスレだったような。
701 :
カートマンの本当のママ :2000/11/06(月) 19:52
「想い出をきりぬくとき」という萩尾さんのエッセイ集を本屋さんで見かけ たのですが(中身はビニールで覆われて読めなかった)、ファンなら買って 読んで損はないのでしょうか? 話変って、萩尾作品をリアルタイムで読み始めたのは「マージナル」からなのですが、 連載当時話が追えなくて、先日文庫本で読み返して「こんな話だったの!」とびっくり。 男らしく、短気・強引・ハンサムなアシジンはなにげにイアン兄ちゃんにも似てるような…
702 :
名無しさん@お腹いっぱい :2000/11/06(月) 21:06
>701 寺山修二とかがお好きな方とかその当時の萩尾さんを知りたいなら お読みになったらいいと思います。 私はその当時はまだ子供だったのですが、読んでいると 懐かしかったですよ。
703 :
花と名無しさん :2000/11/06(月) 22:11
>701 萩尾さんのお姉さんの話(もしかして確執?)が興味深かったです。 けっこう、作品に影響してるかも。
704 :
名無し@ぶりゅえ :2000/11/07(火) 13:45
すきとおった銀の髪・モードリン・・・あのあたりからリアルタイムで 読んでます。別格だったと思います。当時・・・。 絵の上手さや、構図、何もかも。 萩尾作品を語るのは好きですが、分析・討論は単なる自己満足に 過ぎないと思ってるのであまり好きじゃない・・・。 好きな人を非難するつもりはありませんが。 高校生くらいまでは圧倒的に萩尾さんでしたが、それ以降大島弓子 (勿論彼女のもリアルタイムで読んでましたが)の方の偉大さに気付きました。 大島弓子も萩尾さんも大好きです。 リアルタイムでそういう感性の時期に読めたのはすごく幸せだと思ってます。 赤い方の萩尾さんの作品集はいいですよね。あの頃の作品はほんと泣けます。 モードリンも映画みたいですよね。秋の旅や。短編であれだけの事が描けるという ことに本当に感動しました。
705 :
カートマンの本当のママ :2000/11/08(水) 16:53
702・703 情報ありがとうございます。さっそく本屋に買いに行ってきます。 遅レスで済みません。 704 私も双方とも大好きです。小学生の時、いとこの兄ちゃんが「これおもしろいよ」 と言って貸してくれたのが「11人いる!」と「ジョカへ…」でした。 すごい組み合わせだ。
706 :
花と名無しさん :2000/11/09(木) 02:25
>697 「まんがABC」って、あったよ 16ページくらいの。ゴールデンライラックの頃の1ページ連載とは 別物。 あとから見ると「11人いる!」っぽい(構想段階?の)カットも あったりして。 たしかに収録されてないような気がする。
707 :
花と名無しさん :2000/11/09(木) 04:55
『まんがABC』懐かしい! 私も別コミの切り抜き持ってるんですが、 実家に置いてきたので今は手元にないんです。(T_T) 漫画の書き方をAからZまで順番に説明していく作品でしたね。 Aは「アップ」で、かわいい女の子のアップで始まってました。 「数年でやめていく漫画家がいかに多いか。だからデビューはあせらずに。」 ってセリフ(記憶モードですが)覚えてます。
708 :
花と名無しさん :2000/11/09(木) 05:25
萩尾先生の主人公って、テレパシー能力(?)を通じて最後にトラウマから救われるというパターンがありますよね。そういうふうに現実を超えて精神そのものにズバリと踏み込むので「救われた!!」というカタルシスも大きいんですが、一方で不満もあります。残神でも、ジェルミってばマージョリーの自殺未遂が見えちゃうし、クレアの叫びも聞こえてしまうし、実はテレパシストなんでしょうか? このままではサンドラの事も、ジェルミが、自分では何も行動しないまま、夢とか幻覚なんかで「サンドラがジェルミとの事を問い詰めて云々…」ということを知って救われると言う展開になりそうで非常に心配です。事故の真相は知りたいけど(笑)。
709 :
花と名無しさん :2000/11/09(木) 09:13
>ジェルミってばマージョリーの自殺未遂が見えちゃうし、クレアの>叫びも聞こえてしまうし、 この辺は、テレパシーとはちょっと違うと思う。 なんていうか、勘がするどくなるというか、「感じる」んだと思う。 同じ痛みをもつ者同士。 全てテレパシーでお見通しじゃないよ。サンドラが死んだ時も 気づかなかったし、シャロンも殺されたと思ってたしね。
710 :
697 :2000/11/09(木) 09:37
>>698 >>706 >>707 遅レスですが「まんがABC」について、ありがとうがざいます。
707さん切抜きをお持ちなんてうらやましい!
私も「アップ」の女の子のアップ覚えてます。
あと、情熱?愛?がなくなって描けなくなった漫画家の姿のカットとか印象的。
711 :
B’ :2000/11/09(木) 12:00
私も萩尾ファンです。リアルタイムでポーやトーマを読んでいました。 少女コミックの連載で、いつの間にかトーマにはまってました。 あの頃の少女漫画界で、あの感性は異質で衝撃的でしたね。 ところで私は数ある萩尾作品の中で「感謝知らずの男」がダメです。 精神的にすごくきついです。読んでいてつらくなります。 だもんで、単行本も買ってません。 皆さんはそんなことありません?
712 :
花と名無しさん :2000/11/09(木) 13:07
>>711 >「感謝知らずの男」がダメです。
>精神的にすごくきついです。読んでいてつらくなります。
私も「感謝知らずの男」はダメですね〜。
でも、711さんみたいに、きつかったり、つらくかったりするからではないです。
それどころか、何も感じないからダメなんですよね。
「ローマへの道」にはあんなに感動したのに、「青い鳥」も大好きなのに、
なんでこれだけは、何の共感も覚えないんだろう。
自分でも不思議です…。
713 :
花と名無しさん :2000/11/12(日) 00:50
「感謝知らずの男」はエンディングに救いが無いですもんね〜。 私は世の中にはこういう事ってあるよねえ、こういう人ってきっといるんだね、 良いことばかりじゃないもんね、自分だけが正しいと思ってもダメだよね、 ・・・と興味深く読みました。 確かに「それ以上でも以下」でもないお話だったと思いますが。
714 :
花と名無しさん :2000/11/12(日) 03:22
感謝知らずの男 ですが、皆さんあまり好きでないようですね。圧倒的多数なんでしょうか? 確かに私も後半は、うーむ といったカンジなんですが 私が割とああゆう現代ッ子性格なので (最近の若者は彼のようなある種、甘ったれた子が多いんではないでしょうか) とても共感とゆうか感情移入して読めました。 実はすごく好きです。 萩尾さんは幾つになられても若者の感情表現が上手いなあと 読んだ当初思ったものでした。 後半も嫌いではないです。 なので、711〜713さんの意見を読んでちょっとビックリでした。 やはり好き嫌いってゆうのはあるもんですね。 いや、この作品はいいよ!間違ってるよ!とゆうんではなくて 好きな人も一人は居るよ、とゆう事をお知らせしたくて書き込みしました。
715 :
花と名無しさん :2000/11/12(日) 16:16
711です。 私は別に「キライ」って訳ではないんですよ。 でも、好きじゃないって言うか、しんどいって言うか。 あれには萩尾さんの「恨み・つらみ」込められているような気がして、 なんだかなーって気になるのです。 と言うのも、萩尾さんのエッセイ漫画やエッセイの中で、 「正論を吐く人」というのが登場して、それがまさに 「感謝〜」の脇役の強烈に自分の正論や親切を押しつける方のようで。 「私は正しいことを言っているのだから、それで傷つくなら 傷ついた方が悪い」みたいなタイプの人。 漫画家って、ある意味、特殊な職業でしょ? 一般人には理解できない部分も多いと思うのに、 一般論を説かれるとかなりつらいんじゃないかなあ、 かなりつらい目にあったんだろうなあ、って思うわけ。 特に身内ともなれば、ガンガン責めて来るんだろうな、とか。 あの漫画にはそれに対する「いい加減にしろ〜っ(怒)!」っていう 萩尾さんの感情が込められている気がして、なんかね。 深読みしすぎ? 私も「親切の押し売り」的な感情は苦手なので、 主人公がどんどん深みにはまってドツボにはまるのを読んでると、 もう止めてーって気になっちゃう。 TVドラマの「渡る世間は鬼ばかり」を観てる気分って言ったら 分かってもらえるかしらん(苦手なんです、あーゆーの)。 主人公のキャラクターはとても好みなのに、残念(?)です。 ※長文ゴメン。普段萩尾さんを語る機会があまりないもので。
716 :
花と名無しさん :2000/11/13(月) 10:43
感謝知らずの男って読んだことないんだけど ここ見たら読みたくなってきたなあ… 単行本になってるんですか?
