勢いで言うような時点でヤバイよ
全体的に追い詰められて情緒的に自分を制限できず子供に覆いかぶさってくる親多いけど
ポーの一族の中でも一番ヒステリックに描いてある親像のひとつだと思うんだけど
オズワルドの前でもよく取り乱すし
哀れな人とは描いてあるけど母親としては度を越してヤバイ人であるのは読んでいてわかるよ
それと対照的なのがああいう母にだけはならなそうなマドンナだから、
悲惨な両親の子供として一人取り残されたオズワルドが彼女と結婚するオチが希望につながるんだし
マドンナがどういう母親になったかはその後のことだからわからにけどね
ただ、当時はああいう母親が「酷い親」に見えても、親というのは絶対の存在だったし
虐待やACもテーマとして漫画界に定着していたわけでもないし
むしろ、漫画自体がまだ文化として認められたとは言いがたい限られた世界の娯楽だった
だから、漫画はあくまで漫画で、酷い親を糾弾するためのものではなかったんだろうね
酷い親でも親は親ってのを受け入れ得ざるをえなかった時代ならば
だからこそ、ユーシスがそこから逃げられずに死んでいくのも一つの表現だったわけで
955 :
953:2011/01/23(日) 17:11:49 ID:???0
当時のこの作品の人気は、あまり社会的な問題とか現実的なテーマではなく
萩尾さんの描く美しい幻想的な絵や表現
バンパネラの神秘性や、永遠の少年の悲哀、不思議な運命の世界など
そう言った様々な要素に魅力があったからで
そこに引き込まれたからこそ、後からその中に存在する苦しみに気が付いたりする
ACとか虐待親ってのを前面に出したものではなかったんだよね
もしそこを前面に出した作品だったら、かえって近寄りがたい作品になっていたと思う
グレンスミスの一家の方は時代に翻弄されながらもそれなりにいい家族として描写されてたな
戦争と病気でイライラしていくアンナやピエール父、戦争に参加するピエールなどもあの時代らしい
しかし片親多いな
あれを24歳で描いたと言うのが凄い>グレンスミスの日記
グレンスミスの日記があるとないではポーの一族という作品の重みが変わって来るね
主人公が違うのに軸がぶれてないのもすごい
昔から萩尾作品読んでて、この人が描いてないジャンルってスポ根だけじゃね?と
思ってたけど、考えてみたらフラワーフェスティバルはスポ根かもしれない
まあね、デブが50回もぎゅんぎゅん回りまくり、実力で元々無かった役を勝
ち取る漫画ですから。主役は玉子。
961 :
953:2011/01/24(月) 02:46:45 ID:???0
スポ根は漫画でも完全に別ジャンルのような感じがするから
別に挑戦しなくてもいいと思う
あの作品で一番魅力的に感じたのは玉子ちゃんだった気がするw。
玉子最高
あと、みどりのスクール仲間のゆかりも良かった。
一人で行動できなかったり我の強さや欲は無いけれど、実はみどりより安定した実力がある。
主人公のみどりも隠れた天才、宝石の原石というわけじゃなく、
アレグロで能力を発揮できる踊りの適性がある、という設定が割とリアルだった。
プロになるための過酷な競争はあるわけだけど、才能の開きかたは人それぞれというのが描かれ方が良かったと思う。
最高と言えば、「海賊」の彼です。
「勝負だ!」つーわけのわからんポジティブシンキング&ガッツさいこーっす。
萩尾先生の作品にしては珍しいシンプルキャラだと思うです。
スポ根って抑圧賛歌、耐えてこそ人は強くなるのマッチョな物語だから萩尾さんは描かないでしょう
地道な努力が実を結ぶ、じゃなくて?
アラベスクとかキャプテンはそんな感じだけど。
海賊の人は別にスポ根じゃないっすよ。恋愛にポジティブシンキングしてるだけっす。
タッチ以降、アンチスポ根なスポ根漫画も増えたけど
昔はやっぱ巨人の星やガラスの仮面ノリでしょ
親や師匠に調教される感じ
あの話は相手の女性がちょっとエルゼリっぽい
過去の恋愛でがんじがらめの人だったから、彼の明るさが救いだった。
アランの母親を、マーゴットが「40のおばーちゃんが!と笑うシーンに
何気にぐさっと来る
もうそんな年なんだなあ…(´・ω・`)
10代前半の子にとっては18過ぎたらおばさんだよ。30過ぎたらおばあちゃん
マーゴットはデリカシー無いキャラだから気にする必要無し
いやいや、そういう時代だったていう表現でしょうに
もちろんグサっとくるように描いてあるけどさ
十代の子には18過ぎたらおばさんだ、なんて言い切るのもどうなのと思う
いつまでも女は女と言うつもりはないけど狭い価値観を世間一般ぶられてもね
マーゴットは16で恋愛したがり
自分の女としての魅力を暴力的なまでにアピールしている
多分ブスもバカにするし自分がブスって言われることに物凄く弱いタイプ
そういう女いるよね
後継ぎを失ったトワイライト家は、その後どうなったんだろう
マーゴットの婿が継いだのかな?
