秋元が大奥入りを希望した理由は、モロに「妹が妊娠したから」だと思っていた。
男女逆転のおかげ(?)で武家の長女が「(種買って)父親がない子」を生んでも咎められはしなくなったとはいえ実の兄妹間の近親相姦タブーに変わりはない
相思相愛の恋人(妹)と一緒に暮らし、子供が出来たことで秋本は先々について考えたのでは?
禁断な分よけいに妹も腹の子も愛おしいからこそ、生まれてくる子供の安全(近親相姦の畜生子というそしりを受けさせない)のためには、
・秋本が別の女に通って(入婿でも可)、そっちに子供を作る→秋本はほかの女を抱きたくない
・妹が別の男と(出産後に付き合って)別の種の子供を作る→見守る秋本は辛い
・いずれにせよ、一回妊娠した以上、この先妹と交わるわけには行かない→どこまで自制できるかわからん
妹の「なぜ大奥?」への秋本の答えをもっと下世話にあけすけにしたら
「腹の子を近親相姦の結果だとバレないように取り繕おうにも、自分がよその女を抱くのも、妹がよその男の抱かれるのも知るのも嫌」
「この先同じ家の中で妹のそばにいたら、再び手を出してしまいそう(=子供がまたできる」
というわけで、婿に行かずに、自宅を円満に出る方法として行き着いたのが「大奥」だったんじゃまいか?