717 :
花と名無しさん :2000/11/13(月) 13:17
>>716 単行本はおろか、もう文庫にもなってますよ。
718 :
花と名無しさん :2000/11/14(火) 02:15
残酷な神・・なんですが。 エリック(あの双子の兄)が、自分からセックスを仕掛けて成功している (セックスした相手を妊娠させている)ことがどーしても理解できません。 あんな「お子ちゃま」がどうしてセックスできるの? どうやっても、 エリックが性的に興奮するシーンが想像つかないんで・・・。 しかもピアノ教師にいたずらされた過去があるのに、なぜなぜ??と 疑問符で一杯。 とりあえず、あんなガキに所帯持たせてしかも子どもまで作らせちゃ イカンだろ、親たちは何を考えてるのかっていうツッコミはおいといて(w
719 :
花と名無しさん :2000/11/14(火) 15:46
「感謝知らず〜」からの一連の作品はやっぱり「ローマ〜」があってこそだと 思います。「ローマ〜」ではすでにいい人になっているレヴィ(でしたっけ?) の成長過程というか。だんだん他人を許容できる、または許容せざるを得なく なっていくまでの葛藤がつづられているように感じました。 カメラマン志望の男の子との話(題名忘れました)が身に染みました。 どうでも良いことですが、この辺りの作品を読んでいて、ふと鏡を見たり すると自分の目がすごく小さく感じられません? 先日文庫で読み返していて、思わずそう感じてしまったので。 それだけ目に力がある絵だからかな、とも思いますが。 単に目が大きいだけの絵を見ていた後ではそう感じませんから。
720 :
花と名無しさん :2000/11/14(火) 16:17
>>715 「正論を吐く人」って、まさに萩尾さんの父上らしい。
ユリイカの対談でそう言ってた。「この父が良かれと思って言った・
行ったことは全て良し」だったかな?(
でもって母上とは、「どんな占い見ても、私と母親との相性は最悪」
だそうで。(よく覚えてんなー自分)
やはり、親の影から逃れられない、らしい・・・。そこから脱出しようと
してあがいて、でも結局「残酷な神」を書いてしまうのは・・・。
まあ、あれは殺人者はどう生きるかがテーマ、らしいから違うのか。
ここで教えてもらって、「あぶない丘の家」の三巻を入手しました。 なるほど、確かにあの双子はエドガーとメリーベルを彷彿とさせますね。 ラストは泣きました。 三巻の存在を教えてくれた2chに感謝!
>>720 補足。お姉さんもまた、「正論を吐く人」だったようです。
『メッシュ』で、親にウケのいい姉と要領の悪い妹の話が
ありましたよね。アレがほとんどそのまんま、だったんじゃないのかな。
最近の作品て、そのあたりの葛藤がかなりナマな形で出て…ちょっと
痛々しい。
723 :
花と名無しさん :2000/11/23(木) 09:13
よかった、このスレ消えたかと思った
724 :
花と名無しさん :2000/11/23(木) 11:06
「ローマへの道」のレヴィは、いわばよくありがちな素敵脇キャラですよね。 かっこよくて、理解者で、みたいな。 それかと思って「感謝知らずの男」読むとたしかに面食らう。 葛藤?がよくわかって辛くなるのもわかる。 私は深ーい萩尾ファンではないのですが(蔵書も少ない)、昔知人がいうのには 「萩尾望都のバレエマンガは他の萩尾マンガに比べていまいち。軽い」。 私はその逆で、バレエという衣をかぶったその軽さがいいなあ、と思う。 きれいさを堪能するというか。
725 :
花と名無しさん :2000/11/23(木) 11:29
「感謝しらずの男」をよみながらおもったことは、モりスとミリーって、おしつけがましいなー ってことだった。 レヴィはほっといてほしがっているのに、なんでそこまでからむ?とおもってた。 まあ、私は、深いところまでよめないから、単純な読後感なんだけど。 だからといって、嫌いな作品というわけではない。 狼と三匹の子ブタのほうが、感情移入しやすかったな。 なんとなく、悲しくなったよ、よんでて。
726 :
花と名無しさん :2000/11/24(金) 22:33
あげ
727 :
花と名無しさん :2000/11/24(金) 23:06
マイナーだろうけど「この娘売ります」結構好きなんだ。
728 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 00:52
私は「海のアリア」が好きです。 「おいっ!それはないだろ〜!」というようなオチ(ネタ?)かなぁ?
729 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 03:06
え?この娘売ります!ってマイナーなの? あのミュージカル仕立ての映画のような作品、私も大好き! 「おっさんおかんじょう!」かわいい!
730 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 06:22
レヴィ好きなので、あげ。
731 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 14:55
732 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 18:29
>729 そうか、この子うります!はミュージカルだったのか。 そういえばで出しから、レビューみたいですね。 ドミはかわいーし、女装の似合うバットマン、ガチャ目のコリン 登場人物みーんな好きです。 主人公のドミは実は萩尾先生そのもののキャラだとか、 足が自慢なところも一緒だなんて聞くと、 トーマやエドガーがどこから生まれてくるのか不思議・・ そのギャップがまたいいのかな。
733 :
花と名無しさん :2000/11/25(土) 23:12
この娘売ります! 軽やかなコメディでとっても楽しく読めますねー。 わたしはカタコト言葉のマイクが好きだった…。 「ノー、コンニャク発表シマセン」(…だったっけ?)
734 :
ああっ名無しさまっ :2000/11/27(月) 14:27
PF発売あげっ また一人謎の人物登場・・・
735 :
チャリ・エン見に行きたいなあ :2000/11/27(月) 16:52
>>734 あの謎の人物、一瞬イアンが変装してるのかな、と思っちゃいました。
逝ってきます…
736 :
花と名無しさん :2000/11/27(月) 21:06
きゃうん、忘れてた! PF買いにいかなきゃ!
