「ちはやふる」末次由紀Part.190

28花と名無しさん
僕は我慢出来ない事を感じた。急いで、服を着てトイレに行こうとして
身体を起こした。だが、身体に力は入らずに、膝立ちの体勢で動けなくなった。
その時、尿意が限界に達した。反射的に右手をペニスにあてがい、左手を尿道の先に添えた。
子供の考えだ。少しでも尿を手の平で受けようとしたのだろう。
左手を添えた瞬間、尿意がピークに達した。
僕は枕元に小便をまき散らしてしまう屈辱を想像して、下唇を少し
噛んだ。この時も何とか尿意を堪えようとしていたのだ、強くペニスを握った。
凄まじい勢いで尻のむず痒さがペニスに伝わった時、僕のペニスの先端から
液体が迸った。何度か、短い間に断続的に、その液体はペニスから出された。その度に僕は軽く身体を震わせた。だが、その震えは
小気味の良いモノだ。その感覚で、僕の意識はいつもと違う所に行ってしまった気がする。
「んっ・・・・アッ・・アァ・・・・はぁ」声を漏らしながら、右手でペニスを扱いた。それが
小便を出す行為だとしても、右手を止める事は出来なかった。気持ち良かったのだ。
ペニスの快感は尻から脊髄を逆流して脳を震わせた気がする。僕は天井を見上げながら
ペニスを扱いた。 小便にしては少量だったが、手の平に作った窪みの中一杯に液体は溜まった。
身体の震えが止まり、液体が出尽くすと、僕の下半身は痺れた様に震える。その状態の中で
僕は始めてこれが小便では無いことに気が付いた。小便の様にサラサラとせずに
少し粘度があり、何よりも白く濁りがあった。
寒さと快感で身体を小刻みに震わせながら、ティッシュで手の平の液体を拭った。
「何これ、病気?」 そう思いながら、急いで服を着た。その時、反射的にこれが保健体育の
教科書に載っていた精通だと判った。