ネタバレ全般総合スレ・二十七冊目

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929ごくせん番外編バレ(1/3)
表紙:白金をバックにした久美子のイラスト
    ヤンクミは、いつまでも私たちの心の担任です!
    恋敵に誘拐された慎、追う久美子は…!!


沢田邸。

慎パパ(郷)に、慎が誘拐されたことを告げる久美子。
ヤクザ者と揉めていたらしいこと、黒田で調べているが皆目検討もつかないこと
もし素人との事件に巻き込まれたのならお上の力に縋るしか…と、郷に言う。
郷はすぐに部下に手配させる。
よろしく頼みますと頭を下げ、立ち去ろうとする久美子を郷は引き止めた。

「こんな時に言うべきじゃないが君に頼みたいことがある。
 慎は相変わらず君を追いかけているようだが、君も慎に特別な気持ちを持っているのか?」
戸惑う久美子。

「正直なところ、個人的には君が嫌いじゃない。人間性は買ってるし良い教師だとも思う。
 慎が惹かれる気持ちもよく分かる…」
親父誉めすぎ!誉めすぎ!と久美子は照れる。

「やはり問題は君の実家のことだ。黒田といえばその世界では有名だ。
 慎は弁護士になると言ってるが君と関わり続けることは、慎の進む道にとって
 あまりに大きな障害になるだろう。あいつのためを思うなら二度と慎とは会わないでほしい」

4人組が野田クリーニング屋の車に乗り、慎を捜索中。
久美子からうっちいに、黒田の方では何も情報が出ないと電話が入る。
「久美子がすごく凹んでた」と言ううっちい。

とその時、偶然、ある店から昨日の女、美流が出てくるのを発見する。
ヤバそうな連中に囲まれ、美流が車に乗り込むのを見届けると
あいつらが慎をさらったのでは?と気づき、そのままその車の後を追いかける。
930ごくせん番外編バレ(2/3):2009/07/14(火) 05:59:46 ID:???0

川原で遠い目になり、たそがれる久美子。
そこに野田から連絡が入り、鶴羽という大きな家に昨日の女が入っていったと報告を受ける。
「慎がいるか覗いて見ようかと思って…」と言う野田に(クマは塀をよじ登り、中を偵察)
久美子は暴力団組長の家だから近づくな!と忠告するが、時既に遅し。
組員達に見つかり、ボコボコにされる。久美子は鶴羽組に向かう。

4人はまとめて、慎が監禁されている、えらくゴージャスな部屋に入れられる。
椅子に縛り付けられている慎。
そこへ「お前達、何しに来たの!?慎様は渡さないわよ!」美流が現れた。

「慎様は私のお婿さんになるの。そして二人で鶴羽組を継ぐのよ」
美流は慎を抱き締める。
「ならねーよ、バカじゃねーの。さわんな」と慎は睨み付ける。悔しそうな美流は
「こいつらがどうなってもいいの?うんって言わなきゃブサイク順にこいつらを殺す」と宣言。

4人組の多数決によりどうやらブサイクNo.1らしいうっちいが、
慎に「ここは取り合えず婿入りしといて、すぐ離婚して再婚したらいいじゃん!」と薦めるが
組員に聞きとがめられ、うっちいが最初に消されることになった。
関係ない4人を帰すように言う慎だったが、黒田で血眼になって慎を捜しているため
バレたらタダではすまない、戦争になるから皆殺しにすると組員達は言い放つ。


とそこへ「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」ドアを蹴破って久美子が現れる。
巻き髪は崩れ、ワンピは破れてボロボロな状態。
久美子の格好に驚く慎と、「やっと慎の前でお披露目って時にボロボロだ!」と不満げなうっちいに
姉ちゃんに殺される…と青ざめる野田。
慌てて組員が部屋の外を見ると、他の組員達は久美子にやられ全滅状態。

久美子に銃が向けられると、慎がそれに体当たりして銃口を逸らせる。
残りの組員を全員倒すと、久美子は美流の前に立ち塞がった。
931ごくせん番外編バレ(3/3):2009/07/14(火) 06:04:53 ID:???0
「ワガママも大概にしろよ、このバカ娘。親の名前笠にして好き勝手やってんじゃねぇ!
 力ずくで何でも手に入ると思ってんのか!教育がなってねぇな」
ガツンと一発やってやれ!と煽るうっちいだったが
「私は女に手を上げたことはねぇんだ」と久美子は男前に答える。
その時、パトカーの音が鳴り響くのが聞こえ、警察が到着したことを告げた。


「悪ぃ山口、またお前に助けられてさ… カッコ悪いよなー俺…
 お前にふさわしい男になれんのは、マジ100年ぐらいかかりそ…」
言い終わらない慎を、真正面からぎゅっと抱き締める久美子。赤くなる外野4人組。

「最初は、生意気な生徒だと思ってた…そのうち、気付かないうちに頼るようになって…
 いつの間にか… こんなに好きになってたよ」
涙を流す久美子の腕の中で、息を飲む慎。

「今まで一度も言ってなかったけど… 宇宙で一番好きだ!!(太文字)」

『宇宙』にビックリする外野の4人組。
じゅるじゅるに涙と鼻水を流す久美子に、うわ〜っと慎は汗を流す。

「ひとつだけ言えるよ。もう一生、恋はしねぇ!!」
そう言い放つと、久美子は自分のことをサツ(慎パパ)には言わないように頼み
塀を越えて走り去っていった。

「あいつ、何かあったのか?」呆気に取られる慎。
慎の縄を解いてやりながら、全然分からないとクマは答える。

「突然、初めての発情期がやってきたんだ」「すげぇデカい告白したぞ…」
「なんかもう一生会えねぇような大袈裟なこと言ってたぞ」「また妙なドラマ見たんじゃねぇ?」
詮索し始めるうっちい・野田・南。鶴羽邸の周りに、何台ものパトカーが詰め掛ける。

波乱の展開、まさかの番外編延長!!次号、本当の完結編!!(続)