737 :
謎の人物? :2000/11/29(水) 23:03
立ち読みしたけど覚えてない……。 明日また読んでこようっと。
738 :
花と名無しさん :2000/11/30(木) 09:35
買わんのかい (^^ゞ
739 :
花と名無しさん :2000/12/02(土) 15:45
萩尾さんの作品のキャラって悩む前にまず行動!ってイメージだな。 ウジウジしていないといえば聞こえは良いが、悪く言うと…やめておこう。
740 :
花と名無しさん :2000/12/02(土) 18:58
あの熊さん、ナディアと幸せになるのかな? 萩尾マンガによくありがちだよね、熊さん迎えにくるの。 包容力の記号か?大男&大女。
741 :
花と名無しさん :2000/12/02(土) 21:50
残酷な神〜…、「好きで読む」というよりも「気になってしょうがない」くて読んでます。 ここの色んな意見をふまえてまた興味深く読み返せるなあと思ったよ。 「萩尾作品を100倍楽しく読める方法」 とネーミングしてもよい位だな。
742 :
>>741 :2000/12/02(土) 22:11
同意。 ここのスレ読んで以来すっかり萩尾望都づいちゃって、 ほぼ毎日なにかしら買って帰ってます。 私がまだ読んでないまんがで、 こんなにおもしろいものがまだこんなにあったのか! と驚かされる今日この頃。でも幸せ。
743 :
花と名無しさん :2000/12/03(日) 14:05
>>740 若草物語からの伝統か?(笑)
そいやジョーを迎えに来た(んだっけ?)のも熊さんだったような。
うろおぼえ・・・。
「残酷な神が支配する」を読んでると
萩尾さん自身が自分の心の傷を修復するために描いてるようなきがする。
ジェルミの「サンドラを愛してた」でも「怒りがあふれてくる」という
気持ちが萩尾さんのお母さんに対する感情とシンクロしているような。
744 :
花と名無しさん :2000/12/05(火) 11:25
最近萩尾作品を読み始めました。 まだ「トーマの心臓」「半神」「残酷な神が支配する」しか読んでいませんが。 前2作は非常に面白くて、「やはり絵が苦手だからってマンガを選ぶのはダメだな」 と思わされたり。買ってよかったとしみじみ思いましたね。 しかし、「残酷〜」はテーマがテーマだけに「面白い」とは言えない。 それなのに、惹きつけられてどうしようもなくて、ページをめくる手が止まらずに 8巻まで止まらず一気に読了。いや、その後もですが。<「残酷〜」 8巻のジェルミの告白のシーンを読みながら、涙が止まりませんでした。 # イアンに腹が立って仕方がなかったというか……。 過去ログにもありましたが、人に「残酷〜」を薦めようとは私も思いません。 自分はあの世界に取り込まれてしまっていますが。 アンチ意見を含め、過去ログ読んでいろんな意見があるのだなといい勉強になりました。 ちなみに、萩尾作品を読んでいくうちにだんだん絵にも魅了されてしまいました。 他作品もガンガン読んでいきたいと思います。以上。
745 :
花と名無しさん :2000/12/05(火) 15:26
>>744 「ポーの一族」も読んでね。
私はあのころの絵柄が一番好きです。
746 :
744 :2000/12/05(火) 15:32
>>745 今一番気になっております。<「ポーの一族」
近所の本屋においていないので、土曜辺り本屋巡りしてこようかと。
早く読みたいです。。
747 :
花と名無しさん :2000/12/05(火) 15:46
>746 えっ、ポーの一族って普通に本屋で買えないんだ? 当然、文庫になってると思ってたわ。 マンガだと名作読むのも苦労するのね。 マンガの地位は、まだまだ低いってか・・
748 :
花と名無しさん :2000/12/05(火) 15:56
ポーは文庫になってますよー。
749 :
744 :2000/12/05(火) 21:30
>>747 田舎に住んでいるもので、本を手に入れるのも苦労するのですよー。
萩尾さんの作品なら田舎の本屋といえども置いているかなと思ったのですが、
まさに淡い期待でした(笑)
今日行った本屋にもなかったので、代わりといってはなんですが
「イグアナの娘」を買ってきました。
今から読みます。
750 :
花と名無しさん :2000/12/06(水) 02:42
>>749 =744
ネット通販できる書店とかあるし、セブンイレブンで受取できるようなのも・・
使ったことないんで便利かどうかわかんないけど
探してみたらどうかなー?
751 :
花と名無しさん :2000/12/06(水) 03:07
752 :
花と名無しさん :2000/12/06(水) 04:59
>>751 ためしに入力してみた。
74年版が、379円だって、びっくり。
信用していいのかな・・
753 :
花と名無しさん :2000/12/06(水) 05:20
ネットの本屋によっては、在庫が無くても そのまんまの所がありますからね。 どーゆー管理をしているのやら・・・・・ 1974年版が もし実際にあるのなら、 わたしなら買って速攻オークションにかけるな<こらっ!
754 :
花と名無したん :2000/12/06(水) 09:29
74版というのはというのは、74年初版発行ということであって、まさかそれの在庫が 残っているわけではないと思いますよ。当時のフラワーコミックスは定価340円ですし。 (家の近所の古本屋では、1冊100円です) 私は全3巻のハードカバー版でもっていますが、第1巻がほぼ雑誌掲載順に並んでいるので、 こちらのほうをおすすめします。
755 :
744=749 :2000/12/06(水) 10:42
「イグアナの娘」、めちゃ良かったです。買ってよかった。
>>750 -751
ネット書店という手があったんですね;
早速ネット書店活用してみたいと思います。
それにしても、
>>751 さんの教えて下さったサイト、フラワーコミックス版が
在庫ありなんてすごすぎ!! そんなことあるんですねえ。
>>754 ハードカバー版というのは小学館叢書とかいうレーベル(?)のものでしょうか。
私の買った「トーマ」は小学館叢書のハードカバーなんですけど、高い分
装丁とかがお気に入りなので、それなら「ポー」もハードカバーでそろえたいです。
お金ないのにどうしよう(苦笑)
756 :
ポー@フラコミ版 :2000/12/06(水) 11:06
757 :
花と名無しさん :2000/12/06(水) 11:52
『訪問者』、昔読んで内容も忘れていたくらいなのに、最近読み返した ら泣いてしまった。それから何度も読んでいる。 萩尾さんの描く漫画の季節感が好きだ。秋とか冬、温度が伝わってくる。
>>755 ネット書店の在庫有りって全然あてにならないよ〜。
私も何度ぬか喜びさせられたことか…。
759 :
花と名無しさん :2000/12/07(木) 00:14
ポーとかの初版本が欲しいのよね。 でもなかなかないだろうね。
760 :
花と名無しさん :2000/12/07(木) 13:13
>>757 季節感、私も大好きだー。
特に秋の、落ち葉舞うって感じがね。いい。
761 :
花と名無しさん :2000/12/11(月) 10:29
「ポーの一族」、おもしろかったからage。
762 :
花と名無しさん :2000/12/11(月) 11:32
「ゴールデンライラック」好きです 読みごたえあった
763 :
おかん :2000/12/11(月) 22:49
COM時代の小品(10月の少女たち)なんかは、今の10代あるいは20代の方々には どんな印象なんだろうな。 15才で彼女の作品のファンになって以来、 いろんな方の意見・感想にも接してきました。 時代に少しだけ先んじ続けるスタンスに、敬意を持っています。
764 :
花と名無しさん :2000/12/12(火) 06:37
>>763 私は、かなり後追いのファンですが、
時代を超えて読み手に感動を与えられる数少ない漫画家の一人ではないかと思ってます
今も昔も、人ってそんなに変わらないものなのかも?
765 :
花と名無しさん :2000/12/12(火) 06:55
>>764 >時代を超えて読み手に感動を与えられる数少ない漫画家
10代さんかな?
萩尾ファンとしてすごーく嬉しいわ。
766 :
花と名無しさん :2000/12/12(火) 11:00
10月の少女たち、いいよね! 大好きです。 イヤ、私は30代ファンですけども。 萩尾作品は大物ばかり語られがちだけれど、 初期の小品もかなり良いと思います。 小夜の縫う浴衣や妖精の子守り、などなど 純粋に少女漫画として楽しめます。
767 :
花と名無しさん :2000/12/12(火) 12:07
ごく最近萩尾作品を読みだした20代前半の者ですが。
>>764 さんの、
> 時代を超えて読み手に感動を与えられる数少ない漫画家
全く同感です。
確かに、昔の作品になればなるほど「古さ」を強く感じられます。(当然のことですよね)
ですが、その古さを上回る「物語としての上質さ」もしくは「感動」があるからこそ、
今もこうやって読み次がれているのだなあと萩尾作品が名作と呼ばれる理由を
納得させられました。
絵的には、どちらかというと今の絵の方が好きですが、「ポーの一族」の頃でも
全然問題なし。
むしろリアルタイムで読みたかったなーと思うくらい、好き。
このスレの最初の方に、絵が受け付けなかったと書かれていた方もいらっしゃいましたが、
子供の頃、上原きみ子さんなどのおめめキラキラのバレエマンガで育ってきた世代
ですもの、あまり違和感はなかったりしますね。
768 :
おかん :2000/12/12(火) 22:34
「ゴールデンライラック」あたりの絵の変化が、ファン層の分かれ目になったようです。 私の周辺では、年齢的にも漫画離れの時期が来てましたから、 あの作品以降のファン仲間には恵まれませんでした。 でも心理の描き方に、深みと巧みさがさらに加わった(あるいは時代のニーズを先取りできる 編集者にめぐり合えたか)と思います. 漫画人口の底辺が広くなればなるほど,モトさんの作品が難解だと見られるかもしれない、 幼い読み手には深すぎる面が多いと思っています. 読み手の年齢に応じて、それぞれの読み方は可能だという気がします。
769 :
花と名無したん :2000/12/13(水) 18:53
わりとどの時代の絵柄・作風も好きな自分は結構幸せなファンかも… と思ったりして。 でも顔を丸く書いていた時期(70年代後半)の作品だけは、あんまり好きになれない。 「スター・レッド」最終回から「メッシュ」第一話までの一年間に絵柄ががらっと 変わったけど、なにかあったのかな〜 「恐るべき子供たち」はこの間に書かれた話だけど、どっちともつかない絵で、 読んでてもにょもにょする。 (関係ないけど、768さんナイスなコテハンだ)
770 :
花と名無しさん :2000/12/16(土) 08:43
絵柄なんだけど、一条ゆかり女王様も同時期に絵柄が変わってるから、何か大きな 潮流があったんだと思う。山岸さんもそうだね。 ベテラン作家でもこの時代に変化した人、しなかった人がいるけど、変化した人 のほうが後々うまくいっているんじゃないかな。
771 :
花と名無しさん :2000/12/18(月) 12:12
age
772 :
花と名無しさん :2000/12/18(月) 22:24
たまたまなんだけど画集「安彦良和全仕事集」を買ったら、萩尾さんとの対談が 載ってた。なんか二人とも、絵を描くのがすごく好きなんだなーって思った。 萩尾発言で印象的だったのが、「手を動かすことに快感を感じるから 漫画のない世界に住んでいたら、お針子になってたかも」(大意) あのぐらいの大御所なら、アシスタントにほとんど描かせてる人もたくさん いるだろうに、心底好きなんだね。
773 :
花と名無しさん :2000/12/19(火) 10:43
>>772 そ……、その画集、私も欲しいー!!
