938 :
夏目友人帳:
タキの祖父のことを知っている妖が教えてくれたとおり、床下から右足を見つけるが、しかし目の前でそれを持っていかれる。
家捜しの間、タキの祖父を知る妖が彼は沢山の妖に囲まれていたのに結局一度も妖の姿を見れることはなかったと話す。
すると妖気を感じた別の妖達が見物にやってきて、蔵にいた妖の名前と、右手が残っている場所を教えてくれる。
右手の回収に行く途中、夏目がさらわれるが、ニャンコ先生が先回りして右手を処分。
人形の妖は夏目の腕を取ろうとするが、ニャンコ先生に阻止される。しかし、動きが早くて捕らえられない。
しょうがないなと、祖父のまわりをうろついていた妖達が人形の妖に取り付いて動きを止めたところでニャンコ先生が成敗。
妖達の記憶が夏目に流れ込む。
タキの祖父が倒れたとき、医者を真似て聴診器を作りこれで良くなるのか、人間に出来て我々に出来ないことは無い、
会いたいと言っていただろう、はやく良くなれと枕元に集まっている姿が見えた。
人形の妖はニャンコ先生が処分してこの騒ぎで集まってきた妖達も戻っていく。
その去り行く妖達にタキが祖父に会いに来てくれてありがとうと礼を言うと、それまで夏目としか話さなかった妖が「さらば、慎一郎の孫」と声をかける。
田沼はこの家を守りたいと思った妖達に呼ばれたのかもと言い、タキは妖が見えるということは出会ってしまうということなのねと言う。
これまでに出会った妖のことを聞きたいと請われてうん、と答える夏目だった。
終幕