ジェインも正気に戻れたのかどうか気になる
ジェインは意外と正気に戻ったら全部夢だったことにして愛してくれる人をみつけて幸せになりそう
ジェインに気がありそうな人いなかったっけか
トワイライト家はアランがいなくなったら万万歳だったのかな
お母さんはまだ生きてたけどアランがいなくなれば伯父に権利移る?
ポーを現在書くための萩尾先生の1手てなんだろうか。
あの話(「ポーの一族」章)は新章開幕の分岐点だけど
惨劇跡地の人間界もそれなりに不幸エンドになってくれないと
展開が哀しすぎる
>>970 「この娘売ります」のドミニクのパパは30代前半なのに
しわがあっておじさまっぽいよ。
でもこの半世紀で精神年齢が10歳は幼くなったらしいから
老化のレベルが同じでも、自覚があるのと無いのとでは色々と違うのでは
>>964 オリバーだっけオリヴァーだっけ?
彼好きだったなぁ
渋くてハンサムで男らしくてユーモアあってかなり一目惚れだった
後日連作の別作品に登場した時やたら顔が変わっちゃっててがっくりした覚えがw
萩尾先生に限らず、70年代の少女漫画って
現代が舞台の設定でも、やたら10代で結婚する話が多かった気がする
それも16とか17とか
流行だったのかな?
あと兄妹間の近親相姦ネタとか、妊娠ネタとかな
今より昔の方が、規制が少なかったせいか
結婚がゴールっていうテンプレがあって、それに読者の年齢を合わせたらそうなっただけな気がする
どのあたりを言ってるのか分からないけど
新題材の開拓、異色テーマの追求、それらを昇華できる才能
この全てが潤沢な時代だったのでは
今だってタブー要素だけなら満載の作品が溢れてる印象
読んでないので印象だけなんだけどね
>>976 ジェインは何気に、面食いの気がする
彼女に片思いしていた、ジャンのブサな友人とは恋愛結婚はしなさそう
キングポーは300年間、誰にも一族の血を分け与えなかったみたいだけど
一族を増やす力のある者は、あの時点で老ハンナだけだったのかな?
ポーツネル男爵含む12人のポー家の人達は、全員老ハンナに仲間にされたって事か
仲間にする基準て、何だろうな
12人てのはどこから?
老ハンナが殺されて村から逃げる時、小間使いのレダがそんな事言ってた
「あちらは◯名、こちらは12名、勝ち目はございません」て
あーそっか
キング・ポーと老ハンナによれば
品位とか品性とか品格とか>仲間にする基準
あの村にもずーっと昔からいたわけではないよね。
外国のジュブナイルの「閉ざされた明日」だったかな?そんなタイトルの話がポー風で
面白かった。
あ、ケンカしてるのは一人かスマン
>>992 お館様とか言われてなかったっけ
ああ言う閉鎖的な田舎の小さな村は、余所者には厳しそうだから
結構古くから居たんだと思ってたけど
>>987 アランみたいに血が薄い虚弱体質のポーみたいな例外のぞいて
一族を増やす力は殆どのポーにもあるだろうけど
(エドガーがシーラにむかって「気に入ったならとっとと襲え」と言ってたし)
どうせ血をもらうなら長く生きてて濃い血もってるポーがいいわけで
だからキング・ポーが眠ってる間は、その次に血の濃い老ハンナが
血をわけ与える担当なんでは?
>>991 わかりやすい煽りだけど難しいよね
自分は十代、二十代だと主張しても何も抵抗にならない
やっぱりまだ若いからそう言えるのだとか、結局は自分はおばさんていわれたくないんだろう?とか
いわれることになるし-
実際に四十代で本当にそう思っていても必死と言われる
だからこそ作中でもマーゴットの傲慢さと暴力がアランに効くわけだよね
スルーすればいいのに。
いかにも恋多き女性みたいな現役タイプじゃなくて
地味で貞淑妻然としたアラン母だから
マーゴットはあの言い様だし
アランに至っては不貞(な雰囲気)を知って母を切ったんでは…
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