安彦さんの画集って、最近出たやつですか?
774 :
花と名無しさん :2000/12/22(金) 23:57
age
何故か新しいスレが足っちゃってたのでsage もうすぐ800だし、いいか・・・。 あと30埋めてあげてクダサイ。
776 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 05:21
あげとく この頃さがりぎみ・・
777 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 09:44
>772 萩尾さんは仕事の合間に 「じゃ、ちょっと休憩して、お絵かきしましょ」って また描いてるらしいよ。 私、漫画家ってこれくらい描くのが好きじゃないと 出来ないのかーと思ってすごく感心したの。
778 :
花と名無しさん :2000/12/23(土) 09:53
そのくらい好きなことを仕事にできるなんて、幸せな人だなー
779 :
花と名無しさん :2000/12/24(日) 04:16
下がってたのでage。
780 :
名無しさん :2000/12/25(月) 18:08
マージナルが好き。
781 :
花と名無しさん :2000/12/25(月) 18:28
マージナル、文句無しに傑作だと思うけど、「念者」「色子」という 言葉にもにょもにょしながら読んでました。
782 :
花と名無しさん :2000/12/25(月) 19:05
なんでもにょったの?
783 :
花と名無しさん :2000/12/25(月) 20:59
藤本由香里の「少女まんが魂」の対談読んだ人いませんか? やっぱ何だかすげ〜人なんだなあ、とか思っちゃいました。 何となく。
784 :
名無しさん :2000/12/26(火) 07:53
昔、「スペースストリート」読みのがして悔いが残ってたんだけど、 今は文庫本に納められてたんですね。 やっと読めて感激。
>>782 こんなの私だけかもしれませんが、日本史好きな人間から見ると
「この言葉使わないで〜!」という感じです。
何か気恥ずかしい。
全プレのテレカ、申込む人はいるんでしょうか?
786 :
花と名無しさん :2000/12/30(土) 01:10
下がってたのでサルベージします。
787 :
花と名無しさん :2000/12/30(土) 15:53
788 :
名無しさん :2001/01/04(木) 05:49
age
789 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 07:59
銀の三角というsfマガジンに載っていたやたら難解な作品を読んだよ。 作品的にどうこうとなると、難解だったのでなかなか語れぬが とにかく萩尾望都は世界の描き方にすごくきちんとした土台を感じるのが良いなあ。 自分の感性のままにかきながしてない。だからいつまでも良い作品を書き続けられ るのね。他の漫画家は見習うべきだ。
790 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 14:11
「恐るべき子供たち」もよかったな〜。それと「エッグスタンド」 古きヨーロッパの雰囲気がよく出ていて、すでに文学の域に達していました。 ただ個人的には最高傑作には「マージナル」を推したいところですが。
791 :
ただの名無しさん :2001/01/04(木) 14:22
>790 最早、少女漫画と文学を比較して「文学の域に達して・・・」という 言い方はないっすよ。 文学とは全く別の立場であり、また同等なものです。 エッグスタンド、すごい作品です。 でもやはり最高作品は「ポー」かな。 もっと初期の「秋の旅」「アメリカンパイ」なんかも 最高峰だと思います。 近年は絵が硬いからなぁ・・・。好みだけど。
792 :
790 :2001/01/04(木) 21:36
>>791 う〜〜ん、マンガを卑下したわけじゃないんだけど、表現がまずかったかな?
だったら文芸的っていうのはどう?ポップな感覚じゃなくて。
しっとりと、アダルトな・・・。
793 :
ただの名無しさん :2001/01/04(木) 22:33
>792 いいですねぇ。しっとりとアダルトな! 「モードリン」をリアルタイムで読んでた私としては! この中で「ポー」とかもリアルタイムで読んでた人っているのかな? 私の世代では小学館読んでるのすっごい少数派だったからー。
794 :
花と名無しさん :2001/01/04(木) 23:16
>>793 「ポー」までは行かないなー。わたしは「トーマ」から始まったから。
もうちょっと(ちょっぴり)前の世代かな>ポー
795 :
花と名無しさん :2001/01/05(金) 03:00
「ポー」はリアルタイムで見たのが最終話、 アランが消滅してしまうシーンが印象的で、話の流れも解からずに 嵌まってました。 「トーマ」は連載終わっていたんじゃないかな。
796 :
花と名無しさん :2001/01/05(金) 20:17
>>793 大体同じ頃から読んでました。当時ミーハーモードは上原きみこ萌えで
萩尾望都はちょっと洋画を見てるようで感情移入はできなかったけど
ココロの中でも別格扱いしてた。
「ポーの村」読んだ時はお姉ちゃんに
「(透きとおった銀の髪の)メリーベルとエドガーでてるよ!」
と報告した記憶が…35歳以上スレ逝きネタか?
シリーズでは「ポーの一族」が一番好きかも。メリーベル可憐だし。
797 :
花と名無しさん :2001/01/05(金) 23:51
「ビアンカ」を読んで何が凄いのかよくわかんないけど、この人すごい! って思った小一。 ごめん、私も35歳以上組、逝ってきます。
798 :
花と名無しさん :2001/01/06(土) 22:39
こ、ここは35歳以上来ては逝けなかったのかー!(さめざめ) 生まれて初めて買ってもらった漫画雑誌が少女コミックでした。 「トーマの心臓」でエーリクとユーリがお墓で初めてであった回だった。 この頃からこの作家さんがとても気になってずっとチェックしてました。
799 :
花と名無しさん :2001/01/06(土) 23:29
大塚寧々が萩尾望都のファンで前テレビで話をしてたよ。 大塚と萩尾が書店で話をした。6年くらい前だがみていたひといる?
800 :
花と名無しさん :2001/01/06(土) 23:53
「あぶない丘の家」。新刊で探してももうどこにも 置いてなくて、中古でなんとか入手できました。 兄ちゃんのキャラも面白いし、いくらでも続編を 描けそうな感じの作品ですが、完結しちゃってるんですね。 アンケートの成績がわるかったのかな…? 今文庫になってる作品群と比べても、見劣りしない出来 だと個人的には思うんですが。
801 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 01:08
>>799 見ましたよ〜。
萩尾さんがゲストだったにも関わらず
大塚寧々が延々と自分語りをしてて
殆ど萩尾さんの事に触れずじまい。
完全に萩尾さん聞き役に回っていたなあ。
802 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 02:23
リアルタイムと言うよりは若干遅れて読んだけれど、 「トーマ・・・」「ポー・・・」共に大いにはまったクチ。 特に「トーマ」は読み終わった後、三日くらい、精神的に不安定になった。 (大島弓子の『バナナブレッドのプディング』も読み終わって一両日、 精神的に不安定になった。どちらも思いで深いです) 今もってオスカーは特別なキャラ。見ると、動悸が早くなるとか・・・(笑) かなり、恋愛感情に近かったと思う。 当然ながら、「訪問者」も聖典に近いかも ヾ(・・;)おいおい 訪問者はプチフラワーの初号に載ったのよね。 プチフラワー初号の発行日の前の日はよく眠れず、当日は早朝5時には目覚めていた。 本屋さんが開くのが待ち遠しくて、買ったら買ったで、そのページに行けなくて、 「ああ、このドアを開くとあの人がいるのね(ドキドキ)」って ヾ(・・;)おいおい 殆ど病気・・・。 昔から、今日まで、作品の質を落さず、絵も荒れず、素晴らしいと思います。
803 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 18:24
う〜〜〜ん、何度読んでも「マージナル」は飽きない!
804 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 19:50
>>799 その番組は、見たことないけど、かな〜り昔、斎藤由貴のトーク番組
(斎藤さんちのお客様..とかいうタイトルだったかな?)に、
出演されたのを、覚えていませんか?
番組の中では、手相の話をしたり、斎藤の絵を批評したり、
斎藤、緊張しつつも和やかな雰囲気で終わったのに、
萩尾さんが帰ったあとのトークで、
「ふーっ、なんか空気が変わりますね〜。窓開けましょうか?」
お手伝い役の人「わ、私、お掃除いたします」とか言ってた。
........なんか、めっちゃ失礼なかんじがして、イヤだったな〜。
805 :
花と名無しさん :2001/01/07(日) 20:53
失礼というよりは、 斉藤が萩尾望都のことを崇拝してたから そう言ったのでは? 知らないけどサ
>>801 『ストロベリー・フィールズ』の中の対談でも、
相手のナントカあんりとかいう人が、めちゃくちゃ自分語りしてて、
(子供のころ学年で一番IQが高かったとか、池田理代子の悪口とか)
萩尾さんは、もっぱら聞き役。
そういうお人柄なのかもしれないけど、やっぱファンとしては、
萩尾さんの話をいっぱい聞きたい。(だって萩尾さんの本だ)
だいたい、そのナントカあんりって人、いったい誰?
って、かんじだったし....。
古い話ですみません。
>>805 「掃除しましょう」というのにカチンときました。
まるで、空気汚しに来たみたいないいぐさだと思ったんで。
私って信者?
807 :
花と名無しさん :2001/01/08(月) 02:48
>>803 「マージナル」ってなんか情報量の多い漫画だよね。
登場人物が多くて、その一人一人にドラマがあるから、飽きない。
ミカルの同級生の男の子が兄の自殺を止められなくて「いつもはマントを
引っ張って止められたのに、今度は間に合わなかった」って泣くところとか、
すごく印象に残ってる。
メロディの岡野玲子との対談では、萩尾さん自身のことも きちんとしゃべってた気がする。 確か洋服の流行はある型が決まっていて、それが何年かの周期で 巡っている、萩尾さんは昔、洋服の勉強したことあるから、 だいたい襟の形なんかどういう型のものが流行するかは わかる、って話していて、この人のマンガの奥行きはこういう ところから生まれてくるのか、と感心した。 どの号だかは、忘れちゃったけど。
809 :
花と名無しさん :2001/01/08(月) 17:46
>>804 なんとなく覚えてる。
お手伝い役=室井滋だったような。
斎藤由貴がメチャメチャ緊張してて、直筆のイラストを貰って
溶けちゃいそう目をしてに嬉しそうに、抱え込んでた。
うら覚えだけど。。
810 :
花と名無しさん :2001/01/08(月) 23:24
>>799 >>804 >>809 「笑っていいとも」に出たときも、なーんか魔女が来た扱いだったような
気がするんですよね〜。
わ....わかるけど....。
811 :
花と名無しさん :2001/01/08(月) 23:31
マージナルは雑誌連載時には 気持ちの悪い話で感情移入できる登場人物がひとりもいなかったのですが、 当時買った単行本を今読むとすごーく面白い話であることに気がつきました。 子供だったのかな??
812 :
名無しんぼ@お腹いっぱい :2001/01/09(火) 07:11
「メッシュ」文庫版第1巻の後書きかいた黒田創って、ほんといい文章かくわ・・・。
813 :
花と名無しさん :2001/01/09(火) 10:44
昨日初めて「11人いる!」を読みました。 めっちゃよかったよ〜〜〜!!
814 :
花と名無しさん :2001/01/09(火) 15:08
文庫の解説はいらんから、「メッシュ」「モザイク・ラセン」「銀の三角」 のハードカバー版についていたあとがきを再録して欲しいな〜 「11人いる!」は初めて読んだ小3の時は 「こんな面白い漫画読んだことない!」と思いましたが、この間 文庫でまとめて読んだら「あれ?ふつーのSFじゃん」と思ってしまいました。 813さん水さしてごめんね。
815 :
花と名無しさん :2001/01/09(火) 18:51
萩尾さん以降の漫画って、その影響が大きいですよね。 私も結構最近になって読み始めて、最初は「なんだ結構普通」と思ったけど 発表年見て、ああ、今まで私が読んできた漫画はこの人の 影響かなりうけてたんだなーって、思った。 今描いてる「残酷〜」は十分斬新に感じるし。
816 :
803 :2001/01/09(火) 21:33
>>811 う〜〜ん気持ち悪いかあ。その時811さんの正直な感想なんだろうね。
確かにちょっと難しいストーリーだし、女が一人もでてこないし、ね。
わたしは実は単行本化された時、ちょっと不満がありました。
それは冒頭で、キラが祈るように胸の前に手を差し出して彷徨い歩くシーン。
あそこにリアルタイムの連載中は「目覚める前に、眠り入れ・・・」という
言葉が入ったんですね。
そのフレーズがすごく気に入っていたのに、単行本では削除されてました。
残念・・・。
817 :
813 :2001/01/09(火) 21:54
>>814 さん
いやいや、水をさすだなんてとんでもない。
私の場合初読、
>>814 さんは再読という違いもありましょう。
それこそ
>>815 さんのおっしゃっている、
> 発表年見て、ああ、今まで私が読んできた漫画はこの人の
> 影響かなりうけてたんだなーって、思った。
この辺も関係してくるのでは?
萩尾さんの影響を受けた漫画家さんというのもたくさんいるでしょうし、
そういった他作品を読むにつれて新鮮みが薄れていくと言うこともあるでしょうから。
個人的に
>>815 さんの書き込みには全くもって同感。
818 :
803 :2001/01/09(火) 22:08
>>807 亀レス、ごめんなさい。
同感。ほんとにディテールまでよく練り混んだ作品で、読むたんびに
新しい発見があるような気がします。
ミカルの同級生=ローニの自殺した「兄」・・マージナルを包む破滅の予感
に耐えきれなくて自殺したのかな。「兄」は本当に血が繋がった兄だとしたら、
マザと一回ごとに契って子供を貰うわけだから、父親は運がいいよね。
あるいは早くに親が死んじゃうから、養子の兄弟分なのかもしれなけど。
考えるといろいろ思いついてしまう。それがマージナル!
819 :
花と名無しさん :2001/01/09(火) 23:26
ナスタスとメイヤー(だっけ?)の最後のエピソードも好き。 悲しいんだけども。
820 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 00:52
萩尾さんのキャラは感情移入しづらいとは思うな。 一番大事なもの(好きな人ってことが多い)を手に入れることができない、というのは 少女漫画の王道で、読者も感情移入しやすいんだけど、萩尾マンガってこのパターンを 取らないよね。 「マージナル」のキラは恋愛関係に関してはひどい奴だった(笑)。
821 :
815 :2001/01/10(水) 01:44
>813.817さん そう、そう、そうなんです。それが言いたかった(笑) だから発表当時のインパクトは、相当あったんじゃないかなと思いました。 >820さんのおっしゃってるように、少女漫画の王道を外してる所とか。 昔の作品は割と少女漫画してますけど、新しくなるほどそうですよね。 確かに感情移入は難しいですが、大人になってひねくれてしまった私は そこが好きだったりします。
822 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 14:19
819> ナースタースとメイヤードの話、印象深いです。同じく。 でもこの二人のエピソードにまで神経が行くようになったのは ごく最近です。10回くらい読んでやっとメイヤードの人格にまで 気が行くようになりました(私の情報処理能力では1@`2回では理解不能) ほんとに色々な価値観と色々な出来事が多量に交錯していて 飽きませんです。 最近気になるのがアシジンとマルグレーブのシーン メイヤードの、自分と地球について語るトコロ。セリフの一つ一つが 唸りたくなる程上手いなーと思います。 不毛の自分を嫌悪しているメイヤードが 生きる姿勢も肉体も若く美しいアシジンに、密かな憧れを 持ってしまうトコなんか、痒いところに手が届く(?)面白さです。 女性ホルモン投与の所で、ごく少しながらも女性的にアシジンに 惹かれていた部分もあるのかなあ…なんて深読みをしてしまいました。 萩尾先生に聞いてみたいな〜 マージナル好きさ
823 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 16:21
「百億の昼と千億の夜」読みました。 が、ラストが私にはちょっと難しくてよくわかりませんでした。。。 阿修羅以外はいなくなってしまったのでしょうか。 この他にも「銀の三角」とか理解しづらかったです。
824 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 16:41
>>822 私は逆に、最初読んだ時「メイヤードってゲイって設定なのか?」と思い、
2・3度読むうちに「あ、薬漬けで女みたいな体になっちゃった彼は、
アシジンの短命だけれども男らしくて健康な肉体を羨ましく思ってるんだな」
と気付きました。
子孫を残せない筈の自分が、知らない内に子供(キラ)ができてて、
しかもアシジンが妊娠させてた、ってどういう気分なんでしょうかね。
ナースタースとメイヤードの話は、本当に萩尾作品らしくていいですね。
825 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 17:40
>>823 んー、まああのニ作品はどちらも濃ゆいSFなんで。
万能の能力を持った神様のような主人公達が、世界を『よりよい』
方向へ変えようとしてるんだけど、世界に住んでいる人間達の
意志まではコントロールできないんで、色々苦労する、と。
「百億〜」は、もしかしたらその主人公達でさえ、もっと高位の
存在からすればチェスの駒だったのかもしれない、という
終わり方(シッタータ達は、元の次元にとどまったまま←光瀬龍の
ファンには、この解釈に納得しない人もいるよーですが)。
「銀の三角」の方は、理想の方向へ『世界』を導こうとしている
ラグトーリンの試行錯誤なんで、読んでいるうちに世界がドンドン
変質していきます。それぞれのキャラクターがいる場所をチェック
しながら読んでいくと、整理がつきやすいかと。
『マージナル』のラスト近く、洪水が起きるシーンで、大ゴマ使って
「水だ!」と叫んでいる男が気になります。
なんであの男だけ歌舞伎調の格好なんだ?仕事場でビデオでも
流してたんだろーか…。
826 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 17:55
母親が死んだ後、ユーリの家にエーリクが泊まった夜に エーリクがユーリの部屋へ行って泣きながら「君が泣いてると思って」 とゆうシーンありますよね。 高口里純サンの「幸運男子(ラッキークン)」とゆう慢画に ほぼ同じシーンがあったのを思い出しました。 あれは、やはりトーマからの引用なんでしょうか。 ずいぶん前に幸運男子を読んで、その後萩尾望都にハマったので 気づいた時はおお〜っと思いました。 (偶然の一致かも知れませんが) 大家になると、その後の作家さん達が引用(パクりではなく)などする 事が多々あると思うんですが萩尾先生のもので、他に知ってる方居たら 教えてください。
827 :
花と名無しさん :2001/01/10(水) 18:01
823>> 私も百億〜はちょっと無理でした。 けど銀の三角は10回くらい読むと、なるほど! すごい面白いゼ!になりました。1回目読んだ時は ほんとにストーリーとしては全く把握出来なくて(雰囲気は楽しめた) 2週間くらい放ったらかしでしたが・・・。 アレは読み込む価値があると思いますよ(SF好きならば)
>>826 長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」スレ行ってみて。
彼女の「修一郎&薫シリーズ」は「トーマ」
「古代幻想ロマンシリーズ」は「銀の三角」に影響されてます。
私は 長岡良子さんの漫画を先に読んでたので、「元ネタこれか〜」
と思いつつ読みました。(初期の頃の絵も似てます)
どっちも好きな漫画家さんですが。
829 :
花と名無しさん :2001/01/11(木) 11:57
>>826 オマージュとしてのパクリは結構沢山ありますよね。
このスレのどっかでもそんな話題があったような記憶が・・・
830 :
花と名無しさん :2001/01/11(木) 14:31
>>827 私には、「百億の昼と千億の夜」の方が、
「銀の三角」よりも遙かに理解しやすかったんですが…
本当に人それぞれなんですね。
でも、百億〜は、どうも好きになれない作品で、
きっと原作が良くないんだろうと勝手に思ってました。
(ごめんなさい>光瀬龍ファンの皆さん)
>>825 あれって、原作とはそんなに違うんですか?
831 :
花と名無しさん :2001/01/11(木) 18:28
百億〜は@`阿修羅に萌えた。 興福寺の阿修羅像とダブらせて読んでた。 仏像萌え〜なんて流石に誰にも言えなかった。。。
832 :
花と名無しさん :2001/01/11(木) 19:01
どんなにパクられてても本家を超える作品を 見たことがないので許す。って変な考え?
833 :
>832 :2001/01/12(金) 06:57
萩尾先生はそういう次元を超えている。
>>830 原作と違うとゆーか…萩尾先生が解釈を膨らませた、というか、
ですね。
原作が部屋のどっかに埋もれちゃってるんで、ウロ憶えなんですが
イエス・キリストはほんの端役、イスカリオテのユダも、傍観者の
立場を貫いていました(あーんな『私は道標…!』みたいに
カッコいいセリフはなかった)。
あと、原作ではキャラクター描写はほんとに淡々としていたので、
萩尾先生が、阿修羅やシッタータ、転輪王たちのあいだに、
ある種の感情的な交流がある、ようにも読める描写をしていたのが
気に入らなかったようです。
まー『百億の〜』は発表誌が少年誌だったこともあって、
「女がSFマンガ描くなんて〜(藁」
みたいなことを平気で言い放つ人もいたので、あからさまな
批判は聞き流すのが吉かと。
私も、萩尾解釈の方が好きなモンで(つか、こっちのほうがよほど
判りやすいんだが)。
835 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 12:05
831> 確かに萩尾作品の中で萌えれる色っぽい女性 の数少ない一人ですよね。 (私は女ですが、なんとなく分かるような) 他の女性キャラとゆうのは永遠の少女性を持つか あるいは、性的な必然性があるが故の色気を持つか。 のどちらかのような気がします。 阿修羅って例外的に思えます。 あの半ちちはステキなあ〜。 あと仏像は私も好きです(筋肉萌え)
836 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 16:57
女性キャラで好きなのはラグトーリン。 「それはおまえの夢語りだね」というセリフの後、琴を鳴らすシーンで あまりのかっこよさに総毛立ちました。
837 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 17:04
もう、全然違う意味でいい女性キャラ ダーナ・ドンブンブン・ドゥー
838 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 17:27
>837 何に出てるキャラなの?
839 :
:2001/01/12(金) 17:40
「精霊狩り」よ〜ん。 何百歳だったっけ?の魔女よ。
840 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 21:13
大島弓子も誉めてたけど 精霊狩りシリーズの「みんなでお茶を」の海辺の逃走シーン! コマ割、テンポ、素晴らしいですよね。
841 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 22:56
初めて聞きました。<精霊狩り 読みたいな〜 ラグトーリンはメチャいいでし
842 :
花と名無しさん :2001/01/12(金) 22:59
843 :
花と名無しさん :2001/01/13(土) 16:09
>>840 今手元にないんだけど、ダーナがかろやかに飛び石の上を飛ぶシーンは
目に焼きついてるよ。
あと「ハワードさんの新聞広告」でジルが飛ぶシーン、
「キャベツ畑の遺産相続人」でポージィが椅子に乗って飛ぶシーン、
この頃のファンタジー系作品の飛行シーンはどれも印象的だった。
844 :
花と名無しさん :2001/01/14(日) 19:05
ただの子どもはみんな飛ぶんだ・・ うう。。感涙。 ジルの額のケガを心配したりしませんでした?
845 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 13:30
ああ、ミュージカルタッチの軽やかなコメディ群。 若い読者は萩尾作品=重いと思ってるかもしれないね…
846 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 16:29
私は萩尾先生の絵って雰囲気を感じさせてくれるというか ヨーロッパの空気とかを感じさせてくれて好きです。 残酷な神、ヘビーと思った人沢山いるんですね。 私はあまりに予定調和な軽いお話しの方が苦手なので 読みごたえ有るなあと思って読んでます。 きっと大団円で終わらない気がする。 話の冒頭でイアンが「ある悲しみの話しをしようと思う」から入って いるし。。 あと、なにかで萩尾さんが 「読者のみなさんも驚くような結末を考えている」 って言っていた気がするから、まだ私達には見えていない (というか最後まで見せるつもりのない) エピソードとかあるのではないかな?
847 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 16:39
昭和40年代に 「トーマの心臓」が商業誌に発表されるなんざ 奇跡のよう。 あの詩的なセリフ モノローグ 絵 小学生だった私は 当時からマンガ好きだったけど この作品は他のどの作品とも毛色が違っていて 質の高さは子供心にガンガンきてた。 家になぜか2巻だけあって それ読んだらしばらくボーーーっとしてしまった。
848 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 18:32
萩尾さんのエッセイ読んで、「トーマ」が毎回打ち切りと戦いながら 描いた作品という事を初めて知りました。 確かに地味な作品だけど、編集長見る目ないよ〜 昔の漫画家さんは骨があったんだなあ、と思います。
849 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 19:19
「トーマ」が打ち切りですか? あの作品が消えてたらあの後派生した諸々の作品も出てこなかった んだろうなあ。 よかった先生頑張ってくれて。
850 :
花と名無しさん :2001/01/15(月) 20:17
「トーマ」は打ち切りになるのを防ぐ為に 登場人物達の後に花を描いたり (花を背負っている登場人物は少女マンガのお約束〜) ファンに少コミのアンケートを出してくれと頼んだりしていたと 何かに書いてあったように覚えています。 何に書いてあったのかなぁ? 最初の文庫のあとがきだったかも。。。
851 :
花と名無しさん :2001/01/16(火) 09:35
よ、よかった 打ち切られなくて・・・ でも一般受けは確かにしそうにないから 編集側もかなりな決断だっただろうねえ しかしあの時期あれだけカラーが個性的な作品にGOサインをだせた 小学館の編集長(でいいのかな?)ってかなりすごいよね。
852 :
花と名無しさん :2001/01/16(火) 09:45
うん。
>>847 さんの>昭和40年代に「トーマの心臓」が商業誌に発表されるなんざ奇跡のよう。
は、ほんとにそう思うけど、逆に今の時代では連載不可能だと思う。
貧しい時代だね、今って。
853 :
花と名無しさん :2001/01/16(火) 22:20
今日読んでしまった。<トーマ 今読むと、うーんって感じ...大人になっちまった
「ベルばら」のような作品を描きたい!と言って「トーマ」ができた。 シッタータはアンドレだ!(思いこみ?)(笑) でも私は「11人いる!」がNO1! フロルかわいい!同人誌もあるよ♪
>>854 うわああああ、思わず「11人いてはる!」を
思い出してしまった。。。関係ないのでsage
わたし、待ってる! 「いた!」も「いてはるわ!」も! おまけに「ポルの一族」もあるよっ♪
>>854 そうなの?
「ベルばら」のような作品を描いて下さい!と当時の担当さんに
頼まれて描いたんじゃなくて?
自分からアピールしたんだよ。 担当は渋々顔でOK出したけど、最後の最後まで アンケートの結果が良くなくて、何度も打ち切りを言い渡されて…。 でも、何とか最終話近くで人気が出てきたって本人が本に書いてる。
859 :
花と名無しさん :2001/01/17(水) 15:11
萩尾作品を、リアルタイムで読めた人は ほんとにしあわせものだよ。 こっちは文庫だよ。 でももう全巻そろえちゃったから いまさら愛蔵版をかうのも考えものだよ…
860 :
別に萩尾作品に限ったことじゃないが :2001/01/17(水) 17:12
すっごく欲しい物。 文庫の紙質で愛蔵版の装丁(もちろんカラーは雑誌掲載された物を忠実に再録)、 B6版コミックスの値段の全集。 無理ね。
「ソロモングランディ」という萩尾望都作品を舞台化する 演劇サークルに所属していたことがあります。 「メリーベル」役のBELLさんは今、声優になっています。 「クレヨンしんちゃん」の「みさえ」の声、やってます(笑)
生まれて初めて買ったコミックスが フラコミ第一弾として売り出された「ポーの一族」だった。 読みすぎてグレンスミスの日記のようにぼろぼろだけど、 まだ大事に持ってます。 もうあれから四半世紀か・・・
864 :
おはやう名無しさん :2001/01/18(木) 09:07
最初に読んだのはポーの一族。 小学生の時に引っ越す友達から貰った本の束に たまたま入ってたのが小鳥の巣の入ってる巻。 当時パタリロにはまってたので、あ、あれのモトネタは これか!ってわかって嬉しかった。 それ以来はまったねえ。アランにムカつきながらも(笑) でっかい窓の横にダブルベッドを置きたいと思ったりもしたよ。 うーむドリーマーだったのね自分・・・ >863 揉めてますね(^^;;こわぃ
865 :
花と名無しさん :2001/01/18(木) 09:26
>684 アラン好きなのにー。 何処にムカついたの?
866 :
おはやう名無しさん :2001/01/18(木) 09:35
>>865 あう〜ごめんなさい。ガキなころの感想なので許してぇ
エドガーに頼りきってるよなところがなんかいやだったんです〜
最終話も読んで泣いてあんたってやつはー!とか言ってた(^^;;;
でも年くった今は彼のかわいさもわかるようになったみたいで。
おおお、じっくりみてみよう<揉めスレ こういうのが見れるところも2ちゃんのいいとこだよなー 荒れる中にも うなずける意見もあるし 誉めっぱなし 持ち上げっぱなしの意見ばっかりみると これはちょっとやばいなって思うもの。
印象批判だけじゃなくて、もう一息内容に踏み込んだ批判なら読みたいな。
そうそう。「ベルばら」スレッドみたいになったら悲惨だよ〜!(笑)
870 :
花と名無しさん :2001/01/18(木) 19:49
エドガーは200年生きて、それなりに悟りを開いている感じだけど アランは100年生きても、あまり変わらない。そこがかわいいけど。 アランって、ふつうに成長してたらどういう青年になってたんだろう。 もしメリーベルと恋人になってもうまくいかなかった気がする。
だいたい 200年も現役経験のある人間なんていないんだから その心理状態なんてわかんないよねー ってそれをいっちゃミモフタモないか でも短命な動物のほうが人間よりずーーっとできてる(?)ように見えるときがあるから 長命だからといって人格者なわけではなく むしろ一皮むけるのがおそい人種なだけだったりして。 なにいってんだかわからん。sageじゃ。
872 :
花と名無しさん :2001/01/19(金) 12:47
覗いてきました<揉めスレ 途中まで結構面白かったのに、なんだかなーですね。 私は、家族(特に母性に対する)への屈折?みたいなものが読んでて面白いし 「残酷〜」は母子関係の方に焦点が当たってると思うんだけどなあ。 同性愛的な話が駄目なんだけど、「残酷」は同性愛はメインじゃなくて 舞台装置の一つに過ぎないと思って読んでます。 ただ「頭で考えて作ってるみたい」の意見には納得。客観的で生々しくないとか。 私はその中に萩尾さんの心情が見え隠れしてて面白いと思うんだけど。 しかしあそこで見るいくつかの意見、前の萩尾スレでも読んだ覚えあるんですが そこまで力入れて批判したくなるということは、その人の何かに触れるんでしょうね。 読み飛ばせないと言うか。
873 :
花と名無しさん :2001/01/20(土) 13:03
「残神」の16巻、お昼休みに買ったよ〜 涙ぐんで拗ねてるジェルミ可愛いな。 でも話はループしててちっとも進まない印象。 早いうちにジェルミをなんとかしてくれ。
874 :
花と名無しさん :2001/01/20(土) 13:17
うわ、出たんですか〜〜 買いに行かねば!!何だかんだいって好きだし。 SF長編でも書いて欲しいと思いつつ 否定は出来ない、残神
875 :
花と名無しさん :2001/01/20(土) 17:59
読みました。16巻 ほんと進まないな〜〜。ペン先生のお子ちゃまっぷり が楽しかった。 精神世界の描写もいいんだけど多すぎて寂しかったなこの巻。 もうちょっとジェルミ周辺の日常が読みたい。
876 :
花と名無しさん :2001/01/20(土) 20:06
私も16巻買ってきました〜!! 単行本派なのでこの日をどれだけ待ち望んだことか(笑)
877 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 02:45
野田秀樹の半神BSで見た人いる? 芝居見る習慣ないから違和感が…。
878 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 02:55
確かにそういう講釈を言う女はいるな 俺流に言わせてもらえば、下の口はよくてどうして上の口がダメだんだ?って感じだな 大体、大股おっぴろげて膣をグチョグチョかき回されているんだから キスぐらいどってことないと思うのだが・・・・? 同輩の諸君どぉよ?
879 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 02:57
別のスレッドで「残酷な神が支配する」なんてそんな漫画知らない、 という発言を発見。ショックだったけど、たぶん少女漫画板に書いて いる人の7割方は知らないと予想します。 今なら「トーマの心臓」を載せようとする編集者はけっこういると 思うけれど、萩尾望都の知名度がなければ読者がついていけず打ち 切りになってしまうんだろう...
880 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 03:00
>>879 私もちょっとショックだった。というかこの板、住民の年齢
の幅がありすぎなのでは? 10代の人が好んで読むような漫画でも
ないような気もするし(ちょっとヒネたコが読んでそうな気もするけ
れども)
プチフラワーのゆったりした商業主義的でない編集方針には合うと思
うんですけど。
881 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 03:02
>>880 こっそり、おとなっぽいパンティーなんかしてる
女子中学生いるだろうね。
制服のスカートの中にね。
882 :
花と名無しさん :2001/01/21(日) 03:04
_/川川川\__ ヒィナンャー /||/川 \||||川|||\ ||川||| / 卅川川川 (|| > < ||) ノハヽヽ 人 ● Д●刈 ( ´D`) ハァ〜 (  ̄ ̄ ̄ ̄《ξU U | π「 ̄ ̄ | | |_|_|」 U U |_|_|_|_| 。 | | | . . ο |__|_| 。 。 . | |_|__ ο. 。 ⊂ |ー' )_) ⊃ ⊂ ̄ ̄ ⊃  ̄ ̄ ̄ ̄
883 :
花と名無しさん :2001/01/22(月) 02:44
884 :
花と名無しさん :2001/01/22(月) 10:43
>>880 10代には残神はちょっとキツイような気が。
私30代主婦ですが5巻か6巻ぐらいまでコミックスが出てた頃
グレッグ萌え(この時点で彼女が理解できない(笑))の友人に薦められて
読んだのですが、虐待シーンがキツくて読むのがつらかったです。
グレッグの死後ジェルミとイアンの話になってから
ふと思い出して読みなおしたら面白かったので後半から買い揃えました。
私の読んでる漫画って小学生の娘もときどき読んでるんですが
残神だけは目につかないように気を遣ってます(^^;)
この本は大人になるまでちょっと理解できないような気がするのですが。
885 :
花と名無しさん :2001/01/22(月) 14:35
今さらですが、BSまんが夜話「岡野玲子・陰陽師」の回が載ってる本を
読みました。(萩尾さんがゲストの回です)
感想…こんなベテラン漫画家さんがこんなにミーハーに漫画を読んでる、
というのが意外でした。
岡野さんの絵に細かくチェック入れてるのは、やはり今でも絵にすごく
こだわりを持ってるからなのかな、と思います。
しかし、博雅中将がひろくん…なら、もしかして清明はセイちゃん、
とか、はるくん、とでも呼んでるのかな先生?
>>883 「念者」は男色関係の兄分、「色子」は売色少年のことでは?
久々に「この娘うります」読みました。 フランス映画って感じで良かった〜! ミュージカルっぽくって好き♪ 初期には、こーゆーテンポのストーリー多かったよね。 いまの絵では、もう無理だろうが…。寂しいな……。
887 :
花と名無しさん :2001/01/22(月) 20:15
このスレ読んで、トーマとイグアナ 買いました。 両方とも泣けますね・・。 トーマがこれほどだったとは。 昔、「1999年の夏休み」と言う映画を見た事あるのですが、 本物は・・・・。 あの映画がいかに薄っぺらいかよく分かりました・・・。 昔買った訪問者、どこに行ったのかな・・・。 読みたいよ〜〜〜 オスカー大好きです・・・。 ああ、この本、ユーリ達と同じ年の頃に読みたかったです。
「ストロベリーフィールズ」のオスカー、かっこよかった! なんだか、ちょっと大人になってて! ユーリ・シドもシブイ…。
889 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 00:19
残神、割と最近読み始めたんですが、まんまとはまりました。一気に読んだので長いとは思いませんでした。でもあれは完結してから 読みたかったと思いました。続き気になる・・。悔しいのは、テーマがテーマ だけに簡単に人に勧められないということ! どうしたものでしょうか。
890 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 06:51
萩尾望都「11人いる!」スレッドからきましたが、大好きだぁぁぁ! 「11人いる!」スレッドの1さん 中学校のホームルームの時にビデオで見たってことは、アニメを見たのでしょうか? アニメのラストは続編がないから、ハッピーエンドで終わっていていいんだなぁ 四世(この名前で良かったっけ?)も生きてて、王様も四世の妹と結婚するし 漫画のほうだと続編を読むとちょっと辛いんだけど アニメのラストで幸せな気分になりました
891 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 07:07
11人いる、番外編(?)もいいよね。 ダダとフロルが、というかフロルが(藁 ああいう学園生活を読むと更に続編が悲しいです。
892 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 10:04
>>889 さん
私なんか友人から
「あれ、気になってるんだけどまとめて読みたいから連載終わったら貸してね」
と言われてます。いつ終わるかわかんないからとりあえず読め、とは
言ってみましたが、やっぱり一気に読んでもらったほうがいいかしら。
上の方で確か「残神」の16巻出たとありましたね。
自分の地方は2〜3日発売が遅れるので、まだ手に入れてませんが
そろそろ入荷して欲しいです…。
>>889 よく「読みたくもないのに残神を貸されて、萩尾嫌いになった」
と言っている人多いので、あんまり人にすすめない方がいいよ。
レイプシーンなんて読むのもいやな人もいるだろうし。
894 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 14:57
少しでも性的に嫌な思い出がある人は絶対ヤだろーな、特に女性。
895 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 15:46
「11人いる!」ファンです! 「11人いる!」スレッド、何処にあるの? 教えてください。言ってみたい♪
896 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 17:02
>>895 あのスレはフライングだったのでこっちに吸収合併された模様。
897 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 17:22
>>894 精神的に傷を受けたことのある被害者だと
ああいう表現がしてある作品を読むと
フラッシュバックを起こすかもしれませんね。
ともかく残神は予備知識なしで人にすすめるのはよくないかも・・・。
898 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 20:19
>>896 残念! でも、お答えありがとうございました。
フロル好きっ♪ 可愛い!
899 :
花と名無しさん :2001/01/23(火) 23:13
うーん、残神16巻買いました。 まだ続くの〜 チョットお疲れ気味です。 私は以前の様なSFや長編が読みたいな・・・
うわ、残神ってもう16巻までいったの!? 10巻まではもってたけど売り払ったからびっくり・・・ すごい続いてるんですね。今度立ち読みしてみよう。
901 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 02:07
そろそろ終わるって聞いてから1年くらい経つけど まだ終わりそうもない気がする・・(笑)。
902 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 03:13
新スレ立てましょうか。 900超えてますね
そうですね。してお引っ越しはいったい誰が??
>>902 さん?
904 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 13:14
>897さん 15年間ぐらい性虐待の被害うけて今通院中だけど 私は結構「残酷」大丈夫。 なんかいちいち詳しーく詳しーく描写するからフラッシュバックっていうよりは 「そうそうこんな感じなんだよね〜」って共感を感じます。 むしろ辛いのは山岸涼子さんの短編・・さくっと核心だけ描いて終わるから 余計な想像めぐらして気分悪くなる〜・・好きだけど。 でも「残酷〜」は刺激強い内容なのは確かですよね。読む人選ぶと思う。
905 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 16:40
私、リアルタイム読者だった。 少・中学生の頃、トーマから入ってポーでハマり、フ ラワーコミックスボロボロにしちゃって何冊か買い換 えたくらい。 今は文庫版で集め直してます。んー、金が続かん・・・。
906 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 20:47
「11人いる!」の続編だけど、キャラが全部顔が丸くなっていた。
907 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 21:57
そうそう、でも若返って可愛かった。 でも、ストーリー的にはPART1が好きでした!
908 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 22:03
新スレ立てます
909 :
花と名無しさん :2001/01/24(水) 22:25
910 :
名無しさんは見た! :2001/01/25(木) 07:14
>906 あの頃は萩尾先生、丸く描くクセが付いてたんですよね。 なおって良かったよ
「11人いる!」で王様があんなにヒステリックになったわけが、 続編を読んでやっと分かった。寒い星の生まれだから、暑いと駄目なんだね。
912 :
名無しさんは見た! :
2001/01/26(金) 07:51 >911 そ〜だったのか!(笑) 王様はかつてのサンライズアニメの美形悪役のようで良い